JP3370209B2 - 加入者線異常監視方式 - Google Patents

加入者線異常監視方式

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JP3370209B2
JP3370209B2 JP17704795A JP17704795A JP3370209B2 JP 3370209 B2 JP3370209 B2 JP 3370209B2 JP 17704795 A JP17704795 A JP 17704795A JP 17704795 A JP17704795 A JP 17704795A JP 3370209 B2 JP3370209 B2 JP 3370209B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2線式メタリック加入者
線を介して局内装置が宅内装置に直流電力とディジタル
信号を同時に伝送するディジタル伝送方式における,加
入者線異常監視方式に関する。
【0002】近年,ISDN(Integrated Services Di
gital Network)のようなディジタル信号により端末間で
音声, データを伝送するサービスが提供されるようにな
った。このようなディジタル信号の伝送を局内装置と宅
内装置の間の2線式メタリック加入者線を介して行う技
術が利用されている。その場合,局内装置から宅内装置
に給電を行って通信状態に応じた制御が行われるが,異
常状態をできるだけ早く検出し,復旧させることが要求
されている。
【0003】
【従来の技術】図18は従来の給電方式の説明図であ
る。図中,90は宅内側に設けられた電話機やデータ端
末等の下位端末装置,91は宅内装置,92a,92b
は宅内装置91と局内装置93間を接続する2つの加入
者線で構成する2線式メタリック加入者線,93は極性
切替用のスイッチSWn,SWrを含む局内装置であ
る。
【0004】この図18の構成により2線式メタリック
加入者線92を介して局内装置93が宅内装置91に直
流電力とディジタル信号を同時に伝送するディジタル伝
送方式を実現しており,局内装置93は非常時の商用電
源ダウンに備えて,宅内装置91に自己発電による電力
供給(給電)を行っている。局内装置は通信を行ってい
ない待機時には,通信時と電力供給形態を変えている。
一般的には給電極性を変えて2通りの方法で供給してい
る。
【0005】局内装置93は,通信状態と非通信状態の
それぞれに共通する電源を供給する給電電源93bを備
え,93aで表す2組のスイッチSWn,SWrにより
極性が切替えられる。すなわち,非通信状態では,2つ
のスイッチSWn(nはノーマルを表す)をオンにし,
2つのスイッチSWr(rはリバースを表す)をオフに
して,給電電源93bから加入者線92aに正極性,加
入者線92bに負極性を供給する。この加入者線92a
に正極性を供給する給電をノーマル給電という。この場
合,宅内装置91では,ダイオードの極性により待機回
路91bに供給される。この場合,待機回路91bはオ
ープン状態(ハイインピーダンス)であり,電流は殆ど
流れない。
【0006】これに対し,通信時には,スイッチSWr
をオンにし,スイッチSWnをオフにして加入者線92
bに負極性を供給する。この給電をリバース給電とい
う。なお,この負極性の時は,正極性の時より加入者線
間の電圧が低くなる。この場合,ダイオードによりロー
インピーダンスの通信回路91cに電源が供給される。
【0007】図19は従来の伝送方式の構成図を示し,
上記図18に示す構成の内部を更に詳細に示されてい
る。図中,局内装置93の93cは電流検出回路を表
し,宅内装置91の91dは負荷変動スイッチ,91e
は入力電圧一定回路である。
【0008】動作を説明すると,宅内装置91で発呼
(発信)する場合,例えば下位端末装置90で受話器を
上げると,連動して負荷変動スイッチ91dがオンにな
り,ローインピーダンスにさせる。この時,ノーマル給
電状態であるため,局内装置93から正極性の大きな電
流を引き込み,局内装置93の電流検出回路93cがこ
れを検出すると,スイッチSWnをオフ,スイッチSW
rをオンにして出力電流の極性を反転させてリバース給
電状態にする。
【0009】宅内装置91ではダイオードで構成する電
流極性検出回路91fにより局内装置93が転極したこ
とを知り,下位端末給電回路91aにおいて局内装置9
3からの電流で電話機内部の回路を動作させるのに必要
な電力を得る。次いで,局内装置93は,宅内装置91
