JP3337780B2 - 路上走行可能な破砕プラント車 - Google Patents

路上走行可能な破砕プラント車

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JP3337780B2
JP3337780B2 JP25532393A JP25532393A JP3337780B2 JP 3337780 B2 JP3337780 B2 JP 3337780B2 JP 25532393 A JP25532393 A JP 25532393A JP 25532393 A JP25532393 A JP 25532393A JP 3337780 B2 JP3337780 B2 JP 3337780B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,建造物,構造
物,掘削等で発生するコンクリート,アスファルト,岩
石等の塊状物を所望なサイズに破砕して再利用可能な破
砕物を作る破砕プラントを,トラクタに連結して牽引さ
れる一般道路を走行できるトレーラに設置した路上走行
可能な破砕プラント車に関する。
【0002】
【従来の技術】最近,特に都市,住宅街,市街地等で
は,中高層住宅,建造物,構造物等の取り壊し,建て替
え等が盛んに行われ,再開発が行われている。その際,
発生するコンクリート,アスファルト等の塊状物の処理
方法として,建造物,構造物等の廃材,コンクリート,
アスファルト等の塊状物を,その発生現場において破砕
機によって破砕処理し,破砕物を路面材,建造物,構造
物等の基礎材,掘削後の埋戻材として再利用即ちリサイ
クルして使用する方法が行われるようになってきた。こ
の方法によれば,塊状物を投棄する量自体を減らすこと
ができ,またこれらの塊状物の埋め立て処分地,投棄場
所を求めて,それらの塊状物を車両等で長距離搬送する
必要がなくなると共に,限られた資源である砂利等の有
効利用にもなるので,環境保護,資源保護にも貢献する
ことができる。
【0003】コンクリート,アスファルト,廃材等の塊
状物を破砕する破砕プラントとして処理場に設置して使
用する設置型の破砕プラントは,基本的には,かかる塊
状物を破砕する破砕機をトレーラに搭載して所定の処理
場へ搬送し,塊状物の処理場でトレーラから破砕機を降
ろして組付け,配置することにより設置されるものであ
る。破砕機以外にも,破砕された破砕物を選別する振動
篩機,発電機等の駆動装置,及びコンベヤ等の搬送装置
等をトレーラに搭載することもできる。破砕プラントを
かかる塊状物の発生地と異なる処理場に設置すること
は,搬送・組み付け作業が大仕事であり,人手を多く要
することから破砕処理に要するコストの上昇の原因とな
っているばかりでなく,スペースの確保や地価の観点か
ら破砕処理場の確保自体が困難になっており,また,破
砕処理場が塊状物発生地から遠く離れれば離れる程,塊
状物を搬送するのに運搬コストがかかり過ぎるという問
題がある。また,塊状物の発生地に近接して破砕処理場
を作ることができたとしても,破砕プラントの作動によ
って騒音,振動等が発生することで好ましくないことで
あり,特に,市街地,住宅地等では好ましくない。一
方,車輪付きの移動型破砕プラント車も開発されている
が,処理場内だけの移動を目的とするものである。破砕
プラントを搭載しつつ路上を走行するためには,道路運
送車両法の保安基準(以下単に,保安基準という)によ
り車両の幅,高さ等の制限を満たす必要があるが,普通
に期待される塊状物処理能力を備えた移動型破砕プラン
ト車であれば,通常は,このような保安基準による規制
のため一般道路を走行できないものであった。
【0004】そこで,本出願人は,上部に建造物,構造
物等の廃材,コンクリート,アスファルト等の塊状物の
投入用ホッパを設けた塊状物を破砕し再利用するための
破砕機,該破砕された破砕物を選別する振動篩機,前記
破砕機で破砕された破砕物を前記破砕機から前記振動篩
機に搬送する搬送コンベヤ,前記振動篩機で選別した所
定以上のサイズの破砕物を再度破砕するため前記振動篩
機から前記破砕機へ回送する戻しコンベヤ,これらの機
器を駆動する発電機等の駆動装置から成る破砕プラント
を,保安基準に適合できるように,路上走行可能なトレ
ーラ上に設置し,しかも,都市部,市街地等で破砕プラ
ントを作動しても騒音,振動等の発生を極力低減するこ
とができる路上走行可能な破砕プラント車を既に提案し
ている〔例えば,特願平5−71214号(特開平6−
254429号公報参照)〕。かかる路上走行可能な破
砕プラント車によれば,トレーラに破砕プラントを設置
したまま道路を走行し,破砕プラントを設置したトレー
ラそのものをコンクリート,アスファルト等の破砕物の
発生現場に搬入することができ,またトレーラに破砕プ
ラントを設置した状態のままで直ちに破砕物の破砕処理
を行うことができると共に,作業の段取り等に時間をと
ることなく,効率的に破砕処理を行うことができる等の
利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,かかる
路上走行可能な破砕プラント車にあっては,破砕機に塊
状物を投入するためには,トラクタショベルやパワーシ
ョベル等の建設機械とそして必然的にその建設機械を操
縦する作業員を別途専用に手当てすることが必要であっ
て,破砕処理の総コストの低下を妨げており,塊状物の
破砕処理作業全体の中において破砕機への投入に関する
作業性になお改善の余地があるという課題があった。
【0006】この発明の目的は,上記の課題を解決する
ことであり,建造物,構造物等の廃材,コンクリート,
アスファルト等の塊状物を破砕し再利用するための破砕
機,該破砕された破砕物を選別する振動篩機,戻しコン
ベヤ,搬送コンベヤ,これらの機器を駆動する発電機等
の駆動装置から成る破砕プラントを,保安基準に適合で
きるように,路上走行可能なトレーラ上に設置し,しか
も,都市部,市街地等で破砕プラントを作動しても騒
音,振動等の発生を極力低減すると共に,塊状物を選別
したり,破砕機に投入したり或いは破砕することができ
るアタッチメントを操作できるクレーンを搭載した路上
走行可能な破砕プラント車を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は,タイヤにエ
アクッション及び板ばねを介して支持された車両の車体
フレーム上で且つ前記タイヤの後輪の近傍に塊状物を破
砕する破砕機が設置されたエンジンを搭載した路上走行
可能な破砕プラント車において,前記車体フレームの前
部に設置され且つ前記破砕機で前記塊状物を破砕した破
砕物を選別する振動篩機,前記破砕機で破砕された前記
破砕物を前記破砕機から前記振動篩機に搬送するため前
記車体フレーム上に設置され且つ前記破砕機の下部の排
出シュートから前記振動篩機のホッパへと上方へ傾斜し
て一方向にダイレクトに延びる搬送コンベヤ,前記振動
篩機で選別した所定以上のサイズの前記破砕物を再度破
砕するため前記車体フレーム上に設置され且つ前記振動
篩機の排出部から前記破砕機の塊状物投入用ホッパへと
上方へ傾斜して一方向にダイレクトに延びる戻しコンベ
ヤ,前記振動篩機で選別された所定以下のサイズの前記
破砕物を排出する破砕物排出手段,並びに前記破砕機に
隣接した前記車体フレームの後部に設置され且つ前記破
砕機への前記塊状物の投入,前記塊状物の粉砕,前記塊
状物の分離選別等の機能を備えた各種のアタッチメント
を交換可能に取り付けられる屈折揺動ブームを備えたク
レーンを具備し,前記タイヤを接地させた状態で前記破
砕機,前記振動篩機,前記搬送コンベヤ,前記戻しコン
ベヤ及び前記破砕物排出手段を駆動させ,少なくとも前
記破砕機で発生する衝撃力及び振動を前記エアクッショ
ン,前記板ばね及び前記タイヤで緩衝することを特徴と
する路上走行可能な破砕プラント車に関する。
【0008】この路上走行可能な破砕プラント車は,駆
動するための油圧源,動力源及び操作盤を備えた駆動装
置が設けられ,また,前記車体フレームには,前記破砕
機の作動時に前記車体フレームの前部を支持する接地可
能な前部アウトリガ,前記破砕機で発生する所定以上の
大きな衝撃力,振動等の力を支持するために前記車体フ
レームの後部に取り付けた接地可能な後部支柱,及び前
記クレーンを設置した前記車体フレームの前記最後部を
支持する接地可能な後部アウトリガが設けられている。
【0009】前記搬送コンベヤは,その底部を上昇させ
て地上高を高くできるように伸縮構造に構成されてい
る。
【0010】この路上走行可能な破砕プラント車は,前
記塊状物投入用ホッパ内へ前記破砕物を投入する前記戻
しコンベヤの頂部高さを低くするため前記戻しコンベヤ
の傾斜角度を変更するコンベヤ傾斜角度変更装置を有す
る。
【0011】この路上走行可能な破砕プラント車は,前
記車体フレームの長手方向外側壁面に隔置して複数個取
り付けた装着金具及び該装着金具に着脱自在に装着でき
るL字状金具を有し,前記装着金具に前記L字状金具を
装着した状態で前記車体フレームに設けた傾倒可能なあ
おりプレートを水平状態に保持でき,前記あおりプレー
トを足場に構成できる。
【0012】前記クレーンは,少なくとも一方のブーム
が伸縮自在であるインナブームとアウタブームとから成
り,前記車両の路上走行時には,前記インナブームとア
ウタブームは前記破砕プラント車の幅方向範囲内に収容
される。
【0013】前記アタッチメントは,前記屈折揺動ブー
ムに設けたローテータを介して旋回可能に且つ取り外し
可能に取り付けられるグラッブル,クランプ,ハンド,
マグネット又はバケットである。
【0014】この路上走行可能な破砕プラント車は,上
記のように構成されているので,エンジンを搭載したト
ラクタによりトレーラを牽引しつつ一般路上を走行し
て,コンクリート,アスファルト,廃材等の塊状物の発
生現場まで移動すれば,該発生現場においては,前記車
体フレームの最後部に設置した前記クレーンが前記最後
部を中心として作動することができる。前記クレーンの
作動範囲にあって前記クレーンが届く範囲内において,
前記クレーンに取り付けられたアタッチメントの機能を
果たすことができる。前記クレーンに取り付けた前記ア
タッチメントによって,塊状物を掴んで前記破砕機に投
入したり,塊状物から金属をコンクリートから分離選別
したり,塊状物を破砕したりすることができる。
【0015】また,塊状物の前記破砕機への投入後は,
破砕に関する処理を前記破砕プラント車で一貫的に行う
ことができる。また,前記の破砕機,振動篩機,搬送コ
ンベヤ,戻しコンベヤ及び破砕物排出手段は,前記車体
フレーム上に設置したエンジン,油圧発生器,発電機等
の前記動力源と前記操作盤とからなる前記駆動装置によ
り外部の動力源等を要することなく駆動することもでき
る。また,前記クレーンの先端部に前記アタッチメント
を取り付けているので,アタッチメントの種類により,
多くの塊状物の種類に対して対応可能である。
【0016】また,この路上走行可能な破砕プラント車
が,前記車体フレームに,接地状態のトレーラの後輪に
対して前記車体フレームを,前記後輪の近傍に設置され
た前記破砕機の衝撃力,振動等の力を緩衝できるように
取り付けるエアクッション及び板ばねと,前記破砕機の
作動時に前記車体フレームの前部を支持する接地可能な
前部アウトリガと,前記破砕機で発生する所定以上の大
きな衝撃力,振動等の力を支持するために,前記車体フ
レームの後部に取り付けた接地可能な後部支柱と,前記
クレーンを設置した前記車体フレームの前記最後部を支
持する後部アウトリガとを備えたものであるときは,破
砕機の衝撃力,振動等の力は前記車体フレームから前記
エアクッション及び板ばねを介してトレーラの後輪に伝
わり,破砕機の作動時に車体フレームの前部に伝わる破
砕機の衝撃力,振動等の力の一部は車体フレームの前部
を支持する接地可能な前部アウトリガによって支持さ
れ,更に破砕機で発生する所定以上の大きな衝撃力,振
動等の力は車体フレームの後部に取り付けた接地可能な
後部支柱により支持され,またクレーンに懸かる荷重が
車体フレームの最後部から後部アウトリガを介して支持
されるので,結局,破砕機の作動時に生じる衝撃力,振
動等の力及びクレーンに懸かる荷重は,車体フレームか
ら,緩衝作用の下にトレーラの後輪と,車体フレームの
前部及び最後部に設けられた両アウトリガと,更に前記
衝撃力,振動等の力が所定以上の大きな場合には車体フ
レームの後部に取り付けた後部支柱とで地面に対して分
散支持される。
【0017】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,前記破砕機から排出される破砕物を前記振動篩機に
搬送する搬送コンベヤを備えるものである場合には,該
搬送コンベヤは,その底部を上昇させて地上高を高くで
きるように伸縮構造に構成されているものであるから,
破砕プラントを操業するときには,前記搬送コンベヤの
底部を下降させて,破砕機から排出される破砕物を受け
取ることができる位置まで地上高を低くして破砕物を振
動篩機に搬送することができると共に,破砕プラントの
非操業時には,搬送コンベヤの底部を上昇させて地上高
を高くすることにより,破砕プラント車は路上を走行す
ることができるようになる。
【0018】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,前記破砕機の上部に設けた塊状物投入用ホッパと,
前記戻しコンベヤの傾斜角度を変更するコンベヤ傾斜角
度変更装置とを有するものである場合には,破砕プラン
トを操業するときには,前記コンベヤ傾斜角度変更装置
により戻しコンベヤの傾斜角度を増大させて戻しコンベ
ヤが所定以上の大きさの破砕物を前記塊状物投入用ホッ
パに戻すことができると共に,破砕プラントの非操業時
には,前記コンベヤ傾斜角度変更装置により戻しコンベ
