JP3364405B2 - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP3364405B2
JP3364405B2 JP04542297A JP4542297A JP3364405B2 JP 3364405 B2 JP3364405 B2 JP 3364405B2 JP 04542297 A JP04542297 A JP 04542297A JP 4542297 A JP4542297 A JP 4542297A JP 3364405 B2 JP3364405 B2 JP 3364405B2
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heating
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/6435Aspects relating to the user interface of the microwave heating apparatus
    • H05B6/6441Aspects relating to the user interface of the microwave heating apparatus allowing the input of coded operation instructions, e.g. bar code reader

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子レンジの加熱室
内の被加熱物を撮像する画像センサ部を有する電子レン
ジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、使用者の負担を少なくするた
めに、また各被加熱物に対して最適な加熱がなされるよ
うにするために、被加熱物に関する情報を画像センサよ
り入手しその情報に基づいて電源出力や加熱時間などの
加熱モードが自動で設定されるように構成されている電
子レンジが特開昭60−18152号公報(第1例)な
どに開示されている。このような電子レンジにおいて
は、使用者は加熱時間あるいは被加熱物の種類をキー入
力する必要がない。第1例の電子レンジは、画像センサ
の画像データより被加熱物の形状を認識し、その認識結
果に基づいて被加熱物の種類を決定し、それに合った加
熱制御を行うように構成されている。
【0003】また、画像センサを用いて被加熱物の加熱
状態を監視し、その監視結果に応じて自動で加熱停止が
なされる自動加熱調理器が特開平1−310236号公
報(第2例)に開示されている。同公報において被加熱
物の加熱状態は、被加熱物の外形変化を検出することに
より監視している。この自動加熱調理器においては、加
熱時間等が始めにわからない被加熱物を加熱する場合で
も、使用者が被加熱物の加熱の状態を直接監視して加熱
停止の判断を行うことなく自動で加熱停止がなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
加熱制御は、形状の認識や外形変化の認識結果に基づい
ており、例えば冷凍食品やラップがかけられた食品等形
状に特徴がなかったり形状変化が見られない特定の条件
を持つ食品については考慮されていない。よって、上記
従来技術の制御方法により特定の条件を持つ食品の加熱
を行った場合は、その食品に合った最適な加熱制御(仕
上がり)は期待できない。
【0005】さらに、画像センサにより入手する被加熱
物に関する情報についても、形状以外の情報(例えば
色、材質、個数、重量等)をも入手することで、画像セ
ンサを有効に利用でき、かつ多くの情報に基づくことで
より適切な加熱制御を行うことが可能になると考えられ
る。しかしながら、それらのことについては、第1例に
おいて、画像センサのデータに基づいて色、個数等の認
識を行うとの記載があるがあるのみで、形状以外の情報
を入手するための具体的な方法や構成については言及さ
れていない。
【0006】また、加熱中の被加熱物の状態を検出する
ような画像センサが構成されている電子レンジについて
は、例えば第2例(この場合は自動加熱調理器)がそう
であるが、外形状の変化の検知のみでは適切な加熱制御
を行うための情報として不十分である。
【0007】本発明は、上記問題点を鑑みて、被加熱物
が特別な条件を持つものである場合でも対応でき、さら
に被加熱物の形状情報の入手のみでなくその他の情報の
入手も可能となる画像センサ部を有する電子レンジを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電子レンジの加熱室内を撮像し画像デー
タを得る画像センサ部と被加熱物の重量を算出する算出
部を有する電子レンジにおいて、前記算出部は、前記画
像センサ部が画像データより検出したターンテーブルの
回転速度を、予め記録されているターンテーブルの回転
速度と被加熱物の重量の関係式に当てはめて被加熱物の
重量を算出する第1の算出手段と、前記画像センサ部が
画像データより検出したターンテーブルの回転開始時間
を用いてターンテーブル駆動信号が出力されてから前記
回転開始が検出されるまでの待機時間を検出し、該待機
時間を予め記憶されている待機時間と被加熱物の重量の
関係式に当てはめて被加熱物の重量を算出する第2の算
出手段の内両方または一方の算出手段を有するように構
成する。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】被加熱物の重量はターンテーブル駆動部に
かかるトルクの大きさに比例する。本発明はこの関係を
利用したものである。トルクの大きさは画像センサ部の
データを用いても直接検出できないので、代わりにター
ンテーブルの回転速度あるいはターンテーブル駆動信号
が出力されてから実際にターンテーブルが回転し始める
までの待機時間を検出する。そして、上記の通り関係式
に当てはめれば被加熱物の重量が算出される。
【0023】尚、本発明においては回転速度を用いる第
1の算出手段と、待機時間を用いる第2の算出手段の両
方で被加熱物の重量を算出するようにすればより正確な
値が算出されることになる。
【0024】また、加熱室内の被加熱物を撮像し得られ
た画像データを用いて被加熱物の加熱状態を認識する画
像センサ部を有する電子レンジにおいて、被加熱物が冷
凍の肉類又は魚類であることを入力データより検出又は
自ら検出する検出機能を有し、該検出機能により被加熱
物が冷凍の肉類又は魚類であると検出された場合は、前
記画像センサ部は画像データの輝度の変化を監視するこ
とにより、被加熱物に表出する肉汁の度合いを監視して
加熱状態を認識するように構成する。
【0025】上記構成は、被加熱物が冷凍の肉類又は魚
類である場合のみ有効である。被加熱物が冷凍の肉類又
は魚類であることは、操作者のキー入力により知らせ、
これを検出する検出機能を有するようしてもよいし、
作者のキー入力や例えば温度センサからの出力により、
先ず被加熱物が冷凍されたものであることを知らせ、次
いで予め記録されているデータと、画像センサ部の画像
データをパターンマッチングすることで、その冷凍され
たものが肉類又は魚類であることを検出する機能を有す
るようにしてもよい。
【0026】例えば冷凍の肉類は、解凍が進むにつれて
肉汁が流出して、その水分により表面が滑らかになるの
で表面の輝度が変化する。つまり、被加熱物が冷凍の肉
類又は魚類である場合は、解凍(加熱)が進むに従いそ
の被加熱物の表面に肉汁が徐々に表出するため、これに
伴う輝度の変化を監視することで加熱状態を認識するこ
とができる。また、輝度が予め記憶してある所定値に達
したら解凍が終了したと見なすようにするなど、加熱状
態の認識結果を加熱停止の判断材料とすることができ
る。なお、色に関しては最初霜により白っぽかった色
が、例えば肉類に関しては赤みを増していき、解凍が終
わっても加熱がつづくと煮えることにより灰色っぽくな
ることから、輝度の変化に併せて色の変化も監視するこ
とでより精度よく加熱状態を認識することができる。
【0027】また、加熱室内の被加熱物を撮像し得られ
た画像データを用いて被加熱物の加熱状態を認識する画
像センサ部を有する電子レンジにおいて、被加熱物がラ
ップされているものであることを入力データより検出又
は自ら検出する検出機能を有し、該検出機能により被加
熱物がラップされているものであると検出された場合
は、前記画像センサ部はラップの膨らみを画像データの
輝度の変化より検出し被加熱物の加熱状態を認識するよ
うに構成する。
【0028】上記構成は、被加熱物がラップされている
ものである場合のみ有効である。ラップされているもの
であることは、操作者がキー入力により知らせそれを検
出するようにしてもよいし、画像センサ部の画像データ
よりラップを検出するようにしてもよい。ラップされて
いるもの、例えばスープ皿に入れられてラップがかけら
れているスープなど、加熱が進むとラップによる密閉領
域の圧力が上がる。よって、ラップが膨張する。したが
って、表面輝度が変化する。
【0029】画像データより表面輝度の変化を監視すれ
ば、ラップの膨張の様子即ち内容物の加熱の状態がわか
ることになる。認識した加熱の状態は、加熱停止の判断
材料とすることができる。
【0030】また、加熱室内を照らす庫内灯と加熱室内
を撮像し画像データを得る画像センサ部を有する電子レ
ンジにおいて、前記画像センサ部は画像データより加熱
室内での炎の発生、煙発生、放電現象または庫内灯の球
切れの異常を検知するように構成する。
【0031】例えば被加熱物が燃焼した場合に炎や煙が
発生すると、炎や煙の輝度と色は特徴があり、かつ空気
流により揺れるので、被加熱物とは異なる画像データ領
域が生じ画像センサ部はこれを検知できる。また、放電
現象に関しても、輝度の異なる帯状の領域が存在するこ
とになり、画像センサ部はこれを検知できる。検知され
た場合はすぐに加熱を停止し、使用者に知らせるように
制御するなどの制御を行えばよい。また、庫内灯の電球
が切れた場合は、画像データでの被加熱物の認識が不可
能となる。よって、球切れしたことを検知できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は第1〜第8の実施形態に共通
の電子レンジの概略構成図である。
【0033】図1において、16は被加熱物を出し入れ
する加熱室、7は被加熱物を置くターンテーブル、1は
ターンテーブル7上に置かれた被加熱物を撮像し画像デ
ータを得て処理を行う画像センサ部である。6はマグネ
トロンでここから放出された電磁波により被加熱物が加
熱される。10は庫内灯で加熱室16内を照らす。8は
ターンテーブル7を回転させるターンテーブル駆動部で
ある。2は主制御部で、キーボード部4や画像センサ部
1からの信号を受け取り、その信号に基づいてマグネト
ロン6の電源回路5を制御する。また、主制御部2は表
示部3や駆動トルク検出部9に対しても信号を送る。
【0034】図2は、図1の画像センサ部1の構成を示
したブロック図である。尚、画像センサ部1と主制御部
2の関係についても図示した。図中の17はターンテー
ブル7上の被加熱物からの可視光線を入力するイメージ
センサ(本実施形態ではカラーCMDSセンサを用いて
いる)で、11はイメージセンサ17から画像データが
与えられる前処理部である。前処理部11でノイズ除去
の処理が行われた画像データは、A/D変換部12でデ
ジタル信号に変換されてから、信号処理部13に与えら
れる。画像データは、信号処理部13では輝度信号と色
信号に変換される。そして、それぞれの信号は画像処理
プロセッサ15を介してフレームメモリ14に記憶され
る。
【0035】画像処理プロセッサ15は、フレームメモ
リ14に記憶されている信号を用いて、各種画像処理を
行うことにより、ターンテーブル7上の被加熱物に関す
る種々の情報を得る。そして、この得られた情報を電子
レンジの主制御部(本実施形態ではマイコンで構成され
ている)2に出力する。
【0036】主制御部2ではこの情報を、図示しない各
種センサから入力されたデータや予め記憶されているデ
ータと比較補正することにより、加熱モードや加熱時間
を制御する。尚、18、19は画像処理プロセッサ15
内に構成されているCPUとメモリである。次に、本実
施形態の画像センサ部1の具体的な動作について説明す
る。
【0037】〈第1の実施形態〉本実施形態の電子レン
ジは、被加熱物が冷凍食品である場合、その形状情報と
色彩情報の両方から被加熱物の種類を特定するものであ
る。被加熱物が冷凍食品である場合、使用者はキーボー
ド部4より冷凍食品であることを指定する所定のキー入
力を行う。この入力データを主制御部2が検出すると、
画像センサ部1に冷凍食品の種類を認識する動作を行う
ように指示する。
【0038】指示を受けた画像センサ部1は、まずイメ
ージセンサ17により被加熱物を撮像する。得られた画
像データを、輝度信号と色信号に分けてフレームメモリ
14に格納する。CPU18は、この格納されているデ
ータの内、被加熱物の形状と色彩のパターンを画像処理
プロセッサ15内のメモリ19に予め記憶されている複
数の食品のマッチングパターンと比較し、どのマッチン
グパターンに一致するかもしくは近いかを判断する。そ
して、CPU18はその判断結果に基づいて食品の種類
を認識する。この認識結果は、主制御部2に与えられ
る。
【0039】例えば、被加熱物が冷凍の肉の塊であると
