JP3359621B2 - 伝送フォーマット組合せインジケーター(tfci)に対する伝送性能の向上方法 - Google Patents

伝送フォーマット組合せインジケーター(tfci)に対する伝送性能の向上方法

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JP3359621B2 JP2000353526A JP2000353526A JP3359621B2 JP 3359621 B2 JP3359621 B2 JP 3359621B2 JP 2000353526 A JP2000353526 A JP 2000353526A JP 2000353526 A JP2000353526 A JP 2000353526A JP 3359621 B2 JP3359621 B2 JP 3359621B2
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第3世代共同プロ
ジェクト(The Third Generation
Partnership Project)に関する
もので、特に、広帯域のコード分割多重接続(Wide
band Code DivisionMultipl
e Access:以下、W−CDMAと称する)標準
を用いる移動通信システムの無線フレームの各々のタイ
ムスロットに挿入される伝送フォーマット組合せインジ
ケーター(Transport Format Com
bination Indicator;以下、TFC
Iと称する)の伝送性能の向上方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、3GPPグループは無線アクセ
スネットワーク(Radio Access Netw
ork)のアップリンクとダウンリンクとの物理チャネ
ルを定義する。
【0003】物理チャネルにおける専用物理チャネル
(DPCH)は一般にスーパーフレームと、無線フレー
ムと、タイムスロットとの3階層の構造からなる。
【0004】図1と図2は前記専用物理チャネルのデー
タの構造を示す。
【0005】専用物理チャネルは2種類のタイプを有す
る。第1タイプは専用データ伝送のための専用物理デー
タチャネル(DPDCH)であり、第2タイプは制御情
報の伝送のための専用制御チャネル(DPCCH)であ
る。
【0006】図1は第3世代共同プロジェクト(3GP
P)の無線アクセスネットワークの標準のアップリンク
専用物理チャネル(DPCH)データの構造を示し、図
2はダウンリンク専用物理チャネル(DPCH)データ
の構造を示す。
【0007】図1及び図2において専用物理制御チャネ
ル(DPCCH)は無線フレームを構成する各タイムス
ロットの伝送フォーマット組合せインジケーター(TF
CI)フィールドを含む。前記伝送フォーマット組合せ
インジケータービットは各無線フレームにコーディング
されて挿入される。即ち、伝送フォーマット上の情報は
各無線フレームにコーディングされて挿入される。
【0008】現在の第3世代共同プロジェクト標準によ
る伝送フォーマット組合せインジケーターのコーディン
グに対しては下記に説明する。
【0009】伝送フォーマット組合せインジケータービ
ット数は最小1ビットから最大10ビットまで変化し、
上位階層の信号処理によって呼び出し(CALL)が始
まる時点でそのビット数が決定される。
【0010】前記TFCIは上位階層の信号処理によっ
て決定されたビット数によるコーディング方法が適用さ
れる。即ち、伝送フォーマット組合せインジケーターの
ビット数が6ビット以下の場合、1次リードミュラーコ
ーディング方式である倍直交(bi−orthogon
al)コーディング方式が適用され、TFCIビット数
が7ビット以上の場合2次リードミュラーコーディング
方式が適用される。
【0011】第3世代共同プロジェクト標準によると3
0ビット長さのコードワードを発生させるためにコーデ
ィングされたサブコード(倍直交コーディング方式また
は2次リードミュラーコーディング方式によって生成さ
れたTFCIコードワード)はさらにパンクチャリング
される。
【0012】例えば、上位階層の信号処理によって決定
されたTFCIが6ビット以下の場合、倍直交のコーデ
ィングを経てTFCIコードワードで出力される。倍直
