JP3358825B2 - 導 線 - Google Patents

導 線

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JP3358825B2
JP3358825B2 JP13969592A JP13969592A JP3358825B2 JP 3358825 B2 JP3358825 B2 JP 3358825B2 JP 13969592 A JP13969592 A JP 13969592A JP 13969592 A JP13969592 A JP 13969592A JP 3358825 B2 JP3358825 B2 JP 3358825B2
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ライヒトフリート ゲルハルト
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メタルウエルク、プランゼー、ゲゼルシヤフト、ミツト、ベシユレンクテル、ハフツング
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C27/00Joining pieces of glass to pieces of other inorganic material; Joining glass to glass other than by fusing
    • C03C27/02Joining pieces of glass to pieces of other inorganic material; Joining glass to glass other than by fusing by fusing glass directly to metal
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C27/00Alloys based on rhenium or a refractory metal not mentioned in groups C22C14/00 or C22C16/00
    • C22C27/04Alloys based on tungsten or molybdenum
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B1/00Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
    • H01B1/02Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of metals or alloys
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01B1/08Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances oxides
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J5/46Leading-in conductors

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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電球、電子管及び類
似の部品のガラス容器中に融封するためのモリブデン合
金から成る導線に関する。
【0002】
【従来の技術】電球、電子管などのような電気部品の場
合に、ガラス容器内のフィラメント又は電極のような部
品は通電により高温度に加熱される。これらのフィラメ
ント又は電極は導線と結合され、導線は外部からガラス
容器中へ導入され、ガラス容器内部ではしばしば片持ち
でこれらの部品を支持する。
【0003】ガラス容器中への導入は通例として気密で
なければならない。気密性を達成するために導線はガラ
ス容器中へ融封される。加えるに例えば薄い帯材として
の構成のような導線の特殊な構造的形態により、融封特
性及び気密性を改善することができる。導線は部品の使
用時に又はガラス容器中への融封の際に高温度にさらさ
れるので、しばしばモリブデン又はモリブデン合金のよ
うな高融点金属が導線のための材料として用いられる。
導線は部品の配置に応じて種々に機械的に又は熱的に又
は他の形で負荷を受けるので、導線はしばしば部分ごと
に異なった幾何学的形状を持つか、又は一部で別の材料
特性を有しなければならない。従ってこのことを可能に
するために、導線はしばしば一体でなく複数の部分から
構成される。その際導線の個々の部分は相互に良好に溶
接可能とすべきである。なぜならば高温度の際に確実な
良好な導電性結合を保証するためには溶接が最も簡単な
結合だからである。
【0004】導線のための材料としての純粋なモリブデ
ンは、石英ガラス中への融封のために通常用いられる約
1800°Cないし2000°Cの温度で再結晶し、そ
の結果もろくなり機械的にもはや負荷を加えることがで
きないという欠点を有する。
【0005】この欠点を回避するためにしばしば、非常
に高い再結晶温度を有し再結晶状態でも延性を保つK−
Siドープモリブデンが導線のために用いられる。この
種のモリブデン合金の場合には、表面にケイ素を含む層
を有し、この層がこの材料相互の及び他の材料との溶接
特性を著しく劣化させるという欠点がある。
【0006】欧州特許第0275580 号明細書には、導線の
ために0.01〜2重量%の三酸化イットリウム、0.
01〜0.8重量%のホウ化モリブデン、残部モリブデ
ンから成るモリブデン合金が記載されている。この合金
は確かに純粋なモリブデンに比べて同様に高い再結晶温
度及び改善された高温度特性を有する。しかし欠点はホ
ウ素が熱中性子に対する非常に大きい吸収断面積を有す
るということである。モリブデン合金へのホウ素混入は
この合金が放射性材料と接触するような用途に対して極
めて不利であるので、ホウ素はモリブデン製造業では極
めて望ましくない。
【0007】ドイツ連邦共和国特許第871034号明細書に
は、石英ガラス又は類似の高融点ガラスから成る容器の
ための導線融封が記載されている。この場合には一般に
再結晶温度を高めるために細かく分散させられた形の気
化し難い金属酸化物を含むモリブデン合金又はタングス
テン合金が用いられる。特に適した酸化物として0.0
1〜2.5%の割合の酸化アルカリ金属、酸化トリウ
ム、酸化亜鉛、酸化ハフニウム、ケイ酸及び酸化アルミ
ニウムが挙げられている。5重量%までの割合のランタ
ノイド酸化物が同様に適しているという趣旨の示唆は、
この特許明細書には記載されていない。
【0008】オーストリア共和国特許第286612号明細書
には、改善された高温度特性を有し短繊維構造を備える
高融点金属Mo、W、Nb、Ta、V、Crの合金が記
載されている。その際特に1〜5重量%のランタノイド
La、Ce、Er、Prを含むこれらの金属の合金が特
に有利であると述べられている。特にこれらの添加物を
含むモリブデン合金が良好な溶接性を有するか、又は特
に導線としての用途のために適しているということは、
この特許明細書には記載されていない。
【0009】特開昭第59-177305 号公報には、1〜5重
量%の酸化ランタンを含むモリブデン合金が記載されて
いる。この公報では電子管用陰極のためのこの合金の有
利な使用が示唆されている。この合金相互の又は純粋な
モリブデンとの又は他のモリブデン合金との特に良好な
溶接性又は導線に対する適用は、この公報でも述べられ
ていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、ガ
ラス容器中への融封に適し、更に合金相互の又は純粋な
モリブデンと又は他のモリブデン合金との良好な溶接が
可能な導線を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題はこの発明に基
づき、モリブデン合金が通常の不純物のほかに0.01
〜5重量%の一つ又は複数のランタノイド酸化物、残部
モリブデンから成ることにより解決される。
【0012】
【作用効果】このモリブデン合金はその特別な高温度特
性に基づき、完成された部品での高い延性を有する。な
ぜならばガラス容器中への融封の際に、石英ガラス中へ
の融封のために必要な1800°C〜2000°Cの高
い温度でも再結晶が生じないからである。融封の必要な
気密性はこの合金の使用の場合に保証される。
【0013】この合金は極めて良好に線材及び帯材に加
工できる。なぜならばランタノイド酸化物は例えばY2
3 のような他の酸化物の分散質とは異なり一緒に変形
するからである。
【0014】特にこの合金相互の及び純粋なモリブデン
との及びK−Siドープモリブデン合金との優れた予想
外に良好な溶接特性が、この発明に基づく用途に対する
この合金の優れた適性にとって重要である。このことは
既に述べたようにしばしば種々の材料を用いながら複数
部分に構成される導線の場合の著しい品質向上をもたら
す。
【0015】酸化物の割合は0.1〜1重量%とするの
が特に有利である。
【0016】特に好適な酸化物は酸化ランタンである。
【0017】
【実施例】次にこの発明に基づく導線の複数の実施例に
よりこの発明を詳細に説明する。
【0018】実施例1 0.2μmのフィッシャー法による粒度を有するMo金
属粉中の0.7重量%La23 に相応する量の水酸化
ランタンが、3.5μmの粒度を有するMo金属粉と混
合され、静水圧で棒に圧縮され、1800°Cで5時間
水素中で9.75g/cm3 の密度に焼結された。棒は
圧延、つち打ち及び線引きにより数時間かけて0.60
mmの最終直径まで変形させられた。全変形度は99.
98%であった。
【0019】このように製造された線材、並びに純粋な
モリブデンから成る線材及びケイ酸カリウムをドープさ
れたモリブデンから成る同じ直径の線材が、溶接試験を
実施するために、純粋なモリブデンから成る帯材及びケ
イ酸カリウムをドープされたモリブデンから成る帯材及
び0.7%酸化ランタンを含むモリブデンから成る0.
033mm厚及び2.15mm幅の帯材と溶接された。
帯材の製造は2t/cm2 のプレス圧力により押型プレ
ス上で出発粉末を板となるようにプレスすることにより
行われた。板は同様に1800°Cで5時間水素中で焼
結された。焼結の後に板は圧延により99.9%の全変
形度で0.033mm厚まで圧延され、2.15mmの
幅に切断された。続いて焼きなまし処理が1200°C
で1時間、応力を除去するために行われた。
【0020】溶接は次の溶接パラメータで直流制御付き
点溶接機により行われた。
【0021】
【表1】 押圧力: 3daN 電力: 1600W 電流: 890A 時間: 1/4/1ms
【0022】個々の溶接結合部の品質調査のために線材
と帯材との間の引き裂き力が測定された。
【0023】
【表2】 組み合わせ 線材 帯材 引張試験値[N]*) Mo Mo 23.8 ケイ酸カリウムドープMo ケイ酸カリウムドープMo 27.5 ケイ酸カリウムドープMo Mo 7.0 Mo−0.7La23 Mo−0.7La23 39.5 Mo Mo−0.7La23 29.9 ケイ酸カリウムドープMo Mo−0.7La23 32.5 *)・・・10回の測定の平均値
【0024】実施例2 120gのNd(NO3 )6H2 Oが1000mlの蒸
留水に溶解され、0.7重量%のNd23 に相応する
量が3.8μmの粒度を有するMo金属粉中へ吹き込ま
れた。乾燥後に粉末は実施例1に記載のようにプレスさ
れ焼結された。焼結密度は9.72g/cm3 であっ
た。線材への変形はMo−0.7%La23 の場合と
同様に行われた。そのように製造された0.6mm直径
の線材が、同様に製造された0.035mm厚、2.5
mm幅及び30mm長さのMo−0.7%Nd23
と溶接された(実施例1と同じ条件)。この場合にも引
き裂き力が引張試験により測定された。引き裂き力は3
3.8Nであった(10回の測定の平均値)。
【0025】これらの実施例は、ランタノイド酸化物を
含むモリブデン合金が純粋なモリブデン及びK−Siド
ープモリブデンに比べて、この発明に基づく適用を可能
にする著しく改善された溶接性を有することを裏付ける
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−177345(JP,A) 特開 昭63−238237(JP,A) 特開 昭55−74034(JP,A) 特開 昭60−75546(JP,A) 特開 昭63−187550(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 1/02 C22C 27/04 102 H01J 5/46 H01K 1/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電球、電子管及び類似の部品のガラス容
    器中に融封され、該容器内に封入された前記部品の他の
    金属部分と溶接され、該金属部分に電圧を供給する、
    リブデン合金から成る導線において、モリブデン合金が
    通常の不純物のほかに0.01〜5重量%の一つ又は複
    数のランタノイド酸化物、残部モリブデンから成ること
    を特徴とする導線。
  2. 【請求項2】 酸化物の割合が0.1〜1重量%である
    ことを特徴とする請求項1記載の導線。
  3. 【請求項3】 酸化物が酸化ランタンであることを特徴
    とする請求項1又は2記載の導線。
JP13969592A 1991-05-06 1992-05-01 導 線 Expired - Lifetime JP3358825B2 (ja)

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