JP3371021B2 - 路上走行可能な破砕プラント車 - Google Patents

路上走行可能な破砕プラント車

Info

Publication number
JP3371021B2
JP3371021B2 JP30218193A JP30218193A JP3371021B2 JP 3371021 B2 JP3371021 B2 JP 3371021B2 JP 30218193 A JP30218193 A JP 30218193A JP 30218193 A JP30218193 A JP 30218193A JP 3371021 B2 JP3371021 B2 JP 3371021B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crusher
tilt plate
plate
body frame
road
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30218193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07132242A (ja
Inventor
泰壽 玉光
Original Assignee
泰壽 玉光
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 泰壽 玉光 filed Critical 泰壽 玉光
Priority to JP30218193A priority Critical patent/JP3371021B2/ja
Publication of JPH07132242A publication Critical patent/JPH07132242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3371021B2 publication Critical patent/JP3371021B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,建造物,構造
物,掘削等で発生するコンクリート,アスファルト,岩
石等の塊状物を所望なサイズに破砕して再利用可能な破
砕物を作る破砕プラントを,トラクタに連結して牽引さ
れる一般道路を走行できるトレーラに設置した路上走行
可能な破砕プラント車に関する。
【0002】
【従来の技術】最近,特に都市,住宅街,市街地等で
は,中高層住宅,建造物,構造物等の取り壊し,建て替
え等が盛んに行われ,再開発が行われている。その際,
発生するコンクリート,アスファルト等の廃棄物である
塊状物の処理方法として,建造物,構造物等の廃材,コ
ンクリート,アスファルト等の塊状物を,その発生現場
において破砕機によって破砕処理し,破砕物を路面材,
建造物,構造物等の基礎材,掘削後の埋戻材として再利
用即ちリサイクルして使用することが行われるようにな
ってきた。塊状物のリサイクルシステムによれば,塊状
物を投棄する量自体を減らすことができ,またこれらの
塊状物の埋め立て処分地,投棄場所を求めて,それらの
塊状物を車両等で長距離搬送する必要がなくなると共
に,限られた資源である砂利等の有効利用にもなるの
で,環境保護,資源保護にも貢献することができる。
【0003】コンクリート,アスファルト,廃材等の塊
状物を破砕する破砕プラントとして処理場に設置して使
用する設置型の破砕プラントは,基本的には,かかる塊
状物を破砕する破砕機をトレーラに搭載して所定の処理
場へ搬送し,塊状物の処理場でトレーラから破砕機を降
ろして組付け,レイアウトして配置することにより設置
されるものである。破砕機以外にも,破砕された破砕物
を選別する振動篩機,発電機等の駆動装置,及びコンベ
ヤ等の搬送装置等をトレーラに搭載することもできる
が,これらの装置等をトレーラから荷降ろしして,組付
け,配置をする必要があった。破砕プラントをかかる塊
状物の発生地と異なる処理場に設置することは,搬送・
組み付け作業が大仕事であり,人手を多く要することか
ら破砕処理に要するコストの上昇の原因となっているば
かりでなく,スペースの確保や地価の観点から破砕処理
場の確保自体が困難になっており,また,塊状物発生地
から破砕処理場までの距離が遠い程,塊状物を搬送する
のに運搬コストがかかり過ぎるという問題がある。
【0004】また,塊状物の発生地に近接して破砕処理
場を作ることができたとしても,破砕プラントの作動に
よって騒音,振動,埃等が発生することは好ましくない
ことであり,市街地,住宅地等では特に好ましくない。
一方,車輪付きの移動型破砕プラント車も開発されてい
るが,処理場内だけの移動を目的とするものである。破
砕プラントを搭載しつつ路上を走行するためには,道路
運送車両法の保安基準(以下単に,保安基準という)に
より車両の幅,高さ等の制限を満たす必要があるが,普
通に期待される塊状物処理能力を備えた移動型破砕プラ
ント車であれば,通常は,このような保安基準による規
制のため一般道路を走行できないものであった。
【0005】そこで,本出願人は,上部に建造物,構造
物等の廃材,コンクリート,アスファルト等の塊状物の
投入用ホッパを設けた塊状物を破砕し再利用するための
破砕機,該破砕された破砕物を選別する振動篩機,前記
破砕機で破砕された破砕物を前記破砕機から前記振動篩
機に搬送する搬送コンベヤ,前記振動篩機で選別した所
定以上のサイズの破砕物を再度破砕するため前記振動篩
機から前記破砕機へ回送する戻しコンベヤ,これらの機
器を駆動する発電機等の駆動装置から成る破砕プラント
を,保安基準に適合できるように,路上走行可能なトレ
ーラ上に設置し,しかも,都市部,市街地等で破砕プラ
ントを作動しても騒音,振動等の発生を極力低減するこ
とができる路上走行可能な破砕プラント車を既に提案し
ている〔例えば,特願平5−71214号(特開平6−
254429号公報参照)〕。かかる路上走行可能な破
砕プラント車によれば,トレーラに破砕プラントを設置
したまま道路を走行し,破砕プラントを設置したトレー
ラそのものをコンクリート,アスファルト等の破砕物の
発生現場に搬入することができ,またトレーラに破砕プ
ラントを設置した状態のままで直ちに塊状物の破砕処理
を行うことができると共に,作業の段取り等に時間をと
ることなく,効率的に破砕処理を行うことができる等の
利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,かかる
路上走行可能な破砕プラント車にあっては,上記のとお
り保安基準により車両の幅,高さ等の制限があり,かか
る制限はこの種破砕プラント車にとっては相当厳しい制
限であって,現場での要求に応えるには,かかる制限を
満たす範囲内で可能な限りの高い破砕処理能力を持たせ
るように破砕プラント車を設計する必要がある。そのた
め,破砕機,振動篩機,搬送コンベヤ,戻しコンベヤ及
びこれらの機器を駆動する発電機等の駆動装置から成る
破砕プラントも可能な限り大型のものを搭載することに
なる。
【0007】したがって,かかるプラント車は,車体フ
レーム上の殆どのスペースを破砕プラント機器の搭載の
ために費やしており,その結果,トレーラ上には,作業
員による破砕プラントの各種の試運転,修理,清掃等の
作業のためのスペースが,殆ど無いか十分に確保されて
いない。逆に,トレーラ上に作業員用のスペースを十分
に確保すると,破砕プラントの破砕能力を小さくしてし
まう。作業員がトレーラ上で行う破砕プラントの各種の
試運転,修理,清掃等の作業は,通常,破砕プラント車
の停止中に行うことになるが,そこで,破砕プラント車
の停止中に,トレーラの側部や後部の回りに設けられた
煽板即ちあおりプレートを水平位置まで回動して支持
し,この水平状態に支持したあおりプレート上にスペー
スを創り出して作業員の作業の歩行用通路や作業足場と
している。
【0008】しかしながら,トレーラの側部や後部のあ
おりプレートを水平位置まで回動して支持した場合,か
かる煽りプレートの水平高さは,作業員が自力で昇り降
りできる高さにはなく,必ず,昇降用梯子を利用して昇
り降りする必要がある高さである。ところで,破砕処理
場の地面は,必ずしも平らな安定した場所ばかりではな
く,むしろ凹凸や水溜まり等があったり,軟弱であった
りして不安定となっているのが普通である。昇降用梯子
の一部をあおりプレートの縁部に当接させ,かつ下部で
は不安定な地面に置くだけでは,昇降用梯子に体重をか
けた瞬間に昇降用梯子が横方向に傾くと共にあおりプレ
ートの縁部を横に滑って,あおりプレート上に昇ること
ができず,あおりプレートへの昇降が安全性の面から好
ましくなく,昇降が危険であったり,昇降用梯子を再度
設置し直さねばならず,あおりプレートに対する昇降に
手間取るという問題があった。
【0009】したがって,破砕処理場の地面が不安定な
場所であっても,昇降用梯子を簡単な構造でかつ簡単な
作業であおりプレートに確実に係合させて安全にあおり
プレートに昇降することができるようにする必要がある
という課題があった。
【0010】また,作業員があおりプレート上に昇った
後は,係合具や昇降用梯子は,作業員の煽りプレート上
の歩行にとって却って邪魔になるので,昇降用梯子を利
用するときにのみ係合具をあおりプレートに取り付け,
必要のないときには係合具自体をあおりプレートから取
り外すことができる構造であることが干渉物にならず好
ましいものである。
【0011】また,作業員があおりプレート上に上がっ
た後は,係合具や昇降用梯子は,作業員のあおりプレー
ト上の歩行にとって却って邪魔になるので,昇降用梯子
を利用する時にのみ,係合具をあおりプレートから起立
させて昇降用梯子と係合可能とし,昇降用梯子を係合し
ないときには,あおりプレートの内部に倒伏収納し,足
場としてのあおりプレートに係合具が突出しないように
して,作業員のあおりプレート上での移動に支障をなく
すことが好ましいという課題があった。
【0012】更に,昇降用梯子の地面への支持が安定し
ないのであれば,あおりプレートとトレーラの車輪とで
昇降用梯子を支持して,不安定な地面からの影響を受け
ることなく昇降用梯子を安定的に支えるようにするとい
う課題があった。
【0013】この発明の目的は,上記の課題を解決する
ことであり,建造物,構造物等の廃材,コンクリート,
アスファルト等の塊状物を破砕し再利用するための破砕
機,該破砕機で破砕された破砕物を選別する振動篩機,
戻しコンベヤ,搬送コンベヤ,これらの機器を駆動する
発電機等の動力源から成る破砕プラントを,保安基準に
適合できるように,路上走行可能なトレーラ上に設置
し,しかも,トレーラの側部や後部において水平位置ま
で回動して支持されたあおりプレートに対して,昇降用
梯子を簡単な構造でかつ簡単な作業であおりプレートに
確実に係合して,作業員が安全にあおりプレートに昇降
することができ,更に,破砕プラントの作動によって発
生する振動,騒音等を低減するため,エア圧をコントロ
ールできるエアクッションと板ばねを介して後輪のタイ
ヤに負担させることができる路上走行可能な破砕プラン
ト車を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は,タイヤにエ
アクッション及び板ばねを介して支持された車両の車体
フレーム上で且つ前記タイヤの後輪の近傍に塊状物を破
砕する破砕機が設置され,前記車体フレームの周囲に傾
倒可能に設けられたあおりプレートを備えたエンジンを
搭載した路上走行可能な破砕プラント車において,前記
車体フレーム上の前部に設置され且つ前記破砕機で前記
塊状物を破砕した破砕物を選別する振動篩機,前記破砕
機で破砕された前記破砕物を前記破砕機から前記振動篩
機に搬送するため前記車体フレーム上に設置され且つ前
記破砕機の下部の排出シュートから前記振動篩機のホッ
パへと上方へ傾斜して一方向にダイレクトに延びる搬送
コンベヤ,前記振動篩機で選別した所定以上のサイズの
前記破砕物を再度破砕するため前記車体フレーム上に設
置され且つ前記振動篩機の排出部から前記破砕機の塊状
物投入用ホッパへと上方へ傾斜して一方向にダイレクト
に延びる戻しコンベヤ,前記振動篩機で選別した所定以
下のサイズの前記破砕物を前記トレーラ外へ排出する破
砕物排出手段,並びに前記あおりプレートを水平状態に
保持して前記あおりプレートを足場に構成するため,前
記車体フレームの長手方向に隔置して複数個設けられた
装着金具と該装着金具に着脱自在に装着でき且つ傾倒さ
れた前記あおりプレートを支持する支持金具を具備し,
前記タイヤを接地させた状態で前記破砕機,前記振動篩
機,前記搬送コンベヤ,前記戻しコンベヤ及び前記破砕
物排出手段を駆動させ,少なくとも前記破砕機で発生す
る衝撃力及び振動を前記エアクッション,前記板ばね及
び前記タイヤで緩衝することを特徴とする路上走行可能
な破砕プラント車に関する。
【0015】この路上走行可能な破砕プラント車は,前
記あおりプレートに隔置状態に複数個設けられた係止
具,及び前記係止具に係合して取り付けられる昇降用梯
子を有し,前記係止具は前記あおりプレートに対して取
り外し可能に設けられているものである
【0016】この路上走行可能な破砕プラント車は,前
記破砕機,前記振動篩機,前記搬送コンベヤ,前記戻し
コンベヤ及び前記破砕物排出手段を駆動する駆動装置が
設けられ,前記駆動装置の作動で発生する所定以下の大
きさの衝撃力,振動等の負荷は前記後輪のタイヤを通じ
て負担され,所定以上の大きさの負荷は前記車体フレー
ムの後部に取り付けられた後部支柱が接地することによ
って負担される。
【0017】この路上走行可能な破砕プラント車は,前
記破砕機,前記振動篩機及び前記破砕機と前記振動篩機
との間に配置された前記搬送コンベヤ及び前記戻しコン
ベヤに対して設けられた作業足場,該作業足場に対して
設けられた手摺り,並びに前記作業足場に設けられた昇
降用梯子を備えている。
【0018】この路上走行可能な破砕プラント車は,上
記のように構成されているので,トラクタがエンジンを
搭載しており,連結したトレーラを牽引して路上走行
し,破砕すべき塊状物の発生現場まで破砕プラント車を
搬入することができる。塊状物の発生現場でトレーラを
停止して据え付けると,前記トレーラの車体フレーム上
に搭載された塊状物を破砕する破砕機等の破砕プラント
機器をトレーラ上に搭載したままで駆動装置を運転して
稼働し,発生した塊状物の破砕処理を行う。破砕プラン
ト機器の稼働に先立って,前記トレーラの車体フレーム
の周囲において,起立位置の姿勢にあるあおりプレート
を下端のヒンジの周りに水平位置まで回動し,その水平
姿勢のまま前記車体フレームに支持する。水平位置にあ
るあおりプレートの上は,作業員が足場として利用する
ことができるスペースとなる。あおりプレートの上に昇
降する場合は,昇降用梯子の一部をあおりプレートに設
けられた係止具に係合する。このため,昇降用梯子は,
作業員の体重程度の力が加わった程度では,不用意に動
くことはなく,作業員は,あおりプレートに対して安全
に昇降することができる。
【0019】また,前記係止具は,あおりプレートに対
して取り外し可能に設けられている構造である場合に
は,昇降用梯子を利用するときにのみ,係合具をあおり
プレートに取り付け,必要のないときは係合具自体をあ
おりプレートから取り外すことができるので,あおりプ
レート上に昇った作業員の歩行に邪魔になることがな
い。
【0020】また,前記係合具は,あおりプレートから
起立して昇降用梯子と係合可能な位置と,あおりプレー
トに設けられた凹部に収納可能な位置との間で回動可能
である構成を有するものである場合には,昇降用梯子を
あおりプレートに取り付けるときには,係合具をあおり
プレートから起立させ,起立した係合具に昇降用梯子を
係合させる。また,作業員があおりプレート上で作業を
する等の梯子を使用しないときには,梯子との係合を外
した係合具を倒伏させてあおりプレートの凹部に収納す
ると,あおりプレート上には係合具が突起物として存在
しないことになり,作業員の作業の邪魔となることはな
い。
【0021】更に,この路上走行可能な破砕プラント車
は,前記昇降用梯子の下端を前記トレーラの車輪に当接
支持させているものであるときには,昇降用梯子の上端
はあおりプレートに設けられた係合具に係合され,昇降
用梯子の下端がトレーラの車輪に当接するので,地面の
状況の影響は,昇降用梯子に及ぶことがなく,昇降用梯
子を一定の取付け姿勢に維持することができる。
【0022】また,前記破砕機,前記振動篩機及び前記
破砕機と前記振動篩機との間に配置された前記移送手段
に対して設けられた作業足場,該作業足場に対して設け
られた手摺り並びに該作業足場に設けられた昇降用梯子
を備えているので,作業上の安全性を確保でき,作業環
境を向上させることができる。
【0023】また,前記トレーラに設けられたエアクッ
ションのエア圧は前記駆動装置の作動によってコントロ
ールされるエア圧回路を有するので,破砕プラントの運
転時にエアクッションのエア圧を最適状態に制御するこ
とができ,破砕プラントから発生する振動,騒音を低減
することができる。また,前記駆動装置の作動で発生す
る所定以下の大きさの衝撃力,振動等の負荷は前記後輪
のタイヤを通じて負担され,所定以上の大きさの負荷は
前記車体フレームの後部に取り付けられた後部支柱が接
地することによって負担されるので,前記トレーラに過
剰な負荷がかかったとしても,エアクッション,板ば
ね,トレーラ等の損傷,破壊等を避けることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による路上走行可能な破砕プラント車の実施例を説明す
る。この発明による路上走行可能な破砕プラント車は,
コンクリート,アスファルト,廃材等の塊状物を破砕し
て砂利等の粒状物即ち破砕物としてリサイクルするのに
適用できる破砕プラントをトレーラにセット即ち設置
し,一般道路を走行して塊状物発生現場へ直接運び込
み,そこで,塊状物を破砕してリサイクルできる破砕物
に処理できるものである。
【0025】この路上走行可能な破砕プラント車は,図
1,図2及び図3に示すように,エンジン1Eを搭載し
たトラクタ1,及びトラクタ1に連結されて牽引される
トレーラ2から成る路上走行用の車両である。この路上
走行可能な破砕プラント車において,トレーラ2を構成
する車体フレーム4の後部は,トレーラ2が元来有して
いるエアクッションと板ばね(図示せず)を介して後輪
3に支持され,また,前部はカプラ等の連結装置77に
よってトラクタ1に連結される。車体フレーム4は,詳
細には図示しないが,トレーラ自体が元来有しているシ
ャシとこのシャシを補強する種々の補強フレームから構
成され,シャシと補強フレーム間には,鋼板,孔明き鋼
板,金網等を配置することができる。
【0026】この路上走行可能な破砕プラント車は,ト
レーラ2の車体フレーム4上の後輪3の近傍には塊状物
を破砕する破砕機6がセット即ち設置されている。破砕
機6は,インパクトクラッシャ,ジョクラッシャ等のタ
イプを使用できる。破砕機6及び振動篩機7は,車体フ
レーム4に衝撃力,振動等が直接作用しないように,エ
アクッションやゴム等の防振手段を介して車体フレーム
4に設置することが好ましい。また,車輪3に対してト
レーラ2に設けられたエアクッションのエア圧は,破砕
プラントを運転する駆動装置の作動によってコントロー
ルされるエア圧回路を有するように構成できる。また,
該エア圧回路は破砕機6及び及び振動篩機7に対して設
けられたエアクッションに対して接続させることがで
き,該エアクッションのエア圧をコントロールすること
もできる。即ち,この路上走行可能な破砕プラント車で
は,破砕機6の稼働時には,騒音や振動が相当のレベル
に達するので,破砕機6を車体フレーム4に設置する際
に介在させるエアクッションは,後述する駆動源8等に
基づく圧力源から圧縮空気の供給を受けて内部圧力を調
整可能にして,破砕機6の稼働時におけるかかるエアク
ッションの防振作用を強化することができるようにして
おくのが好ましい。
【0027】破砕機6には,破砕機6内へ被破砕物を投
入するためホッパ16,破砕物を排出するため排出ホッ
パ11,排出シュート12等が設けられている排出シュ
ート12は,車体フレーム4の下方に延びている。破砕
機6は,モータからベルト伝動により駆動されるが,ベ
ルト伝動部はカバーで覆われており,作業員の安全と,
破砕機6のホッパ16等から飛散する粉塵からの保護の
働きをしている。また,破砕機6,振動篩機7及び破砕
機6と振動篩機7との間に配置された移送手段即ち搬送
コンベヤ10,戻しコンベヤ14に対して作業足場及び
該作業足場に近接して手摺りが設けられている。また,
該作業足場には適宜な場所に昇降用梯子が設けられてい
る。
【0028】車体フレーム4上の前部には振動篩機7が
セット即ち設置されており,塊状物が破砕機6で破砕さ
れることにより生成した破砕物は,搬送コンベヤ10に
よって振動篩機7に搬送される。振動篩機7で選別した
所定以上のサイズの破砕物は,戻しコンベヤ14によっ
て再び破砕機6へ回送され,そこでリサイクルに適した
サイズの破砕物にまで再度破砕される。振動篩機7で選
別した所定以下のサイズの破砕物は,破砕物排出手段で
ある搬出コンベヤ54を通じて外部へ搬出される。ま
た,破砕機6,振動篩機7,搬送コンベヤ10,戻しコ
ンベヤ14,搬出コンベヤ54等の移送手段,これらを
駆動するため,車体フレーム4上にはエンジン,油圧発
生器,発電機等の駆動源8,操作盤9等の駆動装置が搭
載されている。更に,破砕機6の作動時に,車体フレー
ム4を支持するため車体フレーム4の前部にはアウトリ
ガ5が設けられている。
【0029】破砕機6,振動篩機7等は後輪3の接地状
態で作動され,特に,破砕機6でコンクリート,アスフ
ァルト等の被破砕物の破砕で発生する衝撃力,振動等の
力の一部は,トレーラ2自体が備えているエアクッショ
ンと板ばねとで緩衝吸収して後輪3に伝達されるように
構成されている。従って,破砕機6で発生する衝撃力,
振動等の力の一部がエアクッションと板ばねとで緩衝吸
収されることで,破砕プラント車の作動で発生する騒
音,振動は最低限に低減することができると共に,後輪
3には,瞬間的な過大な力が作用するのを防止すること
ができる。かかるエアクッションについても,破砕機6
と車体フレーム4との間に介在する前述のエアクッショ
ンと同様に内部空気圧力を調節可能とし,破砕機6の稼
働時に圧力を高くして防振作用を強化することもでき
る。また,トレーラ2には,破砕機6で発生する所定以
上の衝撃力,振動等の力を支持するために,車体フレー
ム4の後部には,油圧,リンク,ねじ等で伸縮できる後
部支柱78が設けられている。従って,後部支柱78
は,破砕機6の作動時には殆ど接地状態,或いは敷板等
で接地状態に伸長させており,破砕機6によって過大な
負荷がトレーラ2にかかる場合には,車体フレーム4を
支持し,トレーラ2のエアクッションと板ばねを保護す
ることができる。
【0030】この路上走行可能な破砕プラント車は,図
1及び図2に示すように,車体フレーム4の後部等の適
宜のスペースに駆動源8,操作盤9等がバランスよく配
置されている。搬送コンベヤ10は,バケットコンベヤ
タイプであり,破砕機6から排出された処理材即ち破砕
物を振動篩機7に搬送するため,破砕機6の下部に設け
た排出ホッパ11及び排出シュート12と振動篩機7の
ホッパ13とを接続するように車両前方向に向かって上
昇する傾斜状態に延びている。搬送コンベヤ10は,特
に,車体フレーム4上に設置され,破砕機6の下部の排
出シュート12から振動篩機7のホッパ13へと上方へ
傾斜して一方向にダイレクトに延びている。また,戻し
コンベヤ14は,破砕機6で破砕された破砕物のサイズ
が所定の大きさより大きい場合には,再度,その破砕物
を破砕機6に戻して破砕するため,振動篩機7の排出部
15と破砕機6のホッパ16とを接続するように車両後
方向に向かって上昇する傾斜状態に延びている。戻し用
コンベヤ14は,特に,車体フレーム4上に設置され,
振動篩機7の排出部15から破砕機6の塊状物投入用ホ
ッパ16へと上方へ傾斜して一方向にダイレクトに延び
ている。振動篩機7に近接した車体フレーム4上のスペ
ースには,塊状物を破砕機6で破砕する際,或いは振動
篩機7で破砕物を選別する際に発生する粉塵の飛散を防
止のために粉塵に対して散水する水を貯留する水タンク
17が設けられている。
【0031】搬送コンベヤ10は,図1に示すように,
車両前方側,即ち上方側の固定フレーム部21と,該固
定フレーム部21に対して移動可能であり車両後方側,
即ち下方側に位置する移動フレーム23部と,及び両フ
レーム部に掛け渡されたコンベヤベルト20から構成さ
れている。両フレーム部には複数のローラから成るロー
ラ群が設けてあり,コンベヤベルト20を支持してい
る。ローラ群は,その内の1つ,例えば,搬送コンベヤ
10における上端部のドライビングベルトローラ26を
駆動軸と一体回転する駆動ローラとすることにより,搬
送コンベヤ10を作動することができる。更に,搬送コ
ンベヤ10は,コンベヤベルト20を上部で幅方向に水
平に支持する複数のキャリヤロール28,及びコンベヤ
ベルト20の下部を支えるリターンキャリヤ29を有し
ている。
【0032】更に,この路上走行可能な破砕プラント車
は,振動篩機7の排出部15の下方と破砕機6のホッパ
16の上部との間に延びる戻しコンベヤ14が設けられ
ている。戻しコンベヤ14は,振動篩機7を通過できな
かった所定以上の大きさの破砕物を排出部15で受け取
って該破砕物を破砕機6へ再び戻す機能を果たす。戻し
コンベヤ14には,破砕機6のホッパ16内へ破砕物を
投入する戻しコンベヤ14の頂部側の高さを変更するた
め,戻しコンベヤ14の傾斜角度を変更する傾斜変更装
置42が設けられている。
【0033】また,破砕機6のホッパ16の上端縁の地
上高は,車両が路上走行する場合の保安基準に適合した
高さに設定してあり,許容できる最大の処理能力を得る
ように設定されている。戻しコンベヤ14は,作動時に
はホッパ16へ破砕物を投入するため,二点鎖線で示す
ように,ホッパ16の上端縁より上昇した状態になる
が,戻しコンベヤ14の上部がホッパ16の上端縁より
高位置になると,路上を走行できなくなるので,路上走
行時には戻しコンベヤ14の上部がホッパ16の上端縁
より下方位置に納まるようにホッパ16には切欠部18
が形成されている。従って,破砕プラントの作動時に
は,切欠部18を閉鎖するために,ホッパ16の上縁に
係合するフックを備えた切欠部18より大きいサイズの
閉鎖板18a(図1)を別途準備しておくことが好まし
い。場合によっては,ホッパ16を破砕機6から取り外
して戻しコンベヤ14の上部を下げることにより保安基
準に適合するように構成してもよい。この路上走行可能
な破砕プラント車の以上の構造は,基本的には本出願人
による先願に係る発明のものと同じである。
【0034】更に,この路上走行可能な破砕プラント車
は,図2に示すように,車体フレーム4の周縁の少なく
とも両側の煽板即ちあおりプレート60を作業足場に利
用することができる構造を有している。あおりプレート
60は,起立位置である垂直状態では下端が蝶番304
(図9,図10)等で車体フレーム4に回動可能に取り
付けられており,車両外側に向かって開くことができ
る。後述のL字状金具で支えなければ,あおりプレート
60は,蝶番304から吊り下がる状態となるが,この
ような場合は破砕プラント機器を車体フレーム4から降
ろす場合等に限られる。
【0035】図5に示すように,車体フレーム4の長手
方向外側壁面は,水平断面で見てコ字型の非円形金具等
の装着金具61を隔置して複数個取り付け,これらの装
着金具61に別途用意しているL字状金具62を着脱自
在に装着できるように構成されている。装着金具61に
L字状金具62を装着した状態で,車体フレーム4に設
けた傾倒可能なあおりプレート60を鎖線で示すように
倒せば,あおりプレート60は水平状態に保持され,該
あおりプレート60を足場に利用できるようになる。L
字状金具と装着金具との組み合わせは,図6に示すよう
に,内側にリブ63を備える点以外はL字状金具62と
同じのL字状金具62aと,リブ用スリット64を形成
する以外は装着金具61と同じの装着金具61aとにし
てもよい。また,荷台周縁の車体フレーム4に横穴(図
示せず)を形成し,該横穴に棒状支持具(図示せず)を
嵌合し,あおりプレート60を水平に支持するように構
成してもよい。このように,破砕作業現場で足場を形成
するに際して,必要なL字状金具を別途,車体フレーム
4に取り付けるようにしているから,路上走行するのに
L字状金具の寸法を考慮することがないので,保安基準
を満たしつつ,車両の幅を十分確保することができる。
【0036】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,図7に示すように,戻しコンベヤ14の外側フレー
ム14aの下側に蝶番66によりフレームにエキスパン
ドメタル網を張った足場65を取り付けることもでき
る。また,戻しコンベヤ14の下側には引出し可能な支
持パイプ67が複数本設けられている。支持パイプ67
を戻しコンベヤ14の外側に引出し,その上に足場65
を倒して支持パイプ67に固定すると,足場65を組み
立てることができ,逆の操作で収納できる。
【0037】更に,この路上走行可能な破砕プラント車
は,図8に示すように,破砕機6のホッパ16の下方に
収納可能な作業足場68を備えており,作業足場68に
は組み立て可能な手摺り73を設けることができる。例
えば,作業足場68の一端に設けたボルト・ナット69
を破砕機6側のフレーム70に形成したスライド長孔7
1に嵌装し,作業足場68の収納位置又は使用位置に設
定した状態で,ボルト・ナット69を締め付けることに
より作業足場68をフレーム70に固定することができ
る。作業足場68には複数のパイプ72が固着されてお
り,該パイプ72に別途準備している防護柵即ち手摺り
73を取り付け取り外し可能に設け,使用時には手摺り
73を作業足場68の周囲に設置することができる。
【0038】又は,パイプ72に手摺り73が貫通でき
るように構成し,使用時はパイプ72上に手摺り73を
適宜の固定手段によって固定して作業足場68の周囲に
設置できるように構成することもできる。この場合に
は,手摺り73を収納する時には,鎖線で示すように,
下方へ落下させ,ボルト・ナット69を緩めて作業足場
68をホッパ16側へ押し込めばコンパクトに収納する
ことができ,破砕プラント車の路上走行を行うことがで
きる状態になる。場合によっては,車体フレーム4のあ
おりプレート60にも一対のパイプ72を固着し,作業
足場68へ掛けられる梯子74の下端を嵌合できるよう
に構成してもよいものである。
【0039】図9は,あおりプレート60を水平位置に
回動して固定した状態において,昇降用梯子310を取
り付けた状態を示す図である。水平状態のあおりプレー
ト60は,車両の進行方向左側のあおりプレート300
と車両の進行方向右側のあおりプレート301とからな
る。あおりプレート60は車体フレーム4に対して蝶番
304を介して回動可能であり,L字状金具62によっ
て水平状態に固定される。あおりプレート60の上面に
はアルミニウム製縞鋼板302が張り付けられてれて,
水平状態に固定されたときには作業員用の作業足場30
3となっている。アルミニウム製縞鋼板302は,水分
を含んだ粉塵や破砕物等が堆積したり,滑りやすくなる
可能性が高いあおりプレート表面を覆っており,作業員
の靴が確実に踏面を捕らえるようになっている。アルミ
ニウム製縞鋼板302は,あおりプレート60に取り外
し可能に張り付けておけば,あおりプレート60の清掃
に好都合である。
【0040】水平状態に固定された左右のあおりプレー
ト300,301には,車両の前方縁端又は後方縁端,
或いは車両の側方縁端に近接する周囲上面の適宜位置に
係止具320が設けられていて,昇降用梯子は,係止具
320と係合させることにより左右のあおりプレート3
00,301に取り付け可能である。図9には,車両進
行方向左側のあおりプレート300の側方端に取り付け
られた昇降用梯子310が図示されている。また,図1
0には,車両進行方向右側のあおりプレート301の前
方端に取り付けられた昇降用梯子311,313が図示
されている。図1及び図2には,図9及び図10とは左
右反転した状態でのあおりプレート60と昇降用梯子3
13,314とが図示されている。更に,図9には,車
体フレーム4から下方に垂下して取り付けられたサイド
バンパ跳ね上げ式の構造が符号317で示されている。
サイドバンパ跳ね上げ構造317では,実線がサイドバ
ンパの垂下状態であり,想像線が跳ね上げ状態を示して
いる。
【0041】車両進行方向左側のあおりプレート300
の前方端には昇降用梯子311,313が取り付けられ
ており,また車両進行方向右側のあおりプレート301
の側方端には昇降用梯子314が取り付けられた様子が
図示されている。昇降用梯子の取付け位置は,これらに
限ることはなく,後述の係止具をあおりプレート60の
周囲に沿って適宜に並べられて設ければ,その位置にお
いて昇降用梯子を取り付けることができる。係止具32
0は,両縦パイプ315のために一対一組で用意されて
おり,あおりプレート60に周縁に沿って並べて設けら
れる。したがって,係止具320は,あおりプレート6
0の車両前方端では車両の幅方向に並び,あおりプレー
ト60の車両側方端では車両の前後方向に並ぶことにな
る。ただし,隣接する取り付け位置においては,一方の
係合具を兼用させることも可能である。係止具320が
設けられているあおりプレート60の箇所においては,
アルミニウム製縞鋼板302に切欠きを設けるか,ある
いは縞を荒くしてあるので,係合具320と干渉するこ
とはない。
【0042】昇降用梯子310,311,313,31
4は,一対の縦パイプ315間を一定間隔で横方向に連
結されていて作業員が足で踏むことができる複数の横パ
イプ316とからなる。各昇降用梯子310,311,
313,314において,一対の縦パイプ315の上端
部は下方に屈曲されており,昇降用梯子の下端部318
が地面319に対して所定の姿勢に設置されたときに
は,昇降用梯子は所定の傾斜角度をもってあおりプレー
ト60に取り付けられる。また,このとき縦パイプ31
5の端部は垂直状態の姿勢を取り,後述する係止具32
0の垂直嵌合孔と係合する。昇降用梯子の下端を縦パイ
プに対して若干の長さ調節可能にしておけば,地面が凹
凸があったり,軟弱であったとしても昇降用梯子の姿勢
を正しく調節することができる。
【0043】また,係止具と係合する昇降用梯子の相手
部分は,縦パイプ315の端部ではなく,昇降用梯子が
地面からあおりプレート60まで昇降するためだけの梯
子でなく,地面から足場65や68にまで達する形態を
有する等の形状,構造によっては,縦パイプ315の途
中から延びる部分や横パイプ316から延びる部分とす
ることも可能である。更に,係合具は,地面からあおり
プレート60に昇降する梯子のためだけでなく,あおり
プレート60から足場65や68へ昇降するための梯子
の下端に係合するのにも,利用することができる。
【0044】この実施例では,係止具320は,パイプ
を短く切断したものであり,下端のフランジ部が煽りプ
レートに固定されている。係止具320のパイプ内径
は,縦パイプ315のパイプ外径よりやや大きく設定さ
れているので,縦パイプ315の端部を係止具320に
嵌合させることができる。逆に,係止具320の外径
を,縦パイプ315の内径よりも小さくした嵌合構造と
することもできる。係止具320と縦パイプ315との
係合構造は,かかる嵌合構造に限ることはなく,種々の
係合構造を採用することも可能である。
【0045】係止具320をあおりプレート60に対し
て取り付けるための構造においては,取外し不能に固定
してしまうこともできるが,作業員にとっては,作業足
場303上に係止具が突起物として存在しないことが好
ましいこともあるので,係止具320をあおりプレート
60に対して取外し可能に固定するのが好ましい。係止
具のあおりプレートに対する取外し可能な固定構造の例
が,バヨネット固定構造を有する係止具330として斜
視図である図11及び断面図である図12に示されてい
る。係止具330は,縦パイプ315が嵌合する内腔部
332を有するパイプ331と,パイプ331の下端に
取り付けられたフランジ板333とを有する。フランジ
板333の直径方向に対称な二つの位置において貫通孔
335が形成されており,各貫通孔335にはボルト3
36が挿通している。各ボルト336の下端は,挟持板
339と円弧状隆起部340とが一体となったナット3
