JP2005269075A - ヘッド装着具 - Google Patents

ヘッド装着具 Download PDF

Info

Publication number
JP2005269075A
JP2005269075A JP2004076733A JP2004076733A JP2005269075A JP 2005269075 A JP2005269075 A JP 2005269075A JP 2004076733 A JP2004076733 A JP 2004076733A JP 2004076733 A JP2004076733 A JP 2004076733A JP 2005269075 A JP2005269075 A JP 2005269075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
headband
mounting tool
head mounting
swing arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004076733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4490140B2 (ja
Inventor
Satoji Saito
里司 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YONENOI DESIGN KK
Original Assignee
YONENOI DESIGN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YONENOI DESIGN KK filed Critical YONENOI DESIGN KK
Priority to JP2004076733A priority Critical patent/JP4490140B2/ja
Publication of JP2005269075A publication Critical patent/JP2005269075A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4490140B2 publication Critical patent/JP4490140B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Headphones And Earphones (AREA)

Abstract

【課題】より好ましい安定したフィット感のもとで装着・使用することができるヘッドホンの提供。
【解決手段】両端部(大径基部23)にハウジング13等の耳用支持部12を個別に付設してその装着時に左右の耳側を介して各別に支持されるヘッドバンド22と、該ヘッドバンド22の各端部(大径基部23)に連結部35を介して頭部Hへの当接を自在に連結されるヘッドパッド32とで少なくとも構成され、該ヘッドパッド32は、ヘッドバンド22との連結部位に介在させた各揺動腕体42により生成される押し下げ方向での倒伏押圧力が付与されて、その装着時における頭部H側への当接支持を自在にしてヘッドバンド22側に連結させた。
【選択図】図1

Description

本発明はヘッド装着具に係り、さらに詳しくは、頭部側と当接するヘッドパッドに対し常に頭部とフィットしようとするバネ力を付与することにより、装着使用時に安定したフィット感を生成することができるようにしたヘッドホンやヘッドセットを含むヘッド装着具に関する技術である。
通常、ヘッドホンは、電気信号を音響信号に変換する電気音響変換手段(トランスジューサ)を有するヘッドホンユニットを各別に内蔵させた耳当て用の一対のハウジングと、該ハウジング相互間に架け渡されてこれら各ハウジングに対し耳側への側圧を付与するヘッドバンドとを少なくとも備えて形成されている。
しかし、ヘッドバンドを用いて各ハウジングを対向する耳側に確実に当接支持させようとする場合には、比較的強い側圧を生成し得るように湾曲させたヘッドバンドを用いる必要があるものの、側圧を強めようとするあまり、長時間にわたる装着使用時に圧迫感が強まり苦痛を感じるに至るという問題があった。
このため、本願出願人は、図23に示すように一対のハウジング1,1相互間に架け渡されてこれらの各ハウジング1に対し側圧を付与するヘッドバンドヘッド2のほか、その使用時に頭頂部側に当接させて安定的に支持させるべくヘッドバンド2の内方に配置された一対のヘッド支持体3,3を具備させて、優れたフィット感のもとで長時間にわたり装着使用することができるヘッドホンを過去に提案している。
特許第2657446号公報
この場合、上記ヘッドホンにおけるヘッドバンド2は、ハンガー部材2aを介して揺動自在に係合されており、これによりハウジング1の耳に対する当接角の如何にかかわらず確実に側圧を付与できるようになっている。また、各ヘッド支持体3は、その固定端4側が回転支持部5を介してヘッドバンド2に対して回転自在となって取り付けられており、これにより使用者の頭部形状への自動調整が可能になっている。
しかし、図23に示す特許文献1のヘッドホンにおける各ヘッド支持体3は、左右に分かれた状態でそれぞれがヘッドバンド2に対し片持ち的に取り付けられているため、自由に装着することはできるものの、逆に頭部に対するサポートが必ずしも十分ではないなど、自動調整機能付きの従来タイプの各種ヘッドホンには、安定したフィット感が必ずしも十分には得られないという不都合があった。
本発明は、自動調整機能付きの従来タイプの各種ヘッドホンにみられた上記課題に鑑み、より好ましい安定したフィット感のもとで装着・使用することができるヘッドホンを含むヘッド装着具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成すべくなされたものであり、両端部に耳用支持部を個別に付設してその装着時に左右の耳側を介して各別に支持されるヘッドバンドと、該ヘッドバンドの前記各端部に連結部を介して頭部への当接を自在に連結されるヘッドパッドとで少なくとも構成され、該ヘッドパッドは、前記ヘッドバンドとの連結部位に介在させた各揺動腕体により生成される押し下げ方向での倒伏押圧力が付与されて、その装着時における頭部側への当接支持を自在にして前記ヘッドバンド側に連結させたことに最も主要な特徴がある。
この場合、各揺動腕体に付与される倒伏押圧力は、介在配置されるばね材の開放一端部をヘッドバンドの前記各端部側に、開放他端部を前記揺動腕体側にそれぞれ掛止させることで生成させるのが好ましい。また、各揺動腕体の倒伏最大角度は、ヘッドバンドの前記各端部に設けた突起部との当接位置との関係で規制自在とするのが望ましい。
本発明において、前記ヘッドパッドは、前記ヘッドバンドの前方側と後方側とに各別に配置するとともに、それぞれの連結部位に介在させた各揺動腕体を介して該ヘッドバンドの各端部との側にそれぞれを連結させたり、左右に共通の耳用支持部を有して離間配置された二本のヘッドバンド相互間に配置するとともに、これらのヘッドバンドの各端部との間に各別に介在させた各揺動腕体を介して各ヘッドバンド側に個別に連結させたりしてもよい。
さらに、前記耳用支持部の少なくともいずれか一方は、電気信号を音響信号に変換する電気音響変換手段を有するヘッドホンユニットを具備させたハウジングとすることができ、この場合、該ハウジングには、ヘッドセット用のマイクを具備させることもできる。
本発明によれば、ヘッドパッドは、ヘッドバンドとの連結部位に介在させた各揺動腕体により生成される押し下げ方向での倒伏押圧力が付与されて、その装着時における頭部側への当接支持を自在にして前記ヘッドバンド側に連結されているので、該ヘッドパッドを頭部側に当接させた際には、倒伏付勢力に抗しつつ後退させて自動的に密着させることができ、したがって、長時間にわたる装着使用時においても不快感を伴うことのない安定したフィット感を得ることができる。
本発明において、介在配置されるばね材の開放一端部をヘッドバンドの前記端部側に、開放他端部を前記揺動腕体側にそれぞれ掛止させて各揺動腕体に倒伏付勢力を付与している場合には、前記ヘッドパッドの揺動動作をより安定的でスムーズなものとすることができる。また、各揺動腕体の倒伏最大角度を規制できるようにしてある場合には、常に一定の位置に前記ヘッドパッドを待機させておくことができるので、それだけ装着操作を円滑化することができる。さらに、各揺動腕体の倒伏最大角度を規制しない構造を採用する場合には、装着使用者の髪形などに対する対応性をそれだけ高めることができるほか、好ましい装着感を得る上での許容範囲をそれだけ大きく確保することができる。
図1は、本発明に係るヘッド装着具をヘッドホンに適用した場合の装着使用時における一例としての右側面図を、図2は、図1に示す例につきその左半分側を省略した正面図をそれぞれ示す。
これらの図によれば、ヘッド装着具11は、左右一対となって配置される耳用支持部12と、これら耳用支持部12相互間に架け渡されたヘッドバンド22と、該ヘッドバンド22の前方内方位置にて人体の頭頂部などの頭部H側への当接を自在に配設されるヘッドパッド32とを少なくとも備えて構成されている。
このうち、各耳用支持部12は、電気信号を音響信号に変換する電気音響変換手段(トランスジューサ)を有する図示しないヘッドホンユニットを具備したハウジング13として形成されており、ヘッドホンユニットは、ハウジング13の下側外周部13a側から引き出されたコード14を介して図示しない音響機器本体側と電気的に接続されている。
ヘッドバンド22は、左右に位置する各ハウジング13と対向する位置関係にある人体の耳側方向に向けて適宜の側圧を付与すべく、例えばバンド状を呈するステンレス材やチタン材などのばね性鋼材や適宜組成の合成樹脂材などを適宜曲率のもとで湾曲させて形成されている。
この場合における各ハウジング13とヘッドバンド22における対応部位との間の連結は、該ヘッドバンド22の左右の各端部側に設けた大径基部23と、各ハウジング13の上側外周部13b側からやや内寄りに傾斜させて突設された連結用突出部15とを、適宜の連結材16を介在させて一体化したり、該連結材16を介在させることなく一体に連結するなどして行われている。
一方、ヘッドパッド32は、その装着使用時に頭部H側に安定的に当接支持させることができるように、例えば頭頂部における左右方向での曲率と略同等の曲率を付与するなどした幅広な板状となって形成されいる。また、ヘッドパッド32は、左右方向での両端側に補強材34を添設してなる連結部35が形成されており、該連結部35の適宜位置には、止着ネジ56を挿通させるための通孔(図示せず)が形成されている。さらに、ヘッドパッド32は、頭部H側に対しソフトに当接させることができるように、少なくともその当接面33を適宜の軟質材、例えば皮材やポリプロピレン等の軟質材で覆うようにして形成しておくのが好ましい。
また、ヘッドパッド32は、その左右の各連結部35とヘッドバンド22の各大径基部23との間に揺動腕体42を各別に介在配置することで、ヘッドバンド22に対し揺動自在となって連結されている。
図3は、この場合におけるヘッドバンド22の大径基部33とヘッドパッド32の連結部35と揺動腕体42との間の相互の配置関係例についての要部拡大図を、図4は、相互間の連結構造例を明らかにする分解斜視図を、図5は、図4に示す揺動腕体42を180度回転させた状態での分解斜視図を、図6は、図5の状態での組み立てプロセスについての斜視図をそれぞれ示す。
これらの図によれば、ヘッドバンド22の各大径基部23の内側(側頭側)には、頂端25aの中心位置を開口させた雌ねじ部26を有して立設された柱状部25と、該柱状部25の基端25b側の周囲に空隙27を介在させた状態で隆設されてその一部に切欠部29を有する囲壁部28と、該囲壁部28の切欠部29近傍にその外方に向けて突設された突起部30とからなる連結部24が形成されている。
一方、揺動腕体42は、図5からも明らかなように一側に開口面46を有するケース本体部43と、開口面46を覆ってケース本体部43に止着される蓋体部51とで構成されている。
このうち、ケース本体部43は、ヘッドバンド22の連結部24における柱状部25を導入できる口径の一側貫通孔48がその基端部44側に位置する底板47に形成されており、一側貫通孔48からその開放一端部60bを導出させた状態でねじりコイルばねなどからなるばね材60のコイル部60aが柱状部25との間の空隙27を介して収容できるようになっている。
また、ばね材60における開放一端部60bは、図4に示されているようにヘッドバンド22の連結部24側と対面する側に位置することになるケース本体部43の底板47側から外側に引き出されており、開放他端部60cは、図5に示されているようにケース本体部43内に収容されて位置固定されている。
さらに、ケース本体部43における先端部45側に位置する底板47には、図6に示すように先端側を開口させた雌ねじ部64aを有する柱状部64と、該柱状部64の基端側に一体形成されたやや大径な頂部63とからなる止着材62における柱状部64が対面配置され、その対面部位に形成された他側貫通孔49を介して図5に示すように柱状部64が挿通配置されるようになっている。
さらにまた、底板47の外表面には、一側貫通孔48よりもセンター側にやや寄せた位置であって、大径基部23の囲壁部28に設けた突起部30との関係で定まる適宜位置に突起58が突設されている。このため、各揺動腕体42の倒伏最大角度は、突起58と囲壁部28の突起部30との当接位置により規制することができることになる。
また、蓋体部51は、ケース本体部43の開口面46と対面合致する平面形状が付与されて形成されており、ケース本体部43の底板47の他側貫通孔49寄りに配設された雌ねじ部50との対面部位に止着ねじ55を挿通させるための通孔52が形成されている。
さらに、蓋体部51は、その施蓋時にケース本体部43の一側貫通孔48と他側貫通孔49とに対面する各部位に同様に止着ねじ56を各別に挿通するための通孔53,54が形成されている。なお、蓋体部51にあって他側貫通孔49と対面する側の通孔54の近傍には、切欠部54aが図5と図6とに示す位置関係のもとで形成されており、その組み立て時にヘッドパッド32の補強材34の対面部位に突設された突起(図示せず)を導入して揺動椀体42との間の回動角度を位置規制することができるようになっている。
図7〜図9は、本発明の変形例(1)〜(3)をその一部を省略して各別に示す側面図であり、そのうちの図7には、ヘッドバンド22の右端部に位置する大径基部23には、耳用支持部12としてのハウジング13が連結されており、該ハウジング13にはヘッドセット用のマイク31を具備させた例が示されている。なお、この例においては、左端部に位置する図示しない大径端部の耳用支持部として例えば図9に示すように耳80側に支持されるイヤーハンガー17が付設されることになる。また、図8には、ヘッドバンド22の両端部の大径基部23のそれぞれに、耳用支持部12として同じく耳80側に支持されるリング状耳掛け18を付設した例が示されている。
図10は、本発明のさらなる変形例(4)を示す側面図であり、図11は、図10におけるヘッドパッドの動きについての要部拡大説明図を、図12は、図11におけるA−A線矢視方向での縦断面図をそれぞれ示す。
これらの図によれば、ヘッドパッド32は、その左右の各連結部35とヘッドバンド22の各大径基部23との間に揺動腕体42を各別に介在配置することで、ヘッドバンド22に対し揺動自在となって連結されている。しかも、この例においては、大径基部23の長さ方向とは直交する方向に支腕部101が一体に延設されており、該支腕部101の先端部101aに設けた連結部24を介して揺動腕体42の基端部44が連結されている。
この場合、連結部24は、図12に示されているようにばね材60のコイル部60aを収納するための空隙27を介在させた柱状部25と、該柱状部25の頂面側に開口させた雌ねじ部26とで構成されており、該雌ねじ部26に揺動腕体42側から止着ねじ56を螺着することで相互が連結されることになる。また、ばね材60の開放一端部60bは、支腕部101の対応部位に設けた掛止穴102に挿入することで掛止されている。なお、これらの図中の符号103は、支腕部101側に固着された装飾体を示す。
図13は、本発明の他例を示す右側面図であり、図14は、図13における各ヘッドパッド32とヘッドバンド22との連結構造を内側(頭部側)からみた際の要部を拡大して示す右側面図であり、図15は、図14との対応関係のもとで示す平面図である。また、図16は、上記連結構造についての他例を図14に対応させて示す平面図である。
この場合における図15と図16とに示す連結構造は、いずれもがヘッドバンド22の両端部に位置する各大径基部23に対し、前方のヘッドパッド32の連結部35にその先端部45を軸支させた揺動腕体42と、後方のヘッドパッド32の連結部35にその先端部45を軸支させた揺動腕体42とを介在させてそれぞれの基端部44を止着ねじ56を用いて同軸状に軸支させることで行われている。
このうち、図15に示す連結構造は、一方の揺動腕体42の基端部44に設けた凹部65に対し、他方の揺動腕体42の基端部44に設けた凸部66を嵌め込んだ上で、止着ねじ56を用いて同軸状に軸支することにより形成されている。この場合、ヘッドバンド22の切欠部29と突起部30とは、それぞれの揺動腕体42との関係で形成されることになり、各別に介在させたばね材(図示せず)によりそれぞれのヘッドパッド32に対し倒伏押圧力が付与されることになる。
また、図16に示す連結構造は、一方の揺動腕体42の基端部44と他方の揺動腕体42の基端部44とを相互に対面させた上で、止着ねじ56を用いて同軸状に軸支することにより形成されている。なお、この場合、一方のヘッドパッド32は、他方のヘッドパッド32よりもその長さをやや長くしたものが用いられることになる。
図17は、図16に示す連結構造の具体的な構成例についての分解斜視図を、図18は、図17に示す連結部124の柱状部126側と止着ねじ56側との掛止構造例を相互の対面方向にてその詳細を明らかにする説明図を、図19は、図17に示す連結構造についての断面説明図をそれぞれ示す。
これらの図によれば、ヘッドバンド22の大径基部23の周側面側の適位置には、短寸の円柱形を呈する基台部125と、該基台部125の上面から突設された適宜長さの柱状部126とからなる連結部124が形成されている。また、基台部125の上面の適宜位置には、ばね材60の開放一端部60bが差し込まれる掛止穴125aが設けられている。さらに、柱状部126の頂端面には、止着ねじ56が螺着される雌ねじ部127と、止着ねじ56の挿通支持が自在となって形成されている支持体131が図15に示すようにその裏面側に備える突起133と、所定位置での掛合を自在とした掛止溝128とが形成されている。
また、一方の揺動腕体42の基端部44と他方の揺動腕体42の基端部44との間には、滑動性に富む合成樹脂材など、摩擦係数の小さな適宜の素材からなる介装片129が介在配置されいる。
さらに、止着ねじ56を挿通支持する支持体131には、その表面に止着ねじ56の頭部56aを納めるための凹部132が形成されているほか、その裏面には、連結部124側と同様にばね材60の開放一端部60bが差し込まれる掛止穴134が先述の突起133とともに形成されている。
このため、一方の揺動腕体42と他方の揺動腕体42とは、それぞれの基端部44,44相互間に介装材129を介在させ、かつ、支持体131から送り込んだ止着ねじ56を柱状部126の雌ねじ部127に螺着させることにより、掛止溝128と突起133とで規制される所定の拡開角度のもとで一体的に連結することができることになる。
図20は、本発明のさらなる他例を示す右側面図であり、ヘッドパッド32は、左右に各共通の耳用支持部12(図示例ではハウジング13)を有して離間配置された二本のヘッドバンド22,22相互間に配置されて構成されている。この場合における連結構造は、前方に位置するヘッドバンド22の端部である大径基部23にその基端部44を軸支させた揺動腕体42と、後方に位置するヘッドバンド22の端部である大径基部23にその基端部44を軸支させた揺動腕体42とのそれぞれの先端部45を、間に位置するヘッドパッド32の連結部35に対し止着ねじ56を用いて同軸状に軸支させることで行われている。
図21は、図20における連結構造を内側(頭部側)からみた際の要部を拡大して示す右側面図であり、図22は、図21との対応関係のもとで示す平面図である。
これらの図によれば、一方の揺動腕体42の先端部45に設けた凹部67に対し、他方の揺動腕体42の先端部45に設けた凸部68を嵌め込んだ上で、連結ねじ70を用いて遊動可能な同軸状に軸支することにより形成されている。この場合、各揺動腕体42の先端部45には、その長さ方向に適宜長さのガイド孔69が形成されており、該ガイド孔69を介してヘッドパッド32の移動が可能となっている。なお、各ヘッドバンド22の切欠部29と突起部30とは、図3に示す例と同様にそれぞれの揺動腕体42との関係で形成されており、各別に介在させたばね材(図示せず)の合成付勢力によりヘッドパッド32の側に対し倒伏押圧力が付与されることになる。
次に、本発明の作用・効果を図1〜6に示す例に基づいて説明すれば、ばね材60における開放一端部60bを一側貫通孔48を介して底板47の外方に引き出した状態でコイル部60aと開放他端部60cとをケース本体部43内に収容して蓋体部51を止着ネジ55で止着して施蓋することにより、図5に示す揺動腕体42が各別に形成される。
次いで、各揺動腕体42は、その底板47における基端部44側をヘッドバンド22の各大径基部23における連結部24に対面させ、ばね材60の開放一端部60bを囲壁部28の切欠部29に掛止させるとともに、蓋体部51の通孔53から止着ネジ56を送り込み、柱状部25の雌ねじ部26に螺着して相互を一体化する。なお、このとき、揺動腕体42は、ばね材60の弾発力によりその先端部45側が倒伏付勢されるようにしてその基端部44側が各別に揺動自在に連結されることになる。
一方、各揺動腕体42は、その先端部45側を介してヘッドパッド22と連結される。すなわち、ヘッドパッド22の左右の端部には、補強材34で補強された連結部35が各別に形成されており、これらの連結部35における内側(側頭側)から図4に示すように止着ねじ56を図示しない通孔を介して送り込む。しかる後、蓋体部51の通孔54を経て図5に示すように配置された止着材62の柱状部64が備える雌ねじ部64aに螺着することで、各揺動腕体42はヘッドパッド32側に連結される。
しかも、このとき、通孔54の近傍に形成されている切欠部54aには、ヘッドパッド32の補強材34の対面部位に突設された突起(図示せず)が導入配置されるので、揺動椀体42との関係でヘッドパッド32の回動角度を位置規制して取り付けることができることになる。
また、底板47の外表面に設けた突起58は、大径基部23の囲壁部28に設けた突起部30と所定の倒伏角度のもとで当接するように配置されているので、該突起部30と突起58との相互の位置関係により、各揺動腕体42の倒伏最大角度を規制することができることになる。
このようにして揺動腕体42を介在させてヘッドバンド22とヘッドパッド32とを図3に示すように連結することにより、ヘッドパッド32は、その不使用時に突起部30と突起58との当接位置を倒伏最大角度とした待機姿勢を常に維持させることができることになる。
したがって、本発明によれば、倒伏押圧力が付与されている各揺動腕体42の先端部45に対し、ヘッドパッド32の各連結部35を各別に連結することができるので、該ヘッドパッド32を図1及び図2に示すように頭部H側に単に当接させることにより、倒伏押圧力に抗しつつ後退させることで自動的に密着させることができ、したがって、長時間にわたる装着使用時においても不快感を伴うことのない安定したフィット感を得ることができる。
