JP3367872B2 - 連続鋳造時の生産命令採片順決定方法 - Google Patents

連続鋳造時の生産命令採片順決定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主にスラブを鋳造
する連続鋳造における生産命令の採片順決定方法に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】連続鋳造において浸漬ノズルの詰まりを
解消するために数チャージ毎に浸漬ノズルの交換を実施
しているが、浸漬ノズル交換実施部の鋳片は、過去の品
質評価実績よりその前後十数メートルにわたり品質悪化
部とし、高グレード品質要求材には紐付ないようにして
いる。また、浸漬ノズル交換実施部位はチャージあたり
の溶鋼量の変動、溶鋼温度、ノズルの詰まり状況等によ
って変動するため、生産命令の作成段階にて予めノズル
交換部位を正確に予測することは不可能である。しかし
ながら、従来、連続鋳造時の生産命令の採片順は、生産
命令の作成段階において溶鋼成分、スラブサイズより決
定した予定採片順通りに必ず採片を行っていた。このた
め、浸漬ノズル交換による品質悪化部を含む鋳片におい
ては、確実に要求品位を満たし生産命令を変更すること
なく次工程へ鋳片を直接搬送することが難しかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な問題点を解決し、ノズル交換による品質悪化部の鋳片
においても確実に次工程へ直接搬送できる生産命令の採
片順決定方法を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、連続鋳造時の
生産命令採片順を決定する際に、定常部鋳片と浸漬ノズ
ルの交換時に発生する低グレード材と認識する非定常部
鋳片を生産命令作成段階から予め組み込み、該生産命令
から非定常部鋳片を別エリアに抽出すると共に定常部鋳
片の採片を行い、非定常部鋳片が発生した時には予定し
ていた生産命令採片順に別エリアに抽出していた非定常
部鋳片を優先的に組込むように変更することを特徴とす
るものである。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の生産命令採片順決定方法
は、生産命令採片順を決定する際に、定常部鋳片と浸漬
ノズルの交換時に発生する低グレード材と認識する非定
常部鋳片を生産命令作成段階から予め組み込み、該生産
命令から非定常部鋳片を別エリアに抽出すると共に定常
部鋳片の採片を行い、非定常部鋳片が発生した時には予
定していた生産命令採片順に別エリアに抽出していた非
定常部鋳片を優先的に組込むことにより、浸漬ノズル交
換部鋳片を低グレード生産命令として確実に採片し、合
格と判定されることにより生産命令を変更することなく
直接次工程に搬送することを可能とするものである。 【0006】まずはじめに、本発明の実施構成例を図1
に基づいて詳細に説明する。1は生産計画用計算機であ
り2はそれと接続された制御用計算機である。生産計画
用計算機にて作成された連続鋳造の生産命令は伝送にて
制御用計算機に送信され、制御用計算機では鋳造にとも
ない順次、鋳片と生産命令を紐付けを実施する。また、
3はノズル交換予約用ボタン、4は鋳片の送り出し速度
を検出するセンサであり、各信号は制御用計算機2に入
力されている。操業オペレータによりノズル交換用予約
ボタン3信号が入力された後に、鋳片の送り出しセンサ
4の速度信号が0.05m/分以下になったタイミング
にて制御用計算機にてノズル交換が実施されたと認識す
る。 【0007】次に本発明の実施フローを図2に基づいて
詳細に説明する。連続鋳造において浸漬ノズルのノズル
詰まりを解消するために実施されるノズル交換は数チャ
ージ毎に実施されるが、鋳造する鋼種により詰まり状況
が異なるため、生産計画用の計算機において鋼種別にノ
ズル交換を実施するチャージ数を設定するテーブルを作
成する。生産計画用計算機において連続鋳造の生産命令
を作成する際に、前述のテーブル従い数チャージ毎に、
ノズル交換部の品質悪化部においても問題とならない低
グレード材(第2図aのA−5、A−6、A−7)の注
文を、ノズル交換実施時に発生する品質悪化部の量に相
当する生産命令を予め組み込む。また、組み込まれた低
グレード材注文の生産命令にはそれを識別できるコード
を付与する。 【0008】こうして作成された生産命令は制御用計算
機に送信され、制御用計算機においては受信した生産命
令よりノズル交換部用の低グレード命令(第2図bのA
−5、A−6、A−7)を抽出し、定常部命令とは別エ
リアに抽出し格納する。 【0009】操業における実際のノズル交換実施位置
は、溶鋼鍋毎の溶鋼量の変動、ストランド毎の鋳造速度
差、ノズルの詰まり状況により変動する。ノズルの詰り
状況は、浸漬ノズルの上部に取り付けられたスライディ
ングノズルの開度より計算した理論溶鋼流量と、モール
ドの幅、厚み、鋳造速度、溶鋼比重より計算した実績溶
鋼流量との比より求めたノズル詰り係数を一定周期に算
出することにより認識している。過去の品質欠陥との相
関より浸漬ノズルが詰ると品質が悪化するため、オペレ
ータはノズル詰り係数よりノズルが詰っていると認識す
ると、ノズル交換予約ボタンを押下後鋳造を停止し浸漬
ノズル交換を実施する。この際モールドにおける溶鋼湯
面の上端部を鋳片における浸漬ノズル交換部とする。制
御用計算機においては、通常操業時には鋳造に伴い、第
2図cの如く、定常部の命令の採片を行い、ノズル交換
が実施されると別エリアに抽出してあったノズル交換部
用の低グレード材命令を、第2図dの如く、鋳片におけ
るノズル交換部位前後の命令として採片するとともに、
低グレード材命令が確実に品質悪化部にあたりずれるこ
とが無いように、連続鋳造設備機中内の鋳片切断予定長
さの調整を行う。具体的には低グレード材の最ボトムを
品質悪化部位範囲の最ボトムに固定し切り合わせ位置と
する。その後切り合わせ位置よりボトム側の鋳片の切断
予定長さを生産命令の許容範囲内で高グレード材のトッ
プ位置が切り合わせ位置と一致するように変更する。こ
の際生産命令の許容範囲内のみの鋳片切断長さ変更では
高グレード材のトップ位置と切り合わせ位置を一致させ
ることが不可能な場合には命令制約を無視し、設備的に
搬出可能な範囲内で鋳片切断長さを変更する。また、そ
の後の機中内の鋳片切断長の変更を不可とする。 【0010】図3にて図示するように、ノズル交換部位
に抽出しておいたA−5、A−6、A−7の低グレード
材を採片する際には、ノズル交換部用の命令と鋳造中の
鋳造幅が異なる場合が発生する。そのためノズル交換部
用低グレード材命令に下工程において吸収可能な幅差の
許容範囲を付けておき、採片時にノズル交換実施時のモ
ールドの幅と低グレード材命令の幅との幅差が幅差許容
範囲内かどうかを判定し、許容範囲内の場合には鋳造幅
が命令と異なってもスラブ単重が命令と同一となるよう
に採片長さの補正を実施する。また、溶鋼成分について
も実績の溶鋼成分が命令の許容範囲に含まれるかどうか
を判定する。 【0011】図4にて図示するように抽出されている全
てのノズル交換部用の生産命令の検索を行い条件を満た
す命令が存在しない場合には注文と紐付いていない余材
を振り当てる。これにより、ノズル交換部命令が存在し
ないことによるノズル交換部品質悪化部位への定常操業
部用の高グレード命令の紐付けを防止する。これらによ
り、ノズル交換部位に確実に低グレード材が採片される
ため、生産命令を変更することなく直接次工程に搬送す
ることが可能となるものである。 【0012】 【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
にノズル交換部位にて鋳片の品質が悪化することが明ら
かであるが、発生位置が操業状況により変動する事象に
対して生産計画作成段階からノズル交換部用の命令を組
み込み、実操業時に制御用計算機においてノズル交換の
事象を把握し、動的に生産命令の採片順を制御するもの
でありノズル交換部においても生産命令を変更すること
なく直接次工程に搬送することを可能とするものであり
在庫削減、下工程における熱量原単位の低減等効果が大
きいものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による連続鋳造時の生産命令採片順決定
方法を説明するブロック図である。 【図2】a、b、c、d、eは本発明による生産命令採
片順決定方法の詳細説明図である。 【図3】本発明の命令幅と鋳造幅が異なる場合の説明図
である。 【図4】非定常部鋳片を余材とする場合の説明図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/16 B22D 11/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 連続鋳造時の生産命令採片順を決定する
    際に、定常部鋳片と浸漬ノズルの交換時に発生する低グ
    レード材と認識する非定常部鋳片を生産命令作成段階か
    ら予め組み込み、該生産命令から非定常部鋳片を別エリ
    アに抽出すると共に定常部鋳片の採片を行い、非定常部
    鋳片が発生した時には予定していた生産命令採片順に別
    エリアに抽出していた非定常部鋳片を優先的に組込むよ
    うに変更することを特徴とする連続鋳造時の生産命令採
    片順決定方法。
JP21497297A 1997-08-08 1997-08-08 連続鋳造時の生産命令採片順決定方法 Expired - Fee Related JP3367872B2 (ja)

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