する。このことは、被加熱物の形状と色彩のパターンを
メモリ19内のパターンとマッチングを行い、輝度信号
から得られる形状情報と色信号から得られる色彩情報と
もに、予め記憶されている肉の塊のマッチングパターン
と一致することにより認識される。そして、このCPU
18による認識結果は主制御部2に送られる。
【0040】他の例として、被加熱物がパッケージに入
っている市販の食品であった場合も、各食品のパッケー
ジのマッチングパターンをメモリ19に記憶しておけ
ば、その商品名まで判別できることになる。尚、被加熱
物が市販の冷凍食品で、そのパッケージの表面が霜によ
り見えないとき、CPU18は画像データよりこのこと
を判別し、主制御部2に知らせるようにする。主制御部
2は、霜が解けてパッケージの表面が見えるまで低出力
にて加熱を行うようにする。
【0041】電子レンジの主制御部2は被加熱物の各種
類に対応した加熱モードを記憶しておき、種類認識結果
に対応する加熱モードで加熱を制御する。従って、各被
加熱物にとって、最適な加熱がなされることになる。例
えば、冷凍食品の場合には、マグロであれば半解凍、肉
類であれば全解凍となるような出力や加熱時間、市販の
冷凍食品であればその食品毎で決められている加熱モー
ドとなるように加熱を制御する。
【0042】尚、加熱の制御を行う場合、被加熱物など
の重量情報も参照して加熱時間を決定することが望まし
い。重量認識に関しては、重量センサを設けるようにし
てもよいし、後述の第4の実施形態を採用するようにし
てもよい。
【0043】〈第2の実施形態〉本実施形態の電子レン
ジは、画像センサ部1により被加熱物を表面状態と、外
形と、面構成で認識するものである。表面状態の情報
は、例えば被加熱物がお皿の上に載せられた食品である
場合に、これらを併せて認識しないようにするために得
る情報である。情報の内容は、大まかには表面がつるつ
る(滑らか)であるとかざらざらであるといったもので
ある。この情報は、表面の輝度状態より判断する。
【0044】表面がざらざらであれば、庫内灯10の光
が当たらない部分も生じ従って輝度状態が一様でなくな
る。つまり、庫内灯10の光が当たらない部分は暗くな
る。これに対し、表面がつるつるであれば輝度状態は一
様となる。被加熱物がターンテーブル7上に載置され、
主制御部2から指示があるとイメージセンサ17により
被加熱物が撮像され、その画像データはフレームメモリ
14に格納される。
【0045】CPU18は、フレームメモリ14に格納
されている画像データから被加熱物の表面の輝度信号取
り出しメモリ19に格納されているデータと比較して、
その表面状態を認識する。
【0046】次にCPU18は、被加熱物の外形情報を
認識する。まず、フレームメモリ14に格納されている
画像データの内、輝度信号を微分する。そして、得られ
た微分データとメモリ19のデータを比較して、どのデ
ータに一致するかを調べることにより外形を分類する。
例えば、四角形のデータに一致すればその外形は四角形
であると認識する。
【0047】CPU18は更に、被加熱物の面構成を認
識する。これは、フレームメモリ14内の輝度信号の輝
度分布をメモリ19のデータと比較することにより認識
する。ここで面構成の情報とは、例えば球形であるとか
平面構成であるなどという情報のことをいう。球形であ
れば輝度が被加熱物の球面に対応した変化を含んだもの
となる。平面構成であれば輝度分布は一様な変化とな
る。CPU18は、その輝度分布をメモリ19に格納さ
れているデータと比較し、例えば球形のものと一致すれ
ば被加熱物の面構成は球形であると認識する。
【0048】CPU18は、上記で説明した被加熱物の
表面状態、外形、面構成の認識データを主制御部2に送
り、主制御部2ではその情報に基づいて被加熱物の加熱
モード(出力、時間)を自動設定する。
【0049】尚、本実施形態において、被加熱物の表面
状態がつるつるで、外形が四角形で、面構成が平面構成
であると認識された場合は、市販のパッケージに入った
食品である可能性が高いのでそのパッケージ表面にかか
れている文字を認識する処理を行う。この場合、色信号
より文字に該当する部分が判断される。CPU18はそ
の部分の輝度信号と、メモリ19に記憶されている文字
パターンを比較することにより、商品名を認識し、認識
データを主制御部2に伝える。主制御部2では、各商品
毎に決められている加熱モードで加熱が行われるように
制御する。
【0050】〈第3の実施形態〉本実施形態の電子レン
