JP3361532B2 - 記憶制御システム - Google Patents

記憶制御システム

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JP3361532B2
JP3361532B2 JP05423291A JP5423291A JP3361532B2 JP 3361532 B2 JP3361532 B2 JP 3361532B2 JP 05423291 A JP05423291 A JP 05423291A JP 5423291 A JP5423291 A JP 5423291A JP 3361532 B2 JP3361532 B2 JP 3361532B2
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泉 湯沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷均衡制御技術に関
し、特に、複数の上位装置によって共有される外部記憶
装置における入出力負荷の均一化に適用して有効な負荷
均衡制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機システムの高性能・大規模
化に伴い、外部記憶装置においても、高性能化が求めら
れている。外部記憶装置は、複数の計算機システムに接
続されることが多く、各々の計算機システムからの入出
力要求を効率よく処理を行っていく必要がある。このた
め、従来から、外部記憶制御装置にて各々の計算機シス
テムからの負荷を均一化させる負荷均衡制御方式が種々
考案されている。例えば、特開昭63−146147号
公報に開示される技術のように外部記憶装置自身が実行
した入出力回数を計数して真の負荷状況を知るようにし
た入出力負荷監視方式、特開昭63−223939号公
報に開示される技術のように入出力制御装置に入出力負
荷状態を表示させ、ホストシステムで負荷を均一化させ
る方式、特開昭62−6357号公報、特開平2−81
154号公報に開示される技術のように接続された計算
機システムからの要求に優先順位をつけて処理を行い負
荷を均一化する方式、特開平1−229351号公報に
開示される技術のように平均待ち時間を予測する情報を
もとに負荷のバランスをとる方式等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、外部
記憶装置側で計算機システム側からの任意の入出力要求
の優先処理を行えない点、或いは2つの外部記憶制御装
置間で通信を行えない点についての配慮がされておら
ず、外部記憶制御装置1台で独立に各計算機システムか
らの入出力負荷を均一化することができないという問題
があった。
【0004】本発明の目的は、個々の外部記憶制御装置
において独立に各上位装置からの入出力動作の負荷を均
一化することが可能な負荷均衡制御技術を提供すること
にある。
【0005】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0007】すなわち、本発明は、揮発性又は不揮発性
の記憶媒体を備えた記憶装置と、複数のルートを介して
上位装置と接続され前記上位装置からの命令に応答して
前記記憶装置に対するデータの書込み及び読み出しの制
御を行う記憶制御装置と、からなる記憶制御システムで
あって、前記記憶制御装置内に設けられ、前記上位装置
からの入出力要求を一時的に待たせる入出力要求保留手
段を含み、前記入出力要求保留手段は、前記複数のルー
トの内どのルートが使用されたかを判定し、前記判定に
よって使用されたことが判定されたルートに対して前記
上位装置からの入出力要求を受け付けないマスク処理を
行うものである。
【0008】また、本発明は、揮発性又は不揮発性の記
憶媒体を備えた記憶装置と、複数のルートを介して上位
装置と接続され前記上位装置からの命令に応答して前記
記憶装置に対するデータの書込み及び読み出しの制御を
行う記憶制御装置と、からなる記憶制御システムであっ
て、 前記記憶制御装置内に設けられ、前記上位装置から
の入出力要求を一時的に待たせる入出力要求保留手段を
含み、 前記入出力要求保留手段は、前記複数のルートの
内どのルートが使用されたかを記憶するルート情報記憶
手段を有し、 前記ルート情報記憶手段の記憶したルート
情報に基づいて優先的に入出力サービスを受け付けるル
ートを選択し、前記優先的に入出力サービスを受け付け
るルート以外のルートに対して前記上位装置からの入出
力要求を受け付けないマスク処理を行うものである。
【0009】また、本発明は、揮発性又は不揮発性の記