38に螺合している。一方,各あおりプレート60に
は,各ボルト336に対応する位置において,挟持板3
39と円弧状隆起部340が通過できる大径孔341
と,中心軸線の時計方向回りに円弧状に延びており挟持
板339は抜け出ることはできないがボルト336のね
じ部337と円弧状隆起部340のみが通過できる円弧
孔342とが形成されており,大径孔341と円弧孔3
42とは互いに繋がっていて中心軸線に対して点対称な
勾玉状となっている。挟持板339には,円弧状隆起部
340に代えて,ねじ部337とは偏心した位置におい
て円弧孔342を通過することができる突起(図示せ
ず)を設けてもよい。円弧孔342に係合した突起は,
締め付け操作によってボルト336を回転したときに挟
持板339の連れ回りを防止する。
【0046】係止具330をあおりプレート60に取り
付けるには,フランジ板333と挟持板339との間隔
をあおりプレート60の板厚よりも大きくした状態で挟
持板339と円弧状隆起部挟持板340を大径孔341
に通過させ,その後,係止具330全体を時計方向に回
動して円弧状隆起部340を円弧孔342に沿ってその
最奥位置にもたらす。この位置でボルト336の頭部を
工具にて回転させると,円弧状隆起部340は円弧孔3
42に嵌合しているので回転できず,ナット338はフ
ランジ板333の方向に移動する。したがって,あおり
プレート60はフランジ板333と挟持板339とで挟
み込まれ,係止具330をあおりプレート60に固定す
ることができる。係止具330をあおりプレート60か
ら取り外す場合は,上記の操作を逆に行えばよい。あお
りプレート60に大径孔341と円弧孔342とを設け
ない場合には,かかる大径孔341と円弧孔342と同
じ構造の孔を穿った固定板を別に形成し,挟持板339
がかかる固定板の下面に沿って移動できる程度の層状の
空間を残して,かかる固定板をあおりプレート60に固
定してもよい。なお,この例は,ボルトの締め付け操作
をあおりプレート60の上側からのみ行う例として示し
たが,あおりプレート60の両側から締め付け操作をす
るのであれば,単にフランジ板333とあおりプレート
60とにボルト挿通孔を穿設して,あおりプレート60
の一方側から位置合わせ済の両ボルト挿通孔に挿通した
ボルトを反対側のナットで締め付けるようにしてよい。
【0047】図13及び図14には,係止具350のあ
おりプレート60に対する取外し可能な固定構造の例が
示されている。係止具350は,一対の短いパイプ35
1,351を共通の係合具基板352に溶接等の固定手
段で固定したものである。両パイプ351間の距離は,
取り付けるべき昇降用梯子の両縦パイプが嵌合する距離
に設定してある。両パイプ351,351間の二つの位
置に,ボルト挿通孔355,355が穿設されており,
同じ距離間隔をもってあおりプレート60にもボルト挿
通孔356,356が穿設されている。あおりプレート
60のボルト挿通孔356,356と係止具基板352
のボルト挿通孔355,355の位置を合わせて,ボル
ト353,353を挿通してナット354,354で締
め付けることにより,係止具基板352をあおりプレー
ト60に取り付けることができる。この例では,二つの
係合部分を有する係合具を回り止めを兼ねる二箇所のボ
ルトであおりプレート60に取り付けることができる。
【0048】図15には,あおりプレート60に対して
倒伏可能な係止具360が示されている。係止具をあお
りプレート60に対して取り外し可能に取り付ける場合
には,取り外した係止具を別途保管する必要があるが,
係止具360をあおりプレート60に対して倒伏可能に
取り付けておけば,昇降用梯子をあおりプレート60に
取り付けるときに係止具360をあおりプレート60か
ら起立させればよく,不要のときにはあおりプレート6
0内に倒伏収納すれば作業足場に突起物として残らな
い。係止具360は,縦パイプ315が嵌入する内腔部
362を有するパイプ361を含んでいる。パイプ36
1の下方には中心軸線363に直交する軸線367を有
する横軸366が貫通しかつ一体的に設けられており,
横軸366の軸線367の回りに係止具360を回動す
ることにより,係止具360は煽りプレートに対して起
立及び倒伏可能である。横軸366は昇降用梯子を取り
付けるときに縦パイプ315の端部と当接してそれ以上
の縦パイプ315の下方移動を阻止する。パイプ361
を倒伏収納するために,あおりプレート60には,十字
架状の穴が穿設されている。この穴は,係止具360の
起立頭部が収納される比較的長い係止具頭部用穴372
と,係止具360の起立尾部が倒伏収納時に回動できる
だけの比較的短い係止具尾部用穴373と,これら両穴
372,373に直交するように両側に設けられた横軸
用穴374,374からなる。係止具頭部用穴372
は,係止具360を起立させるための工具等が挿入でき
る程度の余裕をもって形成されている。横軸用穴37
4,374は,横軸366,366が回動できればよい
ので,他の穴に比べて幅,深さとも小規模でよい。横軸
366に関する係止具360の構造は左右同一であるの
で,以後一方のみの説明に止める。係止具360の回動
停止位置を起立位置と倒伏位置に確定するため,横軸3
66の円筒外面には軸線367の方向に延びる切欠き3
68が90°毎に設けられ,又横軸用穴374側には,
切欠き368に対応して軸線367の回りに90°毎に
内方に湾曲した係合部分370を有する板ばね369が
回動不能に取り付けられている。
【0049】したがって,横軸366は,板ばね369
とのクリック作用により,起立位置と倒伏位置におい
て,安定的に位置決めされる。昇降用梯子は縦パイプ3
15を二本有するから,起立位置で縦パイプに係合する
二つの係止具360が同時に倒伏位置方向に傾くことは
生じにくい。特に,各係止具360,360の倒伏方向
を互いに相手側の係合具に向けて設定したときは,その
ような懸念はない。横軸用穴374の上部は,あおりプ
レート60に適宜の固着手段により取り付けられた閉鎖
板371で覆われており,閉鎖板371は,横軸366
の部分への塵埃等の侵入を防ぐとともに係止具360の
あおりプレート60からの抜け出しを防止している。横
軸用穴374のパイプ361側もシールするのが好まし
い。閉鎖板371はあおりプレート60に取り外し可能
にしておくと,各穴内に粉塵や土砂が蓄積した場合に,
係止具360全体を取り出して各穴内の清掃作業をした
り,係止具360の横軸部分を含む各部の点検を行うの
に好都合である。
【0050】図16及び図17には,更に別の昇降用梯
子の例が示されている。即ち,昇降用梯子380は,一
対の縦パイプ381,381からなり,複数の横パイプ
382が両縦パイプ381間において所定の間隔で連結
している。昇降用梯子380の上端部384は,あおり
プレート60に対して,上記実施例で説明したような構
造を有する係合具385,385で係合しており,下端
部386は,地面に直接接触することなく,縦パイプ3
81,381から後輪3に向かって突設された支えパイ
プ387が後輪3のタイヤに当接している。かかる構造
であれば,昇降用梯子380に作業員の体重等の負荷が
加わったときにその衝撃が緩和されると共に,下端部3
86は,凹凸や軟弱性等の不安定な地面ではなく安定し
た車輪に当接するので,昇降用梯子380に作用する力
が左右均等に分配されて,作業員の昇降動作も不安定に
