JP3363168B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP3363168B2
JP3363168B2 JP01219092A JP1219092A JP3363168B2 JP 3363168 B2 JP3363168 B2 JP 3363168B2 JP 01219092 A JP01219092 A JP 01219092A JP 1219092 A JP1219092 A JP 1219092A JP 3363168 B2 JP3363168 B2 JP 3363168B2
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圭蔵 樫原
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DMG Mori Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC加工プログラムに
含まれるマクロ実行命令を用いることができる数値制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、数値制御装置によって工作機械か
らの状態信号を判断するために待機する処理と、その状
態信号に応じて分岐する処理を行うには、例えば、図4
に示すような処理プログラムにより行われる。プログラ
ムにおいて、ブロックaはタイマカウンタ変数#300
1の初期設定を行う命令、ブロックbはN番号1のプロ
グラムを示し、もしタイマカウンタ変数#3001の値
が500(msec)より大きければN番号5のブロッ
クdへ分岐せよという命令、ブロックcはもし入力信号
状態変数#1000が0と等しいならば(以下この状態
をオフ状態と呼ぶ)、N番号1のブロックbへ分岐せよ
という命令であり、ブロックdはN番号5の他の命令で
ある。すなわち、ブロックa、b、cにより行われる処
理は、入力信号状態変数#1000の入力信号が、0以
外の状態(以下この状態をオン状態と呼ぶ)になるまで
500msec待機し、その待機時間の間オフ状態のま
まであればブロックdへ分岐し、待機時間の間に入力信
号がオン状態になればブロックcの次のブロックeに処
理が進むものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなNCプログラムでは、入力信号待機中の処理がブ
ロックb、cの2ブロックに渡っているため、ブロック
bの処理中に入力信号状態変数#1000に入力する状
態信号が、オフーオンーオフと1ブロック処理時間より
短い時間でパルス状に変化した場合、ブロックcに処理
が移ったときに入力信号はオフ状態となり、入力信号の
オン状態をキャッチできないことが起こりうる(一般に
NCプログラムの処理時間は状態信号の割り込み間隔よ
り長い)。従ってパルス状の入力信号の場合に、状態信
号の判断が不正確になるという課題がある。
【0004】本発明は、従来のこのような課題を考慮
し、状態信号の判断を正確に行うことができる数値制御
装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、数値制
御装置本体の入出力の割り込み間隔と実質上同じ又はそ
の割り込み間隔より短い間隔のタイミングで、設定され
た所定の条件が成立するまで、繰り返しその条件成立の
判断を行う条件判断機能を有するファームウェアと、
記条件判断機能に対応する一つのマクロ実行命令を含む
プログラムを格納している記憶手段とを備えた数値制御
装置である。
【0006】第2の本発明は、前記ファームウェアが、
待機時間を任意に設定可能な待機時間設定機能をさらに
有し、前記条件判断機能は、前記待機時間の間、前記設
定された所定の条件が成立するまで、繰り返しその条件
成立の判断を行うことを特徴とする第1の本発明の数値
制御装置である。
【0007】
【作用】請求項1の本発明は、記憶手段に格納されたプ
ログラムに含まれる一つのマクロ実行命令に対応して、
ファームウェアの有する条件判断機能が、数値制御装置
本体の入出力の割り込み間隔と実質上同じ又はその割り
込み間隔より短い間隔のタイミングで、設定された所定
の条件が成立するまで、繰り返しその条件成立の判断を
行う。
【0008】請求項2の本発明は、記憶手段に格納され
たプログラムに含まれる一つのマクロ実行命令に対応し
て、ファームウェアの有する待機時間設定機能が、待機
時間を任意に設定させ、ファームウェアの有する条件判
断機能が、数値制御装置本体の入出力の割り込み間隔と
実質上同じ又はその割り込み間隔より短い間隔のタイミ
ングで、設定された待機時間の間、設定された所定の条
件が成立するまで、繰り返しその条件成立の判断を行
う。
【0009】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
【0010】図1は、本発明にかかる一実施例の数値制
御装置の略示ブロック図である。すなわち、数値制御装
置には装置本体を制御したり加工プログラムを解析して
実行したりするためのマイクロプロセッサ1が設けら
れ、そのマイクロプロセッサ1には、各種データの共通
の経路であるバス2が接続されている。
【0011】バス2には、加工プログラムを逐次読み出
して、その指令内容を解析する解析手段等が格納された
ROM3、加工プログラムや数値制御装置に必要なパラ
メータ等が格納されたRAM4、RAM4に格納されて
いる加工プログラムなどを別の記憶媒体に格納して保管
する外部記憶装置5、加工プログラム、パラメータや加
工状態などを表示するためのモニター装置6、数値制御
装置本体に動作指令や停止指令などを出したりするため
の操作盤7及び、工作機械に制御信号を出力したり、工
作機械の状態信号を入力したりするためのI/O8など
が接続されている。
【0012】又、ROM3には、待機時間を任意に設定
可能な待機時間設定機能、及び数値制御装置本体の入出
力の割り込み間隔と同じ間隔のタイミングで、設定され
た待機時間の間、入力する状態信号が条件成立するま
で、繰り返しその条件成立の判断を行う条件判断機能が
ファームウェアとして格納されている。
【0013】次に上記実施例の動作について説明する。
【0014】図2は、従来例と同じ、数値制御装置によ
って工作機械からの状態信号を判断するために待機する
処理と、その状態信号に応じて分岐する処理とを一つの
マクロ実行命令に置き換えた加工プログラムの一例であ
る。すなわち、ブロックfが図4のブロックa、b、c
の3ブロックの命令の機能を持っている。このマクロ実
行命令のフォーマットは、例えばWA[条件式]GO
n;で示される。この命令は予めパラメータに設定され
た時間中に条件式が成立するかどうか判断して、条件式
が成立した場合は次のブロックに処理が進み、条件式が
成立しないまま設定された時間が過ぎるとN番号nのブ
ロックの処理に分岐する。
【0015】上述の条件式には下記の種類がある。 (左辺)EQ(右辺)・・・・・ 意味は(左辺)=
(右辺) (左辺)NE(右辺)・・・・・ 意味は(左辺)≠
(右辺) (左辺)GT(右辺)・・・・・ 意味は(左辺)>
(右辺) (左辺)LT(右辺)・・・・・ 意味は(左辺)<
(右辺) (左辺)GE(右辺)・・・・・ 意味は(左辺)≧
(右辺) (左辺)LE(右辺)・・・・・ 意味は(左辺)≦
(右辺) 上式の(左辺)及び(右辺)には、定数、変数、演算の
式を書くことができ、変数は「#数字」の形式をしてい
る。#に続く数字は、I/Oの入出力信号、機械座標、
タイマカウンタなどの意味を持たせて設定されたもの、
およびプログラマが任意に意味を持たせて設定されてい
る(ローカル変数)。演算の式は例えば「#100+#
101」、「#100*2」等の四則演算等を意味す
る。
【0016】まず、図2の加工プログラムがRAM4に
格納されており、操作盤7からこの加工プログラムの運
転起動がかけられると、ROM3に格納されている解析
手段が、加工プログラムを逐次読み出して解析して加工
が実行されていく。ここで待機時間、例えば500ms
ecが予めパラメータに設定されているとする。
【0017】このときにブロックfのマクロ実行命令に
処理が進むと、そのマクロ実行命令WAに対応するファ
ームウェアにある条件判断機能である待機処理が呼び出
される。
【0018】この待機処理は図3に示すように、まず、
待機中かどうかが判断される(ステップS1)。待機中
でなければ待機処理は終了するが、マクロ実行命令WA
が実行されると待機中となり、次に条件が成立したかど
うかの判断がされる(ステップS2)。そして条件が成
立しない場合は、タイムアップの判断がされる(ステッ
プS3)。タイムアップの判断の結果タイムカウンタが
500msecになるまでは条件成立の判断(ステップ
S2)が繰り返される。その後条件が成立した場合は、
次のブロックhの処理に進み(ステップS5)、待機処
理が終了する。又、条件が成立しないままタイムアッ
プ、すなわちタイムカウンタが500msecになる
(ステップS3)と分岐処理(ステップS4)のブロッ
クgの処理N番号5にジャンプして、待機処理が終了す
る。
【0019】上述の条件成立の判断(ステップS2)及
びタイムアップの判断(ステップS3)のループ処理
は、ファームウェア化されているので、その処理時間を
入力されてくる状態信号のオフーオンーオフのタイミン
グより速いタイミングに設定しておくことができ、状態
信号の判断を安定して行うことが可能になる。
【0020】なお、上記実施例では、待機時間の設定は
パラメータに設定したが、これに限らず、例えばマクロ
実行命令をWA[条件式]WT(時間)GOn;という
形式にして、WT(時間)により待機時間をプログラマ
ブルに設定できるようにしてもよい。あるいは待機時間
をやめて(すなわち、待機時間を無限として)条件が成
立するまで待機するようにしてもよい。
【0021】また、上記実施例では、ファームウェアを
ROM3に格納するようにしたが、他の記憶装置、例え
ばRAM4に格納してもよい。あるいは別の制御記憶装
置を設けて格納するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、数値制御装置本体の入出力の割り込み間隔と実
質上同じ又はその割り込み間隔より短い間隔のタイミン
グで、設定された所定の条件が成立するまで、繰り返し
その条件成立の判断を行う条件判断機能を有するファー
ムウェアと、その内容に対応する一つのマクロ実行命令
を含むプログラムを格納している記憶手段とを備えてい
るので、状態信号の判断を確実に行うことができるとい
う長所を有する。
【0023】また、複数の処理ブロックを一つのマクロ
実行命令で表せるのでプログラムの作成が簡単であると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例の数値制御装置の略示
ブロック図である。
【図2】同実施例の待機処理のマクロ実行命令を含むN
Cプログラムを説明する図である。
【図3】同実施例の待機処理のマクロ実行命令の処理の
流れ図である。
【図4】従来の待機処理のNCプログラムを説明する図
である。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサ 2 バス 3 ROM 4 RAM 5 外部記憶装置 6 モニター装置 7 操作盤 8 I/O
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 - 19/46 B23Q 15/00 - 15/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数値制御装置本体の入出力の割り込み間
    隔と実質上同じ又はその割り込み間隔より短い間隔のタ
    イミングで、設定された所定の条件が成立するまで、繰
    り返しその条件成立の判断を行う条件判断機能を有する
    ファームウェアと、前記条件判断機能 に対応する一つのマクロ実行命令を含
    むプログラムを格納している記憶手段と、 を備えたことを特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ファームウェアが、待機時間を任意
    に設定可能な待機時間設定機能をさらに有し、 前記条件判断機能は、前記待機時間の間、前記設定され
    た所定の条件が成立するまで、繰り返しその条件成立の
    判断を行うことを特徴とする請求項1記載の 数値制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ファームウェアは、前記待機時間及
    び前記条件の判断結果に従って、帰り先決定処理を実行
    することを特徴とする請求項2記載の数値制御装置。
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