JP3367767B2 - 魚 道 - Google Patents

魚 道

Info

Publication number
JP3367767B2
JP3367767B2 JP24824394A JP24824394A JP3367767B2 JP 3367767 B2 JP3367767 B2 JP 3367767B2 JP 24824394 A JP24824394 A JP 24824394A JP 24824394 A JP24824394 A JP 24824394A JP 3367767 B2 JP3367767 B2 JP 3367767B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fishway
upstream
river
supported
downstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24824394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0881946A (ja
Inventor
敬三 竹尾
Original Assignee
株式会社丸島アクアシステム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社丸島アクアシステム filed Critical 株式会社丸島アクアシステム
Priority to JP24824394A priority Critical patent/JP3367767B2/ja
Publication of JPH0881946A publication Critical patent/JPH0881946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3367767B2 publication Critical patent/JP3367767B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/60Ecological corridors or buffer zones

Landscapes

  • Barrages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川等に設けられ、魚
類が上流側に遡上できると共に、小舟(カヌー,ボート
等)が通行できる魚道に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、河川等にゲート又は堰堤を設け
て上流水をせき止める場合、魚類が川上へ移動するのを
助けるために、水路底に所定の間隔で低い区画壁を設け
ると共に、該各区画壁の上流側に近接して起伏ゲートを
夫々設けた魚道が構築されている(例えば実公昭60−
19143号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、水上スポーツ特
に河川でのカヌーが盛んになっている。しかし、従来の
魚道は、魚類の遡上を目的としたものであり、カヌーや
ボートなどの小舟が通行できないのが現状である。本発
明は、上述のような実状に着目してなされたもので、そ
の目的とするところは、魚類は勿論のこと人が小舟で通
行できる魚道を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、断面溝状を呈する水路形魚道本体を設けて、この
魚道本体の上流側端部下面をローラを介して河川ゲート
により支持すると共に、下流側端部を河川床にヒンジを
介して支承して、下流側を基点として上流側が水位変動
に追従して上下動するように構成し、前記魚道本体内
に、その側壁間を横切る略直立した複数個の堰止体を上
・下流方向に所望の間隔で配設し、該堰止体には小舟等
を通すことができる越流部と、非越流部とを設けたこと
を特徴としている。
【0005】請求項2のように、前記魚道本体の一側が
堤防に近接して設けられ、この魚道本体の他側には河川
の流砂侵入防止体を配設するのが好ましく、請求項3の
ように、前記河川ゲートの下流側に、魚道本体に可及的
に近接して流砂侵入防止体を設けるのが好ましい。
【0006】請求項4のように、前記魚道本体の上流側
端部下面は、揺動抑制用アブソーバにより河川床に支持
されている構成とすることができる。
【0007】請求項5のように、前記堰止体の非越流部
の上流側には、上流面が凹んだ彎曲板からなる流水案内
板が取付けられている構成とすることができる。
【0008】
【作用】本発明によれば、魚道本体の上流側端部下面を
ローラを介して河川ゲートにより支持すると共に、下流
側端部を河川床にヒンジを介して支承して、下流側を基
点として上流側が河川ゲートの水位変動による起伏に追
従して上下動するようになるから、魚道本体に河川水が
常に一定量流入して、堰止体の越流部の水深を一定に保
つことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図5は本発明の第1実施例を示し、1は起伏
式の河川ゲートで、河川2の頭首工3両堤防4,4を横
切って起伏可能に設けられ、図外の駆動手段により駆動
されるようになっており、該ゲート1の一方の堤防4側
端部上端に切欠部5が設けられ、この切欠部5にゲート
回動軸6と平行な軸7を介して取付けられた支承ローラ
8に、魚道本体10の上流側端部がガイドレール9を介
して支持されている。
【0010】前記魚道本体10は、図5に示すように、
上方開放の溝状断面をもつ水路形で、鋼材により成形さ
れ、適所に補強リブ11が設けられ、前記ガイドレール
9は底板10Aの一部に組込まれており、両側壁10
B,10B対向内側面に戸溝12,12が上下流方向に
所望の間隔で複数箇所に設けられ、両側壁10B間を横
切る略直立した複数個の堰止体13が交換可能に前記戸
溝12に嵌装されている。
【0011】そして、前記魚道本体10の下流側端部下
面は、河川床2Aにヒンジ14を介して回動可能に支承
され、床板10A端縁が下方に彎曲されて魚類に対して
やさしくかつ遡上し易いようにしてある。なお、魚道本
体10の上流側端部下面は、シリンダ装置からなる揺動
抑制用アブソーバ15により河川床2Aに支持されてお
り、流水によって魚道本体10が上下方向に揺動するの
を制御している。
【0012】前記堰止体13は、図1,図3,図5に示
すように、カヌー等の小舟16が通行できる越流水深及
び幅を確保した越流部13Aと、非越流部13Bとを備
え、前記戸溝12,12間に嵌装されており、前記非越
流部13Bの上流側には、上流面が凹んだ彎曲板からな
る流水案内板17が取付けられている。したがって、魚
道本体10内を魚類はもとより、人が小舟16で通行す
ることができる。
【0013】前記魚道本体10の河川中央側には、該本
体10の略全長にわたって、ピアノ線入りのゴムシート
等からなる流砂侵入防止体18が取付けられ、該流砂侵
入防止体18の下端を河川床2Aに固定して、魚道本体
10の下側河川床2Aに土砂が堆積しないようにしてあ
る。また、前記河川ゲート1の背面には、前記魚道本体
10の流砂侵入防止体18に可及的に近接して、ゴム製
の扇形ジャバラからなる流砂侵入防止体19が取付けら
れている。
【0014】前記流砂侵入防止体18,19は、ゴムシ
ートに限らず、鋼板等その他の材料によりゲート1及び
魚道本体10の動きを許容する状態に設けることができ
る。さらに、前記流砂侵入防止体に代えて魚道用コンク
リート壁を設けることができ、河川ゲート1とは別個に
魚道本体10を設け、専用の駆動手段により上下動させ
ることも可能である。なお、20は河川床2Aに設けた
砂溜、21は魚類案内部材である。
【0015】上記第1実施例によれば、水位の変動に追
従して河川ゲート1を起伏させることにより、魚道本体
10がヒンジ14を中心としてその上流側が上下動し、
常に魚道本体10内を流れる流水の越流部13Aにおけ
る水深を一定にすることができ、魚類の遡上を容易にす
ると共に、小舟16の蛇行通行が可能であり、水上スポ
ーツ又は魚釣り等を楽しむことができる。
【0016】図6,図7は本発明の第2実施例を示し、
第1実施例と異なるところは、魚道本体10の上流側端
をヒンジ22を介して河川ゲート1の切欠部5に連結す
ると共に、魚道本体10の下流側端部下面に取付けた車
輪23からなる支持体を介して河川床2Aに設けた支持
レール24により移動可能に支持した点であり、第1実
施例と同等の作用効果を期待することができる。したが
って、第1実施例と共通する部分は、図1〜図5と同符
号を付し、詳細説明を省略する。
【0017】なお、第1,第2実施例共に、堰止体13
は、図8に示すように、中央部に非越流部13Bを設け
両側に越流部13Aを設けたアイスハーバー式とし、或
いは、図9に示すように、中央部に越流部13Aを、両
側に非越流部13Bを設けたデニール式とすることがで
き、前記図5に示す堰止体13と取替えることができ
る。
【0018】本発明は、新設又は既設の頭首工に採用で
き、また、前記各実施例に限定されるものではなく、例
えば、河川ゲート1から全く独立した魚道とし、独自の
駆動手段により上下動可能に支持することができ、ま
た、流砂侵入防止体を省略することができ、適宜設計変
更が可能である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は、魚道本体の上流側端部下面をローラを介して河川
ゲートにより支持すると共に、下流側端部を河川床にヒ
ンジを介して支承して、下流側を基点として上流側が河
川ゲートの水位変動による起伏に追従して上下動するよ
うに構成したものであるから、魚道本体に河川水が常に
一定量流入して、堰止体の越流部の水深を一定に保つこ
とができるので、魚類はもとよりカヌーやボート等の小
舟も蛇行通行が可能となって、水上スポーツや魚釣りを
楽しむことができると共に、別個に魚道本体用上下駆動
手段が不要になる。
【0020】また、魚道本体や河川ゲートに流砂侵入防
止体を設けると(請求項2,3)、魚道本体下部の河川
床に土砂が堆積せず、魚道本体の上下動を不能にする恐
れがなくなる。
【0021】さらに、魚道本体を揺動抑制用アブソーバ
により河川床で支持すると(請求項4)、流水によって
魚道本体が上下方向に揺動するのを制御することができ
る。また、堰止体の非越流部の上流側に、上流面が凹ん
だ彎曲板からなる流水案内板を取付けると(請求項
5)、非越流部の流水を案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体概略斜視図であ
る。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図3のC−C線断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図7】図6のD−D線断面図である。
【図8】本発明の実施例における堰止体の他の例を示す
正面図である。
【図9】同堰止体のさらに他の形状例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 河川ゲート 2A 河川床 4 堤防 8 支承ローラ 10 魚道本体 13 堰止体 13A 越流部 13B 非越流部 14 ヒンジ 16 小舟 18 流砂侵入防止体 19 流砂侵入防止体 22 ヒンジ 23 車輪(支持体) 24 支持レール

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面溝状を呈する水路形魚道本体を設け
    て、この魚道本体の上流側端部下面をローラを介して河
    川ゲートにより支持すると共に、下流側端部を河川床に
    ヒンジを介して支承して、下流側を基点として上流側が
    水位変動に追従し上下動するように構成し、前記魚道
    本体内にその側壁間を横切る略直立した複数個の堰止
    体を上・下流方向に所望の間隔で配設し、該堰止体には
    小舟等を通すことができる越流部と、非越流部とを設け
    たことを特徴とする魚道。
  2. 【請求項2】 前記魚道本体の一側が堤防に近接して設
    けられ、この魚道本体の他側には河川の流砂侵入防止体
    を配設したことを特徴とする請求項1記載の魚道。
  3. 【請求項3】 前記河川ゲートの下流側に、魚道本体に
    可及的に近接して流砂侵入防止体を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の魚道。
  4. 【請求項4】 前記魚道本体の上流側端部下面は、揺動
    抑制用アブソーバにより河川床に支持されていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の魚道。
  5. 【請求項5】 前記堰止体の非越流部の上流側には、上
    流面が凹んだ彎曲板からなる流水案内板が取付けられて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    魚道。
JP24824394A 1994-09-06 1994-09-06 魚 道 Expired - Fee Related JP3367767B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24824394A JP3367767B2 (ja) 1994-09-06 1994-09-06 魚 道

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24824394A JP3367767B2 (ja) 1994-09-06 1994-09-06 魚 道

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0881946A JPH0881946A (ja) 1996-03-26
JP3367767B2 true JP3367767B2 (ja) 2003-01-20

Family

ID=17175289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24824394A Expired - Fee Related JP3367767B2 (ja) 1994-09-06 1994-09-06 魚 道

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3367767B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2809423B1 (fr) * 2000-05-24 2003-01-17 Jean Michel Menbeuf Toboggan de franchissement de denivellations pour moyen d'embarcations legeres du type canoes
CN118375105B (zh) * 2024-06-21 2024-08-20 湖南省交通规划勘察设计院有限公司 一种可调式鱼道

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0881946A (ja) 1996-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101044416B1 (ko) 담수용 차수문
JPH0781257B2 (ja) 海水逆流防止自動制御ゲート
JP3367767B2 (ja) 魚 道
JPH0447723B2 (ja)
KR100432521B1 (ko) 안전 스크린이 구비된 하단 배출 겸용 전도식 자동수문
JPH05506701A (ja) 防壁、特に高潮時の潮水路を遮断するための防壁
JP2797700B2 (ja) 傾斜型魚道ゲート装置
KR200364488Y1 (ko) 하천의 방류량 조절기구를 갖춘 제방축조물
JPH09209342A (ja) 景観転倒堰
KR100578256B1 (ko) 하천의 수위조절을 위한 가동보
JPS6027766B2 (ja) 転倒ゲ−トの排砂装置
JP2533694Y2 (ja) 簡易魚道装置
JP6506465B1 (ja) 通船ゲート
JP3613619B2 (ja) 水位追従型フロート式魚道ゲート
JP3747296B2 (ja) 浮動式魚道装置
JP3646822B2 (ja) 回転式ゲート
KR200320510Y1 (ko) 싸이폰 통로의 역할에 의해 수문을 개방시키지 않고유입수를 배출하도록 구성되는 자동보 수문
JPH0340900Y2 (ja)
JP2012122246A (ja) 起伏式流水浸入防止ゲート
JPS6187009A (ja) 逆ラジアルゲ−ト
JPH0529226Y2 (ja)
JP3075109B2 (ja) 貯水構造物から魚道への取水構造
JPS6032196Y2 (ja) 起伏式魚道ゲ−ト装置
RU2196201C2 (ru) Водопропускная секция водозаборного устройства
JP2577713Y2 (ja) ドラム式流量調整設備を用いた魚道

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021001

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees