JP3364787B2 - シャワーヘッド - Google Patents

シャワーヘッド

Info

Publication number
JP3364787B2
JP3364787B2 JP31779697A JP31779697A JP3364787B2 JP 3364787 B2 JP3364787 B2 JP 3364787B2 JP 31779697 A JP31779697 A JP 31779697A JP 31779697 A JP31779697 A JP 31779697A JP 3364787 B2 JP3364787 B2 JP 3364787B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
water
shower head
button
side button
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31779697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11104524A (ja
Inventor
学 波多野
和彦 杉浦
朋弘 三矢
Original Assignee
株式会社ケーブイケー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ケーブイケー filed Critical 株式会社ケーブイケー
Priority to JP31779697A priority Critical patent/JP3364787B2/ja
Publication of JPH11104524A publication Critical patent/JPH11104524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3364787B2 publication Critical patent/JP3364787B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)
  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャワーヘッド内
の異常な圧力の増加を防止するシャワーヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】その内部に止水弁を備えたシャワーヘッ
ドにおいては、止水時に給水栓からそのままの給水圧力
を受けるとシャワーヘッドが破損したり水漏れを生じる
虞があるため、減圧弁により給水圧力が減圧されて、湯
水がシャワーヘッドに導かれている。しかしながら、こ
の減圧弁が故障等により正常に機能しなくなると、前述
の破損や水漏れを防止できなくなる。そこで、従来よ
り、止水時の内圧が異常に上昇した場合にこの内圧を逃
がす所謂安全装置を具備したシャワーヘッドが案出され
ていた。例えば、前述の安全装置をシャワーヘッドの止
水弁に一体的に組み込んだものがある。具体的には、止
水弁の弁体を、操作ボタン等の操作手段により駆動され
る保持体に進退自在に収容し、この弁体を弁座方向へと
バネにより付勢することにより、弁体が閉弁状熊で保持
されているのに拘わらず、一次側通水路の内圧が異常に
上昇した場合にはバネの付勢力に抗して弁体が後退して
開弁し、止水弁により開閉される一次側通水路と二次側
通水路とを連通させて内圧の異常な上昇を逃がす構造を
採用したものである。
【0003】ところで、このようなシャワーヘッドにお
いては、止水操作したにも拘わらずシャワーから水が漏
れる現象(流水)が生じる要因として、前述の安全装置
が働いた場合やシャワーの止水操作を確実に行わなかっ
た場合など、止水弁自体は正常に作動しうる状態である
場合と、弁座や弁体が傷ついたり、弁座と弁体との間に
ゴミ等が挟まる等して閉弁が完全に行われていない場合
など、止水弁自体が正常に機能していない場合との二通
りが考えられる。しかしながら、前述の安全装置は、操
作ボタン等の操作手段に何らの変化も与えずに保持体内
部で作動するため、外部からは、止水弁自体は正常なま
まであるのか異常が生じているのかを判別することがで
きないという問題があり、何れの要因による流水なのか
を外部からは容易には検査することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】請求項1に記載の発明
は、前記した従来技術の欠点を解決するものであり、シ
ャワーヘッドの止水弁に生ずる異常をシャワーヘッド外
部から、極めて簡易に判別することをを課題とする。ま
た、請求項2に記載の発明は、上記の課題に加えて、シ
ャワー開閉用のボタンとピストン機構を兼用することに
より部品点数を少なくし、シャワーヘッドのコンパクト
化を図ることを目的とする。さらに、請求項3に記載の
発明は、上記した課題に加えて、配管圧力が所定の数値
まで低下したときには圧力逃し作用が停止するようにす
ることにより、湯水の無駄や浴室などの汚れを防止する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために請求項1に記載の発明が採用したシャワーヘッド
は、へッド本体の内部の一次側通水路と二次側通水路と
の間を開閉する止水弁と、この止水弁を駆動させる操作
手段とを備えたシャワーヘッドであって、止水時の一次
側通水路の内圧上昇により作動して該止水弁を開弁方向
へと移動させるピストン機構を備えると共に、該止水弁
の開弁方向への移動に連動して前記操作手段が反止水操
作方向に変動されるよう構成したことを特徴とするもの
である。ここで止水弁を駆動させる操作手段とは、止水
弁を開閉しシャワーの散水・停止などの操作を行うため
のボタンやレバーなどをいう。このような手段を採用す
ることにより、シャワーヘッドの止水弁に関する異常
を、操作手段の変動により知覚することができ、シャワ
ーヘッド外部から極めて簡易に止水弁の異常を判別する
ことができる。例えば、シャワーから流水が生じている
場合に、操作手段の操作により強制的に閉弁状態を形成
することで流水が停止すれば、先ほどの流水は単に操作
手段の閉止操作が不十分であったことが確認でき、一旦
は流水が停止するが閉弁状態を強制的に保持しなければ
流水が再度始まれば、流水は安全装置の正常な作動によ
るものと確認でき、さらに操作手段の操作により強制的
に閉弁状態を形成しても流水が停止しなければ、先ほど
の流水は閉弁状態のシール性が完全でないことによるも
のと確認できるなど、操作手段の操作に基づいて、シャ
ワーヘッド内部に設けられた安全装置を直接目視するこ
となくその検査を行うこともできる。
【0006】また、請求項2に記載の発明が採用したシ
ャワーヘッドは、請求項1に記載のシャワーヘッドにお
いて、操作手段が、閉弁ボタンと開弁ボタンとを備え、
その受圧面に加わる内圧により少なくとも閉弁ボタンが
反止水操作方向に変動するものであって、この操作手段
が前記したピストン機構と兼用されるものであることを
特徴とするものである。前記した操作手段に、止水弁開
閉用の閉弁ボタン及び開弁ボタンを備えるシャワーヘッ
ドにおいて、この開閉用のボタンを備えた操作手段を前
記したピストン機構と兼用する構成とすることにより、
圧力を逃す安全装置の部品点数を少なくすることがで
き、また、部品点数を少なくできるのでこれらを収容す
るシャワーヘッド自体もコンパクトにすることができ
る。
【0007】さらに、請求項3に記載の発明が採用した
シャワーヘッドは、請求項1又は2に記載のシャワーヘ
ッドにおいて、止水弁を閉弁方向に付勢したことを特徴
とするものである。請求項1又は2に記載のシャワーヘ
ッドにおいて、内圧により止水弁を開弁方向に移動させ
るピストン機構を採用することにより圧力を逃している
が、さらに止水弁を閉弁方向に一定の強さで付勢し、内
圧が一定値まで低下した場合には止水弁が内圧に抗して
閉弁するように構成することにより、内圧が正常値に戻
った場合には止水弁を着座させ、シャワーの散水を自動
的に停止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1及び図2に示すように請求項1、2
又は3に記載の発明のシャワーヘッド1はその一次側通
水路4内に、内圧を逃すための安全装置3が設けられて
いる。この安全装置3には、一次側通水路4及び二次側
通水路7間を開閉する止水弁として、ボール弁33を収
容した切換アーム30を備え、ピストン機構としての機
能を兼ね備えた操作手段として、別体に設けられた閉弁
側ボタン21及び開弁側ボタン20からなるプッシュボ
タンユニット10を備え、さらに切換アーム30を閉弁
方向に付勢する手段として、この閉弁側ボタン21と開
弁側ボタン20を近接させるように付勢するトーション
スプリング50を備えている。
【0009】プッシュボタンユニット10はシャワーヘ
ッド1を横断するように貫通して設けられ、一方に閉弁
側ボタン21を、他方に開弁側ボタン20を突出させて
シャワーヘッド1に取り付けられている。そして、開弁
側ボタン20又は閉弁側ボタン21をそれぞれ押し込む
ことによりシャワーの散水・停止を切り換えることがで
きる。開弁側ボタン20は略円筒形状に設けられ、さら
に開弁側ボタン20は閉弁側ボタン21よりも大径に設
けられており、これに対応するようにシャワーヘッド1
には両側面に閉弁側ボタン用孔5とこれより大径の開弁
側ボタン用孔6がそれぞれ穿設され、これらの孔5,6
に摺動自在に、閉弁側ボタン21及び開弁側ボタン20
がUパッキン22を介して挿設されている。
【0010】閉弁側ボタン21はその内側の先端より
に、外側から順に、トーションスプリング50を巻着さ
せるための第一鍔部13と、開弁側ボタン20に当接さ
せ開弁側ボタン20を移動させるための第二鍔部14と
を備えている。そして、この第一鍔部13と第二鍔部1
4の間に、切換アーム30に備えられた係止片31が係
止される係止用周回溝16が形成されている。また、閉
弁側ボタン21内側の先端には、開弁側ボタン20先端
に穿設された挿入孔17に挿入自在に設けられた挿入部
15が備えられている。一方、開弁側ボタン20の内側
の先端には、内側から順に、トーションスプリング50
を巻着させるとともに上記した閉弁側ボタンの第二鍔部
14に当接する第三鍔部18と、開弁側ボタン用孔6及
び開弁側ボタン20より大径に設けられ、一次側通水路
4内壁に当接して開弁側ボタン20の一定以上の突出を
規制するストッパー19とを備えている。さらにストッ
パー19は切換アーム30により二次側通水路7が閉止
される位置にて開弁側ボタン20に設けられている。そ
して、上述したように開弁側ボタン20先端には挿入孔
17が穿設されている。
【0011】次にトーションスプリング50は、その一
側端が閉弁側ボタン21の第一鍔部13の外側に巻着さ
れ、その他側端が開弁側ボタン20の第三鍔部18の外
側に巻着されており、閉弁側ボタン21と開弁側ボタン
20を互いに近接させる方向に付勢している。
【0012】次いで切換アーム30は、支持部32を支
点にして揺動自在にシャワーヘッド1内に設けられてお
り、その先端部にボール弁33を備えている。切換アー
ム30の略中央付近には、係止片31を備えており、閉
弁側ボタン21の移動により切換アーム30を移動させ
るために閉弁側ボタン21に設けられた係止用周回溝1
6に係止されている。そして切換アーム30の先端付近
には上記したボール弁33を収容する弁ケース34を備
えている。弁ケース34内には底部35により保持さ
れ、ボール弁33を切換アーム30先端方向に付勢する
スプリング36が設けられている。
【0013】そして切換アーム30先端よりのシャワー
ヘッド1内側の二次側通水路7にはシートパッキン8が
内設された開口部9が設けられ、開口部9の横には、開
弁側ボタン20を押し込みボール弁33が移動した際
に、ボール弁33がはまり込んでその位置に保持される
ための湾曲受面40が凹設されている。
【0014】ここでシャワーの開閉動作について説明す
ると、閉弁側ボタン21を押し込むと、第二鍔部14が
開弁側ボタン20の第三鍔部18に当接した状態で開弁
側ボタン20を移動させ、開弁側ボタン20のストッパ
ー19がシャワーヘッド1内壁に当接するまで閉弁側ボ
タン21が移動する。この際に開弁側ボタン20はシャ
ワーヘッド1表面から突出することになる。そして閉弁
側ボタン21の係止用周回溝16に係止される係止片3
1を介して切換アーム30が開口部9にボール弁33が
位置するように保持されスプリング36によりボール弁
33がシートパッキン8に圧着されることにより二次側
通水路7は閉止される(図1の実線部分を参照。)。な
お、この際ボール弁33がその先端をシートパッキン8
内に僅かに嵌入して付勢されているので所定以上の力で
開弁側ボタン20を押さない限りプッシュボタンユニッ
ト10が開弁側に動かず、シャワーを停止し続けること
ができる。
【0015】一方、これと逆方向に開弁側ボタン20を
押し込むと、第三鍔部18が閉弁側ボタン21の第二鍔
部14に当接した状態で閉弁側ボタン21を移動させ
る。この際に上記とは逆に閉弁側ボタン21がシャワー
ヘッド1表面から突出することになる。そして、切換ア
ーム30の移動に伴ってボール弁33が開口部9から湾
曲受面40方向に移動し二次側通水路7が開弁される
(図1の一点鎖線部分を参照。)。なお、この際、湾曲
受面40によりボール弁33が保持されることにより、
所定以上の力で閉弁側ボタン21を押さない限りプッシ
ュボタンユニット10が閉弁側に動かず、シャワーの散
水を続けることができる。
【0016】次に本実施の形態の作用について説明す
る。シャワーが停止状態の時に、減圧弁70からシャワ
ーホース42を経てシャワーヘッド1の一次側通水路4
に導入される湯水により一次側通水路4の内圧が一定以
上に高まると、開弁側ボタン20及び閉弁側ボタン21
もその内圧を受けるが、開弁側ボタン12はストッパー
19により規制されそれ以上突出できないため閉弁側ボ
タン21のみがトーションスプリング50の付勢力に抗
して開弁側に移動する。この際に閉弁側ボタン21は閉
弁時の位置から開弁時の位置に突出する。そして、閉弁
側ボタン21の移動に伴い切換アーム30が開弁側に移
動することによりボール弁33が僅かに開弁側に移動し
二次側通水路7が開放され湯水がシャワー散水口41よ
り散水され、シャワーヘッド1及びシャワーホース42
の内圧を減少させることができる(図1の二点鎖線部分
を参照。)。したがってこの際には、開弁側ボタン20
及び閉弁側ボタン21ともにシャワーヘッド1表面から
突出することになる。
【0017】そして、内圧が一定以下に下がると、トー
ションスプリング50により開弁側ボタン20が内側方
向に引き戻され、これに伴い切換アーム30も閉弁側に
移動し、ボール弁33が二次側通水路7を閉止し湯水が
停止される。この際、ボール弁33が湾曲受面40の位
置まで移動してしまうと、内圧が下がってもボール弁3
3が湾曲受面40に保持され、シャワーが散水状態のま
まとなってしまうので、トーションスプリング50及び
スプリング36の調節により、内圧上昇時のボール弁3
3の移動、すなわち閉弁側ボタン21と開弁側ボタン2
0が外側に開く量を必要以上に大きくしないように設け
ている。
【0018】このシャワーの圧力逃し構造1は上記した
ように構成されているので、シャワーヘッド1内の内圧
が高まったときに自動的に内圧を下げることができ、シ
ャワーヘッド1などの損傷を防止できる。そして、シャ
ワーから流水を生じている場合に、閉弁側ボタン21を
押し込むと流水が停止するが、この際に閉弁側ボタン2
1を押し込む時に開弁側ボタン20がさらに突出する場
合には、単に閉弁側ボタン21の押し込み操作が不十分
であった結果流水していたことを確認でき、一方で、開
弁側ボタン20及び閉弁側ボタン21ともにシャワーヘ
ッド1表面から突出していた場合には、異常内圧により
両ボタン20,21共にシャワーヘッド1より突出し安
全装置3が正常に働いた結果流水していたことを確認で
きる。さらに、閉弁側ボタン21を強制的に押し込んで
いる際には流水が停止されるが、閉弁状態に押し込んで
いなければ再度閉弁側ボタン21が突出して流水が始ま
ることによっても、異常内圧により安全装置3が正常に
働いていることが確認できる。また、上記のいずれの場
合にも、閉弁側ボタン21を強制的に押し込んでいる際
には流水が停止されるが、そもそも閉弁側ボタン21を
押し込んでも流水が停止されない場合は、ゴミが挟まる
など閉弁状態のシール性が完全でなく安全装置3が正常
に機能していないことが確認できる。
【0019】また、プッシュボタンユニット10をピス
トン機構として用いているので部品点数を少なくできシ
ャワーヘッド1をコンパクトにできる。さらに、シャワ
ーヘッド1内が正常な内圧に戻った際に自動的にシャワ
ーの散水を停止することができ、湯水の無駄や浴室など
の汚れも防止できる。
【0020】次に請求項1又は2に記載の発明の実施の
形態にかかるシャワーヘッド2について図3を参照して
説明する。本実施の形態は上記した実施の形態において
ピストン機構としてのプッシュボタンユニット60を構
成する開弁側ボタン62と閉弁側ボタン61とを一体に
設けたものである。なお、以下において上記した第一の
実施の形態と同様の箇所については説明を省略する。こ
のシャワーヘッド2においては、プッシュボタンユニッ
ト60を構成する開弁側ボタン62と閉弁側ボタン61
とが一体的に設けられており、閉弁側ボタン61が開弁
側ボタン62よりも大径の略円筒形状に設けられてい
る。プッシュボタンユニット60の中央付近には閉弁側
ボタン61よりに設けられた鍔部63と開弁側ボタン6
2よりに設けられたストッパー64により係止用周回溝
16が設けられている。そして、ストッパー64は切換
アーム30により二次側通水路7が閉止される位置にて
プッシュボタンユニット60に設けられている。
【0021】本実施の形態は上記のように構成されてい
るので、シャワーヘッド2の内圧が高まると、開弁側ボ
タン62より閉弁側ボタン61の受圧面積のほうが大き
いためシャワーヘッド2内部で受ける圧力が閉弁側ボタ
ン61のほうが強く、閉弁側ボタン61がシャワーヘッ
ド2の外側に突出し、これにより切換アーム30が開弁
側に移動し、二次側通水路7が開放される(図3の二点
鎖線部分を参照。)。したがって、シャワーヘッド2内
の内圧が高まったときに自動的に内圧を下げることがで
き、シャワーヘッド2から流水している場合に、例え
ば、閉弁側ボタン61の操作により強制的に閉弁状態を
形成することで流水が停止すれば、先ほどの流水は単に
閉弁側ボタン61の閉止操作が不十分であったことが確
認できる。そして、一旦は流水が停止するが閉弁状態を
強制的に保持しなければ流水が再度始まれば、流水は安
全装置3の正常な作動によるものと確認でき、さらに閉
弁側ボタン61の操作により強制的に閉弁状態を形成し
ても流水が停止しなければ、先ほどの流水は閉弁状態の
シール性が完全でないことによるものと確認できるな
ど、閉弁側ボタン61の操作に基づいて、シャワーヘッ
ド2内部に設けられた安全装置3を直接目視することな
く外部から極めて簡便にその動作状態を確認でき、シャ
ワーヘッド2などの損傷を防止できる。また、プッシュ
ボタンユニット10をピストン機構として用いているの
で部品点数を少なくでき、シャワーヘッド2をコンパク
トにできる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は上記のように構
成されているので、シャワーヘッドの止水弁に生ずる異
常をシャワーヘッド外部から、極めて簡易に判別するこ
とができる。また、請求項2に記載の発明では、上記の
効果に加えて、シャワー開閉用のボタンとピストン機構
を兼用することにより部品点数を少なくし、シャワーヘ
ッドのコンパクト化を図ることができる。さらに請求項
3に記載の発明では、上記の効果に加えて、配管圧力が
所定の数値まで低下したときには圧力逃し作用を停止さ
せ、湯水の無駄や浴室などの汚れを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のシャワーの圧力逃
し構造を用いたシャワーヘッドの正面側一部破断面図で
ある。
【図2】図1のシャワーヘッドの右側面側一部破断面図
である。
【図3】請求項1及び請求項2の発明に係る別の実施の
形態の、シャワーの圧力逃し構造を用いたシャワーヘッ
ドの正面側破断面部分図である。
【符号の説明】
1,2;シャワーヘッド、3:安全装置、4;一次側通
水路、5;閉弁側ボタン用孔、6;開弁側ボタン用孔、
7;二次側通水路、8;シートパッキン、9;開口部、
10;プッシュボタンユニット、13;第一鍔部、1
4;第二鍔部、15;挿入部、16;係止用周回溝、1
7;挿入孔、18;第三鍔部、19;ストッパー、2
0;開弁側ボタン、21;閉弁側ボタン、22;Uパッ
キン、30;切換アーム、31;係止片、32;支持
部、33;ボール弁、34;弁ケース、35;底部、3
6;スプリング、40;湾曲受面、41;シャワー散水
口、42;シャワーホース、50;トーションスプリン
グ、60;プッシュボタンユニット、61;閉弁側ボタ
ン、62;開弁側ボタン、63;鍔部、64;ストッパ
ー、70;減圧弁。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−84047(JP,A) 特開 平7−259152(JP,A) 実開 昭48−65532(JP,U) 国際公開97/16105(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 1/00 - 1/36 A47K 3/22 - 3/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】へッド本体の内部の一次側通水路と二次側
    通水路との間を開閉する止水弁と、この止水弁を駆動さ
    せる操作手段とを備えたシャワーヘッドであって、止水
    時の一次側通水路の内圧上昇により作動して該止水弁を
    開弁方向へと移動させるピストン機構を備えると共に、
    該止水弁の開弁方向への移動に連動して前記操作手段が
    反止水操作方向に変動されるよう構成したことを特徴と
    するシャワーへッド。
  2. 【請求項2】前記操作手段が、閉弁ボタンと開弁ボタン
    とを備え、その受圧面に加わる内圧により少なくとも閉
    弁ボタンが反止水操作方向に変動するものであって、該
    操作手段が前記ピストン機構と兼用されるものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッド。
  3. 【請求項3】前記止水弁を閉弁方向に付勢したことを特
    徴とする請求項1又は2に記載のシャワーヘッド。
JP31779697A 1997-10-03 1997-10-03 シャワーヘッド Expired - Fee Related JP3364787B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31779697A JP3364787B2 (ja) 1997-10-03 1997-10-03 シャワーヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31779697A JP3364787B2 (ja) 1997-10-03 1997-10-03 シャワーヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11104524A JPH11104524A (ja) 1999-04-20
JP3364787B2 true JP3364787B2 (ja) 2003-01-08

Family

ID=18092144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31779697A Expired - Fee Related JP3364787B2 (ja) 1997-10-03 1997-10-03 シャワーヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3364787B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008223408A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Toto Ltd 吐水装置
JP6094938B2 (ja) * 2012-09-26 2017-03-15 Toto株式会社 吐水ヘッド及びそれを備えた水栓装置
EP2982280A4 (en) 2013-04-05 2017-10-18 Hirohiko Sato Valve gear and shower device using same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11104524A (ja) 1999-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3364787B2 (ja) シャワーヘッド
JP2004176873A (ja) リーク機能付逆止弁
JPS62220789A (ja) 高温水自動供給停止装置
US5546986A (en) Leakproof dual action fluid transfer valve
JPH0218425Y2 (ja)
JPH08338564A (ja) 逆止弁装置
KR960000407Y1 (ko) 복귀수단이 형성된 액화석유가스용 압력조정기의 과류차단장치
JP3780773B2 (ja) 分岐栓及び分岐栓付局部洗浄装置
JP2002213644A (ja) 水撃緩和機構付逆止弁を備えた水栓
JP4167791B2 (ja) 流量調整機能を付加したストレーナ付き止水栓
JP3438127B2 (ja) シャワー装置
JPH0658443A (ja) プラグ型ガスコンセント
JP3112049B2 (ja) 圧力制御機能を備えた自動閉止弁
JPH11280127A (ja) 水栓装置
KR200264211Y1 (ko) 절수식 급수밸브
JP3217178B2 (ja) ガス栓のソケット取外機構
JPH11324060A (ja) 流動弁付きタンク
WO2006112625A1 (en) Foot operated water saving faucets
JPH07122468B2 (ja) 逆止弁装置
JP3104431U (ja) 洗面台装置及びそれ専用の押しバルブ
AU2005203084A1 (en) Improved Valve
JP3833745B2 (ja) ガス放出防止器及び該ガス放出防止器用作動軸制御部材
JPS6139150Y2 (ja)
JPH0351944B2 (ja)
JP2005097834A (ja) 分岐金具

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020910

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081101

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101101

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111101

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131101

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees