JP3361926B2 - ヘッドホン - Google Patents

ヘッドホン

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JP3361926B2 JP35106795A JP35106795A JP3361926B2 JP 3361926 B2 JP3361926 B2 JP 3361926B2 JP 35106795 A JP35106795 A JP 35106795A JP 35106795 A JP35106795 A JP 35106795A JP 3361926 B2 JP3361926 B2 JP 3361926B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヘッドホンに係り、
さらに詳しく言えば、使用者の頭部形状,頭部寸法に対
応して良好な装着感が略自動的に得られ、非使用時に自
動的に最小サイズが得られるヘッドホンに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図9に従来のヘッドホン90を示す。こ
のヘッドホン90は、略C字状のフレーム91と、フレ
ーム91の両端部にそれぞれ接続手段92,92を介し
て接続された一対のフレームホルダ93,93と、これ
らのフレームホルダ93,93に設けられたハウジング
94,94とを備え、フレーム91が使用者の頭頂部1
00に接触するように用いられる。
【0003】フレーム91は例えば金属製の板状とさ
れ、平均的な人頭部よりも小さくなるように、厚み方向
に湾曲形成されている。接続手段92は、フレーム91
の端部に突設された係合ピン92Aがフレームホルダ9
3に沿って形成された長孔(図示せず)に嵌入されてい
る。
【0004】これらの係合ピン92Aおよび長孔は、例
えばクリック機構,摩擦板等を介して接触している。し
たがって、フレーム91およびフレームホルダ93,9
3は、互いに長孔に沿った方向に一定以上の力が加わっ
たときに相対移動するようになっている。
【0005】このヘッドホン90は、使用にあたって、
使用者が手で保持したハウジング94,94を図中左右
方向に押し広げることにより、フレーム91を曲率が大
きくなるように変形させ、フレーム91を被るように頭
頂部100に接触させる。
【0006】次いで、使用者がハウジング94,94を
介してフレームホルダ93,93を図中下方に引き寄せ
ることにより、フレーム91に対してフレームホルダ9
3,93を離れる方向に移動させ、これによりハウジン
グ94,94を両耳に当接させる。
【0007】このようなヘッドホン90は、保管あるい
は携行にあたって、フレーム91およびフレームホルダ
93,93を互いに接近するように相対移動させ、これ
により最小サイズが得られるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したヘ
ッドホン90は、フレーム91およびフレームホルダ9
3,93の相対位置が接続手段92により保持される。
換言すれば、前述したヘッドホン90は、使用者の相違
や保管,携行にあたって、その都度手動により一定以上
の力でフレーム91およびフレームホルダ93,93の
相対位置を変更する必要があり、操作が煩雑であるとい
う問題がある。
【0009】また、このヘッドホン90は、接続手段9
2のクリック機構,摩擦板等が経時変化により磨耗する
と、フレーム91およびフレームホルダ93,93の相
対位置を保持できなくなるという問題もある。
【0010】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされたもので、その目的は、経時変化に影響
されることなく使用者に対応した適切サイズがほぼ自動
的に得られ、かつ、最小サイズが容易に得られるヘッド
ホンを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、所定の曲率でほぼC字状に湾曲形成され
弾性材からなるフレームと、前記フレームの端部側
接続され、前記フレームに沿って移動可能なフレームホ
ルダと、前記フレームおよび前記フレームホルダのうち
のいずれかに設けられた内部にヘッドホンユニットを有
するハウジングとを備えたヘッドホンにおいて、前記フ
レームホルダは、前記フレームの端部に常時摺接可能な
第1摺接部と、前記フレームの外周部に常時摺接可能な
第2摺接部とを有し、前記第1摺接部が前記フレームに
対する前記フレームホルダの移動方向に沿って連続する
面状であり、前記フレームの端部には、前記第1摺接部
に対して転動可能な第1ローラが設けられているととも
に、前記第2摺接部には、前記フレームの外周部に対し
て転動可能な第2ローラが設けられていることを特徴と
している。
【0012】この場合、フレームとしては、初期形状を
維持しようとする適宜な弾性を有する金属,合成樹脂等
が採用でき、板状部材,断面任意形状の棒状部材等を平
均的な人頭部よりも小さな略C字状に湾曲形成しておけ
ばよい。また、フレームおよびフレームホルダのうちの
一方に他方と分離しないためのストッパを設けること
好ましい
【0013】一方、第1摺接部は、平坦面であってもよ
いが、フレームの初期曲率よりも大きな曲率を有する凸
状の円弧面であることが好ましい。これによれば、フレ
ームおよびフレームホルダが互いに接近する方向に相対
移動するにあたって、フレームの端部が円弧面に沿って
摺接するため、フレームホルダがフレームに対して第2
摺接部を中心として回転しようとする。したがって、フ
レームが使用者の頭頂部に接触するように使用すれば、
ハウジングが使用者の耳に適切な角度で当接し、これに
より使用者が一層良好な装着感を得られることになる。
【0014】本発明の構成によれば、例えばフレームの
両端部にそれぞれフレームホルダを介して一対のハウジ
ングが接続されている場合、フレームおよびフレームホ
ルダが互いに最も接近した状態から、各ハウジングを人
頭部の幅寸法以上に相互離間させると、フレームおよび
フレームホルダが互いに離れる方向に相対的に移動す
る。
【0015】この際、あらかじめ所定の曲率でほぼC字
状に湾曲形成されたフレームは、曲率が大きくなるよう
に湾曲変形されることになるため、初期の曲率を回復す
る方向(曲率を小さくする方向)に付勢力が発生する。
したがって、各ハウジングを両耳に当接させれば、これ
らの各ハウジングがフレームの付勢力により両耳に当接
保持されることになる。
【0016】また、前述のように、フレームおよびフレ
ームホルダが互いに離れる方向に相対的に移動すると、
フレームの端部が第1摺接部に摺接しながら第2摺接部
に接近するため、フレームには第1摺接部および第2摺
接部間の曲率が局部的に大きくなる部分変形が生ずる。
【0017】このフレームの部分変形は、フレームおよ
びフレームホルダが互いに接近する方向に相対移動する
に従って緩和,解消される。ところが、ヘッドホンは、
使用中、フレームが使用者の人頭部に接触することによ
り、フレームホルダに対するフレームの相対移動が規制
される。
【0018】換言すれば、ヘッドホンは、フレームホル
ダに対して接近する方向にフレームが相対移動すること
により、フレームが人頭部に適宜な圧力で自動的に接触
し、これにより使用者が良好な装着感を得られる。
【0019】これらの第1摺接部および第2摺接部は、
それぞれフレームの端部および外周部に摺接するだけで
よいため、例えばクリック機構,摩擦板等のように、磨
耗による劣化が生じることはない。
【0020】このヘッドホンは、使用後、フレームに加
わる外力が解除されると、フレームおよびフレームホル
ダが互いに接近する方向に相対移動するとともに、フレ
ームが初期曲率を回復することにより各ハウジングが相
互接近し、保管,携行に適した最小サイズが自動的に得
られる。
【0021】このように、本発明によれば、経時変化に
影響されることなく使用時に良好な装着感が得られ、か
つ、非使用時に最小サイズが自動的に得られることにな
り、これらにより前記目的が達成される。
【0022】また、フレームホルダを、フレームに対し
ほぼ入れ子状に接続可能な有底筒形状とその内部
第1摺接部および第2摺接部を内包させることが好ま
しく、これによれば、第1摺接部および第2摺接部が外
部露出させる場合に比較して良好な外観性が得られると
ともに、第1摺接部および第2摺接部が埃等の影響を受
けることなくフレームに対する摺接抵抗を一定に維持で
きることになる。
【0023】また、本発明によれば、フレームの端部に
第1摺接部に対して転動可能な第1ローラが設けられ、
第2摺接部にもフレームの外周部に対して転動可能な第
2ローラが設けられているため、各摺接部の摺接抵抗を
低減でき、これによりフレー ムおよびフレームホルダが
滑らかに相対移動できることになる。
【0024】さらに、フレームが板状体からなる場合、
第2ローラにほぼ樽形状のローラを採用することによ
り、フレームおよびフレームホルダが相対移動方向に沿
った線を中心として互いに回動しても、第2ローラがフ
レームの外周部に点接触して転動可能な状態を維持す
る。このため、例えばフレームが使用者の頭頂部に接触
するように使用すれば、ハウジングをフレームに対して
回動させることにより、ハウジングが使用者の耳に適切
な角度で当接し、これにより使用者が一層良好な装着感
を得られることになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1には、本発明に係る一実施例が示
されている。本実施例におけるヘッドホン10は、ほぼ
C字状のフレーム(ヘッドバンド)20と、フレーム2
0の両端部に接続された一対のフレームホルダ30,3
0と、これらのフレームホルダ30,30にそれぞれ設
けられた一対のハウジング40,40とを備え、フレー
ム20が使用者の頭頂部100に接触するように用いら
れる。
【0026】フレーム20は、初期形状を維持しようと
する適宜な弾性を有する金属製の板状とされ、平均的な
人頭部よりも小さな略C字状となるように、厚み方向に
湾曲形成されている。フレーム20は、長手方向中央部
に設けられたクッション部材21を介して使用者の頭頂
部100に接触するようになっている。
【0027】フレームホルダ30は、フレーム20に対
て入れ子状に接続可能な有底角筒形状とされ、フレー
ム20の長手方向に沿って移動可能とされている。この
フレームホルダ30は、フレーム20の曲率よりも若干
大きな曲率で湾曲形成されていて、その内面にフレーム
20の端部に摺接可能な第1摺接部31と、フレーム2
0の外周部に摺接可能な第2摺接部32とが設けられて
いる。
【0028】図2に示すように、第1摺接部31は、フ
レームホルダ30における内面のうち、凸状の円弧面3
3とされている。円弧面33は、フレームホルダ30の
形状に基づいて、フレーム20の初期曲率よりも若干大
きな曲率とされ、フレーム20に対するフレームホルダ
30の移動方向に沿って連続している。
【0029】3にも示すように、第1摺接部31に摺
接するフレーム20の端部には、円弧面33に対して転
動可能なローラ(第1ローラ)22が設けられている。
ローラ22は、フレーム20の端部に固定されたほぼ
形状の支持部材23に支軸24を介して回動可能に軸支
されている。これらのローラ22,支持部材23および
支軸24は、例えばゴム,合成樹脂製とされ、フレーム
20およびフレームホルダ30が相対移動しても異音等
が生じないようになっている。
【0030】図2に戻って、第2摺接部32は、フレ
ーム20の外周部に対して転動可能なローラ(第2ロー
ラ)34が設けられている。ローラ34は、フレームホ
ルダ30の内面開口30Aの近傍に支軸35を介して設
けられていて、図4(A)に示すようなほぼ樽形状とさ
れている。これらのローラ34および支軸5は、例え
ばゴム,合成樹脂製とされ、フレーム20およびフレー
ムホルダ30が相対移動しても異音等が生じないように
なっている。
【0031】の第2摺接部32は、フレーム20が板
状であるため、フレーム20およびフレームホルダ30
が相対移動方向に沿った線を中心として互いに回動して
も、図4(B)および図4(C)に示すように、ローラ
34がフレーム20の外周部に対する点接触を維持して
転動するようになっている。
【0032】図1に戻って、ハウジング40はほぼ半球
形状とされ、その内部にヘッドホンユニット(図示せ
ず)が端面側を向くように内蔵されている。このハウジ
ング40は、ハンガー41を介してフレームホルダ30
に接続されている。
【0033】ハンガー41は、一対の腕部42,42を
有するほぼU字状とされ、各腕部42,42間にハウジ
ング40が支持されている。このハンガー41は、フレ
ームホルダ30に対して第1回動軸であるボルト43を
中心として回動可能とされている(図2参照)。このボ
ルト43は、フレーム20の端部の接線方向に対してほ
ぼ直交するように設けられている。
【0034】また、ハウジング40は、腕部42,42
の先端部に設けられた第2回動軸44,44を中心とし
て回動可能とされている。第2回動軸44,44は、第
1回動軸であるボルト43と交差する方向に向けて対向
配置されている。
【0035】なお、図2に示すように、ハンガー41は
フレームホルダ30に一対のワッシャ45,45および
ウェーブワッシャ46を介して接続されていて、一定以
上の力を加えないと回動しないようになっている。
【0036】また、本実施例においては、フレーム20
およびフレームホルダ30が互いに離れる方向に相対移
動しても、フレーム20は端部に設けられたローラ22
および支持部材23の形状がフレームホルダ30の開口
30Aの形状よりも大きいため、これらがストッパとな
ってフレーム20およびフレームホルダ30が互いに分
離することはない。
【0037】このヘッドホン10は、フレーム20およ
びフレームホルダ30,30が互いに最も接近した状態
から、各ハウジング40,40を相互離間させると、フ
レーム20がフレームホルダ30,30から離れる方向
に相対移動するとともに、曲率が大きくなるように湾曲
変形する。
【0038】したがって、このヘッドホン10は、使用
にあたって、初期の曲率を回復する方向(曲率を小さく
する方向)に発生するフレーム20の付勢力により、使
用者の両耳にハウジング40,40を適度な圧力で当接
保持する(図1参照)。
【0039】また、各ハウジング40,40を相互離間
させると、フレーム20には、ローラ22,34間の曲
率が局部的に大きくなる部分変形が生ずる(図2中実線
の状態)。このため、このヘッドホン10は、フレーム
20の部分変形を緩和,解消するために、クッション部
材21が使用者の頭頂部100に接触するまでフレーム
20をフレームホルダ30,30に接近する方向に移動
させる。換言すれば、このヘッドホン10は、使用にあ
たって、フレーム20がクッション部材21を介して頭
頂部100に適宜な圧力で略自動的に接触する。
【0040】この際、本実施例のヘッドホン10は、第
1摺接部31が凸状の円弧面33であるため、フレーム
20がフレームホルダ30,30に接近する方向に移動
すると、フレームホルダ30,30が第2摺接部32を
中心として回転するような角度となり、これにより各ハ
ウジング40,40が使用者の両耳に対応した適切な角
度で当接するようになっている。
【0041】また、ハウジング40は、フレーム20お
よびフレームホルダ30が相対移動方向に沿った線を中
心として互いに回動可能、かつ、当該ハウジング40が
ハンガー41に対して第2回動軸44を中心として回動
可能となっているため、使用者の耳形状等に対応して立
体的に向き変更可能であり、使用者が一層良好な装着感
を得られるようになっている。
【0042】このヘッドホン10は、使用後、フレーム
20に加わる外力が解除されると、図5に示すように、
各ハウジング40,40が相互当接するまで、フレーム
20およびフレームホルダ30,30が互いに接近する
方向に相対移動し、これにより最小サイズが自動的に得
られるようになっている。
【0043】また、図6に示すように、各ハンガー41
をそれぞれフレームホルダ30,30に対して回動させ
ることにより、各ハウジング40,40をフレーム20
の内周側に配置し、これにより保管,携行に適した最小
サイズが得られるようになっている。
【0044】上記した構成のヘッドホン10によれば、
使用にあたって良好な装着感がほぼ自動的に得られると
ともに、使用後に最小サイズが自動的に得られるため、
従来のヘッドホンように、使用者の相違や保管,携行に
あたって、一定以上の力で操作を行う煩雑性を解消でき
る。
【0045】また、使用にあたって、フレーム20およ
びフレームホルダ30,30が第1摺接部31および第
2摺接部32を介して接続されているため、例えばクリ
ック機構,摩擦板等を採用した従来のヘッドホンに比較
して経時変化が生じない。さらに、第1摺接部31が凸
状の円弧面33であるため、ハウジング40が使用者の
耳に適宜な角度で当接し、使用者が良好な装着感を得ら
れる。
【0046】また、フレーム20は、その端部に設けら
れたローラ22と、第2摺接部32に設けられたローラ
34とにより、フレームホルダ30,30に対する移動
を滑らかに行える。特に、本実施例においては、フレー
ム20が板状であるとともにローラ34がほぼ樽形状で
あるため、フレーム20およびフレームホルダ30が相
対移動方向に沿った線を中心として互いに回動でき、こ
れによりハウジング40を使用者の耳形状に対応した所
定の角度で当接させることができる。
【0047】なお、本発明は前述した実施例に限定され
るものではなく、本発明を達成できる範囲での改良,変
形等は本発明に含まれるものである。例えば、前述した
実施例では、第1摺接部および第2摺接部がほぼ有底角
筒形状のフレームホルダに内包されていたが、このよう
な構成は本発明に必須ではなく、図7に示すヘッドホン
10Aのように、第1摺接部31Aおよび第2摺接部3
2Aが外部露出していてもよい。
【0048】また、このヘッドホン10Aは、第1摺接
部31Aが平坦面33Aとされているが、この構成によ
ってもフレーム20およびフレームホルダ30Aが互い
に離れる方向に相対移動すれば、フレーム20には第1
摺接部31Aおよび第2摺接部32A間の曲率が部分的
に大きくなる部分変形が生じるため、本発明を達成でき
る。
【0049】さらに、フレーム20は板状である必要は
なく、図8(A)に示すような棒状のフレーム20Aを
採用してもよい。この場合、第2摺接部32Bは、ロー
ラとしてプーリ34Aを採用すればよい。また、本発明
は、図8(B)に示すヘッドホン10Bや、図8(C)
に示すヘッドホン10Cをも含むものである。
【0050】すなわち、図8(B)に示すヘッドホン1
0Bは、一対のフレーム20B,20Bを有している。
フレーム20Bは、一端部にハウジング40が接続さ
れ、他端部にフレームホルダ30Bが接続されている。
【0051】また、図8(C)に示すヘッドホン10C
は、ほぼC字状のフレーム20Cと、略C字状のフレー
ムホルダ30Cとが互いに入れ子状に接続され、フレー
ム20Cおよびフレームホルダ30Cにそれぞれハウジ
ング40,40が接続されている。これらのヘッドホン
10B,10Cによっても、前述した実施例と同様な効
果が得られる。
【0052】また、本発明は一対のハウジングを必須と
せず、例えば片耳にのみハウジングを当接させるヘッド
ホンにも適用可能である。また、前述した本実施例で
は、フレームが使用者の頭頂部に接触するように形成さ
れていたが、フレームを例えば後頭部に接触するように
形成したヘッドホンも本発明に含まれるものである。
【0053】その他、前記実施例で示したフレーム,フ
レームホルダ,ハウジング,第1摺接部,第2摺接部,
ローラ,第1回動軸,第2回動軸等の材質,形状,寸
法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できるもので
あれば任意であり、限定されない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレームを広げて頭部に装着する際お よび頭部から外し
てフレームが当初の形状に戻る際、フレームおよびフレ
ームホルダが滑らかに相対移動するため、経時変化に影
響されることなく、使用時に良好な装着感が得られ、か
つ、非使用時に最小サイズが自動的に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す部分断面正面図である。
【図2】本発明の要部を示す部分拡大断面図である。
【図3】フレームの端部および第1摺接部を示す斜視図
である。
【図4】第1摺接部のローラを示す斜視図および平面図
である。
【図5】ヘッドホンの作用を示す正面図である。
【図6】ヘッドホンの作用を示す正面図である。
【図7】本発明の変形例を示す部分拡大断面図である。
【図8】本発明の変形例を示す模式図である。
【図9】従来のヘッドホンを示す正面図である。
【符号の説明】
10 ヘッドホン 20 フレーム 22 ローラ 30 フレームホルダ 31 第1摺接部 32 第2摺接部 33 円弧面 34 ローラ 40 ハウジング 41 ハンガー 43 第1回動軸であるボルト 44 第2回動軸

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の曲率でほぼC字状に湾曲形成され
    弾性材からなるフレームと、前記フレームの端部側
    接続され、前記フレームに沿って移動可能なフレームホ
    ルダと、前記フレームおよび前記フレームホルダのうち
    のいずれかに設けられた内部にヘッドホンユニットを有
    するハウジングとを備えたヘッドホンにおいて、 前記フレームホルダは、前記フレームの端部に常時摺接
    可能な第1摺接部と、前記フレームの外周部に常時摺接
    可能な第2摺接部とを有し、前記第1摺接部が前記フレ
    ームに対する前記フレームホルダの移動方向に沿って連
    続する面状であり、前記フレームの端部には、前記第1
    摺接部に対して転動可能な第1ローラが設けられている
    とともに、前記第2摺接部には、前記フレームの外周部
    に対して転動可能な第2ローラが設けられていることを
    特徴とするヘッドホン。
  2. 【請求項2】 前記第1摺接部が、前記フレームの初期
    曲率よりも大きな曲率を有する凸状の円弧面である請求
    項1に記載したヘッドホン。
  3. 【請求項3】 前記フレームが板状体からなり、前記第
    2ローラがほぼ樽形状である請求項1または2に記載し
    たヘッドホン。
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