JP3372650B2 - 静電荷像現像用トナー、一成分系現像剤、二成分系現像剤及びトナー粒子の製造方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナー、一成分系現像剤、二成分系現像剤及びトナー粒子の製造方法Info
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る方法に用いられる、特に高画質、高精細な電子写真複
写像を提供することのできるトナー、該トナーを用いた
一成分系現像剤、二成分系現像剤、及びトナーの製造方
法に関するものである。
を顕像化するために、トナーといった検電性あるいは感
磁気性の微粒子を該潜像に吸着されて可視像とする画像
形成方法がある。その代表的なものとしては電子写真法
が挙げられ、例えば米国特許2,297,691号明細
書に記載されているように、多数の方法が知られてい
る。この電子写真法においては、一般には光導電性物質
を利用し、種々の手段で感光体上に電気的潜像を形成
し、次いで該潜像をトナーを用いて現像してトナー像を
形成し、必要に応じて紙などの転写材にこのトナー画像
を転写した後、加熱、加圧、あるいは溶剤蒸気を用いて
トナー画像を転写材料に定着することにより、複写物を
得るといったものである。
味がもたれており、これによってさらに高級なコピー画
像が容易に得られる電子写真プロセスが望まれている。
トナーは、主成分が樹脂及び磁性体、カーボンブラッ
ク、染料、顔料等の着色剤からなる微粒子であり、通常
その粒径は6〜30μmの範囲のものである。電子写真
画像形成方法では種々のプロセスが画像形成において使
用されており、その画質に影響を与えることが知られて
いるが、一般には電子写真画像の画質、具体的にはハイ
ライト再現性、シャドウ再現性といった画像再現性を向
上することによって電子写真画像の画質を改善できる。
このためには前述したトナーとして粒径の小さい、いわ
ゆる小粒径トナーを使用することが必要であるとされて
いる。
顔料あるいは磁性体からなる着色剤を混合、溶融し、着
色剤を均一に分散させた後、微粉砕、分級する事により
所望の粒子径を有するトナーとして製造されてきた。こ
の方法は技術として比較的安定しており、各材料、各工
程の管理も比較的容易に行うことができるが、破断面に
内容物が露出するため、前述した低融点化のための成分
や離型のための成分を効果的なほどには充分含有させる
ことができずかつ、小粒径を達成するために分級レベル
を厳しくしてゆかねばならず収率が著しく低下してしま
い、工業的には非現実的なものとなってしまう。
法によるトナーの製造方法が提案されている。これら
は、例えば特公昭36−10231号公報、特公昭51
−14895号公報、特開昭53−17735号公報、
特開昭53−17736号公報及び特開昭53−177
37号公報に記載されている。上述の方法は、結着樹
脂、染料、顔料などの着色剤、例えば磁性体、カーボン
ブラック、帯電制御剤、ワックスやシリコーンオイルの
如き離型剤等トナー中に内包すべき物質を必要に応じて
重合開始剤や分散剤とともに重合性単量体中に溶解ある
いは分散させて重合性組成物とし、分散安定剤を含有す
る水系連続相に分散装置を使用して分散させ、微粒子の
分散体とし、この分散体を重合させて固化する事によっ
て所望の粒径、組成を有するトナー粒子を得るものであ
る。
程が無いためエネルギーの節約、工程収率の向上、コス
ト削減といった効果が期待されるものであるが、攪拌状
態、製造スケールといった製造条件によって製造物の粒
径分布が変動し粒径分布が比較的広がったものが得られ
る場合が多く、かつさらに高画質、高精細な複写画像を
得るために要求される所望の粒径にトナー粒子を安定さ
せることが困難であった。
点を解決した静電荷像現像用トナー、該トナーを用いた
一成分系現像剤及び二成分系現像剤、及びトナー粒子の
製造方法を提供することを目的とする。
像を形成することが可能な小粒径のトナー、該トナーを
用いた一成分系現像剤及び二成分系現像剤を提供するこ
とを目的とする。
小粒径のトナーを安定した粒度分布及び高生産性をもっ
て製造することが可能なトナー粒子の製造方法を提供す
ることを目的とする。
の構成により上記目的を達成する。
性向上剤を有する静電荷像現像用トナーにおいて、該ト
ナー粒子は、0.5〜5.0μmの個数平均粒径を有
し、かつ6.0μm以上のトナー粒子の含有割合が5個
数%以下であり、0.3μm以下のトナー粒子の含有割
合が10個数%以下であり、該流動性向上剤は、BET
法で測定した窒素吸着による比表面積が300m2 /g
以上の範囲であるシリカ微紛体、酸化チタン微粉末又は
アルミナ微粉末であることを特徴とする静電荷像現像用
トナーに関する。
び流動性向上剤を有するトナーの製造方法において、着
色剤、荷電制御剤又はそれらの混合物及び重合性単量体
を少なくとも含有する単量体組成物を高分子量媒体中に
形成される自由空間中に分散し、該自由空間中に分散さ
れた単量体組成物を重合してトナー粒子を得る工程;該
