JP3022790B2 - 手書き文字入力装置 - Google Patents
手書き文字入力装置Info
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- JP3022790B2 JP3022790B2 JP8331936A JP33193696A JP3022790B2 JP 3022790 B2 JP3022790 B2 JP 3022790B2 JP 8331936 A JP8331936 A JP 8331936A JP 33193696 A JP33193696 A JP 33193696A JP 3022790 B2 JP3022790 B2 JP 3022790B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、コンピ
ュータ端末へのペンによる手書き入力に際して、手書き
文字を認識し、確定する機能を有する手書き文字入力装
置に関するものである。
ュータ端末へのペンによる手書き入力に際して、手書き
文字を認識し、確定する機能を有する手書き文字入力装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の手書き文字入力装置で
は、ペンによる手書き入力処理部と、手書き入力された
文字を認識し変換する文字変換処理部と、最終的に確定
された文字種を認識する確定文字認識処理部と、ペン入
力枠ごとに優先処理する文字種を決定する文字種優先順
位決定処理部と、操作者が前記文字変換処理部で認識さ
れた文字を文字種の中から選択する際に、文字入力枠ご
とに優先する文字種を入力パレット上に表示する表示部
とを具備しており、例えば、特開昭６１−１２０２８６
号公報に記載されているように、予め、入力枠ごとに優
先文字種を設定しておき、必要に応じて、設定し直す
（カスタマイズする）ものであった。
は、ペンによる手書き入力処理部と、手書き入力された
文字を認識し変換する文字変換処理部と、最終的に確定
された文字種を認識する確定文字認識処理部と、ペン入
力枠ごとに優先処理する文字種を決定する文字種優先順
位決定処理部と、操作者が前記文字変換処理部で認識さ
れた文字を文字種の中から選択する際に、文字入力枠ご
とに優先する文字種を入力パレット上に表示する表示部
とを具備しており、例えば、特開昭６１−１２０２８６
号公報に記載されているように、予め、入力枠ごとに優
先文字種を設定しておき、必要に応じて、設定し直す
（カスタマイズする）ものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手書き文字入力装置では、以下のような問題がある。即
ち、第１の問題点は、この入力装置では、優先文字種を
変更する場合、操作者の意思で、その都度、カスタマイ
ズし直す必要があり、このための手間により、手書き文
字入力の効率を低下している点である。
手書き文字入力装置では、以下のような問題がある。即
ち、第１の問題点は、この入力装置では、優先文字種を
変更する場合、操作者の意思で、その都度、カスタマイ
ズし直す必要があり、このための手間により、手書き文
字入力の効率を低下している点である。
【０００４】また、第２の問題点は、表示部には、入力
枠ごとに、どの文字種が優先的に認識されるかを示す情
報が表示されていないので、カスタマイズした場合、操
作者がカスタマイズした情報を覚えて置かなければなら
ないという点である。その理由は、操作者がカスタマイ
ズした情報を覚えていない場合、例えば、漢字優先入力
枠に、カタカナの「エ」を入力した場合、「工場」や
「工業」の「工」と認識されるなど、文字種優先処理が
逆効果を生むことになるという点である。
枠ごとに、どの文字種が優先的に認識されるかを示す情
報が表示されていないので、カスタマイズした場合、操
作者がカスタマイズした情報を覚えて置かなければなら
ないという点である。その理由は、操作者がカスタマイ
ズした情報を覚えていない場合、例えば、漢字優先入力
枠に、カタカナの「エ」を入力した場合、「工場」や
「工業」の「工」と認識されるなど、文字種優先処理が
逆効果を生むことになるという点である。
【０００５】更に、第３の問題点は、入力枠ごとに設定
された文字種以外の文字を入力した場合に、優先順位の
機能が働かず、認識するレベルが同じであるため、文字
種間で、誤認識する可能性が高い点である。
された文字種以外の文字を入力した場合に、優先順位の
機能が働かず、認識するレベルが同じであるため、文字
種間で、誤認識する可能性が高い点である。
【０００６】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、手書き文字入力時における編集後（文字種確定
後）の文字種情報を基に、自動的に、入力枠ごとに認識
する文字種に順位を持たせ、最優先文字種情報を表示す
ることによって、手書き文字入力効率を向上させた手書
き文字入力装置を提供することを目的とする。
ので、手書き文字入力時における編集後（文字種確定
後）の文字種情報を基に、自動的に、入力枠ごとに認識
する文字種に順位を持たせ、最優先文字種情報を表示す
ることによって、手書き文字入力効率を向上させた手書
き文字入力装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の手書き文
字入力装置は、入力枠に記入された文字を入力する手書
き入力処理部と、入力した当該文字を認識する文字変換
処理部と、前記文字変換処理部で認識された文字を操作
者が選択し、選択した当該文字の文字種を認識する確定
文字種認識処理部と、前記確定文字種認識処理部で認識
した文字種を基に、前記入力枠ごとに優先処理する文字
種を決定する文字種優先順位決定処理部と、前記入力枠
ごとに優先処理する文字種を表示する表示処理部とを具
備する手書き文字入力装置において、前記文字種優先順
位決定処理部は、前記入力枠ごとに優先処理する文字種
の決定に際して、頻度の高い文字種を他の文字種よりも
優先して処理するようにカスタマイズすることを特徴と
する。本発明の第２の手書き文字入力装置は、第１の手
書き文字入力装置において、前記表示部は、前記文字種
優先順位決定処理部でカスタマイズされた文字種の優先
順位情報を表示することを特徴とする。本発明の第３の
手書き文字入力装置は、第１または第２の手書き文字入
力装置において、前記文字種優先順位決定処理部では、
カウンタ付きの文字種優先管理テーブルを装備し、入力
枠ごとに、確定された文字種について、そのカウンタを
インクリメントすることを特徴とする。本発明の第４の
手書き文字入力装置は、第１〜第３の何れかの手書き文
字入力装置において、前記文字種優先順位決定処理部に
並列に、文字種非優先順位決定処理部を装備して、文字
種優先順位決定処理部に装備したカウンタ付きの文字種
優先管理テーブルのデータを基に、前記入力枠とは別に
設けた入力枠の文字種の優先順位をカウンタ値の低い文
字種から設定することを特徴とする。本発明の第５の手
書き文字入力装置は、第４の手書き文字入力装置におい
て、前記表示部は、前記非文字種優先順位決定処理部で
カスタマイズされた文字種の優先順位情報を表示するこ
とを特徴とする。
字入力装置は、入力枠に記入された文字を入力する手書
き入力処理部と、入力した当該文字を認識する文字変換
処理部と、前記文字変換処理部で認識された文字を操作
者が選択し、選択した当該文字の文字種を認識する確定
文字種認識処理部と、前記確定文字種認識処理部で認識
した文字種を基に、前記入力枠ごとに優先処理する文字
種を決定する文字種優先順位決定処理部と、前記入力枠
ごとに優先処理する文字種を表示する表示処理部とを具
備する手書き文字入力装置において、前記文字種優先順
位決定処理部は、前記入力枠ごとに優先処理する文字種
の決定に際して、頻度の高い文字種を他の文字種よりも
優先して処理するようにカスタマイズすることを特徴と
する。本発明の第２の手書き文字入力装置は、第１の手
書き文字入力装置において、前記表示部は、前記文字種
優先順位決定処理部でカスタマイズされた文字種の優先
順位情報を表示することを特徴とする。本発明の第３の
手書き文字入力装置は、第１または第２の手書き文字入
力装置において、前記文字種優先順位決定処理部では、
カウンタ付きの文字種優先管理テーブルを装備し、入力
枠ごとに、確定された文字種について、そのカウンタを
インクリメントすることを特徴とする。本発明の第４の
手書き文字入力装置は、第１〜第３の何れかの手書き文
字入力装置において、前記文字種優先順位決定処理部に
並列に、文字種非優先順位決定処理部を装備して、文字
種優先順位決定処理部に装備したカウンタ付きの文字種
優先管理テーブルのデータを基に、前記入力枠とは別に
設けた入力枠の文字種の優先順位をカウンタ値の低い文
字種から設定することを特徴とする。本発明の第５の手
書き文字入力装置は、第４の手書き文字入力装置におい
て、前記表示部は、前記非文字種優先順位決定処理部で
カスタマイズされた文字種の優先順位情報を表示するこ
とを特徴とする。
【０００８】
【０００９】
【００１０】
【発明の実施の形態】次に、本発明の手書き文字入力装
置の実施の形態を、添付の図面を参照して、詳細に説明
する。図１には、本発明の基本構成を示すペン入力処理
部１と、入力された手書き文字を認識し、変換する文字
変換処理部２と、操作者が文字変換処理部２で認識した
文字を選択し、その確定した文字種を認識する確定文字
種認識処理部３と、確定された文字種を基に、各入力枠
ごとの文字種認識優先順位を決定する文字種優先順位決
定処理部４と、各入力枠ごとの文字種優先順位を表示す
る表示処理部５とが示されている。なお、図１で示すブ
ロック構成は、ソフトプログラムにおけるアプリケーシ
ョンで代用することができるのは、勿論である。
置の実施の形態を、添付の図面を参照して、詳細に説明
する。図１には、本発明の基本構成を示すペン入力処理
部１と、入力された手書き文字を認識し、変換する文字
変換処理部２と、操作者が文字変換処理部２で認識した
文字を選択し、その確定した文字種を認識する確定文字
種認識処理部３と、確定された文字種を基に、各入力枠
ごとの文字種認識優先順位を決定する文字種優先順位決
定処理部４と、各入力枠ごとの文字種優先順位を表示す
る表示処理部５とが示されている。なお、図１で示すブ
ロック構成は、ソフトプログラムにおけるアプリケーシ
ョンで代用することができるのは、勿論である。
【００１１】而して、ペン入力処理部１で、ペン入力に
より各入力枠に文字が入力されると、文字変換処理部２
では、ペン入力処理部１において認識された手書き文字
データの軌跡を基に、種々の公知の方法を用いて、文字
を認識し、規定の文字に変換する。次いで、文字変換処
理部２において変換された文字は、操作者によって選
択、確定される。
より各入力枠に文字が入力されると、文字変換処理部２
では、ペン入力処理部１において認識された手書き文字
データの軌跡を基に、種々の公知の方法を用いて、文字
を認識し、規定の文字に変換する。次いで、文字変換処
理部２において変換された文字は、操作者によって選
択、確定される。
【００１２】この確定した文字の文字種を認識するため
に、確定文字種認識処理部３は、次のようなシフトＪＩ
Ｓ判定テーブルを用いて、文字種を判定する。即ち、ひ
らがな（８２Ａ０〜８２Ｆ２）、カタカナ（８３４０〜
８３９６）、数字（８２４Ｆ〜８２５８）、英字（８２
６０〜８２９Ａ）、記号（８１４０〜８１ＡＣ）、その
他（ギリシャ文字等８３９Ｆ〜８４９１）、これらのコ
ード以外を全て漢字と判定する。
に、確定文字種認識処理部３は、次のようなシフトＪＩ
Ｓ判定テーブルを用いて、文字種を判定する。即ち、ひ
らがな（８２Ａ０〜８２Ｆ２）、カタカナ（８３４０〜
８３９６）、数字（８２４Ｆ〜８２５８）、英字（８２
６０〜８２９Ａ）、記号（８１４０〜８１ＡＣ）、その
他（ギリシャ文字等８３９Ｆ〜８４９１）、これらのコ
ード以外を全て漢字と判定する。
【００１３】判定された文字種は、文字種優先順位決定
処理部４において、各入力枠ごとに文字種優先管理テー
ブル上で管理され、文字種カウンタの高いものから順
次、文字種の優先順位付けを行い、次の文字変換処理部
２での、手書き文字を認識する際のデータとして加味さ
れる。また、決定された各入力枠の認識順位が最も高い
文字種は、表示処理部５で、各枠ごとに表示される。
処理部４において、各入力枠ごとに文字種優先管理テー
ブル上で管理され、文字種カウンタの高いものから順
次、文字種の優先順位付けを行い、次の文字変換処理部
２での、手書き文字を認識する際のデータとして加味さ
れる。また、決定された各入力枠の認識順位が最も高い
文字種は、表示処理部５で、各枠ごとに表示される。
【００１４】次に、本発明の入力装置の動作について、
図２〜図５を参照し、詳細に説明する。図２は、図１の
処理の流れ（ブロック表示）を、確定した文字種を認識
する確定文字種認識処理部３を中心に示すフローチャー
トであり、図３は文字種優先順位決定処理の流れを示す
フローチャートであり、図４は文字種優先順位処理部４
の内部に備えられた文字種優先テーブルの一例であり、
また、図５は、表示部において、文字入力パレット上
に、各入力枠ごとに認識する最優先文字種を表示した表
示例である。
図２〜図５を参照し、詳細に説明する。図２は、図１の
処理の流れ（ブロック表示）を、確定した文字種を認識
する確定文字種認識処理部３を中心に示すフローチャー
トであり、図３は文字種優先順位決定処理の流れを示す
フローチャートであり、図４は文字種優先順位処理部４
の内部に備えられた文字種優先テーブルの一例であり、
また、図５は、表示部において、文字入力パレット上
に、各入力枠ごとに認識する最優先文字種を表示した表
示例である。
【００１５】次に、文字入力の入力パレットに「認識す
る」と入力された場合を例にとって入力装置の動作を具
体的に説明する。ペン入力された手書き文字は、文字変
換処理部２において種々の方法を用いて認識され、規定
の文字に変換される（ステップ２０１）。これを操作者
が選択し、確定するが、入力パレット上で確定された文
字データは、確定文字種認識処理部３において、パレッ
トの入力枠ごとにシフトＪＩＳコードで渡される。この
コードデータ、即ち、今回の各入力枠で確定された文字
種を、コード判別テーブルを使用して、判別する。先
ず、漢字のコード判別（ステップ２０４）を行い、その
後、順次、ひらがなのコード判別（ステップ２０６）、
カタカナのコード判別（ステップ２０６）、数字・記号
のコード判別（ステップ２０８）を行い、それぞれの判
別結果に基づいて、各入力枠の文字種優先管理テーブル
の文字種カウンタをインクリメントする（それぞれ、ス
テップ２０５、２０７、２０９、２１１を参照）。
る」と入力された場合を例にとって入力装置の動作を具
体的に説明する。ペン入力された手書き文字は、文字変
換処理部２において種々の方法を用いて認識され、規定
の文字に変換される（ステップ２０１）。これを操作者
が選択し、確定するが、入力パレット上で確定された文
字データは、確定文字種認識処理部３において、パレッ
トの入力枠ごとにシフトＪＩＳコードで渡される。この
コードデータ、即ち、今回の各入力枠で確定された文字
種を、コード判別テーブルを使用して、判別する。先
ず、漢字のコード判別（ステップ２０４）を行い、その
後、順次、ひらがなのコード判別（ステップ２０６）、
カタカナのコード判別（ステップ２０６）、数字・記号
のコード判別（ステップ２０８）を行い、それぞれの判
別結果に基づいて、各入力枠の文字種優先管理テーブル
の文字種カウンタをインクリメントする（それぞれ、ス
テップ２０５、２０７、２０９、２１１を参照）。
【００１６】今回の「認識する」の入力の事例では、図
４の入力枠ごとの文字種カウンタの入力枠１（４０
１）、入力枠２（４０２）の漢字カウンタが、それぞれ
＋１され、入力枠３（４−３）、入力枠４（４−４）の
ひらがなカウンタが、それぞれ＋１される。その後も、
ペン入力により、「手書き」、「文字入力」、…「パレ
ット」などの文字が入力される都度、図２に示すような
処理が行われ、各入力枠は、図４のような文字種ごとの
入力カウント情報を持つようになる。
４の入力枠ごとの文字種カウンタの入力枠１（４０
１）、入力枠２（４０２）の漢字カウンタが、それぞれ
＋１され、入力枠３（４−３）、入力枠４（４−４）の
ひらがなカウンタが、それぞれ＋１される。その後も、
ペン入力により、「手書き」、「文字入力」、…「パレ
ット」などの文字が入力される都度、図２に示すような
処理が行われ、各入力枠は、図４のような文字種ごとの
入力カウント情報を持つようになる。
【００１７】このようにして、使用頻度が高くなると、
順次、カウント・アップされ、文字種優先順位決定処理
部４も自動的にカスタマイズされて、優先順位が決定さ
れる（ステップ２１３を参照）。即ち、この文字種優先
順位決定処理は、確定文字種認識処理部４で作成された
データについて、カウンタ付きの文字種優先管理テーブ
ル（図４参照）を利用して、各入力枠ごとの文字種の処
理優先順位を決定することである。図３には、この詳細
な処理の流れが示されている。
順次、カウント・アップされ、文字種優先順位決定処理
部４も自動的にカスタマイズされて、優先順位が決定さ
れる（ステップ２１３を参照）。即ち、この文字種優先
順位決定処理は、確定文字種認識処理部４で作成された
データについて、カウンタ付きの文字種優先管理テーブ
ル（図４参照）を利用して、各入力枠ごとの文字種の処
理優先順位を決定することである。図３には、この詳細
な処理の流れが示されている。
【００１８】文字種優先順位決定処理部４では、文字種
優先管理テーブルにおいて、確定データからカウンタへ
の入力を行い、入力枠ごとに文字種のカウンタ値の比較
が行われる。漢字、ひらがな、カタカナ、英字、数字・
記号を比較し、最もカウンタ値の高いものから優先順位
を決定する。図４の事例では、入力枠１が、漢字（１
０）、ひらがな（５）、数字・記号（３）、カタカナ
（２）、英字（１）の文字認識優先順位となる。同様
に、その他の入力枠も、文字種のカウンタ値の大きい順
に優先順が付けられ、図５に示すように、入力枠ごとに
優先順位が最も高い文字種を入力パレットの枠ごとに表
示する。このようにして、手書き文字が入力され、文字
種が確定される度に、入力枠の文字種優先順位が決定さ
れ、使用者に合わせた文字認識パレットが形成される。
優先管理テーブルにおいて、確定データからカウンタへ
の入力を行い、入力枠ごとに文字種のカウンタ値の比較
が行われる。漢字、ひらがな、カタカナ、英字、数字・
記号を比較し、最もカウンタ値の高いものから優先順位
を決定する。図４の事例では、入力枠１が、漢字（１
０）、ひらがな（５）、数字・記号（３）、カタカナ
（２）、英字（１）の文字認識優先順位となる。同様
に、その他の入力枠も、文字種のカウンタ値の大きい順
に優先順が付けられ、図５に示すように、入力枠ごとに
優先順位が最も高い文字種を入力パレットの枠ごとに表
示する。このようにして、手書き文字が入力され、文字
種が確定される度に、入力枠の文字種優先順位が決定さ
れ、使用者に合わせた文字認識パレットが形成される。
【００１９】このようにして、手書き文字入力パレット
の入力枠ごとに、文字種優先管理テーブルを設け、その
データを基にして各入力パレットの優先文字種を設定し
ているから、入力枠ごとに優先文字種を自動的にカスタ
マイズすることができる。また、手書き文字入力パレッ
トの入力枠ごとに、操作者が頻繁に入力した文字種を優
先して認識し、表示部に表示するので、操作者の文字認
識処理を簡素化できるのである。更に、手書き文字入力
を行う過程で、入力枠ごとの文字認識の優先順が、それ
ぞれの操作者の個性に合わせて自動的にカスタマイズさ
れるから、改めてカスタマイズする必要がないだけでな
く、入力枠ごとに認識されやすい文字種が決まってくる
ので、文字種間で誤認識する文字を減らすことができ
る。
の入力枠ごとに、文字種優先管理テーブルを設け、その