ヤの傾斜角度を低下させて戻しコンベヤの上端部を前記
塊状物投入用ホッパよりも下の位置に降下させるさせる
ことができる。
【0019】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,前記車体フレームの長手方向外側壁面に隔置して複
数個取り付けた装着金具及び該装着金具に着脱自在に装
着できるL字状金具を有し,前記装着金具に前記L字状
金具を装着した状態で前記車体フレームに設けた傾倒可
能なあおりプレートを水平状態に保持でき,該あおりプ
レートを足場に構成できるものである場合には,該足場
を利用することにより作業員は破砕プラントを操業し易
くなる。
【0020】また,前記クレーンが,少なくとも一方の
ブームが伸縮自在であるインナブームとアウタブームと
を含み,路上走行時には,該インナブームとアウタブー
ムが,前記破砕プラント車の略幅方向において車両の幅
内に折り畳まれるものである場合には,インナブーム又
はアウタブーム或いは両ブームを伸ばすことによってク
レーンの作動範囲を広げることができ,破砕プラント車
に収納するときはコンパクトに収縮させることができ
る。また,収縮させるときには,破砕プラント車の略幅
方向において両ブームが折り畳み可能であるから,クレ
ーンが車両において占めるスペースが小さくなり,破砕
プラント車の全長を極力短くすることができるとともに
路上走行時の保安基準を満たすことができる。
【0021】また,クレーンのアウタブームの先端に取
り付けられるアタッチメントが,アウタブームの先端に
おいてローテータを介して旋回可能に且つ取り外し可能
に取り付けられるグラップル,クランプ,ハンド,マグ
ネット,バケット,破砕シザー等を選定でき,それによ
って木材等の廃材,コンクリート塊,鉄筋コンクリート
等の塊状物の形状や種類に応じてその取扱いや処理に最
も適したアタッチメントを選択して取り付けることがで
き,また,クレーン先端で前記アタッチメントの姿勢を
回転させることができることとも相まって,クレーンの
作業性を向上させることができる。例えば,塊状物に鉄
筋コンクリートが混入している場合には,該鉄筋コンク
リートのコンクリート部分を破砕するアタッチメントに
変更し,まず鉄筋コンクリートを破壊する。そこで,鉄
筋とコンクリートとをアタッチメントで分離し,次いで
鉄筋となっていた鉄をアタッチメントのマグネットで分
離し,コンクリートのみをクレーンで破砕機に投入し,
該コンクリートを破砕機で小さな粒状物に破砕する処理
を行う。
【0022】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による路上走行可能な破砕プラント車の実施例を説明す
る。この発明による路上走行可能な破砕プラント車は,
コンクリート,アスファルト,廃材等の塊状物を破砕し
て砂利等の粒状物即ち破砕物としてリサイクルするのに
適用できる破砕プラントであり,該破砕プラントをトレ
ーラにセット即ち設置し,一般道路を走行して塊状物発
生現場へ直接運び込み,そこで,塊状物を破砕してリサ
イクルできる破砕物に処理できるものである。
【0023】この路上走行可能な破砕プラント車は,図
1に示すように,エンジン1Eを搭載したトラクタ1,
及びトラクタ1に連結されて牽引されるトレーラ2から
成る路上走行用の車両である。この路上走行可能な破砕
プラント車において,トレーラ2を構成する車体フレー
ム4の後部は,トレーラ2が元来有しているエアクッシ
ョンと板ばね(図示せず。)を介して後輪3に支持さ
れ,また,前部はカプラ等の連結装置77によってトラ
クタ1に連結される。
【0024】この路上走行可能な破砕プラント車は,特
に,車体フレーム4上の後輪3の近傍には塊状物を破砕
する破砕機6がセット即ち設置されている。破砕機6
は,インパクトクラッシャ,ジョクラッシャ等のタイプ
を使用でき,車体フレーム4に衝撃力,振動等が直接作
用しないように,ゴム等の防振材を介して車体フレーム
4に設置することが好ましい。破砕機6は,破砕機6内
へ被破砕物を投入するためホッパ16,破砕物を排出す
るため排出ホッパ11,排出シュート12等を備えてい
る。排出シュート12は,車体フレーム4の下方に延び
ている。
【0025】車体フレーム4上の前部には振動篩機7が
セット即ち設置されており,破砕機6で破砕された破砕
物は,搬送コンベヤ10によって振動篩機7に搬送され
る。振動篩機7で選別した所定以上のサイズの破砕物
は,戻しコンベヤ14によって再び破砕機6へ回送さ
れ,そこで再度破砕されてリサイクルに適したサイズの
破砕物に粉砕される。振動篩機7で選別した所定以下の
サイズの破砕物は,破砕物排出手段である搬出コンベヤ
54を通じて外部へ搬出される。また,破砕機6,振動
篩機7,搬送コンベヤ10,戻しコンベヤ14,搬出コ
ンベヤ54等を駆動するため,車体フレーム4上にはエ
ンジン,油圧発生器,発電機等の駆動源8,操作盤9等
の駆動装置が搭載されている。更に,破砕機6の作動時
に,車体フレーム4を支持するため車体フレーム4の前
部には前部アウトリガ5が設けられている。この路上走
行可能な破砕プラント車の以上の構造は,基本的には本
出願人による先願に係る発明のものと同じである。
【0026】この路上走行可能な破砕プラント車は,特
に,グラップル,クランプ,ハンド,マグネット,バケ
ット,破砕シザー等のアタッチメントがローテータを介
して旋回可能に且つ取り外し可能に取り付けられるクレ
ーン80が,車体フレーム4から片持ち式に後方に張り
出した最後部81上に設置されていることである。クレ
ーン80及びクレーン80に作用する作業員の重量及び
把持する塊状物の重量を支えるために,油圧式の後部ア
ウトリガ82,82が最後部81に対して車両幅方向に
引き出し可能に設けられている。後部アウトリガ82,
82は,引き出した位置で,例えば,ゴム等の緩衝材を
敷き込んで接地され,クレーン等の荷重を分担支持す
る。後部アウトリガ82,82は,最後部81に枢支さ
れた上端部を回動中心にして旋回して最後部81の下面
に収納可能とすることができる。
【0027】クレーン80に取り付けたアタッチメント
は,木材等の廃材,コンクリート塊,鉄筋コンクリート
等の塊状物の形状や種類に応じてその取扱いや処理に最
も適したものを選択して取り付けることができ,また,
クレーン先端でアタッチメントの姿勢を回転させること
ができることとも相まって,クレーンの作業性を向上さ
せることができる。例えば,塊状物に鉄筋コンクリート
が混入している場合には,該鉄筋コンクリートのコンク
リート部分を破砕するアタッチメントに変更し,まず鉄
筋コンクリートを破壊する。そこで,鉄筋とコンクリー
トとをアタッチメントで分離し,次いで鉄筋となってい
た鉄をアタッチメントのマグネットで分離し,コンクリ
ートのみをクレーンで破砕機6に投入し,該コンクリー
トを破砕機6で小さな粒状物に破砕する処理を行う。従
って,この路上走行可能な破砕プラント車では,粒状物
に金属等の硬質物が混入していないので,破砕機6を損
傷させることはない。
【0028】図4及び図5に詳細に示すように,クレー
ン80は,ベース83により最後部81に対して旋回可
能なメインポスト84を有しており,メインポスト84
の上部には,作業員が着座できるトップシート86と作
業員が操縦できる操作レバー87とが設けられている。
メインポスト84の上端に対してインナブーム88が起
伏可能に連結されており,かかる起伏ために油圧式の起
伏シリンダ85のシリンダ側端部がメインポスト84の
下部にまた,ロッド先端側がインナブーム88の基端側
にそれぞれ回動可能に連結されている。インナブーム8
8の先端部91側には,アウタブーム90がインナブー
ム88に対して回動可能に連結さており,かかる回動た
めに油圧式シリンダ89のシリンダ側端部がインナブー
ム88にまた,ロッド先端側がアウタブーム90の基端
側にそれぞれ回動可能に連結されている。アウタブーム
90は,内部に格納された油圧式シリンダーによりそれ
自体伸縮可能である。図5には,インナブーム88とア
ウタブーム90とを水平にした状態で,アウタブーム9
0の引込み位置又は伸長位置とを占めているところが示
されている。アウタブーム90の先端部91には,ロー
テータとアタッチメントを取り付けるための取付け具が
設けられている。
【0029】図6には,クレーン80の先端に取り付け
られるローテータ92が一例として示してあり,上部9
3はクレーン80のアウタブーム90の先端部91に回
転不可に取り付けられる部分であり,下部94は後述の
アタッチメント95乃至99を軸線周りに回転可能に取
り付ける部分である。回転可能な角度は,360°全旋
回型のものであってもよいし,例えば,300°のよう
な支障のない範囲で予め旋回範囲を制限したものであっ
てもよい。図7乃至図11は,ローテータに取り付けら
れるアタッチメントの例である。図7に例示したアタッ
チメント95は,廃材のような木材の掴み取りに適した
アタッチメントであり,図8及び図9に例示したアタッ
チメント96,97はスクラップやコンクリート塊の掴
み取りに適した4枚羽根型オレンジグラッブルとクラム
シェルバケットであり,図10に例示したアタッチメン
ト98は塊状物内に含まれる磁性金属を吸着するマグネ
ットであり,そして図11に例示したアタッチメントは
土砂等に適する掘削型バケット99である。ここでは,
個々のアタッチメントの詳細な説明は省略するが,塊状
物の掴み取りに適したものであればこれらのものに限ら
ず,例えば,クランプやハンドのような形式のものも,
塊状物の性状に応じて適宜採用することができる。
【0030】塊状物としては,鉄筋入りのコンクリート
塊である場合が多いが,大きな鉄筋は破砕機6に投入す
ると破砕のための金属刃を損傷することになるので,破
砕機6の保護の観点から,鉄筋を取り除いたコンクリー
ト塊のみを破砕機6に投入する必要がある。コンクリー
ト塊と鉄筋とで取り扱うアタッチメントを交換していた
のでは作業効率が低下するので,例えばアタッチメント
の中央上部に電磁石を設けたりアタッチメントの爪を電
磁石で磁化できるようにしておけば,アタッチメントで
コンクリート塊を握り破砕して鉄筋をコンクリートから
分離した後,同一のアタッチメントの電磁石部分で鉄筋
のみを吸着して別の場所に移すことができる。クレーン
80の各ブームの操縦のための動力と,アタッチメント
の作動のための動力や電源は後述の駆動源8から供給さ
れる。
【0031】クレーン80の格納は,インナブーム88
とアウタブーム90とを折り畳んだ状態で行われ,しか
も両ブーム88,90がメインポスト84と共に車両の
略幅方向に並ぶように折り畳まれるので,破砕プラント
車の前後方向の長さを必要以上に長くすることを回避で
きる。また,折り畳んだ状態においては,クレーン80
は車両の幅方向に車幅をはみ出すこともなく,また高さ
方向においても,破砕機6の投入用ホッパー16の高さ
を越えないように設定されているので,路上走行に際し
ての保安基準が満たされる。
【0032】クレーン80を備えた路上走行可能な破砕
プラント車にあっては,エンジン1Eを搭載したトラク
タ1でトレーラ2を牽引しつつ一般路上を走行して,コ
ンクリート,アスファルト,廃材等の塊状物の発生現場
まで移動すれば,該発生現場において,車体フレーム4
の最後部81に設置したクレーン80が最後部81を中
心として作動することができるので,破砕機6を含む破
砕プラント車の他の部分に妨げられることなく広い範囲
にわたってクレーンが届くことができ,その範囲に発生
或いは集積された塊状物であれば,トレーラの据え付け
位置を新たに設定し直すことなく,そのまま塊状物を掴
んで破砕機6に投入することができる。また,クレーン
80の先端部にアタッチメントを取り付けているので,
アタッチメントの種類により,多くの種類の塊状物に対
応して塊状物を掴んで破砕機6に投入することができ
る。
【0033】搬送コンベア10,振動篩機7,戻しコン
ベア14等の詳細については,本願発明においても,本
出願人による上記の先願に開示した発明(特開平6−2
54429号公報参照)と同様に構成することができる
ものであり,以下これらの詳細について説明する。
【0034】破砕機6,振動篩機7等は後輪3の接地状
態で作動され,特に,破砕機6でコンクリート,アスフ
ァルト等の破砕物の破砕で発生する衝撃力,振動等の力
の一部は,トレーラ2自体が備えているエアクッション
と板ばねとで緩衝吸収するように構成されている。従っ
て,破砕機6で発生する衝撃力,振動等の力の一部がエ
アクッションと板ばねとで緩衝吸収されることで,破砕
プラント車の作動で発生する騒音,振動は最低限に低減
することができるると共に,後輪3には,瞬間的な過大
な力が作用するのを防止することができる。また,トレ
ーラ2には,破砕機6で発生する所定以上の衝撃力,振
動等の力を支持するために,車体フレーム4の後部に
は,油圧,リンク,ねじ等で伸縮できる後部支柱78が
設けられている。従って,後部支柱78は,破砕機6の
作動時には殆ど接地状態,或いは敷板等で接地状態に伸
長させており,破砕機6によって過大な負荷がトレーラ
2にかかる場合には,車体フレーム4を支持し,トレー
ラ2のエアクッションと板ばねを保護することができ
る。
【0035】更に,この路上走行可能な破砕プラント車
には,図1及び図2に示すように,車体フレーム4の後
部等の適宜のスペースに駆動源8,操作盤9等がバラン
スよく配置されている。搬送コンベヤ10は,バケット
コンベヤタイプであり,破砕機6から排出された処理材
即ち塊状物或いは破砕物を振動篩機7に搬送するため,
破砕機6の下部に設けた排出ホッパ11及び排出シュー
ト12と振動篩機7のホッパ13とを接続するように車
両前方向に向かって上昇する傾斜状態に延びている。搬
送コンベヤ10は,特に,車体フレーム4上に設置さ
れ,破砕機6の下部の排出シュート12から振動篩機7
のホッパ13へと上方へ傾斜して一方向にダイレクトに
延びている。また,戻しコンベヤ14は,破砕機6で破
砕された破砕物のサイズが所定の大きさより大きい場合
には,再度,その破砕物を破砕機6に戻して破砕するた
め,振動篩機7の排出部15と破砕機6のホッパ16と
を接続するように車両後方向に向かって上昇する傾斜状
態に延びている。戻し用コンベヤ14は,特に,車体フ
レーム4上に設置され,振動篩機7の排出部15から破
砕機6の塊状物投入用ホッパ16へと上方へ傾斜して一
方向にダイレクトに延びている。振動篩機7に近接した
車体フレーム4上のスペースには,被破砕物を破砕機6
で破砕する際,或いは振動篩機7で破砕物を選別する際
に発生する粉塵の飛散を防止のために粉塵に対して散水
する水を貯留する水タンク17が設けられている。
【0036】また,ホッパ16の上端縁の地上高は,格
納状態のクレーン80と同様,車両が路上走行する場合
の保安基準に適合した高さに設定してあり,許容できる
最大の処理能力を得るように設定されている。戻しコン
ベヤ14は,作動時にはホッパ16へ破砕物を投入する
ため,二点鎖線で示すように,ホッパ16の上端縁より
上昇した状態になるが,戻しコンベヤ14の上部がホッ
パ16の上端縁より高位置になると,路上を走行できな
くなるので,路上走行時には戻しコンベヤ14の上部が
ホッパ16の上端縁より下方位置に納まるようにホッパ
16には切欠部18が形成されている。従って,破砕プ
ラントの作動時には,切欠部18を閉鎖するために,ホ
ッパ16の上縁に係合する切欠部18より大きいサイズ
の閉鎖板18aを別途準備しておくことが好ましい。場
合によっては,ホッパ16を破砕機6から取り外して戻
しコンベヤ14の上部を下げることにより保安基準に適
合するように構成してもよい。
【0037】搬送コンベヤ10は,図1に示すように固
定フレーム部21,該固定フレーム部21に設けた複数
のローラから成るローラ群,及びローラ群に掛け渡され
たコンベアベルト20から構成されている。搬送コンベ
ヤ10の固定フレーム部21は,図12に示すように,
車両前方側,即ち上方側の一対の固定フレーム21a
と,該固定フレーム21aに対して移動可能であり車両
後方側,即ち下方側に位置する移動フレーム23aとか
ら構成されている。一対の固定フレーム21aは,複数
の水平な支柱22によって所定の間隔に設定されてお
り,各固定フレーム21aに対して移動フレーム23a
がそれぞれ摺動可能に組み込まれている。ローラ群は,
その内の1つ,例えば,搬送コンベヤ10における上端
部のドライビングベルトローラ26を駆動軸と一体回転
する駆動ローラとすることにより,搬送コンベヤ10を
作動することができる。搬送コンベヤ10の下端部に配
置したローラ軸24にテールベルトローラ27を回転自
在になるように嵌装する。更に,搬送コンベヤ10は,
コンベヤベルト20を上部で幅方向に水平に支持する複
数のキャリヤロール28,及びコンベヤベルト20の下
部を支えるリターンキャリヤ29を有している。
【0038】移動フレーム23aを固定フレーム21a
に対して上方に移動させることによって,搬送コンベヤ
10はその長手方向に伸縮移動可能に構成される。搬送
コンベヤ10の下部即ち搬送コンベヤ10の下端部に配
置したローラ軸24及びテールベルトローラ27は上方
に移動され,路上走行可能な破砕プラント車が路上を走
行する場合に保安基準に規定される最低地上高が確保さ
れる。コンベヤベルト20が若干弛む状態になっても,
路上の障害物に衝突して走行できなくなることはない。
場合によっては,破砕プラント車の走行時には,コンベ
ヤベルト20をロープ等で吊り上げていてもよい。
【0039】図12に示すように,搬送コンベヤ10を
伸縮させる作動機構33は,一対の傘歯車36,37,
ハンドル34,ボールねじ31,ねじロッド32等から
構成されている。移動フレーム部23は,テールベルト
ローラ27を遊嵌したローラ軸24と一対の移動フレー
ム23a,23aと横フレーム25とから成る。移動フ
レーム23a,23a間に架け渡された二つの挟持杆3
0,30間には,雌ねじを形成した摺動筒即ちボールね
じ31が挟持されており,断面コ字状の固定フレーム2
1a,21aに摺動自在に嵌合される。固定フレーム2
1aに挿通されたハンドル軸35の先端にはハンドル3
4が設けられている。ハンドル軸35の先端に固着され
た傘歯車36と,ボールねじ31に螺合する螺杆32の
先端に固定された傘歯車37とは噛合している。該傘歯
車37が一体回転するように固着されているねじロッド
32は,固定フレーム21部の支柱22に回転自在に軸
心方向の移動が規制される状態で支承され,且つ移動フ
レーム部23に設けたボールねじ31に螺合しており,
ねじロッド32の先端には,ナット32aが螺入され,
挟持杆30が長手方向に固着されている。
【0040】作動機構33を作動して搬送コンベヤ10
を伸縮させるには,ハンドル34を回転させることによ
って,傘歯車36,37を通じてねじロッド32を回転
させる。ねじロッド32の回転はねじロッド32上でボ
ールねじ31を移動させることになり,挟持杆30を通
じて移動フレーム23部を固定フレーム部21上で移動
させることになる。移動フレーム23部が移動すれば,
移動フレーム部23の取り付けたテールベルトローラ2
7が移動し,それによって搬送コンベヤ10が伸縮可能
になる。
【0041】図13に示すように,振動篩機7は,ゴム
等の防振部材(図示せず)を介在させて車体フレーム4
に脚38を通じて設置されており,脚38にはフレーム
39が取り付けられ,このフレーム39に対してスプリ
ング等を介して設けた篩40が取り付けられている。篩
40には,搬送コンベヤ10から送り込まれる破砕物を
ホッパ13を通じて投入される。篩40は,ホッパ13
の投入口側が高く,車両の幅方向に下方へ傾斜した状態
に設置されて低い側の終端には排出部15が形成されて
いる。従って,破砕物は,篩40の高い領域から低い側
の排出部15へ振動で進むに従って篩40で選別され,
所定以下のサイズに破砕された破砕物は篩40を通過し
て落下し,所定以上の大きさの破砕物は篩40の排出部
15へと進行する。篩40を通過して落下した破砕物
は,ホッパ41を通じて搬出コンベヤ54に落下し,搬
出コンベヤ54によって搬出シュート75へ次いで,破
砕プラント車の外部に設けたコンベヤ76等で所定の場
所へ搬出される。
【0042】更に,この路上走行可能な破砕プラント車
では,篩40の排出部15の下方と破砕機6のホッパ1
6の上部との間に延びる戻しコンベヤ14が設けられて
いる。戻しコンベヤ14は,篩40を通過できなかった
所定以上の大きさの破砕物を排出部15で受け取って該
破砕物を破砕機6へ再び戻す機能を果たすものである。
戻しコンベヤ14には,破砕機6のホッパ16内へ破砕
物を投入する戻しコンベヤ14の頂部ホッパ16側の高
さを変更するため,図14に示すような戻しコンベヤ1
4の傾斜角度を変更する傾斜変更装置42が設けられて
いる。
【0043】傾斜変更装置42は,支柱機構43及び昇
降機構44を有している。支柱機構43については,例
えば,一対の固定ロッド48と,固定ロッド48に対し
て上下方向に移動可能な昇降ロッド46から構成されて
いる。昇降ロッド46は,途中を横杆47で連結されて
おり,その上部は戻しコンベヤ14の左右フレーム73
に設けた取付部79にピン等の取付金具45,45を介
して枢着されている。各固定ロッド48はクロスバー7
0によって連結されており,クロスバー70には昇降機
構44が設けられている。昇降機構44については,ク
ロスバー70に設けたブラケット71に回転自在に取り
付け且つハンドル49によって回転できる回転軸50,
及び該回転軸50の端部に一体回転できるように固着さ
れた傘歯車51,傘歯車51と噛み合う傘歯車52,及
び傘歯車52を通じて昇降する螺杆53が備わってい
る。また,クロスバー70には,軸心部に雌ねじ72が
形成されている傘歯車52が回転自在に取り付けられて
いる。更に,傘歯車52には,昇降ロッドを固定してい
る横杆47に固着された昇降用螺杆53が螺合されてい
る。
【0044】コンベヤ傾斜変更装置42は,上記の構成
であるので,ハンドル49を回転させると,回転軸50
及び傘歯車51が回転し,次いで傘歯車51に噛合して
いる傘歯車52が回転する。傘歯車52の回転は,昇降
用螺杆53を上下方向に移動させることになる。昇降用
螺杆53が上下方向に移動すれば,昇降ロッド46が固
定ロッド48に対して上下動し,従って戻しコンベヤ1
4の傾斜角度が変更され,戻しコンベヤ14の上部の高
さを低くすることができるようになる。
【0045】搬出コンベヤ54は車体フレーム4の幅方
向にスライドすることができる。振動篩機7からの破砕
物を排出するときには,図13に示すように,搬送コン
ベヤ54は一側が車体フレーム2の外側に突出するよう
にスライドされ,その一側が搬出シュート75に接続さ
れ,破砕物を排出することができる。車体フレーム4の
外側に取り付けた搬出シュート75は,車両の走行時に
は取り外される。
【0046】更に,この路上走行可能な破砕プラント車
では,図15に示すように,車体フレーム4の周縁の少
なくとも両側の扉即ちあおりプレート60を作業足場に
利用することができる構造を有している。車体フレーム
4の長手方向外側壁面に,水平断面で見てコ字型の非円
形金具等の装着金具61を隔置して複数個取り付け,こ
れらの装着金具61に別途用意しているL字状金具62
を着脱自在に装着できるように構成する。装着金具61
にL字状金具62を装着した状態で,車体フレーム4に
設けた傾倒可能なあおりプレート60を鎖線で示すよう
に倒せば,あおりプレート60は水平状態に保持され,
該あおりプレート60を足場に利用できるようになる。
L字状金具と装着金具との組み合わせは,図16に示す
ように,内側にリブ63を備える点以外はL字状金具6
2と同じのL字状金具62aと,リブ用スリット64を
形成する以外は装着金具61と同じの装着金具61aと
にしてもよい。また,荷台周縁の車体フレーム4に横穴
(図示せず)を形成し,該横穴に棒状支持具(図示せ
ず)を嵌合し,あおりプレート60を水平に支持するよ
うに構成してもよい。このように,破砕作業現場で足場
を形成するに際して,必要なL字状金具を別途,車体フ
レーム4に取り付けるようにしているから,路上走行す
るのにL字状金具の寸法を考慮することがないので,保
安基準を満たしつつ,車両の幅を十分確保することがで
きる。
【0047】この路上走行可能な破砕プラント車は,上
記実施例では,搬送コンベヤ10を伸縮させる作動機構
33及び戻しコンベヤ14の昇降機構44についての一
実施例を説明したが,これらの機構については,上記実
施例に限定されることなく,例えば,油圧シリンダ,ウ
インチ等の機器を用いて構成することもできるものであ
る。上記実施例では,搬送コンベヤ10のテールベルト
ローラ27の地上からの高さが,保安基準に規定される
最低地上高を確保するため,搬送コンベヤ10の下部を
長手方向に伸縮する構成にしたが,搬送コンベヤ10全
体を搬送コンベヤ10の長手方向にスライドさせてもよ
い。振動篩機7の大きさによっては,搬送コンベヤ10
の上端が保安基準に規定される高さを越えてしまうこと
があるが,この場合,搬送コンベヤ10の上部を分割し
て折り畳み式にしてもよい。また,この手段は,戻しコ
ンベヤ14の高さ対策にも用いることもできる。また,
搬送コンベヤ10の分割技術は,搬送コンベヤ10の下
部の扛上対策としても利用できる。
【0048】
【発明の効果】この発明による路上走行可能な破砕プラ
ント車は,上記のように構成されているので,基本的に
は,トレーラに破砕プラントを設置するにあたり,一般
道路を走行できるように,車幅,車高,重量バランスが
考慮されており,トレーラに破砕プラントを積載・装備
したままで一般道路を走行することができ,トレーラが
走行できる道路でさえあれば,破砕プラントを被破砕物
の発生現場へ簡単に搬送することができ,トレーラに破
砕プラントを搭載したままでコンクリート,アスファル
ト等の廃材の破砕処理を行うことができる。しかも,車
体フレームには塊状物を少なくとも破砕機に投入するク
レーンが設置されており,広範囲にわたって塊状物を破
砕機に投入して処理することができる。そして,破砕処
理して得られた粒状物は,砂利等の代用品として現場で
リサイクルでき,しかも塊状物の処理後は直ちに次の処
理現場へ移動して再び破砕プラントをトレーラから降ろ
す必要なく,トレーラに設定したままで,再び塊状物を
直ちに破砕処理することができる。従って,この路上走
行可能な破砕プラント車が現場に赴き,塊状物を破砕す
る場合に,破砕された粒状物を運搬するダンプ車をその
破砕現場に差し向け,該ダンプ車に粒状物を直ちに積載
して粒状物を利用する場所,例えば,路面下地材として
利用する場合にはその道路工事現場に搬送することがで
きる。
【0049】コンクリート,アスファルト,廃材等の塊
状物の発生現場まで移動すれば,該発生現場において
は,前記車体フレームの最後部に設置したクレーンは,
該最後部を中心として破砕プラント車の他の部分に邪魔
されることなく広範な水平回転範囲において作動するこ
とができ,この作動範囲にあって上記クレーンが届く範
囲に発生或いは集積された塊状物であれば,上記トレー
ラの据え付け位置を新たに設定し直すことなく,そのま
ま塊状物を掴んで破砕機に投入することができる。そし
て,塊状物を破砕機に投入した後は,破砕に関する一貫
的処理を本破砕プラント車によりすべて行うことができ
る。更に,前記破砕機,前記振動篩機,前記搬送コンベ
ヤ,前記戻しコンベヤ及び前記破砕物排出手段は,破砕
プラント車の前記車体フレーム上に設置したエンジン,
油圧発生器,又は発電機等の動力源と操作盤とからなる
上記駆動装置により駆動されるので外部の動力源等をま
ったく必要としない。また,前記クレーンの先端部にア
タッチメントを取り付けているので,アタッチメントの
種類により,多くの種類の塊状物に対して対応可能であ
る。
【0050】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,前記車体フレームに,接地状態の前記トレーラの後
輪と前記車体フレームとの間に介在させたエアクッショ
ン及び板ばねと,前記車体フレームの前部に設けた前部
アウトリガと,前記車体フレームの後部に取り付けた接
地可能な後部支柱と,前記クレーンを設置した車体フレ
ームの最後部を支持する後部アウトリガとを備えたもの
であるときは,破砕機の衝撃力,振動等の力は,一部が
車体フレームからエアクッション及び板ばねを介してト
レーラの後輪に伝わり,一部が車体フレームの前部を支
持する接地可能な前部アウトリガが地面に対して支持さ
れ,更に破砕機で発生する所定以上の大きな衝撃力,振
動等の力は車体フレームの後部に取り付けた接地可能な
後部支柱により支持され,そして前記クレーンを設置し
た車体フレームの最後部は後部アウトリガにより支持さ
れるので,結局,破砕機の衝撃力,振動等の力及びクレ
ーンに懸かる荷重は,トレーラの後輪と,両アウトリガ
と,更に前記衝撃力,振動等の力が所定以上の大きな場
合には後部支柱とで分散支持される。また前記衝撃力,
振動及びクレーン荷重等の力は,特定の箇所,特に後輪
に集中せず,車体フレームからトレーラの後輪に伝わる
衝撃力,振動等の力は一定以上になることがない。更に
後輪にはエアクッションと板ばねとを介して緩衝作用の
下に伝わるために,塊状物を破砕する際に振動,騒音の
発生を極力低減でき,そのため,破砕処理作業現場が市
街地,ビル街等であっても,周囲への環境をそれ程悪化
させることなく,騒音規制範囲内の環境で破砕処理作業
を行うことができる。また,かかる緩衝作用のために路
上走行に必要な後輪が損傷を受けることを防止すること
もできる。
【0051】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,前記破砕機から排出される破砕物を前記振動篩機に
搬送する搬送コンベヤを備えるものである場合には,該
搬送コンベヤは,その底部を上昇させて地上高を高くで
きるように伸縮構造に構成されているものであるから,
破砕プラントを操業するときには,前記搬送コンベヤの
底部を下降させて,破砕機から排出される破砕物を受け
取ることができる位置まで地上高を低くして破砕物を振
動篩機に搬送することができると共に,破砕プラントの
非操業時には,前記搬送コンベヤの底部を上昇させて地
上高を高くすることにより,破砕プラント車の路上走行
を可能にすることができる。
【0052】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,前記破砕機の上部に設けた塊状物投入用ホッパと,
前記戻しコンベヤの傾斜角度を変更するコンベヤ傾斜角
度変更装置とを有するものである場合には,前記コンベ
ヤ傾斜角度変更装置を操作することで,破砕プラントを
操業するときには,戻しコンベヤの傾斜角度を増大させ
て,所定以上の大きさの破砕物を戻しコンベヤで前記塊
状物投入用ホッパに戻すことができると共に,破砕プラ
ントの非操業時には,戻しコンベヤの傾斜角度を低下さ
せて,戻しコンベヤの上端部を前記塊状物投入用ホッパ
によりも下の位置に降下させることができる。したがっ
て,前記塊状物投入用ホッパの高さを不必要に低くして
プラントの処理能力を低下させることなく,所定以上の
大きさの破砕物を戻しコンベヤで塊状物投入用ホッパに
戻すことができると共に,路上走行に必要な制約を満た
す程度の大きさにまで戻しコンベヤの傾斜角度を低くし
て,プラント車の路上走行を可能にすることができる。
【0053】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,前記車体フレームの長手方向外側壁面に隔置して複
数個取り付けた装着金具及び該装着金具に着脱自在に装
着できるL字状金具を有し,前記装着金具に前記L字状
金具を装着した状態で前記車体フレームに設けた傾倒可
能なあおりプレートを水平状態に保持でき,該あおりプ
レートを足場に構成できるものである場合には,作業員
が破砕プラントの周囲を移動できるスペースとしての足
場が確保され,破砕プラントの点検,監視,修理等の取
扱性が格段に向上する。
【0054】また,前記クレーンが,少なくとも一方の
ブームが伸縮自在であるインナブームとアウタブームと
を含み,路上走行時には,該インナブームとアウタブー
ムが,前記破砕プラント車の略幅方向において車両の幅
内に折り畳まれるものである場合には,ブームの伸縮に
よってクレーンの作動能力を広げることができ,プラン
ト車に収縮させるときには,破砕プラント車の略幅方向
において両ブームが折り畳み可能であるから,クレーン
が車両において占めるスペースは,車幅内にであるのは
勿論,特に車両全長方向に小さくでき,路上走行時に差
し支えることがない。したがって,クレーンの大きさを
不必要に小さくして塊状物の破砕機への投入能力を低下
させることなくクレーンの作動能力を引き出すことがで
きると共に,路上走行に必要な保安基準を満たす程度の
大きさにまでクレーンの大きさを縮めてプラント車の路
上走行を可能とすることができる。
【0055】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,塊状物を掴むアタッチメントが,クレーン先端にお
いてローテータを介して旋回可能に且つ取り外し可能に
取り付けられたグラッブル,クランプ,ハンド,マグネ
ット,又はバケットである場合には,路上走行のような
クレーンの作業がないときにはアタッチメントを取り外
して運搬上の制約を軽減させることができ,また塊状物
の形状や種類に応じてその取扱いや処理に最も適したア
タッチメントを選択して取り付けることで種々の作業を
させることができて作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による路上走行可能な破砕プラント車
の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の破砕プラント車の平面図である。
【図3】図1の破砕プラント車の背面図である。
【図4】図1の破砕プラント車の最後部に搭載したクレ
ーンを破砕プラント車の背面からみた図である。
【図5】図4のクレーンのブームを水平に伸長した状態
を示す図である。
【図6】クレーンの先端部に設けられるローテータの一
実施例を示す図である。
【図7】ローテータの先に取り付けられるアタッチメン
トの一実施例であるグラッブルを例示する斜視図であ
る。
【図8】ローテータの先に取り付けられるアタッチメン
トの別の実施例である別のグラッブルを例示する斜視図
である。
【図9】ローテータの先に取り付けられるアタッチメン
トの更に別の実施例であるバケットを例示する斜視図で
ある。
【図10】ローテータの先に取り付けられるアタッチメ
ントの他の実施例であるマグネットを例示する斜視図で
ある。
【図11】ローテータの先に取り付けられるアタッチメ
ントの更に他の実施例であるバケットを例示する斜視図
である。
【図12】図1の破砕プラント車の搬送コンベアの伸縮
機構の一実施例を示す平面図である。
【図13】図1の破砕プラント車の振動篩機の排出部の
一実施例を示す正面図である。
【図14】図1の破砕プラント車の戻しコンベアの昇降
機構の一実施例を示す正面図である。
【図15】図1の破砕プラント車における車体フレーム
のあおりプレートの水平支持部の一例を示す断面図であ
る。
【図16】あおりプレートの水平支持金具の別の実施例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 トレーラ 3 後輪 4 車体フレーム 5 前部アウトリガ 6 破砕機 7 振動篩機 8 駆動源(発電機) 9 操作盤 10 搬送コンベヤ 14 戻しコンベヤ 21 固定フレーム部 23 移動フレーム部 40 篩 42 コンベヤ傾斜変更装置 54 搬出コンベヤ 60 あおりプレート 80 クレーン 82 後部アウトリガ 88 インナブーム 90 アウタブーム 92 ローテータ 95,96,97,98,99 アタッチメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−19563(JP,A) 特開 平5−154404(JP,A) 特開 昭54−143963(JP,A) 特開 平4−7294(JP,A) 特開 昭60−139347(JP,A) 実開 平4−78947(JP,U) 実開 平4−134440(JP,U) 実開 昭63−13388(JP,U) 欧州特許出願公開382922(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 21/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤにエアクッション及び板ばねを介
    して支持された車両の車体フレーム上で且つ前記タイヤ
    の後輪の近傍に塊状物を破砕する破砕機が設置されたエ
    ンジンを搭載した路上走行可能な破砕プラント車におい
    て,前記 車体フレームの前部に設置され且つ前記破砕機で前
    記塊状物を破砕した破砕物を選別する振動篩機,前記破
    砕機で破砕された前記破砕物を前記破砕機から前記振動
    篩機に搬送するため前記車体フレーム上に設置され且つ
    前記破砕機の下部の排出シュートから前記振動篩機のホ
    ッパへと上方へ傾斜して一方向にダイレクトに延びる
    送コンベヤ,前記振動篩機で選別した所定以上のサイズ
    前記破砕物を再度破砕するため前記車体フレーム上に
    設置され且つ前記振動篩機の排出部から前記破砕機の塊
    状物投入用ホッパへと上方へ傾斜して一方向にダイレク
    トに延びる戻しコンベヤ,前記振動篩機で選別された所
    定以下のサイズの前記破砕物を排出する破砕物排出手
    ,並びに前記破砕機に隣接した前記車体フレームの後
    部に設置され且つ前記破砕機への前記塊状物の投入,前
    記塊状物の粉砕,前記塊状物の分離選別等の機能を備え
    た各種のアタッチメントを交換可能に取り付けられる屈
    折揺動ブームを備えたクレーンを具備し, 前記タイヤを接地させた状態で前記破砕機,前記振動篩
    機,前記搬送コンベヤ,前記戻しコンベヤ及び前記破砕
    物排出手段を駆動させ,少なくとも前記破砕機で発生す
    る衝撃力及び振動を前記エアクッション,前記板ばね及
    び前記タイヤで緩衝する ことを特徴とする路上走行可能
    な破砕プラント車。
  2. 【請求項2】 駆動するための油圧源,動力源及び操作
    盤を備えた駆動装置が設けられ,また,前記車体フレー
    ムには,前記破砕機の作動時に前記車体フレームの前部
    を支持する接地可能な前部アウトリガ,前記破砕機で発
    生する所定以上の大きな衝撃力,振動等の力を支持する
    ために前記車体フレームの後部に取り付けた接地可能な
    後部支柱,及び前記クレーンを設置した前記車体フレー
    ムの前記最後部を支持する接地可能な後部アウトリガが
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の路上
    走行可能な破砕プラント車。
  3. 【請求項3】 前記搬送コンベヤは,その底部を上昇さ
    せて地上高を高くできるように伸縮構造に構成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の路上走行可
    能な破砕プラント車。
  4. 【請求項4】 前記塊状物投入用ホッパ内へ前記破砕物
    を投入する前記戻しコンベヤの頂部高さを低くするため
    前記戻しコンベヤの傾斜角度を変更するコンベヤ傾斜角
    度変更装置を有することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の路上走行可能な破砕プラント車。
  5. 【請求項5】 前記車体フレームの長手方向外側壁面に
    隔置して複数個取り付けた装着金具及び該装着金具に着
    脱自在に装着できるL字状金具を有し,前記装着金具に
    前記L字状金具を装着した状態で前記車体フレームに設
    けた傾倒可能なあおりプレートを水平状態に保持でき,
    前記あおりプレートを足場に構成できることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の路上走行可能な
    破砕プラント車。
  6. 【請求項6】 前記クレーンは,少なくとも一方のブー
    ムが伸縮自在であるインナブームとアウタブームとから
    成り,前記車両の路上走行時には,前記インナブームと
    アウタブームは前記破砕プラント車の幅方向範囲内に収
    容されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の路上走行可能な破砕プラント車。
  7. 【請求項7】 前記アタッチメントは,前記屈折揺動ブ
    ームに設けたローテータを介して旋回可能に且つ取り外
    し可能に取り付けられるグラッブル,クランプ,ハン
    ド,マグネット又はバケットであることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の路上走行可能な破砕
    プラント車。
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