JP3369566B2 - 耐熱性水分散性スルホポリエステル組成物 - Google Patents

耐熱性水分散性スルホポリエステル組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、スルホネートを含有する水分散性または水
散逸性スルホポリエステル組成物に関する。スルホポリ
エステルは少なくとも2種のジカルボン酸を用いるもの
であり、その1つはナフタレンジカルボン酸である。ジ
カルボン酸のこの組み合わせによって、スルホポリエス
テルのガラス転移温度(Tg)を89℃より高温に保持する
こと、及び溶融粘度をナフタレンジイル単位のみまたは
イソフタロイル単位のみを含むスルホポリエステルより
低くすることが可能になる。本発明のスルホポリエステ
ルは、耐熱性及び耐ブロッキング性の改良が必要な用途
において有用である。
発明の背景 ポリ(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレー
ト)(以下、PENと称する)は、これまで、フィルム、
繊維及び成型品中に用いられてきた。米国特許第3,546,
008号、第3,563,942号、第3,734,874号及び第3,779,993
号は、金属スルホネート基を含む水分散性コポリエステ
ル及びポリエステルアミド組成物を開示している。しか
しながら、これらの文献は、いずれも、ポリ(エチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレート)を使用もしな
いし、Tgについて言及もしていない。米国特許第4,480,
085号は、エチレングリコールと組み合わせるジカルボ
ン酸成分として1,8−ナフタレンジカルボン酸及びソジ
オスルホイソフタル酸を含む組成物を開示している。こ
のスルホポリエステルはTgが73℃であった。これとは対
照的に、本発明者らは、ある種のナフタレンジイル異性
体によってのみ、Tgが89℃より高温であるポリマーを生
成できることを確認した。
米国特許第3,436,376号は、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸とエチレングリコールから合成されたポリエステル
を開示している。このポリエステルは、約125℃のTgを
有する。エチレングリコールが1,2−プロパンジオール
及び1,3−プロパンジオールで置換された類似体につい
ては、報告されたTg値は各々、88℃及び73℃であった。
米国特許第3,436,376号のポリエステルはスルホモノマ
ーを含まず、水分散性でも水散逸性でもなかった。
米国特許第3,123,587号は、5−スルホイソフタル酸
改質ポリ(エチレンテレフタレート)から得られた繊維
に比較して加水分解に対して抵抗性である組成物を開示
している。この組成物は5−スルホイソフタル酸を1〜
5モル%含む。改良された加水分解安定性が、発明の属
性としてもてはやされた。特開平4−332756号公報は、
スルホン酸の金属塩0.1〜5モル%を含むPETコポリエス
テルの水性分散液を開示している。これに対し、本発明
の水分散性スルホポリエステルは少なくとも8モル%の
スルホモノマーを含む。
イソフタレート酸単位のみまたはテレフタル酸単位の
みを含む水分散性スルホポリエステルは、脂肪族及び脂
環式ジオールを用いる場合にTgが89℃より低い傾向があ
るが、ナフタレンジカルボン酸単位のみを含む類似系
は、通常の脂肪族及び脂環式ジオールを用いる場合に最
大Tgが約130℃となる。意外なことに、本発明者らは、
ナフタレン単位で改質されたイソフタレートまたはテレ
フタレート単位を基剤とするスルホポリエステルはTgを
89℃〜130℃の範囲の保持するだけでなく、イソフタル
酸のみまたはナフタレンジカルボキシレート単位のみを
含む類似の系よりも低い溶融粘度を示すことを確認し
た。生産工程装置は一定の溶融粘度に限定されるので、
溶融粘度は比較的低いのが望ましい。たとえば、所定の
スルホポリエステルに関しては、溶融粘度が低いほど得
られる分子量が大きい。
発明の要約 従って、本発明の一つの目的は、水分散性高分子量ス
ルホポリエステル組成物を提供することにある。
本発明の別の目的は、Tgが89℃より高く且つ溶融粘度
が比較的低い水分散性スルホポリエステルを提供するこ
とにある。
本発明のさらに別の目的は、耐摩耗性の増大、固有の
比較的高い作業温度条件及び耐ブロッキング性の改良を
必要とする用途において有用な水分散性スルホポリエス
テル組成物を提供することにある。
これらの及び他の目的は、 (a)10〜93モル%の、ナフタレン−2,6−ジカルボン
酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ナフタレン−2,6
−ジカルボン酸エステル及びナフタレン−2,7−ジカル
ボン酸エステルからなる群から選ばれたジカルボン酸; (b)2〜85モル%の、芳香族ジカルボン酸、飽和脂肪
族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸及びそれらの組み
合わせからなる群から選ばれたジカルボン酸; (c)ジオール;ならびに (d)ジカルボン酸100モル%及びジオール100モル%に
基づき8〜30モル%の5−ソジオスルホイソフタレート
からの反復単位を含んでなる、Tgが89℃より高く且つ溶
融粘度が低い水分散性スルホポリエステルによって達成
される。
発明の説明 本発明は、少なくとも89℃のTg及び低い溶融粘度を有
する、水分散性線状スルホポリエステルの組成物及びそ
の製造方法を開示している。用語「水分散性」は、「水
散逸性」、「水溶性」または「水消酸性」のような他の
記述語と交換して使用できる。これらの用語は全て、水
または水と水混和性有機溶剤との混合物の、ここに記載
したスルホポリエステルに対する活性を指す。この用語
は、スルホポリエステルが溶解して真溶液を形成するか
または水性媒体内で分散する条件を含む。ポリエステル
組成物の統計的性質により、単一のポリエステルが水性
媒体によって影響される場合には、可溶性及び分散性の
部分を含むことができる。
スルホポリエステルは、ジオール、5−ソジオスルホ
イソフタレート(二官能価スルホモノマー)及び少なく
とも2種のジカルボン酸からの反復単位を含む。ジカル
ボン酸の少なくとも1種、成分(a)は、100モル%の
ジカルボン酸成分に基づき10〜93モル%のナフタレン−
2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、
ナフタレン−2,6−ジカルボン酸エステル、またはナフ
タレン−2,7−ジカルボン酸エステルである。ジメチル
エステルの形態を使用するのが好ましい。
2,6−もしくは2,7−ナフタレンジカルボン酸または2,
6−もしくは2,7−ジカルボン酸エステルの他に、ジカル
ボン酸成分は、脂肪族、脂環式及び芳香族ジカルボン酸
から選ばれるジカルボン酸、成分(b)を2〜85モル%
含む。これらのジカルボン酸の例としては、マロン酸、
ジメチルマロン酸、コハク酸、ドデカン二酸、グルタル
酸、アジピン酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、
2,2−ジメチルグルタル酸、アゼライン酸、セバシン
酸、フマル酸、スベリン酸、マレイン酸、イタコン酸、
1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサ
ンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、フタル酸、テレフ
タル酸、イソフタル酸、2,5−ノルボルナンジカルボン
酸、ジフェン酸、4,4′−オキシ二安息香酸、ジグリコ
ール酸、チオジプロピオン酸、4,4′−スルホニル二安
息香酸、1,8−ナフタレンジカルボン酸及び2,5−ナフタ
レンジカルボン酸が挙げられる。前記酸の無水物、酸塩
化物及びエステル誘導体も使用できる。ナフタレンジカ
ルボン酸またはナフタレンジカルボン酸エステルと共に
使用できる好ましいジカルボン酸は、イソフタル酸、テ
レフタル酸、テレフタル酸ジメチル及びイソフタル酸ジ
メチルである。
本発明の一側面は、所定のジカルボン酸またはジカル
ボン酸の組み合わせが89℃より高いTgを有するポリマー
を生じるのに必要な2,6−または2,7−ナフタレンジイル
改質の量に関する。一般に、2,6−もしくは2,7−ナフタ
レンジイル改質の量は次の量に減少する。:脂肪族>脂
環式>芳香族。脂肪酸の鎖長を増大させると、Tgがそれ
に付随して減少し、そのため、より高レベルのナフタレ
ン改質が必要になる。
スルホポリエステルのジオール成分、成分(c)は、
適当な脂肪族ジオール、脂環式ジオール、芳香族ジオー
ル及びそれらの組み合わせから選ばれたジオールからな
る。脂肪族ジオールは炭素数が2〜20であるのが好まし
く、脂環式ジオールは炭素数が6〜20であるのが好まし
い。ジオール成分はまた、ジオールの混合物も含むこと
ができる。脂肪族ジオールの類には、エーテル結合を有
する脂肪族ジオール、例えば、炭素数4〜800のポリジ
オールが含まれる。適当なジオールとしては以下のもの
が挙げられる:エチレングリコール、ジエチレグリコー
ル、トリエチレングリコール、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、2,4−ジメチル−2−エチ
ルヘキサン−1,3−ジオール、2,2−ジメチル−1,3−プ
ロパンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロ
パンジオール、2−エチル−2−イソブチル−1,3−プ
ロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル
−1,6−ヘキサンジオール、チオエタノール、1,2−シク
ロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタ
ノール及び1,4−シクロヘキサンジメタノール。好まし
くは、ジオールはエチレングリコール、エチレングリコ
ールとジエチレングリコールとの組み合わせ、ジエチレ
ングリコールと1,4−シクロヘキサンジメタノールとの
組み合わせ、エチレングリコールと1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールとの組み合わせ、及びエチレングリコー
ルまたはジエチレングリコールと種々の適当なコジオー
ルとの組み合わせである。ジオールの個々の組み合わせ
は、最終生成物が水分散性を保持しつつ、89℃またはそ
れより高いTgを有するという条件によってのみ規定され
る。
本発明の一側面は、得られる生成物のTgに対する、ジ
オール鎖長の影響に関する。構造HO−CH2−(CH2
OH及びHO−(OCH2−CH2−OHは、メチレン及びオキ
シエチレンサブユニットからなるジオールの同族列を指
す。HO−CH2−(CH2−OHのnの値は通常、1〜12の
範囲である。nが大きくなるにつれて、得られるホモポ
リエステル樹脂のTgは低下する。従って、nが大きくな
るにつれて、スルホネート含有ポリ(エチレンナフタレ
ンジカルボキシレート)の改質にはそれに比例して少な
いモル量のコジオールを必要とする。オキシエチレング
リコールに関してnが1(ジエチレングリコール)から
約10まで増加する場合にも、同様な傾向が認められる。
ポリ(エチレングリコール)またはPEGと称されるHO
−(OCH2−CH2−OHの場合には、xの値は10〜50、
好ましくは約20となり、これは言い換えると、少なくと
も500、好ましくは約1000のPEGモノマー分子量となる。
89℃より高いTgが必要であるので、代表的には、総ジオ
ールに基づき5モル%未満のPEGの混和を使用する。高
分子量PEG改質の1つの利点は、水分散性を失うことな
く比較的高い分子量を達成できることである。重要な留
意点は、高スルホモノマーレベルは高いプロセス溶融粘
度を生じ、それによって溶融相中で得られる分子量が制
限されることである。0.1dl/g未満のインヘレント粘度
測定値によって決定される低い分子量では、低Tg及び不
適切な引張強さというようなよくない物理的性質が生じ
る。
本発明では成分(d)として5−ソジオスルホイソフ
タレートを用い、冷水ではそれほど比較的容易には散逸
されないが熱水では比較的容易に散逸されるポリエステ
ルを生成する。なお、5−ソジオスルホイソフタレート
からスルホポリエステルを調製してからイオン交換によ
ってナトリウムイオンをカルシウムイオンなどの異なる
イオンで置換してポリマーの特性を変えることができ
る。二価及び三価金属イオンは、通常は冷水では容易に
散逸されないが熱水中には比較的容易に分散されるポリ
エステルを生成する。また二価及び三価金属塩を含むポ
リマーは通常、一価イオンを含むポリマーよりも弾性が
なく、ゴム状でない。
5−ソジオスルホイソフタレートはスルホポリエステ
ルに水分散性を与える量で存在する。5−ソジオスルホ
イソフタレートのモル百分率を変化させることによって
スルホポリエステルの水分散性を調整することができ
る。5−ソジオスルホイソフタレートは、好ましくは相
ジカルボン酸含量のモルの合計に基づき5〜40モル%、
より好ましくは8〜30モル%、最も好ましくは15〜25モ
ル%の量で存在する。
半結晶質及び非晶質材料は本発明の範囲内である。本
発明のスルホポリエステルは実質的に等モル比の酸当量
(100モル%)対ヒドロキシ当量(100モル%)を含むも
のと理解されたい。たとえば、成分(a),(b),
(c)及び(d)からなるスルホポリエステルは、酸及
びヒドロキシル当量の合計が200モル%に等しい。スル
ホポリエステルはインヘレント粘度が0.1〜1.0dl/g、好
ましくは0.2〜0.6dl/gである。
本発明の組成物には緩衝剤を添加するのが好ましい。
緩衝剤とそれらの使用については公知であって、詳細な
議論は必要ない。好ましい緩衝剤としては、酢酸ナトリ
ウム、酢酸カリウム、酢酸リチウム、第一燐酸ナトリウ
ム、第二燐酸カリウム及び炭酸ナトリウムが挙げられ
る。緩衝剤は、二官能価スルホモノマーのモル当たり0.
2モル以下の量で存在する。好ましくは、緩衝剤は二官
能価スルホモノマーのモル当たり約0.1モルの量で存在
する。
スルホポリエステルは、公知の常用の重縮合法によっ
て製造できる。このような方法としては、ジカルボン酸
とジオールとの、または低級アルキルエステルを用いた
エステル交換による直接縮合が挙げられる。例えば、代
表的な方法は2段階からなる。エステル交換またはエス
テル化として知られる第1段階は、不活性雰囲気下で温
度175〜240℃において、0.5〜8時間、好ましくは1〜
4時間実施する。ジオールは、それらの個々の反応性及
び使用する具体的な実験条件に応じて、通常は総ジカル
ボン酸のモル当たり1.05〜2.5のモル過剰で使用する。
重縮合と称する第2段階は、減圧下、温度230〜350
℃、好ましくは265〜325℃、より好ましくは270〜290℃
において0.1〜6時間、好ましくは0.25〜2時間実施す
る。重縮合段階においては高溶融粘度が生じる。従っ
て、300℃より高い温度の使用は、溶融粘度を低下させ
ることによって比較的高い分子量が得られるために有利
な場合もある。攪拌または適当な条件を両段階において
使用して、反応混合物に充分な熱伝達及び表面更新を保
証する。両段階の反応は、公知の適当な触媒によって促
進する。適当な触媒としては、アルコキシチタン化合
物、アルカリ金属水酸化物及びアルコラート、有機カル
ボン酸の塩、アルキル錫化合物及び金属酸化物が挙げら
れるが、これらに限定はされない。
本発明のスルホポリエステルは、接着剤、塗料、サイ
ズ剤、積層品、水性印刷インキ及びフィルムとして有用
である。耐摩耗性の増大、固有の比較的高い温度作業条
件及びブロッキング性の改良が必要な用途において特に
有用である。
本明細書中に示した結果を得るのに使用した材料及び
試験方法は以下の通りである: カルボワックス(CARBOWAX)600は、数平均分子量(M
n)が600ダルトンのポリエチレングリコールの商標であ
る。
ガラス転移温度(Tg)は、示差走査熱量計(DSC)を
用いて測定した。
インヘレント粘度(I.V.)は、フェノール60重量%及
びテトラクロロエタン40重量%からなる溶剤100ml当た
りポリマー0.50gを用いて23℃において測定した。
本発明の方法を、以下の例を考察することによってさ
らに説明する。これらの実施例は本発明の代表例として
記載するものである。例中の全ての部及び百分率は、特
に断りのない限り重量に基づく。
例1 5−ソジオスルホイソフタレート19モル%を含む、イソ
フタレートを基剤とするスルホポリエステル 500mLフラスコに、窒素入り口を有するヘッド、揮発
性物質を除去することができるサイドアーム、及び攪拌
機を収容するいんろう継手を装着した。攪拌機の軸をい
んろう継ぎ手を通して挿入した。軸には玉継ぎ手が圧力
管によって結合しており、真空シールを生じる。フラス
コには、ジメチルイソフタレート29.1g(0.15モル)、
ジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレート61.0g
(0.25モル)、ジメチル−5−ソジオスルホイソフタレ
ート29.6g(0.1モル)、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール66.2g(0.46モル)、エチレングリコール9.3g(0.1
5モル)、酢酸ナトリウム0.82g(0.01モル)及びチタン
(IV)イソプロポキシドのn−ブタノール中1.46%(w/
w)溶液0.45mlを装入する。反応体を窒素でパージす
る。次いで、攪拌し且つ不活性ガスで緩やかに洗い流し
ながら、フラスコを、200℃に予熱したベルモント(Bel
mont)金属浴中に2時間浸漬した。浴の温度を215℃に
上昇させ、反応をさらに2時間継続させて、エステル交
換段階を完了させた。浴の温度を215℃から280℃に上昇
させ、窒素パージを<0.5mmHgの真空に置き換えた。減
圧下で約10分間フラスコを加熱した後、溶融材料の粘度
は、攪拌機が適当な表面更新を行う能力を超えた。この
時点で、フラスコを金属浴から取り出し、真空を窒素ス
パージによって緩和した。
ポリマーを室温に冷却後、フラスコから取り出した。
ポリマーの分析から、ジオール成分が1,4−シクロヘキ
サンジメタノール85モル%及びジエチレングリコール約
15モル%からなることがわかった。試験結果を表Iに要
約する。
例2 5−ソジオスルホイソフタレート20モル%を含む、テレ
フタレートを基剤とする水分散性ポリエステル 使用した装置及び方法は、例1に記載したものであ
る。最初に、以下の量の反応体をフラスコに装入した:
ジメチルテレフタレート29.1g(0.15モル)、ジメチル
−2,6−ナフタレンジカルボキシレート61.0g(0.25モ
ル)、ジメチル−5−ソジオスルホイソフタレート29.6
g(0.1モル)、1,4−シクロヘキサンジメタノール66.2g
(0.46モル)、エチレングリコール9.3g(0.15モル)、
カルボワックス(CARBOWAX)600,3.0g(0.005モル)、
酢酸ナトリウム0.52g(0.01モル)及びチタン(IV)イ
ソプロポキシドのn−ブタノール中1.46%(w/w)溶液
0.46ml。エステル交換段階は、メタノールを蒸留によっ
て連続的に除去しながら、200℃において2時間及び215
℃において2時間行った。重合段階としても知られる第
2段階は、0.05〜0.5mmHg(0.007〜0.07kPa)の減圧
下、280℃の温度において10分間行った。
ポリマーの分析によって、ジオール成分が1,4−シク
ロヘキサンジメタノール約88モル%、ジエチレングリコ
ール約11モル%、及びカルボワックス(CARBOWAX)600
(商標)1モル%からなることがわかった。試験結果を
表Iに要約する。
例3 (比較例)ナフタレン改質なし 使用した装置及び方法は例1に記載したものである。
イソフタル酸81モル%、5−ソジオスルホイソフタレー
ト19モル%ならびに1,4−シクロヘキサンジメタノール8
6モル%、エチレングリコール12モル%及びジエチレン
グリコール2モル%のジオール成分の組み合わせを含む
ポリエステルを調製した。試験結果を表Iに要約する。
例4 ナフタレン改質の有効性 使用した装置及び方法は例1に記載したものである。
イソフタル酸29モル%、ジメチル−2,6−ナフタレンジ
カルボキシレート52モル%、5−ソジオスルホイソフタ
レート19モル%ならびに1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール87モル%、エチレングリコール10モル%及びジエチ
レングリコール3モル%のジオール成分の組み合わせを
含むポリエステルを調製した。試験結果を表Iに要約す
る。
例5 脂肪族酸改質とTgとの関係 使用した装置及び方法は例1に記載したものである。
セバシン酸5モル%、ジメチル−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレート77モル%、5−ソジオスルホイソフタレ
ート18モル%ならびにエチレングリコール94モル%及び
ジエチレングリコール6モル%のジオール成分の組み合
わせを含むポリエステルを調製した。試験結果を表Iに
要約する。
例6 脂肪族酸改質とTgとの関係 使用した装置及び方法は例1に記載したものである。
セバシン酸13モル%、ジメチル−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレート69モル%、5−ソジオスルホイソフタレ
ート18モル%ならびにエチレングリコール95モル%及び
ジエチレングリコール5モル%のジオール成分の組み合
わせを含むポリエステルを調製した。試験結果を表Iに
要約する。
例7 脂肪族酸改質とTgとの関係 使用した装置及び方法は例1に記載したものである。
コハク酸2モル%、ジメチル−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレート79モル%、5−ソジオスルホイソフタレー
ト19モル%及びジオール成分エチレングリコールを含む
ポリエステルを調製した。
試験結果を表Iに要約する。
例8 脂肪族酸改質とTgとの関係 使用した装置及び方法は例1に記載したものである。
コハク酸10モル%、ジメチル−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレート71モル%、5−ソジオスルホイソフタレー
ト19モル%及びジオール成分エチレングリコールを含む
ポリエステルを調製した。
試験結果を表Iに要約する。
例5〜8は、脂肪酸の混和モル量及び鎖長がナフタレ
ン単位を基剤としたポリマーのTgをどの程度低下させる
かを説明するものである。
例9〜10 IV及びTgに対するPEG混和の効果 使用した装置及び方法は例1に記載したものである。
5−ソジオスルホイソフタレート約21モル%及び1,4−
シクロヘキサンジメタノール約80モル%を含む2つのポ
リエステルを各々、分子量1000ダルトンのポリエチレン
グリコール0.3及び1.7モル%で改質する。インヘレント
粘度は0.28から0.31まで増加し、それに付随してTgは11
0℃から105℃まで低下した。試験結果を表Iに要約す
る。
例11〜12 SIPレベルのTgに対する効果 使用した装置及び方法は例1に記載したものである。
SIPレベルが量のみ異なる2種のポリエステル、すなわ
ち、SIPレベルが15及び20モル%であるポリエステルに
ついて、Tgを測定したところ各々、98及び100℃であ
る。量及び試験結果を表Iに要約する。
例13〜14 ジオール成分の特性のTgに対する重要性 使用した装置及び方法は例1に記載したものである。
異なるジオール比DEG/EGを有する2種のポリエステルを
比較する。これは、ジオール成分のTgに対する重要な性
質を示している。比及び試験結果を表Iに要約する。
例15〜17 脂肪族グリコール改質とTgとの関係 使用した装置及び方法は例1に記載したものである。
例15〜17は、脂肪族グリコールの混和モル量と鎖長が共
に個々の組成物のTgに影響を与えることを示す。グリコ
ールの量、鎖長及び試験結果を表Iに要約する。
例18〜25においては、溶融粘度は、パラレルプレート
メカニカル スペクトロメータを用いて275℃におい
て所定の振動数(frequency)範囲について測定した。
例26及び27については、溶融粘度は、インストロン(In
stron)細管レオメーターを用いて275℃において所定の
剪断速度範囲について得た。
例18及び19 例18及び19は、ナフタレンジイル単位の混和によって
イソフタレートのみの組成物のTgは上昇するが、改質系
に関してはSIPのレベルが比較的に高くても溶融粘度は
比較的低いことを示す。溶融粘度の測定に使用したポリ
エステルの組成及び特性データを表IIに示す。
例20及び21 例20及び21は、イソフタレート/ナフタレート系がナ
フタレートのみの組成物に比較して有意に高い分子量及
び有意に低い溶融粘度を有することができ、しかもTgを
有意に低下させないことを示す。溶融粘度の測定に使用
したポリエステルの組成及び特性データを表IIに示す。
例22及び23 例22及び23は、脂肪酸の混和量が少ない場合でさえ、
生成される組成物はTgが高く且つ溶融粘度が低いことを
示す。溶融粘度の測定に使用したポリエステルの組成及
び特性データを表IIに示す。
例24及び25 例24及び25は、改質系がずば抜けて高い分子量におい
ても比較的低い溶融粘度を有することを示す。さらに、
ナフタレンのみの組成物が主にEGを含むのに対し、改質
組成物は主にCHDMである。通常は、CHDMはEGよりも高い
溶融粘度を生じる。溶融粘度の測定に使用したポリエス
テルの組成及び特性データを表IIに示す。
例26及び27 例26及び27は、脂環式ジオール(すなわち、CHDM)含
量を増加させると同時にグリコールエーテル(すなわ
ち、DEG)含量を減少させると、溶融粘度が比較的高く
なることを示す比較例である。溶融粘度の測定に使用し
たポリエステルの組成及び特性データを表IIに示す。
トルクデータ(温度=275+/−1℃) 例18(対照): 例19: 例20: 例21(対照): 例22: 例23(対照): 例24: 例25(対照): 例26: 例27: 例18〜28の結果から、ナフタレンジイル単位で改質さ
れた高Tg水分散性ポリエステルの溶融粘度は、ナフタレ
ンジイル単位のみを含む組成物よりも低い溶融粘度を有
することがわかる。ナフタレンジイル単位で改質された
組成物はまた、イソフタロイル単位からなる比較的Tgが
高い水分散性ポリエステルよりも溶融粘度が低い。前述
のように、イソフタレート単位とナフタレンジイル単位
を含む組成物は高いTgを有するが、一定のTgを有する個
々の組成物は、一定の同一Tgにおいて、ナフタレンジイ
ル単位のみを含む組成物よりも溶融粘度が低いであろ
う。さらに、80〜89℃の範囲のTg値を有する、イソフタ
ロイル単位のみを基剤とする組成物はまた、イソフタレ
ート単位とナフタレンジイル単位の両者を含む組成物よ
りも溶融粘度が高い。
多くの変形は、当業者ならば前記の詳細な説明に鑑み
て考えられるであろう。このような明らかな変更は全
て、添付した請求の範囲の所期の全範囲に含まれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−86174(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 63/00 - 63/91 WPI/L(QUESTEL)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)10〜93モル%の、ナフタレン−2,6
    −ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ナ
    フタレン−2,6−ジカルボン酸エステル及びナフタレン
    −2,7−ジカルボン酸エステルからなる群から選ばれた
    ジカルボン酸; (b)2〜85モル%の、芳香族ジカルボン酸、飽和脂肪
    族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸及びそれらの組み
    合わせからなる群から選ばれたジカルボン酸; (c)ジオール;ならびに (d)ジカルボン酸100モル%及びジオール100モル%に
    基づき8〜30モル%の5−ソジオスルホイソフタレート
    からの反復単位を含んでなる、ガラス転移温度が89℃よ
    り高い水分散性スルホポリエステル。
  2. 【請求項2】前記ジオール成分(c)の0.1〜5モル%
    が式HO−(OCH2−CH2−OH(式中、xは10〜50であ
    る)を有するポリマージオールである請求の範囲第1項
    のスルホポリエステル。
  3. 【請求項3】5−ソジオスルホイソフタレートのモル当
    たり0.2モル以下の量の緩衝剤を用いて製造される請求
    の範囲第1項のスルホポリエステル。
  4. 【請求項4】前記緩衝剤が酢酸ナトリウム、酢酸カリウ
    ム、酢酸リチウム、第一燐酸ナトリウム、第二燐酸カリ
    ウム及び炭酸ナトリウムからなる群から選ばれる請求の
    範囲第3項のスルホポリエステル。
  5. 【請求項5】前記ジオールがエチレングリコールとジエ
    チレングリコールとの混合物である請求の範囲第1項の
    スルホポリエステル。
  6. 【請求項6】前記ジオールがジエチレングリコールと1,
    4−シクロヘキサンジメタノールとの混合物である請求
    の範囲第1項のスルホポリエステル。
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