JP2008114986A - 自走式コンベヤ装置 - Google Patents

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稔 田山
Katsumi Tamura
克己 田村
Masakazu Fukai
政和 深井
Masami Komikawa
正巳 小見川
Toshihisa Ishii
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Abstract

【課題】 コンベヤの搬出側の高さを搬送先の装置等に適合するよう調節できるだけでなく、搬入側の高さも搬入作業に適するよう調節できる自走式コンベヤ装置を提供する。
【解決手段】 走行体1と走行体1上に傾動可能に軸支されたベルトコンベヤ10とベルトコンベヤの搬出側の高さを調節できるメイン油圧シリンダとを備えた自走式コンベヤ装置において、走行体側及びベルトコンベヤ側に回動可能に連結してベルトコンベヤの搬出側に向かって上方に傾斜するように設置した伸縮可能な第1のコンベヤ支持脚22と同じくベルトコンベヤの搬入側に向かって上方に傾斜するように設置した伸縮可能な第2のコンベヤ支持脚23と、コンベヤ支持脚22,23を伸縮不能に長さを固定する止め具とを設け、コンベヤフレーム11を主コンベヤフレーム11aと搬入側コンベヤフレーム11bとに分割して傾動可能に連結し、ベルトコンベヤの搬入側の高さを調節するサブ油圧シリンダを設けて構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送作業を行うコンベヤと、このコンベヤを設置して搬送作業の作業現場を走行できる自走式の走行体とを備え、作業現場を走行体で走行しつつ各種作業現場で種々の搬送物をコンベヤにより搬送できるようにした自走式コンベヤ装置に関する。
コンベヤは、掘削土砂、砕石、廃材等の種々の搬送物を搬送して、搬送物の搬送先となるスクリーン、クラッシャ、貯蔵場等の種々の装置や設備へ搬送する多種多様の作業を同一の装置により行うことができる。こうしたことから、コンベヤについては、同じコンベヤを各種作業現場で種々の用途に簡便に共用できるようにすることが要望されていた。自走式コンベヤ装置は、こうした要求に応えるために開発された装置であって、作業現場を走行することができるクローラやホイールによる自走式の走行体に、種々の搬送物を搬送できるコンベヤを設置して、各種作業現場で共用できるようにしたものである。
この自走式コンベヤ装置は、作業現場近くまで移送する場合、通常、輸送車に載せて輸送される。また、走行体が特にホイール式の場合には、一般車道を走行して作業現場近くまで移送することもできる。こうして作業現場近くまで移送した後は、走行体で自走できるため、作業現場を走行して、搬送物の搬送先となる装置や設備に接近して、搬送作業に好都合な場所に容易に位置決めすることができる。この自走式コンベヤ装置は、コンベヤを予め走行体に設置しているため、コンベヤを搬送先の装置や設備のそばへ持ち運んで組み立てるための手間や時間を要せず、能率的に設置することができる。
ところで、自走式コンベヤ装置にあっては、例えば、搬送物を高く山積みして限られた貯蔵場所に大量に貯蔵できるようにしたり、或いは、高さの高い装置や設備に対して搬送物を搬送できるようにしたりするというように、搬送先の条件に応じて、コンベヤにおける搬送物の搬出位置の高さを適切な高さに適宜変化させなければならないこともある。また、自走式コンベヤ装置の移送時には、重心が不安定になったり、コンベヤが障害物になったりしないように、全体の高さを低くすることも必要である。こうした要求に応えるため、自走式コンベヤ装置においては、コンベヤの搬出側の高さを調節できるコンベヤ高さの調節手段を設けた装置が最近開発されている。
この種の自走式コンベヤ装置に関する技術としては、種々の技術が公開されているが、ここでは、特許文献1に記載の「自走式コンベア」に係る発明を従来の技術として位置付けて、その技術内容を以下に概説する。その際、特許文献1で使用している符号や用語を括弧内に付記しながら、本発明と関連する部分の技術内容を中心に説明する。
この特許文献1に記載の「自走式コンベア」は、搬送物を低位置の搬入側から高位置の搬出側へ搬送するための搬送作業を行うことができるベルトコンベア(2)と、このベルトコンベヤ(2)を設置して作業現場を走行することが可能な自走式の走行体(下部車体3とこの下部車体(3)の左右両側に設けた一対の走行体(4)との集合体)とを備えている。この走行体には、前後方向一側部に、リンク(60)とこのリンク(60)を上下方向に揺動させてその姿勢を変えることが可能なシリンダ(61)を有する第1支持機構(6)を取り付けており、走行体の前後方向他側部に、シリンダ(70)と保持部材(71)を有する第2支持機構(7)を取り付けている。そして、第1支持機構(6)をコンベアフレーム(20)の前後方向の一側部に連結し、第2支持機構(7)をコンベアフレーム(20)の前後方向の他側部に連結するようにしている。
第1支持機構(6)のリンク(60)は、ベルトコンベア(2)を、ブラケット65を介してピン65aにより上下方向に傾動可能に軸支しており、シリンダ(61)で姿勢を適宜変えることにより、ベルトコンベア(2)の支持点の高さ等、その支持点の位置を変更することができるようになっている。したがって、リンク(60)は、ベルトコンベア(2)を走行体に傾動可能に軸支するための本発明に係るコンベヤ取付部材7に相当しているが、このリンク(60)は、ベルトコンベア(2)の支持点の位置をシリンダ(61)により適宜変更することが可能な取付部材である。
この従来の自走式コンベアは、第1支持機構(6)及び第2支持機構(7)の各シリンダ(61,70)を適宜伸縮することにより、第2支持機構(7)の保持部材(71)と協働して、搬出側の高さを適当に高くするようにベルトコンベア(2)を傾斜させたり、全体の高さを低くするように水平にさせたりすることができる。したがって、この自走式コンベアは、これらの第1支持機構(6)及び第2支持機構(7)により、ベルトコンベア(2)の搬出側の高さを調節するためのコンベヤ高さの調節手段を構成しており、こうした調節手段を付設したことにより、同一のベルトコンベア(2)を各種作業現場で種々の用途に共用することが可能となる。
特開2004ー256206号公報(1−5頁、図1−6)
こうした特許文献1に記載の従来の自走式コンベヤ装置は、コンベヤによる搬送作業の作業現場へ一般車道を使用して移送する場合に、輸送車に載せて移送する場合及び自走させて移送する場合の何れの場合にも、コンベヤ高さの調節手段としての第1支持機構や第2支持機構でコンベヤの傾斜角度を小さくすることにより、一般車道での走行時の高さ制限に違反しないように、コンベヤの高さを低くした状態で移送する。また、こうした方法によっては走行時の高さ制限を回避することができない場合には、コンベヤを自走式コンベヤ装置の走行体から分離して適当な方法で移送する。
こうして自走式コンベヤ装置を作業現場の近辺へ移送した後は、搬送作業を実施するため、自走式コンベヤ装置を搬送先の装置や設備に対して更に接近させてから、コンベヤの高さを調節してその位置決めをする。すなわち、まず、コンベヤの高さを低くしたままの状態において、自走式コンベヤ装置の走行体を作業現場で自走させて搬送先に接近させた後、搬送作業に好都合な場所に位置決めして停止させる。次いで、コンベヤ高さの調節手段でコンベヤの傾斜角度を調整することにより、コンベヤの搬出側の高さを、搬送先の装置や設備に適合するように調節する。
ところで、コンベヤの搬入側には、例えば、掘削土砂、砕石、廃材等の種々の搬送物を供給するための搬送物の供給装置を配置して同供給装置から搬送物を搬入し、又は、こうした供給装置を介さないで搬送物を直接的に搬入する。このコンベヤの搬入側は、コンベヤの搬出側の高さを、前記のように搬送先の装置や設備に適合するように調節すると、これに伴って高さが勝手に変動するため、必ずしも、搬送物の搬入作業に適した高さに位置決めされるとは限らない。こうしたことから、従来の自走式コンベヤ装置にあっては、搬送物の供給装置等から供給される搬送物を取り込んでコンベヤの搬入側へ導くための中継のコンベヤが必要となって余分な装置を必要とした。また、搬送作業用の装置を作業現場へ輸送する際、その分、大型の輸送車が必要となり、輸送上の手間や経費を要した。
本発明は、こうした問題を解決するために創作されたものであり、その技術的課題は、コンベヤの搬出側の高さを、搬送先の装置や設備に適合するように調節することができるだけでなく、コンベヤの搬入側の高さも、搬入作業に適するように調節することができる自走式コンベヤ装置を提供することにある。
本発明は、前記の技術的課題を達成するため、
作業現場を走行することが可能な自走式の走行体と、この走行体上に取付部材を介して傾動可能に軸支され搬送物を搬入側からこれよりも高位置の搬出側へ搬送するための搬送作業を行うことができるコンベヤと、伸縮させることによりコンベヤの搬出側の高さを調節することが可能な搬出側高さ調節用の油圧シリンダとを備えた自走式コンベヤ装置を構成する場合に、
一端部及び他端部を走行体側及びコンベヤ側に回動可能に連結してコンベヤの搬出側に向かって上方に傾斜するように設置した伸縮可能な第1のコンベヤ支持脚と、一端部及び他端部を走行体側及びコンベヤ側に回動可能に連結してコンベヤの搬入側に向かって上方に傾斜するように設置した伸縮可能な第2のコンベヤ支持脚と、これら第1のコンベヤ支持脚及び第2のコンベヤ支持脚をそれぞれ伸縮できないように長さを固定するための各止め具とを設け、コンベヤフレームを、搬入側のセクションをなす搬入側コンベヤフレームとその余のセクションをなす主コンベヤフレームとに分割して互いに傾動可能に連結するとともに、伸縮させることにより搬入側コンベヤフレームを傾動させてコンベヤの搬入側の高さを調節することが可能な搬入側高さ調節用の油圧シリンダを設けて構成した。
本発明の自走式コンベヤ装置は、このように構成しているので、搬送作業を実施するために搬送先の装置や設備に対してコンベヤを位置決めする場合、まず、従来の装置と同様に、コンベヤの高さを低くした状態において自走式コンベヤ装置の走行体を作業現場で自走させ、搬送先に接近させて停止させる。しかる後、搬出側高さ調節用の油圧シリンダを伸縮することにより、コンベヤの搬出側の高さを、搬送先の装置や設備に適合するように調節する。その場合、コンベヤの搬出側の水平位置に係る最終的な位置決めを、搬送先の装置、設備の形態や作業の便を考慮しながら、走行体を搬送先に接近させるコンベヤの高さ調節前の段階及びコンベヤの高さ調節後の段階の何れか適当な段階を選んで行う。
本発明の自走式コンベヤ装置では、第1のコンベヤ支持脚及び第2のコンベヤ支持脚を設けて、何れのコンベヤ支持脚も、伸縮可能に構成して、一端部及び他端部を走行体側及びコンベヤ側に回動可能に連結しているので、コンベヤの搬出側の高さを搬出側高さ調節用の油圧シリンダで調節すると、これに伴って、各コンベヤ支持脚は、その長さが高さ調節後のコンベヤの傾斜に見合うように独りでに調節されて伸長する。こうして伸長した両コンベヤ支持脚は、それぞれ伸縮できないように止め具で固定することにより、高さ調節後のコンベヤを支持する働きをする。
ところで、従来の自走式コンベヤ装置では、搬出側高さ調節用の油圧シリンダは、コンベヤの搬出側の高さを調節した後、不可避的に生じる圧油の漏洩により漸次縮小し、これにより、高さ調節後のコンベヤの搬出側が下降して搬送先の装置や設備に接近又は接触する不適切な位置に変位する危惧がある。これに対し、本自走式コンベヤ装置では、高さ調節後のコンベヤを第1のコンベヤ支持脚及び第2のコンベヤ支持脚で位置固定するように支持することから、こうした事態の発生を確実に防止して、コンベヤの搬出側の高さを、搬送先の装置や設備に対して長時間適合するように調節することができる。
このようにしてコンベヤの搬出側の高さを、搬送先の装置や設備に適合するように調節すると、これに伴って、コンベヤの搬入側は、高さが勝手に変動するため、必ずしも、搬送物の搬入作業に適した高さには位置決めされない。こうしたことから、コンベヤの搬出側の高さ調節後の適当な時期に、搬入側高さ調節用の油圧シリンダにより搬入側コンベヤフレームを適宜傾動させて、コンベヤの搬入側の高さを、搬送物の搬入に適するように調節する。このコンベヤの搬入側の高さは、前記した搬出側高さ調節用の油圧シリンダからの圧油の漏洩によるコンベヤの搬出側の下降に伴って変動するが、このコンベヤの搬出側の下降は、前記のとおりコンベヤ支持脚で防止しているので、こうしたコンベヤの搬入側の高さの変動も防止することができる。以上のように、本発明の自走式コンベヤ装置によれば、コンベヤの搬出側の高さを、搬送先の装置や設備に適合するように調節できるだけでなく、コンベヤの搬入側の高さも、搬入作業に適するように調節することができる。
以下の説明から明らかなように、本発明の自走式コンベヤ装置は、前記〔課題を解決するための手段〕の項に示したように構成しているので、コンベヤの搬出側の高さを、搬送先の装置や設備に適合するように調節できるだけでなく、コンベヤの搬入側の高さも、搬入作業に適するように調節することができる。その結果、従来の自走式コンベヤ装置とは異なり、搬送物を取り込んでコンベヤの搬入側へ導くための中継のコンベヤのような余分な装置を必要とせず、また、これにより、搬送作業用の装置を作業現場へ輸送する際に輸送量を減らすことができて輸送上の手間や経費を減らすこともできる。
本発明の自走式コンベヤ装置は、第1のコンベヤ支持脚、第2のコンベヤ支持脚及び両コンベヤ支持脚を伸縮できないように長さを固定するための止め具とを設けているので、コンベヤの搬出側の高さを搬送先の装置や設備に適合するように調節した後、第1のコンベヤ支持脚及び第2のコンベヤ支持脚をそれぞれ伸縮できないように止め具で固定することにより、コンベヤを両コンベヤ支持脚で支持することができる。そのため、コンベヤの搬出側の高さの調節後に、搬出側高さ調節用の油圧シリンダの圧油が少しずつ漏洩して、コンベヤは、搬出側が下降しようとしても、両コンベヤ支持脚により位置固定するように支持されて、その下降や更には搬入側の上昇が阻止される。また、第1のコンベヤ支持脚と第2のコンベヤ支持脚とは、互いに反対方向に傾斜するように設置しているので、搬出側の高さ調節後のコンベヤを支持する場合に、きわめて強固に支持することができる。
本発明の自走式コンベヤ装置を具体化する場合に、特に、請求項2に記載のように具体化すれば、本装置を組み立てる場合に、コンベヤ装着部材にコンベヤフレームを装着した後、両者に搬入側高さ調節用の油圧シリンダを取り付けることにより、コンベヤ装着部材をベースにしてコンベヤフレーム及びその周辺の機器や搬入側高さ調節用の油圧シリンダを一個の組立体としてユニット化することができる。そして、本自走式コンベヤ装置は、こうしてユニット化した組立体のベースをなすコンベヤ装着部材を取付部材に軸支させることにより組み立てることができるので、組立工程の効率化に資する。
コンベヤを走行体に軸支する場合に、コンベヤの搬出側については、走行体端部からの水平方向の突出量をなるだけ多くした方が搬送先へのコンベヤの位置決め作業を行いやすくすることができるが、そうすると、走行体をコンベヤの搬出側へ倒そうとする転倒モーメントが増加する。本発明の自走式コンベヤ装置を具体化する場合に、特に、請求項3に記載のように具体化すれば、コンベヤの搬出側と正反対のコンベヤの搬入側寄りの走行体の端部に大重量のパワーユニットが設置されるため、パワーユニットにカウンタウエイトの働きをさせることができ、これにより、コンベヤの搬出側における走行体端部からの水平方向の突出量を増加して前記コンベヤの位置決め作業の便がよくしつつ、作業時における自走式コンベヤ装置の転倒を防止することができる。
以下、本発明が実際上どのように具体化されるのかを図1乃至図5を用いて説明することにより、本発明を実施するための望ましい形態を明らかにする。
図1は、本発明を具体化して構成した自走式コンベヤ装置の側面図で、コンベヤが傾斜しているときの状態を示す図、図2は、図1の自走式コンベヤ装置の背面を拡大して示した背面図、図3は、本発明を具体化して構成した自走式コンベヤ装置の側面図で、コンベヤを略水平にしているときの状態を示す図、図4は、図3の自走式コンベヤ装置の正面を拡大して示した正面図、図5は、図3の自走式コンベヤ装置の側面要部を拡大して示した側面図である。
本明細書では、自走式コンベヤ装置の前後及び左右を特許文献1の記載に準じて定めることとする。すなわち、自走式コンベヤ装置の走行方向を前後方向として、搬送物の搬入側を前、搬送物の搬出側を後とする。したがって、自走式コンベヤ装置を搬送物の搬入側からみた面が正面となり、搬送物の搬出側からみた面が背面となる。また、自走式コンベヤ装置の走行方向に直行する方向を左右方向とする。
これらの図において、1は種々の搬送作業の作業現場を走行することが可能なクローラで走行する自走式の走行体、2はこの走行体1の上部をなして基盤としての役割をし、後述する運転席6、パワーユニット8、ベルトコンベヤ10等の諸装置を設置するためのベースとなるベースフレーム、3は後述するメイン油圧シリンダ21及びコンベヤ支持脚22,23を取り付けるための取付手段としての横材、4はこの横材3を支持することに加えて柵の働きもする横材支持柵である。
自走式の走行体として、ここではクローラで走行する走行体1を示しているが、自走式の走行体は、ホイールにより走行する走行体であってもよく、その種類は問わない。横材支持柵4は、図1乃至図3に示すように、ベースフレーム2上に設置した床部材4aと、この床部材4a上の左側及び右側にそれぞれ前後や中央に立設した複数の支柱4bと、左側の複数の支柱4b及び右側の支柱4bでそれぞれ水平状に支持された左右一対の水平部材4cとを設けて構成される。横材3は、この横材支持柵4の左右の水平部材4cの後端部に配置され、この横材3の左右の端面は、図2に示すように、それぞれ左右の水平部材4cの内側の側面に固着されている。
5(図2及び図4参照)は自走式コンベヤ装置の運転に必要な種々のスイッチ類や計器類等を配置している操作盤、6は傍らにこの操作盤5が設置され、別途設けられた操作レバー等の操作手段や操作盤5を操作して走行体1やベルトコンベヤ10の操縦等、自走式コンベヤ装置の操縦を行う運転席、7は後記パワーユニット8の前方に立設され後述するコンベヤ装着部材17を傾動可能に軸支するコンベヤ取付部材、8は油圧を発生させるための油圧ポンプやこれを駆動するエンジン、作動油タンク、燃料タンク、コントロールバルブ等を内蔵しているパワーユニットである。
コンベヤ取付部材7は、柱状に形成されて、左右方向に間隔をおいて一対設けており、コンベヤ装着部材17をブラケット7aを介して傾動可能に軸支している。この柱状のコンベヤ取付部材7は、ベルトコンベヤ10を図3に示すように略水平状態に傾動させたときに、コンベヤ装着部材17をパワーユニット8の頂部に接触させないような高さに軸支できるように高く形成している。パワーユニット8は、ベースフレーム2の前端部すなわち走行体1におけるベルトコンベヤ10の搬入側寄りの端部で、かつ、ベースフレーム2の左右方向の中央部に位置するように配置されている。このパワーユニット8は、油圧ポンプ、エンジン、作動油タンク、燃料タンク等の自走式コンベヤ装置の駆動に必要な主要な機器を設置しているため、質量がきわめて大きい。
10は走行体1上にコンベヤ取付部材7を介して傾動可能に軸支され搬送物を搬入側からこれよりも高位置の搬出側へ搬送するための搬送作業を行うことができるベルトコンベヤ、11はこのベルトコンベヤ10の骨組みをなすコンベヤフレーム、12はモータにより回転駆動されて後記ベルト14をターンさせつつ移動させる駆動プーリ、13はこの駆動プーリ12が移動させるベルト14をターンさせるように案内する従動プーリ、14は駆動プーリ12及び従動プーリ13に無端状に掛け回されて駆動プーリ12の駆動により循環運動をするベルト、15は循環運動をする往路のベルト14を支持するキャリアローラ、16は循環運動をする復路のベルト14を支持するリターンローラ、17はコンベヤフレーム11を載置するような状態で装着するためのコンベヤ装着部材、19はベルトコンベヤ10のベルト14に付着した泥等の付着物を掻き落すスクレーパである。
ベルトコンベヤ10は、搬送先の装置や設備への位置決め作業の便のため、走行体1の端部からの水平方向の突出量を搬入側よりも搬出側を多くするようにして走行体1上に傾動可能に設置している。そのため、この種の構造を採用した自走式コンベヤ装置では、走行体1をベルトコンベヤ10の搬出側へ倒そうとする転倒モーメントが作用する傾向にある。こうした問題に対応して、走行体1のベースフレーム2には、ベルトコンベヤ10の搬出側と正反対の搬入側寄りの端部(前端部)に、質量の大きいパワーユニット8を設置しており、これにより、パワーユニット8がカウンタウエイトの働きをして作業時における自走式コンベヤ装置の転倒を防止することができる。
ベルトコンベヤ10は、左右両側においてコンベヤフレーム11とベルト14との間に隙間が形成されているため、搬送作業の際に大きく傾斜させたときには、その隙間を通じて高所から搬送物が落下して作業者に衝突する危険性がある。こうした問題に対応して、ベルト10とコンベヤフレーム11との間の隙間を塞ぐためのゴム板等による可撓性のスカートを設ける等、その隙間からの搬送物の落下を防ぐための落下防止手段を設けるとよい。また、ベルトコンベヤ10で搬送中の搬送物が風等により飛散して周辺環境を汚染するのを防ぐため、ベルト14上を飛散防止用のカバーで覆ったり、ベルト14の搬入側に散水するための散水ノズルを付設したりするとよい。
コンベヤフレーム11は、搬入側のセクションをなす搬入側コンベヤフレーム11bとその余のセクションをなす主コンベヤフレーム11aとに分割している。そして、搬入側コンベヤフレーム11bの後端部を主コンベヤフレーム11aの前端部に対してピン18で回動可能に軸着することにより、両コンベヤフレーム11a,11bを互いに傾動可能に連結して構成している。それゆえ、搬入側コンベヤフレーム11bは、主コンベヤフレーム11aと同じ姿勢をとって一直線をなすようにした図1のような通常姿勢から、例えば水平状態をなす姿勢(後述する図7参照)に変位させる等、主コンベヤフレーム11aとは異なる所望の傾斜姿勢に変位させることができる。そして、このようにしてコンベヤフレーム11を屈曲させると、これに追随してベルト14も屈曲させることができ、これにより、ベルトコンベヤ10の搬入側の高さを調節することができる。
コンベヤ装着部材17は、ベルトコンベヤ10を設置するための基盤となり、コンベヤベースとも称する。このコンベヤ装着部材17は、ベルトコンベヤ10を載置できるように長尺の台状をなしており、長さ方向中間位置における左右の両側部にそれぞれコンベヤ用のブラケット17aを固着している。このブラケット17aにはピン孔を設けており、コンベヤ装着部材17上にコンベヤフレーム11を載置した状態で、このピン孔にピン18を挿通して主コンベヤフレーム11aと搬入側コンベヤフレーム11bとを軸着することにより、コンベヤフレーム11をコンベヤ装着部材17上に屈曲可能に取り付けることができる。したがって、ベルトコンベヤ10は、ピン18をブラケット17aのピン孔から抜き取ることにより、必要に応じてコンベヤ装着部材17から取り外すことができる。このコンベヤ装着部材17は、コンベヤ取付部材7にピンで取り付けてしており、これにより、ベルトコンベヤ10を走行体1上に傾動可能に軸支することができる。
21(図2参照)は伸縮させることによりコンベヤ装着部材17を傾動させてベルトコンベヤ10の搬出側の高さを調節することが可能な搬出側高さ調節用の油圧シリンダとしてのメイン油圧シリンダ、22は図2に図示のように間隔を置いて左右に設けてメイン油圧シリンダ21により傾斜角度の調節を済ませたベルトコンベヤ10を位置固定するように支持する伸縮可能な第1のコンベヤ支持脚、23は同じく間隔を置いて左右に設けてこの第1のコンベヤ支持脚22と協働してそのベルトコンベヤ10を位置固定するように支持する伸縮可能な第2のコンベヤ支持脚である。
メイン油圧シリンダ21は、伸縮させることによりベルトコンベヤ10の傾斜角度を調節して同コンベヤ10の搬出側の高さを調節する役割をする。このメイン油圧シリンダ21は、図2に図示されているように、下端部が横材支持柵4の後端位置の横材3にブラケットを介して回動可能にピンで軸着されており、上端部が、第2のコンベヤ支持脚23の長手方向の中間部位に位置する後述の横連結部材27にブラケットを介して回動可能にピンで軸着されている。
メイン油圧シリンダ21は、こうした態様で設置することにより、ベルトコンベヤ10の搬入側に向かって上方に傾斜するように設置されることとなるため、ベルトコンベヤ10を単位傾斜角度だけ傾斜させるのに要するストロークを短くすることができる。また、このメイン油圧シリンダ21は、横材3から横連結部材27に達する長さのものを使用すれば済むので、その全長も短くすることができる。こうしたメイン油圧シリンダ21は、左右の第2のコンベヤ支持脚23の間に、両コンベヤ支持脚23と同じ傾斜をなすように配置されているため、図2以外の図には表れない。
左右の第1のコンベヤ支持脚22は、下端部及び上端部がそれぞれ横材支持柵4の後端位置の横材3及び主コンベヤフレーム11aの後方にブラケットを介して回動可能にピンで軸着され、ベルトコンベヤ10の搬出側に向かって上方に傾斜するように設置されている。また、左右の第2のコンベヤ支持脚23は、下端部及び上端部がそれぞれ横材3及びコンベヤ装着部材17の後方にブラケットを介して回動可能にピンで軸着され、ベルトコンベヤ10の搬入側に向かって上方に傾斜するように設置されている。このように、第1のコンベヤ支持脚22と第2のコンベヤ支持脚23とは、互いに反対方向に傾斜するように設置されて、V字状をなすように設置されているので、搬出側の高さ調節後のベルトコンベヤ10を支持する場合に、きわめて強固に支持することができる。
ところで、メイン油圧シリンダ21は、伸縮させてベルトコンベヤ10の傾斜角度を適切な角度に調節しても、その後、ベルトコンベヤ10や搬送物の荷重により、同シリンダ21からの圧油の漏洩が不可避的に発生して縮小する。その結果、調節後のベルトコンベヤ10の傾斜角度が減少し、これにより、ベルトコンベヤ10の搬出側が下降して搬送先の装置や設備に接近又は接触する危惧がある。コンベヤ支持脚22,23は、傾斜角度の調節後のベルトコンベヤ10を位置固定するように支持して、こうしたメイン油圧シリンダ21の縮小によるベルトコンベヤ10の搬出側の下降を阻止する働きをする。ここに示す例では、コンベヤ高さの調節手段を、メイン油圧シリンダ21と共に、こうしたコンベヤ支持脚22,23を設けて構成している。
第1のコンベヤ支持脚22は、管状部材22aと、この管状部材22a内に摺動可能に嵌入されたロッド状部材22b(ロッド状をなす管状部材でもよい。)とにより伸縮可能に構成されて、所望の長さに調節することができるようになっている。同様にして、第2のコンベヤ支持脚23も、管状部材23aと、この管状部材23a内に摺動可能に嵌入されたロッド状部材23bとにより伸縮可能に構成されて、所望の長さに調節することができるようになっている。これらの各コンベヤ支持脚22,23は、長さを無段階に調節できるようにしてもよいし、多段階に調節できるようにしてもよく、長さを調節した後は、伸縮できないよう適宜の止め具によりその長さを固定できるようにする。
図に示す例では、各コンベヤ支持脚22,23を、それぞれ、多段階に調節してボルトとナット乃至は固定ピンによるような止め具22c,23cにより長さを伸縮不能に固定できるように構成している。そのため、両コンベヤ支持脚22,23には、管状部材22a,23aの各下端部にそれぞれボルトやピンの一つの挿通孔を穿設するとともに、ロッド状部材22b,23bには、この挿通孔と孔位置を合わせ得るようにボルトやピンの多数の挿通孔を長手方向に穿設している。コンベヤ支持脚22,23は、こうした手段により、それぞれ、管状部材22a,23aのボルトやピンの挿通孔をロッド状部材22b,23bのボルトやピンの多数の挿通孔のうちの所望の孔と合わせてボルトやピンを挿通した後、ナット等の固定金具でこれらを固定して長さを固定できるようにしている。
24(図2参照)は第1のコンベヤ支持脚22の左右の管状部材22aの上端部同士を横に連結する上方の横連結部材、25は第1のコンベヤ支持脚22の左右の管状部材22aの下端部同士を横に連結する下方の横連結部材、26は上方及び下方の各横連結部材24,25の中央部同士を縦に連結する縦連結部材、27は第2のコンベヤ支持脚23の左右の管状部材23aの中間部同士を横に連結する中間の横連結部材、28はこの横連結部材27の中央部に連結して上方に向かって縦方向に延びる縦連結部材である。
図には表れていないが、第2のコンベヤ支持脚23における左右の管状部材23aの上端部同士は、横方向に延びる前記上方の横連結部材24と同様の上方の横連結部材で互いに連結されている。横連結部材27に連結されて上方に延びる前記縦連結部材28は、上端部を、この図に表れない上方の横連結部材の中央部に連結させている。上方の横連結部材24、下方の横連結部材25及び縦連結部材26は、左右の管状部材22aと組み合わせて構造物を形成し、これにより左右の第1のコンベヤ支持脚22を補強する働きをする。同様にして、中間の横連結部材27、図示しない上方の横連結部材及び縦連結部材28は、左右の第2のコンベヤ支持脚23を補強する働きをする。
中間の横連結部材27には、メイン油圧シリンダ21の上端部が回動可能にピンで軸着されているため、このメイン油圧シリンダ21を伸縮させると、中間の横連結部材27が上昇下降し、これに伴って、第2のコンベヤ支持脚23の左右の管状部材23aが上昇下降してコンベヤ装着部材17を傾動させることができる。そのため、ベルトコンベヤ10を傾動させてこれの傾斜角度を所望の角度に調節することができるとともに、ベルトコンベヤ10を支持するための第2のコンベヤ支持脚23の長さも調節することができる。その際、ベルトコンベヤ10が傾動したことに伴って、第1のコンベヤ支持脚22の左右の管状部材22aも左右のロッド状部材22bに対し上昇下降して第1のコンベヤ支持脚22の長さも調節することができる。こうしてコンベヤ支持脚22,23の長さを調節した後は、これらの各ロッド状部材22b,23bに対して管状部材22a,23aが相対移動しないように、止め具22c,23cによりそれぞれの長さを固定することができる。
31(図4及び図5参照)は伸縮させることにより搬入側コンベヤフレーム11bを主コンベヤフレーム11aに対して傾動させてベルトコンベヤ10の搬入側の高さを調節することができる搬入側高さ調節用の油圧シリンダとしてのサブ油圧シリンダ、32はこのサブ油圧シリンダ31で傾斜角度の調節を済ませた搬入側コンベヤフレーム11bを位置固定するように支持する伸縮可能な第3のコンベヤ支持脚である。
図4及び図5に示すように、第3のコンベヤ支持脚32は、第1のコンベヤ支持脚22と同様、管状部材32aとこの管状部材32a内に摺動可能に嵌入されたロッド状部材32bとにより伸縮可能に構成されて所望の長さに調節できるようになっている。この第3のコンベヤ支持脚32は、長さを調節した後、既述の止め具22cと同様の止め具32cにより、長さを伸縮不能に固定できるように構成されている。コンベヤ支持脚32は、一端部及び他端部がそれぞれコンベヤ装着部材17の前端部及び搬入側コンベヤフレーム11bの前端部にブラケットを介してピンで回動可能に軸着されており、こうしたコンベヤ支持脚32を左右両側に配置している。これらの左右のコンベヤ支持脚32の間には、図4に示すようにサブ油圧シリンダ31を配置している。
このサブ油圧シリンダ31は、第3のコンベヤ支持脚32と同様、一端部及び他端部がそれぞれコンベヤ装着部材17の前端部及び搬入側コンベヤフレーム11bの前端部にブラケットを介してピンで回動可能に軸着されている。したがって、このサブ油圧シリンダ31は、縮小させると、図1や図6に示すように搬入側コンベヤフレーム11bを主コンベヤフレーム11aと一直線をなすように傾斜させて通常姿勢にしており、伸長させると、搬入側コンベヤフレーム11bを通常姿勢よりも上方に傾斜させて種々の姿勢に変位させることができ、例えば、図7に図示のような水平姿勢に変位させることができる。
搬送物の搬入側となるベルトコンベヤ10の前端側には、例えば、掘削土砂、砕石、廃材等の種々の搬送物を供給するための、後述する図7に図示のような搬送物の供給装置60を配置し、通常、こうした供給装置60を介して搬送物を搬入するが、直接的に搬入することもある。こうして搬入した搬送物は、後述するように、搬送物の搬出側となるベルトコンベヤ10の後端側から種々の装置や設備へ搬出される。ベルトコンベヤ10の搬入側は、ベルトコンベヤ10の搬出側の高さを搬送先の装置や設備に適合するように調節すると、その調節の具合に応じて高さが勝手に変動するため、搬送物の搬入作業に適するように高さを調節する必要がある。また、その際、ベルトコンベヤ10の搬入側は、傾斜角度が増加して姿勢が種々変化する。ベルトコンベヤ10は、搬入側の傾斜角度が極端に大きくなると、搬送物を搬送できなくなることもあり、搬入側の傾斜角度も場合によっては調節する必要がある。
本自走式コンベヤ装置では、こうした要求に応えるため、コンベヤフレーム11を主コンベヤフレーム11aと搬入側コンベヤフレーム11bとに分割して互いに傾動可能に軸着するとともに、搬入側コンベヤフレーム11bを傾動させることができるサブ油圧シリンダ31を設けている。そして、搬入側コンベヤフレーム11bをサブ油圧シリンダ31により所望の角度だけ傾動させて、ベルトコンベヤ10の搬入側の高さを任意に調節できるようにし、ひいては、その搬入側の姿勢も調節できるようにしている。
ベルトコンベヤ10の搬入側の高さは、搬入側コンベヤフレーム11bを主コンベヤフレーム11aと一直線をなすように傾斜させた図1や図6に示すような高さと、搬入側コンベヤフレーム11bを水平姿勢に変位させた図7に示すような高さとの間において調節できるようにすることが望ましい。図1や図6に示すようなベルトコンベヤ10の搬入側の高さ(ベルト10の上面の高さ)は、供給装置60のような装置を介さないで搬送物をベルトコンベヤ10上に直接的に搬入するのに適した高さであり、例えば、100cm〜150cmというように、通常の作業員の背丈よりも低く設定する。一方、図7に示すようなベルトコンベヤ10の高さは、供給装置60のような装置を介して搬送物を搬入するのに適した高さであり、この種の通常の装置における搬送物の供給側の高さより低くなるように、例えば、200cm〜250cmというように設定する。したがって、ベルトコンベヤ10の搬入側の高さをこうした高さの間で調節できるようにすれば、搬送物を供給装置60のような装置を介して搬入する場合及び直接的に搬入する場合の何れの場合にも、ベルトコンベヤ10の搬入側の高さを好適な高さに調節することができる。
サブ油圧シリンダ31は、メイン油圧シリンダ21と同様、ベルトコンベヤ10の搬入側の高さ調整後に、圧油の漏洩により漸次縮小してこの搬入側をなす搬入側コンベヤフレーム11bを下降させる危惧がある。しかるに、後述する図7を参照すれば容易に理解できるように、ベルトコンベヤ10の搬入側は、この搬入側の高さ調整後に上昇したときには、搬送物の供給手段に対して接近又は接触して搬入作業に支障が生じるが、下降したときには、下降量が多くない限りほとんど問題は生じない。一方、ベルトコンベヤ10の搬入側には、搬送物が継続的に投入されて繰返し衝撃を加えるため、サブ油圧シリンダ31にこの衝撃が伝達されて多大の負担をかける。こうしたことから、第3のコンベヤ支持脚32は、前記圧油の漏洩によるベルトコンベヤ10の搬入側の下降を防止するというよりは、むしろ、ベルトコンベヤ10の搬入側が受ける衝撃に起因するサブ油圧シリンダ31の負担を軽減するという技術的意図の下に設けられたものである。
次に、図6乃至図8や既述の図に基づき、以上述べた自走式コンベヤ装置の作用効果について説明する。
図6は、コンベヤの搬出側の高さの調節を終了させたときの状態を示す図1と同様の自走式コンベヤ装置の側面図、図7は、コンベヤの搬入側の高さの調節を終了させるとともにコンベヤの搬入側に搬送物の供給装置を配置したときの状態を示す図6と同様の自走式コンベヤ装置の側面図、図8は、図7の自走式コンベヤ装置を矢印A方向からみた状態を拡大して示した矢視図である。
図6及び図7には、何れも図の右側に搬送物の搬送先の態様を図示している。そして、図6には、図の左側に既述の自走式コンベヤ装置を図示しており、図7には、図の中央に既述の自走式コンベヤ装置を図示し、図の左側に搬送物の供給装置を図示している。ここでは、搬送先の態様として、ベルトコンベヤ10からの搬送物を分級するために自走式スクリーン40がベルトコンベヤ10の搬出側(後端部)付近に位置している態様と、自走式コンベヤ装置のベルトコンベヤ10により山積み状態の搬送物50(鎖線で山形状に図示)を貯蔵場に貯蔵するときの態様との二種類の態様を一つの図面に図示している。
図6及び図7に図示の自走式スクリーン40は、作業現場を走行できる走行体41と、この走行体41上に設置され、ベルトコンベヤ10からの分級用の搬送物が投入されて分級作業を行うスクリーン本体42とを設けて構成している。このスクリーン本体42は、分級作業を行うための空間を形成する側壁43と、この側壁43の上部に設けられ、分級用の搬送物が投入されるホッパ44と、側壁43で形成された空間内に設けた篩い45とを備えている。また、図7に図示の搬送物の供給装置60は、走行体61と、この走行体61上に設置され、破砕された岩石等の分級用の搬送物を搬送するベルトコンベヤ62とを設けて構成している。
搬送先としては、こうした自走式スクリーン40や貯蔵場のような装置や設備のほか、自走式クラッシャ(岩石等を破砕する機械)、木材リサイクラ(材木や廃材等を細かく切ってチップにする機械)、土質改良機(泥土を再利用できるように固化する等改質する機械)、自走式シュレッダ(タイヤ、パイプラ、畳等の物を細かく切断する機械)等の装置を挙げることができる。このように、本自走式コンベヤ装置は、種々の搬送物を各種装置や設備へ搬送して、多種多様の作業を同じ装置を共用することで行うことができる。
本自走式コンベヤ装置にあっては、搬送作業を実施するために搬送先の装置や設備に対してベルトコンベヤ10の位置決めをする場合、まず、従来の装置と同様、作業現場内に移送した自走式コンベヤ装置の走行体1を、ベルトコンベヤ10の高さを低くした状態で自走させ、搬送先に向けて走行する。すなわち、メイン油圧シリンダ21を限界まで縮めることにより、図3に示すようにベルトコンベヤ10の姿勢を水平状態にして低くするとともに、これに伴って縮小したコンベヤ支持脚22,23を、伸縮できないように止め具22c,23cにより固定した後、作業現場内の搬送先に向けて走行する。
こうして走行体1を搬送先に接近させて停止させた後、メイン油圧シリンダ21を伸縮することにより、図6に示すようにベルトコンベヤ10の搬出側の高さを、搬送先の装置や設備に適合するように調節する。すなわち、ベルトコンベヤ10の搬出側の高さを、搬送先が自走式スクリーン40であるときには、自走式スクリーン40のホッパ44よりも若干高くするように調節し、搬送先が搬送物50を山積み状態で貯留する貯蔵場であるときには、山積みする搬送物50の予定積み上げ高さに見合った高さに調節する。
こうした作業と前後して、ベルトコンベヤ10の搬出側の水平位置に係る最終的な位置決めを行うが、その場合、搬送先の装置、設備の形態や作業の便を考慮しながら、走行体1を搬送先に接近させるベルトコンベヤ10の高さ調節前の段階及びベルトコンベヤ10の高さ調節後の段階の何れか適当な段階を選んで行う。例えば、搬送先が自走式スクリーン40であるときには、ベルトコンベヤ10の高さを先に調節して、同コンベヤ10が自走式スクリーン40のホッパ44と干渉しない状態にした後、ベルトコンベヤ10の搬出側の水平位置に係る最終的な位置決めを行う。また、搬送先が山積み状態の搬送物50を貯留する貯蔵場であるときには、ベルトコンベヤ10が山積み予定の搬送物50と干渉する危険性は全くないので、この水平位置に係る最終的な位置決めは、ベルトコンベヤ10の高さの調節前に行うことができる。
本自走式コンベヤ装置では、第1のコンベヤ支持脚22及び第2のコンベヤ支持脚23を設けて、何れのコンベヤ支持脚22,23も、伸縮可能に構成して、一端部を走行体側の横木3に回動可能に連結し、他端部をベルトコンベヤ10側の主コンベヤフレーム11a乃至はコンベヤ装着部材17に回動可能に連結しているので、ベルトコンベヤ10の搬出側の高さをメイン油圧シリンダ21で調節すると、これに伴って、各コンベヤ支持脚22,23は、その長さが高さ調節後のベルトコンベヤ10の傾斜に見合うように独りでに調節されて伸長する。こうして伸長したコンベヤ支持脚22,23は、それぞれ伸縮できないように止め具22c,23cで固定することにより、高さ調節後のベルトコンベヤ10を変位しないように支持する働きをする。
すでに述べたように、従来の自走式コンベヤ装置では、メイン油圧シリンダ21は、ベルトコンベヤ10の搬出側の高さ調節後に、不可避的に生じる圧油の漏洩により漸次縮小し、これにより、高さ調節後のベルトコンベヤ10の搬出側が下降して搬送先の装置や設備に接近又は接触する不適切な位置に変位する危惧がある。これに対し、本自走式コンベヤ装置では、高さ調節後のベルトコンベヤ10を、長さを伸縮不能に固定した第1のコンベヤ支持脚22及び第2のコンベヤ支持脚23で位置固定するように支持することから、こうした事態の発生を確実に防止して、ベルトコンベヤ10の搬出側の高さを、搬送先の装置や設備に対して長時間適合するように調節することができる。
このようにしてベルトコンベヤ10の搬出側の高さを搬送先の装置や設備に適合するように調節すると、これに伴って、ベルトコンベヤ10の搬入側は、高さが勝手に変動するため、必ずしも、搬送物の搬入作業に適した高さには位置決めされない。こうしたことから、ベルトコンベヤ10の搬出側の高さ調節後の適当な時期に、必要ならサブ油圧シリンダ31により搬入側コンベヤフレーム11bを傾動させて、ベルトコンベヤ10の搬入側の高さを搬送物の搬入に適合するように調節する。
こうしてベルトコンベヤ10の搬出側の高さをサブ油圧シリンダ31で調節すると、これに伴って、第3のコンベヤ支持脚32は、その長さが高さ調節後の搬入側コンベヤフレーム11bの傾斜に見合うように独りでに調節されて伸長する。そこで、この伸長したコンベヤ支持脚32を、止め具32cで伸縮不能に固定してベルトコンベヤ10の搬出側を支持し、これにより、この搬入側への搬送物の投入によりサブ油圧シリンダ31が受ける負荷を軽減する。かくて、ベルトコンベヤ10の搬入側の高さの調節作業は終了する。図7には、こうしたベルトコンベヤ10の搬入側の高さ調節作業により同コンベヤ10の搬入側を水平状態にして、ベルトコンベヤ10の搬入側の高さを、供給装置60のベルトコンベヤ62における搬出側直下の望ましい高さに位置決めした状態を図示している。
こうして高さを位置決めしたベルトコンベヤ10の搬入側は、前記したメイン油圧シリンダ21からの圧油の漏洩によりベルトコンベヤ10の搬出側が下降すると、これに伴って上昇するように変位する。前述したように、本自走式コンベヤ装置では、高さ調節後のベルトコンベヤ10を変位させないように、止め具22c,23cで伸縮不能に固定したコンベヤ支持脚22,23により支持しているので、ベルトコンベヤ10の搬出側が下降するようなことはなく、その当然の結果として、ベルトコンベヤ10の搬入側が上昇するようなこともない。このように、第1のコンベヤ支持脚22、第2のコンベヤ支持脚23及び止め具22c,23cを設けたことにより、ベルトコンベヤ10の搬入側の高さも、搬入作業に長時間適するように調節することができる。
このように、本自走式コンベヤ装置によれば、ベルトコンベヤ10の搬出側の高さを、搬送先の装置や設備に適合するように調節できるだけでなく、ベルトコンベヤ10の搬入側の高さも、搬入作業に適するように調節することができる。その結果、従来の自走式コンベヤ装置とは異なり、搬送物を取り込んでベルトコンベヤ10の搬入側へ導くための中継のコンベヤのような余分な装置を必要とせず、また、これにより、搬送作業用の装置を作業現場へ輸送する際に輸送量を減らすことができて輸送上の手間や経費を減らすこともできる。
本自走式コンベヤ装置では、特にコンベヤ装着部材17を設けて同装着部材17をコンベヤ取付部材7に傾動可能に軸支するとともに、サブ油圧シリンダ31の一端部及び他端部をコンベヤ装着部材17及び搬入側コンベヤフレーム11bに取り付けてサブ油圧シリンダ31によりこれを傾動させることができるように構成しているので、自走式コンベヤ装置を組み立てる場合に、コンベヤ装着部材17にコンベヤフレーム11を装着した後、両者にサブ油圧シリンダ31を取り付けることにより、コンベヤ装着部材17をベースにしてコンベヤフレーム11及びその周辺の機器やサブ油圧シリンダ31を一個の組立体としてユニット化することができる。そして、本自走式コンベヤ装置は、こうしてユニット化した組立体のベースをなすコンベヤ装着部材17をコンベヤ取付部材7に軸支させることにより組み立てることができるので、組立工程の効率化に資する。
自走式コンベヤ装置は、ベルトコンベヤ10を上方へ高く傾斜させるため、作業現場で強風が吹くと、転倒する危険性がある。こうした問題に対応して自走式コンベヤ装置に風力計を付設し、この風力計の計測結果により強風が吹いているか否かを判定して、その判定結果を本自走式コンベヤ装置を使用するか否かの指標とするとよい。また、この風力計の計測結果は、散水ノズル等の既述の搬送物の飛散防止手段について、これを使用するか否かの判断資料にする等、飛散防止手段の使用上の参考にすることができる。
作業現場に傾斜した地盤がある場合、この傾斜した地盤上に自走式コンベヤ装置を設置すると、周辺条件次第で転倒する危険性がある。こうした問題に対応して自走式コンベヤ装置に傾斜計や水準器等の傾斜の検出手段を付設し、自走式コンベヤ装置の走行させて搬送先のそばに設置する際に、その検出手段での検出結果に基づいて、同装置をできるだけ安全に走行させて設置できるように走行場所や設置個所を選定するとよい。一方、ベルトコンベヤ10の搬出側をきわめて高くした状態でこの搬出側の高さを調節する場合等、作業者が目視により、その搬出側の高さを、搬送先の装置や設備に適合するように調節することが困難な場合には、ベルトコンベヤ10の搬出側と搬送先との接近状態を検出するための近接センサ等の位置関係の検出手段を設けて、この検出手段の支援の下にベルトコンベヤ10の搬出側の高さを調節するとよい。
ここでは、本発明に係る自走式コンベヤ装置に設置するコンベヤとしてベルトコンベヤ10を例示したが、この自走式コンベヤ装置に設置するコンベヤには、設計上の条件さえ合えば、ベルトコンベヤ10に限らず種々のコンベヤを用いることができ、その種類、型式は問わない。また、ここに示す例では、第1、第2、第3の各コンベヤ支持脚を、管状部材とこの管状部材内に摺動可能に嵌入されたロッド状部材とにより伸縮可能に構成しているが、高さ調節が可能なリンク機構(パンタグラフ的な機構)のようなもので構成してもよく、その種類、型式は問わない。
本発明を具体化して構成した自走式コンベヤ装置の側面図で、コンベヤが傾斜しているときの状態を示す図である。 図1の自走式コンベヤ装置の背面を拡大して示した背面図である。 本発明を具体化して構成した自走式コンベヤ装置の側面図で、コンベヤを略水平にしているときの状態を示す図である。 図3の自走式コンベヤ装置の正面を拡大して示した正面図である。 図3の自走式コンベヤ装置の側面要部を拡大して示した側面図である。 コンベヤの搬出側の高さの調節を終了させたときの状態を示す図1と同様の自走式コンベヤ装置の側面図である。 コンベヤの搬入側の高さの調節を終了させるとともにコンベヤの搬入側に搬送物の供給装置を配置したときの状態を示す図6と同様の自走式コンベヤ装置の側面図である。 図7の自走式コンベヤ装置を矢印A方向からみた状態を拡大して示した矢視図である。
符号の説明
1 走行体
2 ベースフレーム
3 横材
4 横材支持柵
5 操作盤
6 運転席
7 コンベヤ取付部材
8 パワーユニット
10 ベルトコンベヤ
11 コンベヤフレーム
11a 主コンベヤフレーム
11b 搬入側コンベヤフレーム
12 駆動プーリ
13 従動プーリ
14 ベルト
15 キャリアローラ
16 リターンローラ
17 コンベヤ装着部材
17a コンベヤ用のブラケット
18 ピン
21 メイン油圧シリンダ
22 第1のコンベヤ支持脚
22a 管状部材
22b ロッド状部材
22c 止め具
23 第2のコンベヤ支持脚
23a 管状部材
23b ロッド状部材
23c 止め具
24 上方の横連結部材
25 下方の横連結部材
26 縦連結部材
27 中間の横連結部材
28 縦連結部材
31 サブ油圧シリンダ
32 第3のコンベヤ支持脚
32a 管状部材
32b ロッド状部材
32c 止め具
40 自走式スクリーン
50 山積み状態の搬送物
60 搬送物の供給装置

Claims (3)

  1. 作業現場を走行することが可能な自走式の走行体と、この走行体上に取付部材を介して傾動可能に軸支され搬送物を搬入側からこれよりも高位置の搬出側へ搬送するための搬送作業を行うことができるコンベヤと、伸縮させることによりコンベヤの搬出側の高さを調節することが可能な搬出側高さ調節用の油圧シリンダとを備えた自走式コンベヤ装置において、一端部及び他端部を走行体側及びコンベヤ側に回動可能に連結してコンベヤの搬出側に向かって上方に傾斜するように設置した伸縮可能な第1のコンベヤ支持脚と、一端部及び他端部を走行体側及びコンベヤ側に回動可能に連結してコンベヤの搬入側に向かって上方に傾斜するように設置した伸縮可能な第2のコンベヤ支持脚と、これら第1のコンベヤ支持脚及び第2のコンベヤ支持脚をそれぞれ伸縮できないように長さを固定するための各止め具とを設け、コンベヤフレームを、搬入側のセクションをなす搬入側コンベヤフレームとその余のセクションをなす主コンベヤフレームとに分割して互いに傾動可能に連結するとともに、伸縮させることにより搬入側コンベヤフレームを傾動させてコンベヤの搬入側の高さを調節することが可能な搬入側高さ調節用の油圧シリンダを設けて構成したことを特徴とする自走式コンベヤ装置。
  2. 請求項1に記載の自走式コンベヤ装置において、コンベヤを走行体上に取付部材を介して傾動可能に軸支する場合に、コンベヤフレームを装着するためのコンベヤ装着部材を設けて、このコンベヤ装着部材を取付部材に傾動可能に軸支するとともに、搬入側高さ調節用の油圧シリンダの一端部及び他端部をコンベヤ装着部材及び搬入側コンベヤフレームに取り付けて、同油圧シリンダの伸縮させることにより搬入側コンベヤフレームを傾動させることができるように構成したことを特徴とする自走式コンベヤ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自走式コンベヤ装置において、コンベヤを走行体上に取付部材を介して傾動可能に軸支する場合に、走行体端部からの水平方向のコンベヤの突出量を搬入側よりも搬出側を多くした状態でコンベヤを走行体に軸支するとともに、走行体におけるコンベヤの搬入側寄りの端部にパワーユニットを設置するようにしたことを特徴とする自走式コンベヤ装置。
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