JPH11280127A - 水栓装置 - Google Patents

水栓装置

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JPH11280127A
JPH11280127A JP10546898A JP10546898A JPH11280127A JP H11280127 A JPH11280127 A JP H11280127A JP 10546898 A JP10546898 A JP 10546898A JP 10546898 A JP10546898 A JP 10546898A JP H11280127 A JPH11280127 A JP H11280127A
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JP
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faucet
water
supply pipe
water supply
valve
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JP10546898A
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English (en)
Inventor
Tomio Kondo
富雄 近藤
Masatoshi Enoki
正寿 榎
Shigemichi Inada
茂通 稲田
Ryuzo Fukuda
隆三 福田
Kiyoto Abe
清人 阿部
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明において解決すべき課題は、水回り機
器の可撓性の給水管が接続される水栓装置において、水
回り機器の可撓性の給水管と水栓との接続部分の壁から
の出代を低く抑え、且つ水栓の壁からの突出を無くすと
共に、その接続作業及び水栓の開閉操作作業が容易に行
えるようにすることにある。 【解決手段】 本発明は、前面を開口し壁面に収納して
設置される箱状部材と、箱状部材の開口部を覆うカバー
部材と、箱状部材に収納され吐水部に接続部材を備えた
水栓とを備え、カバー部材に水栓の開閉操作部が臨む孔
と水栓の接続部材が臨む開口とを設け、水廻り機器の可
撓性の給水管を接続部材に着脱自在に接続するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水栓装置に係り、
混合水栓、洗濯機、食洗機、散水装置等の水回り機器に
給水を行う水栓装置に関する。水回り機器の例としては
台所に設けられる浄水器、イオン水生成器や、トイレに
設けられる温水洗浄便座、手洗い器等、洗面所に設けら
れる収納式の電気温水器等もある。
【0002】
【従来の技術】従来の水回り機器、例えば食洗装置にお
いては、食洗機の給水ホースの先端に袋ナットを設け、
この袋ナットを分岐金具などの水栓の雄ネジ部にねじ込
み、両者を接続している。従って、食洗機をシンクの上
に据え置くタイプにおいては、分岐金具や接続個所が壁
より露出しているので台所作業の際に邪魔になるうえ、
誤って物を接続個所にぶっつけて袋ナットが外れたりす
る。又、止水栓などの水栓とシンクに設置された湯水混
合栓とをフレキシブルホースを介して水栓側でカプラ接
続する物があるが、シンクを据え付ける際に壁から突出
した水栓が邪魔になり、万一接続箇所にシンクが当たる
とこれが外れて水が噴出することもある。
【0003】更に、例えば洗濯機や散水装置において
は、洗濯機や散水装置の給水ホースの先端に雌カップリ
ングを設け、一方壁の表面に露出させて設けた水栓先端
に雄カップリングをビス止めし、両者を接続している。
従って、誤って物をカップリングにぶっつけてカップリ
ングが外れたりする。又、水栓にカップリングをエンド
ユーザーが取り付けなければならず、取付固定が不十分
なときには、これが外れて水が噴出することもある。更
に洗濯機の場合には、水栓やカップリングが壁より露出
しているので、洗濯機の上方に乾燥機を設ける際に蛇口
が邪魔になったりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明において解決す
べき課題は、水回り機器の可撓性給水管が接続される水
栓装置において、水回り機器の可撓性の給水管と水栓と
の接続部分の壁からの出代を低く抑え、且つ水栓の壁か
らの突出を無くすと共に、その接続作業及び水栓の開閉
操作作業が容易に行えるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前面を開口し壁面に収納
して設置される箱状部材と、箱状部材の開口部を覆うカ
バー部材と、箱状部材に収納され吐水部に接続部材を備
えた水栓とを備え、カバー部材に水栓の開閉操作部が臨
む孔と水栓の接続部材が臨む開口とを設け、水廻り機器
の可撓性の給水管を接続部材に着脱自在に接続するよう
にした。
【0006】
【発明の実施の形態】水栓の開閉操作部の頂部を、孔を
挿通してカバー部材から突出して設けた。水栓の接続部
に、給水管を接続したときには開き、給水管を外すと閉
じる遮断弁を設けた。水回り機器が散水装置であって、
散水装置の可撓性の給水管の下流側に設けた散水ノズル
に、吐水を開閉する手元操作部を設けた。手元操作部の
操作で開閉する自動バルブを水栓に設けた。手元操作部
の操作で可撓性の給水管内の圧力が制御され、可撓性の
給水管内の圧力の低下で開き、給水管内の圧力の上昇で
閉じる自動バルブを水栓に設けた。
【0007】可撓性の給水管の接続部をL型に形成し
た。可撓性の給水管の接続部をカバー部材に設けた係止
具に保持する。可撓性の給水管と接続部材との間に、接
続部材側はカプラ接続構造で給水管側はネジ接続構造で
給水管に接続されるアダプタを介在した。箱状部材内の
底部に水の吸収剤を設けた。箱状部材内の底部に所定の
高さの水密部を設け、この水密部に水密部高さより薄い
水の吸収剤を敷設し、吸収剤の上部に水を検知するセン
サーを設けた。
【0008】
【実施例】以下、発明の実施の形態を添付図面に基づい
て説明する。
【0009】図1から図4に本発明の1つの実施例を示
し、図1に水廻り機器を接続した水栓装置を示す全体
図、図2に水栓装置の縦断面図、図3に水栓装置の接続
部材に給水管を接続した状態を示す部分断面図、図4に
水栓装置の接続部材の部分断面図を示す。
【0010】図1に水廻り機器としてのとしての湯水混
合水栓1がカウンター2の上面に固定されている。水廻
り機器としては、衛生洗浄装置、食器洗浄器、洗濯機、
浄水器、アルカリイオン水生成器等がある。壁面3には
水栓装置4が埋設されている。水栓装置4の接続部材5
に湯水混合水栓1の底面から伸びる可撓性の給水管6が
接続される。水栓装置4に、定流量弁、減圧弁、安全弁
等を設けても良い。また、水栓装置4に必ずしも開閉弁
は無くても良い。可撓性給水管としては合成樹脂製の管
やホース、ステンレス等の蛇腹状金属管等がある
【0011】図2に水栓装置4の詳細を示す。水栓装置
4は壁面3の開口6に嵌合された前面に開口を有する箱
状部材7と、箱状部材7の開口を覆うカバー部材8と、
箱状部材7の内部に固定された水栓本体9とから構成さ
れている。水栓本体9には、配管10に接続される接続
口11と止水栓12と接続部材5が備えられている。カ
バー部材8には接続部材5が挿通する第一開口14と、
止水栓12の操作部15が搜通する第二開口16を設け
ている。
【0012】図3に水栓本体9の接続部材5と、可撓性
の給水管6との接続状態を示す部分断面図を示す。アダ
プタ17の先端にソケット18が固定され、ソケット1
8にストッパー19と、スリーブ20が備えられ、ソケ
ット18とスリーブ20の間には、スリーブスプリング
21が設けられている。ソケット18の先端にはロック
爪22が出没自在に設けられている。ソケット18の内
面にはカラー23とスプリング24が装着されている。
アダプタ17の先端にはシール部材としてパッキン25
とOリング26が備えられている。
【0013】図4に接続部材5に可撓性の給水管6が接
続される前の状態を示す。スリーブ20が水栓本体9側
に移動しており、ロック爪22がカラー23に押されて
外方に突出し、スリーブ20が前方に移動するのを防止
している。この状態で、可撓性の給水管6の接続具27
を差し込むと、接続具27の突起28がカラー23を移
動させることにより、ロック爪22が内側に突出可能と
なり、接続具27の凹溝29にロック爪22が係止し、
ロック爪22の上部をスリーブ20で押さえるため、接
続具27が、接続部材5に固定される。
【0014】図5から図6に第2の実施例を示す。図5
は水栓装置の側面図、図6は水栓装置の一部を断面した
平面図を示す。水栓装置31のカバー部材32の表面に
可撓性の給水管33を係止する係止具34が設けられて
いる。可撓性の給水管33の接続具35をL字形に形成
し、係止具34に係止しやすいようにしている。この係
止具34に可撓性の給水管33を係止するため、接続が