ジでは、画像センサ部1により被加熱物の個数認識が行
われる。個数認識は、電子レンジの加熱室16内にある
庫内灯10を利用して行う。庫内灯10の位置が決まれ
ば、それによる被加熱物の影のできる方向は一義的に決
まる。本実施形態では、その影つまり輝度信号の小さい
領域に注目して個数認識を行う。以下、本実施形態の個
数認識の方法を順序を追って説明する。
【0051】イメージセンサ17は、ターンテーブル7
とともに動く被加熱物を撮像する。この撮像は被加熱物
の加熱前に行うようにしてもよいし、加熱開始と同時に
行うようにしてもよい。ある時間撮像をつづけると、輝
度信号の小さい領域が重なり(影が重なること)、
より一段と輝度信号の小さい領域が生じる。この領域の
数がすなわち被加熱物の個数となる。従って、CPU1
8はこの領域の数を数え個数認識を行う。
【0052】また、影となる色は限定されるので、色信
号より影の位置が判別できる。よって、その影の領域の
数を数えて先の個数認識の結果を検証するようにしても
よい。このようにすればより正確さを増すことになる。
個数認識の結果は主制御部2に送られる。主制御部2
は、個数認識の結果を被加熱物の加熱時間を制御するた
めのデータの一つとする。尚、個数認識を加熱中に行っ
た場合は、主制御部2はその結果に基づき加熱時間の調
整を行うようにする。
【0053】〈第4の実施形態〉本実施形態の電子レン
ジでは、画像センサ部1により得られたデータを用いて
被加熱物の重量認識が行われる。被加熱物を載せたター
ンテーブル7を駆動するターンテーブル駆動部8の軸に
かかるトルクは、被加熱物の重量に比例する。本実施形
態での重量認識は、この関係を用いて行われる。
【0054】尚、ターンテーブル駆動部8にかかるトル
クの大きさを直接検出するのは構成的に複雑になるため
に、ここではトルクの大きさの代わりにこれに比例する
ターンテーブル7の回転速度(第1の手段)、もしくは
ターンテーブル駆動信号が出力されてから実際にターン
テーブル7が駆動するまでの待機時間(第2の手段)を
用いて算出される。
【0055】第1の手段においては、まず画像センサ部
1によりターンテーブル7の回転速度が検出される。方
法は、ターンテーブル7上に目印を設けておき、フレー
ムメモリ14内の画像データをCPU18が分析して、
この目印の回転速度を求める。これがターンテーブル7
の回転速度となる。CPU18は検出した回転速度のデ
ータを主制御部2に送り、主制御部2は予め記憶されて
いる回転速度と被加熱物の重量の相関関係式を用いて被
加熱物の重量を算出する。
【0056】第2の手段においては、ターンテーブル駆
動信号が出力されてから実際にターンテーブル7が駆動
するまでの待機時間を検出する。実際にターンテーブル
7が駆動し始めたことは、画像センサ部1が差分検出を
行うことにより検知する。そして、主制御部2に検知し
たことを知らせる。主制御部2はターンテーブル駆動信
号が出力されてから前記知らせをうけるまでの時間を待
機時間として検出する。そして、予め設けられている待
機時間と被加熱物の重量の相関関係式より、被加熱物の
重量を算出する。
【0057】尚、第1の手段で検出されるターンテーブ
ル7の回転速度は滑り係数等により被加熱物の重量に対
する変化率が小さい場合がある。変化率が小さいと、か
なり正確に回転速度を検出しなければ、大きな誤差を生
じることになる。よって、本実施形態では、より正確に
重量認識を行うために、まず第1の手段で重量を検出
し、その後検出した値を検証するために第2の手段を用
いる。
【0058】主制御部2は、待機時間を被加熱物の加熱
時間を制御するためのデータの一つとする。例えば、種
類がわかっている被加熱物に対してはその加熱時間を決
定するためのデータとし、大きさのみがわかっている被
加熱物に対しては、重量データを合わせることにより、
密度がわかり被加熱物の種類を判別し易くなる。重量認
識は、第3の実施形態における個数認識と同様に加熱前
もしくは加熱中に行うようにする。
【0059】〈第5の実施形態〉本実施形態の電子レン
ジでは、始め冷凍状態であった被加熱物(本実施形態で
は特に解凍の品質が問われるマグロや肉類など)が加熱
されるに従い解凍していく様子を画像センサ部1により
認識する。認識方法は、被加熱物の色味と形状と表面状
態のうち一つ以上の変化を色信号と輝度信号により監視
し、解凍状態の認識を行う。
【0060】色味変化を監視することで解凍状態が認識
できる理由について説明する。マグロ・肉類などは冷凍
