JP3360021B2 - エンジンの回転位置表示装置 - Google Patents

エンジンの回転位置表示装置

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JP3360021B2
JP3360021B2 JP08550398A JP8550398A JP3360021B2 JP 3360021 B2 JP3360021 B2 JP 3360021B2 JP 08550398 A JP08550398 A JP 08550398A JP 8550398 A JP8550398 A JP 8550398A JP 3360021 B2 JP3360021 B2 JP 3360021B2
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flywheel
engine
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housing
mark
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茂己 小林
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UD Trucks Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの生産時
または整備時にエンジンの回転位置を確認できる表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大型トラック等に搭載されるエン
ジンの回転位置表示装置は、運転室の下方にエンジンが
配置され、運転室と荷台の間にフライホイールを収装す
るハウジングが配置されており、フライホイールを収装
するハウジングの上部に開口する表示窓が形成される一
方、フライホイールの外周部にはこの表示窓から見える
位置にクランクシャフトの回転位置を表示するマークが
付けられている。
【0003】例えばエンジンのバルブタイミング等を調
整する場合、作業者はハウジングの表示窓からフライホ
イールの外周部を目視し、表示窓からフライホイールに
付けられたマークが所定位置に見えるようにクランクシ
ャフトを回転することにより、エンジンの回転位置を所
定位置に合わせることができる(実開平7−30336
号公報、参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運転室の前
後長を小さくして荷台を前方に拡張したトラックの場
合、荷台がハウジングの上部に開口した表示窓を覆うこ
とがある。しかしながら、こうして表示窓が荷台に覆わ
れたトラックの場合、エンジンを車載した状態では上述
したように作業者がハウジングの表示窓からフライホイ
ールの外周部を目視できず、エンジンの回転位置を所定
位置に合わせられない。
【0005】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、こうしたトラック等の車載状態でエンジンの
回転位置を確認できる表示装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、クランクシャフトに結合するフライホイールと、フ
ライホイールを収装するハウジングとを備えるエンジン
の回転位置表示装置に適用する。
【0007】そして、ハウジングの下部に開口する水抜
き穴と、フライホイールの水抜き穴から見える位置にク
ランクシャフトの回転位置を表示するマークとを備える
ものとした。
【0008】請求項2に記載のエンジンの回転位置表示
装置は、請求項1に記載の発明において、フライホイー
ルにリングギアを取付け、水抜き穴をリングギアに対峙
して開口させ、水抜き穴からリングギアを回すクランキ
ング棒を差し込める構成とした。
【0009】請求項3に記載のエンジンの回転位置表示
装置は、請求項1または2に記載の発明において、ハウ
ジングの上部に開口する表示窓と、フライホイールの表
示窓から見える位置にクランクシャフトの回転位置を表
示するマークとを備えるものとした。
【0010】
【発明の作用および効果】請求項1に記載のエンジンの
回転位置表示装置において、例えばバルブタイミング等
を調整する場合、作業者は水抜き穴からフライホイール
に付けられたマークが所定位置に見えるようにクランク
シャフトを回転することにより、エンジンの回転位置を
所定位置に合わせられる。水抜き穴はハウジングの下部
に開口しているため、作業者がエンジンの下に入ってこ
の作業を行うことにより、表示窓がトラックの荷台に覆
われた場合でも、エンジンを車載した状態でも水抜き穴
からフライホイールの外周部に付けられたマークを目視
でき、エンジンの回転位置を所定位置に合わせられ、整
備性の向上がはかれる。
【0011】請求項2に記載のエンジンの回転位置表示
装置において、作業者は表示窓からフライホイールに付
けられたマークが所定位置に見えるようにクランクシャ
フトを回転することにより、エンジンの回転位置を所定
位置に合わせられる。表示窓はハウジングの上部に開口
しているため、作業者は立った姿勢でこの作業を行うこ
とができ、生産性を損なわない。
【0012】請求項3に記載のエンジンの回転位置表示
装置において、水抜き穴はリングギアに対峙するように
形成されているため、作業者がクランキング棒を水抜き
穴から差し込み、水抜き穴からマークを目視しながら、
クランキング棒の先端部をリングギアに係合させてフラ
イホイールを回転させられ、作業性の向上がはかれる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0014】図8に示すように、トラックにおいてエン
ジン本体1は運転室の下方に位置した前輪5の間に搭載
され、エンジン本体1の後部にハウジング2、クラッチ
ケース3、トランスミッション4等が連結される。
【0015】図2に示すように、ハウジング2にはフラ
イホイール6が収装される。フライホイール6は図示し
ないクランクシャフトの後端に結合され、エンジンに発
生するトルク変動を緩和する。
【0016】図5〜図7に示すように、フライホイール
6は円盤状をしている。フライホイール6の外周部には
図示しないクランク角センサに対する磁気スケールとし
て複数の穴15が所定の間隔で形成されている。さら
に、フライホイール6の外周部にはリングギア7が嵌め
られ、エンジンの始動時に図示しないスタータモータの
ピニオンが噛合うようになっている。
【0017】図1、図3に示すように、円筒状をしたハ
ウジング2の上部には表示窓21が開口される。表示窓
21は略四角形をしている。
【0018】一方、図5、図6に示すように、フライホ
イール6の外周部には表示窓21から見える位置にクラ
ンクシャフトの回転位置を表示する第一のマーク11が
付けられる。第一のマーク11はリングギア7が嵌まる
環状段部14の近傍に刻まれる。表示窓21からフライ
ホイール6に付けられた第一のマーク11が所定位置に
見えるようにフライホイール6を回転することにより、
直列6気筒エンジンの#1気筒と#6気筒のピストンが
それぞれ上死点にあるようになっている。
【0019】図1、図4に示すように、円筒状をしたハ
ウジング2の下部には水抜き穴22が開口される。水抜
き穴22はハウジング2内の最下部に面して開口し、ハ
ウジング2内に侵入した水等を外部に逃がす働きをす
る。
【0020】一方、図5、図7に示すように、フライホ
イール6の外周部には水抜き穴22から見える位置にク
ランクシャフトの回転位置を表示する第二のマーク12
が付けられる。第二のマーク12はリングギア7が嵌ま
る環状段部14の近傍に刻まれる。水抜き穴22からフ
ライホイール6に付けられた第二のマーク12が所定位
置に見える位置にフライホイール6を回転することによ
り、#1気筒と#6気筒のピストンが上死点にあるよう
になっている。
【0021】水抜き穴22はリングギア7に対峙するよ
うに前後方向に延びる長円形に形成され、図8に示すよ
うに、水抜き穴22から差し込まれるクランキング棒9
の先端部がリングギア7に係合してフライホイール6を
回転させられるようになっている。
【0022】通常、表示窓21と水抜き穴22には図示
しないラバーキャップ等の栓体が嵌められ、異物等の侵
入を防止している。
【0023】以上のように構成される本発明の実施の形
態につき、次に作用を説明する。
【0024】エンジンの生産時等、エンジンを車載する
前の状態において、例えばバルブタイミング等を調整す
る場合、作業者は表示窓21からフライホイール6に付
けられた第一のマーク11が所定位置に見えるようにフ
ライホイール6を回転することにより、#1気筒と#6
気筒のピストンがそれぞれ上死点に来る。表示窓21は
ハウジング2の上部に開口しているため、作業者は立っ
た姿勢でこの作業を行うことができ、生産性を損なわな
い。
【0025】エンジンの整備時等、エンジンを車載した
状態において、例えばバルブタイミング等を調整する場
合、図8に示すように、作業者はエンジンの下に入って
水抜き穴からフライホイールに付けられた第二のマーク
12が所定位置に見えるようにフライホイール6を回転
することにより、#1気筒と#6気筒のピストンがそれ
ぞれ上死点に来る。水抜き穴22はハウジング2の下部
に開口しているため、表示窓21がトラックの荷台に覆
われた場合でも、エンジンを車載した状態で水抜き穴2
2からフライホイール6の外周部に付けられた第二のマ
ーク12を目視でき、エンジンの回転位置を所定位置に
合わせられる。同様にして、#3気筒と#4気筒。#2
気筒と#5気筒の場合にも、それぞれ2つのマークによ
り表示窓21、水抜き穴22の双方から上死点に合わせ
ることが可能となる。
【0026】水抜き穴22はリングギア7に対峙するよ
うに形成されているため、図8に示すように、作業者が
クランキング棒9を水抜き穴22から差し込み、水抜き
穴22から第二のマーク12を目視しながら、クランキ
ング棒9の先端部をリングギア7に係合させてフライホ
イール6を回転させられ、作業性の向上がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すハウジングの正面
図。
【図2】同じく図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】同じく図1のB方向からの矢視図。
【図4】同じく図1のC方向からの矢視図。
【図5】同じくフライホイールの正面図。
【図6】同じく図5のD方向からの矢視図。
【図7】同じく図5のE方向からの矢視図。
【図8】同じく作業時の様子を示す側面図。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 ハウジング 6 フライホイール 7 リングギア 9 クランキング棒 11 第一のマーク 12 第二のマーク 21 表示窓 22 水抜き穴

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクシャフトに結合するフライホイー
    ルと、 前記フライホイールを収装するハウジングと、 前記ハウジングの下部に開口する水抜き穴と、 前記フライホイールの前記水抜き穴から見える位置に前
    記クランクシャフトの回転位置を表示するマークと、 を備えたことを特徴とするエンジンの回転位置表示装
    置。
  2. 【請求項2】前記フライホイールにリングギアを取付
    け、 前記水抜き穴を前記リングギアに対峙して開口させ、 前記水抜き穴からリングギアを回すクランキング棒を差
    し込める構成としたことを特徴とする請求項1に記載の
    エンジンの回転位置表示装置。
  3. 【請求項3】前記ハウジングの上部に開口する表示窓
    と、 前記フライホイールの前記表示窓から見える位置に前記
    クランクシャフトの回転位置を表示するマークと、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの
    回転位置表示装置。
JP08550398A 1998-03-31 1998-03-31 エンジンの回転位置表示装置 Expired - Fee Related JP3360021B2 (ja)

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