JP3175587U - 雪載荷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用のダンプトラックに設置するだけで、雪の載荷と、載荷した雪の運搬と、運搬した雪の速やかな排出を可能にする雪載荷装置を提供する。
【解決手段】リヤダンプタイプのダンプトラックの荷台上に着脱可能に設置可能なベース部材Pと、このベース部材Pの左右両側に立設され、前記荷台の側方あおりに比べて高い側壁部材Qとを備える構成である。
【選択図】図1

Description

本考案は、ダンプトラックの荷台に設置することで、雪の載荷、運搬と速やかな排出をするための雪載荷装置に関するものである。
道路に積もった雪は歩行や車の移動を困難にするため、除雪が行なわれる。この除雪のうち一般家庭の入口や駐車場の除雪は、人がアルミスコップ、ジョンパ、ポリスコップ、スノーダンプなどの除雪具を用いて行っている。一方、車道や歩道の人力による除雪は体力的に負担が大きく、一般に大形の除雪車を走らせて効率的な除雪を行なっている。
しかしながら、かかる除雪車は高価であり、1年を通して積雪期にしか利用されず、その管理、保全(メンテナンス)のコスト等を考えても極めて不経済である。従って、かかる除雪車は行政単位でも少数台しか用意されていない。この結果、大雪時にはこの除雪車をフル活用しても、道路等の広域の除雪は不可能である。
一方、除雪専用車両(除雪車)の保有台数の制約から、従来から土木工事用の一般的なダンプトラックを使用した除雪作業が広く行なわれている。このダンプトラックは車体に運転者が搭乗するキャビンと荷台を設置したものであるが、荷台の両側部に設けられたあおりの高さが、大量の雪の運搬には不向きである。また、荷台の両側に高さが大きいあおりを取り付けることにより、大量の運搬物を嵩上げ状態にて運搬できるものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−258749号公報
しかしながら、かかる従来のダンプトラックにあっては、背丈(高さ)の大きいあおりの設置によって、雪の運搬容量を増やすことができるものの、荷台にその背丈の大きいあおりを取り付けるために特殊な加工を施す必要がある。従ってその特殊な加工によって取り付けられたあおりは通年取り外されずに荷台に取り付けたままとなり、通常の荷物運搬用のトラックとして利用するのに不便である。また、この背丈が高いあおりの取り付けは、車両の積載量を増加する車両の改造となり、道路運送車両法の保安基準に基づく正規の申請手続をしてはじめて使用が許可され、そのために面倒で時間が掛かってしまう。
本考案はかかる従来の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、汎用のダンプトラックにおける荷台に何ら改造を加える必要をなくし、冬季における雪の運搬時にはその荷台への積載物として、また冬季以外には前記荷台から取り外して保管することができる雪載荷装置を提供することである。
前述した目的を達成するために、本考案に係る雪載荷装置は、リヤダンプタイプのダンプトラックの荷台上に着脱可能に設置する雪載荷装置であって、
荷台と略同じ方形で荷台上に略合致して収まり、上面に円滑な雪滑り板を有するベース部材と、該ベース部材の左右両側に回動可能に立設され内側面に前記荷台の側方あおりより高い雪堰止め板を有する側壁部材とを備え、前記荷台内に略合致して着脱可能に収まることができることを特徴とする。
この構成により、除雪時には、この雪載荷装置をダンプトラックの荷台上に設置し、これの中に嵩高く積み上げるように雪を投入し、この雪の運搬および廃棄を可能にし、一方、除雪時以外にはダンプトラックからこの雪載荷装置を取り外して、ダンプトラックを通常の資材運搬等の用途に利用することができる。この結果、雪載荷装置はダンプトラックに対する積載物としての取扱いとなり、ダンプトラック側に加工を施す必要がなくなり、道路運送法上の改造扱いに該当することもなくなる。
また、一対の側壁部材(雪堰止め板)に囲まれた(挟まれた)雪滑り板上の雪を、荷台の傾動によって滞りなく雪滑り板上に滑動させて、速やかに雪捨て場で排出、廃棄することができる。
また、本考案に係る雪載荷装置は、前記側壁部材の前部には、本装置が荷台上で移動しないように荷台の前部に係止する係止部材が取り付けられていることを特徴とする。
この構成により、雪載荷装置に積み込んだ雪を、荷台の傾動によって雪滑り板上に滑らせて雪捨て場に廃棄する際に、雪載荷装置が荷台上を滑って後方移動することを確実に防止できる。
本考案によれば、汎用のダンプトラックに簡単に積載でき、雪の載荷と、載荷した雪の運搬と、運搬した雪の速やかな排出、廃棄を、高価な除雪用車両等によらずに、またダンプトラックの改造をすることなく実現できる。
以上、本考案について簡潔に説明した。更に、以下に説明される考案を実施するための最良の形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本考案の実施形態による雪載荷装置を示す斜視図である。 図1に示す雪載荷装置を設置したダンプトラックの斜視図である。 図1における雪堰止め板(側壁部材)の側枠に対する取り付け構造を示す要部の斜視図である。 図1における荷台における側枠の滑り止め構造を示す要部の斜視図である。 図4における側枠の滑り止め構造の詳細を示す組み立て斜視図である。 図1における側枠どうしの結合構造を示す要部の斜視図である。 図1における雪堰止め板(側壁部材)の側枠に対する取り付け構造を示す組み立て斜視図である。 図1における側枠をベース枠上に倒して重ねた状態を示す背面図である。
以下、本考案の実施の形態にかかる雪載荷装置を、図1乃至図8を参照して説明する。
図1に示す本実施形態の雪載荷装置Aは、図2に示すようなダンプトラックBに設置される。ダンプトラックBは骨格である車体(フレーム)を前後左右の車輪で支えるとともに、エンジンやその他の機器を搭載している。車体には前部に運転席を持つキャビン11が、またこのキャビン11の後方に載荷物(砂利などの積荷)を載置する荷台12が、それぞれ設置されている。この荷台12は、平板部12aと、前板部12bと、平板部12aの側部に立ち上がる側板部(側方あおり)12cとが連続するような形態に形成されている。前板部12bはキャビン11の背面の略全体を覆うサイズ、形状をなす。
前板部12bの上端部には、キャビン11の屋根の一部を覆うサイズ、形状の庇部12dが連設されている。これらの前板部12bおよび庇部12dは荷台12の載荷物としての土砂などが、車両の走行中に跳ね上がるなどしてキャビン11を損傷しないように保護している。さらに、荷台12の下部には、車体の後端部に設けた一対の支持軸を中心にこの荷台12を傾動させる油圧シリンダ(図示しない)が取り付けられている。この油圧シリンダによる荷台12の傾動によって、荷台12上の砂利等の載荷を荷台12後方から外へ滑るように排出、廃棄可能にしている。
一方、雪載荷装置Aは、複数本の鋼材を、複数の格子を作るように一つの平面内に収まるように組み付けたベース枠13と、同様に鋼材によって複数の格子を作るように組み付けられて、ベース枠13の左右両側に回動可能に立設された2枚ずつの側枠14、15および側枠16、17と、から構成されている。これらの側枠14、15および側枠16、17は、ダンプトラックの側板部(側方あおり)12cの高さに比べて、例えば2〜3倍を超える高さがある。ベース枠13および側枠14〜17を形成する鋼材としては、矩形断面、L字状断面、H字状断面を持つものが用いられる。なお、ベース枠13はこれの上に設置される後述の雪滑り板45とともにベース部材Pを形成しており、側枠14〜17はこれらに取り付けられる後述の雪堰止め板35とともに側壁部材Qを形成している。
前記ベース枠13および側枠14〜17は後述のような雪の載荷によって容易に変形しない強度、剛性を持つサイズ、形状のものを用いて組み付けられる。また、ベース枠13の左右端の側部横鋼材13a、13a上の前後端および中央部には、ブラケット18、19、20が溶接等によって取り付けられている。
ブラケット18は、図3に示すように、その左右端の側部横鋼材13aの上面に溶接された取り付け板18aと、この取り付け板18a上に垂直に立設された支持片18bと、この支持片18bに対して水平方向にL字状に連設された側枠倒れ防止片18cとからなる。また、前記支持片18bおよび側壁倒れ防止片18cの内側に、前記側枠14を構成する支柱14a下部の2側面が当接されている。この支柱14aと支持片18bとに設けられた透孔21、22のそれぞれにボルト23が貫通されて、そのボルト23端にナット24が螺合されている。これによりこのボルト23を中心に、支柱14a、すなわちこの支柱14aを持つ側枠14の全体が回動可能になり、支持枠13上に倒す(重ね合わせる)ことができる。このボルト23はその回動中心の軸となる。
ブラケット19は、図4に示すように、ベース枠13の側部横鋼材13aの前部上面に溶接された取り付け板19aと、この取り付け板19a上に垂直に立設された支持片19bと、この支持片19bに対して水平方向にL字状に連設された側枠倒れ防止部材19cとからなる。また、前記支持片19bおよび側壁倒れ防止片19cの内側に、前記側枠15を構成する支柱15a下部の2側面が当接されている。この支柱15aと支持片19bとに設けられた透孔25、26のそれぞれにボルト27(軸)が貫通されて、そのボルト27端にナット28が螺合されている。これによりこのボルト27を中心に、支柱15a、すなわちこの支柱15aを持つ側枠15の全体が回動可能になり、前記ベース枠13上に倒すように重ね合わせることができる。
また、支柱14a、14aの中央部間および支柱15a、15aの中央部間には、これらを補強する鋼材14c、15cが溶接などにより連結されている。また、上下の鋼材14b、14cの中央部間および鋼材15b、15cの中央部間には縦方向に補強材14d、15dが連設されている。これらの補強材14d、15dには、荷台12上に載置した雪載荷装置Aを荷台12の側板部(側方あおり)12cの下部に設けられているフックとの間で固定するラッシングワイヤを掛けるためのU字状の係止金具52が取り付けられている。これにより荷台12上に載置された雪載荷装置Aは荷台12に固定され、走行時のバウンドに対しても安定することとなる。
ブラケット20は、図6に示すように、前記左右端の側部横鋼材13aの中央部上面に溶接された取り付け板20aと、この取り付け板20a上に垂直に立設された支持片20bと、この支持片20bに対して水平方向にT字状に連設された側枠倒れ防止部材20c、20dとからなる。これらの側枠倒れ防止部材20c、20dは一体である。また、前記支持片20bおよび側壁倒れ防止片20c、20dの内側に、側枠14、15を構成する一方の支柱14a、15a下端の2側面がそれぞれ当接されている。これらの支柱14a、15aに設けられた透孔29、30と、支持片20bに設けられた透孔31とにボルト(軸)32が貫通されて、このボルト32端にナット33が螺合されている。これによりこのボルト(軸)32を中心に支柱14a、15a、すなわち側枠14、15が回動可能になり、支持枠13上に重ね合わすことができる。
また、各支柱14a、15aの下端には、側枠16、17に向かって突出する図3及び図7に示すようなL字状の板受け部材34が溶接により固定されている。これらの板受け部材34には、堰止め板35の下端縁が脱落しないように支持される。また、前後の支柱14a、14a、支柱15a、15a,前後の支柱14a、14a間を繋ぐ鋼材14b、前後の支柱15a、15a間を繋ぐ鋼材15bのそれぞれには、図1および図7に示すように堰止め板35周辺を保持する保持部材36が取り付けられている。この保持部材36は、平板状、鉤状およびコ字状の部材を例示できる。
さらに、側枠14の支柱14aとこれに隣接する側枠15の支柱15aとは、図6に示すように、これらに設けた透孔14e、15eにボルト39を通し、その先端にナット40をねじ込むことで、2つの側枠14、15が同一平面内に一体化されている。側枠15の支柱15a、15aの中央部どうしを連結する補強用の鋼材15cの一端には、図4、図5、図7に示すように、係止部材41のコ字状部41aがボルト42およびナット43により固定されている。本例ではボルト42およびナット43の例で示しているが、このボルト42およびナット43に代えてトグルピンとしてもよい。なお、側枠14、15が取り付けられる左右端の側部横鋼材13aの前後端部には、吊り金具44(図1、図4参照)が溶接されている。
この係止部材41のコ字状部41aとは反対側の端部には、幅広で矩形タイプのフック部41bが設けられている。このフック部41bは前記荷台12の前板部12bに一体の屈曲片12e(図4参照)端部に係止可能な形状、サイズとされている。図5は、この係止部材41の鋼材15cに対する組み立て図である。この係止部材41はコ字状部41aを構成する上下2片と、これらの間に介在される鋼材15cとの間に、筒状の管状体46aを持つ補強板46と、補強板47をさらに介在させ、これらのコ字状部41a、鋼材15c、補強板46の管状体46a、補強板47に穿設された取り付け孔48〜50に前記ボルト42を通し、これらの先端にナット43をねじ込んでいる。なお、この場合のボルト42およびナット43に代えてトグルピンとしてもよい。これにより、係止部材41は、ボルト42またはトグルピンを軸として回動が可能となり、フック部41bの屈曲片12eへの係合および取り外しが容易となると共に、鋼材15cに対する係止部材41の結合強度を高めることができる。
また、前記側枠14、15に対向する側枠16、17は、この側枠14、15と同一物であり、その側枠14、15に設けられたものと同一の前記ブラケット18、19、20、板受け部材34、堰止め板35、保持部材36、係止部材41が対称配置されている。これらの機能も同一である。従って、ここではその構成、機能についての重複する説明を省略する。ベース枠13上には、これの全面を被うように合板材などからなる、表面が円滑な雪滑り板45が取り付けられている。前記堰止め板35は雪滑り板45と同様に表面が円滑な合板材を用いることが望ましい。例えば、堰止め板35としては、片面に塗装が施してある塗装コンパネ材を使用し、雪滑り板45としては、塗装仕上げとした鋼板を使用する。
かかる構成の雪載荷装置Aは、不使用時には格納庫などに設置される。この格納庫での設置状態では、雪滑り板45および堰止め板35が取り付けられた状態で、各側枠14〜17が、図8に鎖線で示すように、ベース枠13上に重ねられている。このため、この雪載荷装置Aは全体として上下方向にサイズが圧縮されたような形態となり、その圧縮分占有空間が小さくなる。従って、格納庫の所定の高さ制限内でこの雪載荷装置Aを複数組、上下方向に重ねて収納することができる。
また、荷台12上においても図8に示すように折り重ねることで、その上に雪以外の荷物を積載することもできる。
一方、道路等の積雪量が増えて、除雪が必要になると、格納庫から折り畳み状態の前記雪載荷装置Aを搬出し、前記ダンプトラックBの荷台12上に図2に示すように設置される。この設置に当たってはクレーンを利用し、このクレーンから吊り下げられたワイヤ端を、鋼材13aの4箇所に設けられた前記吊り金具44に結ぶ。又はワイヤ端のフックを掛ける。そしてクレーンを作動させてワイヤを吊り上げ、ダンプトラックBの荷台12上方に雪載荷装置Aを臨ませ、さらにその荷台12上面に吊り降ろす。こうして荷台12上に吊降ろされた雪載荷装置Aのベース部13を、図示しない固定具を用いて荷台12上に固定する。例えば、固定具としては、側壁部材Qを構成する側枠14〜17の補強材14d、15dに設けられた係止金具52と荷台12の側壁部(側方あおり)12cの下部に設けられているフック(図示せず)との間にラッシングワイヤを掛け回し固定する手段を挙げることができる。
また、この荷台12上でベース枠13上の左右の側枠14〜17を、ボルト23,27、32のそれぞれを軸(中心軸)として、荷台12両側の側板部(側方あおり)12cのそれぞれに沿う(平行となる)ように立ち上げる。この立ち上げた状態を、図示しないロック装置で保持した後、係止部材41を補強用の鋼材15cの前部に取り付け、そのフック41bを前記荷台12の前板部12bに一体の屈曲部12eに係合させる。この係合によって、左右の側枠14〜17(側壁部材Q)の起立状態も保持されると共に、雪載荷装置A全体の車体後方への移動が規制される。
このように側枠14〜17のすべてを立ち上げた状態では、ベース枠13上には雪滑り板45が臨み、各側枠14〜17の内面側には堰止め板35の平滑面が臨む。これらの雪滑り板45および堰止め板35はこれらに接する雪を滑らせるように作用し、雪が付着することは少ない。
次に、このようにして荷台12上に雪載荷装置Aを載置したダンプトラックBを除雪作業位置に走行させ、その作業位置で雪載荷装置A内に、パワーショベル等により雪を投入する。この投入によって雪滑り板45上に集積された雪は、雪載荷装置Aの荷台12後方に設けられた後方あおり12fを開き、荷台12の前板部12bと堰止め板35との間に堰き止められた雪滑り板45上の雪を川岸などの排出場所(雪捨て場)に運搬して、排出することができる。
この場合において、キャビン11からの指令で荷台12下部の油圧シリンダを伸長させ、荷台12の前部を上昇させる。これにより荷台12とともに、ベース枠13上の雪滑り板45も傾斜する。
この雪滑り板45の傾斜によって、この雪滑り板45上の雪は滞ることなく下方へ滑り、荷台12の後方へ速やかに落下していく。このとき雪載荷装置A自身は荷台12上を重力により傾斜面に沿って滑るような力(重力)が作用するが、係止部材41が前板部12の屈曲片12eに係止されているため、係止部材41が取り付けられている側枠15、17と一体のベース枠13は、荷台12上で後方へ移動することはない。
以上のように、本実施形態の雪載荷装置Aは、リヤダンプタイプのダンプトラックBの荷台12上に着脱可能に設置可能なベース部材Pと、このベース部材Pの左右両側に立設され、前記荷台12の側方あおり(側板部12c)に比べて高い側壁部材Qとを備える構成としたことにより、汎用のダンプトラックBにおける荷台12に何らの改造を加えることなく、冬季における雪の運搬時にはその荷台12への積載物として利用可能にし、一方冬季以外には前記荷台12から取り外して保管し、ダンプトラックBは通常の資材等の運搬に利用できる。
なお、雪載荷装置Aを荷台12上に載置したままで、雪以外の荷物の運搬に使用することも、側壁部材Qをベース部材P上に折り重ねた状態で荷物、資材等の運搬に使用することも自由である。
積載した雪の排出時においては、前記ベース部材P上には上面が円滑な雪滑り板45を設け、前記各側壁部材Qの互いに対向する面には雪堰止め板35を設けることで、対向する一対の雪堰止め板35に囲まれた(挟まれた)雪滑り板45上の雪を、荷台の傾動によって滞りなくかつ速やかに滑らせて、雪捨て場に排出、廃棄することができる。
また、ベース部材Qの前部に、このベース部材Qが前記荷台12上で滑り移動しないように荷台12の前部に係止する係止部材41を設けたことにより、雪載荷装置Aに積み込んだ雪を、荷台12の傾動によって雪滑り板45上を滑らせて雪捨て場に廃棄する際に、雪載荷装置Aが重力によりが荷台上を滑り下ることを確実に防止できる。
本考案はダンプトラックにおける荷台に何らの改造を加える必要をなくし、冬季における雪の運搬時にはその荷台への積載物として、また冬季以外には前記荷台から取り外して保管できるという効果を有し、ダンプトラックの荷台に設置して、雪の載荷、運搬と速やかな排出をするための雪載荷装置等に有用である。
A 雪載荷装置
B ダンプトラック
P ベース部材
Q 側壁部材
11 キャビン
12 荷台
12a 平板部
12b 前板部
12c 側板部
12d 庇部
13 ベース枠
14〜17 側枠
14a、15a 支柱
14b、15b、15c 鋼材
18〜20 ブラケット
18a 取り付け板
18b 支持片
18c 側枠倒れ防止片
21、22、25、26、29、30、31 透孔
23、27、32、37、39、42 ボルト
24、28、33、38、40、43 ナット
34 板受け部材
35 雪堰止め板
36 保持部材
41 係止部材
41a コ字状部
41b フック部
44 吊り金具
45 雪滑り板
46、47 補強板
46a 管状体
52 係止金具

Claims (2)

  1. リヤダンプタイプのダンプトラックの荷台上に着脱可能に設置する雪載荷装置であって、
    荷台と略同じ方形で荷台上に略合致して収まり、上面に円滑な雪滑り板を有するベース部材と、該ベース部材の左右両側に回動可能に立設され内側面に前記荷台の側方あおりより高い雪堰止め板を有する側壁部材とを備え、前記荷台内に略合致して着脱可能に収まることができることを特徴とする雪載荷装置。
  2. 前記側壁部材の前部には、本装置が荷台上で移動しないように荷台の前部に係止する係止部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の雪載荷装置。
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