また、介在配置されるばね材60は、その開放一端部60bをヘッドバンド22の囲壁部28の切欠部29に、開放他端部60cを揺動腕体42におけるケース本体部43側にそれぞれ掛止させることにより、各揺動腕体42に倒伏押圧力を付与しているので、ヘッドパッド32の揺動動作をより安定的でスムーズなものとすることができる。さらに、各揺動腕体42の倒伏最大角度は、突起部30と突起58との当接位置により位置規制することができるので、常に一定の位置にヘッドパッド32を待機させておくことができ、それだけ装着操作を円滑化することができる。
以上に述べた本発明の作用・効果は、図7〜図9に示す変形例(1)〜(3)においても同様にして奏させることができることになる。また、図10に示す変形例(4)によれば、ヘッドパッド32は、図11からも明らかなようにオフセットした軸(連結部24)を中心にセンター付近を円弧状に移動させることができるので、その装着使用時に個々人の頭部形状に柔軟に対応させながらフィットさせることができる。
さらに、図13に示す例によれば、ヘッドパッド32は、ヘッドバンド22の前方側と後方側とに各別に配置された計2本により構成されており、この場合における各ヘッドパッド32の連結部35とヘッドバンド22の両端部に位置する大径基部23との間には、それぞれ揺動腕体42が介在配置されているので、その装着時におけるフィット感をより確実で安定した状態のもとで得ることができることになる。
さらにまた、図20に示す例によれば、各ヘッドバンド22の大径基部23に各別に基端部44を連結させた二つの揺動腕体42から得られる合成付勢力によりヘッドパッド32の側に対し倒伏押圧力を付与することができる。このため、個々のばね材が生成する弾発力も例えば図3に示すばね材60の略1/2とすることにより、その取り付け作業を容易化したり、装着時のヘッドパッド32に対しスムーズな動きのもとで頭部Hへに当接させることができることになる。
以上は、本発明を図面に基づいて説明したものであり、その具体的な内容はこれに限定されるものではない。例えば、ばね材60は、ねじりコイルばねのほか、場合によっては板ばねやコイルばねを用いることもできる。また、ヘッドパッド32の補強材34は、回動角度を位置規制するための突起(図示せず)を設けずに形成してもよく、さらに、倒伏最大角度を規制する突起部30と突起58とを設けずにフリーな動きができるようにすることもできる。このよう
さらに、各揺動腕体の倒伏最大角度を規制しない構造を採用する場合には、装着使用者の髪形などに対する対応性をそれだけ高めることができるほか、好ましい装着感を得る上での許容範囲をそれだけ大きく確保することができることになる。
本発明に係るヘッド装着具をヘッドホンに適用した場合の装着使用時における状態の一例を示す右側面図。 図1に示す例につきその左半分側を省略して示す正面図。 本発明におけるヘッドバンドの大径基部とヘッドパッドの連結部と揺動腕体との間の相互の配置関係例を示す要部拡大図。 図3における相互間の連結構造例を示す分解斜視図。 図4に示す揺動腕体を180度回転させた状態で示す分解斜視図。 図5の状態での組み立てプロセスを示す斜視図。 本発明の変形例(1)の側面図。 本発明の変形例(2)の側面図。 本発明の変形例(3)の側面図。 本発明の変形例(4)の側面図。 図10におけるヘッドパッドの動きを要部を拡大して示す説明図 図11におけるA−A線矢視方向での縦断面図。 本発明の他例を示す右側面図。 図13における連結構造を内側(頭部側)からみた際の要部を拡大して示す右側面図。 図13に示す連結構造を図14との対応関係のもとで示す平面図。 図13に示す連結構造についての他例を図14に対応させて示す平面図。 図16に示す連結構造の具体的な構成例についての分解斜視図。 図16に示す連結部の柱状部側と止着ねじ側との掛止構造例を相互の対面方向にてその詳細を明らかにする説明図。 図16に示す連結構造についての断面説明図。 本発明のさらなる他例を示す右側面図。 図20における連結構造を内側(頭部側)からみた際の要部を拡大して示す右側面図。 図20に示す連結構造を図21との対応関係のもとで示す平面図。 ヘッドパッドを有するヘッドホンの従来例を示す正面図。
符号の説明
11 ヘッド装着具
12 耳用支持部
13 ハウジング
13a 下側外周部
13b 上側外周部
14 コード
15 連結用突出部
16 連結材
17 イヤーハンガー
18 リング状耳掛け
22 ヘッドバンド
23 大径基部
24 連結部
25 柱状部
25a 頂端
25b 基部
26 雌ねじ部
27 空隙
28 囲壁部
29 切欠部
30 突起部
31 マイク
32 ヘッドパッド
33 当接面
34 補強材
35 連結部
36 通孔
42 揺動腕体
43 ケース本体部
44 基端部
45 先端部
46 開口面
47 底板
48 一側貫通孔
49 他側貫通孔
50 雌ねじ部
51 蓋体部
52,53,54 通孔
54a 切欠部
55,56 止着ねじ
56a 頭部
58 突起
60 ばね材
60a コイル部
60b 開放一端部
60c 開放他端部
62 止着材
63 頂部
64 柱状部
64a 雌ねじ部
65,67 凹部
66,68 凸部
69 ガイド孔
70 連結ねじ
101 支腕部
101a 先端部
102 掛止穴
103 装飾体
124 連結部
125 基台部
125a 掛止穴
126 柱状部
127 雌ねじ部
128 掛止溝
129 介装片
131 支持体
132 凹部
133 突起
134 掛止穴
E 耳
H 頭部

Claims (6)

  1. 両端部に耳用支持部を個別に付設してその装着時に左右の耳側を介して各別に支持されるヘッドバンドと、該ヘッドバンドの前記各端部に連結部を介して頭部への当接を自在に連結されるヘッドパッドとで少なくとも構成され、
    該ヘッドパッドは、前記ヘッドバンドとの連結部位に介在させた各揺動腕体により生成される押し下げ方向での倒伏押圧力が付与されて、その装着時における頭部側への当接支持を自在にして前記ヘッドバンド側に連結させたことを特徴とするヘッド装着具。
  2. 各揺動腕体に付与される倒伏押圧力は、介在配置されるばね材の開放一端部をヘッドバンドの前記各端部側に、開放他端部を前記揺動腕体側にそれぞれ掛止させることで生成させた請求項1に記載のヘッド装着具。
  3. 各揺動腕体の倒伏最大角度は、ヘッドバンドの前記各端部に設けた突起部との当接位置との関係で規制自在とした請求項1または2のいずれかに記載のヘッド装着具。
  4. 前記ヘッドパッドは、前記ヘッドバンドの前方側と後方側とに各別に配置するとともに、それぞれの連結部位に介在させた各揺動腕体を介して該ヘッドバンドの各端部との側にそれぞれを連結させた請求項1,2または3のいずれかに記載のヘッド装着具。
  5. 前記ヘッドパッドは、左右に共通の耳用支持部を有して離間配置された二本のヘッドバンド相互間に配置するとともに、これらのヘッドバンドの各端部との間に各別に介在させた各揺動腕体を介して各ヘッドバンド側に個別に連結させた請求項1,2または3のいずかに記載のヘッド装着具。
  6. 前記耳用支持部の少なくともいずれか一方は、電気信号を音響信号に変換する電気音響変換手段を有するヘッドホンユニットを具備させたハウジングである請求項1,2,3,4または5のいずれかに記載のヘッド装着具。

JP2004076733A 2004-03-17 2004-03-17 ヘッド装着具 Expired - Fee Related JP4490140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004076733A JP4490140B2 (ja) 2004-03-17 2004-03-17 ヘッド装着具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004076733A JP4490140B2 (ja) 2004-03-17 2004-03-17 ヘッド装着具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005269075A true JP2005269075A (ja) 2005-09-29
JP4490140B2 JP4490140B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=35093169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004076733A Expired - Fee Related JP4490140B2 (ja) 2004-03-17 2004-03-17 ヘッド装着具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4490140B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007060233A1 (de) * 2007-12-14 2009-06-18 Sennheiser Electronic Gmbh & Co. Kg Hörer, Headset und Gehörschutz
WO2013099417A1 (ja) * 2011-12-29 2013-07-04 ソニー株式会社 ヘッドホン
CN104105022A (zh) * 2013-04-03 2014-10-15 固昌通讯股份有限公司 耳罩式耳机
CN104904234A (zh) * 2013-12-25 2015-09-09 松下知识产权经营株式会社 头戴式耳机
WO2022164181A1 (ko) * 2021-02-01 2022-08-04 오진섭 온라인 화상 교육용 헤드셋

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007060233A1 (de) * 2007-12-14 2009-06-18 Sennheiser Electronic Gmbh & Co. Kg Hörer, Headset und Gehörschutz
US8194909B2 (en) 2007-12-14 2012-06-05 Sennheiser Electronic Gmbh & Co. Kg Earphone, headset and ear protector
DE102007060233B4 (de) * 2007-12-14 2019-10-10 Sennheiser Electronic Gmbh & Co. Kg Hörer, Headset und Gehörschutz
JPWO2013099417A1 (ja) * 2011-12-29 2015-04-30 ソニー株式会社 ヘッドホン
CN104012109A (zh) * 2011-12-29 2014-08-27 索尼公司 头戴式耳机
US9161116B2 (en) 2011-12-29 2015-10-13 Sony Corporation Headphone apparatus
WO2013099417A1 (ja) * 2011-12-29 2013-07-04 ソニー株式会社 ヘッドホン
CN104105022A (zh) * 2013-04-03 2014-10-15 固昌通讯股份有限公司 耳罩式耳机
JP2014204428A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 固昌通訊股▲ふん▼有限公司Cotron Corporation ヘッドホン
US9042587B2 (en) 2013-04-03 2015-05-26 Cotron Corporation Headphone
CN104904234A (zh) * 2013-12-25 2015-09-09 松下知识产权经营株式会社 头戴式耳机
CN104904234B (zh) * 2013-12-25 2018-05-29 松下知识产权经营株式会社 头戴式耳机
WO2022164181A1 (ko) * 2021-02-01 2022-08-04 오진섭 온라인 화상 교육용 헤드셋

Also Published As

Publication number Publication date
JP4490140B2 (ja) 2010-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8233655B2 (en) Headphone
US6970572B2 (en) Headphone device
JPS641833Y2 (ja)
US6772853B2 (en) Clip-on earphone device
US5381486A (en) Communications headset having a universal joint-mounted microphone boom
US5790683A (en) Headphone including split earphones and coupling means for coupling it to the ears
JP2006086980A (ja) ヘッドホン装置
KR100865959B1 (ko) 안경 부착용 이어폰장치
US20070098201A1 (en) Earplug type earphone
CA2286634A1 (en) Headset assembly
JP2003078984A (ja) イヤホン
JP2001112081A (ja) ヘッドホン
KR100755239B1 (ko) 골전도 헤드셋
KR102048787B1 (ko) 골전도 및 공기전도 겸용 헤드폰
KR20220000693U (ko) 자기 블루투스 안경
JP2008118401A (ja) ヘッドホン
JP2007312050A (ja) 骨伝導ユニット装着具
JP2012105118A (ja) ヘッドホーン及び頭部装着型画像表示装置
JP2004357198A (ja) イヤホン
JP2005269075A (ja) ヘッド装着具
KR102152342B1 (ko) 헤드셋
JP4135042B2 (ja) ヘッドホン
JP2002034089A (ja) ヘッドホン
KR101120774B1 (ko) 조작된 자세 및 방향을 유지하는 헤드 셋
JP2008283408A (ja) ヘッドホン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees