JP3358490B2 - 合糸用仮撚装置 - Google Patents

合糸用仮撚装置

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JP3358490B2 JP10611797A JP10611797A JP3358490B2 JP 3358490 B2 JP3358490 B2 JP 3358490B2 JP 10611797 A JP10611797 A JP 10611797A JP 10611797 A JP10611797 A JP 10611797A JP 3358490 B2 JP3358490 B2 JP 3358490B2
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昭一 刀祢
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合糸される2本の
フィラメント糸にそれぞれ撚りをかけるための合糸用仮
撚装置に係り、特に撚りを付与するために回転ディスク
を挟んで一対の接圧ベルトを設けた合糸用仮撚装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】SZ合糸用仮撚装置は、図4に示すよう
に、給糸クリール10からそれぞれ2本の給糸Yを取り
出すと共に第1フィードローラ11で案内し、第1ヒー
タ12を通して加熱し、クーリングプレート13で冷却
し、ニップツイスタ14で、SとZ方向に撚りをかけ、
これらSZの撚糸の張力を糸張力制御システム15で調
整した後、SZ撚糸を合糸し、これを第2フィードロー
ラ16で案内して第2ヒータ17に通し、第3フィード
ローラ18、ヤーンクリアラ19を介して、合糸Y1 を
メンテナンス通路20の下方を通し、オイリングローラ
21を介してテークアップワインダ22の各段各列の巻
取装置23に巻き取るようになっている。なお、24
は、給糸クリール10からの給糸Yをカットするカッタ
ー、25は、第1ヒータ12の排煙ダクト、26は、ニ
ップツイスタ14のプレツイスタガイドである。
【0003】このSZ合糸用仮撚装置のニップツイスタ
14は、特開平8−27637号公報に示されるように
回転ディスク30を挟んでその両側に接圧ベルト31を
設け、回転ディスク30の両側で2本の給糸にS方向と
Z方向に撚りをかけるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転ディス
ク30を挟んで設けられる接圧ベルト31は、回転ディ
スク30に対して空気圧で押圧されるようになっている
が、糸掛け時など回転ディスク30から簡単に離れるよ
うにするのが望ましいが、回転ディスク30に接したま
まであり操作性が悪い問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、接圧ベルトの操作性を向上できる合糸用仮撚装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、回転ディスクを挟んでその両側に
接圧ベルトを設けた合糸用仮撚装置において、一対の接
圧ベルトを回転ディスクに対し同期して開閉させるため
の開閉機構と、該開閉機構を開閉操作する操作部材とを
備え、その操作部材が、手動操作により、異なる所定の
2位置になり、各位置になったとき接圧ベルトと回転デ
ィスクが夫々開いた状態と閉じた状態となるようにした
合糸用仮撚装置である。
【0007】
【0008】請求項2の発明は、操作部材が正逆回転可
能に構成され、この正逆回転運動を往復運動に変換して
接圧ベルトと回転ディスクの間が開閉される請求項1
載の合糸用仮撚装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0010】仮撚装置の全体構成は、図4で説明したと
おりである。
【0011】さて、図1において、30は回転ディスク
で、その回転軸32が軸受33にて固定フレーム34に
固定される。なお28は、回転ディスク30を駆動する
モータである。
【0012】この回転ディスク30の外周部の両側部に
は、それぞれゴム製の摩擦リング部35が形成され、そ
の糸掛け時の糸導入側の回転ディスク30の外周を覆
う、断面がV字状で円弧状のカバー36が、固定フレー
ム34に設けられる。
【0013】この回転ディスク30の摩擦リング部35
を挟んで、その両側に接圧ベルト31が設けられる。
【0014】接圧ベルト31は、駆動ローラ37と従動
ローラ38間にベルト39が掛け渡されて構成され、そ
のベルト39が回転ディスク30の摩擦リング部35と
接して、その間の給糸Yに、それぞれSとZ方向の撚り
を掛けるようになっている。
【0015】この接圧ベルト31を図2,図3により詳
しく説明する。
【0016】固定枠40には、接圧ベルト31の基台4
1が取り付けられ、その基台41に一組の旋回体42が
揺動可能に設けられる。旋回体42は、筒部43とその
筒部43の先端に一体に設けられたアーム部44とから
なり、その筒部43内に、駆動ローラ37の軸45が回
転自在に支承されると共に、その軸45が基台41から
突出され、その突出した軸45に、図1に示した駆動ベ
ルト46に接して回転するためのローラ47が形成され
る。このローラ47は、図では省略したが、S側とZ側
でその位置が相違し、図1に示した2段の駆動ベルト4
6にそれぞれ接して、駆動ローラ37を互いに逆方向に
回転するようになっている。
【0017】このアーム部44には、支持枠48が形成
されると共にその支持枠48に支持軸49が設けられ、
その支持枠48に、従動ローラ38を回転自在に支持す
る可動体50が、支持軸49を嵌挿して摺動自在に設け
られ、かつスプリング51にて駆動ローラ37から離れ
る方向に付勢される。また、アーム部44には、ロック
レバー52が設けられ、そのロックレバー52を図2で
見て時計方向に回動することで、スプリング51に抗し
て可動体50を移動して従動ローラ38を駆動ローラ3
7側に近づけてローラ37,38間に掛け渡したベルト
39を緩めて適宜交換できるようになっている。
【0018】基台41内には、旋回体42の筒部43を
回転させてアーム部44を揺動させることにより、それ
ぞれ回転ディスク30にベルト39を押圧してその接圧
を調整するエアシリンダ(図示せず)が設けられると共
にそのエアシリンダによる回転方向に対して筒部43を
常時反対方向に付勢するスプリング(図示せず)が設け
られる。基台41には、筒部43を旋回するエアシリン
ダに圧気を供給するエア供給口53が設けられる。
【0019】基台41には、基台41に設けた接圧ベル
ト31を手動操作により強制的に開閉するための開閉機
構54が設けられる。
【0020】この開閉機構54を説明する。
【0021】基台41には、手動操作するための開閉用
レバー軸55が正逆転可能に設けられ、その開閉用レバ
ー軸55に、そのレバー軸55を回転する握り部材56
が設けられる。開閉用レバー軸55には、ピン57が設
けられ、その開閉用レバー軸55にカム部材58が嵌合
され、そのカム部材58の筒部59にピン57と接する
カム面60が形成され、そのカム部材58に、カム面6
0がピン57に常時接するように付勢するコイルスプリ
ング61が設けられる。
【0022】カム部材58には、駆動ローラ37,37
間に延びるプレート部62が形成され、そのプレート部
62の先端に押圧ピン部62aが形成される。
【0023】旋回体42の筒部43の外周には、押圧ピ
ン部62aと当接する突起部63が形成される。またプ
レート部62は、図3(b)に示すように基台41に設
けたガイド溝プレート64に係合し、プレート部62を
回転させずに往復直線動のみするように規制されるよう
になっている。
【0024】握り部材56には、その回転位置を示すマ
ーク65が設けられる。
【0025】次に本発明の作用を述べる。
【0026】糸掛け前には、上述のようにプレツイスタ
ガイド26の回動により2本のフィラメント糸Yが、そ
れぞれ回転ディスク30と接圧ベルト31間に挿入され
糸掛けが行われるが、この際、カバー36の糸導入部が
V字状に形成されるため、SとZ撚を付与する糸Yを簡
単により分けできる。
【0027】この糸掛けや或いは、接圧ベルト31の交
換時など、開閉機構54にて、すなわち、開閉用レバー
軸55の握り部材56を回転することで、従動ローラ3
8,38同士を同時に、図3(b)に示すように互いに
離れるようにすることができる。
【0028】すなわち、握り部材56を、例えば180
度回転すると、その開閉用レバー軸55のピン57が周
方向に移動し、カム面60にてカム部材58の筒部59
が、コイルスプリング61の力により押し下げられ、プ
レート部62がガイド溝プレート64に案内されて下が
り、その先端の押圧ピン部62aが、旋回体42の筒部
43の突起部63を押し下げることで旋回体42を互い
に開くように揺動した状態とすることができる。
【0029】このように、回転ディスク30から接圧ベ
ルト31を離した状態にすることで糸掛けなどの操作が
向上し、またこの状態で、ロックレバー52を回動して
ベルト39を簡単に交換することができる。
【0030】また、上記のようにマーク65が180°
異なる所定の2位置となったとき、ディスク30とベル
ト31との間が開いた状態と閉じた状態とになるように
されていると、より操作し易い。
【0031】また、回転ディスク30と接圧ベルト31
とで2本の給糸Yに、それぞれSとZ方向に撚りが掛け
られ、糸張力制御システム15で、SとZの撚糸の張力
が、それぞれ検出され、これに基いて基台41内のエア
シリンダの空気圧が調整されて接圧ベルト31と回転デ
ィスク30との接圧が制御され、SとZ側の張力が調整
された後、合糸される。
【0032】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、回転ディ
スクの両側にそれぞれ設けた接圧ベルトを同期して開閉
できることでその操作性が良好となる。また、2本の糸
への撚り付与を同時に開始することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図である。
【図2】図1における接圧ベルトの側面図である。
【図3】(a)は図2の正面図であり、(b)は図3
(a)の部分平面図である。
【図4】SZ合糸用仮撚装置の全体図である。
【符号の説明】
30 回転ディスク 31 接圧ベルト 41 基台 54 開閉機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ディスクを挟んでその両側に接圧ベ
    ルトを設けた合糸用仮撚装置において、一対の接圧ベル
    トを回転ディスクに対し同期して開閉させるための開閉
    機構と、該開閉機構を開閉操作する操作部材とを備え、
    その操作部材が、手動操作により、異なる所定の2位置
    になり、各位置になったとき接圧ベルトと回転ディスク
    が夫々開いた状態と閉じた状態となるようにしたことを
    特徴とする合糸用仮撚装置。
  2. 【請求項2】 操作部材が正逆回転可能に構成され、こ
    の正逆回転運動を往復運動に変換して接圧ベルトと回転
    ディスクの間が開閉される請求項1記載の合糸用仮撚装
    置。
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