なることがない。
【0051】
【発明の効果】この発明による路上走行可能な破砕プラ
ント車は,上記のように構成されているので,エンジン
を搭載していることにより路上走行し,破砕すべき塊状
物の発生現場まで破砕プラント車を搬入し,塊状物の発
生現場に赴き,車体フレーム上に搭載された塊状物を破
砕する破砕機等の破砕プラント機器を稼働して,発生し
た塊状物の破砕処理を車体フレーム上で行う。破砕プラ
ント機器の稼働に先立って,車体フレームの周囲におい
て,垂直位置の姿勢にあるあおりプレートを,水平位置
まで回動して,その水平位置の姿勢のまま前記車体フレ
ームに固定支持する。水平位置にあるあおりプレートの
上は,作業員が足場として利用することができるスペー
スとなる。あおりプレートの上に昇降する場合は,昇降
用梯子の一部をあおりプレートに設けられた係止具に係
合する。このため,昇降用梯子は,作業員の体重程度の
力が加わった程度では,あおりプレートから外れたり,
不用意に動くことはなく,作業員は,あおりプレートに
対して安全に昇降することができる。あおりプレート上
では,作業員は,破砕プラント機器の点検,修理又は清
掃等の作業を安全に行うことができる。
【0052】また,係止具が,あおりプレートに取り外
し可能に取り付けられたものである場合には,昇降用梯
子をあおりプレートに取り付けるときには,係止具をあ
おりプレートに取り付け,そして昇降用梯子は使用せず
あおりプレート上全体を作業用として使用したいときに
は,係止具をあおりプレートから取り外すことができ
る。したがって,あおりプレート上に昇った作業員は,
あおりプレート上の作業足場を,係合具が突起物として
存在しない状態で使用することができ,係止具につまず
くことなく,安全に作業をすることができる。
【0053】また,前記係止具は,あおりプレートから
起立して前記梯子の上端と係合可能な位置と,倒伏して
あおりプレートに設けられた凹部に収納可能な位置との
間で回動可能である構成を有するものである場合には,
梯子をあおりプレートに取り付けるときには,係止具を
あおりプレートから起立させ,起立した係止具に梯子の
上端を係合させることができる。また,作業員があおり
プレート上で作業をする等の梯子を使用しないときに
は,梯子との係合を外した係止具を倒伏させてあおりプ
レートの凹部に収納すると,あおりプレート上には係合
具が突起物として存在しないことになり,作業員が係合
具につまずいたりすることがなく,あおりプレート上に
おける作業員の作業の安全と効率を損ねることがない。
更に,係止具は,あおりプレートの所定の場所に倒伏さ
れて収納されるから,別の場所に保管する必要がなくな
るとともに紛失するおそれもなく,また,簡単な工具に
て起立又は倒伏させることができ,あおりプレートに対
する昇降用梯子の取付け取外しの作業性も良好である。
【0054】前記昇降用梯子の下端を車輪に当接支持さ
せた場合には,昇降用梯子の下端は,凹凸や水溜まり,
軟弱性等の状況が一定しない地面に支えられることはな
く,常に車輪に安定的に支えられるので,地面の状況に
よって縦パイプから片方の係合具にのみ無理な力が作用
することがなく,また,作業員も昇降動作に当たって昇
降用梯子に対する力の掛かり方を予測できるので,安全
裏に昇降することができる。また,この路上走行可能な
破砕プラント車は,破砕機,振動篩機及び移送手段に対
して設けられた作業足場,手摺り並びに該作業足場に設
けられた昇降用梯子を備えているので,作業能率を向上
させると共に,作業上の安全性を確保でき,作業環境を
向上させることができる。
【0055】更に,この路上走行可能な破砕プラント車
は,破砕プラントの運転時にエアクッションのエア圧を
最適状態に制御することによって破砕プラントから発生
する振動,騒音を低減でき,都市,住宅街等での作業環
境を向上させることができる。また,前記駆動装置の作
動で発生する所定以下の大きさの衝撃力,振動等の負荷
は前記後輪のタイヤを通じて負担され,所定以上の大き
さの負荷は前記車体フレームの後部に取り付けられた後
部支柱が接地することによって負担されるので,前記ト
レーラに過剰な負荷がかかったとしても,エアクッショ
ン,板ばね,トレーラ等の損傷,破壊等を避けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による路上走行可能な破砕プラント車
の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の破砕プラント車の平面図である。
【図3】図1の破砕プラント車の背面図である。
【図4】図1の破砕プラント車において,車体フレーム
のあおりプレートの水平支持金具を示す斜視図である。
【図5】あおりプレートの水平支持部の一例を示す断面
図である。
【図6】あおりプレートの水平支持金具の別の実施例を
示す斜視図である。
【図7】図1の路上走行可能な破砕プラント車におい
て,戻しコンベヤの外側に設けた足場の一例を示す断面
図である。
【図8】図1の路上走行可能な破砕プラント車におい
て,破砕機の周囲に設けた作業足場の一例を示す断面図
である。
【図9】図1の路上走行可能な破砕プラント車の進行方
向左側端において,あおりプレートに取り付けられる昇
降用梯子の一例を示す図である。
【図10】図1の路上走行可能な破砕プラント車の進行
方向前側端において,あおりプレートに取り付けられる
昇降用梯子の他の例を示す図である。
【図11】あおりプレートに取外し可能に取り付けられ
る係止具の実施例を示す斜視図である。
【図12】図11に示した係止具の断面図である。
【図13】あおりプレートに取外し可能に取り付けられ
る係止具の別の実施例を示す斜視図である。
【図14】図13に示した係止具の断面図である。
【図15】あおりプレートに取外し可能に取り付けられ
る係止具の更に別の実施例を示す斜視図である。
【図16】昇降用梯子の下端部が破砕プラント車の後輪
に支持される例を示す正面図である。
【図17】図16に示す昇降用梯子の支持態様の側面図
である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 トレーラ 3 後輪 4 車体フレーム 5 前部アウトリガ 6 破砕機 7 振動篩機 8 発電機 9 操作盤 10 搬送コンベヤ 14 戻しコンベヤ 42 コンベヤ傾斜変更装置 54 搬出コンベヤ 60 あおりプレート 61 装着金具 62 L字状金具 300 左側あおりプレート 301 右側あおりプレート 303 足場 310,311,313,314 昇降用梯子 320,330,350,360 係止具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−139347(JP,A) 特開 平5−154404(JP,A) 実開 平3−130859(JP,U) 実開 平4−134440(JP,U) 実開 昭63−13388(JP,U) 実開 平3−115544(JP,U) 実開 昭61−7936(JP,U) 実開 平4−83840(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 21/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤにエアクッション及び板ばねを介
    して支持された車両の車体フレーム上で且つ前記タイヤ
    の後輪の近傍に塊状物を破砕する破砕機が設置され,前
    記車体フレームの周囲に傾倒可能に設けられたあおりプ
    レートを備えたエンジンを搭載した路上走行可能な破砕
    プラント車において, 前記車体フレーム上の前部に設置され且つ前記破砕機で
    前記塊状物を破砕した破砕物を選別する振動篩機,前記
    破砕機で破砕された前記破砕物を前記破砕機から前記振
    動篩機に搬送するため前記車体フレーム上に設置され且
    つ前記破砕機の下部の排出シュートから前記振動篩機の
    ホッパへと上方へ傾斜して一方向にダイレクトに延びる
    搬送コンベヤ,前記振動篩機で選別した所定以上のサイ
    ズの前記破砕物を再度破砕するため前記車体フレーム上
    に設置され且つ前記振動篩機の排出部から前記破砕機の
    塊状物投入用ホッパへと上方へ傾斜して一方向にダイレ
    クトに延びる戻しコンベヤ,前記振動篩機で選別した所
    定以下のサイズの前記破砕物を前記トレーラ外へ排出す
    る破砕物排出手段,並びに前記あおりプレートを水平状
    態に保持して前記あおりプレートを足場に構成するた
    め,前記車体フレームの長手方向に隔置して複数個設け
    られた装着金具と該装着金具に着脱自在に装着でき且つ
    傾倒された前記あおりプレートを支持する支持金具を具
    備し,前記タイヤを接地させた状態で前記破砕機,前記
    振動篩機,前記搬送コンベヤ,前記戻しコンベヤ及び前
    記破砕物排出手段を駆動させ,少なくとも前記破砕機で
    発生する衝撃力及び振動を前記エアクッション,前記板
    ばね及び前記タイヤで緩衝することを特徴とする路上走
    行可能な破砕プラント車。
  2. 【請求項2】 前記あおりプレートに隔置状態に複数個
    設けられた係止具,及び前記係止具に係合して取り付け
    られる昇降用梯子を有し,前記係止具は前記あおりプレ
    ートに対して取り外し可能に設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の路上走行可能な破砕プラント
    車。
  3. 【請求項3】 前記破砕機,前記振動篩機,前記搬送コ
    ンベヤ,前記戻しコンベヤ及び前記破砕物排出手段を駆
    動する駆動装置が設けられ,前記駆動装置の作動で発生
    する所定以下の大きさの衝撃力,振動等の負荷は前記後
    輪のタイヤを通じて負担され,所定以上の大きさの負荷
    は前記車体フレームの後部に取り付けられた後部支柱が
    接地することによって負担されることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の路上走行可能な破砕プラント車。
  4. 【請求項4】 前記破砕機,前記振動篩機及び前記破砕
    機と前記振動篩機との間に配置された前記搬送コンベヤ
    及び前記戻しコンベヤに対して設けられた作業足場,該
    作業足場に対して設けられた手摺り,並びに前記作業足
    場に設けられた昇降用梯子を備えていることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の路上走行可能な
    破砕プラント車。
JP30218193A 1993-11-09 1993-11-09 路上走行可能な破砕プラント車 Expired - Fee Related JP3371021B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30218193A JP3371021B2 (ja) 1993-11-09 1993-11-09 路上走行可能な破砕プラント車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30218193A JP3371021B2 (ja) 1993-11-09 1993-11-09 路上走行可能な破砕プラント車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07132242A JPH07132242A (ja) 1995-05-23
JP3371021B2 true JP3371021B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=17905913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30218193A Expired - Fee Related JP3371021B2 (ja) 1993-11-09 1993-11-09 路上走行可能な破砕プラント車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3371021B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6202073B2 (ja) * 2015-11-12 2017-09-27 コベルコ建機株式会社 作業機械の昇降装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07132242A (ja) 1995-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100001573A1 (en) Transporter vehicle
JP2008114986A (ja) 自走式コンベヤ装置
JP3713315B2 (ja) 振動篩機及び該振動篩機を備えた塊状物破砕プラント車
JP3371021B2 (ja) 路上走行可能な破砕プラント車
JP3215214B2 (ja) 路上走行可能な破砕プラント車
JP3175587U (ja) 雪載荷装置
JP3756557B2 (ja) 塊状物破砕プラント車
JP3756558B2 (ja) 塊状物破砕プラント車
JPH09136668A (ja) あおり付き荷台に機器を搭載できるプラント車
JP3337787B2 (ja) 路上走行可能な破砕プラント車
JP3337782B2 (ja) 路上走行可能な破砕プラント車
JP3337780B2 (ja) 路上走行可能な破砕プラント車
JP2514495B2 (ja) 建物残骸処理機械
JPH09262495A (ja) 破砕プラント車
JP5248261B2 (ja) 自走式破砕機
JP3184118U (ja) 車両走行装置用防護装置、それを利用した自走型建設機械および自走型路面切削機械
CN213143190U (zh) 一种防侧翻的挖掘机车架
JPH0817959B2 (ja) 破砕装置におけるホッパ
JPH0880450A (ja) 自走式建設廃材破砕機の車体構造
JPH1085623A (ja) 破砕プラント車
JPH10113571A (ja) 破砕プラント車
JP3028180U (ja) 移動式の破砕装置
JP3830231B2 (ja) 路上走行可能な土質改良プラント車及びそれを用いた土質改良方法
JP3705918B2 (ja) 破砕機
JP3887617B2 (ja) 自走式破砕機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees