JP3371618B2 - 漏電遮断器 - Google Patents

漏電遮断器

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JP3371618B2 JP12603495A JP12603495A JP3371618B2 JP 3371618 B2 JP3371618 B2 JP 3371618B2 JP 12603495 A JP12603495 A JP 12603495A JP 12603495 A JP12603495 A JP 12603495A JP 3371618 B2 JP3371618 B2 JP 3371618B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主回路の漏電発生に
より遮断器が遮断動作をしたときに可動接触子と機械的
に連動して可動接触子を収納した遮断器筐体のカバー表
面から所定の高さ飛び出す漏電表示ボタンを備えた漏電
遮断器に関し、特にその漏電表示部に関する。
【0002】
【従来の技術】図2および図3に従来の漏電遮断器の外
部構造例示す。漏電表示を遮断器本体の上面に行うた
め、漏電表示ボタン1は遮断器筐体のカバー2の上面右
側に配され、遮断器の操作ハンドル3が図2に示した投
入位置では漏電表示ボタン1はカバー2の表面まで下が
っている。主回路に漏電が発生し、漏電遮断器が遮断動
作をすると、図3に示すように、漏電表示ボタン1がカ
バー2の表面から所定の高さまで飛び出して漏電発生を
表示する。このとき、操作ハンドル3も遮断位置へ回動
する。主回路の復旧後、遮断器を再閉路するには、操作
ハンドル3を一旦図3に示したリセット位置へ回動して
遮断器内部を再閉路可能な状態とした後、操作ハンドル
3をON方向へ回動させる。このとき、漏電表示ボタン
1も同時にカバー2の表面まで下がり、漏電発生の表示
が消える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、カバー
の表面から飛び出して漏電表示を行う漏電表示ボタンを
備えた漏電遮断器では以下のような問題点があった。ま
ず、漏電表示ボタンと操作ハンドルとが図2および図3
のように連動する開閉機構の構成例を図4に示す。
【0004】図4において、10は漏電遮断器の固定接
触子、11は外部導体接続用端子、12は可動接触子で
あって常時は遮断ばね13に抗して閉路位置に保持され
ている。遮断器の投入時に可動接触子12を図の位置へ
もたらす操作ハンドル14は把持部14aと,アーム1
4bと,リセットアーム14dとを一体に成形したもの
で、固定軸20まわりに回動可能に取り付けられる。ア
ーム14bには爪19が回動可能に取り付けられ、引外
し装置のアーマチュア17と掛け合わされる。アーマチ
ュア17は磁極17aを備え、遮断器の閉路中は磁極1
7aは永久磁石15の磁極に吸着されている。主回路に
漏電が発生して引外し電流がトリップコイル16に流れ
ると、永久磁石15の吸着力が打ち消され、アーマチュ
ア17はばね18により時計方向に回動して爪19との
掛合いが外れ、可動接触子12は遮断ばね13により固
定接触子10から開離駆動されてストッパ21の位置に
停止し、操作ハンドル14もほぼ図のOFF位置に停止
する。
【0005】主回路が漏電事故から復旧して遮断器を再
閉路する際には、まず操作ハンドル14を図のリセット
位置へ回動させ、リセットアーム14dの先端部でアー
マチュア17を永久磁石15に押し付け、図の位置に保
持させる。つづいて操作ハンドル14をON位置へ回動
させると、可動接触子12が固定接触子10に接触し、
接触後さらに回動をつづけて図示されない接触ばねを撓
ませると爪19とアーマチュア17とが掛け合わされ、
遮断器の閉路操作が完了する。
【0006】ところで、図示のごとく、漏電表示ボタン
1は可動接触子12と機械的に連結されている。この連
結に使用される連結部材は、漏電遮断器が量産機種であ
ることから、部材の製作に工数を必要としない型製品が
使用され、部材の材質には注型樹脂が用いられる。この
ため、カバー表面から飛び出した漏電表示ボタン1を指
や道具でカバー内へ無理に押し込むようなことをした場
合に連結部材が破損するという問題が生じた。
【0007】本発明の目的は、漏電表示ボタンを表示動
作させる機構部材の破損を生じるおそれのない漏電遮断
器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、請求項1に記載のごとく、カバ
ーの漏電表示部に漏電表示ボタンへの外部からの接触を
防止する透明な保護キャップを備え、該保護キャップの
カバーヘの取付けは、保護キャップを鍔付きとし、保護
キャップとほぼ同径の孔または保護キャップの径とほぼ
等しい幅の切り込みを有する押え板を孔部または切り込
み部で保護キャップの鍔部を押さえてカバーに接着する
ことにより行うようにする。
【0009】そして、請求項に記載のごとく、押さえ
板を当該遮断器の型式,仕様等を記載した銘版とすれば
好適である。
【0010】
【作用】請求項1記載のように、カバーの漏電表示部に
漏電表示ボタンへの外部からの接触を防止する透明な保
護キャップを取りつけることにより、漏電表示ボタンへ
の外部からの接触が防止され、表示機構部材の機械的強
度を強化したり、漏電表示ボタンと表示機構との間に緩
衝ばねを介装したりする構造変更を必要とすることな
く、安価に表示機構部材の破損を防止することができ
る。
【0011】加えて、漏電表示ボタンとカバーとの間隙
から塵埃が侵入しなくなり、接点の接触不良や内部配線
の対地あるいは線間絶縁の劣化等による事故発生の機会
が減少する。そして、上記保護キャップの取付けは、
護キャップを鍔付きとし、保護キャップとほぼ同径の孔
または保護キャップの径とほぼ等しい幅の切り込みを有
する押え板を孔部または切り込み部で保護キャップの鍔
部を押さえてカバーに接着することにより行うように
たので、押さえ板には片面に接着剤が塗布されたシート
状のものを用いることができるので、取付けを極めて容
易に行うことができ、漏電遮断器の組立て工数を増すこ
となく、表示機構部材の破損防止が可能になる。
【0012】さらに、請求項記載のように、押さえ板
を当該遮断器の型式,仕様等を記載した銘板とすること
により、従来銘板取付けのために必要としたカバー表面
の平坦部をほかの目的に利用することができ、遮断器中
の表示事項をこの平坦部に移して読取りを容易にするこ
とにより遮断器の運用便宜性を改善したり、別機能の付
加たとえば主回路電圧存否のランプ表示等により、遮断
器の機能を向上させることができる。
【0013】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。図3に示し
た漏電表示ボタン1への外部からの接触を防止するため
の保護キャップ4は、透明な合成樹脂を用いて鍔付きの
ものに成形されている。一方、遮断器筐体のカバー2に
おいて、漏電表示ボタンが出入りする孔のまわりは表面
側が保護キャップ4の鍔の厚みと同じ深さに座ぐられ、
ここに保護キャップ4の鍔部を嵌め込み、この鍔部を片
面に接着剤が塗布された銘板5で押さえて銘板5をカバ
ー2の表面に接着する。銘板5は、この実施例では、合
成樹脂からなる絶縁シートの表面に遮断器の型式や仕様
を印刷したものを用いているが、金属銘板としてもよ
い。保護キャップ4は鍔の下面がカバー2の座ぐり部の
底面に当接しているので、この部位から塵埃が遮断器内
へ侵入することがなくなる。
【0014】
【発明の効果】本発明においては、冒頭記載の漏電表示
ボタンを備えた漏電遮断器すなわち、主回路の漏電発生
時に可動接触子と機械的に連動して可動接触子を収納し
た筐体のカバー表面から所定の高さ飛び出す漏電表示ボ
タンを備えた漏電遮断器を、カバーの漏電表示部に漏電
表示ボタンへの外部からの接触を防止する透明な保護キ
ャップを備えたものとしたので、漏電表示ボタンを表示
動作させる表示機構部材の破損防止を安価に行うことが
できた。
【0015】加えて、漏電表示部から塵埃が遮断器内部
へ侵入しなくなり、遮断器内部での事故発生の機会が減
少し、遮断器の信頼性を向上させることができるととも
、保護器の取付けを極めて容易に行うことができ、遮
断器の組立て工数を増すことなく、遮断器のコスト上昇
を材料費の分のみに抑えることができた。
【0016】請求項では、押さえ板を銘板としたの
で、材料費のコスト上昇は保護キャップの分のみとな
り、遮断器のコスト上昇を最小限に抑えることができ
た。また、従来の銘板取付けのためのカバー表面の平坦
部をほかの目的に利用することができるようになり、遮
断器の機能をさらに向上させることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す漏電遮断器要部の分解
斜視図
【図2】従来例による漏電遮断器要部の遮断器閉路中の
状態を示す斜視図
【図3】図2に示した漏電遮断器要部の漏電表示中の状
態を示す斜視図
【図4】漏電表示ランプと操作ハンドルとを図2および
図3のように連動させる開閉機構の構成例を示す図
【符号の説明】
1 漏電表示ボタン 2 カバー 3 操作ハンドル 4 保護キャップ 5 銘板(押さえ板) 12 可動接触子 14 操作ハンドル 14d リセットアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−14882(JP,A) 特開 昭59−171872(JP,A) 実開 昭62−9346(JP,U) 実開 昭63−187250(JP,U) 実開 昭50−13960(JP,U) 実開 平1−73720(JP,U) 実開 平1−135637(JP,U) 実開 昭58−41564(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 83/02 H01H 73/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主回路の漏電発生時に可動接触子と機械的
    に連動して可動接触子を収納した筐体のカバー表面から
    所定の高さ飛び出す漏電表示ボタンを備えた漏電遮断器
    において、カバーの漏電表示部に漏電表示ボタンへの外
    部からの接触を防止する透明な保護キャップを備え、該
    保護キャップのカバーヘの取付けは、保護キャップを鍔
    付きとし、保護キャップとほぼ同径の孔または保護キャ
    ップの径とほぼ等しい幅の切り込みを有する押え板を孔
    部または切り込み部で保護キャップの鍔部を押さえてカ
    バーに接着することにより行うことを特徴とする漏電遮
    断器。
  2. 【請求項2】請求項に記載のものにおいて、押さえ板
    を当該遮断器の型式,仕様等を記載した銘板とすること
    を特徴とする漏電遮断器。
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