確実となる。
【0015】図7から図9に第3の実施例を示す。図7
は水栓装置の一部縦断面図を示す。図8に水栓装置の正
面図を示す。図9に水栓装置の接続部材と全自動洗濯機
用のホースの接続状態を示す。実施例1との相違点は、
水栓装置41の水栓本体42に設けられた吐水部の接続
部材43を雄部材としたものである。この実施例では特
に全自動洗濯機用のホースを接続するのに適している。
【0016】図9に示すように、洗濯機用のホース44
の先端には、接続具45が備えられている。接続具45
はソケット46とスリーブ47からなり、ソケット46
にはシール材としてのUパッキン48とロック用の鋼球
49とストップリング50が備えられている。スリーブ
47には接続部材43の鍔部51に係合する係止片52
を備えている。ソケット46とスリーブ47の間にはス
プリング53が設けられている。
【0017】鋼球49が接続部材43の凹溝54に係止
し、スリーブ47により押さえられるため、洗濯機用の
ホース44が水栓装置に41に接続される。さらに、接
続部材43の鍔部51に係止片52が係合するため接続
が強固になる。
【0018】図10に水栓装置の接続部材61に遮断弁
62を備えたものを示す。可撓性の給水管63の接続具
64が接続部材61に接続されると、遮断弁62を上流
側に移動させ、遮断弁62を開くことにより、可撓性の
給水管61への給水が可能となる。接続具64が接続部
材61から外されると、スプリング65と水圧により遮
断弁62が下流側に移動して弁座66に当接し、閉止す
る。この遮断弁62を設けた事により、給水中に可撓性
の給水管63の接続具64がはずれても水が飛散するこ
とがない。
【0019】水栓装置の水栓本体又は接続部材には、逆
流防止弁、真空破壊弁、及びウオーターハンマー防止手
段等を単独でまたは、いずれかの組み合わせで備えても
よい。水栓に逆流防止弁を設ければ、水栓装置を洗濯機
や食洗機より低い位置に設置しても逆流する事が無く、
給水管などが目立たないようにすることもできる。又、
散水装置が水溜まりに水没しても逆流する事が無い。更
に水栓に真空破壊弁を設ければ、給水源側に負圧が発生
しても、水回り機器からの逆流が確実に防止できる。水
回り機器例えば洗濯機や食洗機の電磁弁が閉じる際に生
じるウォーターハンマーを緩和する圧力吸収手段を水栓
に設けたれば、ウォーターハンマーで接続箇所に無理な
力が加わり破損するといったことが防止できる。
【0020】図11に、水回り機器として、散水ノズル
部に開閉操作部を設けた散水装置を示す。水栓装置70
の接続部材71の上流側に自動バルブとしての圧力調整
弁72を設けている。接続部材71には散水装置73の
可撓性の給水管74が接続される。可撓性の給水管74
の他端には散水ノズル75が接続され、散水ノズル75
には手元操作可能な、開閉操作部76が設けられてい
る。開閉操作部76を操作することにより、開閉弁77
を開閉する。開閉弁77を開閉すると、給水管74内の
水圧が変化し、この水圧の変化に応じて圧力調整弁72
が開閉する。
【0021】つまり、開閉弁77を開くと散水ノズル7
5から散水され、給水管74内の水圧が下がり圧力調整
弁72が開き、一定圧力に保ち、散水される。開閉弁7
7を閉じると散水ノズル75から散水の止まり、給水管
74内水圧が上がり圧力調整弁72が閉じる。但し、圧
力調整弁72に供給される水圧が、圧力調整弁72の設
定圧力より低い場合は、圧力調整弁72は閉じてしまわ
ないが、圧力が低いため、開閉弁77で止水される。
【0022】図12に開閉操作部76の詳細を示す。散
水ノズル本体78に開閉弁77が組み込まれている。こ
の開閉弁77は散水ノズル本体78の内部に形成した隔
壁80に設けた弁座81に囲まれた弁孔82とその下流
に形成された吐水口側に連通する連絡孔83との間の流
路を開閉可能としたものであり、散水ノズル本体78に
固定したブッシュ84により保持されている。
【0023】ブッシュ84には操作用の押しボタン85
を水密状として弁座81方向に移動可能に組み込むと共
に、隔壁80との間に介装したコイルスプリング86に
よってこの押しボタン85を散水ノズル本体78から離
れる向きに付勢している。押しボタン85の中には、弁
座81に着座可能な弁体87を従来周知のハート形カム
88によっってこの弁体87を弁座81方向に付勢して
いる。ハート形カム88とコイルスプリング89との組
み合わせによって、弁体87はボールペン等に採用され
ている従来周知のスラストロック機構によってブッシュ
84に連接することができる。
【0024】このスラストロック機構により、同図
(a)の状態から押しボタン85を押すと同図(b)の
位置まで移動し、押圧を解除すると同図(c)の状態に
維持される。そして、同図(c)の状態から押しボタン
85を再び押すと、同図(b)を経由して同図(a)に
復帰する。このように、押しボタン85を押すことによ
って、同図(a)に示すように弁体87が弁座81に着
座した閉弁状態と、同図(c)に示すように弁体87が
弁座81にから離れたた開弁状態とに切り替えることが
できる。
【0025】ここで、弁体87を弁座81側に付勢して
いるコイルスプリング89のばね定数は、開閉弁77を
閉じた直後の上流側でのウオーターハンマの発生による
圧力上昇によって収縮する程度のものとする。これによ
り、開閉弁77を閉じた後に上流側で圧力上昇したとき
には、同図(c)に示すように弁体87が弁座81から
離れて固定シャワー金具側への流路に連通させることが
でき、給水をリークささせて圧力の上昇分を大気に逃が
すことができる。すなわち、この例では開閉手段を備え
る開閉弁77に圧力緩衝機能を持たせたものであって、
開閉手段と圧力緩衝手段とを一体として構成したもので
ある。
【0026】図13に圧力調整弁72の詳細を示す。こ
の圧力調整弁72は図に示すように供給管側と散水ノズ
ル側に連通する部分に区画する隔壁91を備えたもの
で、この隔壁91に開けた弁孔92周りであって供給管
側の室に臨む部分にはパッキン93を設けたものであ
る。
【0027】隔壁91よりも供給管側の流路には弁孔9
2と同軸上に空間94を形成し、この空間94には閉弁
時の圧力上昇の吸収と止水のための制御弁体95を隔壁
91方向に向けて出没自在に設ける。この制御弁体95
は空間94から隔壁91方向に向けて突き出したガイド
96に水密状で、慴動可能に組み込んだものであり、ス
プリング97によって隔壁91から離れる向きに付勢さ
れている。そして、制御弁体95には弁孔92側の流路
に臨む先端から後端までの間に連絡路98を軸線方向に
開け、この連絡路98によって圧力室99と給水管から
散水ノズルまでの流路に連通している。
【0028】制御弁体95の先端部は先細り形状を持つ
コーン100を形成し、その基端から後方はガイド96
内を慴動可能な等径の慴動部101としている。そし
て、弁孔92周りに設けるパッキン93はこの慴動部1
01が挿入されたときその周面をシールとして止水可能
な内径を持つ。
【0029】散水ノズル75の開閉操作部76の開閉弁
77を開いた状態にして、水栓装置からの水を供給する
と、水は調圧弁72内の弁孔92を抜けて散水ノズル側
に流れ、弁孔92の絞りによってその前後の流速が速く
なり、制御弁体95のコーン100の先端周りの圧力が
低下する。このため、連絡路98によって連通している
圧力室99の内圧も下がり、スプリング97の付勢力に
よって制御弁体95は図の位置に保持され、弁孔92か
ら散水ノズル側へ水の供給が継続される。
【0030】散水ノズル75の開閉操作部76の開閉弁
77を閉じると、給水路74内の水圧が上昇する。この
とき、調圧弁72内の水の流動も停止するためその弁孔
92付近も給水管の水圧と等しくなり、閉弁後の圧力上
昇は制御弁体95の連絡路98によって、圧力室99に
も伝搬する。したがって、圧力室99の内圧が上昇して
いってスプリング97を収縮させこれによって制御弁体
95は弁孔92側にお移動し、慴動部101がパッキン
93に当接し、流路が遮断される。
【0031】図14に、可撓性の給水管の接続部の実施
例を示す。水回り機器としての水栓110の可撓性の給
水管111の袋ナット112を利用してアダプタ113
を可撓性の給水管111に固定する。アダプタ113の
先端は水栓装置の接続部材に接続可能な形状としてい
る。
【0032】図15に、アダプタの断面図を示す。アダ
プタ113の内部に通水路114を設け、一端に給水管
111の袋ナット112の雌ねじに螺着可能な雄ねじ部
115を設け、他端に水栓装置の接続部材に接続可能な
は雄カプラー形状116としている。通水路114の雄
ねじ部115側に雌ねじ117を形成している。雌ねじ
117に螺着可能なキャップ部材118を備えている。
【0033】図16に、アダプタの別実施例を示す。キ
ャップ部材119を袋ナット状とし、キャップ部材11
9の雌ねじ部120をアダプタ113の雄ねじ部115
に螺着可能としている。その他は、図15の実施例と同
様である。キャップ部材118、または、119をアダ
プタ113に螺着しておくことにより、予め水栓装置の
接続部材にアダプタ113を装着することにより、水栓
装置の出口を塞ぐことができ、水栓等の水回り機器を水
栓装置に接続する前に水栓装置までの配管に水圧を加え
ることができ、配管の漏水チェックを行える。
【0034】また、出荷に際しアダプタを水栓装置に装
着しておくことにより、接続部材のシール部分に異物が
付着することを阻止できる。キャップ部材を袋ナットで
構成し、この袋ナットをアダプタに螺合しておけばアダ
プタのねじの保護も出来る。キャップ部材をビスで構成
すると、最も安価に製作出来るうえ、ビスを取り外した
後のアダプタの雌ねじ部内の空間を利用してストレーナ
ーや逆止弁を収納する事も出来る。
【0035】図17に、箱状部材内に水の吸収剤を設け
た実施例の縦断面図を示す。箱状部材7の底面に、スポ
ンジ、高分子化合物、木綿等の吸水性繊維等の水吸収剤
121をマット状にして配設している。箱状部材7の底
面には所定高さの突起部122を設けて、水が溜まるよ
うにしている。この部分に突起部122の高さより薄い
水吸収剤121を敷設している。水吸収剤121の上部
に水吸収剤より溢れた水を検知する光電式、リードスイ
ッチ式等のセンサー123を設けている。センサー12
3が水を検知するとランプ、音等の報知手段124によ
り報知する。
【0036】図18に、箱状部材内に水の吸収剤を設け
た他の実施例の分解斜視図を示す。箱状部材7の底面
に、スポンジ、高分子化合物、木綿等の吸水性繊維等の
水吸収剤121をマット状にして配設している。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0038】前面を開口し壁面に収納して設置される箱
状部材と、箱状部材の開口部を覆うカバー部材と、箱状
部材に収納され吐水部に接続部材を備えた水栓とを備
え、カバー部材に水栓の開閉操作部が臨む孔と水栓の接
続部材が臨む開口とを設け、水廻り機器の可撓性の給水
管を接続部材に着脱自在に接続するため、水回り機器の
給水管と水栓との接続部分の壁からの出代を低く抑え、
且つ水栓の壁からの突出を無くすと共に、その接続作業
及び水栓の開閉操作作業が容易に行うことができる。
【0039】水栓の開閉操作部をカバー部材の孔を挿通
してカバー部材外部に突出させれば、より開閉操作が行
い易いうえ、開閉状態が目視できる。
【0040】水栓の接続部に、給水管を接続したときに
は開き、給水管を外すと閉じる遮断弁を設けたので、万
一給水管が外れても遮断弁が自動的に閉じて水の噴出が
抑えられる。
【0041】散水装置の散水ノズルに吐水を開閉する手
元操作部を設けたので、いちいち水栓を開閉することな
く手元で開閉でき、便利である。
【0042】手元操作部の操作で開閉する自動バルブを
壁内に収納される水栓に設けることにより、自動バルブ
がたとえ大きくなっても壁表面に突出せず、邪魔になら
ない。
【0043】手元操作部の操作で給水管内の圧力を制御
され、給水管内の圧力の低下で開き、給水管内の圧力の
上昇で閉じる自動バルブを用いたので、給水管を継ぎ足
すなど任意に延長できる。
【0044】可撓性給水管の接続部をL型に形成させる
と、給水管を壁に沿わせて水栓装置の接続部材に装着で
き、給水管自体が邪魔になることも防止出来るうえ、無
理に折り曲げないので接続箇所に給水管の反力が加わる
ことも防げる。
【0045】給水管の接続部をカバー部材に設けた係止
具に保持すれば、水回り機器を開閉するたびに給水管が
振れて接続箇所に無理な力が加わることもない。
【0046】まず水回り機器の可撓性給水管の袋ナット
にアダプタの雄ねじにねじ込み接続し、その後水栓装置
にこのアダプタを介して接続することにより、水回り機
器を水栓装置に簡単にワンタッチ着脱出来る。
【0047】結露水等の水滴は、箱状部材の底部に設け
た水の吸収剤で捕捉され、例え箱状部材の底部が水密で
無くても箱状部材外部にしみ出るようなことはない。
尚、結露水程度の水滴であれば、自然乾燥する。
【0048】箱状部材の底部に所定の高さの水密部を設
け、この水密部に水密部高さより薄いの水の吸収剤を設
けると共に、吸収剤の上部に吸収剤より溢れた水を検知
するセンサーを設けておけば、漏水した場合においては
吸収剤で吸収できない水が吸収剤の上に溢れ、この溢れ
た水を検出することで漏水と判別出来る。勿論、吸収剤
が大量の水を吸収できるので、ボックス前面の開口の立
ち上げ部をいたずらに高くする必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の一部断面図。
【図2】第1実施例の拡大断面図。
【図3】第1実施例の接続部材の接続状態を示す部分断
面図。
【図4】第1実施例の接続部材の部分断面図。
【図5】第2実施例の側面図。
【図6】第2実施例の一部断面した平面図。
【図7】第3実施例の部分断面図。
【図8】第3実施例の正面図。
【図9】可撓性の給水管の接続部の部分断面図。
【図10】接続部材と可撓性の給水管の接続部の部分断
面図。
【図11】第4実施例を示す部分断面図
【図12】第4実施例の開閉操作部の断面図
【図13】第4実施例の調圧弁の断面図
【図14】第5実施例を示す部分断面図
【図15】第5実施例のアダプターの断面図
【図16】第5実施例のアダプターの他の実施例の部分
断面図
【図17】第6実施例を示す部分断面図
【図18】第7実施例を示す分解斜視図
【符号の説明】
1…湯水混合水栓(水回り機器) 3…壁面 4、31、41、70…水栓装置 5、43、61、71…接続部材 6、33、63、74…可撓性の給水管 7…箱状部材 8、32…カバー部材 9、42…水栓本体 11…接続口 14…第一開口 15…操作部 16…第二開口 62…遮断弁 72…圧力調整弁(自動バルブ) 73…散水装置(水回り機器) 76…開閉操作部(手元操作部) 113…アダプタ 121…水吸収剤 123…センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 隆三 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 阿部 清人 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面を開口し壁面に収納して設置される
    箱状部材と、箱状部材の開口部を覆うカバー部材と、箱
    状部材に収納され吐水部に接続部材を備えた水栓とを備
    え、カバー部材に水栓の開閉操作部が臨む孔と水栓の接
    続部材が臨む開口とを設け、水廻り機器の可撓性の給水
    管を接続部材に着脱自在に接続することを特徴とする水
    栓装置。
  2. 【請求項2】 水栓の開閉操作部の頂部を、孔を挿通し
    てカバー部材から突出して設けたことを特徴とする請求
    項1記載の水栓装置。
  3. 【請求項3】 水栓の接続部に、給水管を接続したとき
    には開き、給水管を外すと閉じる遮断弁を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の水栓装置。
  4. 【請求項4】 水回り機器が散水装置であって、散水装
    置の可撓性の給水管の下流側に設けた散水ノズルに、吐
    水を開閉する手元操作部を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の水栓装置。
  5. 【請求項5】 手元操作部の操作で開閉する自動バルブ
    を水栓に設けたことを特徴とする請求項4記載の水栓装
    置。
  6. 【請求項6】 手元操作部の操作で可撓性の給水管内の
    圧力が制御され、可撓性の給水管内の圧力の低下で開
    き、給水管内の圧力の上昇で閉じる自動バルブを水栓に
    設けたことを特徴とする請求項5記載の水栓装置。
  7. 【請求項7】 可撓性の給水管の接続部をL型に形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の水栓装置。
  8. 【請求項8】 可撓性の給水管の接続部をカバー部材に
    設けた係止具に保持することを特徴とする請求項1記載
    の水栓装置。
  9. 【請求項9】 可撓性の給水管と接続部材との間に、接
    続部材側はカプラ接続構造で給水管側はネジ接続構造で
    給水管に接続されるアダプタを介在したことを特徴とす
    る請求項1記載の水栓装置。
  10. 【請求項10】 箱状部材内の底部に水の吸収剤を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の水栓装置。
  11. 【請求項11】 箱状部材内の底部に所定の高さの水密
    部を設け、この水密部に水密部高さより薄い水の吸収剤
    を敷設し、吸収剤の上部に水を検知するセンサーを設け
    たことを特徴とする請求項10記載の水栓装置。
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