JP3366839B2 - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

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JP3366839B2
JP3366839B2 JP23843497A JP23843497A JP3366839B2 JP 3366839 B2 JP3366839 B2 JP 3366839B2 JP 23843497 A JP23843497 A JP 23843497A JP 23843497 A JP23843497 A JP 23843497A JP 3366839 B2 JP3366839 B2 JP 3366839B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食器等を洗浄する洗
浄機に関し、特に洗浄水を汲み上げるポンプが空気を吸
い込むことを防止するように改良を加えた洗浄機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の洗浄機は一般に、洗浄室の下方
に洗浄水を貯留する洗浄タンクを設ける一方、その洗浄
タンクの上面に洗浄ノズルとすすぎノズルとを縦軸回り
の回転可能に配設し、洗浄タンク内の洗浄水をポンプに
より汲み上げて洗浄ノズルから食器に向けて噴射するこ
とで洗浄を行ったのち、別途設けられた貯湯タンクから
汲み上げたすすぎ水をすすぎノズルから噴射してすすぎ
を行うようになっている。この間、洗浄ノズルとすすぎ
ノズルとは噴射の反力により回転する。
【0003】上記の洗浄ノズルとすすぎノズルを配設す
る部分の構造としては、従来様々なものが提案されてい
るが、構造並びに組み付け作業の簡易化を図ったものと
して、実用新案登録第2536676号公報に記載され
たものが知られている。このものは、図13に概略を示
すように、洗浄水を吐出する外管aと、すすぎ水を吐出
する内管bとが上向きの二重管状で、かつ内管bの上端
を突出させた状態で配設され、洗浄ノズルcに設けた上
下方向に貫通する軸孔のうちの下面側の軸孔dが外管a
に遊嵌されるとともに、上面側の軸孔に嵌着された軸受
筒eが内管bに嵌合されて、内管bの外周に突設した支
持板fで受けられることで回転可能に支持され、一方の
すすぎノズルgは、内管bの突出端に対して、この内管
bと連通状に回転可能に嵌合された構造である。軸受構
造が簡単であるし、洗浄ノズルcとすすぎノズルgとを
順次に落とし込むようにして組み付けられるので、組み
付け性にも優れるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のもの
は、上記のように構造と組み付け性の簡易化を図ってい
るが故に、特に洗浄ノズルcを組み付ける部分におい
て、下側の軸孔dと外管aとの間に若干の隙間sができ
る構造となっている。この隙間sがないと洗浄ノズルc
が円滑に回転できない。そのため、洗浄を行うべく、洗
浄タンク内の洗浄水がポンプで汲み上げられて、同図の
実線の矢線に示すように外管a内を通って洗浄ノズルc
に吐出される際に、洗浄水の一部が隙間sを通って下方
に噴射されるおそれがある。そうすると、洗浄ノズルc
の下方には洗浄タンクが設けられているので、上記の噴
射された洗浄水が洗浄タンク内に貯留された洗浄水の水
面に勢い良く吹き付けられることで気泡を生じ、これが
ポンプに吸引されていわゆるエアがみを起こす原因とな
っていた。特に、洗浄タンクが浅い場合にエアがみが生
じやすく、エアがみを起こすと、ポンプが十分に能力を
発揮できないという事態を招く。本発明は上記のような
事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、
洗浄タンク内に貯留された洗浄水中に気泡が生ずるのを
抑えることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、洗浄水を貯留する
洗浄タンクの上方には、この洗浄タンク内の洗浄水をポ
ンプを介して吐出する吐出管が上向きに配設され、この
吐出管と連通される洗浄ノズルが、下側の軸孔を前記吐
出管の外周に遊嵌させた状態で回転可能に支持された洗
浄機において、前記吐出管の外周には、前記洗浄ノズル
の下側の軸孔が遊嵌した部分の下方位置に、この遊嵌部
分から洩れて噴出された洗浄水を当てて側方に案内する
鍔状ガイドが設けられ、かつこの鍔状ガイドの突出長さ
が、前記噴出された洗浄水の限界位置に達するように設
定されているところに特徴を有する。ここで限界位置と
は、図9の符号Xに示されるように、遊嵌部分から洩れ
て噴出された洗浄水が鍔状ガイドに至るまでに、径方向
に拡がり得る最大限の位置を示す。請求項2の発明は、
請求項1の発明において、前記鍔状ガイドの周縁が上向
きに屈曲されているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>洗浄ノズルの下側の軸孔と吐出管と
の間にできた隙間から洩れて噴出した洗浄水は、鍔状ガ
イドに当たって側方に案内されたのち洗浄タンクに貯留
された洗浄水に向けて落下する。漏れ出た洗浄水の勢い
が減少されることで貯留された洗浄水中に気泡ができに
くくなり、もってポンプが空気を吸い込むことが極力抑
えられる。 <請求項2の発明>洩れて噴出した洗浄水が鍔状ガイド
により上方に向けられるので、被洗浄物を洗浄すること
に供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
9によって説明する。この実施形態では、例えばケーキ
製造の際に用いるボールや泡立て器のような容器や調理
器具等を洗浄するために用いる容器洗浄機を例示してい
る。まず図1、図2及び図5によって全体構造を説明す
る。この洗浄機は、縦長の箱体1を備えており、この箱
体1内の上部側が洗浄室2となっていて、その前面に出
入口3が開口されているとともに、箱体1内の底部側が
洗浄水を貯留する洗浄タンク4となっている。洗浄タン
ク4内には図示しない投げ込み式のヒータが装備されて
いる。この箱体1の左右の側面の前後両端には、それぞ
れチャンネル形をなす支柱6が溶接により固定され、特
に前側の左右の支柱6は開口部を後方に向けた姿勢を取
っている。4本の支柱6は、上端が箱体1の天井面より
少し突出し、また下端が箱体1の底面より大きく突出し
ている。各支柱6の下端には脚7が設けられて箱体1を
支持しており、これにより洗浄機本体9が構成されてい
る。
【0008】上記した出入口3には、扉10の下縁が揺
動開閉可能に支持されている。洗浄機本体9における出
入口3の下方、左右の側面及び天井面にはそれぞれパネ
ル13が張られており、パネル13の張られた部分で
は、箱体1の回りが二重壁構造となっている。出入口3
の上方には操作部11が設けられているとともに、箱体
1の下方には機械室12が構成されている。上記した扉
10の開閉構造は以下のようである。扉10は二重構造
であって、出入口3の前面を覆うことのできる正面方形
に形成されており、上縁に沿って把手15が設けられて
いるとともに、下縁の左右両側縁が、前側の支柱6の前
面に突設されたブラケット16の軸17によって手前側
への揺動可能に支持されている。
【0009】一方、扉10の裏面の左右の側縁には、ス
トッパアーム19の収納溝21が形成されている。この
収納溝21内には、先端にフック20を設けたストッパ
アーム19の基端部が軸22により回動可能に支持され
ている。また、上記した前側の支柱6には縦方向のスリ
ット24が形成され、ストッパアーム19がそのスリッ
ト24を通してそれぞれ左右の側面の二重壁25内に挿
入可能とされている。二重壁25内には、図2に示すよ
うに、ストッパアーム19の下縁を受ける転動ローラ2
6と、ストッパアーム19のフック20に係止可能な係
止軸27とが並んで設けられている。したがって、図2
に示すように、扉10が閉鎖位置に揺動されると、スト
ッパアーム19の基端側の下縁が転動ローラ26で受け
られつつ、ストッパアーム19は後方の斜め上方を向い
た姿勢を取る。
【0010】係る状態から扉10を開放し、図3に示す
ように、水平姿勢を取るまでに揺動されると、ストッパ
アーム19のフック20が係止軸27に係止されること
で、扉10が水平姿勢を取った開放状態に保持されるよ
うになっている。また、図3の状態から扉10を少し起
こすと、ストッパアーム19のフック20が係止軸27
から後方に抜けるので、引き続いてストッパアーム19
を軸22を中心に手前側に回動させることで、係止軸2
7から外すことができる。ストッパアーム19はスリッ
ト24を通してそのまま扉10側に反転させることがで
き、収納溝21に収納可能となる。左右のストッパアー
ム19を外したのち扉10の保持を解除すると、扉10
はさらに下方に揺動して、図4に示すようにほぼ真下を
向いた姿勢まで揺動され、全開状態とされる。
【0011】扉10を通常状態に戻すには、図4の全開
状態から扉10を起こし、それとともに収納溝21内に
収納されたストッパアーム19を洗浄機本体9側に回動
させて、スリット24を通して二重壁25内に挿入し、
転動ローラ26上に載せる。2本のストッパアーム19
をこのように操作したら、引き続いて扉10を起こして
図2に示すように扉10を閉じればよい。なお、扉10
と洗浄機本体9との間には、扉10の閉鎖動作を助勢す
るためのガススプリング28が介設されている。
【0012】続いて、内部構造を詳細に説明する。図5
に示すように、洗浄室2の上下両側には、洗浄ノズル3
0とすすぎノズル31とが一対ずつ配設されている。機
械室12内には、上洗浄ポンプ32と下洗浄ポンプ33
とが設置されている。各洗浄ポンプ32,33の吸入管
32A,33Aは、上記した洗浄タンク4の底面に並ん
で開口された個別の吸入口35,35と接続されてい
る。下洗浄ポンプ33の吐出管33Bは、洗浄タンク4
の底面から突出して洗浄室2の下面側の中心に臨んでお
り、一方、上洗浄ポンプ32の吐出管32Bは、側面の
二重壁25内を立ち上がって配管されたのち、二重の天
井部内の中心に突出している。
【0013】また、機械室12内には、図示しない貯湯
タンクに接続されたすすぎポンプ36が設置されてお
り、その吐出管37が反対側の側面の二重壁25内を立
ち上がって、二重の天井部の中心に突出しており、また
その吐出管37の途中から分岐された吐出管38が、洗
浄室2の側面から突出して洗浄室2の下面側の中心に臨
んでいる。下側の洗浄水の吐出管33Bとすすぎ水の吐
出管37の互いに突き合わされた突出端には、ノズルホ
ルダ40が上向きに接続され、一方、上側の洗浄水の吐
出管32Bとすすぎ水の吐出管37の互いに突き合わさ
れた突出端には、同ノズルホルダ40が洗浄室2の天井
面を貫通しつつ下向きに接続されている。
【0014】このノズルホルダ40は、真鍮の鋳物によ
って形成されており、下側のものを例に取ると、図6に
示すように、エルボ形をなす外管41の上方を向いた開
口内に、上端を開口した背の高い内管42が同心に嵌装
された二重管構造となっており、外管41の側方を向い
た開口41Aに、下洗浄ポンプ33の吐出管33Bの先
端が接続されている。一方、内管42の下端には、すす
ぎポンプ36の下側の吐出管38の先端が外管41を貫
通して接続されている。
【0015】上記の洗浄ノズル30は、図7にも示すよ
うに、平面正六角形をなす中空状の取付体44を備えて
おり、その側面に120度間隔で突設された3個の取付
口45に、それぞれに噴出チップ47の列設されたノズ
ル46が放射状に取り付けられている。取付体44の上
下両面にはそれぞれ中心孔49,50が形成され、下面
の中心孔49は、ノズルホルダ40の外管41の上端に
外嵌可能となっている。上側の中心孔50の下面側に
は、内管42に緊密に嵌合可能な軸受筒52が取り付け
られている。この軸受筒52の上面にはフランジ部53
が形成され、このフランジ部53の上面に周設された溝
54に複数のボール55が入れられて、環形の回転板5
6で押さえられており、この軸受筒52のフランジ部5
3が取付体44における上面の中心孔50の口縁に下方
から当てられ、ねじ57で止めることによって固定され
ている。なお回転板56は、取付体44の上面の中心孔
50の口縁で抜け止めされている。そして、この洗浄ノ
ズル30に組み付けられた軸受筒52が内管42の上端
から嵌装されて、内管42の外周に突設された支持鍔5
9に摩耗防止板60を介して受けられるとともに、取付
体44の下面の中心孔49が外管41の上端の外側に嵌
められ、係る状態で縦軸回りの回転自由に支持されてい
る。
【0016】一方のすすぎノズル31は、図8にも示す
ようにT字管62を備えており、その横向きの接続口
に、それぞれ噴出チップ64の列設された2本のノズル
63が接続されている。またT字管62の下向きの接続
口の外周には、ワッシャ65を介して取付リング66が
相対的な回転可能に嵌装されるとともに、シールリング
67が嵌装され、止め輪68により一体的に組み付けら
れている。そして、このすすぎノズル31は、取付リン
グ66を内管42の上端に切られた雌ねじに螺着して、
シールリング67を介して水密状に固定され、T字管6
2ともども2本のノズル63が縦軸回りの回転自由に支
持されている。
【0017】洗浄室2の上面側では、詳細には図示され
ていないが、下面側とは逆向きに、同様の手順により洗
浄ノズル30とすすぎノズル31とがそれぞれ回転自由
に支持されている。なお、ボール55を介して回転自由
に装着された回転板56は、下側では機能しないが、上
側では、回転板56がすすぎノズル31の取付リング6
6に載った状態で組み付けられるため、回転板56が、
洗浄ノズル30をすすぎノズル31とは別に縦軸回りに
回転させ得るように機能する。
【0018】さて、下側の洗浄ノズル30の取付部分に
おいて、取付体44の下面の中心孔49は、格別の軸受
部材を設けることなく円滑に外管41の回りで回転し得
るように、外管41との間に隙間Sを有して嵌合されて
いる。この隙間Sは実際には僅かであって、図6では強
調して記載されている。そして本実施形態では、外管4
1における上記の隙間Sができる部分の下方位置に、案
内鍔70が形成されている。この案内鍔70の突出長さ
は、図9に示すように、隙間Sから洩れて噴出される洗
浄水の限界位置Xに達するように設定されている。な
お、上側の洗浄ノズル30では、逆に取付体44の上面
側に位置する中心孔49が、外管41との間に隙間Sを
有して嵌合されることになるが、上側では、下側の外管
41に設けられた案内鍔70は設けられていない。
【0019】再び図5において、上記した洗浄タンク4
の底面には排出口72が開口され、排水パイプ73と接
続されており、この排出口72にオーバフローパイプ7
4が立てられている。このオーバフローパイプ74は、
内外のパイプを偏心位置で嵌装して一部を密着させた二
重管構造となっており、内パイプの上端をオーバフロー
開口75として、洗浄水の水位Lがそのオーバフロー開
口75の位置に維持されるようになっている。また、洗
浄タンク4の底面の上記した2個の吸入口35,35を
覆うようにしてボックス形のフィルタ77が設けられて
いる。このフィルタ77は、下面開放の箱形をなし、4
つの側面にはそれぞれパンチメタル78が張設されてい
る。
【0020】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。洗浄を行う場合は、図2に
示すように扉10が閉じられた状態から手前側に揺動さ
せて、図3に示すように、扉10が水平姿勢を取る開放
位置に持ち来す。続いて、被洗浄物を入れたラック80
を扉10の上に載せ、そのまま洗浄室2の両側面に設け
られたレール81(図1参照)に沿ってラック80を洗
浄室2内に押し入れ、扉10を閉じる。扉10が閉じら
れたら、まず両洗浄ポンプ32,33が駆動されて、洗
浄タンク4内に貯留された洗浄水が、図6の実線の矢線
に示すように、吐出管32B,33Bを通して上下の洗
浄ノズル30に供給され、両洗浄ノズル30は、噴射の
反力を受けて回転しつつそれぞれのノズル46の噴出チ
ップ47から洗浄水を被洗浄物に向けて噴出することで
洗浄が行われる。
【0021】ここで、下側の洗浄ノズル30の取付部分
において、既述したように、取付体44の下面側の中心
孔49と、ノズルホルダ40における外管41の上端の
外周との間には若干の隙間Sがあるため、洗浄ノズル3
0に洗浄水が供給された際、上記の隙間Sから洗浄水の
一部が洩れて下方に向けて噴出される。しかしながら、
外管41における上記の隙間Sができる部分の下方位置
には案内鍔70が形成されているから、隙間Sから洩れ
て噴出した洗浄水は、図6の矢線に示すように、案内鍔
70に当たって一旦側方に向けて案内され、その後洗浄
タンク4に貯留された洗浄水の上に落下することにな
る。すなわち落下する際の勢いが減少されるために、貯
留された洗浄水中に気泡ができにくく、もって洗浄ポン
プ32,33に空気が吸い込まれること、いわゆるエア
がみが起きることが防止される。一方、上側の洗浄ノズ
ル30の方では、取付体44の中心孔49と、ノズルホ
ルダ40の外管41の間の隙間Sから、洗浄水の一部が
洩れて逆に上方に向けて噴出される。これはそのまま洗
浄室2の天井面に当たるので、天井面に付着した洗剤の
泡や塵等を洗い流すことができる。
【0022】洗浄工程が終了したら、すすぎポンプ36
が駆動されることで、図6の破線の矢線に示すように、
貯湯タンク内のすすぎ水が吐出管37,38を通して上
下のすすぎノズル31に供給され、両すすぎノズル31
は、同様に噴射の反力を受けて回転しつつそれぞれノズ
ル63の噴出チップ64からすすぎ水を被洗浄物に向け
て噴出し、すすぎが行われる。洗浄タンク4のオーバフ
ロー水は、オーバフローパイプ74を通して順次に排出
される。洗浄並びにすすぎが完了したら、再び図1及び
図3のように扉10を開放し、扉10の上に一旦ラック
80を引き出して、引き続き被洗浄物を回収すればよ
い。また、図4に示すように扉10を全開状態とする
と、出入口3の前方に出っ張った部分がほとんど無くな
るので、出入口3に正面からより近づけて、出入口3を
通した清掃作業やメンテナンスがきわめてやりやすくな
る。
【0023】以上説明したように本実施形態によれば、
洗浄工程において、下側の洗浄ノズル30から洗浄水の
一部が洩れて下方に噴出したとしても、案内鍔70に当
たって一旦側方に向けて案内された後、洗浄タンク4に
貯留された洗浄水の上に落下するように作用し、落下す
る際の勢いが減少されるために、貯留された洗浄水中に
気泡ができにくく、もって洗浄ポンプ32,33に空気
が吸い込まれること、いわゆるエアがみが生じることが
防止される。そのため、洗浄ポンプ32,33の能力が
十分に発揮できて、洗浄効率が高められる。また、浅い
洗浄タンク4としてもエアがみが防止できるので、洗浄
機のコンパクト化を図ることにも寄与し得る。また案内
鍔70は、真鍮の鋳物によってノズルホルダ40と一体
的に形成されているので強度が大きく、洗浄水の噴出圧
を受けても変形するおそれがない。
【0024】<第2実施形態>図10は、本発明の第2
実施形態を示す。この第2実施形態は、ノズルホルダ4
0における外管41に設けられた案内鍔70Aの形状に
変更が加えられている。すなわち、案内鍔70Aの周縁
に上方を向いた屈曲部83が形成されている。その他の
構造は第1実施形態と同様であって、同一機能を有する
部位については同一符号を付すことで重複した説明は省
略する。すなわち、この第2実施形態によれば、洗浄工
程において、下側の洗浄ノズル30の取付体44の中心
孔49と、ノズルホルダ40の外管41との隙間Sから
洗浄水の一部が洩れて下方に向けて噴出されたとして
も、図10の矢線に示すように、案内鍔70Aに当たっ
てその屈曲部83に沿うように上方に向けられ、その後
洗浄タンク4に貯留された洗浄水の上に落下することに
なる。同様に、落下する際の勢いが減少されるために貯
留された洗浄水中に気泡ができにくく、また、洗浄水が
上方に向けられることで被洗浄物の洗浄に無駄なく供す
ることができる。
【0025】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)洗浄ノズル30に備えられる取付体の形状は、図
11の取付体44Aに示すように、平面円形をなす中空
状に形成されていてもよい。
【0026】(2)また、ノズル46を取り付ける部分
の構造は、図12にも示すように、取付体44Aの周面
に開口された取付口45Aにノズル46の基端側を嵌め
て、溶接により固定するようにしてもよい。 (3)本発明は上記実施形態に例示した容器洗浄機に限
らず、食器洗浄機を含む洗浄機全般に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る容器洗浄機の扉
を開いた状態の外観斜視図
【図2】 扉を閉じた状態のパネルを外した側面図
【図3】 扉を開いた状態の一部切欠側面図
【図4】 扉を下向きに全開した状態の一部切欠側面図
【図5】 容器洗浄機の内部構造を示す断面図
【図6】 ノズルホルダ部分の詳細を示す拡大断面図
【図7】 洗浄ノズルの回転中心部分の分解斜視図
【図8】 すすぎノズルの分解斜視図
【図9】 案内鍔の突出長さを設定するに際しての説明
【図10】 第2実施形態に係るノズルホルダ部分の一
部切欠正面図
【図11】 取付体の変形例を示す斜視図
【図12】 ノズルの取付部分の変形例を示す部分断面
【図13】 従来例のノズルの取付構造を示す断面図
【符号の説明】
4…洗浄タンク 30…洗浄ノズル 31…すすぎノズ
ル 33…洗浄ポンプ 40…ノズルホルダ 41…外管 42…内管 44…
取付体 46…ノズル 49…(取付体44の下側の)中心孔 50…(取付体
44の上側の)中心孔 52…軸受筒 59…支持鍔 70…案内鍔 70A…
案内鍔 83…屈曲部 44A…取付体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水を貯留する洗浄タンクの上方に
    は、この洗浄タンク内の洗浄水をポンプを介して吐出す
    る吐出管が上向きに配設され、この吐出管と連通される
    洗浄ノズルが、下側の軸孔を前記吐出管の外周に遊嵌さ
    せた状態で回転可能に支持された洗浄機において、 前記吐出管の外周には、前記洗浄ノズルの下側の軸孔が
    遊嵌した部分の下方位置に、この遊嵌部分から洩れて噴
    出された洗浄水を当てて側方に案内する鍔状ガイドが設
    けられ、かつこの鍔状ガイドの突出長さが、前記噴出さ
    れた洗浄水の限界位置に達するように設定されているこ
    とを特徴とする洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記鍔状ガイドの周縁が上向きに屈曲さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の洗浄機。
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