JP3373122B2 - グロメット - Google Patents

グロメット

Info

Publication number
JP3373122B2
JP3373122B2 JP34379396A JP34379396A JP3373122B2 JP 3373122 B2 JP3373122 B2 JP 3373122B2 JP 34379396 A JP34379396 A JP 34379396A JP 34379396 A JP34379396 A JP 34379396A JP 3373122 B2 JP3373122 B2 JP 3373122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
burring
panel
grommet
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34379396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10188705A (ja
Inventor
泰義 後藤
研治 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP34379396A priority Critical patent/JP3373122B2/ja
Publication of JPH10188705A publication Critical patent/JPH10188705A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3373122B2 publication Critical patent/JP3373122B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体パネルの孔に
嵌合され、パネル内外を貫通するワイヤハーネスを保護
するグロメットの改良に関する。さらに詳しくは、中央
部にワイヤハーネス挿通用の透孔を有し、車体パネルに
穿設された孔および該孔に連成された筒状のバーリング
と弾性的に係合する長手方向軸に沿って伸びる筒状の
合部およびその上方端部において半径方向外方に伸びる
環状の鍔部を一体的に形成したグロメットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】グロメットは、車両におけるワイヤーハ
ーネスの配線に際し、車体パネルに形成された孔に嵌合
してパネル内外の防音および貫通部の防水を行うゴム製
のブッシュである。図6〜8は、その従来のグロメット
1を車体パネル2に開口した孔3に嵌合するための一般
的な構造を示している。
【0003】図6において、車体パネル2の孔3には、
打ち抜きプレス加工により生じた円筒状のバーリング3
aが内側に向けて直角に折曲げ形成されている。この孔
3に嵌合されるグロメット1は、全体がゴムなどの弾性
材料の一体成型品からなるものであって、その中央には
ワイヤハーネス挿通用の孔が開口している。
【0004】このグロメット1の車体パネル2に対する
嵌合部は、孔3に弾性嵌合され、バーリング3aの下縁
に上部周縁を弾接するテーパ状の外向き環状傾斜面を有
する挿入先端部であるくさび状部4と、その上部に形成
された半径方向に伸びる環状平面9を残して垂直に立ち
上がる小径の筒状胴部5と、この筒状胴部5の外周面か
ら半円状断面を成して半径方向に突出しかつ前記バーリ
ング3aの内周面に弾性的に当接するセンターリップ6
と、パネル表面の孔3の周辺部に実質的に着座する前記
筒状胴部5の上部に一体成形された大径フランジ7と、
この大径フランジ7の外周縁部から垂下しかつ前記孔3
の周縁の車体パネル2上に弾性的に当接する外周リップ
8とから形成されている。
【0005】このような構成により、図6に示されてい
るように、車体パネル2およびそのバーリング3aは、
くさび状部4の上記した半径方向に伸びる環状平面9と
外周リップ8の先端部分との間に挟持された状態でグロ
メット1をパネル2に固定している。この固定状態にお
いて、環状平面9、外周リップ8およびセンターリップ
6がバーリング3aと弾性接触することで防水シール機
能を持たせており、車体パネル2の内外はグロメット1
により三重にシールされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車体パネル
は、極めて高精度のプレス加工により製造されており、
また、上記した如きワイヤハーネスを挿通する孔も同時
にプレス加工で穿設される。しかしながら、加工時にお
いて圧縮方向への残留応力が働くことなどにより、同一
寸法の金型を用いて同じ圧力を加えてもバーリング3a
の高さや孔3自体の径寸法が大きくばらつき、適正な公
差範囲内に収めるのが難しかった。
【0007】これに伴い、前記従来構造のグロメット1
では必ずしも図6に示すような適正な嵌合形態で完全に
三重シール構造を形成するものとは限らず、特に、図7
および図8に見られるように、パネル2の表面と外周リ
ップ8の下向き端面との間およびバーリング3aとセン
ターリップ6の周端縁との間において隙間が生じ、これ
らリップがシール機能を十分に果たせずに組み立てられ
ている場合が多々見受けられる。
【0008】このような事態の原因として、図7におい
ては、バーリング3aの高さ寸法が不足しているからで
あり、また図8においては、孔3の径が公差範囲よりも
大きい事に起因しており、しかも組付け後ではシール不
良の可否は外見のみからは判断不可能な場合が多い。
【0009】更に、孔3の打ち抜き状態によりバーリン
グ3aの角部のR形状(曲率半径)も変動する場合があ
り、このような場合もまたセンターリップ6と角部との
接触不良により防水シール性を阻害する原因となってい
た。
【0010】本発明は、以上述べた如き課題を解決する
ものであって、その目的は、車体パネルの孔径の誤差
や、バーリング加工の結果として生じるバーリングの高
さ変化、および角部のR形状の不均一にも追随して常時
良好な防水シール性が得られるようにした構造を有する
グロメットを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に依れば、前記嵌合部が、その下端部で前記
車体パネルの孔への挿入案内用の傾斜表面を有しかつ上
方部で半径方向に突出すると共にその上端面がバーリン
グの下端部を担持するための環状面を備えた略三角形断
面のくさび状部と、前記環状面から上方に伸びる筒状の
胴部と、前記胴部の外周面から半径方向に突出するセン
ターリップとから構成され、前記センターリップが、そ
の周縁部分において第2のシール部位を形成するため
に、前記パネル孔とバーリングの成す角部に接線を成す
べく上方に傾斜して当接するように可撓性を有してお
り、かつその外径寸法が前記くさび状部の環状面の外径
より大きく形成され、さらに、前記鍔部が、均一な肉厚
の内周部分と、第3のシール部位を形成するために、パ
ネル表面に対して弾性変形による反発力を生じるよう
に、下方に傾斜した前記内周部分に連成されたテーパ状
の外周部分を有していると共にその外径寸法が、前記
ンターリップの外径寸法より大きく形成されていること
を特徴とするグロメットが提供される。
【0012】本発明によるグロメットは、上記した如く
センターリップの径が大きくかつ可撓性を有しているこ
とによって、パネル孔径および角部R形状(曲率半径)
に追随して弾性変形し、その周辺領域が常時パネルの孔
の角部に接線を成すように押し当てられて密封性を確保
している。
【0013】また、鍔部の外周部分が、テーパ状である
と共に大きな径を有しておりかつ同時に予め成型時に大
きく傾斜されているために、パネル表面に対して弾性変
形による反発力を生じ、バーリングの高さ変動に関わら
ず、その周縁部分をパネル面に強く押し当てて密封性を
確保している。
【0014】この鍔部の外周部分がパネル表面を押しつ
ける弾性反発力は、同時にバーリング下端部に対する環
状表面の担持力にも影響を与え、かかる外周部分は、こ
の点、すなわち2か所の密封性を考慮してその外径寸法
をいかなる嵌合部分の外径寸法よりも大きくする事が必
要であり、同時に、その断面形状およびその傾斜度合い
等が適切に設定されている。従って、このような構成を
備えた本発明によるグロメットは、車体パネルの孔に嵌
合された場合、常時3箇所のシール部位が確保される。
【0015】本発明による1つの実施の形態として、前
記パネルに穿設される円筒状のバーリングに適合するた
めに、前記嵌合部分を構成する傾斜表面、環状表面、胴
部およびセンターリップが同心状の円環状横断面を有し
ている。かかる構成により、最も一般的な丸形或いは楕
円形のパネル孔に対して良好な3重の防水シール性能が
得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明を適用したグロメット10
の全体構造を示すものである。このグロメット10は、
従来と同様、全体がゴムなどの弾性を有する可塑材によ
る一体成型物品で製造されている。中央部に透孔12が
貫通するくさび状部16および長手方向軸に沿って伸び
筒状の胴部18から成る嵌合部を介し環状の鍔部22
が順次上方に向けて連成されており、その上部にL字型
に屈曲した案内スリーブ14がさらに設けられており、
このスリーブの中空内部と前記透孔12とが練通してお
り、かかる透孔がワイヤハーネス挿通孔を形成してい
る。
【0018】このグロメット10のパネル嵌合部の細部
構造に就いて図1および図2を参照して説明すると、く
さび状部16が、透孔12が開口するグロメット10の
下端部において、上方に向けて順次肉厚を増加するテー
パ状態に形成されたグロメットをパネル孔3に挿入案内
するための傾斜表面15を有し、この傾斜表面はくさび
状部16の上端面において半径方向に伸びる平坦な環
9で終止しており、かつ倒立した略三角形の断面形状
を示している。
【0019】この平坦な環状面9は嵌合部が係合するバ
ーリング3aの垂下する筒状の下端部を担持するために
設けられており、環状面9の半径方向距離、すなわち横
幅は、多様な軸方向長さおよび直径を有するバーリング
3aの下端部を担持するようにその直径に対応して第1
のシール部位を形成すべく設定されている。
【0020】くさび状部16の上部である環状表面9に
は、上方に伸びる筒状の胴部18が一体的に立設されて
いる。そして、この胴部18の直径は前記環状面9の半
径方向距離を規定しており、その直径を小さく設定する
ことにより、環状面9の横幅は増加し、種々の不均一な
直径のバーリング3aの下端部を担持することが可能と
なり、結果としてこの嵌合部の追随性を良好にする事と
なる。
【0021】この胴部18の外周面の軸方向中央部にお
いて、第2のシール部位を形成するべく、センタークリ
ップ20が半径方向に突出して形成されており、特に、
このセンタークリップは嵌合部が不均一な寸法径のパネ
ル孔3またはバーリング3a内に挿入された際に、孔の
角部に対して常時接線を成すべく当接可能なように、十
分な可撓性を備えている。しかるに、センターリップ2
0の外径寸法は、環状面9の外径寸法よりも大きく設定
することが必要となる。
【0022】このことは、バーリング3aの下端部が環
状表面9の上に最も胴部寄りの深い位置に担持された状
況においても、センターリップ20が、パネル孔3とバ
ーリング3aの成す角部に接線を成すように上方に傾斜
して当接するので、環状表面9の半径方向距離よりも長
い突出幅を必要とする。このセンターリップ20が必要
とする半径方向の突出幅は、直角三角形の傾斜辺の長さ
が他の2辺の長さより長いと言った事実と同じ根拠から
設定されている。
【0023】胴部18の上部には、すなわち嵌合部の上
端部分にはその長手方向軸に対して半径方向外方に突出
した環状の鍔部が一体的に形成されており、鍔部22は
均一な肉厚の内周部分23から周縁部分に向けて徐々に
肉薄となるテーパ状でかつ斜め下方に傾斜した外周部分
24を有している。この外周部分24は、下方に位置す
るパネル孔角部に当接した状態の斜め上方に伸びるセン
ターリップ20の周縁をその外側から覆うように下方に
向けて傾斜している。
【0024】従って、前記したセンターリップ20と同
様にその外周からパネル2の表面においてパネル孔3の
不均一な直径を覆う事が可能であり、種々の孔径に対す
る追随性を発揮する事となる。また同時に、外周部分2
4の傾斜したテーパ状の形状から嵌合部をバーリング内
に嵌合した際に、鍔部22はパネル2の表面をその周縁
部分を介して大きな力で下方に押圧する事となる。この
ことに依って、鍔部22はその外周部分24と共にパネ
ル表面との間で第3のシール部位を形成することとな
る。
【0025】パネル2の表面に作用するこの外周部分を
介した比較的大きな軸方向に作用する押圧力は、第1の
シール部位を形成しているバーリング3aの下端部に対
して環状表面9を上方に引き上げる軸方向の応力を発生
し、従って、かかる部位の防水シール性をも同時に向上
することともなる。さらに、この鍔部22が発生する軸
方向の応力は、斜め上方に持ち上げられたセンターリッ
プ20の端縁部分が外周部分24の裏面に押し当てられ
るような状況をも考慮して、センターリップと鍔部との
軸方向間隔はある程度離置されている事が好ましく、ま
た鍔部の外径寸法はセンターリップ20を覆って第3の
シール部位を確保するために、センターリップ20の外
径寸法を越えるように設計されている。
【0026】図2〜図5は、図1の円Aで囲われる箇所
における車体パネルの孔形状に対する本発明のグロメッ
ト10の嵌合状態を示している。なお、車体パネル側の
形状は従来と同様であるから、図6〜8に記した符号を
援用して説明する。
【0027】先ず、図2,図3は、孔3に対する寸法追
随性を説明するためのもので、図2のように孔3の孔径
が小さく、バーリング3aの内面と胴部18との隙間が
狭い「d1」の場合には、センターリップ20は、その
可撓性により上方側に大きく傾斜してバーリング3aの
上端部と孔3が成す角部に接線を成すように弾性的に当
接し、これによって第2のシール部位の密封性を高い状
態に保持する。また鍔部22の外周部分24はその周縁
を車体パネル2の表面に着座させ、その反発力により第
3のシール部位である孔3の周囲部分を密封する。その
際、くさび状部16の環状表面9とバーリング3aとが
成す第1シール部位の密着性も当然向上するので、かか
る部位の良好な密封性も同時に確保される。
【0028】この逆に図3のようにパネル2の孔3の直
径が大きく胴部18との隙間が広い「d2」の場合であ
っても、センターリップ20は十分な長さの横幅を有し
ているため、前記と同様にパネル孔3の角部に接線を成
すように弾性的に当接し、第2のシール部位における高
い密封性を確保している。また外周部分24による第3
シール部位および第1シール部位の密封作用は前記と同
一である。
【0029】次に図4は、バーリング3aの高さが標準
より低い場合であるが、センターリップ20は十分に長
いため、このセンターリップもバーリング部3aの上端
部とパネル孔3とで形成された角部に少ない角度で接線
を成すように弾性的に当接するので、かかる第2にシー
ル部位の良好な密封性が確保される。この場合におい
て、外周部分24の周縁部は前記より低い反発力で車体
パネル2の表面に着座する。但し、外周部分24の成型
時に設定された傾斜角度は大きいので、この程度の変形
範囲すなわち高低差には十分対応し得るものである。従
って、このような状況でも第1および第3シール部位の
密封性は十分に確保される。
【0030】更に図5は、バーリング3aの角部の曲率
半径、すなわち「R形状」が標準より大きい場合を示
す。この場合においてもセンターリップ20は十分な長
さであるため、その円弧面に沿って接線を成すように弾
性的に当接し、第2のシール部位の十分な密封性が確保
されることになる。
【0031】なお、以上の実施の形態ではワイヤハーネ
スを横方向に曲げてガイドすべくエルボ形の案内スリー
ブ14を設けたグロメットに適用した場合を例示した
が、直通形のスリーブであってもまた斜めに延びるスリ
ーブであっても何ら使用に際して支障をきたすものでは
無く、本発明によるグロメット10は多種多様なスリー
ブと組み合わせて使用する事が可能である。
【0032】また、図1乃至5に示されかつこれまで説
明した上記した実施の形態において、車体パネル2の孔
3は実際に最も多用される円形のものであり、従ってバ
ーリング3aも円筒状であり、嵌合部を構成する傾斜表
面15、環状表面9、胴部18およびセンターリップ2
0もこの円形孔に適合すべく同心状の円環状横断面を有
しているものが示されている。なお、円形の孔3に代え
て楕円形の孔を穿設することも可能であり、また、嵌合
部の上記各部材もこれに適合させて楕円形の環状横断面
に成形することも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によるグロメットは上記した構成を備えているので、
車体パネルの孔の直径およびバーリングの高さが不均一
であっても、また、パネルの孔とバーリングとの境界曲
げ部位である角部の曲率半径が不均一であっても、それ
らの変化に追随して常時3箇所のシール部位が形成され
るので、常時良好な防水密封性が確保されるグロメット
が得られると言った効果が得られる。また、材質を適宜
選択する事により、良好な遮音性および耐震性も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したグロメットの半断面斜視図で
ある。
【図2】図1の円A箇所における車体パネルとグロメッ
トとの接合形態を示す部分断面図である。
【図3】図1の円A箇所における図2に示されたものと
は異なった形状の車体パネルとグロメットとの接合形態
を示す部分断面図である。
【図4】図1の円A箇所における図2および図3に示さ
れたものとは異なった形状の車体パネルとグロメットと
の接合形態を示す部分断面図である。
【図5】図1の円A箇所における図2、図3および図4
に示されたものとは異なった形状の車体パネルとグロメ
ットとの接合形態を示す部分断面図である。
【図6】車体パネルと従来のグロメットとの接合状態を
示す部分断面図である。
【図7】図6に示されたものとは異なった形状の車体パ
ネルと従来のグロメットとの接合状態およびその不具合
を示す部分断面図である。
【図8】図6および図7に示されたものとは異なった形
状の車体パネルと従来のグロメットとの接合状態および
その不具合を示す部分断面図である。
【符号の説明】
2 車体パネル 3 孔 3a バーリング 9 環状表面 10 グロメット 12 透孔 14 案内スリーブ 15 傾斜表面 16 くさび状部 18 胴部 20 センターリップ 22 鍔部 24 外周部分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部にワイヤハーネス挿通用の透孔を
    有し、車体パネルに穿設された孔および該孔に連成され
    た筒状のバーリングと弾性的に係合する長手方向軸に沿
    って伸びる筒状の嵌合部およびその上方端部において半
    径方向外方に伸びる環状の鍔部を一体的に形成したグロ
    メットにおいて、 前記嵌合部が、その下端部で前記車体パネルの孔への挿
    入案内用の傾斜表面を有しかつ上方部で半径方向に突出
    すると共に、第1のシール部位を形成するために、その
    上端面がバーリングの下端部を担持するための環状面を
    備えた略三角形断面のくさび状部と、 前記環状面から上方に伸びる筒状の胴部と、 前記胴部の外周面から半径方向に突出するセンターリッ
    プとから構成され、 前記センターリップが、その周縁部分において第2のシ
    ール部位を形成するために、前記パネル孔とバーリング
    の成す角部に接線を成すべく上方に傾斜して当接するよ
    うに可撓性を有しており、かつその外径寸法が前記くさ
    び状部の環状面の外径より大きく形成され、 さらに、前記鍔部が、均一な肉厚の内周部分と、第3の
    シール部位を形成するために、パネル表面に対して弾性
    変形による反発力を生じるように、下方に傾斜した前記
    内周部分に連成されたテーパ状の外周部分とを有してい
    ると共にその外径寸法が、前記センターリップの外径寸
    法より大きく形成されていることを特徴とするグロメッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記パネルに穿設される円筒状のバーリ
    ングに適合するために、前記嵌合部を構成する傾斜表
    面、環状表面、胴部およびセンターリップが同心状の円
    環状横断面を有していることを特徴とする請求項1に記
    載のグロメット。
JP34379396A 1996-12-24 1996-12-24 グロメット Expired - Fee Related JP3373122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34379396A JP3373122B2 (ja) 1996-12-24 1996-12-24 グロメット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34379396A JP3373122B2 (ja) 1996-12-24 1996-12-24 グロメット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10188705A JPH10188705A (ja) 1998-07-21
JP3373122B2 true JP3373122B2 (ja) 2003-02-04

Family

ID=18364285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34379396A Expired - Fee Related JP3373122B2 (ja) 1996-12-24 1996-12-24 グロメット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3373122B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100622748B1 (ko) 2005-08-17 2006-09-11 현대자동차주식회사 자동차용 그로밋
JP2009017682A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Yazaki Corp グロメット
KR101133238B1 (ko) 2010-12-28 2012-04-05 주식회사 경신 그로멧을 이용한 케이블 조립장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10188705A (ja) 1998-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4649120B2 (ja) クリップ
WO1980001307A1 (en) Shaft seal with retractable polytetrafluoroethylene-lined sealing lip
JPS58214017A (ja) 軸受ブツシユのための補助シ−ル
CA2228167C (en) Polymer bearing seal and sealed bearing
JP3373122B2 (ja) グロメット
JPS6091836A (ja) 水中モ−トル
JPH079266B2 (ja) ラジアル軸シール
JPS6159067A (ja) グロメツト
JP3378683B2 (ja) グロメット
KR0169184B1 (ko) 가압 유체 완충 장치를 장착하기 위한 장착링 및 그 제조방법
US5472284A (en) Shield for rolling element bearings
JPH04249817A (ja) グロメット
JP3794607B2 (ja) グロメット
JPH0129333Y2 (ja)
JP3094142B2 (ja) グロメット
JP3533411B2 (ja) ストラットマウントインシュレータ
JP3762467B2 (ja) 細径金属管と可撓ホースとの接続構造
JPH0917261A (ja) グロメット
JP2549175Y2 (ja) パッキン
JPS6240224Y2 (ja)
JP3839107B2 (ja) ワイヤハーネス用グロメット
JPH08316658A (ja) グロメット
JP3293511B2 (ja) シール構造
JP2504564Y2 (ja) 車両用灯具のパッキン
JPH0325670B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees