JP3365796B2 - パイプの屈曲装置 - Google Patents

パイプの屈曲装置

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説夫 勝又
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有限会社勝又製作所
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自動車のシートフレー
ムや家具類のフレームの製造に適用することができるパ
イプの屈曲装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来よりパイプの曲げ加工は、任意の支
点を基点としたベンダー加工が大半で、一部特殊な場合
は座屈曲げ加工が行われる。座屈曲げ加工は被加工物の
両端を支持体で保持し、その中央部付近を支持2点の直
角方向より直進加圧具にて加圧すればパイプが局部的に
変形して折れ曲がる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベンダ
ー加工では曲率がパイプ径の1.5倍以下になると、屈
曲部分の外側の伸延率が大きくなって破損してしまうと
いう問題があった。また、座屈曲げ加工では、屈曲部分
の内側が側方へはみ出してしまうために、部分的に径が
太くなってしまうという問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、パイプの前面側より、パイプを嵌合する
第1溝曲面、第2溝曲面を掘設した第1部材及び第2部
材を臨ませ、パイプの後面側より、パイプの径よりも小
さな径を有する当接材を突出させてなる第3部材を臨ま
せてなるパイプの屈曲装置であり、上記第3部材は、パ
イプの後面側よりパイプを嵌合する第3溝曲面を掘設し
た固定材に、前記当接材をその先端が第3溝曲面の一端
部近傍に位置するように挿着固定し、この固定材を、中
心に回転軸を有する円盤材の上面に接合してなり、パイ
プを支持させながら第1部材及び第2部材を後方へ移動
させ、第2溝曲面と第3溝曲面との間にパイプを挟圧保
持させ、当接材の先端を第1溝曲面内に臨ませてパイプ
の後面を陥没させながら第3部材を回転すると共に第2
部材を回動させることによりパイプを屈曲させ、しかも
その際、第3部材の回転に伴って回動する当接材の先端
が常に第1溝曲面内に位置するように第1部材を横方向
へ摺動させるようにしたことを特徴とするパイプの屈曲
装置に関するものである。 【0005】 【作用】本発明のパイプの屈曲装置は、上述のような構
成を有するので適宜に座屈曲げ加工を行うことができ
る。そして、その座屈曲げ加工においては屈曲部分の内
側が側方へはみ出すことを第1溝曲面で防止するため
に、部分的に径が太くなってしまうことがない。 【0006】 【実施例】以下に、本発明を図面の実施例に基づいて説
明する。 【0007】本発明のパイプの屈曲装置は概略すると、
パイプaの前面側より、パイプaを嵌合する第1溝曲面
41、第2溝曲面42を掘設した第1部材1及び第2部
材2を臨ませ、パイプaの後面側より、当接材31を突
出させてなる第3部材3を臨ませてなる構成である。 【0008】上記第1部材1は、金属製の長尺材の長尺
な一側面(後面)にパイプaの外径と略等しい内径を有
して断面が半円状の第1溝曲面41を掘設してなり、図
示しない駆動機構により前後方向及び横方向へ移動可能
に構成されている。 【0009】また、第2部材2は、金属製の短尺材の一
側面(後面)に上記第1溝曲面41と略等しい第2溝曲
面42を掘設してなり、図示しない駆動機構により前後
方向に移動可能であり、且つ回動可能に構成されてい
る。 【0010】第3部材3は、回転軸321を有する肉厚
な円盤材32と、該円盤材32の上面に接合する固定材
33とからなる。 【0011】図示実施例では上記円盤材32の上面に定
着孔322,323を設けた。また、固定材33には略
四角柱状の一側面(前面)に前記第1溝曲面41と略等
しい第3溝曲面43を掘設すると共に、一隅部を切り欠
いた斜面部331から内部へ挿着孔332を穿設し、ま
た上面から内部へ止め孔333を穿設して上記挿着孔3
32と連通させている。この挿着孔332にはパイプa
の径よりも小さな径を有する略円柱状の当接材31を挿
入する。この当接材31は図示実施例では円柱状の棒材
の上面を研削して平面部分311を形成した形状であ
り、挿着孔332もこの当接材31の断面形状と略等し
い断面形状とし、当接材31を挿入した状態では当接材
31は回転不能である。そして、当接材31の基端に設
けた雄螺子部分312及びナット313により長さ調整
を行い、止め孔333に図示しない止め具を挿着して平
面部分311に当接させて締め付けることにより当接材
31を固定材33に一体状に固定する。また、固定材3
3には前記円盤材32の定着孔322,323に連通す
る貫通孔334,335が設けられ、定着具336,3
37で固定材33を円盤材32に一体状に固定する。 【0012】このように形成された第1部材1、第2部
材2、第3部材3よりなる本発明のパイプの屈曲装置を
用いたパイプの座屈加工を以下に説明する。 【0013】まず、図2に示すように第1部材1、第2
部材2を横方向へ併設し、第1溝曲面41及び第2溝曲
面42を横方向に連続させる。この状態で各溝曲面4
1,42で(図面では右から左に)供給される長尺なパ
イプaの前面(図面では下面)を支持しながら後方(図
面では上方)へ移動させる。後方(図面では上方)には
回転可能に固定された第3部材3が配置し、固定材33
の第3溝曲面43及び当接材31の先端が臨んでいる。 【0014】次に、図3に示すようにさらに第1部材1
及び第2部材2を後方(図面では上方)に移動させる
と、パイプaの後面(図面では上面)は第3溝曲面43
に嵌合し、パイプaは第2溝曲面42と第3溝曲面43
との間に挟圧保持され、その際、当接材31の先端がパ
イプaの後面(図面では上面)を陥没させる。 【0015】この状態で図4に示すように第3部材3を
回転させる。また、この回転に伴って第1部材1を横方
向(図面では左方向)へ移動させると共に、第2部材2
を回動させて常にパイプaが第2溝曲面42と第3溝曲
面43との間に挟圧保持されるようにする。このように
各部材を駆動させると、第1部材1が連続的にパイプa
を供給するのでパイプaの屈曲部分の外側が伸延される
ことがなく、その内側を当接材31の先端が陥没させて
パイプaを屈曲させる。しかも、当接材31の先端は常
に第1部材1の第1溝曲面41内に位置するので、パイ
プaの内側の両側面が側方(図面では表面及び裏面側)
へはみ出すことがない。 【0016】こうして図5に示すように所定の屈曲角度
を得た後に、第1部材1及び第2部材2をそれぞれパイ
プaから離反させれば良い。 【0017】以上本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は前記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど
のようにでも実施することができる。 【0018】 【発明の効果】本発明のパイプの屈曲装置は、屈曲部分
の外側を伸延させないので、当該部分を破損することも
なく、屈曲部分の内側が側方へはみ出すことを第1溝曲
面で防止するために、部分的に径が太くなってしまうこ
とがなく、適宜な曲率で座屈曲げ加工を行うことができ
る。そして、複雑な形状の自動車のシートフレームや家
具類のフレーム等をひとつの装置により容易に加工成型
することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例であるパイプの屈曲装置の分
解斜視図である。 【図2】パイプの座屈曲げ加工の状態を示す平面図であ
る。 【図3】パイプの座屈曲げ加工の状態を示す平面図であ
る。 【図4】パイプの座屈曲げ加工の状態を示す平面図であ
る。 【図5】パイプの座屈曲げ加工の状態を示す平面図であ
る。 【図6】図2の断面図である。 【符号の説明】 1 第1部材 2 第2部材 3 第3部材 31 当接材 32 円盤材 321 回転軸 33 固定材 41 第1溝曲面 42 第2溝曲面 43 第3溝曲面 a パイプ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 パイプの前面側より、パイプを嵌合する
    第1溝曲面、第2溝曲面を掘設した第1部材及び第2部
    材を臨ませ、パイプの後面側より、パイプの径よりも小
    さな径を有する当接材を突出させてなる第3部材を臨ま
    せてなるパイプの屈曲装置であり、 上記第3部材は、パイプの後面側よりパイプを嵌合する
    第3溝曲面を掘設した固定材に、前記当接材をその先端
    が第3溝曲面の一端部近傍に位置するように挿着固定
    し、この固定材を、中心に回転軸を有する円盤材の上面
    に接合してなり、 パイプを支持させながら第1部材及び第2部材を後方へ
    移動させ、第2溝曲面と第3溝曲面との間にパイプを挟
    圧保持させ、当接材の先端を第1溝曲面内に臨ませてパ
    イプの後面を陥没させながら第3部材を回転すると共に
    第2部材を回動させることによりパイプを屈曲させ、し
    かもその際、第3部材の回転に伴って回動する当接材の
    先端が常に第1溝曲面内に位置するように第1部材を横
    方向へ摺動させるようにしたことを特徴とするパイプの
    屈曲装置。
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JP5235030B2 (ja) * 2011-01-14 2013-07-10 オートリブ株式会社 プリテンショナを備えるリトラクタ用のパイプの製造方法
KR101423141B1 (ko) * 2014-02-12 2014-07-25 박철규 커튼 또는 접이식 문에 사용되는 구부러진 레일을 제조하기 위한 장치 및 그에 의해 제조된 레일
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