JP3359154B2 - 食器梱包用ポケット - Google Patents

食器梱包用ポケット

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JP3359154B2
JP3359154B2 JP19380394A JP19380394A JP3359154B2 JP 3359154 B2 JP3359154 B2 JP 3359154B2 JP 19380394 A JP19380394 A JP 19380394A JP 19380394 A JP19380394 A JP 19380394A JP 3359154 B2 JP3359154 B2 JP 3359154B2
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JP
Japan
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tableware
paper cylinder
packing pocket
pocket
folded
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秀俊 柏木
廣司 岩崎
典夫 梶田
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王子製袋株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食器梱包用ポケットに関
し、より詳しくは、吊り下げ棒を差込み、段ボール箱内
に吊り下げて、食器を収納する食器梱包用ポケットに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、引越の際、図6に示すような織
布、不織布などの柔軟なシート状素材の両端を折曲げて
縫合5し、吊り下げ棒差込部6を設けた本体部片10a
にポケット部片10bと2枚のサイド部片10cを縫い
付けて(5)形成したポケットに陶器、ガラス等こわれ
やすい食器を入れ吊り下げ棒差込部6に吊り下げ棒7を
差込んで段ボール内に吊り下げて梱包していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のポケットは、都合4枚のシートを縫合せて構
成される複雑な形状のため、裁断費、縫製費が高くつ
き、また、吊り下げ棒も2本必要とし、コスト高になっ
ていた。また、梱包する品物が食器であるため、できれ
ば使い捨てにしたいとの要望があった。本発明はかかる
事情に鑑みなされたもので、その課題は製造コストの安
い使いすての食器梱包用ポケットを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の食器梱包用ポケットは、段ボール箱内に吊
り下げて、食器を収納する食器梱包用ポケットであっ
て、前記段ボール箱の内幅より僅か狭い幅の紙筒をその
長さ方向中央で二つ折りした両折部の開口部の間に剛性
ある材料の吊り下げ部材をはさみ、両折部の壁面に固着
した構成としたものである。
【0005】なお、前記紙筒はひだ付紙筒であることが
好ましく、また2層の紙筒とすることができる。更に前
記吊り下げ部材は両端に吊り下げ用切込を設けた厚紙の
帯体とすることができ、また該帯体をその長手方向に沿
ってV字形に折曲げ、その両折片をそれぞれ対向する紙
筒の折部の壁面に接着した構成としてもよい。
【0006】
【作用】本発明の食器梱包用ポケットは、紙筒と、例え
ば厚紙のような剛性ある吊り下げ部材だけで構成されて
いるので、製袋業者、紙加工業者が通常用いている設備
を利用して、高能率、かつ低コストで製造でき、かつ廃
棄しやすいという作用が達成される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるも
のではない。図1は本発明の一実施例の食器梱包用ポケ
ットになるクラフト紙の紙筒の斜視図、図2は図1の紙
筒をその長さ方向中央で二つ折りし、厚紙の吊り下げ部
材を固着する前の状態を示す斜視図、図3は完成した食
器梱包用ポケットの斜視図、図4は本発明の別の態様の
図2に相当する状態の斜視図、図5はその完成した状態
の斜視図である。図中の符号1は紙筒、1a,1bは二
つ折りした紙筒の対向する壁面、2は折線、3は吊り下
げ部材、4は切込である。図1〜図3を参照して、本実
施例の食器梱包用ポケットは両端部にひだを有するクラ
フト紙1層の紙筒1をその長さ方向中央の折線2に沿っ
て二つ折りし、二つ折りした紙筒1の対向する壁面1
a,1bの間に、両側端に切込4を有する厚紙の帯体か
らなる吊り下げ部材3をはさみ、該吊り下げ部材の両面
をそれぞれ対向する紙筒の壁面1a,1bに接着して完
成する。
【0008】本発明においては紙筒1を2層の紙筒とし
てもよく、その際、紙筒1の両開口端部全周にわたり、
内層と外層の間を連続線状又は複数点状に接着すれば、
2点の重い食器を収納するのに適する。
【0009】また、前記、吊り下げ部材3との接着部分
に対応する部位だけで内層と外層を連続線状又は複数点
状に接着すれば、内側の2つのポケットには比較的重い
食器、外側の2つのポケットには比較的軽い食器の計4
点の食器を収納することができる。
【0010】更に前記した紙筒1の紙層間の接着を省略
すれば、比較的軽い食器6点を収納することができる。
図4及び図5を参照して、厚紙の帯体をその長手方向に
沿ってV字形に折曲げて吊り下げ部材3とすればその剛
性を大きくすることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明の食器梱包用ポケットは、紙筒
と、例えば厚紙のような剛性ある吊り下げ部材だけで構
成されているので、製袋業者、紙加工業者が通常用いて
いる設備を利用して、高能率、かつ低コストで製造で
き、かつ廃棄しやすい。以上詳述したように、本発明に
よれば、製造コストの安い使い捨ての食器梱包用ポケッ
トを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の食器梱包用ポケットとなる
紙筒の斜視図である。
【図2】図1の紙筒を二つ折りし、吊り下げ部材を固着
する前の状態の斜視図である。
【図3】完成した食器梱包用ポケットの斜視図である。
【図4】本発明の別の態様の図2に相当する状態の斜視
図である。
【図5】図4に示す態様の食器梱包用ポケットの完成状
態の斜視図である。
【図6】従来の食器梱包用ポケットの斜視図である。
【符号の説明】
1:紙筒、1a,1b:二つ折りした紙筒の互いに対向
する壁面、2:折線、3:吊り下げ部材、4:切込、
5:縫い目、6:吊り下げ棒差込部、7:吊り下げ棒、
10a:本体部片、10b:ポケット部片、10c:サ
イド部片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−106844(JP,U) 実開 昭55−63870(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 25/04 - 25/10 B65D 85/44 B65D 77/26 B65D 33/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボール箱内に吊り下げて、食器を収納
    する食器梱包用ポケットであって、前記段ボール箱の内
    幅より僅か狭い幅の紙筒をその長さ方向中央で二つ折り
    した両折部の開口部の間に剛性ある材料の吊り下げ部材
    をはさみ、両折部の壁面に固着してなる食器梱包用ポケ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記紙筒がひだ付紙筒である請求項1記
    載の食器梱包用ポケット。
  3. 【請求項3】 前記紙筒が2層の紙筒である請求項1又
    は2記載の食器梱包用ポケット。
  4. 【請求項4】 前記吊り下げ部材が、両端に吊り下げ用
    切込を設けた厚紙の帯体である請求項1、2又は3記載
    の食器梱包用ポケット。
  5. 【請求項5】 前記吊り下げ部材がその長手方向に沿っ
    てV字形に折曲げた厚紙の帯体であって、その両折片を
    それぞれ対向する紙筒の折部の壁面に接着してなる請求
    項4記載の食器梱包用ポケット。
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JP5491165B2 (ja) * 2009-12-25 2014-05-14 株式会社吉野工業所 合成樹脂製のポケット付き吐出容器

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