JP3362971B2 - 接着剤注入用逆止弁 - Google Patents

接着剤注入用逆止弁

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JP3362971B2 JP20145294A JP20145294A JP3362971B2 JP 3362971 B2 JP3362971 B2 JP 3362971B2 JP 20145294 A JP20145294 A JP 20145294A JP 20145294 A JP20145294 A JP 20145294A JP 3362971 B2 JP3362971 B2 JP 3362971B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート等の構造
物に生じたクラックを補修するのに適した接着剤注入工
法に使用される接着剤注入用逆止弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の逆止弁は、図7に示す如
く接着剤注入用ノズル1の先端に形成された嵌合凹部3
に、逆止弁14の外套部15が嵌合されると共に、該外
套部15内に皿状の弁体16がヒンジにより開閉自在か
つ上記嵌合凹部3の弁座17に当接するように取付けら
れている。また、上記ノズル1先端の外周に筒状の外套
ゴム10が被嵌されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記逆止弁
14においては現場で足踏み式ポンプが使用される際、
接着剤のエポキシ樹脂の貯蔵タンク内に砂やゴミが混入
され易く、また上記ポンプの洗浄が不十分なため生じる
エポキシ樹脂の小さい塊等が残るため、これらが弁座1
7に挟まりその隙間からエポキシ樹脂漏れを起し逆止弁
14のパッキン効果を阻害するという課題があった。そ
こで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、接着剤に
砂、ゴミ、エポキシ樹脂の小塊等が混入されていてもこ
れらが弁体に挟まらないようにして接着剤の漏れ防止を
図った接着剤注入用逆止弁を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の構成は、図1に示すように、接着剤注入用
ノズルの先端側にフランジ2及び嵌合凹部3を形成し
た先端部4を設け、前記嵌合凹部3に弁体6及び外套部
7を嵌装し、前記弁体6を前記嵌合凹部3の基端開口部
6aに嵌合し取付けると共に、円筒状の外套部7を嵌着
させて逆止弁5を構成し、さらに、前記先端部4の外周
には筒状の外套ゴム10をフランジ2に嵌着させて取付
けると共に、前記弁体6をリング状の基端開口部6aよ
りスリット状の先端開口部8に向けて先絞り状に形成
し、しかも、先端開口部8近傍のシール部9を他の弁体
の部位より薄肉に形成した高分子材料製の弁体とした
ものである。また本発明の構成は、接着剤注入用ノズル
1の先端側にフランジ2及び嵌合凹部3を形成した先端
部4を設け、前記嵌合凹部3に弁体6及び外套部7を嵌
装し、前記弁体6を前記嵌合凹部3の基端開口部6aに
嵌合し取付けると共に、円筒状の外套部7を嵌着させて
逆止弁5を構成し、さらに、前記先端部4の外周には筒
状の外套ゴム10をフランジ2に嵌着させて取付けると
共に、前記弁体6をリング状の基端開口部6aよりスリ
ット状の先端開口部8に向けて先絞り状に形成し、しか
も、先端開口部8近傍のシール部9を薄肉かつ弾力性を
有するように形成した高分子材料製の弁体6としたもの
である。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1〜図4は本発明の第1実施例を示すもの
で、1は接着剤注入用ノズルで、先端側にフランジ2及
び嵌合凹部3を形成した先端部4を設けている。5は逆
止弁で、上記嵌合凹部3に嵌装される弁体6及び外套部
7から構成されている。該弁体6は天然ゴム、合成ゴ
ム、合成樹脂等の高分子材料で作られ、リング状の基端
開口部部6aからスリット状の先端開口部8に向けて先
絞り状に形成されている。
【0006】また、上記弁体6の先端開口部8近傍のシ
ール部9は、特に薄肉かつ弾力性を有するように形成さ
れている。即ち、弁体6が上記嵌合凹部3に基端開口部
6aを嵌合して取付けられ、また円筒状の外套部7が嵌
着されて逆止弁5が構成される。そして、上記先端部4
の外周には筒状の外套ゴム10が、そのフランジ11を
上記フランジ2に接合させて嵌着されている。
【0007】上記構成により使用時、接着剤のエポキシ
樹脂はノズル1から矢印方向に逆止弁5の先端開口部8
を経て筒状の外套ゴム10内に押し出されるが、このエ
ポキシ樹脂は圧力で逆流しようとしてもシール部9が容
易に潰れて、砂、ゴミやエポキシ樹脂の小塊があっても
包み込まれ、先端開口部8は完全に塞がれ逆流は防止さ
れる。
【0008】なお、上記逆止弁5の構成材料のうちゴム
材としては、Hs40〜80のポリイソプレン、クロロ
プレン、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレ
タンゴム、シリコーンゴム等が好ましく、また合成樹脂
材としてはポリエチレン、ポリプロピレン、軟質塩化ビ
ニル等が好ましい。
【0009】図5及び図6は各々本発明の第2及び第3
の実施例の逆止弁12、13を示すもので、前者のシー
ル部12aは段状に形成され、後者のシール部13aは
二次曲線状に形成されており、いずれも第1実施例の逆
止弁5と同様の作用効果を有する。上記基端開口部6a
や先端開口部8等の他の構成部分は第1実施例と同様で
ある。
【00010】
【発明の効果】以上説明したように本発明の接着剤注入
用逆止弁は、弁体が薄肉で先絞り状に形成されているた
め、接着剤のエポキシ樹脂がノズルを経て弁体の先端開
口部から押し出された後圧力で逆流しようとすると、
砂、ゴミ、エポキシ樹脂の小塊等があってもこれらを包
み込むように弁体の先端開口部近傍のシール部が容易に
潰れて開口が確実に塞がれ、従来の逆止弁の如く砂やゴ
ミなどが挟って生じる隙間から接着剤が漏れることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における接着剤注入用逆止
弁がノズルに取付けられた状態を示す断面図である。
【図2】同上逆止弁の弁体の正面図である。
【図3】同上逆止弁の弁体の側面図である。
【図4】同上逆止弁の弁体の平面図である。
【図5】本発明の第2実施例に於ける逆止弁の弁体の側
面図である。
【図6】本発明の第3実施例における逆止弁の弁体の側
面図である。
【図7】従来の接着剤注入用逆止弁がノズルに取付けら
れた状態の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 接着剤注入用ノズル 2 フランジ 3 嵌合凹部 4 先端部 5 逆止弁 6 弁体 6a 基端部 7 外套部 8 開口 9 シール部 10 筒状の外套ゴム 11 フランジ 12 逆止弁 12a シール部 13 逆止弁 13a シール部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接着剤注入用ノズル(1)の先端側にフラ
    ンジ(2)及び嵌合凹部(3)を形成した先端部(4)
    を設け、前記嵌合凹部(3)に弁体(6)及び外套部
    (7)を嵌装し、前記弁体(6)を前記嵌合凹部(3)
    の基端開口部(6a)に嵌合し取付けると共に、円筒状
    の外套部(7)を嵌着させて逆止弁(5)を構成し、さ
    らに、前記先端部(4)の外周には筒状の外套ゴム(1
    0)をフランジ(2)に嵌着させて取付けると共に、前
    記弁体(6)をリング状の基端開口部(6a)よりスリ
    ット状の先端開口部(8)に向けて先絞り状に形成し、
    しかも、先端開口部(8)近傍のシール部(9)を他の
    弁体の部位より薄肉に形成した高分子材料製の弁体
    (6)としたことを特徴とする接着剤注入用逆止弁。
  2. 【請求項2】接着剤注入用ノズル(1)の先端側にフラ
    ンジ(2)及び嵌合凹部(3)を形成した先端部(4)
    を設け、前記嵌合凹部(3)に弁体(6)及び外套部
    (7)を嵌装し、前記弁体(6)を前記嵌合凹部(3)
    の基端開口部(6a)に嵌合し取付けると共に、円筒状
    の外套部(7)を嵌着させて逆止弁(5)を構成し、さ
    らに、前記先端部(4)の外周には筒状の外套ゴム(1
    0)をフランジ(2)に嵌着させて取付けると共に、前
    記弁体(6)をリング状の基端開口部(6a)よりスリ
    ット状の先端開口部(8)に向けて先絞り状に形成し、
    しかも、先端開口部(8)近傍のシール部(9)を薄肉
    かつ弾力性を有するように形成した高分子材料製の弁体
    (6)としたことを特徴とする接着剤注入用逆止弁。
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