交コーディングには(32、6)コーディングが適用さ
れるが、このために、もしコーディングのための伝送フ
ォーマット情報ビットが6ビット未満である場合には足
りないビット値を最上位ビット(Most Sigin
ificant Bit:MSB)から0に満たすパデ
ィングの手続きを優先的に経ることになる。
【0013】TFCIコードワードは二つのビットずつ
無線フレームの各タイムスロットに挿入される。しかし
全長さは30ビットで制限される。従って、倍直交コー
ディングを経た32ビットのTFCIコードワードは2
ビットだけパンクチャリングされて各タイムスロットに
挿入される。
【0014】他の例として、上位階層のシグナリングに
よって決定されたTFCIビット数が10ビット以下の
場合にはTFCIコードワードは2次リードミュラーコ
ーディング方式によって生成される。
【0015】(32、10)コーディングは2次リード
ミュラーコーディング方式に適用されるが、このため
に、もし伝送フォーマット情報ビットが10ビット未満
の場合には足りないビット値を最上位ビット(MSB)
から0に満たすパディングの手続きを優先的に経ること
になる。
【0016】2次リードミュラーコーディング方式よっ
てコーディングされたTFCIコードワードをサブコー
ドとし、このサブコードは2ビットがパンクチャリング
された後30ビット長さのTFCIコードワードを生成
する。前記2次リードミュラーコーディング方式を用い
た(32、10)コードワードエンコーディングの過程
を図3に示した。
【0017】前記各例によって生成された30ビット長
さのコードワードは2ビットずつ各タイムスロットに分
かれて挿入の後伝送される。図4はコーディングされた
TFCIコードワードが各タイムスロットに挿入される
一般的な過程を示す。
【0018】図5は(30、10)TFCIコードワー
ドを生成するためのエンコーディング過程の例を示す。
【0019】図5を参考するとエンコーダーは最小1ビ
ットから最大10ビットまで変化するTFCIビットが
入力され、この入力情報ビットは10個の基本シーケン
スと線形結合される。
【0020】この時、線形結合に用いられる基本シーケ
ンスは全ビット値が1の一つの符号コードと、次の表1
から分かるように(C32,1、C32,2、C32,4、C32,8
32 ,16)で示される五つの直交可変の拡散因子コード
と、次の表2から分かるように(Mask1、Mask
2、Mask3、Mask4)で示される均一な四つの
マスクコードとからなる。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】 前記四つのマスクコードは従来の2次リードミュラーコ
ーディングのコードワード数を16倍増加させるために
用いられる。しかしながら、前記言及された従来の技術
によるTFCIエンコーディングは次のような問題があ
る。
【0023】(32、10)TFCIコードワードか
ら、実際TFCIフィールドに挿入されて伝送される
(30、10)TFCIコードワードを生成するために
二つのビットがパンクチャリングされる場合、最小ハミ
ング距離の減少は最大2までなされる。また(16、
5)TFCIコードワードから、(15、5)TFCI
コードワードを生成するために一つのビットがパンクチ
ャリングされる場合に最小ハミング距離の減少は同様に
2だけ発生される。
【0024】図6はスプリットモードの(15、5)コ
ードワードを生成するためのエンコーディング構造を示
す。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するためのもので、受信側及び送信側
のハードウェアを増加することなくTFCI情報ビート
をより効率的にコーディングし、デコーディングできる
ようにするTFCIに対する伝送性能の向上方法を提供
することにその目的がある。
【0026】特に本発明はTFCI情報ビットをコーデ
ィングしたコードワードを伝送する以前にコードワード
が繰り返される場合、パンクチャリングによるハミング
距離の減少を防止する方法を提供することにその目的が
ある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明による、TFCIに対する伝送性能の向上方法
は、各無線フレームを介して伝送されるTFCI情報ビ
