JP3371252B2 - 杭打機のケーシング回転駆動装置 - Google Patents

杭打機のケーシング回転駆動装置

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JP3371252B2
JP3371252B2 JP2000024917A JP2000024917A JP3371252B2 JP 3371252 B2 JP3371252 B2 JP 3371252B2 JP 2000024917 A JP2000024917 A JP 2000024917A JP 2000024917 A JP2000024917 A JP 2000024917A JP 3371252 B2 JP3371252 B2 JP 3371252B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、杭打機のケーシン
グ回転駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】杭打機では、ベースマシンに立設したリ
ーダに沿って昇降自在に設けたケーシング回転駆動装置
にて、ケーシング又は鋼管杭を回転させ基礎杭を施工す
るものがある。ケーシング回転駆動装置は、ケーシング
挿通孔を有する回転体と、該回転体を回転可能に設けた
フレームとを備え、回転体の下部にケーシングのチャッ
ク機構を設け、チャック機構でケーシング又は鋼管杭を
把持し、フレームに搭載した油圧モータにより回転体を
駆動してケーシング又は鋼管杭を回転させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の構造
では、回転体の下部にチャック機構を設けているので、
ケーシング回転駆動装置の全体高さ寸法が長くなる。こ
のため、小型の杭打機に装着した場合には、重心が高く
なって安定度が不利になる。
【0004】そこで本発明は、全体高さ寸法を短くした
杭打機のケーシング回転駆動装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、ベースマシンに立設したリーダに沿って昇降する
杭打機のケーシング回転駆動装置において、本発明は、
下方へ向かって収束するテーパ面を形成したケーシング
挿通孔を有する回転体をフレームに回転可能に設け、該
フレームの上方に配設したチャック支持フレームを、フ
レームの上面に設けたチャックシリンダにて昇降可能に
支持するとともに、チャック支持フレームの上面に設け
たシーブにリーダ上部のトップシーブからのワイヤロー
プを掛け回して吊持し、該チャック支持フレームにケー
シング挿通孔を有する回転チャックフレームを回転可能
に設け、該回転チャックフレームに複数本の楔状のチャ
ック部材を吊持し、該チャック部材の外側面に、前記回
転体のテーパ面を摺動する下方へ向かって収束するテー
パ面を形成したことを特徴としている。また、別の態様
では、上方へ向かって収束するテーパ面を形成したケー
シング挿通孔を有する回転体をフレームに回転可能に設
け、該フレームの下方に配設したチャック支持フレーム
を、フレームの下面に設けたチャックシリンダにて昇降
可能に支持するとともに、チャック支持フレームの上面
に設けたシーブにリーダ上部のトップシーブからのワイ
ヤロープを掛け回して吊持し、該チャック支持フレーム
にケーシング挿通孔を有する回転チャックフレームを回
転可能に設け、該回転チャックフレームに複数本の楔状
のチャック部材を立設し、該チャック部材の外側面に、
前記回転体のテーパ面を摺動する上方へ向かって収束す
るテーパ面を形成したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す各実
施形態例に基づいて、さらに詳細に説明する。図1及び
図2は本発明の第1実施形態例を示すもので、杭打機1
は、ベースマシンの前部に立設したリーダ2に、オーガ
回転駆動装置3とケーシング回転駆動装置4とをトップ
シーブ5から吊持してリーダ2に沿って昇降可能に設け
ている。ケーシング回転駆動装置4は中空のケーシング
6を回転し、オーガ回転駆動装置3は、オーガスクリュ
ー7にてケーシング6内を掘削してケーシング6を地中
に建て込む。
【0007】ケーシング回転駆動装置4は、フレーム8
にケーシング挿通孔9を内周に有する円筒状の回転体1
0を転がり軸受11を介して回転可能に支承している。
回転体10の外周にはギヤ12が形成され、このギヤ1
2にフレーム8に設けられた2台の油圧モータ13がア
イドラ14を介してそれぞれ噛み合っている。回転体1
0のケーシング挿通孔9上部内壁には、下方へ向かって
収束するテーパ面15を有するチャック溝16が複数個
等間隔に形成されている。なお、ケーシング挿通孔9上
部内壁全体を下方へ向かって収束するテーパ面に形成し
ても良い。
【0008】また、フレーム8の上面には、複数本のチ
ャックシリンダ17が設けられ、該チャックシリンダ1
7にてフレーム8の上方に配設されたチャック支持フレ
ーム18が昇降可能に支持されている。該チャック支持
フレーム18には、ケーシング挿通孔19を有するリン
グ状の回転チャックフレーム20が転がり軸受21を介
して回転可能に支承されている。この回転チャックフレ
ーム20は、前記回転体10の上方に対向配置される。
該回転チャックフレーム20には、前記回転体10のチ
ャック溝16を昇降する楔状のチャック部材23が前記
チャック溝16に対応して複数本吊持されている。この
チャック部材23は、外側面を下方へ向かって収束する
テーパ面22に形成しており、該テーパ面22がチャッ
ク溝16のテーパ面15を摺動する。また、チャック支
持フレーム18の上面には、トップシーブ5からのワイ
ヤロープ24が掛け回されるシーブ25が設けられてい
る。
【0009】このように構成することにより、回転体1
0のケーシング挿通孔9と回転チャックフレーム20の
ケーシング挿通孔19とにケーシング6を挿通し、チャ
ックシリンダ17を縮めとフレーム8が上昇し、フレ
ーム8の上昇に伴って回転体10が上昇して各チャック
部材23の内径を縮めてケーシング挿通孔9内でケーシ
ング6をチャックするから、油圧モータ13により回転
体10を回転させることによってケーシング6を回転さ
せることができる。
【0010】図3は本発明の第2実施形態例を示すもの
で、ケーシング回転駆動装置4は、フレーム8にケーシ
ング挿通孔9を内周に有する円筒状の回転体10を転が
り軸受11を介して回転可能に支承している。回転体1
0の外周にはギヤ12が形成され、このギヤ12にフレ
ーム8に設けられた2台の油圧モータ13がアイドラ1
4を介してそれぞれ噛み合っている。回転体10のケー
シング挿通孔9下部内壁には、上方へ向かって収束する
テーパ面15を有するチャック溝16が複数個等間隔に
形成されている。なお、ケーシング挿通孔9下部内壁全
体を下方へ向かって収束するテーパ面に形成しても良
【0011】また、フレーム8の下面には、複数本のチ
ャックシリンダ17が設けられ、該チャックシリンダ1
7にてフレーム8の下方にチャック支持フレーム18が
昇降可能に支持されている。該チャック支持フレーム1
8には、ケーシング挿通孔19を有するリング状の回転
チャックフレーム20が転がり軸受21を介して回転可
能に支承されている。この回転チャックフレーム20
は、前記回転体10の下方に対向配置される。該回転チ
ャックフレーム20には、前記回転体10のチャック溝
16を昇降する楔状のチャック部材23が前記チャック
溝16に対応して複数本立設されている。このチャック
部材23は、外側面を上方へ向かって収束するテーパ面
22に形成しており、該テーパ面22がチャック溝16
のテーパ面15を摺動する。また、チャック支持フレー
ム18の上面には、トップシーブ5からのワイヤロープ
24が掛け回されるシーブ25が設けられている
【0012】このように構成することにより、回転体1
0のケーシング挿通孔9と回転チャックフレーム20の
ケーシング挿通孔19とにケーシング6を挿通し、チャ
ックシリンダ17を縮めとフレーム8が上昇し、フレー
ム8の上昇に伴って回転体10が上昇して各チャック部
材23の内径を縮めてケーシング挿通孔9内でケーシン
グ6をチャックするから、油圧モータ13により回転体
10を回転させることによってケーシング6を回転させ
ることができる
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の杭打機の
ケーシング回転駆動装置は、ケーシング挿通孔を上方又
は下方へ向かって収束するテーパ面に形成した回転体を
有するフレームに設けたチャックシリンダにてフレーム
の上方にチャック支持フレームを昇降可能に支持し、チ
ャック支持フレームにケーシング挿通孔を有する回転チ
ャックフレームを回転可能に設け、回転チャックフレー
ムに、回転体のテーパ面を摺動する上方又は下方へ向か
って収束するテーパ面を形成した複数本の楔状のチャッ
ク部材を設けたので、回転体のケーシング挿通孔内でケ
ーシングをチャックするから、ケーシング回転駆動装置
の全体高さ寸法を短くでき、小型の杭打機でも安定度が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態例のケーシング回転駆動装置の
断面図
【図2】 杭打機の側面図
【図3】 第2実施形態例のケーシング回転駆動装置の
断面図
【符号の説明】
1…杭打機、4…ケーシング回転駆動装置、8…フレー
ム、9…回転体のケーシング挿通孔、10…回転体、1
5…回転体のテーパ面、17…チャックシリンダ、18
…チャック支持フレーム、19…回転チャックフレーム
のケーシング挿通孔、20…回転チャックフレーム、2
2…チャック部材のテーパ面、23…チャック部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースマシンに立設したリーダに沿って
    昇降する杭打機のケーシング回転駆動装置において、下方へ向かって収束するテーパ面を形成したケーシング
    挿通孔を有する回転体をフレームに回転可能に設け、 該フレームの上方に配設したチャック支持フレームを、
    フレームの上面に設けたチャックシリンダにて 昇降可能
    に支持するとともに、チャック支持フレームの上面に設
    けたシーブにリーダ上部のトップシーブからのワイヤロ
    ープを掛け回して吊持し、 該チャック支持フレームにケーシング挿通孔を有する回
    転チャックフレームを回転可能に設け、該回転チャック
    フレームに複数本の楔状のチャック部材を吊持し、 該チャック部材の外側面に、前記回転体のテーパ面を摺
    動する下方へ向かって収束するテーパ面を形成したこと
    を特徴とする杭打機のケーシング回転駆動装置。
  2. 【請求項2】 ベースマシンに立設したリーダに沿って
    昇降する杭打機のケーシング回転駆動装置において、 上方へ向かって収束するテーパ面を形成したケーシング
    挿通孔を有する回転体をフレームに回転可能に設け、 該フレームの下方に配設したチャック支持フレームを、
    フレームの下面に設けたチャックシリンダにて昇降可能
    に支持するとともに、チャック支持フレームの上面に設
    けたシーブにリーダ上部のトップシーブからのワイヤロ
    ープを掛け回して吊持し、 該チャック支持フレームにケーシング挿通孔を有する回
    転チャックフレームを回転可能に設け、 該回転チャックフレームに複数本の楔状のチャック部材
    を立設し、 該チャック部材の外側面に、前記回転体のテーパ面を摺
    動する上方へ向かって収束するテーパ面を形成した こと
    を特徴とする杭打機のケーシング回転駆動装置。
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