JP3359720B2 - ロボット制御装置 - Google Patents

ロボット制御装置

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JP3359720B2
JP3359720B2 JP33826293A JP33826293A JP3359720B2 JP 3359720 B2 JP3359720 B2 JP 3359720B2 JP 33826293 A JP33826293 A JP 33826293A JP 33826293 A JP33826293 A JP 33826293A JP 3359720 B2 JP3359720 B2 JP 3359720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータを用いてロボ
ットを駆動するロボット制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のロボット制御装置を示す
構成図であり、図において、1はロボット5の加速開始
地点及び減速終了地点の座標が記憶され、例えば、a点
からb点に移動する移動命令を受信すると、a点及びb
点の座標を出力する教示点記憶手段、2は教示点記憶手
段1より出力されたa点及びb点の座標をロボット5の
関節座標に座標変換する座標変換手段、3は予めロボッ
ト5の全作業領域を複数の小領域に分割して、ロボット
5がある領域の点からある領域の点まで移動する際の速
度指令曲線の演算パラメータを各領域間の組み合わせご
とに記憶しておき、座標変換手段2からa点及びb点の
関節座標を出力されると、a点及びb点がそれぞれ属す
る領域間特有の演算パラメータに基づいて速度指令曲線
を演算する速度指令曲線演算手段、4は速度指令曲線演
算手段3により演算された速度指令曲線にしたがってロ
ボット5の各軸を駆動するモータを制御するモータ制御
手段である。因に、図13は速度指令曲線演算手段の動
作を示すフローチャートである。
【0003】次に動作について説明する。まず、教示点
記憶手段1は移動命令を受信すると、その移動命令を解
析してどの点からどの点までロボット5を移動させるの
かを判断する。例えば、その移動命令がa点からb点ま
で移動する命令である場合、a点及びb点の座標を出力
する。そして、教示点記憶手段1からa点及びb点の座
標を出力された座標変換手段2は、a点及びb点の座標
をロボット5の関節座標に変換する。
【0004】次に、速度指令曲線演算手段3は、座標変
換手段2からa点及びb点の関節座標を出力されると、
a点及びb点がそれぞれ属する領域を検出し(ステップ
ST1)、そのa点及びb点が属する領域間特有の演算
パラメータ(最大慣性モーメントImax ,最高速度V
max ,許容最大トルクTmax )を選択して(ステップS
T2)、速度指令曲線を演算するが(ステップST
3)、速度指令曲線の演算パラメータは下記のように速
度指令曲線演算手段3に記憶されている。即ち、速度指
令曲線演算手段3は、ロボット5の全作業領域を複数の
小領域に分割し、ロボット5がある領域の点からある領
域の点まで移動する際の速度指令曲線の演算パラメータ
を各領域間の組み合わせごとに記憶しておく。例えば、
5つの領域に分割した場合、25通り(5×5=25)
の演算パラメータを記憶しておく。ただし、この例で
は、3種類の演算パラメータ(最大慣性モーメントI
max ,最高速度Vmax ,許容最大トルクTmax )を記憶
しているので、パラメータの数としては75個(25通
り×3種類=75個)となる。
【0005】ここで、速度指令曲線は、図12に示すよ
うに、時間と速度の関係で示され、一般に台形状になる
が、各種演算パラメータ間には、下記の関係が成立す
る。 Tmax =Imax ×Vmax /t1 ・・・(1) Tmax =Imax ×Vmax /t2 ・・・(2) ただし、同一の小領域であっても座標が異なれば、ロボ
ット5の姿勢は若干変化するので、各座標における慣性
モーメントI等が異なり、本来、加速開始地点及び減速
終了地点が少しでも異なれば演算パラメータの値が変わ
るが、この例では、加速開始地点が属する領域と減速終
了地点が属する領域間の演算パラメータをある値で代表
させているので、モータの能力を越えることがないよう
にその代表値が設定される。つまり、各領域間ごとにモ
ータの負荷が一番大きい地点を基準にして演算パラメー
タが設定される。従って、他の地点では、負荷が一番大
きい地点に比べてモータの負荷が小さくなるので、当該
演算パラメータによればモータの能力に余裕が残ること
になる。
【0006】因に、速度指令曲線は、上記のようにし
て、演算パラメータが選択されると、式(1)、式
(2)からそれぞれ加速時間t1、減速時間t2を求め
ることができるので、これら加速時間t1等から求める
ことができる(図12参照)。
【0007】このようにして、速度指令曲線が演算され
ると、モータ制御手段4がその速度指令曲線にしたがっ
てロボット5の各軸を駆動するモータを制御し、ロボッ
ト5を移動命令通りに移動させ、一連の処理を終了させ
るが、図14を用いてモータ制御手段4についてもう少
し詳細に説明する。因に、図14において、11は速度
指令曲線に基づく速度指令値V*を積分してロボット5
の位置指令値θr を発生する積分器、12はロボット5
の位置指令値θr からロボット5の実位置θa を減算す
る減算器、13は減算器12の減算結果に比例定数を乗
算して速度指令値ωr を発生する比例制御器、14は速
度指令値ωr からロボットの実速度ωa を減算する減算
器、15は減算器14の減算結果に比例定数を乗算して
電流指令値ir1を発生する比例制御器、16は減算器1
4の減算結果の積分値に比例した電流指令値ir2を発生
する積分制御器、17は電流指令値ir1と電流指令値i
r2を加算して電流指令値ir を出力する加算器である。
【0008】また、18は電流指令値ir の絶対値がモ
ータの最大電流の絶対値を越えた場合、モータの最大電
流に制限する電流指令リミッタ、19は電流指令リミッ
タ18の出力である電流指令値ir *にモータの実電流i
a が一致するようにモータの電流を制御する電流制御
系、20はモータの実電流ia に比例したトルクTe
発生するモータ、21はトルクTe に重力トルクTg
摩擦トルクTf 加算される加算器である。
【0009】モータ制御手段4は、上記のように構成さ
れているので、速度指令曲線に基づく速度指令値V*か
らロボット5の位置指令値θr を求め、ロボット5の実
位置θa がその位置指令値θr に一致するようにモータ
20の実電流ia を制御することになるが、例えば、ロ
ボット5が鉛直に固定されたベース22(図15参照)
に対して、図16に示すように、ロボット5が実線の位
置から上方に移動(+Z方向)して点線の位置に停止し
た場合と、ロボット5が点線の位置から下方に移動(−
Z方向)して実線の位置に停止した場合とでは、停止中
のモータ20の実電流ia が相違する。
【0010】その理由は、まず、+Z方向に移動して目
標地点に到達する場合、ロボット5は重力mgと摩擦力
Fに逆らって移動することになるので、外乱は下記のよ
うになる。 外乱=−mg−F (mg,F>0) ・・・(3) 一方、−Z方向に移動して目標地点に到達する場合、ロ
ボット5は摩擦力Fに逆らって移動する(重力mgは移
動を援助する方向に働く)ことになるので、外乱は下記
のようになる。 外乱=−mg+F (mg,F>0) ・・・(4)
【0011】従って、外乱は、下記に示すように、ロボ
ット5が下降するときより上昇するときの方が大きくな
るので、当然、電流指令値ir はロボットが下降すると
きより上昇するときの方が大きくなる。 |−mg−F|>|−mg+F| ・・・(5) ところが、積分制御器16は、ロボット5が停止して
も、即ち、減算器14の出力が零になっても、過去の来
歴を出力するので、積分制御器16はロボット5が下降
して停止した場合より上昇して停止した場合の方が大き
い電流指令値ir2を出力する。これにより、モータの実
電流ia は、ロボット5が下降して停止した場合より上
昇して停止した場合の方が大きくなる。
【0012】なお、上記従来例では、モータの全作業領
域を複数の小領域に分割し、小領域間の組み合わせごと
に演算パラメータを設定するものについて示したが、同
様の技術が特公平2−55803号公報に開示されてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のロボット制御装
置は以上のように構成されているので、各領域間ごとに
モータの負荷が一番大きい地点を基準にして演算パラメ
ータを設定しなければならず、そのため他の地点では負
荷が一番大きい地点に比べてモータの負荷が小さくなる
ことから、当該演算パラメータではモータの能力に余裕
が生じてしまい、その結果、モータの能力を十分に発揮
させることができず、動作時間を十分に短縮することが
できない問題点があった。また、ロボットが停止するに
至るまでの移動方向にかからわず、ロボットが停止して
いる間は重力を支えるトルクさえあればその位置を保持
することができるが、ロボットが下降して停止したとき
よりロボットが上昇して停止したときの方が、停止中の
電流指令値が大きくなってしなうため、必要以上に大き
な定格電流を有するモータを選定しなければならず、コ
ストが増大する問題点があった。
【0014】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、ロボットの加速開始地点
及び減速終了地点がいかなる地点であっても常にモータ
の能力を最大限に発揮させ、動作時間を短縮できるロボ
ット制御装置を得ることを目的とする。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明より更
に動作時間を短縮できるロボット制御装置を得ることを
目的とする。
【0016】請求項3及び請求項4の発明は、上記請求
項1の発明の目的に加え、モータの実効トルクが定格ト
ルクを越えることのないようモータを保護することがで
きるロボット制御装置を得ることを目的とする。
【0017】請求項5及び請求項6の発明は、ロボット
の動作が頻繁になることによって実効トルクが大きくな
るのを防止して、ロボットの実効電流が定格電流を越え
ない範囲内でモータの能力を最大限に発揮させ、動作時
間を短縮できるロボット制御装置を得ることを目的とす
る。
【0018】請求項7及び請求項8の発明は、ロボット
が停止している間の電流指令値を低減し、定格電流の小
さいモータを選定できるロボット制御装置を得ることを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るロ
ボット制御装置は、ロボットが中点に到達したときの速
度が最高速度演算手段により演算された最高速度である
とした場合の中点及び加速開始地点での各軸の駆動トル
クが許容最大トルクを越えない範囲内で最小の加速時間
を決定し、そのロボットが中点に到達したときの速度が
最高速度演算手段により演算された最高速度であるとし
た場合の中点及び減速終了地点での各軸の駆動トルクが
許容最大トルクを越えない範囲内で最小の減速時間を決
するようにしたものである。
【0020】請求項2の発明に係るロボット制御装置
は、加速時間及び減速時間を決定した後、最高速度演算
手段により演算された最高速度に基づいて加速区間及び
減速区間における何れかの地点において再度加速時間及
び減速時間を決定するようにしたものである。
【0021】請求項3の発明に係るロボット制御装置
は、比較手段によりモータの負荷量が許容負荷量を越え
ていると判定された場合にはロボットの各軸の許容最大
トルクの値を下方修正し、越えていないと判定された場
合にはその許容最大トルクの値を上方修正するようにし
たものである。
【0022】請求項4の発明に係るロボット制御装置
は、比較手段によりモータの負荷量が許容負荷量を越え
ていると判定された場合にはロボットの各軸の最高速度
の値を下方修正し、越えていないと判定された場合には
その最高速度の値を上方修正するようにしたものであ
る。
【0023】請求項5の発明に係るロボット制御装置
は、動作角度演算手段により演算された動作角度の平方
根に比例するようにロボットの各区間における動作時間
を演算し、その動作時間によって、速度指令曲線生成手
段により生成された速度指令曲線の動作時間を修正する
ようにしたものである。
【0024】請求項6の発明に係るロボット制御装置
は、動作角度演算手段により演算された動作角度の平方
根とロボットの各区間における慣性モーメントの平方根
積に比例するようにロボットの各区間における動作時
間を演算し、その動作時間によって、速度指令曲線生成
手段により生成された速度指令曲線の動作時間を修正す
るようにしたものである。
【0025】請求項7の発明に係るロボット制御装置
は、速度指令値発生手段により発生された速度指令値が
零である場合、モータの出力トルクが重力トルクより大
きくなる範囲内で電流指令値発生手段が発生する電流指
令値を制限するようにしたものである。
【0026】請求項8の発明に係るロボット制御装置
は、速度指令値発生手段により発生された速度指令値が
零である場合、モータの出力トルクが重力トルクと摩擦
トルクとの差分より大きくなる範囲内で電流指令値発生
手段が発生する電流指令値を制限するようにしたもので
ある。
【0027】
【作用】請求項1の発明におけるロボット制御装置は、
ロボットが中点に到達したときの速度が最高速度演算手
段により演算された最高速度であるとした場合の中点及
び加速開始地点での各軸の駆動トルクが許容最大トルク
を越えない範囲内で最小の加速時間を決定し、そのロボ
ットが中点に到達したときの速度が最高速度演算手段に
より演算された最高速度であるとした場合の中点及び減
速終了地点での各軸の駆動トルクが許容最大トルクを越
えない範囲内で最小の減速時間を決定する加減速時間決
定手段を設けたことにより、ロボットの加速開始地点及
び減速終了地点がいかなる地点であっても常にモータの
能力を最大限に発揮できる速度指令曲線を生成できるよ
うになる。
【0028】請求項2の発明におけるロボット制御装置
は、加速時間及び減速時間を決定した後、最高速度演算
手段により演算された最高速度に基づいて加速区間及び
減速区間における何れかの地点において再度加速時間及
び減速時間を決定するようにしたことにより、モータの
能力を発揮させるのにより最適な速度指令曲線が得られ
るようになる。
【0029】請求項3の発明におけるロボット制御装置
は、比較手段によりモータの負荷量が許容負荷量を越え
ていると判定された場合にはロボットの各軸の許容最大
トルクの値を下方修正し、越えていないと判定された場
合にはその許容最大トルクの値を上方修正する許容最大
トルク修正手段を設けたことにより、モータの実効トル
クが定格トルクを越えることのないようモータが保護さ
れる。
【0030】請求項4の発明におけるロボット制御装置
は、比較手段によりモータの負荷量が許容負荷量を越え
ていると判定された場合にはロボットの各軸の最高速度
の値を下方修正し、越えていないと判定された場合には
その最高速度の値を上方修正する最高速度修正手段を設
けたことにより、モータの実効トルクが定格トルクを越
えることのないようモータが保護される。
【0031】請求項5の発明におけるロボット制御装置
は、動作角度演算手段により演算された動作角度の平方
根に比例するようにロボットの各区間における動作時間
を演算し、その動作時間によって、速度指令曲線生成手
段により生成された速度指令曲線の動作時間を修正する
動作時間修正手段を設けたことにより、ロボットが頻繁
に動作しても、ロボットの実効電流が定格電流を越えな
い範囲内でモータの能力を最大限に発揮できるようにな
る。
【0032】請求項6の発明におけるロボット制御装置
は、動作角度演算手段により演算された動作角度の平方
根とロボットの各区間における慣性モーメントの平方根
積に比例するようにロボットの各区間における動作時
間を演算し、その動作時間によって、速度指令曲線生成
手段により生成された速度指令曲線の動作時間を修正す
る動作時間修正手段を設けたことにより、ロボットが頻
繁に動作しても、ロボットの実効電流が定格電流を越え
ない範囲内でモータの能力を最大限に発揮できるように
なる。
【0033】請求項7の発明におけるロボット制御装置
は、速度指令値発生手段により発生された速度指令値が
零である場合、モータの出力トルクが重力トルクより大
きくなる範囲内で電流指令値発生手段が発生する電流指
令値を制限する電流制限手段を設けたことにより、ロボ
ット停止時のモータの実電流が低減される。
【0034】請求項8の発明におけるロボット制御装置
は、速度指令値発生手段により発生された速度指令値が
零である場合、モータの出力トルクが重力トルクと摩擦
トルクとの差分より大きくなる範囲内で電流指令値発生
手段が発生する電流指令値を制限する電流制限手段を設
けたことにより、ロボット停止時のモータの実電流が低
減される。
【0035】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1
はこの発明の実施例1によるロボット制御装置を示す構
成図であり、図において、従来のものと同一符号は同一
または相当部分を示すので説明を省略する。31はロボ
ット5の各軸の最高速度Vmaxiと許容最大トルクTmaxi
を記憶する記憶手段、32は記憶手段31により記憶さ
れた最高速度Vmaxiでロボット5が加速開始地点から減
速終了地点まで移動した場合の移動時間tti をロボッ
ト5の各軸ごとに演算するとともに、その演算した移動
時間tti のなかで最大の移動時間ttmax を要してロ
ボット5が加速開始地点から加速終了地点まで移動した
場合の最高速度Vi をロボット5の各軸ごとに演算する
最高速度演算手段である。
【0036】また、33はロボット5が中点に到達した
ときの速度が最高速度演算手段32により演算された最
高速度Vi であるとした場合の各軸の駆動トルクTi
許容最大トルクTmaxiを越えない範囲内で最小の加速時
間t1及び減速時間t2を決定する加減速時間決定手
段、34は加減速時間決定手段33の決定結果(加速時
間t1、減速時間t2)及び最高速度演算手段32によ
り演算された最高速度Vi に基づいて速度指令曲線を生
成する速度指令曲線生成手段である。因に、図2は加減
速時間決定手段の動作を示すフローチャートである。
【0037】次に動作について説明する。まず、従来の
ものと同様に、教示点記憶手段1は移動命令を受信する
と、その移動命令を解析してどの点からどの点までロボ
ット5を移動させるのかを判断する。例えば、その移動
命令がa点からb点まで移動する命令である場合、a点
及びb点の座標を出力する。そして、教示点記憶手段1
からa点及びb点の座標を出力された座標変換手段2
は、a点及びb点の座標をロボット5の関節座標si
i に変換する。
【0038】これにより、最高速度演算手段32は、下
記に示すように、ロボット5の関節座標si ,ei と、
記憶手段31に記憶されている各軸の最高速度Vmaxi
基づいて、各軸ごとの移動時間tti を演算する。 tti =|ei −si |/Vmaxi ・・・(6) さらに、最高速度演算手段32は、下記に示すように、
演算した各軸ごとの移動時間tti のなかで最大の移動
時間ttmax (移動に最も時間の要する軸の移動時間)
を要してロボット5が加速開始地点から減速終了地点ま
で移動した場合の最高速度Vi を各軸ごとに演算する。 Vi =(ei −si )/ttmax ・・・(7)
【0039】次に、加減速時間決定手段33は、ロボッ
ト5が中点(加速開始地点と減速終了地点の中間点)に
到達したときの各軸の速度が図3に示すように最高速度
iであるとした場合の各軸の駆動トルクTi が許容最
大トルクTmaxiを越えない範囲内で最小の加速時間t1
及び減速時間t2をn自由度ロボットの運動方程式に基
づいて決定する。n自由度ロボットの運動方程式 T=M・d 2 q/dt 2 +h ・・・(8) ここで、Mはロボットの位置から特定される慣性行列、
qは各軸の変位、hはロボットの位置と速度から特定さ
れるコリオリ力、重力及び摩擦力のベクトルである。な
お、慣性行列M及びベクトルhは、ロボットの位置等か
ら計算されるが、かかる計算は周知の事項であるので、
説明を省略する。
【0040】加速時間t1及び減速時間t2の決定につ
いてもう少し具体的に説明すると、加速時及び減速時の
第i軸の駆動トルクT1i,T2iは、スムージングフィル
タの影響を無視し、図3の台形パターンを速度指令曲線
と考えると、下記のようになる。 T1iΣ(M ij ・V j /t 1 )+h i =(Mi1・V1 +・・・+Min・Vn )/t1+hi ・・・(9) T2i−Σ(M ij ・V j /t 2 )+h i =−(Mi1・V1 +・・・+Min・Vn )/t2+hi ・・・(10) ただし、j=1,2,・・・,n また、加速時及び減速時の駆動トルクT1i,T2iがそれ
ぞれ許容最大トルクTmaxiを越えないという条件から、
下記に示すように、それぞれn個の不等式が得られる。 −Tmaxi≦T1i≦Tmaxi(ただし、i=0,1,・・・n) ・・・(11) −Tmaxi≦T2i≦Tmaxi(ただし、i=0,1,・・・n) ・・・(12)
【0041】そこで、加速開始地点における慣性行列M
及びベクトルhを式(9)に代入した場合に、駆動トル
クT1iが式(11)のn個の不等式を全て満足する範囲
内で最小の加速時間t1(ただし、t1は正の値であ
る。)を演算する(ステップST11)。説明の便宜
上、当該加速時間t1をt1aとする。また、中点おける
慣性行列M及びベクトルhを式(9)に代入した場合
に、駆動トルクT1iが式(11)のn個の不等式を全て
満足する範囲内で最小の加速時間t1(ただし、t1は
正の値である。)を演算する(ステップST11)。説
明の便宜上、当該加速時間t1をt1cとする。そして、
加速開始地点を基準にして演算した加速時間t1aと、中
点を基準にして演算した加速時間t1cのうちの大きい方
の値を加速時間t1として決定する(ステップST1
2)。このように、加速開始地点と中点を基準にしてそ
れぞれ加速時間t1a,t1cを演算し、大きい方の値を加
速時間t1として決定する理由は、ロボットの移動によ
ってロボットの姿勢が変化するので、負荷の大きい方の
地点を基準にして演算した加速時間t1を選択しなけれ
ば、モータに過負荷が発生するからである。
【0042】減速時間t2についても、上記と同様にし
て、減速終了地点及び中点における慣性行列Mとベクト
ルhをそれぞれ式(10)に代入した場合に、駆動トル
クT2iが式(12)のn個の不等式を全て満足する範囲
内で最小の減速時間t2(ただし、t2は正の値であ
る)を演算し(ステップST13)、大きい方の値を減
速時間t2として決定する(ステップST14)。
【0043】そして、速度指令曲線生成手段34が、加
減速時間決定手段33により決定された加速時間t1と
減速時間t2及び最高速度演算手段32により演算され
た最高速度Vi に基づいて速度指令曲線を生成し(図3
参照)、モータ制御手段4がその速度指令曲線したがっ
てロボット5の各軸を駆動するモータを制御する。
【0044】以上のように、実施例1によれば、ロボッ
ト5は移動命令通りに加速開始地点から減速終了地点ま
で移動することになるが、上記のようにして、加速時間
t1及び減速時間t2が決定されるので、全ての軸の駆
動トルクは許容最大トルクTmaxiを越えることがなく、
しかも少なくとも1つの軸の駆動トルクの最大値が許容
最大トルクTmaxiとなるような加減速時間が得られる。
【0045】実施例2. 上記実施例1では、速度指令曲線が台形パターンから生
成される場合について示したが、カム曲線等の他の曲線
から速度指令曲線が生成される場合でもよく、同様の効
果を奏する。
【0046】実施例3. 上記実施例1では、加速時間t1と減速時間t2を一度
だけ決定するものについて示したが、スムージングの影
響を考慮すべく、図4に示すように、実施例1の方法を
用いて、加速時間t1と減速時間t2を初期決定した後
(ただし、加速時間t1と減速時間t2は初期的に決定
されればよく、実施例2の本質的な部分ではないので、
必ずしも実施例1の方法を用いることなく、例えば上記
従来例のように決定してもよい)、加速区間及び減速区
間における何れかの地点において最高速度演算手段32
により演算された最高速度Vi に基づいて再度加速時間
t1及び減速時間t2を決定するようにしてもよい。
【0047】即ち、実施例1の方法で加速時間t1と減
速時間t2を初期決定することにより、加速終了地点及
び減速開始地点を特定する。そして、加速開始地点と加
速終了地点を基準にし、上記実施例1と同様にして加速
時間t1を決定する(ステップST16〜18)。一
方、減速時間t2については、減速開始地点と減速終了
地点を基準にし、上記実施例1と同様にして決定する
(ステップST19〜20)。なお、速度指令曲線の生
成は上記実施例1と同様であるため説明を省略する。
【0048】以上のように、実施例3によれば、加速時
間t1と減速時間t2を繰り返し設定し直すので、実施
例1よりもきめ細かく設定することができ、その結果、
実施例1よりも更に動作時間を短縮することができる。
【0049】実施例4. 上記実施例3では、加速時間t1と減速時間t2を初期
設定した後、一度だけ加速時間t1と減速時間t2を設
定し直したものについて示したが、2回以上設定し直し
てもよい。
【0050】実施例5. 上記実施例3,4では、加速時間t1と減速時間t2を
繰り返し設定するものについて示したが、スムージング
の影響を考慮した慣性行列M及びベクトルh等を用いて
加速時間t1と減速時間t2を決定するようにしてもよ
い。
【0051】実施例6. 図5はこの発明の実施例6によるロボット制御装置を示
す構成図であり、図において、35はモータの実効電流
(負荷量)を検出する負荷量検出手段、36は負荷量検
出手段35により検出された実効電流がモータの許容実
効電流値(許容負荷量)を越えているか否かを判定する
比較手段、37は比較手段36によりモータの実効電流
許容実効電流値を越えていると判定された場合には
憶手段31に記憶されている各軸の許容最大トルクT
maxiの値を下方修正し、越えていないと判定された場合
にはその許容最大トルクTmaxiの値を上方修正する許容
最大トルク修正手段である。
【0052】次に動作について説明する。まず、負荷量
検出手段35がモータの実効電流を検出すると、比較手
段36は、下記に示すように、その実効電流とモータの
許容実効電流値を比較してその偏差を出力する。 比較手段36の出力=モータの許容実効電流値−実効電流 ・・・(13)
【0053】そして、許容最大トルク修正手段37は、
下記に示すように、比較手段36の出力に基づいて各軸
の許容最大トルクTmaxiの値を修正する。 許容最大トルクTmaxi=現在の許容最大トルクTmaxi +係数×比較手段36の出力 ・・・(14) ただし、式(14)を計算した結果、許容最大トルクT
maxiがモータの実現可能な最大トルクを越えてしまう場
合には、許容最大トルクTmaxiを実現可能な最大トルク
とする。
【0054】従って、モータの実効電流が許容実効電流
を越える場合には、モータの許容最大トルクTmaxi
小さくなるように変更され、逆に、実効電流が許容実効
電流値より小さい場合にはモータの許容最大トルクT
maxiが大きくなるように変更される。このため、モータ
の実効電流が許容実効電流値を越える場合、即ち、モー
タの負荷が大きいときはモータの許容最大トルクTmaxi
が小さく設定され、速度指令曲線生成手段34は大きな
駆動トルクを必要としない速度指令曲線を生成すること
になり、その結果、モータの実効電流を許容実効電流値
以下に抑えることができる。なお、一般にモータの実効
電流と実効トルクは比例関係にあるので、実効電流を
容実効電流値以下に抑えることにより、モータの実効ト
ルクも許容値以下に抑えることができる。
【0055】一方、モータの実効電流が許容実効電流値
を越えない場合、即ち、モータの負荷が小さいときはモ
ータの許容最大トルクTmaxiが大きく設定される。従っ
て、速度指令曲線生成手段34は大きな駆動トルクを必
要とする速度指令曲線を生成することになり、その結
果、モータが高速に回転してロボット5の移動が速くな
る。
【0056】実施例7. 上記実施例6では、比較手段36の出力に基づいて許容
最大トルク maxi を修正するものについて示したが、図
6に示すように、比較手段36の出力に基づいて最高速
度修正手段38が記憶手段31に記憶されている各軸の
最高速度Vmaxiを下記のように修正してもよく、実施例
6と同様の効果を奏する。 最高速度Vmaxi=現在の最高速度Vmaxi+係数×比較手段36の出力 ・・・(15)ただし、式(15)を計算した結果、最高速度V maxi
モータの実現可能な最 高速度を越えてしまう場合には、
最高速度V maxi を実現可能な最高速度とする。
【0057】実施例8. 上記実施例6及び実施例7では、許容最大トルクTmaxi
又は最高速度Vmaxiの何れか一方を修正するものについ
て示したが、双方とも修正するようにしてもよい。
【0058】実施例9. 上記実施例6〜8では、負荷量検出手段35がモータの
実効電流を検出し、比較手段36がその実効電流と許容
実効電流値を比較するものについて示したが、負荷量検
出手段35がモータの温度を検出し、比較手段36がそ
の温度とモータの許容温度値を比較するようにしてもよ
く、同様の効果を奏する。
【0059】実施例10. 図7はこの発明の実施例10によるロボット制御装置を
示す構成図であり、図において、39はロボット5の移
動命令に基づいて少なくとも当該ロボット5の2区間分
の動作角度θi を演算する動作角度演算手段、40は動
作角度演算手段39により演算された動作角度θi の平
方根に比例するようにロボット5の各区間における動作
時間tpiを演算する動作時間演算手段、41は速度指令
曲線生成手段34により生成された速度指令曲線の動作
時間を動作時間演算手段40により演算された動作時間
piに修正する動作時間修正手段である。
【0060】次に動作について説明する。まず、動作角
度演算手段39は、座標変換手段2から例えばロボット
5の3区間先までの関節座標を入力し、その関節座標に
基づいて3区間分の動作角度θi(i=a,b,cとす
る)を演算する。そして、動作時間演算手段40は、そ
の動作角度θi の平方根に比例するようにロボット5の
3区間分の動作時間tpiを演算することになるが、動作
時間tpiを演算する理由は下記の通りである。
【0061】一般に産業用ロボットで用いられるモータ
の性能は、許容最大トルクTmax と定格トルクTrated
で表され、定格トルクTrated に対する許容最大トルク
max の比をK(ロボットに使用されるモータではK=
程度であることが多い)とすると、許容最大トルクT
max と定格トルクTrated の間には、下記の関係が成立
するが、ロボットのモータは、許容最大トルクTmax
定格トルクTrated に関して、以下に示す条件を満足す
る必要がある。 Tmax =K×Trated ・・・(16) τ≦Tmax ・・・(17) (2t1×τ 2 /t total 1/2 ≦T rated ・・・(18) ここで、τは図9の加速時間及び減速時間の間のトルク
を示し、加速時間と減速時間は等しくt1とし、t
total は動作開始から終了までの時間である(以下、タ
クトタイムという)。因に、式(18)の左辺は、トル
クの2乗平均値である。
【0062】ここで、式(17)と式(18)の等号が
成立するとして、式(16)を式(17)に代入し、整
理すると下記のようになる。 2t1/ttotal =1/K2 ・・・(19) そして、式(19)は加速時間及び減速時間の間にモー
タが許容最大トルクTmax を発生した場合、定格トルク
rated の条件式(18)を満足するためには、加速時
間及び減速時間の合計2t1が、区間全体の時間である
タクトタイムttotal の1/K2 以下でなければならな
いことを示している。K=3の場合には、この割合は1
/9である。以下、この割合のことをデューティと呼
ぶ。
【0063】換言すると、ロボットのモータは、動作が
頻繁になるとデューティが大きくなるが、かかる場合で
もデューティが1/K2 以下にならなければならないこ
とを示しており、デューティが1/K2 を越えた場合、
最高速度Vmax を下げるかあるいは加速時間及び減速時
間を長くすれば対応できるが、この方法では、モータの
性能を最大限に引き出すことができない問題点がある。
そこで、モータの性能を最大限に引き出しつつデューテ
ィが1/K2 以下になるようにすべく、動作角度θi
平方根に比例するようにロボット5の3区間分の動作時
間tpiを演算するようにしている。
【0064】以下、動作時間tpiの演算について詳述す
る。まず、タクトタイムttotal を3区間分の動作時間
pi(i=a,b,c)を用いて表すと下記のようにな
る。 ttotal =tpa+tpb+tpc ・・・(20) また、区間iの角加速度をβとすると、区間iの加速時
間t1iは下記のようになる。 t1i=tpi/2−(tpi 2 /4−θiβ1/2 ・・(21)
【0065】さらに、加減速時のトルクと許容最大トル
クTmax が等しいとすれば、この動作周期中の実効トル
クτrms は下記のようになる。 τrms ={2Tmax 2 (t1a+t1b+t1c)/ttotal1/2 ・・・(22) ここで、実効トルクτrms とモータの定格トルクT
rated との関係を下記の通りであるとする。 τrms =S1/2rated ・・・(23) ただし、Sは(0<S≦1)の係数であり、計算の都合
で平方根をとっている。
【0066】式(23)に式(16)、式(21)、式
(22)を代入して係数Sについて整理すると下記のよ
うになる。 S=K2(t pa +t pb +t pc {tpa−(tpa 2 −4θaβ1/2 +tpb−(tpb 2 −4θbβ1/2 +tpc−(tpc 2 −4θcβ1/2 } ・・・(24)
【0067】また、タクトタイムttotal に対する区間
a,b,cの動作時間tpa,tpb,tpcの比である時間
配分率ra ,rb ,rc (0≦ra ,rb ,rc ≦1)
を用いて各区間の動作時間を表すと下記のようになる。 tpa=ratotal ・・・(25) tpb=rbtotal ・・・(26) tpc=rctotal =(1−r a −r b )t total ・・(27) ここで、式(24)に、式(20)、式(25)〜(2
7)を代入したものを時間配分率ra ,rb に関するス
ラック関数FS とすると、関数FS は下記のようにな
る。 FS (ra ,rb ) =K2 /tc {ttotal −(ra 2total 2 −4θaβ1/2 −(rb 2total 2 −4θbβ1/2(1−ra −rb2total 2 −4θcβ1/2 } ・・・(28)
【0068】極小値を求めるため、スラック関数FS
時間配分率ra ,rb について偏微分して0とおき、時
間配分率ra ,rb について解くと下記のようになる。 Sa =0 ・・・(29) Sb =0 ・・・(30) ra =θa 1/2/H ・・・(31) rb =θb 1/2/H ・・・(32) rc =1−ra −rb =θc 1/2/H ・・・(33) ただし、H=θa 1/2+θb 1/2+θc 1/2
【0069】従って、式(31)〜(33)から各軸の
時間配分率ra ,rb ,rc を求めることができるの
で、式(31)〜(33)から各軸の時間配分率ra
b ,rc を求めたのちその平均をとると全軸のスラッ
ク関数FS を小さくできる。即ち、モータの定格トルク
rated に対する実効トルクτrms の比率(余裕)を小
さくできる。そこで、かかる時間配分率ra ,rb ,r
c の平均値を式(25)〜(27)を代入し、モータの
定格トルクTrated に対する実効トルクτrms の比率
(余裕)を小さくできる動作時間tpa,tpb,tpcを算
出する。
【0070】以上より動作時間tpiを求めることができ
るが、上記計算手順を簡単にまとめると下記のようにな
る。 1.3区間分の動作角度θi を用いて、式(31)〜式
(33)に従い時間配分率ra ,rb ,rc を求める。
これをロボットの各軸について行う。 2.それぞれの区間における、各軸の時間配分率ra
b ,rc の平均を求める。 3.式(28)を1とおいて、各軸の動作角度θi と時
間配分率の平均を代入し、各軸ごとの区間全体の動作時
間について解く。 4.各軸ごとの区間全体の動作時間うち、最大のもの
を区間全体の動作時間とす る。 5.区間全体の動作時間に時間配分率の平均をかけたも
のを、各区間の動作時間とする。
【0071】最後に、動作時間修正手段41が、速度指
令曲線生成手段34により生成された速度指令曲線の動
作時間を、上記のように演算された動作時間tpiに修正
し、処理を終了する。以上のように、実施例10によれ
ば、動作時間を修正するので、ロボットの動作が頻繁に
なることによってモータの実効トルクが大きくなるのを
防止できるとともに、ロボットの実効電流がモータの
格電流を越えない範囲内でモータの能力を最大限に発揮
させることができる。
【0072】実施例11. 上記実施例10では、動作角度θi の平方根に比例する
ようにロボット5の各区間における動作時間tpiを演算
するものについて示したが、図8に示すように、ロボッ
ト5の関節座標と動作角度θi からロボットの慣性モー
メントIi を計算する慣性モーメント演算手段42を設
け、当該慣性モーメントIi を考慮して動作時間tpi
演算するようにしてもよく、慣性モーメントIi を考慮
した分、実施例10よりも更に動作時間の短縮が可能に
なる。この場合、式(31)〜(33)は下記のように
改められる。 ra =(Ia θa1/2 /H ・・・(34) rb =(Ib θb1/2 /H ・・・(35) rc =1−ra −rb =(Ic θc1/2 /H ・・・(36) ただし、H=(Ia θa1/2 +(Ib θb1/2 +(Ic θc1/2
【0073】実施例12. 図10はこの発明の実施例12によるロボット制御装置
を示す構成図であり、図において、43は比例制御器1
3により発生された速度指令値ωrが零である場合、モ
ータ5の出力トルクが重力トルクTg より大きくなる範
囲内で電流指令リミッタ18が発生する電流指令値ir *
を制限する電流制限手段である。なお、減算器12と比
例制御器13から速度指令値発生手段、減算器14と比
例制御器15と積分制御器16と加算器17と電流指令
リミッタ18から電流指令値発生手段、電流制御系19
から電流制御手段が構成されている。
【0074】次に動作について説明する。従来の場合、
上述したように、過去の来歴を出力する積分制御器16
があるので、ロボット5が下降して停止した場合より上
昇して停止した場合の方が大きい電流指定値ir2を出力
し、その結果、モータの実電流ia は、ロボット5が下
降して停止した場合より上昇して停止した場合の方が大
きくなっていたが、ロボット5が停止するに至るまでの
移動方向にかかわらず、ロボット5が停止している間は
重力トルクTg を支えるトルクさえあればその位置を保
持することができる。
【0075】そこで、この実施例12では、比例制御器
13が零の速度指令値ωr を発生すると、電流制限手段
43は、ロボット5が目標地点に到達して停止している
と判断し、ロボット5が停止するに至るまでの移動方向
にかかわらず一律に電流指令リミッタ18の電流制限値
を、重力トルクTg を支えるために必要な電流指定値i
r2を出力できる範囲内で小さい値に変更する。因に、電
流指令リミッタ18の電流制限値は、速度指令値ωr
零でないときは、モータの最大電流に設定され、速度指
令値ωr が零であるときは、モータの定格電流に設定さ
れる。これにより、ロボット5が上昇して停止した場合
でも、モータの定格電流以下に制御される。
【0076】実施例13. 上記実施例12では、モータ5の出力トルクが重力トル
クTg より大きくなる範囲内で電流指令リミッタ18が
発生する電流指令値ir* を制限するものについて示し
たが、モータ5の出力トルクが重力トルクTg と摩擦ト
ルクTf との差分より大きくなる範囲内で電流指令リミ
ッタ18が発生する電流指令値ir * を制限するように
してもよい。つまり、停止時の摩擦トルクTf が大きい
場合、重力トルクTg から摩擦トルクTf を差し引いた
分の出力トルクがあれば、その位置を保持できることに
着目したものである。従って、実施例13によれば、実
施例12よりも停止時のモータの実電流を小さくするこ
とができるので、更に容量の小さいモータを選定するこ
とができる。
【0077】実施例14. 上記実施例12,13では、比例制御器13が発生する
速度指令値ωr が零であるか否かによって電流指令値i
r * を制限するものについて示したが、ロボット5の実
速度ωa が零あるか否かによって電流指令値ir *
制限するようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、ロボットが中点に到達したときの速度が最高速度演
算手段により演算された最高速度であるとした場合の
点及び加速開始地点での各軸の駆動トルクが許容最大ト
ルクを越えない範囲内で最小の加速時間を決定し、その
ロボットが中点に到達したときの速度が最高速度演算手
段により演算された最高速度であるとした場合の中点及
び減速終了地点での各軸の駆動トルクが許容最大トルク
を越えない範囲内で最小の減速時間を決定し、その加速
時間及び減速時間と最高速度に基づいて速度指令曲線を
生成するように構成したので、ロボットの加速開始地点
及び減速終了地点がいかなる地点であっても常にモータ
の能力を最大限に発揮できる速度指令曲線を生成できる
ようになり、その結果、ロボットの動作時間を短縮でき
る効果がある。
【0079】請求項2の発明によれば、加速時間及び減
速時間を決定した後、最高速度演算手段により演算され
た最高速度に基づいて加速区間及び減速区間における何
れかの地点において再度加速時間及び減速時間を決定す
るように構成したので、モータの能力を発揮させるのに
より最適な速度指令曲線が得られるようになり、その結
果、請求項1の発明より更に動作時間を短縮できる効果
がある。
【0080】請求項3の発明によれば、比較手段により
モータの負荷量が許容負荷量を越えていると判定された
場合にはロボットの各軸の許容最大トルクの値を下方修
正し、越えていないと判定された場合にはその許容最大
トルクの値を上方修正するように構成したので、モータ
の実効トルクが定格トルクを越えることがないようにモ
ータを保護できる効果がある。
【0081】請求項4の発明によれば、比較手段により
モータの負荷量が許容負荷量を越えていると判定された
場合にはロボットの各軸の最高速度の値を下方修正し、
越えていないと判定された場合にはその最高速度の値を
上方修正するように構成したので、モータの実効トルク
が定格トルクを越えることがないようにモータを保護で
きる効果がある。
【0082】請求項5の発明によれば、動作角度演算手
段により演算された動作角度の平方根に比例するように
ロボットの各区間における動作時間を演算し、その動作
時間によって、速度指令曲線生成手段により生成された
速度指令曲線の動作時間を修正するように構成したの
で、ロボットが頻繁に動作しても、ロボットの実効電流
が定格電流を越えない範囲内でモータの能力を最大限に
発揮できるようになり、その結果、ロボットの動作時間
を短縮できる効果がある。
【0083】請求項6の発明によれば、動作角度演算手
段により演算された動作角度の平方根とロボットの各区
間における慣性モーメントの平方根の積に比例するよう
にロボットの各区間における動作時間を演算し、その動
作時間によって、速度指令曲線生成手段により生成され
た速度指令曲線の動作時間を修正するように構成したの
で、ロボットが頻繁に動作しても、ロボットの実効電流
が定格電流を越えない範囲内でモータの能力を最大限に
発揮できるようになり、その結果、ロボットの動作時間
を短縮できる効果がある。
【0084】請求項7の発明によれば、速度指令値発生
手段により発生された速度指令値が零である場合、モー
タの出力トルクが重力トルクより大きくなる範囲内で電
流指令値発生手段が発生する電流指令値を制限するよう
に構成したので、ロボット停止時のモータの実電流が低
減され、容量の小さいモータを選定することができる効
果がある。
【0085】請求項8の発明によれば、速度指令値発生
手段により発生された速度指令値が零である場合、モー
タの出力トルクが重力トルクと摩擦トルクとの差分より
大きくなる範囲内で電流指令値発生手段が発生する電流
指令値を制限するように構成したので、請求項7の発明
より更にロボット停止時のモータの実電流が低減され、
更に容量の小さいモータを選定することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるロボット制御装置を
示す構成図である。
【図2】加減速時間決定手段の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】速度指令曲線を示すグラフ図である。
【図4】加減速時間決定手段の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】この発明の実施例6によるロボット制御装置を
示す構成図である。
【図6】この発明の実施例7によるロボット制御装置を
示す構成図である。
【図7】この発明の実施例10によるロボット制御装置
を示す構成図である。
【図8】この発明の実施例11によるロボット制御装置
を示す構成図である。
【図9】3区間分の速度指令曲線を示すグラフ図であ
る。
【図10】この発明の実施例12によるロボット制御装
置を示す構成図である。
【図11】従来のロボット制御装置を示す構成図であ
る。
【図12】速度指令曲線を示すグラフ図である。
【図13】従来の速度指令曲線演算手段の動作を示すフ
ローチャートである。
【図14】従来のモータ制御手段を示す構成図である。
【図15】ロボットの動作を説明する説明図である。
【図16】ロボットの動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
4 モータ制御手段 5 ロボット 12 減算器(速度指令値発生手段) 13 比例制御器(速度指令値発生手段) 14 減算器(電流指令値発生手段) 15 比例制御器(電流指令値発生手段) 16 積分制御器(電流指令値発生手段) 17 加算器(電流指令値発生手段) 18 電流指令リミッタ(電流指令値発生手段) 19 電流制御系(電流制御手段) 31 記憶手段 32 最高速度演算手段 33 加減速時間決定手段 34 速度指令曲線生成手段 35 負荷量検出手段 36 比較手段 37 許容最大トルク修正手段 38 最高速度修正手段 39 動作角度演算手段 40 動作時間演算手段 41 動作時間修正手段 43 電流制限手段
フロントページの続き (72)発明者 樋口 峰夫 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 産業システム研究所内 (56)参考文献 特開 平4−167004(JP,A) 特開 平5−19863(JP,A) 特開 平6−51823(JP,A) 特開 平4−163603(JP,A) 特開 昭60−3714(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 - 19/46 B25J 3/00 - 3/04 B25J 9/10 - 9/22 B25J 13/00 - 13/08 B25J 19/02 - 19/06 G05D 3/00 - 3/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットの各軸の最高速度と許容最大ト
    ルクを記憶する記憶手段と、上記記憶手段により記憶さ
    れた最高速度で上記ロボットが加速開始地点から減速終
    了地点まで移動した場合の移動時間を該ロボットの各軸
    ごとに演算するとともに、その演算した移動時間のなか
    で最大の移動時間を要して該ロボットが加速開始地点か
    ら減速終了地点まで移動した場合の最高速度を該ロボッ
    トの各軸ごとに演算する最高速度演算手段と、上記ロボ
    ットが中点に到達したときの速度が上記最高速度演算手
    段により演算された最高速度であるとした場合の中点及
    び加速開始地点での各軸の駆動トルクが上記許容最大ト
    ルクを越えない範囲内で最小の加速時間を決定し、上記
    ロボットが中点に到達したときの速度が上記最高速度演
    算手段により演算された最高速度であるとした場合の中
    点及び減速終了地点での各軸の駆動トルクが上記許容最
    大トルクを越えない範囲内で最小の減速時間を決定する
    加減速時間決定手段と、上記加減速時間決定手段の決定
    結果及び上記最高速度演算手段により演算された最高速
    度に基づいて速度指令曲線を生成する速度指令曲線生成
    手段と、上記速度指令曲線生成手段により生成された速
    度指令曲線にしたがって上記ロボットの各軸を駆動する
    モータを制御するモータ制御手段とを備えたロボット制
    御装置。
  2. 【請求項2】 ロボットの各軸の最高速度と許容最大ト
    ルクを記憶する記憶手段と、上記記憶手段により記憶さ
    れた最高速度で上記ロボットが加速開始地点から減速終
    了地点まで移動した場合の移動時間を該ロボットの各軸
    ごとに演算するとともに、その演算した移動時間のなか
    で最大の移動時間を要して該ロボットが加速開始地点か
    ら減速終了地点まで移動した場合の最高速度を該ロボッ
    トの各軸ごとに演算する最高速度演算手段と、上記ロボ
    ットが中点に到達したときの速度が上記最高速度演算手
    段により演算された最高速度であるとした場合の各軸の
    駆動トルクが上記許容最大トルクを越えない範囲内で最
    小の加速時間及び減速時間を決定する加減速時間決定手
    段と、上記加減速時間決定手段の決定結果及び上記最高
    速度演算手段により演算された最高速度に基づいて速度
    指令曲線を生成する速度指令曲線生成手段と、上記速度
    指令曲線生成手段により生成された速度指令曲線にした
    がって上記ロボットの各軸を駆動するモータを制御する
    モータ制御 手段とを備えたロボット制御装置において、
    上記加減速時間決定手段は、加速時間及び減速時間を決
    定した後、加速区間及び減速区間における何れかの地点
    において上記最高速度演算手段により演算された最高速
    度に基づいて再度加速時間及び減速時間を決定し、上記
    速度指令曲線生成手段が、その決定結果及び最高速度に
    したがって速度指令曲線を生成することを特徴とするロ
    ボット制御装置。
  3. 【請求項3】 上記モータの負荷量を検出する負荷量検
    出手段と、上記負荷量検出手段により検出された負荷量
    がモータの許容負荷量を越えているか否かを判定する比
    較手段と、上記比較手段によりモータの負荷量が許容負
    荷量を越えていると判定された場合には上記ロボットの
    各軸の許容最大トルクの値を下方修正し、越えていない
    と判定された場合にはその許容最大トルクの値を上方修
    正する許容最大トルク修正手段とを設けたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のロボット制御装置。
  4. 【請求項4】 上記モータの負荷量を検出する負荷量検
    出手段と、上記負荷量検出手段により検出された負荷量
    がモータの許容負荷量を越えているか否かを判定する比
    較手段と、上記比較手段によりモータの負荷量が許容負
    荷量を越えていると判定された場合には上記ロボットの
    各軸の最高速度の値を下方修正し、越えていないと判定
    された場合にはその最高速度の値を上方修正する最高速
    度修正手段とを設けたことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のロボット制御装置。
  5. 【請求項5】 上記ロボットの移動命令に基づいて少な
    くとも当該ロボットの2区間分の動作角度を演算する動
    作角度演算手段と、上記動作角度演算手段により演算さ
    れた動作角度の平方根に比例するように上記ロボットの
    各区間における動作時間を演算する動作時間演算手段
    と、上記速度指令曲線生成手段により生成された速度指
    令曲線の動作時間を上記動作時間演算手段により演算さ
    れた動作時間に修正する動作時間修正手段とを設けたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のロボット
    制御装置。
  6. 【請求項6】 上記ロボットの移動命令に基づいて少な
    くとも当該ロボットの2区間分の動作角度を演算する動
    作角度演算手段と、上記動作角度演算手段により演算さ
    れた動作角度の平方根と上記ロボットの各区間における
    慣性モーメントの平方根の積に比例するように上記ロボ
    ットの各区間における動作時間を演算する動作時間演算
    手段と、上記速度指令曲線生成手段により生成された速
    度指令曲線の動作時間を上記動作時間演算手段により演
    算された動作時間に修正する動作時間修正手段とを設け
    たことを特徴とする請求項1または請求項2記載のロボ
    ット制御装置。
  7. 【請求項7】 ロボットの位置指令値と実位置の偏差に
    応じて速度指令値を発生する速度指令値発生手段と、上
    記速度指令値発生手段により発生された速度指令値と実
    速度の偏差を演算し、その偏差に応じて電流指令値を発
    生する電流指令値発生手段と、上記電流指令値発生手段
    により発生された電流指令値に基づいて上記モータの出
    力電流を制御する電流制御手段とを備えたロボット制御
    装置において、上記速度指令値発生手段により発生され
    た速度指令値が零である場合、上記モータの出力トルク
    が重力トルクより大きくなる範囲内で上記電流指令値発
    生手段が発生する電流指令値を制限する電流制限手段を
    設けたことを特徴とするロボット制御装置。
  8. 【請求項8】 ロボットの位置指令値と実位置の偏差に
    応じて速度指令値を発生する速度指令値発生手段と、上
    記速度指令値発生手段により発生された速度指令値と実
    速度の偏差を演算し、その偏差に応じて電流指令値を発
    生する電流指令値発生手段と、上記電流指令値発生手段
    により発生された電流指令値に基づいて上記モータの出
    力電流を制御する電流制御手段とを備えたロボット制御
    装置において、上記速度指令値発生手段により発生され
    た速度指令値が零である場合、上記モータの出力トルク
    が重力トルクと摩擦トルクとの差分より大きくなる範囲
    内で上記電流指令値発生手段が発生する電流指令値を制
    限する電流制限手段を設けたことを特徴とするロボット
    制御装置。
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