JP3364766B2 - カ−ブ用ベルトコンベア - Google Patents

カ−ブ用ベルトコンベア

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JP3364766B2
JP3364766B2 JP28002693A JP28002693A JP3364766B2 JP 3364766 B2 JP3364766 B2 JP 3364766B2 JP 28002693 A JP28002693 A JP 28002693A JP 28002693 A JP28002693 A JP 28002693A JP 3364766 B2 JP3364766 B2 JP 3364766B2
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bending
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昌美 島田
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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Framework For Endless Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は自動調心機能を具備する
カーブ用ベルトコンベアに関する。 【0002】 【従来の技術】トンネル工事の排土に用いられるベルト
コンベアは、トンネルのカーブに応じて屈曲させる必要
がある。従来この種のベルトコンベアは、複数に分割さ
れた分割フレームを屈曲線形に合わせて屈曲を調整した
後、屈曲部をボルト止めして固定する構造になってい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】前記した従来のカー
ブ用ベルトコンベアには次のような問題点がある。 【0004】<イ> 大口径用のベルトコンベアの場
合、各分割フレームが大きいために分割フレームの屈曲
調整操作やボルト止め作業が大掛かりとなり、屈曲作業
に多大の労力を要する。 【0005】<ロ> トンネルが小口径の場合には、作
業空間が狭小であることから屈曲作業が困難である。 【0006】 【本発明の目的】本発明は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、現場への
設置が容易で、ベルトコンベアの屈曲に合わせて自動的
にベルトの調心が行えるカーブ用ベルトコンベアを提供
することにある。 【0007】 【問題点を解決するための手段】本発明は、フレームに
回動自在にベルトを巻回して構成するベルトコンベアに
おいて、前記フレームが回動自在に連結された複数の分
割フレームで構成し、相対向する分割フレームの両側部
間に分割フレームの屈曲を維持する一対の連結具を取り
付け前記連結具は拘束金具と、該拘束金具に貫挿可能
な連結板とで構成し、各分割フレームの上部にベルト蛇
行防止用の複数のサイドローラを配設したことを特徴と
する、カーブ用ベルトコンベアである。 【0008】 【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明する。 【0009】<イ>カーブ用ベルトコンベア 図6はカーブ用ベルトコンベア10を配置したトンネル
Aの横断面図を示す。トンネルA内に走行自在に配置さ
れた後続台車20の上部に水平に向けて受架台21が取
り付けられ、この受架台21上にカーブ用ベルトコンベ
ア10が幅止め金具22を介して載置されている。カー
ブ用ベルトコンベア10は、フレーム30の前後に夫々
配備したドラム(図示せず)と、これらのドラム間に巻
回したエンドレス形のベルト40と、フレーム30の上
部側でベルト40を支持するキャリアローラ50と、フ
レーム30の下部側でベルト40を支持するリターンロ
ーラ51とを基本の構成要素とする。 【0010】<ロ>フレームの連結構造(図1) 図1にベルトコンベア10の中間部の平面図を示し、図
2にその側面図を示す。 カーブ用ベルトコンベアの中
間部は複数の分割フレーム31,32で構成されてい
る。各分割フレーム31,32の各対向端にブラケット
33,33が夫々設けられ、ブラケット33,33に貫
挿したピン34が両分割フレーム31,32の水平方向
の回動を許容する状態で連結している。また図2〜4に
示すように各分割フレーム31,32の端部両側面に
は、フレームの長手方向に向けた開口を有する拘束金具
35と、この拘束金具35に貫挿可能な連結板36とを
一対とする連結具が夫々取り付けられている。連結板3
6はばね鋼製で、その一端が各分割フレーム31,32
の一方の側面に固着され、その他端が分割フレーム3
1,32の端より前方に突出している。連結板36をば
ね鋼で形成したのは、拘束金具35の組み合わせは、ピ
ン34を中心とした両分割フレーム31,32の屈曲を
許容するためと、拘束金具35と連結板36間における
摩擦抵抗により分割フレーム31,32の屈曲を維持す
るためである。したがって、両分割フレーム31,32
を屈曲させるための力は、基本的に拘束金具35と連結
板36間の摩擦抵抗により求められる。 【0011】<ハ>ベルトの蛇行防止手段 単に分割フレーム31,32を屈曲させただけでは、ベ
ルト40が屈曲部で蛇行してしまう。そこで、図3,4
に示すように各分割フレーム31,32の上部に、内側
に傾斜する複数のサイドローラ52が配設され、傾斜す
るサイドローラ52の周面でベルト40の蛇行を拘束で
きるようになっている。尚、図中37はサイドローラ5
2と同様に機能する固定ガイド板で、フレーム30の上
部両側に内側に傾斜した状態で設けられている。また、
分割フレ−ム31、32の下部には、フレ−ムに対して
垂直に図示しない複数のサイドロ−ラが設置され、フレ
−ム下部を通るベルト40の蛇行を拘束できるようにな
っている。なお、分割フレ−ム31、32の下部に設置
されたサイドロ−ラは、リタ−ンロ−ラ51に干渉しな
いフレ−ム31、32の内側部分に突設される。 【0012】 【作用】つぎにカーブ用ベルトコンベア10の屈曲時の
作動について説明する。 【0013】<イ>屈曲 図1の状態のカ−ブ用ベルトコンベア10を図5の状態
に屈曲させる際、分割コンベア32、31の回動は両分
割コンベア31,32の両側部を連結する一対の連結板
36,36のうち内側(図面下側)の連結板36が圧縮
力を受けて拘束金具35へさらに貫入し、また外側(図
面上側)の連結板36が引張力を受けて拘束金具35か
ら後退することによって許容される。分割フレーム3
1、32の屈曲に伴いベルト40にカ−ブ内側へ向けた
偏寄力が作用する。屈曲部を通過する際、ベルト40は
内側に傾斜したサイドローラ52の周面で蛇行が規制さ
れ、フレーム30の中心線に沿って移行する。 【0014】<ロ>フレームの固定 従来はフレームの屈曲を維持するために分割フレーム間
をボルトで固定する必要があった。本実施例では、分割
フレーム31,32の両側間を連結している連結板36
と拘束金具35との間に摩擦抵抗が生じているため、こ
の摩擦抵抗によって分割フレーム31,32の回動を拘
束し、分割フレーム31,32間の屈曲を維持できるか
ら、従来のようなボルトで固定する必要はまったくな
い。以上説明したように、フレーム30に外力が作用す
ると分割フレーム31,32間の支軸を中心に回動して
屈曲し、またベルト40の中心線が分割フレーム31,
32の屈曲に対応して一致する。したがって、図6に示
すカーブ用ベルトコンベア10はトンネル10の線形に
合わせて自動的に調心させることになる。 【0015】 【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 【0016】<イ> ベルトコンベアの自由な屈曲を許
容しつつ、分割フレーム間に横架した連結板と拘束金具
間の摩擦抵抗により屈曲を維持できる。そのため、従来
のようなボルト止め作業が不要となり、現場で設置手数
を軽減できると共に狭小空間域への設置も容易とな
る。。 【0017】<ロ> フレームの屈曲部に設けたサイド
ローラがベルトの蛇行を拘束してフレームの中心線に沿
ったベルトの運行を可能にしている。そのため、フレー
ムの屈曲に対応して自動的にベルトの調心が行える。 【0018】<ハ> トンネル内の排土用だけでなくあ
らゆる用途に使用でき、汎用性に富む。
【図面の簡単な説明】 【図1】 カーブ用ベルトコンベアの中間部の平面図 【図2】 その側面図 【図3】 図1におけるIII −III の断面図 【図4】 分割フレームの斜視図 【図5】 屈曲時におけるカーブ用ベルトコンベアの中
間部の平面図 【図6】 カーブ用ベルトコンベアをトンネル内に配設
した断面図

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】フレームに回動自在にベルトを巻回して構
    成するベルトコンベアにおいて、 前記フレームが回動自在に連結された複数の分割フレー
    ムで構成し、 相対向する分割フレームの両側部間に分割フレームの屈
    曲を維持する一対の連結具を取り付け前記連結具は拘束金具と、該拘束金具に貫挿可能な連結
    板とで構成し、 各分割フレームの上部及び下部にベルト蛇行防止用の複
    数のサイドローラを配設したことを特徴とする、 カーブ用ベルトコンベア。
JP28002693A 1993-10-13 1993-10-13 カ−ブ用ベルトコンベア Expired - Fee Related JP3364766B2 (ja)

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JP6737628B2 (ja) * 2016-04-27 2020-08-12 古河産機システムズ株式会社 ベルトコンベア用敷設ユニットおよびこれを用いたベルトコンベア

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