状態では霜等により白色である。これが、解凍するに従
って赤みを増していき、解凍が終了しても加熱をつづけ
ると食品が煮えるためにグレー系の色に変わっていく。
よって、色信号の変化を監視することにより解凍状態を
認識できる。
【0061】使用者は、被加熱物が冷凍の魚類や肉類な
ど解凍の品質を問われるものである場合は、そのことを
指定するキー入力を行う。これを主制御部2が検出し、
CPU18に解凍状態の監視を行うように指示する。加
熱が開始すると、CPU18は、フレームメモリ14に
格納された色信号を一定間隔で監視する。これをメモリ
19に格納されている色データと比較することにより現
在の被加熱物の色味を認識する。そして、その認識結果
を主制御部2に伝える。主制御部2は、その情報から被
加熱物の解凍状態を推測し加熱停止のタイミングの判断
材料とする。
【0062】尚、上記の色味変化の代わりに形状の変化
もしくは表面状態の変化を監視するようにしてもよい。
勿論、二つ以上の変化を並行して監視してもよい。形状
の変化とは、例えば肉類の場合は、解凍が進むに従い肉
汁の流出等により形状が変化することをいう。その他の
冷凍食品についても、冷凍状態から解凍が進むと水分が
流出したりすることにより形状は変化する。CPU18
は輝度信号を一定間隔で監視し、その変化を被加熱物の
形状の変化として認識する。そして、その認識結果を主
制御部2に伝える。主制御部2は、その情報から被加熱
物の解凍状態を推測し加熱停止のタイミングの判断材料
とする。
【0063】表面状態の変化とは、例えば肉類の場合
は、解凍が進むに従い肉汁の流出等により食品の表面が
液面になる変化のことをいう。表面が液面になると滑ら
かになるので、それに伴い被加熱物の輝度が大きくな
る。輝度の大きさは、被加熱物から見て画像センサ部1
がある方向とは異なる方向に設置されている庫内灯10
から照射される光の被加熱物による反射光の大きさで決
まる。輝度が大きいほど表面が滑らかである、つまり被
加熱物である肉から肉汁が流出し解凍が進んでいること
を示す。
【0064】CPU18は輝度信号を一定間隔で監視
し、その大きさの変化を被加熱物の表面状態の変化とし
て認識する。そして、その認識結果を主制御部2に伝
え、主制御部2はその情報より被加熱物の解凍状態を推
測する。そして、加熱停止のタイミングを判断する材料
とする。
【0065】解凍状態の認識は、精度を上げるためには
二つ以上の変化を監視することにより行った方がよい。
三つの変化全てを監視することにより行う場合、認識の
精度は最も高くなる。
【0066】〈第6の実施形態〉本実施形態の電子レン
ジでは、被加熱物がコップやスープ皿などに入れられて
ラップがかけられた液体である場合に、その被加熱物の
加熱状態が画像センサ部1により認識される。被加熱物
がスープ皿に入れられラップがかけられたスープである
場合を例に挙げ、本実施形態における加熱状態の認識方
法について説明する。
【0067】ラップをかけたスープ入りのスープ皿を画
像センサ部1により撮像すると、ラップは透明であるた
め、ラップを通してスープの表面を見ることができる。
加熱を開始すると、ラップの表面が水蒸気でくもり、や
がて水蒸気が合わさって水滴になり水玉模様となる。そ
して、過加熱状態になればスープより発生する水蒸気量
が多くなるために、ラップにより密封されているスープ
皿の圧力が上昇する。結果、ラップ表面が膨らむ。CP
U18はこのラップの膨らみを検知することで、加熱状
態を認識する。ラップの膨らみは、ラップ表面で反射す
る庫内灯10の光(輝度信号)の変化を監視することに
より認識できる。
【0068】使用者は、被加熱物をターンテーブル7上
に載置して、加熱室16の扉を閉めると、キーボード部
4から被加熱物がスープ皿に入れられラップがかけられ
たスープであることを知らせるために所定のキー入力を
行う。前記キー入力により主制御部2は被加熱物が何で
あるのかを認識する。そして、ラップがかけられたもの
の加熱状態を監視するモードで監視を行うようにCPU
18に指示する。CPU18は加熱が開始すると、ラッ
プの膨らみの監視を開始する。
【0069】最適加熱時は、予め輝度信号の初期値(ラ
ップ表面が平面であるとき)からの変化量としてメモリ
19に記憶しておき、その変化量に達した時点とする。
CPU18は所定の変化量に達した時点で主制御部2に
知らせる。主制御部2はその知らせを受けると、加熱を
停止させる。尚、メモリ19に記憶させておく変化量
は、液体が入れられている容器(スープ皿やコップな