に対して同期をとるためのフレーム信号を送信し,フレ
ーム信号が宅内装置91から局内装置93に返ってくる
と,フレーム同期が確立され,データ通信を開始する。
【0010】宅内装置91に着呼(着信)する場合,局
内装置93は出力電流極性を反転させる。宅内装置91
は出力電流極性検出回路91fにより転極を知り,局内
装置93からの電流で電話機内部の回路を動作させるの
に必要な電力を得る。この場合も,宅内装置91はロー
インピーダンスとなり,加入者線を介して大きな電流が
流れる。この電流は,加入者線の距離が長くなり線路抵
抗が増えても,宅内装置91で必要最低限の電流が局内
装置93内の定電流源である給電電源93bから供給さ
れる。さらに,宅内装置91は,入力電圧一定回路91
eを備えているため入力電圧が一定になり,宅内装置9
1の入力電圧は着呼中常に一定となっている。
【0011】図20は従来の信号伝送の説明図である。
図20のA.はこの伝送方式による信号伝送の流れを示
し,B.は1バースト毎の伝送動作を示す。A.におい
て,91,93は上記図18,図19と同様にそれぞれ
宅内装置,局内装置を表し,94は局内装置93に接続
されたスイッチング機構,制御装置を含む局装置であ
る。この伝送方式では,通信データの他に制御信号,状
態表示信号が付加されて伝送され,局内装置93が宅内
装置91に命令を送る場合,制御信号を用いる。また,
宅内装置91から局内装置93へ通信状態を知らせるた
めに状態表示信号を用いる。ここで,制御信号と状態表
示信号について,その種類と機能を説明する。
【0012】制御信号(局装置94から局内装置93へ
送られる制御信号) 加入者線接続指令:図19のスイッチSWnを閉じる
(ノーマル給電)指令。
【0013】加入者線起動指令:図19のスイッチS
Wrを閉じ(リバース給電),局内装置93が宅内装置
91にフレーム信号を出す(着呼時)指令。但し,この
指令は加入者線接続指令が出ている時だけ有効。
【0014】加入者線停止指令:強制的にノーマル給
電を行う(発・着呼の何れでも)。 状態表示信号S(宅内装置91から局内装置93へ送ら
れる信号) 電流検出回路出力:ノーマル給電時に宅内装置91で
発呼すると加入者線間がローインピーダンスで終端され
て局内装置93の電流検出回路93cでしきい値を越え
たことを検出する。
【0015】フレーム同期確立:フレーム同期確立を
通知する信号。 図20のB.は宅内装置91と局内装置93の間の加入
者線上の伝送方式を示し,局内装置93から宅内装置9
1へ制御信号とデータで構成する1バーストが,送信さ
れ,次のタイミングで宅内装置91から局内装置93へ
状態表示信号とデータで構成する1バーストが送信さ
れ,このように双方向の信号伝送が交互に行われる。こ
の伝送方式はピンポン伝送と呼ばれ,宅内装置91と局
内装置93間の信号伝送の同期が取られると上記のフレ
ーム同期が確立される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の2線式メタ
リック加入者線を介して局内装置が宅内装置に直流電力
とディジタル信号を同時に伝送するディジタル伝送方式
では,次の(1) 〜(3) のような問題があった。
【0017】(1) 宅内装置が加入者線に逆極性で接続さ
れていても異常が検出されない。工事のミス等により加
入者線92a,92b(図19参照)が宅内装置の端子
に本来の端子と逆に接続された場合,加入者線接続指令
が出されても,逆接続のためリバース給電になり宅内装
置91の通信回路(ローインピーダンス)91cに電流
が流れる。このため宅内装置91の電流検出回路93c
が電流を検出して転極(スイッチを切替える)を行う。
そのためノーマル給電となるが,この状態では電流検出
回路93cが電流を検出しないため,またリバース給電
に戻り,以後これを繰り返す。この場合,加入者起動指
令を出してもフレーム同期は確立されず,いつまでも通
信が始められない。
【0018】(2) 宅内装置が加入者線に接続されない状
態になっても異常として検出されない。配線ミスにより
宅内装置に加入者線が接続されない時,または接続が外
れた場合,局内装置93が宅内装置91に給電ができ
ず,データも送れないので通信ができない。そして,こ
の状態を異常として検出することができないため,通信
ができない原因が分からず,いつまでも通信が始められ
ない。
【0019】(3) リバース給電の時,雷等のノイズによ
り過電圧の発生により宅内装置の入力電圧一定回路が停
止し,スタック状態になってもこれを検出することがで
きない。
【0020】宅内装置91の入力電圧一定回路91e
(図19参照)には,加入者線間の電圧回路が入ってお
り(図示せず),リバース給電の時に加入者線間に過電
圧(雷,混触等)が加わった場合,電圧監視回路が過電
圧を検出し入力電圧一定回路91eの入力両端をオープ
ン状態にする(停止する)。すると,加入者線間の電圧
は局内装置内の給電電源の出力電圧になる。入力電圧一
定回路91eの電圧監視回路が過電圧を検出しない状態
になると回路は復旧するが,電圧検出のしきい値が局内
装置内の給電電圧より低いため,いつまでも過電圧検出
は解除されず,スタック状態に陥る。スタック状態にな
ると,宅内装置の入力電圧一定回路が動作しないので,
通信回路91cが動作せず通信ができない。この場合も
異常を検出できないため,通信できない原因が分からず
にいつまでも通信が始められない。
【0021】本発明は上記の加入者線が逆極性で接続さ
れる異常を検出することができる加入者線異常監視方式
を提供することを第1の目的とし,加入者線が宅内装置
に接続されない状態を検出することができる加入者線異
常監視方式を提供することを第2の目的とし,リバース
給電時に宅内装置の入力電圧一定回路が停止してスタッ
ク状態となった場合に,その状態を検出して復旧するこ
とができる加入者線異常監視方式を提供することを第3
の目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理図,図2は本発明の第2の原理図,図3は本発明の第
3の原理図,図4は本発明の第4の原理図,図5は本発
明の第5の原理図,図6は本発明の第6の原理図であ
る。
【0023】図1,図2は加入者線が宅内装置に逆接続
された状態を検出するための各原理図であり,図3は宅
内装置が加入者に接続されない状態を検出するための各
原理図であり,図4〜図6はリバース給電時の宅内装置
の入力電圧一定回路が停止しスタック状態にあることを
検出して復旧するための各原理図である。
【0024】図1において,1は局内装置,1aは加入
者線接続指令発生手段,1bは電流検出手段,1cは1
a及び1bの出力の論理積をとるアンド論理手段,1d
は電流検出出力の断・続の繰り返しを検出して異常を表
す出力を発生する電流検出監視手段である。
【0025】図2において,2aは加入者線接続指令発
生手段,2bは加入者線起動指令発生手段,2cはフレ
ーム同期確立の反転信号,2dは2a〜2cの入力の論
理積をとるアンド論理手段,2eは加入者線停止指令発
生手段,2fは電流検出手段,2gは加入者線停止指令
発生手段と電流検出手段2fの出力を入力して異常か否
かを表す出力を発生するアンド論理手段である。
【0026】図3において,3a〜3dはそれぞれ上記
図2の2a〜2dに対応し,3eは加入者線電流測定手
段,3fはメモリ,3gは加入者線停止指令発生手段,
3hは比較手段である。
【0027】図4において,4a〜4dはそれぞれ上記
図2の2a〜2dに対応し,4eは加入者線停止指令の
発生と解除を行う加入者線停止指令発生・解除手段,4
fはフレーム同期確立信号,4gはアンド論理手段であ
る。
【0028】図5において,5a〜5dはそれぞれ上記
図2の2a〜2dに対応し,5eは加入者線接続指令解
除を発生し続いて加入者線接続指令を発生する加入者線
接続指令解除・発生手段である。さらに,図6におい
て,6a〜6dはそれぞれ上記図2の2a〜2dに対応
し,6eはスイッチ切替手段,6fはフレーム同期確立
を表す信号,6gはアンド論理手段である。
【0029】本発明は加入者線が宅内装置に逆接続され
た状態,加入者線が宅内装置に接続されない状態の各状
態を論理手段や指令信号の発生手段により検出して出力
し,リバース給電時の宅内装置の入力電圧一定回路のス
タック状態についてはその状態を復旧解除するものであ
る。
【0030】
【作用】図1において,局内装置1において加入者線接
続指令発生手段1aにより加入者接続指令が発生すると
ノーマル給電の状態に設定される。この時,電流検出手
段1bにより加入者線の電流を検出する。2つの加入者
線が正常に宅内装置に接続されているハイインピーダン
スの待機回路(図19の91b)に給電されているため
電流が流れないはずであるが,逆極性で接続されている
と宅内装置側がローインピーダンスに見えるため,大き
な電流が流れる。この場合,局内装置は加入者が発呼し
たものとして,加入者接続指令を発生し,給電極性を反
転する。
【0031】しかし,その電流は逆接続のため待機回路
に流れて電流検出回路はしきい値以下の電流しか検出し
ない。この場合,加入者接続指令により再び極性が反転
し,以下これを繰り返す。この検出電流の変化がそのま
まアンド論理手段1cを介して電流検出監視手段1dへ
入力すると,電流検出監視手段1dは電流検出出力の
断,続の繰り返しが予め設定された周期であることを検
出すると異常状態(加入者線の逆接続)を表す出力を発
生する。
【0032】図2に示す第2の原理の場合,加入者線接
続指令発生手段2a,加入者線起動指令発生手段2bか
ら加入者線接続指令,加入者線起動指令が順に発生した
後,フレーム同期確立の反転信号が論理“1”となる
と,アンド論理手段2dから論理“1”が発生して加入
者線停止指令発生手段2eから加入者線停止指令が発生
する。この時,電流検出手段2fにより加入者線へ流れ
る電流を検出する。加入者線が宅内装置に対し逆接続さ
れていると,ノーマル給電時にローインピーダンスの通
信回路に接続されるため一定電流が流れて電流検出手段
2fから論理“1”が発生し,アンド論理手段2gから
異常状態(加入者線の逆接続)を表す出力が発生する。
【0033】次に図3に示す原理も,加入者線が宅内装
置に未接続の状態を検出するための構成であり,上記図
2のアンド論理手段2dと同様に,加入者線接続指令の
発生の後に加入者線起動指令を発生して,フレーム同期
確立が検出されないと,アンド論理手段3dから論理
“1”が発生する。この場合,加入者線電流測定手段3
eが駆動されて電流測定を実行し,その電流値(I1と
する)がメモリ3fに格納されると共に,加入者線停止
指令発生手段3gが駆動されて加入者線へ強制的にノー
マル給電を行う。
【0034】この時,加入者線電流測定手段3eにより
加入者線へ流れる電流を測定し,得られた電流値(I2
とする)を比較手段3hにおいて,メモリ3fに格納し
た電流値と比較する。加入者線が宅内装置に接続されて
いないと,電流値I1とI2は共に負荷開放状態での出
力電流であるため,I1=I2(=0)となる。但し,
出力側をハイインピーダンスが終端している場合は電流
は0にならないが,I1=I2である。このように,比
較手段3hにおいて一致が検出されると異常状態を表す
出力を発生する。
【0035】次に図4はリバース給電時に宅内装置の入
力電圧一定回路が停止してスタック状態になった場合
に,これを復旧させるための原理を示す。アンド論理手
段4dは,上記図3の3dと同様の信号が入力され,宅
内装置にリバース給電している時に宅内装置からのフレ
ーム同期確立が通知されないことを検出すると,論理
“1”を発生し,加入者線停止指令発生・解除手段4e
を駆動する。これにより加入者線停止指令が発生し,続
いて加入者線停止を解除する信号が発生する。
【0036】すなわち,宅内装置の入力電圧一定回路
が,リバース給電時に外部ノイズにより入力電圧が上昇
した場合,その電圧が入力電圧一定回路に設けられた過
電圧監視回路のしきい値を越えると,宅内装置はハイイ
ンピーダンスとなってスタック状態になりフレーム同期
が確立されない。この時,加入者線停止指令発生・解除
手段4eから加入者線停止指令を出すとノーマル給電に
戻り,過電圧監視回路は電圧検出値が低くなって過電圧
検出は解除される。
【0037】続いて,この加入者線停止指令が解除され
ると,宅内装置の入力電圧一定回路は正常に戻る。この
状態で加入者線接続指令発生手段4a,加入者線起動指
令発生手段4bが駆動されて,それぞれの指令が発生し
た時に,フレーム同期確立を表す信号4fが宅内装置か
ら送られるかをアンド論理手段4gで識別する。このア
ンド論理手段4gから論理“1”が発生すると,スタッ
ク異常が一旦は発生したが,その異常が復旧されて正常
状態になったことを表す。
【0038】次に図5も上記図4と同様の目的を達成す
る原理図であり,図4の4dと同様のアンド論理手段5
dから論理“1”が発生して異常を検出した場合,加入
者線接続指令解除・発生手段5eが駆動され,これによ
り,先ず以前に発生していた加入者線接続指令を解除し
て加入者線を開放し,次に加入者線接続指令を発生す
る。この2つの指令により,宅内装置の内部保護用の過
電圧監視回路がスタック状態になっていても,加入者線
が加入者線接続指令の解除により加入者線が局内装置か
ら切り離されて,加入者線間の電位がなくなるため過電
圧検出が解除される。その後,再び加入者線接続指令発
生手段5a,加入者線起動指令発生手段5bを駆動し
て,各指令が発生した時にフレーム同期確立が宅内装置
から送られるのをアンド論理手段5gで検出する。フレ
ーム同期確立を表す信号5fが発生するとアンド論理手
段5gから,論理“1”の出力が発生すると,スタック
異常が一旦は発生したが,その異常が復旧されて正常状
態になったことを表す。
【0039】次に図6も上記図4,図5と同様の目的を
達成する原理図であり,上記の図4,図5の4d,5d
と同様のアンド論理手段6dから論理“1”が発生して
異常を検出した場合,スイッチ切替手段6eが駆動され
る。このスイッチ切替手段6eは,上記従来(図18,
図19参照)と同様のスイッチSWn,SWrを切替え
る手段であり,最初にスイッチSWn,SWrを閉じ
る。これにより,加入者線間をショートさせて加入者線
間の電圧を0にし,宅内装置のスタック状態を解除する
ことができる。次にスイッチSWnを開き,SWrを閉
じて元の状態に戻し,次に加入者線接続指令発生手段6
a,加入者線起動指令発生手段6bを駆動して,フレー
ム同期確立を表す信号6fが発生することをアンド論理
手段6gで検出するか識別し,アンド論理手段6gから
論理“1”が発生すると,スタック状態が一旦発生し
て,その状態が復旧したことを表示する。
【0040】
【実施例】図7は実施例1の構成図である。この実施例
1は上記図1に示す本発明の第1の原理に対応する。
【0041】図7において,10は電話機,データ端末
等の下位端末装置,11は宅内装置,12は下位端末給
電回路,13はハイインピーダンスの待機回路,14は
発呼を行う時にオンに切替えられる負荷変動スイッチ,
15はローインピーダンスの通信回路,16は内部保護
用の過電圧監視回路を備える入力電圧一定回路,17は
電流極性検出回路である。20,21はメタリックの加
入者線,30は局内装置,31は2組のスイッチSW
n,SWrで構成する給電切替スイッチ,32は電流検
出回路,33は給電電源,34は異常検出回路である。
なお,局内装置30には図示省略されているが,スイッ
チング機構,制御装置を含む局装置が接続されている。
【0042】図7に示す構成において,宅内装置11に
対し加入者線20,21が逆極性で接続されていると,
ノーマル給電(加入者線20が正極性,加入者線21が
負極性)の待機状態においても,電流極性検出回路17
により宅内装置11側は通信回路15側に給電され,こ
の通信回路15はローインピーダンスであるため,大き
な電流が流れる。この場合,局内装置30の電流検出回
路32が一定以上の電流を検出するため,局内装置30
は加入者接続指令を発生して,給電極性を反転させる
(リバース給電)。
【0043】すると,給電極性が反転すると,電流は待
機回路13へ流れるが,この待機回路13はハイインピ
ーダンスのため流れる電流が少なくなり,電流検出回路
32では電流が検出できなくなる。電流検出回路32の
出力が表れなくなると,再び極性を反転させ,反転動作
が繰り返される。この電流検出回路32の出力の変化を
異常検出回路34で監視し,一定の短い周期で断続する
ことを識別すると,逆接続の異常として出力を発生す
る。
【0044】図7の下側に,異常検出回路34の構成例
を示す。この構成では,カウンタ34aを用い,電流検
出回路32から発生する電流出力が入力され,電流検出
状態(ローインピーダンス時)と非検出状態が繰り返さ
れると,電流検出時の信号をカウントし,その計数値が
予め設定された時間内で一定数になると異常検出出力を
発生する。予め設定された時間は,タイマ34bに設定
されており,タイマ34bの出力が一定時間毎に発生す
るとカウンタ34aはリセットされる。また,異常検出
出力が発生するとカウンタ34aは停止し,無くなると
イネーブル状態になる。
【0045】図8は実施例2の構成図,図9は実施例2
の局内装置内の一部回路の構成を示す図である。この実
施例2は上記図2に示す本発明の第2の原理に対応す
る。図8において,各符号10,11〜17,20,2
1,30〜33は上記実施例1の図7の各符号と同じ名
称であり説明を省略する。図7の構成と異なる点は,局
内装置30に36で表す加入者線信号監視回路と,37
で表す異常検出回路を設けた点である。
【0046】図8に示す構成において,宅内装置11に
加入者線20,21が逆極性で接続されていると,加入
者線接続指令によりノーマル給電を行って,その後に加
入者線接続指令が来ても,電流は宅内装置11のハイイ
ンピーダンスの待機回路13に流れるため,通信回路1
5による信号処理が行われずフレーム同期が確立されな
い。この状態は,加入者線信号監視回路36において検
出され,その論理構成を図9のA.に示す。なお,A.
に示すアンド回路36aは図3のアンド論理手段3dに
対応する。
【0047】加入者線信号監視回路36の出力は異常検
出回路37に供給される。異常検出回路37の処理フロ
ーを図9のB.に示す。最初に,加入者線信号監視回路
36の出力を判定し(図9のB.のS1),出力が異常
を表すハイ(HI)の場合,加入者線停止指令を発生し
(同S2),その時の電流検出回路(図8の32)の出
力を判定し(図9のB.のS3),ハイ(HI)の場合
は異常検出(逆接続検出)の出力を発生し(同S4),
ロー(LOW)の場合は異常ではないとして最初の処理
(同S1)に戻る。
【0048】図10は実施例3の構成図,図11は実施
例3の局内装置内の一部回路の構成を示し,図11の
A.は加入者線信号監視回路の論理構成を表し,B.は
異常検出回路43の処理フローを表す。
【0049】この実施例3は上記図3に示す本発明の第
5の原理に対応する。また,この実施例3の構成も実施
例2と同様に局内装置30の内部構成だけ示し,他の装
置については図示省略されている。
【0050】図10に示す局内装置30において,31
〜33は上記実施例1,2の各図と同じ各部を表し,3
6は加入者線信号監視回路,40は比較器,42はメモ
リ,43は異常検出回路,44は加入者線電流測定回路
である。
【0051】図10に示す構成において,加入者線が開
放状態であると,局内装置30が加入者線接続指令によ
りノーマル給電を行い,更に加入者線起動指令によりリ
バース給電を行ってもフレーム同期は確立しない。この
状態を図11のA.に示す論理構成を持つ加入者線信号
監視回路36で検出すると,異常検出回路43が動作す
る。異常検出回路43は,図11のB.に示す処理フロ
ーにより動作を行う。
【0052】すなわち,加入者線信号監視回路36から
の出力がハイ(HI)になると,加入者線電流測定回路
44を駆動して加入者線電流を測定し(図11のB.の
S2),測定値(I1とする)をメモリ42に記憶する
(同S3)。次に加入者線停止指令により転極を行って
(同S4),再び加入者線電流測定回路44を駆動して
加入者線電流を測定する(同S5)。この測定値(I2
とする)は,比較器40に供給され,先にメモリ42に
格納された測定値I1が取り出されて比較器40に供給
されて比較が行われる(同S6)。この比較器40によ
る比較結果を判定し(同S7),一致する場合は異常検
出の出力を発生し(同S8),一致しない場合は,異常
でないとして最初の処理(同S1)に戻る。
【0053】図12は実施例4の構成図,図13は実施
例4の局内装置内の一部回路の構成を示し,図13の
A.及びB.は第1の加入者線信号監視回路,第2の加
入者線信号監視回路の論理構成を表し,C.は異常検出
回路43の処理フローを表し,D.はスタック状態復旧
回路で発生する指令を表す。そして,この実施例4は上
記図4に示す本発明の第4の原理に対応する。
【0054】図12に示す局内装置30において,31
〜33は上記実施例1〜3の各図と同じ各部を表し,3
6は第1の加入者線信号監視回路,45は第2の加入者
線信号監視回路,46は異常検出回路,47はスタック
状態復旧回路である。
【0055】図12に示す構成において,局内装置30
が加入者線接続指令,加入者線起動指令を受けてリバー
ス給電にある時,外部から雷サージ等により宅内装置1
1の入力電圧が瞬時に上昇し,入力電圧一定回路16の
内部保護用の過電圧監視回路(図示せず)のしきい値を
越えると,宅内装置11はハイインピーダンスになりス
タック状態になる。この場合,フレーム同期が確立しな
いため図13のA.に示す第1の加入者線信号監視回路
36がこの状態を検出して出力を発生する。これによ
り,異常検出回路46が駆動される。
【0056】異常検出回路46は図13のC.に示す処
理フローにより動作を行う。第1の加入者線信号監視回
路36の出力を判別し(図13のCのS1),出力がハ
イ(HI)であると,スタック状態復旧作業を実行する
(同S2)。この作業は,スタック状態復旧回路47に
より実行される。
【0057】スタック状態復旧回路47は図13のD.
に示すように,異常検出回路46からの作業命令を受け
とると加入者線停止指令を発生し(図13のDのS
1),次に加入者線停止指令を解除する(同S2)。宅
内装置11のスタック状態は,加入者線停止指令による
加入者線の極性の反転により宅内装置11の入力電圧一
定回路16に設けられた過電圧監視回路の電圧検出値が
マイナスになり,過電圧検出は解除され,その後の加入
者線停止指令の解除により,宅内装置11の入力電圧一
定回路16は正常に戻っているので,フレーム同期が確
立されて正常状態に戻る。
【0058】この正常状態への復旧は,図13のB.に
示す論理構成を持つ第2の加入者線信号監視回路45の
出力を判別し(図13のC.のS3),出力がハイ(H
I)である場合に異常検出できる(同S4)。この場合
のハイの出力は,異常(スタック状態)が発生したが復
旧したことを表す。
【0059】図14は実施例5の構成図,図15は実施
例5の局内装置内の一部回路の構成を示し,図15の
A.〜C.は上記図13のA.〜C.と同様の構成であ
り,D.は図13と異なるスタック状態復旧回路で発生
する指令を表す。この実施例5は上記図5に示す本発明
の第5の原理に対応する。
【0060】図14に示す局内装置30において,31
〜33,36,45,46は上記実施例4(図12)と
同じ符号で表す各部に対応し,48は上記実施例7のス
タック状態復旧回路47と異なる構成を備えるスタック
状態復旧回路である。
【0061】図14に示す構成において,上記実施例4
と同様に局内装置30が加入者線接続指令,加入者線起
動指令を受けてリバース給電状態にある時,外部からの
ノイズ(雷サージ等)により,宅内装置11がハイイン
ピーダンスになりスタック状態になると,フレーム同期
が確立しないため図15のA.に示す第1の加入者線信
号監視回路36がこの状態を検出する。これにより,異
常検出回路46が駆動される。異常検出回路46は図1
5のC.の処理を実行する。この処理内容は,上記図1
3のC.と同様であり,その全体の説明を省略する。
【0062】但し,スタック状態復旧回路48により実
行されるスタック状態復旧作業(図15のC.のS2)
は,この実施例5では図15のD.に示すように,最初
に加入者線接続指令の解除を行い,これにより加入者線
が局内装置30から切り離して加入者線間の電位をなく
した状態とし,宅内装置11における過電圧検出を解除
する。その後再び加入者線接続指令を出す。これにより
宅内装置11の入力電圧一定回路16は正常に戻るの
で,フレーム同期が確立されて正常状態となる。
【0063】この正常状態は第2の加入者線信号監視回
路45の出力を判別し,出力がハイ(HI)である場合
は,異常検出の出力を発生する。しかし,この場合も,
上記実施例7の場合と同様に,異常検出出力は異常(ス
タック状態)は発生したが復旧したことを表す。
【0064】図16は実施例6の構成図,図17は実施
例6の局内装置内の一部回路の構成を示し,図17の
A.〜C.は上記図13,図15のA.〜C.と同様の
構成であり,D.はこの実施例6によるスタック状態復
旧回路で発生する指令を表す。この実施例6は上記図6
に示す本発明の第6の原理に対応する。
【0065】図16に示す局内装置30において,31
〜33,36,45,46は上記実施例4(図13)及
び実施例5(図14)の同じ符号で表す各部に対応し,
49は上記実施例4及び実施例5のスタック状態復旧回
路47,48と異なる構成を備えるスタック状態復旧回
路である。
【0066】図16に示す構成において,上記実施例4
及び実施例5と同様に局内装置30が加入者線接続指
令,加入者線起動指令を受けてリバース給電状態にある
時,外部からのノイズ(雷サージ等)により,宅内装置
11がハイインピーダンスになりスタック状態になる
と,フレーム同期が確立しないため図17のA.に示す
第1の加入者線信号監視回路36がこの状態を検出す
る。これにより,異常検出回路46が駆動される。異常
検出回路46は図17のC.の処理を実行する。この処
理内容は,上記実施例4(図13のC.)及び実施例5
(図15のC.)と同様であり,その全体の説明を省略
する。
【0067】但し,スタック状態復旧回路49により実
行されるスタック状態復旧作業(図17のC.のS2)
は,この実施例5では図17のD.に示すように,最初
に局内装置30の給電切替スイッチのSWn,SWrを
閉じて,加入者線間をショートし,加入者線間電圧を0
にする。その後,給電切替スイッチのSWnを開き,S
Wrを閉じて加入者線を元の状態に戻す。この後,上記
実施例4及び実施例5と同様に,再び加入者線接続指令
を出し,加入者線起動指令を出してフレーム同期の確立
を,第2の加入者線信号監視回路45により監視し,第
2の加入者線信号監視回路45の出力がハイ(HI)で
ある場合は,異常検出の出力を発生する。この場合も,
上記実施例4,実施例5と同様に,異常検出出力は異常
(スタック状態)は発生したが復旧したことを表す。
【0068】
【発明の効果】本発明の第1,第3の構成によれば,宅
内装置が加入者線に逆極性で接続される状態を局内装置
において確実に逆接続の異常として検出することがで
き,直ちに復旧作業により対処することができる。
【0069】本発明の第3の構成によれば,加入者線が
宅内装置に対して開放状態にあることを局内装置におい
て,加入者線間の開放の異常として検出することがで
き,直ちに加入者線の接続作業により復旧させることが
できる。
【0070】本発明の第4乃至第6の構成によれば,宅
内装置において異常電圧等によりスタック状態の異常が
発生しても確実にこの状態を解除して加入者線を介する
伝送が可能な状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理図である。
【図2】本発明の第2の原理図である。
【図3】本発明の第3の原理図である。
【図4】本発明の第4の原理図である。
【図5】本発明の第5の原理図である。
【図6】本発明の第6の原理図である。
【図7】実施例1の構成図である。
【図8】実施例2の構成図である。
【図9】実施例2の局内装置内の一部回路の構成を示す
図である。
【図10】実施例3の構成図である。
【図11】実施例3の局内装置内の一部回路の構成を示
す図である。
【図12】実施例4の構成図である。
【図13】実施例4の局内装置内の一部回路の構成を示
す図である。
【図14】実施例5の構成図である。
【図15】実施例5の局内装置内の一部回路の構成を示
す図である。
【図16】実施例6の構成図である。
【図17】実施例6の局内装置内の一部回路の構成を示
す図である。
【図18】従来の給電方式の説明図である。
【図19】従来の伝送方式の構成図である。
【図20】従来の信号伝送の説明図である。
【符号の説明】
1 局内装置 1a 加入者線接続指令発生手段 1b 電流検出手段 1c アンド論理手段 1d 電流検出監視手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 彰敏 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−164718(JP,A) 特開 平5−344182(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局内装置と宅内装置が2線式メタリック
    加入者線を介して接続し,局内装置は上位装置からの加
    入者線接続指令により宅内装置へノーマル給電を行って
    ハイインピーダンスの待機回路を駆動し,上位装置から
    の加入者線起動指令により給電極性を反転してリバース
    給電を行うと宅内装置は低インピーダンスの通信回路を
    駆動してディジタル信号の伝送を行う伝送装置におい
    て,前記局内装置に加入者線接続指令の発生を表す信号
    と,前記宅内装置からのリバース給電時に流れる電流を
    検出する電流検出手段の検出出力との論理積をとるアン
    ド論理手段と,該アンド論理手段の出力が一定周期で断
    続することを検出する電流検出監視手段とを備え,前記
    電流検出監視手段から検出出力が発生すると,前記加入
    者線が前記宅内装置へ逆極性で接続された異常状態を表
    示することを特徴とする加入者線異常監視方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の伝送装置において,前
    記局内装置に前記加入者線接続指令の発生を表す信号
    と,前記加入者線起動指令の発生を表す信号及びフレー
    ム同期確立が非検出であることを表す信号の各信号の論
    理積をとるアンド論理手段と,前記アンド論理手段の出
    力によりノーマル給電に戻す加入者線停止指令を発生す
    る手段の出力と,その時の加入者線の電流を検出する電
    流検出手段の出力との論理積をとる他のアンド論理手段
    とを備え,前記加入者線が前記宅内装置に逆接続されて
    いると,前記電流検出手段により一定電流の検出出力が
    発生し,前記他の論理手段から加入者線が逆接続された
    異常状態を表示することを特徴とする加入者線異常監視
    方式。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の伝送装置において,前
    記局内装置に前記加入者線接続指令の発生を表す信号
    と,前記加入者線起動指令の発生を表す信号及びフレー
    ム同期確立が非検出であることを表す信号の各信号の論
    理積をとるアンド論理手段と,前記アンド論理手段の出
    力により起動し加入者線電流を測定する加入者線電流測
    定手段とを備え,前記加入者線電流測定手段は測定結果
    をメモリに格納すると共に,加入者線停止指令の発生手
    段を駆動した後,加入者線間電流を測定し,測定された
    電流値を前記メモリに格納された電流値と比較手段によ
    り比較し,前記比較手段は,2つの電流値が一致すると
    加入者線が宅内装置に未接続である状態を表示する出力
    を発生することを特徴とする加入者線異常監視方式。
  4. 【請求項4】 局内装置と宅内装置が2線式メタリック
    加入者線を介して接続し,局内装置は上位装置からの加
    入者線接続指令により宅内装置へノーマル給電を行って
    ハイインピーダンスの待機回路を駆動し,上位装置から
    の加入者線起動指令により給電極性を反転してリバース
    給電を行うと宅内装置は低インピーダンスの通信回路を
    駆動してディジタル信号の伝送を行う伝送装置におい
    て,前記局内装置に前記加入者線接続指令の発生を表す
    信号と,前記加入者線起動指令の発生を表す信号及びフ
    レーム同期確立が非検出であることを表す信号の各信号
    の論理積をとるアンド論理手段と,前記アンド論理手段
    の出力により駆動され加入者線停止指令を発生し続いて
    該指令の解除を行う加入者線停止指令発生・解除手段と
    を備え,リバース給電時に外部ノイズ等によりスタック
    状態にある宅内装置は,前記加入者線停止指令発生・解
    除手段に対応する給電動作によりスタック状態を解除
    し,前記スタック状態の解除は,加入者接続指令を表す
    信号と,加入者線起動指令の発生を表す信号及びフレー
    ム同期確立を表す信号の論理積をとるアンド論理手段に
    より検出することを特徴とする加入者線異常監視方式。
  5. 【請求項5】 請求項4において,前記アンド論理手段
    の出力により駆動され,駆動されると最初に加入者線接
    続指令解除を行い,続いて加入者線接続指令を発生する
    加入者線接続指令解除・発生手段を設けたことを特徴と
    する加入者線異常監視方式。
  6. 【請求項6】 請求項4において,前記アンド論理手段
    の出力により駆動され,駆動されると最初にノーマル給
    電用のスイッチ及びリバース給電用のスイッチを閉じ
    て,2つの加入者線間を短絡し,続いてノーマル給電用
    のスイッチを開き,リバース給電用のスイッチを閉じる
    制御を行うスイッチ切替手段を設けたことを特徴とする
    加入者線異常監視方式。
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