ットをコーディングする段階と、前記コーディングによ
って生成されたTFCIコードワードを一定回数ほど繰
り返す段階と、前記繰り返し回数ほど発生された各繰り
返しコードごと個別的なパンクチャリングパターンを適
用させて、前記各繰り返しコードごと互いに違う位置の
ビットをパンクチャリングする段階と、前記パンクチャ
リングされた一定の長さのコードワードを前記無線フレ
ームの各スロットに分割挿入して伝送する段階とからな
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明をより詳細に説明する。
【0029】現在、3GPPの規格では拡散因子(S
F:Spreading Factor)が128より
小さい場合、30ビット長さTFCIコードワードの各
ビットを4回繰り返して伝送している。この時TFCI
コードワードの各ビットは(4、1)繰り返しコードが
直列に連結されたものと見なされ得る。従って、本発明
では拡散因子が128より小さい場合にコードワードの
各ビットを繰り返した後、各繰り返しコードブロック単
位で互いに違うパンクチャリングパターンを適用する。
これによって受信側のディコーダを32ビットのコード
ワードがより完全に伝送される場合のように実現できる
のでパンクチャリングによるハンミング距離の減少のみ
ならず伝送性能の低下を防ぐことができる。
【0030】さらに現在の3GPP規格では、各無線フ
レーム当たり30ビット長さのコードワード伝送に基づ
いているが、かかる伝送TFCIコードワードは(3
2、10)コーディングが適用されるリードミュラコー
ディングによって出力される32ビット長さのコードワ
ードをパンクチャリングしたので、既存の受信側のディ
コ−ダは15ビットコードワードまたは30ビットコー
ドワードを受信してこれに限定してデコーディングを行
う。しかし本発明では受信側のディコーダを32ビット
のコードワードがより完全に伝送された場合のように実
現できるので16ビットまたは32ビットコードワード
に対するデコーディングを基本としている。これは後述
のパンクチャリング位置を決定する基本原則によってコ
ーディングされた基本コードワードをパンクチャリング
することによって実現される。
【0031】このように現在、3GPP規格において3
0ビット長さのTFCIコードワードの各ビットを繰り
返して伝送する例は、伝送時間の間隔(Transpo
rtTime Interval;以下TTIと称す
る)が10msを超過する場合(即ち、20ms、40
ms、80msの各々の場合)にも適用されるが、言い
換えればTTIが10msを超過する場合、同一なTF
CI情報が多数の無線フレームに挿入伝送される。本発
明ではかかる場合にも受信側のディコーダを32ビット
のコードワードが完全に伝送された場合のように実現で
きるので16ビットまたは32ビットコードワードに対
するデコーディングを基本とする。これも後述するパン
クチャリング位置を決定する基本原則によってコーディ
ングされた基本コードワードをパンクチャリングするこ
とによって実現する。
【0032】また、既存には上向きリンクと下向きリン
クで標準モードでない圧縮モードで動作する場合、TF
CIコードワードの各ビットに対する繰り返しが整数倍
に発生せず、全体コードワードビットの一部だけで繰り
返された。またこの場合、上向きリンクから圧縮モード
に動作する場合には伝送ギャップ(Transmiss
ion Gap)後にくる電力制御が不十分な区間を繰
り返すのが望ましい。ここで圧縮モード(スロットモー
ド)は上向きリンクと下向きリンクとで周波数間のハン
ドオーバーなどの目的でフレームを介して一定の期間デ
ータを伝送しないモードであって、かかる圧縮モードで
動作するときはフレーム構造がこれに適合に変換され、
この時TFCIコードワードの各々ビットは条件によっ
て繰り返される。
【0033】以下、本発明によるTFCIに対する伝送
性能向上の方法をより詳細に説明する。
【0034】以下、説明ではコーディングされた基本コ
ードワードを(B、A)コードワードにし、該(B、
A)コードワードをパンクチャリングしたコードワード
を(C、A)コードワードとする。この時これらコード
ワード間の関係は“B−C=コードワード当たりパンク
チャリングされるビット数(P、P>0)”であり、T
FCIコードワードの各ビットがN回繰り返される時、
全体的に繰り返しコードが直列に連結された(C*N、
A*N)コードワードブロックに見なされ、これはコー
ディングされたコードワードの各ビットが繰り返された
(B*N、A*N)コードワードブロックでP*N(=
(B−C)*N)のビット数ほどパンクチャリングする
ことと同様である。
【0035】以上の過程は図1の通り構成される。
【0036】図7のデコーディング過程における逆パン
クチャリング過程はパンクチャリングされた位置に対し
てP個ごとに“0”の値を挿入してデコーディング過程
で必要とする(B、A)コードワードの形態を構成する
過程である。
【0037】図7のデコーディング過程における減少過
程は逆パンクチャリング過程によって構成されたN個の
(B、A)コードワードに対して平均和によってコード
ワード値を結合してTFCIデコーディングのための
(B、A)コードワードを構成する。
【0038】パンクチャリング前のコードワードを次の
式1の通り定義し、TFCIコードワードの各ビットを
繰り返したコードワードブロックを次の式2の通り定義
する。
【0039】 x0、x1、x2、...xB-2、xB-1 (式1) y0、y1、y2、...yNB-2、yNB-1 (式2) この時、式1のコードワードと式2のコードワードブロ
ックとの間の関係は式3の通りである。
【0040】yimodB=xi (式3) 前記式3において“i mod B”はiをBで割る余
りの値を意味する。
【0041】従って、前記Bが32の場合に前記iは0
から31までの値を有する。
【0042】本発明の第1実施形態として(B、A)コ
ードワードで繰り返しが少なく発生する位置が次の式4
によって定義される。第1実施形態では本発明の最も簡
単な実施形態として一定部分に対してパンクチャリング
するものである。
【0043】 yi=(j+K) mod B (式4) (j=0、1、...、P・N−1) 本発明の第2実施形態として次に取り上げた基本原則に
よってコーディングされた基本コードワードのパンクチ
ャリング位置が決定される。かかる原則を適用すること
によって第1実施形態の場合より最適化された性能を期
待することができる。
【0044】第一、個別的なコードワードごとにパンク
チャリングビット数Pを均等にする。
【0045】第二、個別的なコードワードごとにパンク
チャリング位置を異にして、直列に連結してコードワー
ドブロックを構成する場合基本コードワードである
(B、A)コードワードを構成することができる。
【0046】第三、個別的なコードワードを結合してコ
ードワードブロックを構成する場合、コードワードのビ
ットのうちパンクチャリングによって繰り返し回数の少
ないビットの位置を全体コードワードブロックに亘って
均一に分布させる。
【0047】第四、連続されたパンクチャリング位置が
最大限遠く離れるようにする。
【0048】前記取り上げた基本原則を満たすために
は、(B、A)コードワードにおいて繰り返しが少なく
発生する位置が式5によって決められる。
【0049】 ri=[(B/(P・N)・i]+K (式5) (i=0、1、...、P・N−1) ここで[X]はXを越えない最大整数 (Kは0以上の整数) これによって前記に取り上げた基本原則を満たすための
パンクチャリング位置を示すと、式2に示したTFCI
コードワードの各ビットを繰り返したコードワードブロ
ックに対してi番目の繰り返しコードにおけるj番目の
パンクチャリング位置はypijで示され、これによって
パンクチャリングの位置を決定するPijは次の式6,式
7、式8、式9また式10によって計算される。これら
の式6〜10でi=0、1、...、N−1であり、j
=0、1、...、P−1であり、Kは0以上の整数で
ある。
【0050】 Pij=[(B/P・J+B/(P・N)・i]+B・i+K (式6) ここで[X]はXを越えない最大整数 前記式6においてB/PとB/(P・N)が整数値を有
する場合には次の式7となる。
【0051】 Pij=B/P・J+B/(P・N)・i+B・i+K (式7) またN=2nに表現する場合、次の式8のような変形に
よるパンクチャリングパターン生成も可能である。 Pij=B/P・J+B/(P・N)・R(i、n)+B・i+K (式8) 前記式8においてR(i、n)はnビットに基づいて式
8におけるiの二進値をビットリバーシングして十進法
に示した値を意味する。
【0052】即ち、R(410=1002、3)=0012
=110である。
【0053】また、P=2pに示す場合、次の式9のよ
うな変形によるパンクチャリングパターン生成も可能で
ある。以下式9でR(j、p)も前記式8と同様にpビ
ットに基づいて式9におけるjの二進値をビットリバー
シングして十進法に示した値を意味する。
【0054】 Pij=B/P・R(j、p)+B/(P・N)・R(i、n)+B・i+K (式9) 他にも2のべき乗に表現できない場合には、マルチステ
ージインターリービング(MIL:Multiーsta
ge InterLeaving)形態のインデックス
指定も次の式10の通り可能である。
【0055】 Pij=B/P・M1(j)+B/(P・N)・M2(i)+B・i+K (式 10) 前記式10でM1(*)とM2(*)は0から(P−1)
までの範囲と0から(N−1)までの範囲でマルチステ
ージインターリービング(MIL)パターンを指定する
関数である。
【0056】前記式10でM1(i)とM2(j)は前記
iとj各々に対して行単位で読み込んで列単位で表示す
ることを意味する。
【0057】参考に、マルチステージインターリービン
グは入力される原始ビット列を行単位でインターリーバ
ーメモリに書き込んで列単位で読み込んで出力ビット列
を構成し、特にインタリーバーメモリを読み込む順がビ
ットリバーシング順の規則が含まれる。ビットリバーシ
ングの例として、インターリービングされたビット列が
出力される列番号を示すビット値が8ビットである場
合、列番号“01234567”順序を2進数で表現し
た後これらのビット値を逆転させ、即ち、“0(00
0)→0(000)”、“1(001)→4(10
0)”、“2(010)→2(010)”、“3(01
1)→6(110)”などの方式で逆転させて“042
61537”順で縦列ビット列を出力させる。
【0058】次は本発明によるTFCIに対する伝送性
能の向上方法を説明する。
【0059】これは現在、3GPP規格において拡散因
子(SF)が128より小さい場合にTFCIコードワ
ードの各ビットを繰り返して伝送する例である。
【0060】現在、3GPP規格で適用されているTF
CIコードワードは(30、10)リードミュラーコー
ドと(15、5)リードミュラーコードである。コーデ
ィングのために入力されるTFCIビット数は最小1ビ
ットから最大10ビットまで可変され、上位階層の信号
処理によって呼び出し(call)が始まる時点でその
ビット数が決定される。
【0061】(30、10)リードミュラーコードは、
第2リードミュラーコーディングによって生成された
(32,10)サブコードで一番目のビットと17番目
のビットとをパンクチャリングして得られ、(15、
5)リードミュラーコードは第2リードミュラーコーデ
ィングによって生成された(16,5)サブコードで一
番目のビットをパンクチャリングして得られる。特に
(15、5)リードミュラーコードは分割モードの場合
に用いられ、これら2個の(15、5)リードミュラー
コードが、結合して(30、10)のTFCIコードワ
ードとなるが、結局全体的なパンクチャリング位置は
(30、10)リードミュラーコードに対するパンクチ
ャリング位置と同一である。
【0062】この時、拡散因子(SF)が128より小
さい場合、(30、10)TFCIコードワードの各ビ
ットは4回ずつ繰り返して、4個の繰り返しコードが直
列に連結された図8のようなパターンとなる。
【0063】図8に示した繰り返しパターンに対して、
本発明で適用したパンクチャリング位置を決定するため
の該当ビットに対してパンクチャリングを行うと次の図
9のパターンとなる。
【0064】この時、式6に適用される値はN=4、P
=2、B=32、K=0の場合である。
【0065】また、(15、5)TFCIコードワード
を用いる分割モードにおいて、本発明で適用した式6に
よってpjを計算し、該当ビットに対してパンクチャリ
ングを行うと次の図4のパターンとなる。この時前記式
6に適用される値はN=4、P=1、B=16、K=0
の場合である。
【0066】このように本発明では拡散因子が128よ
り少ない場合にコードワードの各ビットを繰り返した
後、各繰り返しコードのブロック単位で互いに異なるパ