ど)の大きさや形に対応した値とすると、より正確に最
適加熱時を検出できる。
【0070】〈第8の実施形態〉本実施形態の電子レン
ジでは、加熱動作中の電子レンジの異常が画像センサ部
1により認識される。ここでいう異常とは、加熱物の燃
焼、加熱室16内での放電、及び庫内灯10の球切れの
ことである。まず、加熱室16内での被加熱物の燃焼を
認識する方法について説明する。燃焼が起こると、燃焼
に伴う炎や煙の発生により加熱室16内の状態が一変す
る。
【0071】輝度が高く、赤から白に及ぶ色成分が存在
した場合、炎が発生したとCPU18は認識する。輝度
に関しては、輝度信号がメモリ19に記憶されている一
定値を超えた場合としてもよいし、輝度信号がこれまで
より急に高くなったという変化を検出するようにしても
よい。また、庫内ファン等により生じる空気の流れによ
り、炎は一定状態では存在せず揺れが生じている。よっ
て、輝度信号や色信号の値が一定でないことも、炎が発
生したと認識する判断基準とする。
【0072】煙に関しては、特に油系のものが燃焼した
場合に発生するを検出する。この場合、黒色系の煙が
発生する。よって、加熱室16内全体の輝度が下がり、
かつ色信号が黒色系になったらCPU18はの発生が
あると認識する。
【0073】CPU18は上記のように炎、もしくは煙
の発生を認識したら主制御部2に知らせる。知らせを受
けた主制御部2は、電子レンジの加熱動作を停止し、ブ
ザー等の外部通報装置で通報するようにする。
【0074】加熱室16内における放電現象の発生時に
は、青白い光の帯が突然生じる。よって、CPU18は
輝度信号と色信号を時系列に検出することにより、突然
の発生を検知して放電の認識を行い、主制御部2に知ら
せる。この知らせを受けた主制御部2は電子レンジの加
熱動作を停止し、ブザー等の外部通報装置で通報するよ
うにする。
【0075】庫内灯10の球切れ時には、画像センサ部
1による被加熱物の撮像ができなくなる。よって、CP
U18は輝度情報と色情報の突然の変化により、電球が
切れたことを認識する。そして、主制御部2に伝える。
主制御部2は電球が切れたことを表示部3に表示すると
ともに、異常状態に陥らないように画像センサ部1を使
用しないシーケンスでの加熱方法に変更する。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子レンジの加熱室内を撮像し画像データを得る画像セ
ンサ部と被加熱物の重量を算出する算出部を有する電子
レンジにおいて、前記算出部は、前記画像センサ部が画
像データより検出したターンテーブルの回転速度を、予
め記録されているターンテーブルの回転速度と被加熱物
の重量の関係式に当てはめて被加熱物の重量を算出する
第1の算出手段と、前記画像センサ部が画像データより
検出したターンテーブルの回転開始時間を用いてターン
テーブル駆動信号が出力されてから前記回転開始が検出
されるまでの待機時間を検出し、該待機時間を予め記憶
されている待機時間と被加熱物の重量の関係式に当ては
めて被加熱物の重量を算出する第2の算出手段の内両方
または一方の算出手段を有するように構成されるので、
画像センサ部からのデータを用いて重量認識が行われ
る。つまり、重量センサを画像センサ部とは別に設ける
ことがないので、システム自体のコストダウンを行うこ
とができる。
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】また、加熱室内の被加熱物を撮像し得られ
た画像データを用いて被加熱物の加熱状態を認識する画
像センサ部を有する電子レンジにおいて、被加熱物が冷
凍の肉類又は魚類であることを入力データより検出又は
自ら検出する検出機能を有し、該検出機能により被加熱
物が冷凍の肉類又は魚類であると検出された場合は、前
記画像センサ部は画像データの輝度の変化を監視するこ
とにより、被加熱物に表出する肉汁の度合いを監視して
加熱状態を認識するように構成されると、冷凍食品の解
凍状況が監視される。よって、解凍状況を使用者がいち
いち監視することなく、過解凍による食品の品位の低下
を防止することができる。
【0082】また、加熱室内の被加熱物を撮像し得られ
た画像データを用いて被加熱物の加熱状態を認識する画
像センサ部を有する電子レンジにおいて、被加熱物がラ
ップされているものであることを入力データより検出又
は自ら検出する検出機能を有し、該検出機能により被加
熱物がラップされているものであると検出された場合
は、前記画像センサ部はラップの膨らみを画像データの
輝度の変化より検出し被加熱物の加熱状態を認識するよ
うに構成されると、ラップをかけた食品の加熱状態の認
識が画像センサ部によりなされることになる。よって、
最適加熱時に加熱停止を行うように制御できるようにな
る。従来の湿度センサでは、ラップをかけた食品の加熱
状態の監視を行うことはできなかったが、本発明により
それが可能となる。
【0083】また、加熱室内を照らす庫内灯と加熱室内
を撮像し画像データを得る画像センサ部を有する電子レ
ンジにおいて、前記画像センサ部は画像データより加熱
室内での炎の発生、煙発生、放電現象または庫内灯の球
切れの異常を検知するように構成されると、画像センサ
部により電子レンジの加熱室内で生じた燃焼、放電又は
庫内灯の球切れなどの異常を検知できる。従来は、使用
者が視覚もしくは嗅覚で気づくことにより検知していた
ため、ある程度状況が進まなければ異常を発見できなか
ったが、本発明により初期段階にて対応処理を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の電子レンジの概略構成図。
【図2】本実施形態の電子レンジの画像センサ部の構成
を示したブロック図。
【符号の説明】
1 画像センサ部 2 主制御部 3 表示部 4 キーボード部 5 電源回路 6 マグネトロン 7 ターンテーブル 8 ターンテーブル駆動部 10 庫内灯 15 画像処理プロセッサ 16 加熱室 17 イメージセンサ 18 CPU 19 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02 335 F24C 7/02 355 F24C 7/02 551 H05B 6/68 350

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子レンジの加熱室内を撮像し画像デー
    タを得る画像センサ部と被加熱物の重量を算出する算出
    部を有する電子レンジにおいて、前記算出部は、前記画像センサ部が画像データより検出
    したターンテーブルの回転速度を、予め記録されている
    ターンテーブルの回転速度と被加熱物の重量の関係式に
    当てはめて被加熱物の重量を算出する第1の算出手段
    と、前記画像センサ部が画像データより検出したターン
    テーブルの回転開始時間を用いてターンテーブル駆動信
    号が出力されてから前記回転開始が検出されるまでの待
    機時間を検出し、該待機時間を予め記憶されている待機
    時間と被加熱物の重量の関係式に当てはめて被加熱物の
    重量を算出する第2の算出手段の内両方または一方の算
    出手段を有する ことを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 加熱室内の被加熱物を撮像し得られた画
    像データを用いて被加熱物の加熱状態を認識する画像セ
    ンサ部を有する電子レンジにおいて、 被加熱物が冷凍の肉類または魚類であることを入力デー
    タより検出又は自ら検出する検出機能を有し、該検出機
    能により被加熱物が冷凍の肉類又は魚類であると検出さ
    れた場合は、前記画像センサ部は画像データの輝度の変
    化を監視することにより、被加熱物に表出する肉汁の度
    合いを監視して加熱状態を認識することを特徴とする電
    子レンジ。
  3. 【請求項3】 加熱室内の被加熱物を撮像し得られた画
    像データを用いて被加熱物の加熱状態を認識する画像セ
    ンサ部を有する電子レンジにおいて、 被加熱物がラップされているものであることを入力デー
    タより検出又は自ら検出する検出機能を有し、該検出機
    能により被加熱物がラップされているものであると検出
    された場合は、前記画像センサ部はラップの膨らみを画
    像データの輝度の変化より検出し被加熱物の加熱状態
    認識することを特徴とする電子レンジ
  4. 【請求項4】 加熱室内を照らす庫内灯と加熱室内を撮
    像し画像データを得る画像センサ部を有する電子レンジ
    において、 前記画像センサ部は画像データより加熱室内での炎の発
    生、煙発生、放電現象または庫内灯の球切れの異常を検
    知することを特徴とする電子レンジ。
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