JP3368257B2 - 配送物保管ボックスの集中管理システム - Google Patents

配送物保管ボックスの集中管理システム

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JP3368257B2
JP3368257B2 JP2000187566A JP2000187566A JP3368257B2 JP 3368257 B2 JP3368257 B2 JP 3368257B2 JP 2000187566 A JP2000187566 A JP 2000187566A JP 2000187566 A JP2000187566 A JP 2000187566A JP 3368257 B2 JP3368257 B2 JP 3368257B2
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昌則 内藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配送物を保管する
複数の保管室を有する配送物保管ボックスをコンピュー
タシステムとネットワークを介して集中的・統合的に管
理する配送物保管ボックスの集中管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の配送物保管ボックスとしては、例
えば、本願出願人の特開平09−279918号公報等
に開示されているが、共同住宅(マンション等)の玄関
に設置されて使用され、新築マンションを中心に急速に
普及している。この配送物保管ボックスは、図45に示
すように、配送物を保管する複数の保管室(1,2,3,・・
・)とこの各保管室に設けられる電子錠付きの個別扉
と、各個別扉の電子錠を制御する制御部と、依頼者番
号、部屋番号、パスワード等の番号や入庫・出庫情報等
を表示する表示操作部(タッチパネル)T1を備える。
各保管室には、配送物の有無を検出するセンサT3が設
けられるとともに配送業者が入庫したことを確認する伝
票や捺印が施されるリスト作成機能も有している。した
がって、共同住宅の住人である配送依頼者への配送を依
頼された配送業者は、配送物入庫時に、表示操作部を操
作して、その表示操作部の画面に配送依頼者と配送物を
入庫した保管室番号とを表示させる。共同住宅の住人
は、表示画面を確認し、配送物が配送されている場合
は、指定された保管室から配送物を出庫する。出庫に際
しては、依頼者番号等を入力することにより、保管室を
開鍵する。
【0003】上記従来の配送物保管ボックスでは、共同
住宅の住人と配送業者との関係を中心に施錠操作や開鍵
操作が行われるため、ボックスを実際に管理する管理者
(ここでは製造業者が該当する場合が多い)は、配送物
保管ボックスの制御システムをこれら配送依頼者と配送
業者の使用用途に合わせた設定として発注し、その仕様
の配送物保管ボックスをマンション等に出荷設置してい
る。なお、配送物保管ボックスには、電話機が付属し、
故障の際に管理者に電話するものもある。このような配
送物保管ボックスには、配送物の大小に合わせて大小の
大きさの異なる保管室を種々設けたり、昨今では冷凍の
食品も保管可能するために温度制御可能な保管室を設け
たものも出現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の配送物保管ボックスには、以下のような問題があ
る。配送物を依頼する側にとっては、第一に、多くの配
送依頼者により多くの配送物の配送を依頼した場合、使
用可能な保管室以上の配送物が依頼される場合があり、
配送物を保管する保管室が不足し、配送物が配送されな
い場合がある。第二に、配送物が入庫されているか否か
は、配送物を依頼する側(ここでは、共同住宅の住人が
依頼する場合をいう)が配送物保管ボックスの表示画面
を目視することにより確認されるため、配送物が入庫さ
れたか否かを確認するために設置場所まで行かなければ
ならない。
【0005】また、配送業者側にとっては、保管室の使
用状況は、配送業者が配送物保管ボックスに到着するま
で分からないため、例えば全ての保管室が使用中である
等により、使用可能な保管室がない場合、配送業者は配
送物を入庫することができない。
【0006】また、近年の商品の流通システムは、イン
ターネットの急速な普及によって新たなショッピング形
態を生み出している。ネットショッピングとか電子ショ
ッピングとか呼ばれるものがそれである。この場合は、
いわゆるテレビショッピングと同じように、配送依頼者
が商品販売者に希望の商品を注文し、商品販売者が商品
の配送を配送業者に発注し、配送業者が商品を配送物保
管ボックスに配送することによって行われる。しかし、
この方法では、配送依頼者と商品販売者と配送業者との
間で商取引が行われるが、これらの者は、配送物保管ボ
ックスがどのように使用されているかを把握することが
できない。また、商品販売者と配送業者とは、配送物保
管ボックスの使用状況や機能(冷蔵可能か否か等)を事
前に知ることができないため、円滑な商品の配送が妨げ
られることも多い。例えば、配送物が大きくて入庫でき
なかったり、配送物が冷蔵保管が必要であるにもかかわ
らず、冷蔵可能な配送物保管ボックスに保管できなかっ
たりする問題を有する。
【0007】そこで本発明は、配送物保管ボックスを使
用して、配送物の受注・発注をコンピュータとネットワ
ークを介して集中的・統合的に管理する配送物保管ボッ
クスの集中管理システムを提案する。また本発明は、配
送依頼者がマンション等以外の場所(例えば、勤務先付
近の駅や帰りの最寄りの駅で配送物を受け取りたい場合
や、その第一希望場所が条件を満たさない場合は第二希
望場所で配送物を受け取りたい場合)でも、配送を希望
し、その場所で配送物を受け取ったりすることが可能な
新しいショッピングの流通システムに好適な配送物保管
ボックスの集中管理システムを提案する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
配送物保管ボックスの集中管理システムは、配送物を保
管する複数の保管室と、この各保管室に設けられる電子
錠付きの個別の扉とを備えた配送物保管ボックスと、こ
の配送物保管ボックスを複数個管理する管理サーバと、
配送依頼者の端末とが互いに有する通信制御機構を介し
てインターネット等のネットワークに接続され、配送物
保管ボックスは、各保管室の使用の状況が変更された旨
を表す変更状況情報を伝達する変更状況情報伝達機構を
備え、この変更状況情報伝達機構は上記通信制御機構と
接続されるとともに、前記管理サーバは、各保管室毎に
一つのレコード単位として各保管室毎に配送物保管ボッ
クスを管理するために、少なくとも、配送物保管ボック
スの設置場所と、配送物名と、日付と、前記日付におい
各保管室が使用中で使用不能か又は使用されておらず
使用可能かを表す使用状況情報が含まれた管理情報から
なる管理情報DBを備え、ネットワークを介して接続さ
れた配送物保管ボックスから送信される前記変更状況情
報を受信状況情報として受信する手段と、この受信した
受信状況情報に基づいて管理情報DBの状況情報を更新
する手段と、管理情報DBから配送物保管ボックス管理
に必要な情報を抽出して構成される情報を抽出管理情報
として表示する手段とを有するとともに、更に、管理サ
ーバは、配送依頼者から受注した注文内容に従って配送
物を配送するために必要な情報を、各受注毎に一つのレ
コード単位として管理する受注情報を含む受注情報DB
を備え、前記受注情報には配送依頼者が配送を希望する
希望日と、配送依頼者が配送を希望する場所を表す場所
指定情報が一つ以上含まれ、各場所指定情報ごとに配送
依頼者が配送を希望する優先順位が設けられており、
送依頼者からの受注情報の入力を促す手段と、当該受注
情報を記憶する手段と、当該受注情報を一つのレコード
単位として受注情報DBに登録する手段と、当該受注情
報に含まれる希望日に保管室が使用可能であることを検
索条件として、最優先の場所指定情報に基づいて管理情
報DBを検索し、使用可能な保管室が検索されない場合
には、次に優先順位が高い場所指定情報を利用して検索
を行い、適合する適合保管室を検出するまで管理情報D
Bを検索する検索手段と、適合保管室が検出された場合
には当該適合保管室のレコードを記憶する記憶手段と、
当該適合保管室が配送物配送のために予約されたことを
表すために当該適合保管室のレコードの使用状況情報を
使用可能を表す情報から予約を表す情報に更新する手段
と、前記受注情報DBに登録されたレコードと前記管理
情報DBから検出された当該適合保管室のレコードとを
関係付ける手段と、当該適合保管室が予約されたことを
確認するために必要な情報から構成される予約完了情報
を作成する手段と、前記予約完了情報を表示する手段
と、適合保管室が検出されない場合には予約未完了を確
認するために必要な情報から構成される予約未完了情報
を作成する手段と、情報から構成される予約完了情報を
作成する手段と、前記予約完了情報を表示する手段と、
適合保管室が検出されない場合には予約未完了を確認す
るために必要な情報から構成される予約未完了情報を作
成する手段と、予約未完了情報を表示する手段とを有す
ることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、管理者は管理サーバに
より、ネットワークを介して各保管室の状況を管理する
ことができる。すなわち、管理サーバの管理情報DBの
情報は、配送物保管ボックスから受信する受信状況情報
によって更新されるため、随時、配送物保管ボックスの
最新の情報が得られることとなり、刻々と変化する配送
依頼者の情報等に合わせて各保管室の状況を管理サーバ
で管理することができる。また、管理サーバの管理情報
DBは、配送物保管ボックスの受信使用状況情報によっ
て更新され、配送物保管ボックスの設置場所、使用する
日付において、その品目(配送物)が各保管室が使用中
であるか否かを使用状況情報として管理することができ
る。したがって、管理者は、配送依頼者や配送業者から
各保管室の空室の有無に対して問い合わせがあれば、即
座に応答することができる。そして、各保管室が使用中
であるか否かを表す使用状況情報を含む管理情報DBか
ら、使用可能な保管室を検索し予約することができる。
また、予約の状況が管理情報DBに反映されるため、常
に最新の情報に基づいて検索することができる。また、
受注情報DBに記憶された情報と管理情報DBから検索
された情報とを関係付けるため、受注情報が特定されれ
ば、対応する管理情報を特定することができ、反対に、
管理情報が特定されれば、対応する受注情報を特定する
ことができ、受注情報に対して予約された保管室を確保
する等の管理をすることができる。さらに、この発明に
よれば、配送依頼者の希望する場所に設置される保管室
を予約することができる。また、最優先で希望する場所
に設置される保管室に予約可能な配送物保管ボックスの
保管室が存在しない場合でも、配送依頼者が次に希望す
る場所に設置される保管室を予約することができる。し
たがって、本発明の配送物保管ボックスをいくつかの場
所に設置(駅のコインロッカーに代えて各駅に設置)す
ることにより、例えば、共同住宅の住人が勤務先付近の
駅や帰りの最寄りの駅で配送物を受け取ることが可能と
なる。
【0010】請求項2記載の配送物保管ボックスの集中
管理システムは、前記請求項1記載の配送物保管ボック
スの集中管理システムを前提として、前記受注情報に
は、配送物を保管するために必要な使用保管室数が含ま
れており、適合保管室数が受注情報の使用保管室数と一
致するまで、前記検索手段を繰り返すことを特徴とす
る。
【0011】 この発明によれば、条件に適合する保管室
を配送物の入庫に必要な数だけ確保することができる。
【0012】請求項3記載の配送物保管ボックスの集中
管理システムは、請求項1又は請求項2記載の発明を前
提として、前記管理サーバは、ネットワークを介して一
つ以上の配送業者の端末に接続されており、一の配送業
者の端末を特定するための配送者識別情報の入力を促す
手段と、前記特定された配送業者の端末に前記予約完了
情報を送信する手段を備えることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、予約完了情報を一の配
送業者に送信することができるため、配送業者は受信し
た予約完了情報に基づいて配送物を配送することができ
る。
【0014】請求項4記載の配送物保管ボックスの集中
管理システムは、請求項1又は請求項2記載の発明を前
提として、配送業者が配送物を指定された保管室に入庫
した後、保管室の扉を施錠することにより、配送物が入
庫された旨の情報をネットワークを介して管理サーバに
送信し、当該情報を前記管理情報DBに登録することを
特徴とする。
【0015】この発明によれば、配送依頼者は、配送物
が入庫された旨の情報の登録を自己の端末で確認してか
ら受け取りに行くことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき詳細に述べる。まず前提として、本実施の形
態では、本発明の一例の利用形態を分かりやすくするた
め、鉄道の駅に設置されるコインロッカーに代えて配送
物保管ボックスを設置して、配送依頼者は自己の都合の
良い場所(駅)で、自己が注文した配送物を受け取られ
るようにする新しい流通システムとして説明する。具体
的な配送物を依頼する者(配送依頼者という)と配送物
保管ボックスを管理する者(管理者という:管理サーバ
SVを管理する)と配送業者(宅配業者)との関係は、
次の関係で説明する(図2)。配送依頼者Aは、希望す
る物品を配送物保管ボックスに配送して欲しい旨を管理
者Bに注文するものとする。注文を受注した管理者B
は、配送依頼者Aが希望する物品を配送するよう配送業
者Cに発注するものとする。配送業者Cは、管理者Bの
発注に基づいて物品を配送保管ボックスBOXに入庫す
るものとする。入庫された物品は配送依頼者Aにより出
庫され、配送依頼者Aのもとに届けられるものとする。
なお、配送依頼者Aと受取人が異なる場合はここでは説
明しないものとする。
【0017】(第1の実施の形態) 本発明の一実施の形態を図1乃至図3を用いてその概要
を説明する。すなわちネットワークNETを介した配送
物保管ボックスBOXと管理サーバSVとの利用形態を
示す。
【0018】図1に示すように、配送物保管ボックスB
OXとこの配送物保管ボックスBOXを管理する管理サ
ーバSVとはネットワークNETを介して接続されてい
る。また、ネットワークNETを介して管理サーバSV
と配送物保管ボックスBOXに配送物を依頼する配送依
頼者Aの端末とが接続されている。さらに、管理サーバ
SVはネットワークNETを介して一つ以上の配送業者
Cの端末とが接続されている。
【0019】配送依頼者Aの端末と配送業者Cの端末
は、キーボードやマウスなどの入出力装置と表示装置で
あるディスプレイとネットワーク接続される通信手段等
を備えたパーソナルコンピュータが主であるが、電話や
FAXでネットワークNETに接続されるものでも良
い。すなわち、本明細書中のネットワークNETには、
インターネットや電話・FAX等も含まれる。なお、本
明細書中のDBはDatabaseの略である。
【0020】配送物保管ボックスBOXは、複数の保管
室から構成されるが、配送業者Cが配送物を保管室に入
庫した後、配送依頼者Aが配送物を保管室から出庫する
ことにより、配送物が配送依頼者Aに渡される。また、
管理サーバSVは主に管理者Bによって使用され、配送
物保管ボックスBOXの使用状況を監視したり、保管室
を予約する機能等を有する。
【0021】図5は本発明の使用概要例である。(St
ep1)管理者Bは配送依頼者Aからの登録依頼によ
り、配送依頼者Aに固有の依頼者番号とパスワードを付
与し、配送依頼者の情報に登録する。また、配送依頼者
Aに依頼者番号を記憶させたIDカードを配布する。
(Step2)管理者Bは配送業者Cの登録依頼によ
り、配送業者Cに固有の配送業者番号とパスワードを付
与し、配送依頼者の情報に登録する。また、配送業者C
に配送業者番号を記憶させたIDカードを配布する。
(Step3)配送依頼者Aは管理者Bに配送を希望す
る配送物を注文する。管理者は配送依頼者Aからの注文
を受注し、管理サーバに受注情報を登録する。(Ste
p4)受注情報に基づいて使用可能な保管室の有無を確
認する。使用可能な保管室が有る場合は、配送依頼者A
の注文に従って配送物を配送できるように、予め保管室
を予約し、Step5に進む。使用可能な保管室が無い
場合は、配送ができない旨を配送依頼者Aに連絡する。
(Step5)管理者Bは配送リストを作成し、配送リ
ストに基づいて配送物を配送するように配送業者Cに連
絡する。(Step6)管理者Bは連絡リストを作成
し、連絡リストに基づいて配送物を配送する旨を配送依
頼者Aに連絡する。(Step7)配送業者Cは予約完
了情報に基づいて配送物を用意し、指定された配送物保
管ボックスBOXの保管室に配送物を配送する。(St
ep8)配送業者Cは配送物を指定された保管室に入庫
するために、ネットワークNETを介して管理サーバS
Vに開鍵を依頼する情報を送信し、情報を受信した管理
サーバSVは保管室の扉を開鍵する情報を送信して保管
室の扉を開鍵する。(Step9)配送業者Cは配送物
を指定された保管室に入庫した後、保管室の扉を施錠す
る。施錠により、配送物が入庫された旨の情報がネット
ワークNETを介して管理サーバSVに送信される。管
理サーバSVは入庫された旨の情報を受信し、当該情報
は管理情報として登録される。(Step10)配送依
頼者Aは配送物を保管室から出庫するために、ネットワ
ークNETを介して管理サーバSVに開鍵を依頼する情
報を送信し、情報を受信した管理サーバSVは保管室の
扉を開鍵する情報を送信して保管室の扉を開鍵する。
(Step11)配送依頼者Aは保管室から配送物を出
庫して受け取った後、保管室の扉を施錠する。施錠によ
り、配送物が出庫された旨の情報がネットワークNET
を介して管理サーバSVに送信される。管理サーバSV
は出庫された旨の情報を受信し、当該情報は管理情報と
して登録される。
【0022】なお、管理者Bは必要に応じて配送物保管
ボックスBOXの管理情報を表示させることで配送物保
管ボックスBOXを管理することができる。
【0023】配送物保管ボックスBOXは、図4に示す
ように、ボックス管理部B12と制御部B11とから構
成される。
【0024】ボックス管理部B12は、複数の保管室か
らなり、各保管室は保管空間と各保管室間を隔絶する仕
切りと、保管室に配送物を入出庫するための扉と、制御
部B11からの電気的信号の伝送により施錠及び開鍵を
行う電子錠B13とから構成される。
【0025】制御部B11は、主制御機構(CPU)B
1と記憶機構B2と通信制御機構B3と施錠制御機構B
4と入出力制御機構B5と内部伝達機構B8と操作パネ
ルとカードリーダーB6とから構成される。記憶機構B
2には、管理サーバSVに変更状況情報を送信する機能
を有するプログラム等が記憶される。通信制御機構B3
は、ネットワークNETを介した管理サーバSVと配送
物保管ボックスBOXとの情報の送受信を制御する。施
錠制御機構B4は各保管室の電子錠B13と回線を介し
て接続されている。すなわち、電気的に接続されてい
る。施錠制御機構B4は、管理サーバSVからの開鍵施
錠指令に基づいて開鍵又は施錠するための信号を開鍵又
は施錠する一の電子錠B13に伝送する。入出力制御機
構B5は、操作パネル及びカードリーダーB6からの入
出力を制御する。
【0026】電子錠B13及び錠制御機構B4は、変更
状況情報伝達機構としての機能も有しており、各保管室
が開鍵の状態から施錠の状態に変更された旨(つまり配
送依頼者A又は配送業者Cによって施錠された旨)を表
す変更状況情報を前記通信制御機構B3に伝達する。電
子錠B13は、扉の開鍵と施錠を行うと共に、開鍵から
施錠への状況の変更を検知し施錠制御機構B4に状況の
変更を伝送する。施錠制御機構B4は、電子錠B13か
ら伝送される情報に保管室識別番号を付加し、変更状況
情報として通信制御機構B3に伝送する。通信制御機構
B3は、前記変更状況情報を管理サーバSVにネットワ
ークNETを介して送信する。なお、変更状況情報伝達
機構としては、前記電子錠B13及び施錠制御機構B4
に限らず、温度状況(冷凍手段を有するか否か等)を管
理し前記制御部B11に伝達するための機構等でもよ
い。
【0027】管理サーバSVは、図3に示すように、主
制御機構31(CPU)と記憶機構32と通信制御機構
33と入出力制御機構34と内部伝達機構38とから構
成される。
【0028】管理サーバSVの記憶機構32には、メイ
ンプログラムと管理情報DBと受注情報DBと開鍵依頼
判断情報DBとが記憶されている。
【0029】管理情報DBには各保管室毎に一つのレコ
ード単位として、配送物保管ボックスBOXを管理する
ための管理情報が記憶される(図9等参照)。例えば、
各レコードは、(1)各保管室を識別する保管室番号と、
(2)各保管室の設置場所と、(3)日付と、(4)前記日付に
おいて各保管室が使用中であるか、予約であるか、使用
可能であるかを表す使用状況情報と、(5)予約番号等と
から構成される。(4)は各保管室の状況を示す状況情報
であり、(2)(3)は保管室条件情報である。ここで、説明
上、保管室番号が同一であっても日付を異にする保管室
は、別個の保管室として考える。したがって、前記各保
管室とは、異なる保管室番号及び異なる日付を有する保
管室を意味する。なお、管理情報DBに記憶される情報
は、前記情報に限るのではなく、状況情報として各保管
室の温度を含めたり、また、保管室条件情報として各保
管室の大きさを含めたり、冷凍物不可である旨を含める
等は必要に応じて任意である。
【0030】受注情報DBには、配送依頼者からの各受
注毎に一つのレコード単位として、配送依頼者Aからの
注文に基づいて配送物を配送するために必要な情報が記
憶される(図9等参照)。例えば、各レコードは、(1)
各配送依頼者を識別するための依頼者番号と、(2)配送
依頼者が配送を希望する希望日と、(3)配送依頼者が配
送を希望する配送物名と配送物個数と、(4)配送依頼者
が配送を希望する第一希望場所と、第一希望場所の次に
配送を希望する第二希望場所と、(5)配送物を保管する
ために必要な使用保管室数と、(6)予約番号から構成さ
れる。(2)(4)は配送依頼者が希望する保管室の条件を指
定する保管室条件指定情報である。なお、各DBに記憶
される情報は、前記情報に限るのではなく、保管室条件
指定情報として希望する保管室の大きさや、冷凍可能で
ある旨を含めること等は、必要に応じて任意である。
【0031】開鍵依頼判断情報DBには、配送依頼者の
情報(依頼者情報)と配送業者の情報(配送業者情報)
とが含まれている(図9等参照)。配送依頼者の情報に
は、各開鍵依頼情報毎に一つのレコード単位として、配
送依頼者が保管室を開鍵するための情報が含まれてい
る。例えば、配送依頼者の情報の各レコードには、(1)
依頼者番号と、(2)配送依頼者に固有のパスワードと(3)
氏名とが含まれている。配送業者情報には、各開鍵依頼
情報毎に一つのレコード単位として、配送業者Cが保管
室を開鍵するための情報が含まれている。例えば、配送
者情報の各レコードには、(1)配送業者番号と、(2)配送
業者Cに固有のパスワードと(3)氏名(名称)とが含ま
れている。また、配送依頼者を管理するために、付属情
報として、依頼者住所や、依頼者電話番号や、依頼者の
端末のアドレス等を含めることや、配送業者情報にも同
様に、配送業者住所や、配送業者電話番号や、配送業者
の端末のアドレスを含めることは実施に応じて任意であ
る。
【0032】メインプログラムは主制御機構31におい
て用いられ、主として、開鍵依頼情報登録機能P1と、
開鍵機能P2と、管理情報更新機能P3と、管理情報表
示機能と、受注情報登録機能P4と、予約機能P5と、
予約完了情報表示機能と、予約未完了情報表示機能とが
ある。開鍵依頼情報登録機能P1とは、開鍵依頼判断情
報を開鍵依頼判断情報DBに登録する機能である。これ
により、依頼者番号や配送業者番号、パスワード等を開
鍵依頼判断情報DBに登録し、統合的に管理することが
できる。開鍵機能P2とは、配送業者Cや配送依頼者A
からの開鍵依頼が正当であるか否かを判断し、正当であ
る場合は保管室の開鍵を行う機能である。これにより、
正当な開鍵依頼者にのみ保管室を開鍵することができ
る。管理情報更新機能P3とは、配送物保管ボックスB
OXの各保管室の状況情報である使用状況情報等をほぼ
リアルタイムに管理情報DBに反映させる機能である。
この機能により、管理情報DBはほぼリアルタイムに配
送物保管ボックスBOXの情報を有することができる。
管理情報表示機能とは、管理情報DBから必要な情報を
抽出して表示する機能である。これにより、管理者Bは
管理情報DBの情報を把握し、配送物保管ボックスBO
Xを管理することができる。受注情報登録機能P4と
は、配送依頼者Aからの注文内容に基づいて作成される
受注情報を受注情報DBに登録する機能である。この機
能により、受注情報を管理することができる。予約機能
P5とは、受注情報に適合する保管室を管理情報DBか
ら検索し、当該保管室を予約する機能である。この機能
により、配送物を配送する保管室を予め予約しておくこ
とが可能となる。予約完了情報表示機能とは、管理情報
DBと発注情報DBとから必要な情報を抽出して予約完
了を確認するための情報を表示する機能である。これに
より、予約完了を確認することができ、管理者Bは予約
完了情報を使用して配送依頼者Aや配送業者Cに連絡す
ることができる。予約未完了情報表示機能とは、受注情
報DBから必要な情報を抽出して予約未完了を確認する
ための情報を表示する機能である。これにより、予約未
完了を確認することができ、管理者Bは予約未完了情報
を使用して配送依頼者Aや配送業者Cに連絡することが
できる。(各機能の詳細な動作については後述する。)
【0033】次に本発明の第一の実施の形態を図5のフ
ローチャートのStepごとに説明する。主制御機構3
1は、メインプログラムのメインメニュー表示機能によ
り、メインメニュー(図6)を表示し、管理者Bに所望
する処理を選択するよう入力を促す。前記選択は、画面
の所定の位置をクリックすることにより行われる。な
お、配送依頼者Aは2000年5月1日に注文動作をお
こなうものとし、配送依頼者Aが指定する配送希望日は
2000年5月3日であるとし、配送業者Cは配送希望
日である2000年5月3日に配送物を保管室に入庫す
るものとし、入庫された配送物は配送依頼者Aにより配
送希望日である2000年5月3日に出庫されるものと
し、配送依頼者Aの出庫作業前には配送業者Cの入庫作
業は終了しているものとする。また、管理情報DBの容
量や管理の便宜等を考慮し、管理情報DBのレコードは
必要に応じて随時追加及び削除されるものとする。ここ
では管理情報DBは、日付の情報が当日から3日間以内
であるレコードから構成されるものとし、日付が変わる
毎(午前0時)に(1)日付が「当日前」であり、かつ使
用状況情報が「使用可能」であるレコードは、削除さ
れ、(2)日付が「当日から3日後」であり、かつ使用状
況情報が「使用可能」であるレコードが追加されるもの
とする。削除及び追加されるレコードはDBの容量等に
応じて任意であるが、少なくとも配送物保管ボックスB
OXを管理するために必要な情報は管理情報DBに存在
する必要があるため、使用状況情報が「使用可能」以外
であるレコードは、保管室の状況(保管室から配送物が
出庫されず使用中のままである等)を管理するために削
除されないものとする。また、煩雑を避けるため、図に
記載される各DBは説明に必要なレコードのみを記載
し、その他のレコードは省略されている。
【0034】(Step1:図5)管理者Bは、メイン
メニュー(図6)の「開鍵依頼情報登録」のボタンをク
リックする。主制御機構31は管理者Bのクリック動作
を検知して、メインプログラムの開鍵情報登録機能を起
動し、以下の動作を行う。(1)主制御機構31は、入出
力装置37に開鍵情報登録画面(図7)を表示させ、配
送依頼者の情報の登録であるか配送業者情報の登録であ
るかの選択を促す画面を表示させる。(2)管理者Bは
「依頼者情報登録」のボタンをクリックする。(3)主制
御機構31は管理者Bのクリック動作を検知して、入出
力装置37に依頼者情報登録画面(図8)を表示させ、
管理者Bに依頼者の情報の登録を促す。(4)管理者B
は、依頼者情報登録画面(図8)に所定の項目を入力
し、「完了」ボタンをクリックする。(5)主制御機構3
1は前記クリックにより入力完了を検知し、入力情報を
一つのレコード単位として、開鍵依頼判断情報DBの依
頼者の情報に登録する。
【0035】以下に前記動作(Step1)の一動作例
を示す(図9太線部参照)。図9は各DB及び各機能を
模式的に表した図である。配送依頼者Aから電話等によ
り登録を依頼された管理者Bは、依頼に基づいて配送依
頼者Aに固有の依頼者番号とパスワードを付与し、依頼
者登録画面(図8)に依頼者番号「01023」とパス
ワード「123」と氏名「A」を入力する。入力完了後
に、管理者Bは「完了」ボタンをクリックし、主制御機
構31に入力完了の旨を伝える。入力完了を検知した主
制御機構31は入力情報を一つのレコード単位として、
開鍵依頼判断情報DBに登録する。また、前記登録が完
了すると、管理者Bは配送依頼者Aに依頼者番号「01
023」を記憶させたIDカードを配布する。
【0036】(Step2:図5)管理者Bは、メイン
メニュー(図6)の「開鍵依頼情報登録」のボタンをク
リックする。主制御機構31は管理者のクリック動作を
検知して、メインプログラムの開鍵情報更新機能を作動
させ、以下の動作を行う。(1)主制御機構31は、入出
力装置37に開鍵情報登録画面(図7)を表示させ、依
頼者の情報の登録であるか配送業者情報の登録であるか
の選択を促す画面を表示させる。(2)管理者Bは「配送
業者情報登録」のボタンをクリックする。(3)主制御機
構31は管理者Bのクリック動作を検知して、入出力装
置37に配送業者情報登録画面(図10)を表示させ、
管理者Bに配送業者情報の登録を促す。(4)管理者B
は、配送業者情報登録画面(図10)に所定の項目を入
力し、「完了」ボタンをクリックする。(5)主制御機構
31は前記クリックにより入力完了を検知し、入力情報
を一つのレコード単位として、開鍵依頼判断情報DBの
配送業者情報に登録する。
【0037】以下に前記動作(Step2)の一例を示
す(図11太線参照)。配送業者Cから電話等により登
録を依頼された管理者Bは、依頼に基づいて配送業者C
に固有の配送業者番号「900」とパスワード「99
9」を付与し、配送業者情報登録画面(図10)に配送
業者番号「900」とパスワード「999」と氏名(名
称)「C」を入力する。入力完了後に、管理者Bは完了
を「完了」ボタンをクリックし、主制御機構31に入力
完了の旨を伝える。入力完了を検知した主制御機構31
は入力情報を一つのレコード単位として、開鍵依頼判断
情報DBに登録する。また、前記登録が完了すると、管
理者Bは配送業者Cに依頼者番号「900」を記憶させ
たIDカードを配布する。
【0038】(Step3:図5)管理者Bは配送依頼
者Aからインターネットや電話・FAX等で注文を受注
すると、メインメニュー(図6)から「受注情報入力」
ボタンをクリックする。クリック動作を検知した主制御
機構31は、メインプログラムの受注情報登録機能P4
を作動させ、以下の動作を行う。(1)主制御機構31
は、入出力装置37に受注情報入力画面を表示させ、管
理者Bに依頼者Aからの受注情報の入力を促す。(2)管
理者Bは前記受注情報を受注情報入力画面(図12)の
項目に従って所定の場所に入力し、「完了」ボタンをク
リックする。(3)主制御機構31は管理者Bのクリック
により入力完了を検知し、入力された情報を、受注情報
として記憶機構32に記憶する。(4)前記受注情報を受
注情報DBに登録する。例えば、配送依頼者Aの注文内
容が、依頼者番号「01023」、配送希望日「200
0年5月3日」、配送を希望する配送物名とその個数
「リンゴ 10個」、希望場所「東京駅」であると、以
下のようになる(図13太線部参照)。(1)主制御機構
31は、入出力装置37に受注情報入力画面(図12)
を表示させ、管理者Bに配送依頼者Aからの受注情報の
入力を促す。(2)管理者Bは前記受注情報を受注情報入
力画面(図12)の項目に従って所定の場所に入力す
る。入力完了後に、管理者Bは「完了」ボタンをクリッ
クする。(3)入力完了を検知した主制御機構31は、入
力された情報依頼者番号「01023」、配送希望日
「2000年5月3日」、配送を希望する配送物名とそ
の個数「リンゴ10個」、希望場所「東京駅」を、受注
情報として記憶機構32に記憶する。(4)前記受注情報
を一つのレコード単位として、受注情報情報DBに登録
する。(5)予約機能P5を起動する。
【0039】(Step4:図5)主制御機構31は、
メインプログラムの予約機能P5を起動し、以下の動作
を行う。予約機能P5の一動作を図14に示す。(1)検
索条件となる情報(保管室条件指定情報)を受注情報か
ら取得する。(2)予約機能P5のプログラムにおいてあ
らかじめ指定されている検索条件(使用状況情報「使用
可能」)に前記取得した情報を追加し、前記取得した情
報と使用状況情報「使用可能」を検索条件として、検索
条件に適合する保管室を検出するまで管理情報DBから
検索する。(3)条件を満たす適合保管室があるか判断す
る。(4)条件を満たす保管室(以下、適合保管室とい
う)が検出された場合は、当該適合保管室のレコードを
記憶し、当該適合保管室が予約されたことを表すために
当該適合保管室のレコードの使用状況情報を「使用可
能」から「予約」に更新する。(5)Step3で受注情
報DBに登録されたレコードと前記管理情報DBから検
出された適合保管室のレコードとを関係付けるために、
受注情報DBに登録されたレコードの「予約番号」項目
と、前記管理情報DBの適合保管室のレコードの「予約
番号」項目に同一の予約番号を付加する。(6)予約が完
了した旨を表示するために、予約完了表示機能(後述)
を起動する。(7)条件を満たす適合保管室が検出されな
い場合は、予約不可能である旨を表示するために、予約
未完了表示機能(後述)を起動する。
【0040】以下に前記動作(Step4)の一例を示
す(図15太線部参照)。図15は予約機能P5起動前
の各DB及び各機能の状態を模式的に表した図であり、
図16(太線部)は予約機能完了後の各DB及び各機能
の状態を模式的に表した図である。(1)主制御機構31
は、受注情報から保管室条件指定情報である希望場所情
報「東京駅」、配送の希望日「00/5/3」を取得す
る。(2)検索条件として使用状況情報「使用可能」に設
置場所情報「東京駅」と日付「00/5/3」を追加
し、設置場所情報が「東京駅」であり、かつ、日付が
「00/5/3」であり、かつ、使用状況情報が「使用
可能」であることを検索条件として管理情報DBを検索
する。(3)その結果、適合保管室として管理情報DBの
保管室番号「101」(日付「00/5/3」)が検出
される。(4)適合保管室があるので、管理情報DBの当
該適合保管室のレコードである保管室番号「101」
(日付「00/5/3」)のレコードを記憶し、当該レ
コードの使用状況情報を「使用可能」から「予約」に更
新する。(5)前記Step3において受注情報DBに登
録されたレコードの「予約番号」項目と、管理情報DB
の前記適合保管室「101」(日付「00/5/3」)
のレコードの「予約番号」項目とに同一の予約番号「1
0010」を付加する。(6)管理者Bに予約が完了した
旨を連絡するため、予約完了情報表示機能を起動する。
【0041】主制御機構31は、前記予約機能P5の動
作を検知して、予約完了情報表示機能を起動し、以下の
動作を行う。予約完了情報表示機能の一動作を以下に示
す。(1)前記受注情報から予約を確認するために必要な
情報を抽出する。(2)管理情報DBの適合保管室のレコ
ードから予約を確認するために必要な情報を抽出する。
(3)前記情報から予約完了情報を作成する。(4)予約完了
情報を表示する。以下に前記動作の一例を示す(図17
太線参照)。(1)受注情報から、予約を確認するために
必要な情報として、依頼者番号「01023」、配送希
望日「2000年5月3日」、配送を希望する配送物名
とその個数「リンゴ 10個」、希望場所「東京駅」を
抽出する。(2)管理情報DB適合保管室のレコードか
ら、予約を確認するために必要な情報として、保管室番
号「101」を抽出する。(3)前記情報を併合して、情
報依頼者番号「01023」、配送希望日「2000年
5月3日」、配送を希望する配送物名とその個数「リン
ゴ 10個」、希望場所「東京駅」、保管室番号「10
1」から構成される予約完了情報を作成する。(4)前記
予約完了情報を表示(図18)する。予約完了情報の表
示により、管理者Bは予約の結果を確認し、配送依頼者
Aに対して予約完了情報に基づいて配送物が配送される
旨を連絡することができ、また、配送業者Cに対して予
約完了情報に基づいて配送物を配送するよう発注するこ
とができる。
【0042】なお、Step4で検索した結果、受注情
報に適合する保管室が検出されない場合は予約未完了表
示機能を起動し、以下の動作を行う。(1)前記受注情報
から予約が未完了である旨を確認するために必要な情報
を抽出する。(2)前記情報から予約未完了情報を作成す
る。(3)予約未完了情報を表示する(図19)。予約未
完了情報の表示により、管理者Bは予約の結果を確認
し、依頼者Aに配送が不可能であることを報告すること
ができる。
【0043】また、Step4の予約機能P5には配送
に必要数の保管室を予約する機能を付加することもでき
る(第2の実施の形態Step3−1、Step4−
1)。さらに、第一希望場所の保管室が予約不可能な場
合に次希望場所の保管室を予約する機能を付加すること
もできる(第3の実施の形態Step3−2、Step
4−2)。この予約機能P5については後述する。
【0044】(Step7:図5)配送業者Cは管理者
BからインターネットやFAXや電話等によって取得し
た予約完了情報に基づいて配送物を配送する。例えば、
配送業者Cは予約完了情報に基づいて品物「リンゴ10
個」を用意し、配送希望日「00/5/3」に、指定さ
れた場所「東京駅」の配送物保管ボックスBOXの保管
室「101」に配送物を配送する。
【0045】(Step8:図5)配送業者Cは配送希
望日に配送物を指定された保管室に入庫するために、ネ
ットワークNETを介して管理サーバSVに開鍵を依頼
する開鍵依頼情報を送信する。例えば、配送業者Cは配
送業者番号「900」、パスワード「999」及び予約
番号「10010」を送信する。配送業者番号は事前に
配送業者Cに配布したIDカードを配送物保管ボックス
BOXに付属するIDカードリーダーB6で読み取るこ
とにより得られ、また、パスワードと予約番号は付属の
操作パネルに入力されることにより得られる。前記開鍵
依頼情報の入力を検知した配送物保管ボックスBOXの
制御機構は、前記開鍵依頼情報を配送物保管ボックスB
OXの通信制御機構B3及びネットワークNETを介し
て管理サーバSVに送信する。なお、開鍵依頼情報の入
力は、一体型の操作パネルやカードリーダーB6に限ら
ず、別途入力端末を設けることも可能である。
【0046】管理サーバSVは開鍵依頼情報を通信制御
機構33を介して受信する。開鍵依頼情報を取得した主
制御機構31は当該開鍵依頼情報を記憶し、メインプロ
グラムの開鍵機能P2を起動し、以下の動作を行う。開
鍵機能P2とは、開鍵依頼情報を受信し、受信した情報
に基づいて該当する保管室の扉を開鍵する機能である。
開鍵機能P2の一動作を図20に示す。(1)開鍵依頼情
報を取得する。(2)開鍵依頼情報を開鍵依頼判断情報D
Bの配送業者情報の各レコードと照合して、開鍵依頼情
報が正確か否かを判断する。(3)開鍵依頼情報と前記各
レコードのうち一のレコードに含まれる情報とが適合し
ない(開鍵依頼情報が正確でない)場合は、開鍵不可能
な旨を表す情報を配送物保管ボックスBOXの表示装置
B6に送信し通知する。(4)開鍵依頼情報と前記各レコ
ードのうち一のレコードとが適合した場合は、開鍵依頼
情報に含まれる予約番号をもとに管理情報DBを検索
し、前記予約番号が含まれるレコードの使用状況情報が
「予約」であるか確認する。(5)「予約」でない場合
は、開鍵不可能な旨を表す情報を配送物保管ボックスB
OXの表示装置に送信し通知する。(6)「予約」である
場合は、当該予約番号に該当する保管室番号を取得す
る。(7)配送物保管ボックスBOXに当該保管室番号の
保管室を開鍵する旨の開鍵指令情報を送信する。
【0047】以下に前記動作(開鍵機能)の一例を示す
(図21太線参照)。(1)配送業者Cが送信した配送業
者番号「900」とパスワード「999」と予約番号
「10010」を開鍵依頼情報として取得する。(2)配
送業者番号「900」とパスワード「999」とが適切
であるかを判断するため、開鍵依頼判断情報DBの配送
業者情報の各レコードと照合する。(4)開鍵依頼情報で
ある配送業者番号「900」とパスワード「999」が
配送業者情報の一のレコードに含まれる情報と適合する
ので、開鍵依頼情報の予約番号「10010」をもとに
管理情報DBを検索し、管理情報DBの予約番号「10
010」が含まれるレコードの使用状況情報が「予約」
であるかを確認する。(6)前記使用状況情報が「予約」
であるので、管理情報DBの予約番号「10010」が
含まれるレコードの保管室番号「101」を取得する。
(7)配送物保管ボックスBOXに保管室番号「101」
を開鍵する旨の開鍵指令情報を送信する。
【0048】配送物保管ボックスBOXが管理サーバS
Vからの開鍵指令情報を受信すると、主制御機構B1は
前記開鍵指令情報を検知し、施錠制御機構B4に開鍵指
令を伝送し、施錠制御機構B4は開鍵指令情報に従って
保管室の電子錠B13を開鍵する。例えば、施錠制御機
構B4は開鍵指令の保管室番号「101」の電子錠B1
3に開鍵を指令する電気的信号を送信する。
【0049】(Step9:図5)配送業者Cは、開鍵
指令情報により開鍵した保管室に配送物を入庫した後、
保管室の電子錠B13により扉を施錠する。施錠によ
り、電子錠B13は保管室の状況の変更を検知し施錠制
御機構B4に伝送する。施錠制御機構B4は電子錠B1
3から伝送される情報に保管室識別番号を付加し、変更
状況情報として通信制御機構B3に伝送する。通信制御
機構B3は、前記変更状況情報を管理サーバSVにネッ
トワークNETを介して送信する。例えば、変更状況情
報として保管室番号「101」使用状況情報「施錠」が
ネットワークNETを介して管理サーバSVに送信され
る。
【0050】管理サーバSVは前記変更状況情報を受信
状況情報として受信すると、主制御機構31は前記受信
状況情報を記憶し、メインプログラムの管理情報更新機
能P3を起動させ、以下の動作を行う。管理情報更新機
能P3とは、配送物保管ボックスBOXから受信する受
信状況情報に基づいて管理情報DBの状況情報を更新す
る機能である。管理情報更新機能P3の動作を図22に
示す。(1)受信状況情報を取得する。(2)管理情報に含ま
れる保管室(施錠された保管室)を管理情報DBから検
索する。(3)該当する保管室が管理情報DBから検索さ
れない場合は、更新不可能な旨を入出力装置37に表示
する。(4)該当する保管室が管理情報DBから検出され
た場合は、受信状況情報に基づいて検出された保管室の
レコードの状況情報を更新する。
【0051】以下に前記動作の一例を示す。図23太線
部は管理情報更新機能P3の起動前の各DB等の状態を
表した図であり、図24太線部は管理情報更新機能P3
の起動後の各DB等の状態を表した図である。図23に
示すように、配送業者Cが配送物を保管室「101」に
配送物を入庫し施錠した状態は、受信状況情報が、保管
室番号「101」、使用状況情報「施錠」であり、一
方、管理情報DBが、保管室番号「101」、使用状況
情報「予約」である。(1)受信状況情報(保管室番号
「101」、使用状況情報「使用中」)を取得する。
(2)前記受信状況情報の保管室番号「101」に基づい
て管理情報DBの保管室番号「101」を検索する。
(4)該当する保管室が管理情報DBから検出されるの
で、当該検出された保管室のレコードの状況情報である
使用状況情報を更新する。具体的には、検出された保管
室のレコードの使用状況情報が「予約」であれば「使用
中」に更新し、「使用中」であれば「使用可能」に更新
する。ここでは、検出された保管室の使用状況情報が
「予約」であるので、「使用中」に更新する。(図2
3、図24参照)。なお、管理情報更新機能P3におい
て、管理情報DBの使用状況情報には、前記情報に限ら
ず、電子錠B13が開鍵された旨を表す「開鍵中」を含
めることも可能である。この場合は、変更状況情報伝達
機構から「施錠」の状況を表す旨の情報のほかに「開
鍵」の状況を表す旨の情報が送信され、この情報に基づ
いて管理情報DBの使用状況情報が更新される。管理情
報DBの使用状況情報において「開鍵中」の情報を管理
することができ、管理者Aは電子錠B13の施錠忘れ等
を把握することができる。また、更新される状況情報は
使用状況情報に限らず、温度状況を管理する情報等を含
めてもよい。例えば、配送物保管ボックスBOXの変更
状況情報伝達機構に温度状況を伝達する機能を含み、管
理情報DBに登録されている温度状況情報を更新する場
合は、(4)において、管理情報DBに登録されている温
度状況情報を受信状況情報に含まれる温度状況情報に基
づいて更新する。
【0052】(Step10:図5)配送依頼者Aは、
配送物を保管室から出庫するために、配送物保管ボック
スBOXからネットワークNETを介して管理サーバS
Vに開鍵を依頼する情報として開鍵依頼情報を送信す
る。例えば、配送物保管ボックスBOXから管理サーバ
SVに対して開鍵依頼情報として依頼者番号「0102
3」とパスワード「123」と予約番号「10010」
とを送信する。依頼者番号は事前に配送依頼者Aに配布
したIDカードを配送物保管ボックスBOXに付属する
IDカードリーダーB6で読み取ることにより得られ、
また、パスワードと予約番号は付属の操作パネルに入力
されることにより得られる。前記開鍵依頼情報の入力を
検知した配送物保管ボックスBOXの制御機構は、開鍵
依頼情報を配送物保管ボックスBOXの通信制御機構B
3及びネットワークNETを介して管理サーバSVに送
信する。なお、開鍵依頼情報の入力は、一体型の操作パ
ネルやカードリーダーB6に限らず、別途入力端末を設
けることも可能である。
【0053】管理サーバSVは、開鍵依頼情報を通信制
御機構33を介して受信する。開鍵依頼情報を取得した
主制御機構31は開鍵依頼情報を記憶し、メインプログ
ラムの開鍵機能P2を作動させ、以下の動作を行う。開
鍵機能P2とは、配送依頼者Aから送信される開鍵依頼
情報を受信し、受信した情報に基づいて該当する保管室
の扉を開鍵する機能である。開鍵機能P2の動作を図2
5に示す。開鍵機能P2は、Step8の開鍵機能P2
とほぼ同様である。以下に一例を示す(図26太線参
照)。(1)配送依頼者Aが送信した依頼者番号「010
23」とパスワード「123」と予約番号「1001
0」を開鍵依頼情報として取得する。(2)開鍵依頼情報
の依頼者番号「01023」とパスワード「123」と
が適切であるかを判断するため、開鍵依頼判断情報DB
の配送業者情報の各レコードと照合して、開鍵依頼情報
が正確であるか否かを判断する。(4)開鍵依頼情報の依
頼者番号「01023」とパスワード「123」が開鍵
依頼判断情報DBの依頼者の情報の一のレコードに含ま
れる情報と適合するので、開鍵依頼情報の予約番号「0
1023」をもとに管理情報DBを検索し、管理情報D
Bの予約番号「10010」が含まれるレコードの使用
状況情報が「使用中」であるかを確認する。(6)前記使
用状況情報が「使用中」であるので、管理情報DBの予
約番号「10010」が含まれるレコードの保管室番号
「101」を取得する。(7)配送物保管ボックスBOX
に保管室番号「101」を開鍵する旨の開鍵指令情報を
送信する。
【0054】配送物保管ボックスBOXは、管理サーバ
SVからの開鍵指令情報を受信すると、主制御機構B1
は前記開鍵指令を検知し、施錠制御機構B4に前記開鍵
指令を伝送し、施錠制御機構B4は開鍵指令情報に従っ
て保管室の電子錠B13を開鍵するために、開鍵指令情
報の保管室番号「101」の電子錠B13に開鍵を指令
する電気的信号を送信する。
【0055】(Step11:図5)配送依頼者Aは、
開鍵指令情報により開鍵した保管室から配送物を出庫し
た後、保管室の電子錠B13により扉を施錠する。施錠
により、電子錠B13は保管室の状況の変更を検知し施
錠制御機構B4に伝送する。施錠制御機構B4は電子錠
B13から伝送される情報に保管室識別番号を付加し、
変更状況情報として通信制御機構B3に伝送する。通信
制御機構B3は、前記変更状況情報を管理サーバSVに
ネットワークNETを介して送信する。例えば、管理情
報として保管室番号「101」、使用状況情報「施錠」
がネットワークNETを介して管理サーバSVに送信さ
れる。例えば、変更状況情報として保管室番号「10
1」使用状況情報「施錠」がネットワークNETを介し
て管理サーバSVに送信される。
【0056】管理サーバSVは、前記変更状況情報を受
信状況情報として受信すると、主制御機構31は前記変
更状況情報を記憶し、メインプログラムの管理情報更新
機能P3を起動させ、以下の動作を行う。管理情報更新
機能P3の動作はStep9と同じである(図22参
照)。以下に一例を示す。図27太線部は管理情報更新
機能P3の起動前の各DB等の状態を表した図であり、
図28太線部は管理情報更新機能P3の起動後の各DB
等の状態を表した図である。図27に示すように、配送
依頼者Aが配送物を保管室「101」から出庫し施錠し
た状態は、受信状況情報が、保管室番号「101」、使
用状況情報「施錠」であり、一方、管理情報DBが、保
管室番号「101」、使用状況情報「使用中」である。
(1)受信状況情報(保管室番号「101」、使用状況情
報「施錠」)を取得する。(2)前記受信状況情報の保管
室番号「101」に基づいて管理情報DBの保管室番号
「101」を検索する。(4)該当する保管室が管理情報
DBから検出されるので、当該検出された保管室のレコ
ードの状況情報である使用状況情報を更新する。具体的
には、検出された保管室のレコードの使用状況情報が
「使用中」であるので、「使用中」から「使用可能」に
更新する。
【0057】また、管理者Bは必要に応じて、管理情報
DBから配送物保管ボックス管理に必要な情報を抽出す
る。管理者Bはメインメニュー(図6)の「管理情報表
示」ボタンをクリックする。主制御機構31は管理者B
のクリック動作を検知して、メインプログラムの管理情
報表示機能を起動し、以下の動作を行う。(1)管理情報
DBから配送物保管ボックス管理に必要な情報を抽出し
取得する。(2)前記取得した情報を抽出管理情報として
入出力装置37に表示する。なお、情報の抽出は、あら
かじめ管理情報表示機能のプログラムに設定された情報
が抽出されるようにしてもよく、また、管理情報表示機
能のプログラムに抽出する情報を指定する機能を追加し
て、管理者Aが指定する情報のみを抽出するようにして
もよい。
【0058】(第2の実施の形態) 第2の実施の形態として、Step4の予約機能P5に
保管室数を考慮した保管室数機能を追加することができ
る。保管室数機能を有する予約機能とは、適合する保管
室を入庫に必要な数だけ確保するために、適合する保管
室を確保するごとにメインプログラムの適合保管室数を
カウントアップし、適合保管室数が受注情報DBの使用
保管室数情報と一致するまで、前記適合保管室の検索及
び適合保管室のレコードの記憶を繰り返す機能である。
具体的には、Step3及びStep4に代えて以下の
Step3−1とStep4−1となる。
【0059】(Step3−1)管理者Bは配送依頼者
Aからインターネットや電話・FAX等で注文を受注す
ると、メインメニュー(図6)から受注情報入力ボタン
をクリックする。前記クリック動作を検知した主制御機
構31は、メインプログラムの受注情報更新機能を作動
させる。受注情報更新機能の動作はStep3と同一で
ある。以下に前記動作の一例を示す。配送依頼者Aの注
文内容が、依頼者番号「01023」、配送希望日「2
000年5月3日」、配送を希望する配送物名とその個
数「リンゴ 10個」、希望場所「東京駅」、使用保管
室数「2」であると以下のようになる(図29太線部参
照)。(1)主制御機構31は、入出力装置37に受注情
報入力画面(図30)を表示させ、管理者Bに配送依頼
者Aからの受注情報の入力を促す。(2)管理者Bは前記
受注情報を受注情報入力画面(図30)の項目に従って
所定の場所に入力する。入力完了後に、管理者Bは「完
了」ボタンをクリックする。(3)入力完了を検知した主
制御機構31は、入力された依頼者番号「0102
3」、配送希望日「2000年5月3日」、配送を希望
する配送物名とその個数「リンゴ 10個」、希望場所
「東京駅」、使用保管室数「2」を、受注情報として記
憶機構32に記憶する。(4)前記受注情報を一つのレコ
ード単位として、受注情報DBに登録する。
【0060】(Step4−1)主制御機構31は、メ
インプログラムの保管室数付き予約機能P5を起動し、
以下の動作を行う。ここで、メインプログラムの保管室
数付き予約機能P5とは、管理情報DBと受注情報とを
照合し、受注情報に適合する保管室を管理情報DBから
検索し、使用する保管室を必要な数だけ予約する機能で
ある。予約機能P5の一動作例を図31に示す。(1)管
理情報DBの検索を始めるポイント(検索ポイント)を
初期値(先頭のレコード)に設定する。(2)検索条件と
なる情報(保管室条件指定情報)を受注情報から取得す
る。(3)予約機能P5のプログラムにおいてあらかじめ
指定されている検索条件(使用状況情報「使用可能」)
に前記取得した情報を追加し、前記取得した情報と利用
状況「利用可能」を検索条件として、条件を満たす適合
保管室を検出するまで、管理情報DBを検索する。検索
は検索ポイントから始める。(4)条件を満たす適合保管
室があるか判断する。(5)条件を満たす適合保管室が検
出された場合は、検出した適合保管室のレコードを記憶
し、記憶した適合保管室の数を表す適合保管室数をカウ
ントアップする。さらに、次の検索において前記適合保
管室のレコードの次のレコードから管理情報DBの検索
を始めるために検索ポイントを記憶する。(6)適合保管
室数は充足したか否か(適合保管室数と使用保管室数が
同一か否か)を判断する。適合保管室数を充足しない
(適合保管室数と使用保管室数が同一でない)場合は、
再度(3)から始める。(7)保管室数を充足した場合は、当
該適合保管室が予約されたことを表すために前記記憶し
た適合保管室のレコードの使用状況情報を「予約」に更
新する。(8)Step3−1で受注情報DBに登録され
たレコードと前記管理情報DBから検出された適合保管
室のレコードとを関係付けるために、受注情報DBに登
録されたレコードの「予約番号」項目と、前記管理情報
DBの適合保管室のレコードの「予約番号」項目に同一
の予約番号を付加する。(9)予約が完了した旨を表示す
るために、予約完了表示機能を起動する。(10)条件を満
たす適合保管室がない場合は、予約不可能である旨を表
示するために、予約未完了表示機能を起動する。
【0061】以下に前記動作の一例を示す。図32は予
約機能P5起動前の状態を表し、図33は予約機能完了
後の状態を表す。(1)管理情報DBの検索を始めるポイ
ント(検索ポイント)を初期値として管理情報DBの保
管室番号「101」(日付「00/5/1」)のレコー
ドに設定する。(2)主制御機構31は、受注情報から希
望場所情報「東京駅」、配送の希望日が「00/5/
3」を取得する。(3)設置場所情報が「東京駅」であ
り、かつ、日付が「00/5/3」であり、かつ、状況
情報が「使用可能」であることを条件として管理情報D
Bを検索する。検索は検索ポイントから始める。(4)条
件を満たす適合保管室があるか判断する。その結果、適
合保管室として管理情報DBの保管室番号「101」
(日付「00/5/3」)が検出される。(5)管理情報
DBの保管室番号「101」(日付「00/5/3」)
のレコードを適合保管室のレコードとして記憶する。適
合保管室数をカウントアップし、「0」から「1」に更
新する。さらに、次の検索において前記適合保管室のレ
コードの次のレコードから検索を始めるために管理情報
DBの検索ポイントを保管室番号「102」(日付「0
0/5/1」)のレコードに記憶する。(6)適合保管室
は充足したか否かを判断するために、適合保管室数
「1」と使用保管室数「2」を照合し、一致するか否か
を判断する。適合保管室数と使用保管室数が一致してい
ないため、再度(4)から始める。(4)検索ポイントである
保管室番号「102」(日付「00/5/1」)のレコ
ードから前記同一の条件で管理情報DBを検索する。
(4)条件を満たす適合保管室があるか判断する。その結
果、受注に適合する保管室として管理情報DBの保管室
番号「102」(日付「00/5/3」)が検出され
る。(5)管理情報DBの前記保管室番号「102」のレ
コードを適合保管室のレコードとして記憶する。適合保
管室数をカウントアップし、「1」から「2」に更新す
る。さらに、次の検索において前記適合保管室の次の保
管室から検索を始めるために管理情報DBの検索ポイン
トを保管室番号「103」(日付「00/5/1」)の
レコードに記憶する。(6)適合保管室は充足したか否か
を判断するために、適合保管室数「2」と使用保管室数
「2」を照合し、一致するか否かを判断する。(7)適合
保管室数と使用保管室数が一致するため、記憶した適合
保管室である保管室番号「101」(日付「00/5/
3」)及び保管室番号「102」(日付「00/5/
3」)のレコードに基づいて、管理情報DBの保管室番
号「101」(日付「00/5/3」)、保管室番号
「102」(日付「00/5/3」)のレコードの使用
状況情報を「使用可能」から「予約」に更新する。(8)
前記Step3−1において受注情報DBに登録された
レコードの「予約番号」項目と、管理情報DBの前記適
合保管室「101」(日付「00/5/3」)のレコー
ド及び「102」(日付「00/5/3」)のレコード
の「予約番号」項目とに同一の予約番号「10010」
を付加する。(6)管理者Bに予約が完了した旨を連絡す
るため、予約完了表示機能を起動する。
【0062】(第3の実施の形態) 第3の実施の形態として、Step4の予約機能P5に
希望場所を複数考慮した場所機能を追加することができ
る。希望場所を複数考慮した場所機能予約機能とは、受
注情報DBの最優先の場所情報に基づいて管理情報DB
を検索した結果、使用可能な保管室が検索されなかった
場合には、次に優先順位が高い場所情報を利用して検索
を行う機能である。具体的には、Step3及びSte
p4に代えて以下のStep3−2及びStep4−2
となる。
【0063】(Step3−2)管理者Bは配送依頼者
Aからインターネットや電話・FAX等で注文を受注す
ると、メインメニュー(図6)から受注情報入力ボタン
をクリックする。前記クリック動作を検知した主制御機
構31は、メインプログラムの受注情報更新機能を起動
する。受注情報更新機能の動作はStep3と同一であ
る。例えば、配送依頼者Aの注文内容が、依頼者番号
「01023」、配送希望日「2000年5月3日」、
配送を希望する配送物名とその個数「リンゴ 10
個」、第一希望場所「東京駅」で第二希望場所「新宿
駅」であると、以下のようになる(図34参照)。(1)
主制御機構31は、入出力装置37に受注情報入力画面
(図35)を表示させ、管理者Bに配送依頼者Aからの
受注情報の入力を促す。(2)管理者Bは前記受注情報を
受注情報入力画面(図35)の項目に従って所定の場所
に入力する。入力完了後に、管理者Bは「完了」ボタン
をクリックする。(3)入力完了を検知した主制御機構3
1は、入力された情報依頼者番号「01023」、配送
希望日「2000年5月3日」、配送を希望する配送物
名とその個数「リンゴ 10個」、第一希望場所「東京
駅」で第二希望場所「新宿駅」を、受注情報として記憶
機構32に記憶する。(4)前記受注情報を一つのレコー
ド単位として、受注情報情報DBに登録する。(5)予約
機能P5を起動する。
【0064】(Step4−2)主制御機構31は、メ
インプログラムの予約機能P5を起動し、以下の動作を
行う。ここで、メインプログラムの予約機能P5とは、
管理情報DBと受注情報とを照合し、受注情報に適合す
る保管室を管理情報DBから検索し、使用する保管室を
優先順位の高い配送希望場所順に予約する機能である。
予約機能P5の一動作例を図36に示す。(1)受注情報
から第一希望場所及びその他の情報(保管室条件指定情
報)を取得する。(2)予約機能P5のプログラムにおい
てあらかじめ指定されている検索条件(使用状況情報
「使用可能」)に前記取得した情報を追加し、前記取得
した情報と使用状況情報「使用可能」を検索条件とし、
検索条件に適合する適合保管室を管理情報DBから検出
するまで検索を行う。(3)条件を満たす適合保管室があ
るか判断する。(4)条件を満たす適合保管室が検出され
ない場合は、次希望配送場所があるか確認する。(5)次
希望配送場所がない場合は、予約不可能な旨を表示する
ために予約未完了表示機能を起動する。(6)次希望配送
場所がある場合は、受注情報から次希望場所を取得し、
検索条件の希望場所を前希望場所から次希望場所に更新
する。再度(2)から始める。(7)条件を満たす適合保管室
が検出された場合は、当該適合保管室のレコードを記憶
し、当該適合保管室が予約されたことを表すために当該
保管室のレコードの使用状況情報を「使用可能」から
「予約」に更新する。(8)Step3−2で受注情報D
Bに登録されたレコードと前記管理情報DBから検出さ
れた適合保管室のレコードとを関係付けるために、管理
情報DBの前記適合保管室のレコードの「予約番号」項
目と、前記受注情報に基づいて受注情報DBに登録され
たレコードの「予約番号」項目に同一の予約番号を付加
する。(9)予約が完了した旨を表示するために、予約完
了表示機能を起動する。
【0065】以下に前記動作の一例を示す。図37は予
約機能P5起動前の各DB等の状態を模式的に表した図
であり、図38は予約機能完了後の各DBの状態等を模
式的に表した図である。(1)受注情報から第一希望配送
場所「東京駅」、配送の希望日「00/5/3」を取得
する。(2)主制御機構31は、設置場所情報が「東京
駅」であり、かつ、日付が「00/5/3」であり、か
つ、使用状況情報が「使用可能」であることを検索条件
として、条件を満たす適合保管室が検出されるまで管理
情報DBを検索する。(3)検索の結果、条件を満たす保
管室が検出されない。(4)第二希望配送場所があるか判
断する。(6)第二希望場所があるので、受注情報から第
二希望場所「新宿駅」を取得し、検索条件を「東京駅」
から「新宿駅」に更新する。再度(2)から始める。(2)主
制御機構31は、設置場所情報が「新宿駅」であり、か
つ、日付が「00/5/3」であり、かつ、使用状況情
報が「使用可能」であることを条件として管理情報DB
を検索する。(3)検索の結果、条件を満たす適合保管室
として管理情報DBの保管室番号「103」(日付「0
0/5/3」)が検出される。(7)この検索結果に基づ
いて、保管室番号「103」(日付「00/5/3」)
のレコードを適合保管室のレコードとして記憶し、の使
用状況情報を「使用可能」から「予約」に更新する。
(8)前記Step3−2において受注情報DBに登録さ
れたレコードの「予約番号」項目と、管理情報DBの前
記適合保管室として検出された保管室番号「103」
(日付「00/5/3」)のレコードの「予約番号」項
目とに同一の予約番号「10010」を登録する。(9)
予約が完了した旨を表示するために、予約完了表示機能
を起動する。
【0066】(第4の実施の形態) 第4の実施の形態として、さらに、Step4の予約機
能P5にStep4−1の保管室数機能とStep4−
2の場所機能を追加することができる。具体的には、S
tep3及びStep4に代えて以下のStep3−3
及びStep4−3となる。
【0067】(Step3−3)管理者Bは配送依頼者
Aからインターネットや電話・FAX等で注文を受注す
ると、メインメニュー(図6)から受注情報入力ボタン
をクリックする。前記クリック動作を検知した主制御機
構31は、メインプログラムの受注情報更新機能を起動
する。受注情報更新機能の動作はStep3と同一であ
る。以下に前記動作の一例を示す。例えば、配送依頼者
Aの注文内容が、依頼者番号「01023」、配送希望
日「2000年5月3日」、配送を希望する配送物名と
その個数「リンゴ 10個」、第一希望場所「東京
駅」、第二希望場所「新宿駅」、使用保管室数「2」で
あると、以下のようになる(図39太線部参照)。(1)
主制御機構31は、入出力装置37に受注情報入力画面
(図40)を表示させ、管理者Bに配送依頼者Aからの
受注情報の入力を促す。(2)管理者Bは前記受注情報を
受注情報入力画面(図40)の項目に従って所定の場所
に入力する。入力完了後に、管理者Bは「完了」ボタン
をクリックする。(3)入力完了を検知した主制御機構3
1は依頼者番号「01023」、配送希望日「2000
年5月3日」、配送を希望する配送物名とその個数「リ
ンゴ 10個」、第一希望場所「東京駅」、第二希望場
所「新宿駅」、使用保管室数「2」を受注情報として記
憶機構32に記憶する。(4)前記受注情報を一つのレコ
ード単位として、受注情報情報DBに登録する。(5)予
約機能P5を起動する。
【0068】(Step4−3)主制御機構31は、メ
インプログラムの予約機能P5を起動し、以下の動作を
行う。ここで、メインプログラムの予約機能P5とは、
管理情報DBと受注情報とを照合し、受注情報に適合す
る保管室を管理情報DBから検索し、使用する保管室を
優先順位の高い配送希望場所順に、使用する保管室数分
だけ予約する機能である。予約機能P5の一動作例を図
41に示す。(1)管理情報DBの検索を始めるポイント
(検索ポイント)を初期値(先頭のレコード)に設定す
る。(2)受注情報から第一希望場所及びその他の情報
(保管室条件指定情報)を取得する。(3)前記取得した
情報と使用状況情報「利用可能」を検索条件とし、条件
を満たす適合保管室を管理情報DBから検出するまで検
索を行う。(4)条件を満たす適合保管室があるか判断す
る。(5)条件を満たす適合保管室が検出された場合は、
当該検出された適合保管室のレコードを記憶し、記憶し
た適合保管室の数を表す適合保管室数をカウントアップ
する。さらに、次の検索において前記適合保管室のレコ
ードの次のレコードから検索を始めるために検索ポイン
トを記憶する。(6)適合保管室数を充足したか判断す
る。適合保管室数を充足しない場合は、再度(3)からは
じめる。(7)適合保管室数を充足した場合は、当該適合
保管室のレコードを記憶し、当該適合保管室が予約され
たことを表すために記憶した適合保管室のレコードの使
用状況情報を「予約」に更新する。(8)Step3−3
で受注情報DBに登録されたレコードと前記管理情報D
Bから検出された適合保管室のレコードとを関係付ける
ために、前記受注情報DBに登録されたレコードの「予
約番号」項目と、管理情報DBの前記適合保管室のレコ
ードの「予約番号」項目とに同一の予約番号を付与す
る。(9)予約が完了した旨を表示するために、予約完了
表示機能を起動する。(10)条件を満たす適合保管室が検
出されない場合は、受注情報に次希望配送場所があるか
を確認する。(11)次希望配送場所がない場合は、予約不
可能である旨を表示するために、予約未完了表示機能を
起動する。(12)次希望配送場所がある場合は、受注情報
から次希望場所を取得し、検索条件の希望場所を前希望
場所から次希望場所に更新する。(13)適合保管室数を0
に更新し、記憶した適合保管室の記憶を消去し、さら
に、検索ポイントを初期値に戻して、再度(3)からはじ
める。
【0069】以下に前記動作の一例を示す。図42は予
約機能P5起動前の各DBの状態等を模式的に表した図
であり、図43は予約機能完了後の各DBの状態等を模
式的に表した図である。(1)管理情報DBの検索を始め
るポイント(検索ポイント)を初期値として管理情報D
Bの先頭のレコードに設定する。(2)受注情報から第一
希望配送場所「東京駅」、希望日「00/5/3」を取
得する。(3)設置場所情報が「東京駅」であり、かつ、
日付が「00/5/3」であり、かつ、使用状況情報が
「使用可能」であることを条件として管理情報DBを検
索する。(4)検索の結果、条件を満たす適合保管室「1
01」(日付「00/5/3」)が検出される。(5)適
合保管室があるので、保管室番号「101」(日付「0
0/5/3」)のレコードを適合保管室のレコードとし
て記憶し、適合保管室数を「1」にし、さらに、次の検
索において前記適合保管室「101」(日付「00/5
/3」)のレコードの次のレコードから検索を始めるた
めに検索ポイントを管理情報DBの保管室番号「10
2」(日付「00/5/1」)のレコードに設定する。
(6)適合保管室数「1」と使用保管室数「2」とを比較
し、適合保管室数は充足していないことを判断する。再
度(3)から始める。(3)前記記憶した検索ポイント(保管
室番号「102」日付「00/5/1」のレコード)か
ら前記同一の条件で管理情報DBを検索する。(4)条件
を満たす適合保管室が検出されない。(10)第二配送希望
場所があるか確認する。(12)第二配送場所を取得し、検
索条件を「東京駅」から「新宿駅」に変更する。(13)適
合保管室数「1」を「0」にし、記憶した適合保管室
「101」(日付「00/5/3」)のレコードの記憶
を消去する。さらに、検索ポイントを初期値に戻し、再
度(3)から始める。(3)設置場所情報が「新宿駅」であ
り、かつ、日付が「00/5/3」であり、かつ、状況
情報が「使用可能」であることを条件として管理情報D
Bを検索する。(4)検索の結果、条件を満たす適合保管
室「101」が検出される。(5)保管室「103」(日
付「00/5/3」)のレコードを適合保管室のレコー
ドとして記憶し、適合保管室数を「1」にし、さらに、
次の検索において前記適合保管室「103」(日付「0
0/5/3」)のレコードの次のレコード(保管室「1
04」日付「00/5/1」のレコード)から検索を始
めるために検索ポイントを記憶する。(6)適合保管室数
「1」と使用保管室数「2」とを比較し、保管室数は充
足していないことを判断する。再度(3)から始める。(3)
前記記憶した検索ポイント(保管室「104」日付「0
0/5/1」のレコード)から前記同一の条件で管理情
報DBを検索する。(4)検索の結果、条件を満たす保管
室「104」が検出される。(5)保管室「104」を適
合保管室として記憶し、適合保管室数を「2」にし、さ
らに、次の検索において前記適合保管室「104」のレ
コードの次のレコード(保管室「105」日付「00/
5/1」のレコード)から検索を始めるために検索ポイ
ントを記憶する。(6)適合保管室数「2」と使用保管室
数「2」とを比較し、保管室数は充足したことを判断す
る。(7)記憶された適合保管室「103」(日付「00
/5/3」)及び「104」(日付「00/5/3」)
のレコードに基づいて、管理情報DBの保管室番号「1
03」(日付「00/5/3」)及び保管室番号「10
4」(日付「00/5/3」)のレコードの使用状況情
報を「使用可能」から「予約」に更新する。(8)Ste
p3−3で受注情報DBに登録されたレコードと前記管
理情報DBから検出された適合保管室のレコードとを関
係付けるために、前記受注情報DBに登録されたレコー
ドの「予約番号」項目と、前記検出された管理情報DB
の保管室番号「104」(日付「00/5/3」)及び
保管室番号「105」(日付「00/5/3」)のレコ
ードの「予約番号」項目とに同一の番号「10010」
を登録する。(9)予約が完了した旨を表示するために、
予約完了表示機能を起動する。
【0070】次に本発明の実施の形態の応用例について
説明する。本応用例においては、まず、受注情報入力画
面(図12、図30、図40)は配送依頼者Aの端末に
表示される。したがって、配送依頼者Aが受注情報入力
画面に受注情報を入力することができる。また、予約完
了情報(図18)及び予約未完了情報(図19)は配送
依頼者Aの端末に表示される。これにより、管理者Bを
介することなく、配送依頼者Aは直接予約完了情報又は
予約未完了情報を確認することができる。
【0071】また、配送業者Cの端末に予約完了情報を
送信するために、予約完了情報送信機能を備える。予約
完了情報送信機能とは、配送業者Cに予約完了情報に基
づいて配送物の配送を依頼するために、配送業者Cの端
末に予約完了情報を送信する機能である。以下に予約情
報送信機能の動作を示す。(1)管理サーバSVは、配送
依頼者Aに配送業者Cを特定するための情報の入力を促
すために、配送依頼者Aの端末に配送業者特定画面(図
44)を表示する。(2)前記配送業者特定画面に入力さ
れた情報を受信した管理サーバSVは、前記入力された
情報に基づいて、予め記憶機構32に記憶されている配
送業者の情報から、特定された配送業者Cの端末のアド
レスを取得し、予約完了情報を特定された配送業者Cの
端末に送信する。これにより、管理者Bを介することな
く、配送依頼者Aが直接配送業者Cを指定して配送を依
頼することができ、管理サーバSVはネットワークNE
Tを介して配送業者Cの配送業業務を円滑にかつ安全に
管理することができる。
【0072】なお、実施に応じて図2の本発明の使用概
要例に以下のStep0、Step12を追加すること
も可能である(図5)。Step0により、配送業者C
が配送可能な配送物の品目を予め配送依頼者Aに通知す
ることができ、配送業者Cが配送物を用意できないとい
う事態の発生を防ぐことができる。Step30によ
り、管理者Bと配送依頼者A及び配送業者Cとの間の代
金請求及び支払いをすることができる。ただし、Ste
p0、Step12は本発明の使用過程において追加さ
れるStepであり、本発明自体になんら影響を及ぼす
ものではない。
【0073】(Step0:図5)配送業者Cは配送可
能な配送物の品目を管理者Bに通知する。管理者Bは配
送業者Cの通知に基づいて品目情報DBに品目名を登録
する。品目情報DBは配送業者Cの通知により更新され
る。品目情報DBに登録された情報は、必要な情報のみ
(例えば品目名や値段等)を抽出して、品目リストとし
て依頼者に配布される。配送依頼者Aは前記品目リスト
の範囲で配送物を注文することができる。(Step1
2:図5)管理者Bは依頼者Aに代金を請求する。ま
た、管理者Bは配送業者Cの請求に従って代金を支払
う。
【0074】以上、各実施の形態の形態では、配送物保
管ボックスBOXを駅に設置する場合について説明した
が、本発明では設置場所を問わない。
【0075】
【発明の効果】本発明の配送物保管ボックスの集中管理
システムによれば、配送物保管ボックスを統合的・集中
的に管理することができる。すなわち、本発明によれ
ば、配送依頼者の希望に適合する保管室を事前に予約し
たり、最優先で希望する場所に設置される保管室に予約
可能なボックスが存在しない場合でも次に希望する場所
に設置される保管室を予約したり、使用する保管室数を
確保したり、配送物によっては冷蔵保管する等の管理が
可能である。また、依頼者及び配送業者の情報を管理す
ることにより、当該依頼者等が正当である場合のみ開鍵
するなどの管理が確実に行え、配送物の円滑かつ安全な
流通システムを将来的に実現することが可能となる。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のネットワークの構成を
示す図である。
【図2】上記実施の形態の配送依頼者と配送物保管ボッ
クスと管理サーバと配送業者との関係を示す図である。
【図3】上記実施の形態の管理サーバの構成を示す図で
ある。
【図4】上記実施の形態の配送物保管ボックスの構成を
示す図である。
【図5】上記実施の形態の配送依頼者と配送物保管ボッ
クスと管理サーバと配送業者との関係を示す図である。
【図6】上記実施の形態のメインメニューを示す図であ
る。
【図7】上記実施の形態の開鍵情報登録画面を示す図で
ある。
【図8】上記実施の形態の依頼者情報登録画面を示す図
である。
【図9】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を示
す図である。
【図10】上記実施の形態の配送業者情報登録画面を示
す図である。
【図11】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図12】上記実施の形態の受注情報の登録画面を示す
図である。
【図13】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図14】上記実施の形態の予約機能のフローチャート
である。
【図15】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図16】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図17】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図18】上記実施の形態の予約完了情報の表示画面を
示す図である。
【図19】上記実施の形態の予約未完了情報の表示画面
を示す図である。
【図20】上記実施の形態の開鍵機能のフローチャート
である。
【図21】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図22】上記実施の形態の管理情報更新機能のフロー
チャートである。
【図23】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図24】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図25】上記実施の形態の開鍵機能のフローチャート
である。
【図26】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図27】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図28】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図29】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図30】上記実施の形態の受注情報入力画面を示す図
である。
【図31】上記実施の形態の保管室の予約機能のフロー
チャートである。
【図32】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図33】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図34】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図35】上記実施の形態の受注情報入力画面を示す図
である。
【図36】上記実施の形態の保管室の予約機能のフロー
チャートである。
【図37】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図38】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図39】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図40】上記実施の形態の受注情報入力画面を示す図
である。
【図41】上記実施の形態の場所の予約機能のフローチ
ャートである。
【図42】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図43】上記実施の形態の管理サーバのシステム例を
示す図である。
【図44】上記実施の形態の配送業者特定画面を示す図
である。
【図45】従来の配送物保管ボックスの正面側の図であ
る。
【符号の説明】
31 主制御機構 32 記憶機構 33 通信制御機構 34 入出力制御機構 37 入出力制御機構 38 内部伝達機構 B1 主制御機構 B2 記憶機構 B3 通信制御機構 B4 施錠制御機構 B5 入出力制御機構 B6 カードリーダー B8 内部伝達機構 B11 制御部 B12 ボックス管理部 B13 電子錠 P1 開鍵依頼情報登録機能 P2 開鍵機能 P3 管理情報更新機能 P4 受注情報登録機能 P5 予約機能 A 配送依頼者 B 管理者 C 配送業者 BOX 配送物保管ボックス SV 管理サーバ NET ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 17/60 118 G06F 17/60 118 (56)参考文献 特開 平3−102497(JP,A) 特開 平6−259666(JP,A) 特開 平11−151154(JP,A) 特開 平2−171957(JP,A) 特開 昭62−109166(JP,A) 特開2002−8130(JP,A) 特開2001−266019(JP,A) 特開2002−291027(JP,A) 特開 平2−187859(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 29/12 - 29/122 G06F 17/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配送物を保管する複数の保管室と、この
    各保管室に設けられる電子錠付きの個別の扉とを備えた
    配送物保管ボックスと、この配送物保管ボックスを複数
    個管理する管理サーバと、配送依頼者の端末とが互いに
    有する通信制御機構を介してインターネット等のネット
    ワークに接続され、 配送物保管ボックスは、各保管室の使用の状況が変更さ
    れた旨を表す変更状況情報を伝達する変更状況情報伝達
    機構を備え、この変更状況情報伝達機構は上記通信制御
    機構と接続され、 管理サーバは、各保管室毎に一つのレコード単位として
    各保管室毎に配送物保管ボックスを管理するために、少
    なくとも、配送物保管ボックスの設置場所と、配送物名
    と、日付と、前記日付において各保管室が使用中で使用
    不能か又は使用されておらず使用可能かを表す使用状況
    情報が含まれた管理情報からなる管理情報DBを備え、
    ネットワークを介して接続された配送物保管ボックスか
    ら送信される前記変更状況情報を受信状況情報として受
    信する手段と、この受信した受信状況情報に基づいて管
    理情報DBの状況情報を更新する手段と、管理情報DB
    から配送物保管ボックス管理に必要な情報を抽出して構
    成される情報を抽出管理情報として表示する手段とを有
    するとともに、 更に、管理サーバは、配送依頼者から受注した注文内容
    に従って配送物を配送するために必要な情報を、各受注
    毎に一つのレコード単位として管理する受注情報を含む
    受注情報DBを備え、前記受注情報には配送依頼者が配
    送を希望する希望日と、配送依頼者が配送を希望する場
    所を表す場所指定情報が一つ以上含まれ、各場所指定情
    報ごとに配送依頼者が配送を希望する優先順位が設けら
    れており、 配送依頼者からの受注情報の入力を促す手段と、当該受
    注情報を記憶する手段と、当該受注情報を一つのレコー
    ド単位として受注情報DBに登録する手段と、当該受注
    情報に含まれる希望日に保管室が使用可能であることを
    検索条件として、最優先の場所指定情報に基づいて管理
    情報DBを検索し、使用可能な保管室が検索されない場
    合には、次に優先順位が高い場所指定情報を利用して検
    索を行い、適合する適合保管室を検出するまで管理情報
    DBを検索する検索手段と、適合保管室が検出された場
    合には当該適合保管室のレコードを記憶する記憶手段
    と、当該適合保管室が配送物配送のために予約されたこ
    とを表すために当該適合保管室のレコードの使用状況情
    報を使用可能を表す情報から予約を表す情報に更新する
    手段と、前記受注情報DBに登録されたレコードと前記
    管理情報DBから検出された当該適合保管室のレコード
    とを関係付ける手段と、当該適合保管室が予約されたこ
    とを確認するために必要な情報から構成される予約完了
    情報を作成する手段と、前記予約完了情報を表示する手
    段と、適合保管室が検出されない場合には予約未完了を
    確認するために必要な情報から構成される予約未完了情
    報を作成する手段と、予約未完了情報を表示する手段と
    を有することを特徴とする配送物保管ボックスの集中管
    理システム。
  2. 【請求項2】 前記受注情報には、配送物を保管するた
    めに必要な使用保管室数が含まれており、適合保管室数
    が受注情報の使用保管室数と一致するまで、前記検索手
    段を繰り返すことを特徴とする前記請求項1記載の配送
    物保管ボックスの集中管理システム。
  3. 【請求項3】 前記管理サーバは、ネットワークを介し
    て、一つ以上の配送業者の端末に接続されており、 一の配送業者の端末を特定するための配送業者識別情報
    の入力を促す手段と、前記特定された配送業者の端末に
    前記予約完了情報を送信する手段を備えることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の配送物保管ボックスの
    集中管理システム。
  4. 【請求項4】 配送業者が配送物を指定された保管室に
    入庫した後、保管室の扉を施錠することにより、配送物
    が入庫された旨の情報をネットワークを介して管理サー
    バに送信し、当該情報を前記管理情報DBに登録するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の配送物保管
    ボックスの集中管理システム。
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