JP3359688B2 - バーコード入力装置 - Google Patents

バーコード入力装置

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JP3359688B2
JP3359688B2 JP05399593A JP5399593A JP3359688B2 JP 3359688 B2 JP3359688 B2 JP 3359688B2 JP 05399593 A JP05399593 A JP 05399593A JP 5399593 A JP5399593 A JP 5399593A JP 3359688 B2 JP3359688 B2 JP 3359688B2
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種コンピュータ及
びそれを利用した各種情報処理装置(システム)等に、
バーコードの読み取りに基づく各種データを入力させる
バーコード入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日では、各種アプリケーションプログ
ラムによってパーソナルコンピュータ等の各種コンピュ
ータを稼働させることにより、販売管理システム,在庫
管理システム,会計処理システム,文書作成・編集シス
テム,電子ファイルシステム,図形処理システム,生産
管理システム等、種々のシステムが構成されて多用され
ている。
【0003】これらのシステムあるいは装置にデータを
入力するには、キーボードを用いるのが最も一般的であ
るが、その他にタブレット,デジタイザ,マウス,タッ
チパネル,ディスクメモリ,ICカード,イメージスキ
ャナ,OCR,音声入力等、種々の入力装置が使用され
ており、近年バーコードを読み取ってそのコードデータ
を入力するバーコードスキャナ(バーコードリーダとも
いう)も多用されるようになっている。
【0004】バーコードは、例えば図6,図7に示すよ
うに、太さの異なるバー(ワイドバーとナローバー)及
びスペース(ワイドスペースとナロースペース)の組合
せにより、数字やアルファベット等の文字をバーコード
リーダで解読できるように表現したものであり、流通業
界におけるPOS(Point of Sales:販売時点情報管理
システム)で最も普及しており、近年各種の分野にその
利用が急速に拡大している。
【0005】このようなバーコードによる入力方式は、
使用する機器のコストが安く、簡単に速く入力でき、し
かも認識率が極めて高く誤認識が少ないなどの利点があ
り、且つ汎用的な方式である。そして、このバーコード
にも多種類の方式があるが、良く使われているバーコー
ドには、JAN,CODE−39,NW−7,USS−
128,ITFなどがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のバーコードは、一般に数字あるいは英字しか
読み取り可能に表現できないものが多い。漢字もバーコ
ードの読み取りによって入力できるようにした「漢字バ
ーコード」といわれる方式が一時期あったが普及してお
らず、そのバーコードを印刷するためのバーコードプリ
ンタ、及びそのバーコードを読み取れるバーコードスキ
ャナが殆んどない。
【0007】前述した一般によく使われているバーコー
ドのうちでは、図6に例示するCODE−39が最も多
くの文字を表現でき、0〜9の数字とA〜Zの英字(大
文字)と、−,.,$,/,+,%,及び‘スペース’
の記号が読めるが、英字の小文字や、漢字,平仮名,片
仮名,その他の記号(!,&,*,=,など)は入力で
きないし、JIS−8bit のコントロールコード(DE
L,BS,TABなど)も入力できない。そのため、用
途が限られてしまうという問題があった。
【0008】そこで、これら各種データ処理システムの
入力に必要な文字,記号,コントロールコード等を全て
表現できるようなバーコードを新たに作ることも考えら
れるが、そうするとバーコードの長さが長くなるばかり
か、既存のバーコードプリンタやバーコードスキャナが
使用できなくなるという問題が生ずる。
【0009】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、既存のバーコードプリンタや
バーコードリーダ等のハードウエア資源をそのまま使用
することができ、しかも漢字や平仮名,片仮名,英字の
小文字,各種の記号及びコントロールコードまで、必要
なデータやコマンド等を全てバーコードの読み取りによ
って入力できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、バーコードを読み取るバーコード読取手
段と、該手段によって読み取ったコードデータを構成す
る文字列中に予め決められた特定の文字があるか否かを
判別する特定文字判別手段と、上記文字列の各文字をそ
のまま送出する通常モード処理手段と、上記特定文字判
別手段によって特定の文字があると判別されたとき、該
特定文字に続く文字列の各文字を所定数ずつまとめて
その各文字とは異なる所定ビット単位のデータに変換し
て送出する変換モード処理手段とを備えたバーコード入
力装置を提供する。
【0011】そして、上記特定文字判別手段を、バーコ
ード読取手段によって読み取られたコードデータを構成
する文字列の各文字をその読み取り順にチェックして特
定の文字であるか否かを判別する手段とすると共に、初
期には上記通常モード処理手段を動作させ、上記特定文
字判別手段が特定の文字を判別する毎に上記変換モード
処理手段と通常モード処理手段を交互に切り換えて動作
させる手段を設けるようにするとよい。
【0012】なお、上記特定の文字として、「ペース文
字」,「%」,「スタート文字」,「ストップ文字」の
いずれかを用いるとよい。
【0013】また、バーコードのパターンを入力して2
値化データとする手段と、該2値化データの両端部以外
にスタート又はストップパターンがあるか否かを判別す
るスタート/ストップパターン判別手段と、上記2値化
データをそのままデコードして文字列に変換して送出す
る通常モード処理手段と、上記スタート/ストップパタ
ーン判別手段によってスタート又はストップパターンが
あると判別されたとき、該スタート又はストップパター
ンに続く2値化データをデコードして文字列に変換した
後所定文字数ずつまとめて、その文字列の各文字とは異
なる所定ビット単位のデータに変換して送出する変換モ
ード処理手段とを備えたバーコード入力装置も提供す
る。
【0014】上記バーコード入力装置において、スター
ト/ストップパターン判別手段を、上記2値化データの
始端のスタートパターンと終端のストップパターンを除
いて、1文字分ずつのパターンをその読み取り順にチェ
ックしてスタート又はストップパターンであるか否かを
判別する手段とすると共に、初期には上記通常モード処
理手段を動作させ、上記スタート/ストップパターン判
別手段が上記スタート又はストップパターンを判別する
毎に上記変換モード処理手段と通常モード処理手段を交
互に切り換えて動作させる手段を設けるようにするとよ
い。
【0015】
【作用】このように構成したこの発明によるバーコード
入力装置は、バーコードを読み取って、そのコードデー
タを構成する文字列中に予め決められた特定の文字があ
るか否かを判別し、その特定の文字がなければ読み取っ
たコードの文字列を通常モードでそのまま送出し、特定
の文字があったときは変換モードにして、その特定の文
字に続く文字列の各文字を所定数ずつまとめて、その各
文字とは異なる所定ビット単位のデータ、すなわち漢字
コードや仮名コードあるいは制御コード等に変換して送
出する。これらの送出データを所要のデータ処理装置等
に入力させることができる。
【0016】その場合、バーコード読取手段によって読
み取られたバーコードを構成する文字列の最初に予め決
められた特定の文字があるか否かによって、その後の一
連の読み取りデータについて、すべて通常モードで処理
するか変換モードで処理するかを決めるようにすれば、
その切り換えが簡単である。
【0017】なお、上記特定の文字として、通常は入力
データの最初に使用されることがない文字、例えば「ス
ペース文字」か「%」、あるいはバーコードを読み取る
際に除かれるバーコードパターンの始端を示すスタート
文字又は終端を示すストップ文字などのいずれかを使用
することができる。
【0018】また、バーコード読取手段によって読み取
られたコードデータを構成する文字列の各文字をその読
み取り順にチェックして、上記特定の文字がある毎に、
変換モードと通常モードを交互に切り換えるようにすれ
ば、一連のバーコードの読み取りによって、通常のバー
コードデータ(数字又は英字)と漢字等の他のデータと
を連続して入力することができる。
【0019】さらに、バーコードのパターンを入力して
2値化データとし、その2値化データの両端部以外にス
タート又はストップパターンがあるか否かを判別して、
スタート又はストップパターンがなければ上記2値化デ
ータをそのままデコードして文字列に変換して送出する
通常モード処理を行ない、スタート又はストップパター
ンがあると、それに続く2値化データをデコードして文
字列に変換した後所定文字数ずつまとめて、その文字列
の各文字とは異なる所定ビット単位のデータ(漢字コー
ドや仮名コードあるいは制御コード等)に変換して送出
する変換モード処理を行なうこともできる。このように
すれば、バーコードの読み取り時に通常のバーコードデ
ータ及び漢字等の他のデータを読み取ることができる。
【0020】その場合、上記2値化データの始端のスタ
ートパターンと終端のストップパターンを除いて、1文
字分ずつのパターンをその読み取り順にチェックしてス
タート又はストップパターンであるか否かを判別し、初
期の上記通常モードから、スタート又はストップパター
ンを判別する毎に上記変換モードと通常モードを交互に
切り換えることにより、一連のバーコードの読み取りに
よって、通常のバーコードデータ(数字又は英字)と漢
字等の他のデータとを連続して読み取ることができる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2はこの発明の一実施例を示すデー
タ処理システムのハードウェア構成を示す斜視図であ
り、ペン型のバーコードスキャナ1と、データ処理装置
として使用されるラップトップ型のパーソナルコンピュ
ータ2とによって構成されている。
【0022】バーコードスキャナ1はバーコード読取手
段であり、起動スイッチ1aを押すと起動して先端部1
bから光を発し、ラベル等に印刷されたバーコードをこ
の先端部でなぞると、その反射光を受光してそのバーコ
ードが表わすコードデータを読み取るものであって、例
えばCODE−39等のバーコードを読み取れるもので
ある。
【0023】パーソナルコンピュータ2は、本体2Aと
蓋対2Bとが開閉可能にヒンジ結合されており、本体2
Aにはキーボード21を備え、蓋体2Bの内面には大型
液晶ディスプレイ(以下単に「ディスプレイ」という)
22を備えている。このパーソナルコンピュータ2の本
体2Bに、RS232Cコネクタ3aを備えたインタフ
ェースコード3によってバーコードリーダ1が接続され
ている。
【0024】図1はこの実施例の内部構成(ハードと機
能とが混在する)を示すブロック図であり、この図によ
ってこの実施例の構成及び機能をさらに詳しく説明す
る。バーコードスキャナ1は、光・電気信号変換部1
1,2値化回路部12,バーコード解読部13,及びイ
ンタフェース部(以下「I/F」と略称する)14から
なり、従来のバーコード読み取り用のものと同じであ
る。
【0025】光・電気信号変換部11は、読み取るべき
バーコード4に光を照射する発光ダイオードと、その反
射光を受光してその明暗に応じた電気信号に変換するフ
ォトダイオード等の受光素子とを備えている。2値化回
路部12は、光・電気信号変換部11から出力されるア
ナログの電気信号を所定のスレッショルドレベルを設け
て“0”か“1”の信号に2値化するA/D変換部であ
る。
【0026】バーコード解読部13は、2値化回路部1
2から出力される2値データを解読してそのコードを読
み取って、I/F14を介してそのコードデータを送出
する。そのデータがインタフェースケーブル3を通して
パーソナルコンピュータ2のI/F25に入力される。
【0027】パーソナルコンピュータ2内には前述した
キーボード21及びディスプレイ22を制御すると共
に、各種のデータ処理を行なうデータ処理部20を備え
ており、そこで処理したデータは、図示しないフロッピ
ディスク・ドライブ装置によってフロッピディスクに格
納したり、LANや電話信回線等を利用して他のパーソ
ナルコンピュータやホストコンピュータ等へ送信するこ
ともできるが、I/F23を通してプリンタ5へ出力し
て用紙にプリントアウトさせることもできる。
【0028】このデータ処理部20は、実際にはCP
U,ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピュー
タによって機能するものであり、各種のアプリケーショ
ンプログラムを使用することにより、会計処理,販売及
び在庫管理処理,文書作成・編集処理,図面作成処理
等、種々のデータ処理を行なうことが可能である。
【0029】さらに、このパーソナルコンピュータ2内
には、バーコードスキャナ1と共にこの発明によるバー
コード入力装置を構成するバーコードデータ処理部24
を設けている。それはI/F25から入力されるバーコ
ード読取データに対してこの発明による変換処理等を行
なうためのものであり、特定文字判別手段26と、通常
モード処理手段27及び変換モード処理手段28とによ
って構成されているが、実際にはマイクロコンピュータ
によるプログラム処理機能であり、データ処理部20の
マイクロコンピュータを兼用して実行させることができ
る。
【0030】特定文字判別手段26は、読み取られたバ
ーコードデータを構成する文字列中の最初(1文字目)
に予め決められた特定の文字があるか否かを判別する手
段である。通常モード処理手段27は、最初に特定の文
字が無かった場合に機能し、入力されるコードデータ
(文字列)の各文字をそのまま送出する処理を行なう。
変換モード処理手段28は、最初に特定の文字があった
ときに機能し、その特定文字に続く文字列の各文字を所
定数ずつまとめて所定ビット単位のデータに変換して送
出する処理を行なう。
【0031】このバーコードデータ処理部24の処理動
作を図3のフローチャートに示す。このルーチンがスタ
ートすると、バーコードスキャナ1からの読取データの
入力を待ち、入力があると1文字目が特定文字が否かを
判断し、特定文字でなければ通常モードの処理を実行し
て、入力されたコードデータの文字列をそのまま送出す
る。1文字目が特定文字であると変換モードの処理を実
行して、特定文字に続く文字列の各文字を所定数ずつま
とめて所定ビット単位のデータに変換して送出する。
【0032】ここで、この実施例によってCODE−3
9のバーコードを用いて漢字を入力する場合の具体例に
ついて説明する。CODE−39のバーコードは、図6
に示すように、始端にスタートコード、終端にストップ
コード(スタートコードもストップコードも同じで
「*」の文字コード)のパターンがあり、その間に0〜
9(10文字)とA〜Z(26文字)と、−,.,$,
/,+,%,及び‘スペース’の記号(7文字)の計4
3文字のパターンを表現でき、バーコードスキャナ1は
この43文字を解読できる。1つの文字(キャラクタ)
は5本のバーとその各バー間の4本のスペースで構成さ
れる。図示の例は「1」と「A」を表現している。
【0033】一方、漢字はシフトJISコードで2バイ
ト、すなわち16進数で4桁(1桁当り4ビット)で表
現される。そこで、CODE−39の「スペース文字」
をモード切り換え用の特定の文字として、残りの42文
字を42進法の1桁の各数字(10進法の数値に対応さ
せると「0〜41」)に表1に示すように割り当てる。
【0034】
【表1】
【0035】この42進数で3桁あると、10進数にし
て‘74088’まで表わせる。これに対して、前述し
たシフトJISで漢字を表わす16進数で4桁(256
進数で2桁に相当する)のコードは10進数にして‘6
5536’まで表わせる。したがって、42進数で3桁
のほうが少し大きいため、16進数で4桁の漢字を表わ
す2バイトのコードは全て42進数3桁で表わせる。
【0036】例えば、漢字の「紫」という文字は、シフ
トJISコードでは8E 87 であるが、これを2バイトコードとすると次のようにな
る。 878E16(16進数4桁) これを42進化すると次のようになる。 JSA42(42進数3桁)
【0037】これを下位から順に並べて、先頭にスペー
スコード(漢字であることを示す印)を付けると、次の
ようになる。 これが漢字の「紫」を示すCODE−39の文字を利用
したコードで、これをCODE−39用のバーコードプ
リンタに入力すれば、そのバーコードを印字して、図6
示したようなバーコードを簡単に作成することができ
る。
【0038】そして、漢字の「紫」を入力したいときに
は、このバーコードをバーコードスキャナ1でスキャン
すると、 と読み取る。先頭にスペースコードがあるので、それに
続く3文字を42進数 JSA42 として認識し、それを16進化して 878E16 とし、文字列にして次のように「紫」のシフトJISコ
ードとなる。8E 87
【0039】したがって、このシフトJISコードをデ
ータ処理装置20に入力すると、キーボード21からの
シフトJISコード入力による漢字入力ができる機能を
持っていれば、それと同様に漢字「紫」を入力して、文
書や伝票の作成等を行なうことができる。また、その文
字データをプリンタ5へ出力して印字させることもでき
る。
【0040】その他、半角コード(JIS8コード)や
コントロールコード(例えば、1Bヘキサのエスケープ
コード)も16進数で表わされるので、その4桁をまと
めて42進数3桁に変換してCODE−39のバーコー
ドを作成することができる。したがって、そのバーコー
ドを読み取ることによって、半角コードやコントロール
コードも入力することができる。
【0041】このように、変換モードの処理によって、
特定の文字に続く文字列の各文字を3文字ずつまとめて
42進数の3桁の数値とみなして、8ビット単位で2バ
イトの16進数のデータに変換して送出するようにすれ
ば、16進数で表現する方式に比べて42進法は圧縮率
が高いので、比較的短いバーコードで多種のデータやコ
ントロールコード等を入力することができる。
【0042】そして、42進数と8ビット単位の16進
数との相互変換は容易であり、2バイトの16進数(4
桁)で、既存のJISあるいはシフトJIS等のコード
体系を用いる各種データ処理装置に、漢字,平仮名,片
仮名,英字の小文字,各種記号,及びコントロールコー
ド等(半角はJIS8コード)を混在して入力すること
ができる。それを通常のプリンタでプリントアウトする
こともできる。また、バーコードの読み取りによってコ
マンドを入力することもでき、そうすればキーボード2
1を使わなくても所要の動作を開始させたり停止させた
りすることもできる。
【0043】あるいは、例えば現金出納帳のデータ入力
を行なうような場合には、よく使う「売掛金」「買掛
金」等の漢字列(キーワード)を42進数で表わすCO
DE−39のバーコードを作成しておけば、そのバーコ
ードを読み取るだけで、これらのキーワードを入力する
ことができる。そうすれば、キーボードから入力するよ
りも簡単に、速く且つ正確に入力することができる。
【0044】さらに、外字やイメージデータもコード化
してデータ処理装置に記憶させておけば、そのコードに
対応するCODE−39のバーコードを作成することが
でき、それをバーコードスキャナで読み取ることによっ
て、その外字やイメージデータを入力することもでき
る。
【0045】あるいはまた、音声合成装置に使用する音
素片データや、ミュージックシンセサイザの音高や音
色,テンポ等を決めるデジタルデータ等もバーコード化
して、その読み取りによって簡単にそれらの装置に入力
し、人の声や楽音を発生させるようなことも可能であ
る。
【0046】次に、この発明の他の実施例を図4のフロ
ーチャートによって説明する。この実施例のハード構成
及び基本的な動作は前述の実施例と同じであるから、そ
の説明は省略する。
【0047】この実施例では、前述した図1におけるバ
ーコードデータ処理部24の機能が若干異なり、特定文
字判別手段26がバーコード読取手段であるバーコード
スキャナ1で読み取られたコードデータを構成する文字
列の各文字をその読み取り順にチェックして、特定の文
字であるか否かを判別し、初期には通常モード処理手段
27を動作させ、特定の文字を判別すると変換モード処
理手段28に動作を切り換え、その状態で再び特定の文
字を判別するとまた通常モード処理手段27に切り換え
る。
【0048】このように、特定文字判別手段26が特定
の文字を判別する毎に変換モード処理手段28と通常モ
ード処理手段27を交互に切り換えて動作させるように
して、一連のバーコードによって、通常のCODE−3
9のコード入力と漢字等の変換処理によるデータ入力と
を混在して行なえるようにするものである。
【0049】この動作を図4のフローチャートに沿って
説明すると、バーコードスキャナ1からの読取データの
入力を待ち、入力があるとモードを通常モードにして、
入力されたデータを一時記憶する。そして、まず1文字
目が特定の文字か否かを判断し、特定の文字でなければ
次に現在のモードは変換モードか否かを判断する。最初
は通常モードなので通常モードの処理(入力された読取
データをそのまま1文字ずつ送出する)を行なう。
【0050】1文字目が特定の文字であると、モードを
切り換える処理を行なうが、最初は通常モードになって
いるので変換モードに切り換える。そして次の文字に移
行して再び特定の文字か否かを判断し、特定の文字でな
ければ現在のモードは変換モードか否かを判断し、変換
モードであれば変換モードの処理(例えば3文字ずつま
とめて42進数の3桁の数値とみなして8ビット単位で
2バイトの16進数のデータに変換して送出する)を行
なうが、所定文字数(3文字)になるまでは保留してお
いて、連続して所定文字数になったら変換する。
【0051】このような処理を一時記憶した文字を全部
チェックするまで繰り返して、処理を終える。したがっ
て、特定の文字の判別によって一旦変換モードの処理を
行なっても、その後に再び特定の文字を判別すると通常
モードに切り換わる。それによって、数字やアルファベ
ットの大文字等の通常のバーコード入力と、漢字等の変
換データの入力とを、一連のバーコードによって混在し
て行なうことが可能になる。
【0052】この実施例においても、CODE−39の
バーコードを用いる場合には、前述の実施例の場合と同
様にモード切り換え用の特定文字としてスペース文字を
使用することができる。また、これらの各実施例におい
て42進数の「41」にスペース文字を割り当て、モー
ド切り換え用の特定文字として「%」を使用するように
してもよい。
【0053】この特定文字には、CODE−39のバー
コードで表現できる43文字のうちの42進数を表す文
字として使用しない1文字を割り当てればよいが、「ス
ペース文字」又は「%」は、通常バーコード入力するデ
ータの最初の文字に使われることはないので、これを先
頭に付けることによって漢字等の変換すべきデータであ
ることを表わすことができる。
【0054】あるいは、図6に示したバーコードCOD
E−39の両端部のスタート/ストップコードである
「*」の2値化パターン、あるいは図7に示したバーコ
ードNW−7の両端部のスタート/ストップコードであ
る「a」の2値化パターンは、図1に示したバーコード
スキャナ1のバーコード解読部13で除去されるので、
バーコード処理部24へは入力されない。そこで、この
スタート/ストップコードをモードを切り換えるための
特定文字として、バーコードの両端部以外の部分に挿入
して使用するようにしてもよい。
【0055】なお、この発明を実施するために使用する
バーコードは、CODE−39に限らずNW−7,US
S−128,ITFなど各種のバーコードを使用するこ
とも可能である。NW−7及びUSS−128を使用す
る場合は、変換モードにおいてバーコードの1文字を1
6進数として、4文字(4桁)を16ビットの漢字1文
字(シフトJIS)に、2文字(2桁)を8ビットの半
角コードに対応させることができる。ITFを使用する
場合は5桁の10進数として、漢字コードに対応させ
る。
【0056】また、使用するバーコードは、バーコード
プリンタを用いて作成するが、図1に示したパーソナル
コンピュータ2内に、シフトJISの漢字コード等の入
力したい16進数4桁のコードデータを、例えばCOD
E−39で使用できる文字による42進数3桁のデータ
に変換する機能(アプリケーションソフト)を組み込ん
でおき、キーボード21から16進数4桁のコードデー
タを入力すると、それを42進数3桁のデータに変換し
て、ディスプレイ22に表示したり、接続したバーコー
ドプリンタによってCODE−39等のバーコードを印
字したりできるようにしてもよい。
【0057】ところで、これまで説明した実施例では、
図1に示したようにバーコードデータ処理部24をデー
タ処理装置2内に設けたが、これをバーコードスキャナ
1内に設けるようにしてもよい。そうすれば、データ処
理装置等のデータを入力する各種装置側は、従来のまま
でよいことになる。バーコードスキャナ内に設ける場合
も、その中のマイクロコンピュータによる処理プログラ
ムが追加され、変換データ記憶用のメモリ容量の若干の
増加が必要になる程度で、ハードウェアは殆んどそのま
ま使用できる。
【0058】すなわち、図1に示したバーコードデータ
処理部24に相当する機能を、バーコードスキャナ1の
バーコード解読部13に持たせるようにし、特定文字判
別手段26に代えて、バーコードパターンの2値化デー
タの両端部以外にスタート又はストップパターンがある
か否かを判別するスタート/ストップパターン判別手段
を設ける。
【0059】そして、通常モード処理手段27は、2値
化回路部12からの2値化データをそのままデコードし
て文字列に変換して送出し、変換モード処理手段28
は、スタート/ストップパターン判別手段によってスタ
ート又はストップパターンがあると判別されたとき、そ
れに続く2値化データをデコードして文字列に変換した
後、所定文字数(例えば3文字)ずつまとめて所定ビッ
ト単位のデータに変換して送出するようにする。
【0060】あるいは、上記スタート/ストップパター
ン判別手段が、2値化回路部12からの2値化データの
始端のスタートパターンと終端のストップパターンを除
いて、1文字分ずつのパターンをその読み取り順にチェ
ックしてスタート又はストップパターンであるか否かを
判別するようにし、初期には通常モード処理手段27を
動作させ、スタート/ストップパターン判別手段によっ
てスタート又はストップパターンが判別される毎に、通
常モード処理手段27から変換モード処理手段28へ、
変換モード処理手段28から通常モード処理手段へと交
互に切り換えて動作させるようにすることもできる。
【0061】その場合のバーコードスキャナの動作例
を、図5のフローチャートによって説明する。バーコー
ド入力を開始すると、先ず図1の光・電気信号変換部1
1によってバーコードパターンをその前後を含めて明暗
に応じた電気信号に変換して入力し、2値化回路部12
によって、左右のマージンを確認してバーコードパター
ン部を抽出して2値化し、一時記憶する。そして、この
バーコードパターン・データに対してバコード解読部1
3で次の処理を行なう。
【0062】両端部のスタート/ストップパターン(C
ODE−39の場合は図6に示した「*」を表わすコー
ド、NW−7の場合は図7に示した「a」を表わすコー
ド)と左右のマージンとの関係によって、読み取り方向
を確認した後、両端部のスタート/ストップパターンを
はずす。
【0063】そして、モードを通常モードにして、順次
1文字分のパターンデータを読み込み、スタート/スト
ップパターンか否かを判別する。その結果、スタート/
ストップパターンでなければ、そのパターンデータをデ
コードして文字を解読し、変換モードか否かを判別し
て、変換モードでなければ通常モードの処理(1文字ず
つ送出する)を行なう。
【0064】変換モードであれば、変換モードの処理
(所定文字数になるまで待って所定ビット単位の漢字コ
ード等のデータに変換して送出する)を行なう。スター
ト/ストップパターンか否かの判別でスタート/ストッ
プパターンであると、その時のモードが通常モードであ
れば変換モードに、変換モードであれば通常モードに、
モードを切り換える。
【0065】このようにして、次のパターンなくなるま
で順次1文字分ずつのパターンデータを読み込んで処理
し、次のパターンが無くなったら処理を終了する。この
ようにすれば、図4のフローチャートによって説明した
前述の実施例と同等の効果が得られる。
【0066】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
るバーコード入力装置は、既存のバーコード体系を利用
するため、現在使用されているバーコードプリンタ及び
バーコードスキャナ(バーコードリーダ)のハードウェ
アを何ら改造することなく、特定文字判別とデータ変換
のソフトウェアを追加するだけで容易に実施できる。
【0067】そして、バーコードデータとシフトJIS
の漢字コード,JIS8の半角コード,コントロールコ
ードあるいはコマンド等、さらには外字やイメージデー
タ,音声データ等をも入力することができ、それらの各
種データが混在してもよい。したがって極めて汎用性が
高く、入力操作が容易で速く確実なバーコードによる入
力を広範な分野に適用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示すこの発明の一実施例の内部構成を示
すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例を示すデータ処理システム
のハードウェア構成を示す外観斜視図である。
【図3】図2におけるバーコードデータ処理部24の動
作を示すフローチャートである。
【図4】この発明の他の実施例の図3と同様なバーコー
ドデータ処理部の動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明のさらに他の実施例のバーコードスキ
ャナの動作を示すフローチャートである。
【図6】CODE−39のバーコードの例を示す説明図
である。
【図7】NW−7のバーコードの例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 バーコードスキャナ 2 パーソナルコンピュータ 3 インタフェースコード 4 CODE−39のバーコード 5 プリンタ 11 光・電気信号変換部 12 2値化回路部 13 バーコード解読部 14,23,25 インタフェース部 20 データ処理部 21 キーボード 22 大型液晶ディスプレイ 24 バーコードデータ処理部 26 特定文字判別手段 27 通常モード処理手段 28 変換モード処理手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーコードを読み取るバーコード読取手
    段と、該手段によって読み取られたコードデータを構成
    する文字列中に予め決められた特定の文字があるか否か
    を判別する特定文字判別手段と、前記文字列の各文字を
    そのまま送出する通常モード処理手段と、前記特定文字
    判別手段によって前記特定の文字があると判別されたと
    き、該特定文字に続く文字列の各文字を所定数ずつまと
    めて、該各文字とは異なる所定ビット単位のデータに変
    換して送出する変換モード処理手段とを備えたことを特
    徴とするバーコード入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバーコード入力装置にお
    いて、前記特定文字判別手段を、前記バーコード読取手
    段によって読み取られたコードデータを構成する文字列
    の各文字をその読み取り順にチェックして前記特定の文
    字であるか否かを判別する手段とすると共に、初期には
    前記通常モード処理手段を動作させ、前記特定文字判別
    手段が前記特定の文字を判別する毎に前記変換モード処
    理手段と前記通常モード処理手段を交互に切り換えて動
    作させる手段を設けたことを特徴とするバーコード入力
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のバーコード入力装
    置において、前記特定の文字がスペース文字,%,スタ
    ート文字,ストップ文字のいずれかであることを特徴と
    するバーコード入力装置。
  4. 【請求項4】 バーコードのパターンを入力して2値化
    データとする手段と、 該2値化データの両端部以外にスタート又はストップパ
    ターンがあるか否かを判別するスタート/ストップパタ
    ーン判別手段と、 前記2値化データをそのままデコードして文字列に変換
    して送出する通常モード処理手段と、 前記スタート/ストップパターン判別手段によって前記
    スタート又はストップパターンがあると判別されたと
    き、該スタート又はストップパターンに続く2値化デー
    タをデコードして文字列に変換した後所定文字数ずつま
    とめて、該文字列の各文字とは異なる所定ビット単位の
    データに変換して送出する変換モード処理手段とを備え
    たことを特徴とするバーコード入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のバーコード入力装置にお
    いて、前記スタート/ストップパターン判別手段を、前
    記2値化データの始端のスタートパターンと終端のスト
    ップパターンを除いて、1文字分ずつのパターンをその
    読み取り順にチェックして前記スタート又はストップパ
    ターンであるか否かを判別する手段とすると共に、初期
    には前記通常モード処理手段を動作させ、前記スタート
    /ストップパターン判別手段が前記スタート又はストッ
    プパターンを判別する毎に前記変換モード処理手段と前
    記通常モード処理手段を交互に切り換えて動作させる手
    段を設けたことを特徴とするバーコード入力装置。
JP05399593A 1992-05-15 1993-03-15 バーコード入力装置 Expired - Lifetime JP3359688B2 (ja)

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JP12397192 1992-05-15
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