憶媒体を備えた記憶装置と、複数のルートを介して上位
装置と接続され前記上位装置からの命令に応答して前記
記憶装置に対するデータの書込み及び読み出しの制御を
行う記憶制御装置と、からなる記憶制御システムであっ
て、 前記記憶制御装置は、前記上位装置からの競合する
入出力要求を所定の裁定論理によって制御する競合回路
と、前記上位装置からの入出力要求を一時的に待たせる
入出力要求保留手段とを含み、 前記入出力要求保留手段
は、前記複数のルートの内どのルートが使用されたかを
記憶するルート情報記憶手段を有し、 前記ルート情報記
憶手段の記憶したルート情報に基づいて優先的に入出力
サービスを受け付けるルートを選択し、前記優先的に入
出力サービスを受け付けるルート以外のルートからの入
出力要求を競合回路に流入させない処理を行うものであ
る。さらに、本発明は、揮発性又は不揮発性の記憶媒体
を備えた記憶装置と、複数のルートを介して上位装置と
接続され前記上位装置からの命令に応答して前記記憶装
置に対するデータの書込み及び読み出しの制御を行う記
憶制御装置と、からなる記憶制御システムであって、
記記憶制御装置は、前記複数のルートを介して前記上位
装置から発行される入出力要求を所定の裁定論理によっ
て制御する競合回路と、メモリに蓄えられたマイクロプ
ログラムを実行するマイクロプロセッサと、前記上位装
置からの入出力要求を一時的に待たせる入出力要求保留
手段とを含み、 前記入出力要求保留手段は、前記複数の
ルートの内どのルートが使用されたかを記憶するルート
情報記憶手段と、前記上位装置からの起動履歴を記憶す
る起動履歴情報を記憶する起動履歴情報記憶手段とから
なり、 前記マイクロプロセッサが、前記ルート情報記憶
手段に記憶されたルート情報と、前記起動履歴情報記憶
手段に記憶された起動履歴情報の少なくとも一つに基づ
いて、前記複数のルートに対して前記上位装置からの入
出力要求の受け付けを制限するものである。
【0010】
【作用】上記した本発明の記憶制御システムによれば
憶制御装置に各上位装置からの入出力要求を待たせる
入出力要求保留手段を備えたことにより、当該記憶制御
装置において、独立に、各上位装置からの入出力要求に
ある程度の優先順位をつけることができるため、各上位
装置からの記憶装置への入出力負荷を均一化することが
できる。また、記憶制御装置に設けられた記憶手段に格
納されている、上位装置からの入出力要求の履歴情報に
基づいて、入出力要求保留手段の動作を制御することに
より、効率よく各上位装置の入出力要求にある程度の優
先順位をつけることができるため、なお一層の負荷の均
一化を図ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図に従って詳細に説明する。
本実施例では、本発明の一実施例である記憶制御システ
ムによる負荷均衡制御方式の適用例として、半導体記憶
装置サブシステム等の外部記憶装置に適用した場合を例
にとって説明する。
【0012】図1は、本実施例の負荷均衡制御方式が行
われる半導体記憶装置サブシステムのハードウェア構成
の一例を示すブロック図である。
【0013】本実施例の半導体記憶装置サブシステム
は、半導体記憶制御装置9と、半導体メモリなどを記憶
媒体とする半導体記憶装置10とから構成され、両者は
インタフェースケーブル13を介して接続されている。
一方、半導体記憶制御装置9は、信号ケーブル(ルート
A)11とチャネル2を介して中央処理装置1に、又信
号ケーブル(ルートB)12とチャネル3を介して中央
処理装置1に接続されている。
【0014】半導体記憶制御装置9は、全体の制御動作
を行うマイクロプロセッサ7と、このマイクロプロセッ
サ7の動作のためのプログラムやデータ、さらには後述
のようないくつかのテーブルが設定されるメモリ8とが
設けられており、両者はバス線14を介して接続されて
いる。
【0015】また、上位のチャネル2および3にそれぞ
れ接続される信号ケーブル11および信号ケーブル12
は、競合回路6を介してマイクロプロセッサ7に接続さ
れている。そして、チャネル2および3から随時発生す
る半導体記憶装置10に対する入出力要求が、競合回路
6における所定の裁定論理(たとえば先着順)によって
受け付けられ、マイクロプロセッサ7に入力されること
によって、当該入出力要求の実行がなされるように構成
されている。
【0016】この場合、複数のチャネル2および3と競
合回路6を結ぶ信号ケーブル11および12の各々に
は、当該信号ケーブル11および12を介して、個々の
チャネル2および3から半導体記憶制御装置9に発行さ
れる前述のような入出力要求の、競合回路6に対する伝
達の有無を制御するブロックスイッチ4およびブロック
スイッチ5が介設されており、マイクロプロセッサ7か
らの制御信号4aおよび制御信号5aによって動作が制
御されるように構成されている。
【0017】以下、本実施例の半導体記憶装置サブシス
テムにおける負荷均衡制御方式の作用の一例を説明す
る。
【0018】まず、本実施例における負荷均衡制御方式
の原理を図1を用いて説明する。
【0019】中央処理装置1が半導体記憶制御装置9に
対し、チャネル2,3を用い、信号ケーブル(ルート
A)11,信号ケーブル(ルートB)12及びブロック
スイッチ4,ブロックスイッチ5を介し、入出力要求を
出す。
【0020】通常はチャネル2及びチャネル3から入出
力要求が出された場合、その要求は信号ケーブル(ルー
トA)11,信号ケーブル(ルートB)12及びブロッ
クスイッチ4,ブロックスイッチ5を介し、競合回路6
に入力され、チャネル2或いはチャネル3のうち、より
早く入出力要求を出したルートを、マイクロプロセッサ
7に通知する。通知を受けたマイクロプロセッサ7は、
メモリ8上にあるマイクロプログラムの指示により、チ
ャネルの入出力要求を受領する。
【0021】本実施例の負荷均衡制御方式においては、
チャネル2及びチャネル3と競合回路6の間に位置する
ブロックスイッチ4,ブロックスイッチ5を用いること
により負荷バランス制御を実現させる。
【0022】前述のように、ブロックスイッチ4,ブロ
ックスイッチ5は、接続されているチャネル毎に存在
し、チャネル2及びチャネル3の起動に対してゲートと
しての役割を持ち、たとえば、各々の制御信号4aおよ
び5aを“1”とするとブロックスイッチ4及びブロッ
クスイッチ5が掛かり、チャネル2及びチャネル3から
の入出力要求をマスクする動作を行う。
【0023】又、ブロックスイッチ4及びブロックスイ
ッチ5を各々の制御信号4aおよび5aを“0”とする
と、ブロックスイッチ4および5がはずれ、チャネルか
らの入出力要求が競合回路6に入る。
【0024】このように、ブロックスイッチ4及びブロ
ックスイッチ5を用いることによりチャネル2及びチャ
ネル3対応に入出力の負荷バランスをとることが可能と
なる。
【0025】図4は、チャネルルート表示テーブル40
1の構成を示す。チャネルルートとは、チャネルからの
入出力要求が、信号ケーブル(ルートA)11,信号ケ
ーブル(ルートB)12を介して、半導体記憶制御装置
9に到来する経路を示す。
【0026】チャネルルート表示テーブル401は展開
するとルートA402、ルートB403で構成される。
ルートA402、ルートB403は、ビット単位、或い
はバイト単位である。ルートA402、ルートB403
は、各チャネルルートに対応しており、ルートA402
は、信号ケーブル(ルートA)11に、ルートB403
は信号ケーブル(ルートB)12に対応している。チャ
ネルルート表示テーブル401を用いることにより、ど
のルートで過去に入出力を行なったのかが判断出来る様
になっている。
【0027】図5は、入出力回数をカウントする為に用
いられる起動回数表示テーブル501である。起動回数
表示テーブル501は、半導体記憶制御装置9に1つ存
在し、入出力要求があるたびに1ずつカウントアップさ
れる。
【0028】本実施例においては、半導体記憶制御装置
9による負荷均衡制御方式として、単に、ブロックスイ
ッチ4及びブロックスイッチ5を用いて制御する方法
と、チャネルルート表示テーブル401および起動回数
表示テーブル501に記憶された各計算機システムから
の起動履歴情報を用いて、ブロックスイッチ4、ブロッ
クスイッチ5の動作を制御する方法とがある。
【0029】まず、図1と図2を用いて、半導体記憶制
御装置による負荷バランスの制御方法について説明す
る。図2は、メモリ8に蓄えられたマイクロプログラム
の処理の概要である。図2の処理は、既に一つの入出力
動作を終えて、次にどの入出力要求を受付けるかを判断
する所に位置するものである。まず、ステップ201で
チャネル2又はチャネル3からの入出力要求に対して使
用中を報告したかをチェックする。もし、チャネル2又
はチャネル3に対し、使用中を報告していれば、ステッ
プ203へ分岐する。ステップ202で、今サービスし
た入出力要求は正常終了したかをチェックする。もし、
正常終了していなければ、ステップ204へ分岐する。
ステップ203で、今入出力サービスしたチャネルルー
トにブロックスイッチ4及びブロックスイッチ5を立て
る。つまり、今入出力サービスしたチャネルルートがチ
ャネル2(信号ケーブル(ルートA)11)であれば、
ブロックスイッチ4を立て(制御信号4aを“1”とす
る)、もし入出力サービスしたチャネルルートがチャネ
ル3(信号ケーブル(ルートB)12)であれば、ブロ
ックスイッチ5を立てる(制御信号5aを“1”とす
る)。ステップ204で起動受領サービスを行なう。こ
こでのサービスは、ブロックスイッチ4及びブロックス
イッチ5のマスクが掛っていないチャネル2及びチャネ
ル3からの入出力要求を受け付ける。もし、チャネル2
及びチャネル3からの入出力要求があった場合、起動回
数表示テーブル501を“1”カウントアップする。も
し、ここでブロックスイッチ4又はブロックスイッチ5
が掛っていない所に一定時間入出力要求が来ない場合及
び起動受領サービスが終了した場合、ステップ205で
全てのブロックスイッチ4及びブロックスイッチ5を解
除(制御信号4a,5aを“0”とする)し、チャネル
2及びチャネル3からの入出力要求を受領できるように
する。
【0030】前記実施例では、半導体記憶制御装置9へ
接続されるチャネル数が少ないと負荷が均一化される
が、チャネル数が多くなると中央処理装置1からの入出
力要求が競合する。この為、特定のチャネルルートに半
導体記憶制御装置9の入出力サービスが片寄ることが懸
念される。
【0031】そこで、次に図3、図4、図5を用いて、
ブロックスイッチ4、ブロックスイッチ5及びテーブル
に記憶された各計算機システムからの起動履歴情報を用
いることで前記の懸念を解消する、本発明の他の実施例
である負荷バランスの制御方法について説明する。図3
は、メモリ8に蓄えられたマイクロプログラムの処理の
概要である。
【0032】図3に示す処理は、既に入出力を終えて、
次にどの入出力を受け付けるのか判断をする所に位置付
けられる。
【0033】まず、ステップ301で、チャネル2又は
チャネル3からの入出力要求に対して使用中を報告した
かをチェックする。もし、チャネル2又はチャネル3に
対し、使用中を報告していれば、ステップ303へ分岐
する。ステップ302で、今サービスした入出力要求は
正常終了したかをチェックする。もし、正常終了してい
なければステップ309へ分岐する。
【0034】ステップ303で、直前に入出力要求処理
を行なったチャネル2及びチャネル3のチャネルルート
をチャネルルート表示テーブル401に記憶する。すな
わち、入出力要求処理を行なったチャネルルート対応に
ルートA402及びルートB403をオンにする。
【0035】チャネルルート表示テーブル401は“0
0”クリアしない限りその状態は残り、複数のビットが
オンになることもあり得る。
【0036】次にステップ304でチャネルルート表示
テーブル401に表示されているルートが1ルートかど
うか判断する。もし、1つだけだった場合、ステップ3
06で全てのブロックスイッチ4及びブロックスイッチ
5をクリア(制御信号4a,5aを“0”)とする。こ
れにより、1ルートしか接続されていなかった場合は、
ひとつしかないルートからの入出力要求をマスクして入
出力の妨げとなることがない。
【0037】又、ステップ304で複数ルートがある場
合は、ステップ305で直前に入出力要求処理を行なっ
たルート以外に過去に起動があった次のルート(図1の
場合、直前に入出力要求処理を行なったルートがブロッ
クスイッチ4の場合、ブロックスイッチ5のルート)以
外のルートを全てブロックスイッチをオン(制御信号4
aを“”)にして、そのルート(ブロックスイッチ5
のルート)に対する起動を優先的にサービスする様にす
る。
【0038】次にステップ307で起動回数表示テーブ
ル501の値は256になったかを判断し、もし256
なら、ステップ308でチャネルルート表示テーブル4
01を“00”クリアし、ステップ309を実行する。
【0039】これにより、最新のチャネル起動を記憶出
来る様になり常にチャネルの動きに合わせて入出力の負
荷バランスをとることが出来る様になる。又、中央処理
装置1からの入出力要求が競合した場合、半導体記憶制
御装置9のマイクロプロセッサ7がサービスするチャネ
ルルートを特定のチャネルルートに偏らせない効果を持
つ。
【0040】又、ステップ307で起動回数表示テーブ
ル501の値が、256に満たない場合は、ステップ3
09へ分岐する。
【0041】次に、ステップ309で起動受領サービス
を行なう。ここでのサービスは、ブロックスイッチ4及
びブロックスイッチ5のマスクが掛っていないチャネル
2及びチャネル3からの入出力を受け付ける。もし、チ
ャネル2及びチャネル3からの入出力要求があった場
合、起動回数表示テーブル501を“1”カウントアッ
プする。もしここでブロックスイッチ4及びブロックス
イッチ5のマスクが掛っていない所に一定時間入出力要
求がチャネル2及びチャネル3より出てこなかった場合
及び起動受領サービスが終了した場合は、ステップ31
0へ処理が進み、ブロックスイッチ4及びブロックスイ
ッチ5を解除し、チャネル2及びチャネル3からの入出
力要求を受領出来る様にしてやる。
【0042】本実施例によれば、複数の計算機システム
からシェアされても各計算機システムからの負荷を均一
化することができる。
【0043】本実施例は、チャネルルートが2つであっ
たが、チャネルルートが3つ以上の場合でも適用可能で
あることは言うまでもない。又、本実施例では起動回数
表示テーブル501のクリアは起動回数表示テーブル5
01の値が256に達した時点で行なっているが、起動
回数表示テーブル501のクリアの契機としては、当該
起動回数表示テーブル501の値が256の場合に限ら
ない。
【0044】上述の実施例は、半導体記憶装置サブシス
テムに対して本発明を適用したものであったが、磁気デ
ィスク装置サブシステム、磁気テープ装置サブシステム
等の半導体記憶制御装置にも適用できる。
【0045】又、上述の実施例は、チャネルルート表示
テーブル401及び起動回数表示テーブル501は、特
開昭63−223939号公報のように入出力負荷状態
を入出力制御装置に表示させなくても、各計算機システ
ムからの負荷を均一化することが可能である。
【0046】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0047】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0048】すなわち、本発明によれば、個々の記憶制
御システムにおいて独立に各上位装置からの入出力の負
荷を均一化することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である記憶制御システムによ
負荷均衡制御方式が行われる半導体記憶装置サブシス
テムのハードウェア構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例である記憶制御システムによ
負荷均衡制御方式の作用の一例を示すフローチャート
である。
【図3】本発明の一実施例である記憶制御システムによ
負荷均衡制御方式の作用の一例を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の一実施例である記憶制御システムによ
負荷均衡制御方式における、チャネルルート表示テー
ブルの構成の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施例である記憶制御システムによ
負荷均衡制御方式における、起動回数表示テーブルの
一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 チャネル 3 チャネル 4 ブロックスイッチ 4a 制御信号 5 ブロックスイッチ 5a 制御信号 6 競合回路 7 マイクロプロセッサ 8 メモリ 9 半導体記憶制御装置 10 半導体記憶装置 11 信号ケーブル(ルートA) 12 信号ケーブル(ルートB) 13 インタフェースケーブル 14 バス線 401 チャネルルート表示テーブ 01 起動回数表示テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 影浦 憲一 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所 小田原工場内 (72)発明者 湯沢 泉 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所 小田原工場内 (56)参考文献 特開 昭59−5331(JP,A) 特開 昭59−180775(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/12 310 G06F 3/06 301

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性又は不揮発性の記憶媒体を備えた
    記憶装置と、複数のルートを介して上位装置と接続され
    前記上位装置からの命令に応答して前記記憶装置に対す
    るデータの書込み及び読み出しの制御を行う記憶制御装
    置と、からなる記憶制御システムであって、 前記記憶制御装置内に設けられ、前記上位装置からの入
    出力要求を一時的に待たせる入出力要求保留手段を含
    み、 前記入出力要求保留手段は、前記複数のルートの内どの
    ルートが使用されたかを判定し、過去に使用されたルー
    トに対して前記上位装置からの入出力要求を受け付けな
    いマスク処理を行うことを特徴とする記憶制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 揮発性又は不揮発性の記憶媒体を備えた
    記憶装置と、複数のルートを介して上位装置と接続され
    前記上位装置からの命令に応答して前記記憶装置に対す
    るデータの書込み及び読み出しの制御を行う記憶制御装
    置と、からなる記憶制御システムであって、 前記記憶制御装置内に設けられ、前記上位装置からの入
    出力要求を一時的に待たせる入出力要求保留手段を含
    み、 前記入出力要求保留手段は、前記複数のルートの内どの
    ルートが使用されたかを記憶するルート情報記憶手段を
    有し、 前記ルート情報記憶手段の記憶したルート情報に基づい
    て優先的に入出力サービスを受け付けるルートを選択
    し、前記優先的に入出力サービスを受け付けるルート以
    外のルートに対して前記上位装置からの入出力要求を受
    け付けないマスク処理を行うことを特徴とする記憶制御
    システム。
  3. 【請求項3】 前記上位装置からの起動履歴を記憶する
    起動履歴情報を記憶する起動履歴情報記憶手段を有し、 前記起動履歴情報記憶手段に記憶された起動履歴情報に
    基づいて、前記起動履歴情報に表示されているルートが
    1ルートであった場合、前記マスク処理の解除を行うこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の記憶制御システ
  4. 【請求項4】 前記起動履歴情報に基づいて、前記上位
    装置からの入出力要求を受け付けないマスク処理を行っ
    た後、マスク処理を行っていないルートを介 する入出力
    要求が一定時間以上ない場合に、前記マスク処理の解除
    を行うことを特徴とする請求項3記載の記憶制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】 揮発性又は不揮発性の記憶媒体を備えた
    記憶装置と、複数のルートを介して上位装置と接続され
    前記上位装置からの命令に応答して前記記憶装置に対す
    るデータの書込み及び読み出しの制御を行う記憶制御装
    置と、からなる記憶制御システムであって、 前記記憶制御装置は、前記上位装置からの競合する入出
    力要求を所定の裁定論理によって制御する競合回路と、
    前記上位装置からの入出力要求を一時的に待たせる入出
    力要求保留手段とを含み、 前記入出力要求保留手段は、前記複数のルートの内どの
    ルートが使用されたかを記憶するルート情報記憶手段を
    有し、 前記ルート情報記憶手段の記憶したルート情報に基づい
    て優先的に入出力サービスを受け付けるルートを選択
    し、前記優先的に入出力サービスを受け付けるルート以
    外のルートからの入出力要求を競合回路に流入させない
    処理を行うことを特徴とする記憶制御システム。
  6. 【請求項6】 揮発性又は不揮発性の記憶媒体を備えた
    記憶装置と、複数のルートを介して上位装置と接続され
    前記上位装置からの命令に応答して前記記憶装置に対す
    るデータの書込み及び読み出しの制御を行う記憶制御装
    置と、からなる記憶制御システムであって、 前記記憶制御装置は、前記複数のルートを介して前記上
    位装置から発行される入出力要求を所定の裁定論理によ
    って制御する競合回路と、メモリに蓄えられたマイクロ
    プログラムを実行するマイクロプロセッサと、前記上位
    装置からの入出力要求を一時的に待たせる入出力要求保
    留手段とを含み、 前記入出力要求保留手段は、前記複数のルートの内どの
    ルートが使用されたかを記憶するルート情報記憶手段
    と、前記上位装置からの起動履歴を記憶する起動履歴情
    報を記憶する起動履歴情報記憶手段とからなり、 前記マイクロプロセッサが、前記ルート情報記憶手段に
    記憶されたルート情報と、前記起動履歴情報記憶手段に
    記憶された起動履歴情報の少なくとも一つに基づいて、
    前記複数のルートに対して前記上位装置からの入出力要
    求の受け付けを 制限することを特徴とする記憶制御シス
    テム。
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