高分子量媒体は、反応媒体に溶解可能な高分子量化合物
を有しており、該高分子量化合物は、重量平均分子量3
000〜150000を有しており、得られるトナー粒
子は、0.5〜5.0μmの個数平均粒径を有し、かつ
6.0μm以上のトナー粒子の含有割合が5個数%以下
であり、0.3μm以下のトナー粒子の含有割合が10
個数%以下であり、得られたトナー粒子に流動性向上剤
として、BET法で測定した窒素吸着による比表面積が
300m2 /g以上の範囲であるシリカ微紛体、酸化チ
タン微粉末又はアルミナ微粉末を外添する工程を有する
ことを特徴とするトナー粒子の製造方法に関する。
体を含有する単量体組成物を特定の高分子媒質中で重合
反応させることにより、従来に比較して、粒径分布の狭
く、かつサブミクロンスケールでの粒径制御が制御され
たトナーを形成できることを見いだしたのである。前述
した高分子媒質とは具体的には高分子を溶媒に溶解した
混合物を言うが、通常高分子を特定の溶媒中に溶解する
場合、溶解させる溶媒と高分子化合物が相互作用し、高
分子鎖間に所定の範囲の自由空間を形成する。この自由
空間は高分子の種類、分子量、濃度及び溶媒の種類を変
えることで自由に制御することができ、またその自由空
間の体積の分布はかなりの均一性を有している。従って
該自由空間中に重合可能な単量体組成物を包接させるこ
とで前述の自由空間が一定の籠効果を発揮し、このこと
によって所望の粒径の高分子超微粒子を効率よく形成す
ることができると考えられる。
は、小さな平均粒径を有し、かつ粒度分布がシャープで
あることから、本発明においては、前記の特定の製造方
法における製造条件を制御することにより得られたトナ
ー粒子は、個数平均粒径が0.5〜5.0μmを有し、
かつ6.0μm以上の粒径のトナー粒子の含有割合が
5.0個数%以下であることにより、高精細、高画質の
画像を形成することが可能である。
分子化合物と反応媒質の相互作用で規定される高分子鎖
間の自由空間すなわち、高分子マトリックス中での重合
を行っても、製造される微粒子中に高分子マトリックス
による汚染が発生せず、きわめて良好な帯電特性を有す
る高分子超微粒子トナーが製造できるのである。
される高分子化合物としては種々のものが使用可能であ
り、具体的にはたとえば、ポリスチレン、ポリメチルメ
タクリレート、フェノールノボラック樹脂、クレゾール
ノボラック樹脂、スチレン−アクリル共重合体、例えば
ポリメチルビニルエーテル、ポリエチルビニルエーテ
ル、ポリブチルビニルエーテル、ポリイソブチルビニル
エーテルの如きビニルエーテル共重合体、ポリビニルア
ルコール、ポリ酢酸ビニル、スチレン−ブタジエン共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル、ポ
リビニルアセタール、セルロース、酢酸セルロース、硝
酸セルロース、アルキル化セルロース、例えば、ヒドロ
キシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース
の如きヒドロキシアルキル化セルロース、飽和アルキル
ポリエステル樹脂、芳香族ポリエステル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネート樹脂、もし
くはそれらの混合物など好適には反応溶媒に良好に溶解
し、かつ生成する高分子化合物とは親和性の無いものを
挙げることができる。
は、3000〜150000(より好ましくは、800
0〜80000)のものが、トナー粒径の分布を均一に
することができるので好ましい。
ては、重合性単量体の重合に伴って生成する重合体が、
析出してくるものが使用される。具体的には、メタノー
ル、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノー
ル、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブチルアル
コール、ターシャリーブチルアルコール、1−ペンタノ
ール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2−メチ
ル−1−ブタノール、イソペンチルアルコール、ターシ
ャリーペンチルアルコール、1−ヘキサノール、2−メ
チル−1−ペンタノール、4−メチル−2−ペンタノー
ル、2−エチルブタノール、1−ヘプタノール、2−ヘ
プタノール、3−ヘプタノール、2−オクタノール、2
−エチル−1−ヘキサノールの如き直鎖若しくは分枝鎖
の脂肪族アルコール類;ペンタン、2−メチルブタン、
n−ヘキサン、シクロヘキサン、2−メチルペンタン、
2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、ヘ
プタン、n−オクタン、イソオクタン、2,2,3−ト
リメチルペンタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、
メチルシクロペンタン、エチルシクロヘキサン、p−メ
ンタン、ビシクロヘキシルの如き脂肪族炭化水素類の
他、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテ
ル類、脂肪酸類、エステル類、含硫黄化合物類を挙げる
ことができる。上述した反応溶媒の中でも低級アルコー
ルと脂肪族炭化水素を組合せて使用するのが、反応の制
御といった点から好ましい。
しては、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルス
チレン、p−メトキシスチレン、p−エチルスチレン、
p−ターシャリーブチルスチレンなどのスチレン系単量
体;アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸n−プロピル、
アクリル酸イソブチル、アクリル酸オクチル、アクリル
酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル
酸フェニルなどのアクリル酸エステル類;メタクリル
酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸n−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタク
リル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタク
リル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタク
リル酸ジメチルアミノメチル、メタクリル酸ジエチルア
ミノエチルなどのメタクリル酸エステル類;2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ア
クリルアミド、具体的には例えばメチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、
n−ブチルエーテル、イソブチルエーテルなどのアルキ
ルビニルエーテル類、β−クロルエチルビニルエーテ
ル、フェニルビニルエーテル、p−メチルフェニルエー
テル、p−クロルフェニルエーテル、p−ブロムフェニ
ルエーテル、p−ニトロフェニルビニルエーテル、p−
メトキシフェニルビニルエーテル、2−ビニルピリジ
ン、3−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−ビ
ニルピロリドン、2−ビニルイミダゾール、N−メチル
−2−ビニルイミダゾール、N−ビニルイミダゾール、
の如きビニル誘導体;ブタジエンの如きジエン化合物を
挙げることができる。
用することができ、好ましい特性が得られるような好適
な重合体組成を選択することができる。かかる重合可能
な単量体組成物は、本発明においては重合反応の進行と
ともに用いている溶媒に不溶となるものを利用すること
ができる。
は、具体的にはカーボンブラックの他、有機着色剤、具
体的には例えばC.I.ダイレクトレッド1、C.I.
ベーシックレッド1、C.I.モーダントレッド30、
C.I.ダイレクトブルー1、C.I.ダイレクトブル
ー2、C.I.アシッドブルー15、C.I.ベーシッ
クブルー3、C.I.ベーシックブルー5、C.I.モ
ーダントブルー7、C.I.ダイレクトグリーン6、
C.I.ベーシックグリーン4、C.I.ベーシックグ
リーン6の如き染料、カドミウムイエロー、ミネラルフ
ァーストイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエ
ローS、ハンザイエローG、パーマネントイエローNC
G、タートラジンレーキ、モリブデンオレンジGTR、
ベンジジンオレンジG、カドミウムレッド4R、ウォッ
チングレッドカルシウム塩、ブリリアントカーミン3
B、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレー
キ、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリ
アブルーレーキ、キナクリドン、ローダミンレーキ、フ
タロシアニンブルー、ファストスカイブルー、ピグメン
トグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファイナル
イエローグリーンGの如き顔料が挙げられる。
用して、磁性トナーを得ることもできる。
る高分子超微粒子は、さらに好適な現像剤特性を付与す
るために種々の添加剤を同時に含有させて重合反応を行
い、高分子超微粒子とすることもできる。
成されるトナーの帯電性を制御する目的で、トナー中に
荷電制御剤を添加することができる。荷電制御剤として
は正荷電制御剤、もしくは負荷電制御剤のいずれのもの
であっても利用できるが、具体的には例えばニグロシン
系染料、トリフェニルメタン系染料、四級アンモニウム
塩、アミン系化合物、イミン系化合物、及び重合体、サ
リチル酸の金属化合物、アルキルサリチル酸の金属化合
物、含金モノアゾ系染料、カルボン酸官能基を有する重
合体、スルフォン酸官能基を有する重合体、ニトロフミ
ンの如きフミン酸及び塩類を挙げることができる。
かなるものでも使用することができるが、かかる重合開
始剤としては2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチル
バレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニト
リル、1,1’−アゾビス−(シクロヘキサン−1−カ
ルボニトリル)、2,2’−アゾビス−4−メトキシ
2,4−ジメチルバレロニトリルの如きアゾ系もしくは
ジアゾ系重合開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、メチ
ルエチルケトンパーオキサイド、ジイソプロピルパーオ
キシカーボネート、クメンヒドロパーオキサイド、2,
4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパ
ーオキサイドの如き過酸化物系重合開始剤を挙げること
ができる。
動剤及び分散安定剤を添加しても良い。
分子マトリックス、重合性単量体、着色剤、荷電制御
剤、ワックスの如き適宜所望の添加剤の存在下で重合反
応を行うことによって得られるが、好適には上述した高
分子マトリックスを反応溶媒に溶解し、その後に重合性
単量体、着色剤、荷電制御剤及び重合開始剤を前記の高
分子マトリックス溶液中に溶解させ反応を開始させるこ
とによって得ることが好ましい。
度としては、一般に反応系の粘度、濃度によって適宜好
適な条件となるようにして調節することができるが、用
いる反応溶媒の1重量%から50重量%の範囲で使用さ
れることが好適である。
慮した場合には、反応溶媒中の親水性有機溶媒に対し
て、好ましくは、10重量%より多く、50重量%以下
の範囲、より好ましくは、12重量%以上50重量%以
下の範囲であることが良い。
れる重合開始剤濃度としては、製造される超微粒子の分
子量、収率等を考慮して適宜調節することができるが、
使用する重合性単量体の総量の0.1重量%から10重
量%の範囲で使用することが好ましく、より好ましく
は、0.5重量%から7重量%の範囲であることが好適
である。
した結着樹脂成分を基準にして好ましくは、0.1〜2
0重量%、より好ましくは、0.5〜10重量%使用す
るのが良い。
成し、反応系は徐々に白濁する。得られたトナーは反応
溶媒、もしくはその他の好適な溶媒によって繰り返し洗
浄される。その際洗浄効率を向上するために遠心分離機
の如き分離手段を使用することもできる。洗浄の後、得
られたトナーを濾別、乾燥させることによってトナーを
得ることができる。この際、分離、乾燥手段として、ス
プレードライの如き噴霧法を使用することもできる。
径としては、特に電子写真画像の高画質、高精細といっ
た目的を達成するため、適宜高分子マトリックスの種
類、濃度、分子量を変更することによって、個数平均粒
径が0.5〜5μm、好ましくは、0.5〜4.0μm
の範囲であることが好適である。
m以上の粒径のトナー粒子の含有割合が、5個数%以
下、好ましくは、3個数%以下、さらに好ましくは、1
個数%以下であることが良く、さらに、これらの好まし
い下限値は、0個数%である。
m以下の粒径のトナー粒子の含有割合が好ましくは、1
5個数%以下、より好ましくは、12個数%以下、さら
に好ましくは、10個数%以下であることが良く、さら
にこれらの好ましい下限値は、0個数%である。
mより小さい場合には、適切な摩擦帯電量を付与させる
ことが困難であり、さらに、5.0μmより大きい場合
には、本発明が目的とする高画質化の達成が困難とな
る。
径のトナー粒子の含有割合が5個数%を超える場合に
は、600線画像の階調再現性が顕著に低下してしま
う。
径のトナー粒子の含有割合が15個数%を超える場合に
は、カブリが激しくなり画像コントラストが著しく劣化
してしまう。
は、個数平均粒径を使用するものであり、その測定方法
としては顕微鏡法を使用した。すなわち、トナー粒子を
電子顕微鏡で10000倍に拡大し、像を写真撮影後、
水平方向最大弦長を300個のトナーについて実測しそ
の数平均を算出した。上述の工程を画像解析装置等を使
用して実施することもできる。かかる画像解析装置とし
ては具体的には例えばルーゼックスIV(ニレコ
(株))等を挙げることができる。
製造されるトナー粒子の樹脂成分の数平均分子量として
は、3000〜1,000,000の範囲のものが可能
である。
0より小さい場合には、熱時保存安定性→(耐ブロッキ
ング性)に劣り、さらに、1,000,000を超える
場合には、定着性を著しく低下させることになる。
るため、あるいは熱ロール定着器と組み合わせたときに
離型性を向上させるために、可塑剤、液状ゴム、シリコ
ーンオイル、ワックスの如き低温流動化成分を添加する
ことができる。
ン系ワックス、ポリオレフィン系ワックス及びこれらの
変性物、例えば酸化物やグラフト処理物の他高級脂肪酸
及びその金属塩、高級脂肪族アルコール、高級脂肪族エ
ステル、脂肪族アミドワックスが挙げられる。これらの
ワックスは環球法(JIS K2531)による軟化点
が30〜130℃の範囲に有るものが好ましく、さらに
は重合性単量体に溶解するものが好ましい。
微粒子であるため、種々の流動性向上剤を添加して、現
像特性、搬送性等を向上した現像剤とすることができ
る。かかる流動性向上剤としては、シリカの微粉末、酸
化チタン、アルミナの如き微粉末を挙げることができ
る。かかる流動性向上剤は本発明のトナーのためには特
に解砕処理を施した、BET法で測定した窒素吸着によ
る比表面積が300m2 /g以上の範囲であることが好
適である。その添加量はトナーの粒径にもよるが1〜5
0重量%の範囲であることが好適である。
V200/300:パウダーテック(株)社製)との摩
擦帯電量の絶対値が2μC/g以上であることが好まし
い。これよりも低いと十分な現像を行うことができず、
画像形成が困難となる。図1に本発明で使用した摩擦帯
電量の測定装置を示すが、その詳細な説明は後述する。
を一成分系現像剤に又はキャリアと混合して二成分系現
像剤に使用することによりトナーを摩擦帯電させて画像
を形成するに必要な上述の帯電量を得ることができる。
性体を含有する磁性トナーとし、この磁性トナーを含有
する磁性一成分系現像剤及びトナー粒子が磁性体を含有
しない非磁性トナーとし、この非磁性トナーを含有する
非磁性一成分系現像剤が挙げられる。
用することのできる現像装置の例を示す。図2におい
て、201は感光ドラム、202は現像スリーブ、20
3はドクターブレードである。本現像装置に本発明のト
ナーを適用する場合、摩擦帯電性を調節する目的で、現
像スリーブ及び/またはドクターブレード表面を研磨し
たりブラスト処理するなど必要に応じて後述するような
種々の樹脂コートを施すことができる。
リア粉体としては、具体的には例えば鉄粉、コバルト粉
体、ニッケル粉体の如き強磁性体金属;フェライト、マ
グネタイト、ヘマタイトの如き酸化鉄;コバルト、ニッ
ケルの如き強磁性を示す元素を含有する化合物を挙げる
ことができる。さらに、上述した磁性体を結着剤に分散
した磁性体分散型キャリアを挙げることができる。
スペント性、耐衝撃性、摩擦帯電性を調節する事を目的
として種々の表面コートを施しても良い。かかる表面コ
ート剤として使用される高分子化合物としては種々のも
のが挙げられ、具体的にはたとえば、ポリスチレン、ポ
リメチルメタクリレート、フェノールノボラック樹脂、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂、メラ
ミン樹脂、クレゾールノボラック樹脂、スチレン−アク
リル共重合体、フッ素化アクリル樹脂、パーフロロカー
ボン重合体、シリコーンアクリル共重合体、シリコーン
樹脂、ビニルエーテル共重合体、具体的には例えばポリ
メチルビニルエーテル、ポリエチルビニルエーテル、ポ
リブチルビニルエーテル、ポリイソブチルビニルエーテ
ル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、スチレン
−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル、ポリビニルアセタール、セルロース、
酢酸セルロース、硝酸セルロース、アルキル化セルロー
ス、ヒドロキシアルキル化セルロース、具体的にはヒド
ロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、飽和アルキルポリエステル樹脂、芳香族ポリエステ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール、ポリカーボ
ネート樹脂、もしくはそれらの混合物を挙げることがで
きる。
径は10〜100μmの範囲のものが好ましい。さらに
高画質といった観点からは10〜60μmの範囲である
ことが好適である。キャリア粒径が10μm未満である
と感光体へのキャリア付着が生じ易く、粒径が60μm
より大きくなると高画質が達成されなくなってしまう。
なお本発明ではキャリア粒径として個数平均粒径を使用
するものであり、その測定方法としては顕微鏡法を使用
した。すなわち、キャリア粒子を電子顕微鏡で1000
倍に拡大し、像を写真撮影後、水平方向最大弦長を30
0個のキャリアについて実測しその数平均を算出した。
上述の工程を画像解析装置を使用して実施することもで
きる。
とを混合して二成分系現像剤として使用する際、現像剤
中でのトナーの混合割合は、キャリア粒径にも依存する
が、0.5重量%から10重量%の範囲であることが好
ましい。
法を詳述する。本発明のトナーと鉄粉キャリア(EFV
200/300:パウダーテック(株)社製)をトナー
重量%が1%となるように混合し、ターブラミキサーで
60秒混合する。図1には本発明で使用する摩擦帯電量
測定装置の説明図を記載する。底部に500メッシュの
導電性スクリーン13のある金属製の測定容器12に摩
擦帯電量を測定するトナーとキャリア粒子の混合物を入
れ金属製の蓋14をする。このとき測定容器の全重量を
秤りW1(g)とする。次に吸引機11(測定容器12
と接する部分は少なくとも絶縁体)に置いて、吸引口1
7から吸引し、風量調節弁16を調整して真空計15の
圧力を250mmHgとする。この状態で十分(約1分
間)吸引を行いトナーを吸引除去する。このときの電位
計19の電位をV(ボルト)とする。ここで18はコン
デンサーであり、容量をC(μF)とする。また、吸引
後の測定容器全体の重量を測定しW2(g)とする。こ
の摩擦帯電量Q(μC/g)は下記式で求めることがで
きる。
例によって制限されるものではない。なお、実施例中で
使用する部は特に記載されていないものを除いては、す
べて重量部を示す。
けた1リットル四口フラスコに下記原料を有する溶液を
投入し、高分子媒体を調製した。
のフラスコ中に投入し、よく混合した。
素気流中で還流し、反応後得られた反応混合物を遠心分
離器を用いてメチルアルコールで繰り返しデカンテーシ
ョンして高分子マトリックスであるポリメチルビニルエ
ーテルを洗浄除去した。その後、得られた反応物をさら
に真空乾燥して平均粒径1.0μmのトナー粒子を得
た。このとき分級工程を経る必要はなかった。
BET値350m2の酸化チタン0.4部をヘンシェル
ミキサーで混合して酸化チタン微粉末を外添し、トナー
を得た。このトナーに、好適な摩擦帯電特性を有するス
チレン−アクリル樹脂で被覆した平均粒径25μmのフ
ェライトキャリア98部を混合し、ターブラミキサーで
予備混合して二成分系現像剤とした。
製フルカラー複写機CLC−500を微粒子現像用に交
番電界のVpp、周波数、波形を変更した検討用改造装
置を用いて静電荷像を現像した。
で評価したところ、得られた画像は鮮鋭で、良好な解像
力を有するシアンの複写画像が得られた。
に転写し、平滑な受像紙上に画像を形成し、ホットプレ
ート上で受像し定着した。その結果、600線ライン画
像の評価は、表1に示す通り優れておりオフセット印刷
と同等の良好な画像が得られた。
評価は、感光体ドラム上に600線のライン画像によっ
て、ベタ白からベタ黒までを16階調に分割した中間調
画像を形成し、上記画像を受像紙上に転写した後、画像
反射濃度を測定する。600線画像の評価は上記の反射
濃度を画像面積比に対してプロットして階調性プロット
を行い、そのリニアリティーをもって行った。
1と同様にしてトナー粒子を製造し、評価を行ったとこ
ろ、実施例1と同様に、良好な解像力を有する複写画像
が得られた。表1には製造されたトナーの製造条件、分
子量、粒径と画像評価結果を記載する。
00/0(重量比) 実施例3:エタノール/n−ヘキサン=40/60(重
量比) 実施例4:エタノール/n−ヘキサン=38/62(重
量比) 実施例5:エタノール/n−ヘキサン=80/20(重
量比)
らに、下記組成を有する単量体組成物を用いて重合を行
った他は、実施例1と同様にしてトナー粒子を製造し
た。
様にして二成分系現像剤を調製し、同様にして評価を行
ったところ、良好な解像力を有する複写画像が得られそ
の結果を表1に記載する。
30重量部に変更して表1に示すような平均粒径1.0
μmのトナー粒子を得た。
にして酸化チタン微粉末を外添し、スチレン−アクリル
樹脂で被覆した平均粒径25μmのフェライトキャリア
と混合して二成分系現像剤を調製した。
汚れの評価は実用上問題のないレベルであったが、表1
に示すように0.3μm以下の粒子が13個数%となり
粒度分布が若干広くなったため、カブリが若干生じたが
実用上問題ないレベルであった。
重合開始剤を溶解して重合性単量体組成物を調製した。
この重合性単量体組成物をCa3(PO4)2を含む水系
媒体中に投入し、懸濁分散させ、この懸濁分散された懸
濁液を反応させた。反応終了後、懸濁液を冷却し、塩酸
を加えてCa3(PO4)2を溶解し、濾過、水洗、乾燥
して重量平均径=6.5μmのトナー粒子を得た。
様にして二成分系現像剤を調製し、同様にして、評価を
行ったところ、実用上はそれほど問題はないものの60
0線ライン画像の階調性はハイライト部で直線から下方
向に若干ずれ、またベタ部で直線よりも上方向に若干ず
れた形状の階調性曲線が得られた。
ハイライト部で小点が欠落し、かつベタ部では画像がつ
ぶれてしまうためと考えられる。なお本比較例の結果を
表1に記載する。
調製した一成分系現像剤を図2に示した現像装置に充填
して一成分系非磁性現像方法で画像評価を行った。な
お、画像評価に当たってはCLC−500用現像装置を
一成分系非磁性現像用に改造したものを使用した。この
とき図2の203のドクターブレードとしてウレタンゴ
ムを使用し、202の現像スリーブ被覆樹脂層として
は、フェノールレゾールを使用した。画像評価の結果、
良好な画像が得られた。
本発明においては、粒径の小さいトナー粒子を効率良く
製造し得る。
水系媒体を用いる懸濁重合法を使用したトナーの製造方
法においては、重合性単量体を水系媒体に分散し、機械
的攪拌力によって懸濁造粒しているので、粒径の小さい
トナー粒子を効率良く製造することが、本発明の方法と
比較して困難である。
例1のトナーに比較して、600ラインの画像評価の点
でより優れた結果が得られている。
ー粒子を有しており、該トナー粒子は、0.5〜5.0
μmの個数平均粒径を有し、かつ6.0μm以上のトナ
ー粒子の含有割合が5個数%以下であることから、高精
細、高画質の画像を形成することができる。
は、着色剤、荷電制御剤又はそれらの混合物及び重合性
単量体を少なくとも含有する単量体組成物を高分子媒体
中に形成される自由空間中に分散し、該自由空間中に分
散された単量体組成物を重合してトナー粒子を得ること
から、所望の小さい平均粒径の小粒径のトナーを安定し
た粒度分布及び高生産性をもって製造することができ
る。
測定装置を示す図。
示す図。
Claims (14)
- 【請求項1】 トナー粒子及び流動性向上剤を有する静
電荷像現像用トナーにおいて、 該トナー粒子は、0.5〜5.0μmの個数平均粒径を
有し、かつ6.0μm以上のトナー粒子の含有割合が5
個数%以下であり、0.3μm以下のトナー粒子の含有
割合が10個数%以下であり、 該流動性向上剤は、BET法で測定した窒素吸着による
比表面積が300m2 /g以上の範囲であるシリカ微紛
体、酸化チタン微粉末又はアルミナ微粉末であることを
特徴とする静電荷像現像用トナー。 - 【請求項2】 該トナー粒子は、着色剤、荷電制御剤又
はそれらの混合物及び重合性単量体を少なくとも含有す
る単量体組成物を高分子量媒体中に形成される自由空間
中に分散し、該自由空間中に分散された単量体組成物を
重合することによって得られたものであることを特徴と
する請求項1記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項3】 該高分子量媒体は、反応媒体に溶解可能
な高分子量化合物を有することを特徴とする請求項2記
載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項4】 該高分子量化合物は、重量平均分子量3
000〜150000を有することを特徴とする請求項
3記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項5】 該高分子量化合物は、重量平均分子量8
000〜80000を有することを特徴とする請求項3
記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項6】 該反応溶媒は、直鎖若しくは、分枝鎖の
脂肪族アルコール類、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水
素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、脂肪酸類、
エステル類及び含硫黄化合物類からなる群から選択され
る少なくとも1種以上の溶媒を有することを特徴とする
請求項3記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項7】 該トナー粒子は、0.5〜4.0μmの
個数平均粒径を有することを特徴とする請求項1記載の
静電荷像現像用トナー。 - 【請求項8】 該トナー粒子の樹脂成分は、3000〜
1000000の数平均分子量を有していることを特徴
とする請求項1乃至7のいずれかに記載の静電荷像現像
用トナー。 - 【請求項9】 少なくともトナー粒子及び流動性向上剤
を有するトナーの製造方法において、 着色剤、荷電制御剤又はそれらの混合物及び重合性単量
体を少なくとも含有する単量体組成物を高分子量媒体中
に形成される自由空間中に分散し、該自由空間中に分散
された単量体組成物を重合してトナー粒子を得る工程; 該高分子量媒体は、反応媒体に溶解可能な高分子量化合
物を有しており、 該高分子量化合物は、重量平均分子量3000〜150
000を有しており、 得られるトナー粒子は、0.5〜5.0μmの個数平均
粒径を有し、かつ6.0μm以上のトナー粒子の含有割
合が5個数%以下であり、0.3μm以下のトナー粒子
の含有割合が10個数%以下であり、 得られたトナー粒子に流動性向上剤として、BET法で
測定した窒素吸着による比表面積が300m2 /g以上
の範囲であるシリカ微紛体、酸化チタン微粉末又はアル
ミナ微粉末を外添する工程を有することを特徴とするト
ナー粒子の製造方法。 - 【請求項10】 該高分子量化合物は、ポリスチレン、
ポリメチルメタクリレート、フェノールノボラック樹
脂、クレゾールノボラック樹脂、スチレン−アクリル共
重合体、ポリメチルビニルエーテル、ポリエチルビニル
エーテル、ポリブチルビニルエーテル、ポリイソブチル
ビニルエーテル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニ
ル、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル、ポリビニルアセタール、セ
ルロース、酢酸セルロース、硝酸セルロース、アルキル
化セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、飽和アルキルポリエステル樹
脂、芳香族ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリア
セタール及びポリカーボネート樹脂、からなる群から選
択される少なくとも一種以上の化合物を有することを特
徴とする請求項9記載のトナー粒子の製造方法。 - 【請求項11】 該反応溶媒は、直鎖若しくは、分枝鎖
の脂肪族アルコール類、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化
水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、脂肪酸
類、エステル類及び含硫黄化合物類からなる群から選択
される少なくとも1種以上の溶媒を有することを特徴と
する請求項9記載のトナー粒子の製造方法。 - 【請求項12】 該反応溶媒は、メタノール、エタノー
ル、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノ
ール、2−ブタノール、イソブチルアルコール、ターシ
ャリーブチルアルコール、1−ペンタノール、2−ペン
タノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノ
ール、イソペンチルアルコール、ターシャリーペンチル
アルコール、1−ヘキサノール、2−メチル−1−ペン
タノール、4−メチル−2−ペンタノール、2−エチル
ブタノール、1−ヘプタノール、2−ヘプタノール、3
−ヘプタノール、2−オクタノール、2−エチル−1−
ヘキサノールペンタン、2−メチルブタン、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、2−メチルペンタン、2,2−ジ
メチルブタン、2,3−ジメチルブタン、ヘプタン、n
−オクタン、イソオクタン、2,2,3−トリメチルペ
ンタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、メチルシク
ロペンタン、エチルシクロヘキサン、p−メンタン及び
ビシクロヘキシルからなる群から選択される少なくとも
一種以上の溶媒を有することを特徴とする請求項9記載
のトナー粒子の製造方法。 - 【請求項13】 該重合性単量体は、スチレン、o−メ
チルスチレン、m−メチルスチレン、p−メトキシスチ
レン、p−エチルスチレン、p−ターシャリーブチルス
チレン、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸n−プロピ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸オクチル、アク
リル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アク
リル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、アク
リル酸フェニル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタク
リル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリ
ル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メ
タクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノメチ
ル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アク
リルアミド、メチルビニルエーテル、エチルビニルエー
テル、プロピルビニルエーテル、n−ブチルエーテル、
イソブチルエーテル、β−クロルエチルビニルエーテ
ル、フェニルビニルエーテル、p−メチルフェニルエー
テル、p−クロルフェニルエーテル、p−ブロムフェニ
ルエーテル、p−ニトロフェニルビニルエーテル、p−
メトキシフェニルビニルエーテル、2−ビニルピリジ
ン、3−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−ビ
ニルピロリドン、2−ビニルイミダゾール、N−メチル
−2−ビニルイミダゾール、N−ビニルイミダゾール、
及びブタジエンからなる選択される少なくとも一種以上
の単量体を有することを特徴とする請求項9記載のトナ
ー粒子の製造方法。 - 【請求項14】 該高分子量媒体中の高分子量化合物の
濃度は、反応溶媒の1重量%乃至50重量%であること
を特徴とする請求項9記載のトナー粒子の製造方法。
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