データを基にして各入力パレットの優先文字種を設定し
ているから、入力枠ごとに優先文字種を自動的にカスタ
マイズすることができる。また、手書き文字入力パレッ
トの入力枠ごとに、操作者が頻繁に入力した文字種を優
先して認識し、表示部に表示するので、操作者の文字認
識処理を簡素化できるのである。更に、手書き文字入力
を行う過程で、入力枠ごとの文字認識の優先順が、それ
ぞれの操作者の個性に合わせて自動的にカスタマイズさ
れるから、改めてカスタマイズする必要がないだけでな
く、入力枠ごとに認識されやすい文字種が決まってくる
ので、文字種間で誤認識する文字を減らすことができ
る。
【００２０】次に、本発明の別の実施の形態について、
図６および図７を参照して、具体的に説明する。ここで
は、前述の実施の形態において、新たに、優先順位が低
い文字種を優先的に認識する入力枠を設けることで、一
般的な文字入力で優先順が上位になり難い文字種の認識
も、行い易くするのである。
図６および図７を参照して、具体的に説明する。ここで
は、前述の実施の形態において、新たに、優先順位が低
い文字種を優先的に認識する入力枠を設けることで、一
般的な文字入力で優先順が上位になり難い文字種の認識
も、行い易くするのである。
【００２１】図６は、図１のブロック構成において、文
字種非優先順位決定処理部６を追加したものである。こ
の文字種非優先順位決定処理部６は、図４の各入力枠ご
との文字種について、確定されたデータを基に、カウン
タ付きの文字種優先管理テーブルを用い、カウンタ値の
低い文字種から、新たな入力枠の文字種の優先順位を設
定する。
字種非優先順位決定処理部６を追加したものである。こ
の文字種非優先順位決定処理部６は、図４の各入力枠ご
との文字種について、確定されたデータを基に、カウン
タ付きの文字種優先管理テーブルを用い、カウンタ値の
低い文字種から、新たな入力枠の文字種の優先順位を設
定する。
【００２２】即ち、図４の文字種優先管理テーブルを例
に採ると、各入力枠の、それぞれの文字種優先カウンタ
の総数は、少ない順に英字（４）、数記号（１２）、ひ
らがな（２０）、カタカナ（２１）、漢字（３３）とな
り、図７の入力枠５の文字種優先順位は（英字−数字・
記号−ひらがな−カタカナ−漢字）の順となり、入力枠
５の優先文字種表示は英字となる。
に採ると、各入力枠の、それぞれの文字種優先カウンタ
の総数は、少ない順に英字（４）、数記号（１２）、ひ
らがな（２０）、カタカナ（２１）、漢字（３３）とな
り、図７の入力枠５の文字種優先順位は（英字−数字・
記号−ひらがな−カタカナ−漢字）の順となり、入力枠
５の優先文字種表示は英字となる。
【００２３】なお、上述の実施の形態では、カウンタ値
の高によって、優先順位を決定しているが、例えば、各
入力枠のカウンタの合計値を一定とし、０でない最下位
（１以上）の文字種のカウンタから今回の選択文字種の
カウンタへ＋１分だけシフトする（但し、他の文字種の
カウンタが全て０値の時はシフトせず）などの、種々の
優先順位の決定方法を採用することができる。
の高によって、優先順位を決定しているが、例えば、各
入力枠のカウンタの合計値を一定とし、０でない最下位
（１以上）の文字種のカウンタから今回の選択文字種の
カウンタへ＋１分だけシフトする（但し、他の文字種の
カウンタが全て０値の時はシフトせず）などの、種々の
優先順位の決定方法を採用することができる。
【００２４】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、手
書き文字入力を行い、文字を確定させることで、手書き
文字入力パレットの入力枠ごとに、優先文字種を自動的
にカスタマイズすることができる。また、手書き文字の
文字認識、変換処理を簡素化が可能となる。更に、手書
き文字変換処理部で、操作者の期待した文字に変換する
確率の向上が期待できる。
書き文字入力を行い、文字を確定させることで、手書き
文字入力パレットの入力枠ごとに、優先文字種を自動的
にカスタマイズすることができる。また、手書き文字の
文字認識、変換処理を簡素化が可能となる。更に、手書
き文字変換処理部で、操作者の期待した文字に変換する
確率の向上が期待できる。
【図１】本発明の実施の形態における処理概要を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】同実施の形態における動作を示すフロー図であ
る。
る。
【図３】同実施の形態における動作を示すフロー図であ
る。
る。
【図４】同実施の形態における管理テーブルを示す説明
図である。
図である。
【図５】同実施の形態における画面表示の例を示す説明
図である。
図である。
【図６】本発明の他の実施の形態における処理概要を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図７】同じく、画面表示の例を示す説明図である。
１ ペン入力処理部 ２ 文字変換処理部 ３ 確定文字種認識処理部 ４ 文字種優先順位決定処理部 ５ 表示処理部 ６ 非文字種優先順位決定処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06K 9/62
Claims (5)
- 【請求項１】 入力枠に記入された文字を入力する手書
き入力処理部と、 入力した当該文字を認識する文字変換処理部と、 前記文字変換処理部で認識された文字を操作者が選択
し、選択した当該文字の文字種を認識する確定文字種認
識処理部と、 前記確定文字種認識処理部で認識した文字種を基に、前
記入力枠ごとに優先処理する文字種を決定する文字種優
先順位決定処理部と、 前記入力枠ごとに優先処理する文字種を表示する表示処
理部と を具備する手書き文字入力装置において、 前記文字種優先順位決定処理部は、前記入力枠ごとに優
先処理する文字種の決定に際して、頻度の高い文字種を
他の文字種よりも優先して処理するようにカスタマイズ
することを特徴とする手書き文字入力装置。 - 【請求項２】 前記表示部は、前記文字種優先順位決定
処理部でカスタマイズされた文字種の優先順位情報を表
示することを特徴とする請求項１に記載の手書き文字入
力装置。 - 【請求項３】 前記文字種優先順位決定処理部では、カ
ウンタ付きの文字種優先管理テーブルを装備し、入力枠
ごとに、確定された文字種について、そのカウンタをイ
ンクリメントすることを特徴とする請求項１または２に
記載の手書き文字入力装置。 - 【請求項４】 前記文字種優先順位決定処理部に並列
に、文字種非優先順位決定処理部を装備して、文字種優
先順位決定処理部に装備したカウンタ付きの文字種優先
管理テーブルのデータを基に、前記入力枠とは別に設け
た入力枠の文字種の優先順位をカウンタ値の低い文字種
から設定することを特徴とする請求項１〜３の何れかに
記載の手書き文字入力装置。 - 【請求項５】 前記表示部は、前記非文字種優先順位決
定処理部でカスタマイズされた文字種の優先順位情報を
表示することを特徴とする請求項４に記載の手書き文字
入力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8331936A JP3022790B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 手書き文字入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8331936A JP3022790B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 手書き文字入力装置 |
Publications (2)
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| JPH10171925A (ja) | 1998-06-26 |
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