ンクチャリングパターンを適用する。
【0067】本発明では前記パンクチャリングの位置を
決定するための式6〜式10と異なり、前記で並べた基
本原則を満足させるために決定されるパンクチャリング
の位置がTFCIコードワードの各ビットを繰り返した
コードワードブロックに対してYpjと示されると、パン
クチャリングの位置を決定するPjは次の式11によっ
て計算できる。
【0068】 Pj=[B/(P・N)・j]+IB+K (式11) (ここで、[X]はXを越えない最大整数)この式11
にてKは0以上の整数である。また、Iは0から(N−
1)までの任意の整数となり得るが、単純化のために0
または(N−1)の値を有することができる。この場合
には図11及び図12に示すように、四つの繰り返しコ
ードのうち特定の繰り返しコードに対してのみパンクチ
ャリングが行われる。
【0069】次は、本発明の第3実施形態によるTFC
Iに対する伝送性能の向上方法を説明する。これは前記
した第1、第2実施形態において拡散因子(SF)が1
28より小さい場合とTTIが10msを超過した場合
にTFCIコードワードの各ビットを繰り返して伝送し
た実施形態である。このときは、各TTIによる繰り返
しの回数を次の式12に定義するとき、前記式6〜11
への適用値を各々N=nTTI、P=2、B=32、K
=0と定め、各場合に対するパンクチャリングの位置P
ij または Pj を決定する。
【0070】例えば、TTIが40msである場合の既
存方式における繰り返しのパターンは図8に示すパター
ンと同一であり、この繰り返しパターンに対してパンク
チャリングの位置を決定するための式6〜10によって
ijを求め、該ビットに対してパンクチャリングを行う
と、図9または図10のパターンとなる。このとき、前
記式6〜10への適用値は各々N=4、P=2、B=3
2、K=0であり、また、式6〜10への適用値は各々
N=8、P=2、B=32、K=0である。
【0071】このときもパンクチャリングの位置を決定
するための式6〜10とは異なり、前記で並べた基本原
則を満足させるために決定されるパンクチャリングの位
置がTFCIコードワードの各ビットを繰り返したコー
ドワードブロックに対してY pjと示されると、パンクチ
ャリングの位置を決定するPjは式11によって計算で
き、この場合には図11及び図12に示すように、四つ
の繰り返しコードのうち特定の繰り返しコードに対して
のみパンクチャリングが行われる。
【0072】以下、式12は前記Nを算出するために新
たに定義となったnTTIを求めるための式である。
【0073】nTTI=TTI/10ms (式12) 次は、本発明の第4実施形態であって、上向きリンクと
下向きリンクから圧縮モードに動作する場合に関するも
のである。
【0074】まず、TFCIコードワードを式13のよ
うに定義し、圧縮モードで各無線フレームの各フレーム
当たり挿入可能なTFCIビットの数をDと、繰り返し
ビットをdkと定義する。
【0075】 c0,c1,c2,c3,c4,…, cm(ここで、m=29) (式13) このとき、式15の繰り返しビットdkを得るために使
われる中間変数Eを次の式14のように定義する。
【0076】 E=30−1−(NfirstTFCI)mod30 (式14) ここで、NTFCIはスロット当たりTFCIビットの数で
あり、Nfirstが伝送ギャップ(TG)が始まる該当ス
ロットの番号である。
【0077】 dD-31=cEmod30,dD-32=c(E-1)mod30、dD-33=c(E-2)mod30,K,d 0 =c(E-(D-31))mod30 (式15) 即ち、前記式15を用いた前記TFCIコードワードの
繰り返しは、前記TGの長さの後タイムスロットに挿入
伝送されるTFCIコードワードが繰り返して伝送され
ることを意味する。
【0078】これはタイムスロットの伝送ギャップ長さ
(Transmission Gap Length)
の間に生じる不完全な電力制御による影響を最小化する
ためである。
【0079】本発明ではD>32である場合に、下付き
のm=32とする形態に変形するために、前記式14に
おける中間変数Eを次の式16のようにLと定義するこ
とができ、前記式15を次の式17のように定義するこ
とができる。
【0080】 L=32−1−(NfirstTFCI)mod32 (式16) dD-33=cLmod32,dD-34=c(L-1)mod32,dD-35=c(L-2)mod32,K,d0 =c(L-(D-33))mod32 (式17) このとき、D=31とD=32である場合には30ビッ
トコーディングされたTFCIコードワードに対する1
ビットまたは2ビットの繰り返しではない31ビットま
たは32ビットのコードワードそのままを伝送する。
【0081】
【発明の効果】以上で説明した本発明では受信側のデコ
ーダを32ビットのコードワードが完全に伝送された場
合のように実現できるので、前記デコーダを用いて16
ビットまたは32ビットコードワードに対するデコーデ
ィングを行うことにより、受信側装置の実現においてそ
の複雑程度が増加しない。
【0082】特に、拡散因子が128より小さい場合に
コードワードの各ビットを繰り返した後、各繰り返しコ
ードのブロック単位で互いに異なるパンクチャリングパ
ターンを適用し、TTIが10msを超過した場合(つ
まり、20ms,40ms,80msであるそれぞれの
場合)にも適用するので、TFCI情報の伝送性能の向
上のみならず、受信側のデコーダを32ビットのコード
ワードがより完全に伝送された場合のように実現するこ
とができる。
【0083】また、上向きリンクと下向きリンクで標準
モードではない圧縮モードに動作する場合にもTFCI
情報の伝送性能の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3GPP無線アクセスネットワークの標準によ
るアップリンク専用物理チャネルのデータ構造を示した
図である。
【図2】3GPP無線アクセスネットワークの標準によ
るダウンリンク専用物理チャネルのデータ構造を示した
図である。
【図3】2次リードミュラーコード方式を用いたTFC
Iコードワードのエンコーディング過程を示した図であ
る。
【図4】TFCIコードワードが各タイムスロットに挿
入される一般的な過程を示した図である。
【図5】(30、10)TFCIコードワードを生成す
るためのエンコーディング過程の例を示した図である。
【図6】スプリットモードにおける(15、5)TFC
Iコードワードを生成するためのエンコーディング過程
の例を示す図である。
【図7】本発明が実現する装置のブロック図である。
【図8】(30、10)TFCIコードワードの各ビッ
トに対する繰り返しパターンを示した図である。
【図9】繰り返された(30,10)TFCIコードワ
ードに対して、本発明によるパンクチャリングパターン
の一例を示した図である。
【図10】(15、5)TFCIコードワードを使用す
る分割モードにおける本発明によるパンクチャリングパ
ターンの一例を示した図である。
【図11】繰り返された(30、10)TFCIコード
ワードに対して本発明によるパンクチャリングパターン
のさらに他の例を示した図である。
【図12】(15、5)TFCIコードワードを使用す
る分割モードにおける本発明によるパンクチャリングパ
ターンのさらに他の例を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 沂 濬 大韓民国ソウル市江南区新沙洞658ロデ オ現代アパート.101−1703 (56)参考文献 特開2001−245359(JP,A) 特開2001−177877(JP,A) 特開2001−160988(JP,A) 特開2001−112067(JP,A) 特開2002−135853(JP,A) 特開2001−16640(JP,A) 米国特許6341125(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00 H04J 13/00 H04L 1/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信システムにおける伝送フォーマ
    ット組合せインジケーター(TFCI)の伝送方法であ
    って、 前記TFCIコードワードを一定回数ほど繰り返す段階
    と、 前記TFCIコードワードのビットを繰り返して得られ
    たコードワードブロックから選択されるビットが前記コ
    ードワードブロックで分散されるように前記繰り返しコ
    ードワードからビットを選択する段階と、 前記繰り返しコードワードから選択されたビットをパン
    クチャリングする段階と、 無線フレーム上で前記パンクチャリングされたコードワ
    ードを伝送する段階と、を包含することを特徴とする伝
    送フォーマット組合せインジケーター(TFCI)に対
    する伝送性能の向上方法。
  2. 【請求項2】 前記TFCIコードワードの繰り返し回
    数は拡散因子または前記フレームの伝送時間の間隔また
    は前記フレームの伝送モードによって決められることを
    特徴とする請求項1記載の伝送フォーマット組合せイン
    ジケーター(TFCI)に対する伝送性能の向上方法。
  3. 【請求項3】 前記選択ビットは前記TFCIコードワ
    ードの繰り返しビットによって取り込まれたコードワー
    ドブロックから等しい分布で選択されることを特徴とす
    る請求項1記載の伝送フォーマット組合せインジケータ
    ー(TFCI)に対する伝送性能の向上方法。
  4. 【請求項4】 Kが0以上の整数であり、Bが前記TF
    CIコードワードの長さであり、Pが前記TFCIコー
    ドワードでパンクチャリングされるビット数であり、N
    が前記TFCIコードワードの繰り返し回数であり、j
    が0からP*(N−1)まで増加するインデックスの場
    合に、前記繰り返しコードワードのビット列において繰
    り返しが相対的に少なく発生するビットの位置は(j+
    K)modBの位置するビットであることを特徴とする
    請求項3記載の伝送フォーマット組合せインジケーター
    (TFCI)に対する伝送性能の向上方法。
  5. 【請求項5】 Kが正の整数であり、Bが前記TFCI
    コードワードの長さであり、Pが前記TFCIコードワ
    ードでパンクチャリングされるビット数であり、Nが前
    記TFCIコードワードの繰り返し回数であり、iが0
    からP*(N−1)まで増加するインデックスの場合
    に、前記繰り返しコードワードのビット列において繰り
    返しが相対的に少なく発生するビットの位置はri=
    [B/(PN)i]+Kに位置するビットであることを
    特徴とする請求項3記載の伝送フォーマット組合せイン
    ジケーター(TFCI)に対する伝送性能の向上方法。
  6. 【請求項6】 Bが前記TFCIコードワードの長さ
    で、Nが前記TFCIコードワードの繰り返し回数であ
    り、Pが前記TFCIコードワードでパンクチャリング
    されるビット数であり、Kが正の整数であり、[x]が
    xを越えない最大の整数であり、iが0からN−1まで
    増加するインデックスであり、jが0からP−1まで増
    加するインデックスの場合に、前記TFCIコードワー
    ドビットの繰り返しによって生成されたi番目のコード
    ワードブロックにおけるj番目のパンクチャリング位置
    (Pij)は“[B/Pj+B/(PN)i]+Bi+
    K”に位置するビットであることを特徴とする請求項3
    記載の伝送フォーマット組合せインジケーター(TFC
    I)に対する伝送性能の向上方法。
  7. 【請求項7】 前記TFCIコードワードは32ビット
    からなるTFCI情報ビット列からコーディングされる
    ことを特徴とする請求項3記載の伝送フォーマット組合
    せインジケーター(TFCI)に対する伝送性能の向上
    方法
  8. 【請求項8】 dkがTFCIコードワードにおける繰
    り返しビットであり、NTFCIがスロットにおけるTFC
    Iフィールドビット数であり、Nfirstが伝送ギャップ
    (TG)が始まる該当スロットの番号であり、Lが32
    −1−(Nfi rstTFCI)mod32の場合、前記繰
    り返しビット(dk)はdD-33=cLmod 32、dD-34=c
    (L-1)mod32、dD-35=c(L-2)mod32、k、d0=c
    (L-(D-33))mod 32であることを特徴とする請求項7記載
    の伝送フォーマット組合せインジケーター(TFCI)
    に対する伝送性能の向上方法。
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