JP3358278B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JP3358278B2 JP3358278B2 JP05733094A JP5733094A JP3358278B2 JP 3358278 B2 JP3358278 B2 JP 3358278B2 JP 05733094 A JP05733094 A JP 05733094A JP 5733094 A JP5733094 A JP 5733094A JP 3358278 B2 JP3358278 B2 JP 3358278B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、再生された映像信号を
メモリに記憶し、読みだすことで映像信号の時間軸補正
やスロー再生等の特殊再生を行う磁気記録再生装置に関
するものである。
メモリに記憶し、読みだすことで映像信号の時間軸補正
やスロー再生等の特殊再生を行う磁気記録再生装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、家庭用や業務用において、カラー
映像信号を磁気テープに記録し再生する磁気記録再生装
置として、ＶＨＳ（登録商標）方式やＳ−ＶＨＳ（登録
商標）方式などのビデオテープレコーダーが広く使用さ
れている。これらの方式のビデオテープレコーダーに
は、再生映像信号のジッターを改善し、外部の基準信号
に同期をとるためにメモリを利用した時間軸補正回路を
備えたものや、又、スロー再生等の特殊再生を行うため
にメモリ回路を備えたものがある。
映像信号を磁気テープに記録し再生する磁気記録再生装
置として、ＶＨＳ（登録商標）方式やＳ−ＶＨＳ（登録
商標）方式などのビデオテープレコーダーが広く使用さ
れている。これらの方式のビデオテープレコーダーに
は、再生映像信号のジッターを改善し、外部の基準信号
に同期をとるためにメモリを利用した時間軸補正回路を
備えたものや、又、スロー再生等の特殊再生を行うため
にメモリ回路を備えたものがある。
【０００３】以下、従来の磁気記録再生装置について、
図面を参照しながら説明する。図３は、従来の磁気記録
再生装置の要部のブロック図である。図３において、１
は、再生され、ＦＭ復調された再生ビデオ信号が入力さ
れる再生ビデオ信号入力端子であり、２は再生ビデオ信
号から垂直同期信号を分離する垂直同期分離回路であ
り、３は垂直同期分離回路２の出力から、メモリの書き
込み基準を生成する書き込み基準生成回路であり、４は
再生ビデオ信号を記憶し読み出すメモリ回路であり、１
４はメモリ回路４から読み出されるビデオ信号を出力す
るビデオ信号出力端子である。
図面を参照しながら説明する。図３は、従来の磁気記録
再生装置の要部のブロック図である。図３において、１
は、再生され、ＦＭ復調された再生ビデオ信号が入力さ
れる再生ビデオ信号入力端子であり、２は再生ビデオ信
号から垂直同期信号を分離する垂直同期分離回路であ
り、３は垂直同期分離回路２の出力から、メモリの書き
込み基準を生成する書き込み基準生成回路であり、４は
再生ビデオ信号を記憶し読み出すメモリ回路であり、１
４はメモリ回路４から読み出されるビデオ信号を出力す
るビデオ信号出力端子である。
【０００４】次に、図３に示す従来の磁気記録再生装置
の動作について説明する。磁気テープ等の記録媒体から
再生されるＦＭ変調された高周波ビデオ信号（以下ＲＦ
ビデオ信号と呼ぶ）は、ＦＭ復調され、再生ビデオ信号
として、再生ビデオ信号入力端子１に入力される。入力
された再生ビデオ信号は、垂直同期分離回路２とメモリ
回路４に入力される。再生ビデオ信号から、垂直同期分
離回路２により、垂直同期信号が分離され、さらに、書
き込み基準生成回路３により、メモリ回路４への書き込
み基準信号が出力される。メモリ回路４は、書き込み基
準生成回路３からの書き込み基準信号により、入力され
た再生ビデオ信号をメモリに書き込む。そして、メモリ
回路４は記憶された再生ビデオ信号を予め設定された読
み出しタイミングで読み出し、ビデオ信号出力端子１４
に出力する。
の動作について説明する。磁気テープ等の記録媒体から
再生されるＦＭ変調された高周波ビデオ信号（以下ＲＦ
ビデオ信号と呼ぶ）は、ＦＭ復調され、再生ビデオ信号
として、再生ビデオ信号入力端子１に入力される。入力
された再生ビデオ信号は、垂直同期分離回路２とメモリ
回路４に入力される。再生ビデオ信号から、垂直同期分
離回路２により、垂直同期信号が分離され、さらに、書
き込み基準生成回路３により、メモリ回路４への書き込
み基準信号が出力される。メモリ回路４は、書き込み基
準生成回路３からの書き込み基準信号により、入力され
た再生ビデオ信号をメモリに書き込む。そして、メモリ
回路４は記憶された再生ビデオ信号を予め設定された読
み出しタイミングで読み出し、ビデオ信号出力端子１４
に出力する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の磁気記録再生装置では、磁気テープ等の記録媒体
の損傷や減磁により、ＲＦビデオ信号の欠落（以下ドロ
ップアウトと呼ぶ）が垂直同期信号部分に有ると、垂直
同期信号が再生されないために正確な書き込み基準信号
が得られない。このために、メモリ回路４に書き込まれ
る再生ビデオ信号は、時間軸方向の位置ズレを起こす。
それによって、メモリ回路４より読み出されたビデオ信
号は、テレビ画面上で垂直方向の位置ズレとなって非常
に見苦しくなり、映像の品位を低下させると言う問題が
あった。
従来の磁気記録再生装置では、磁気テープ等の記録媒体
の損傷や減磁により、ＲＦビデオ信号の欠落（以下ドロ
ップアウトと呼ぶ）が垂直同期信号部分に有ると、垂直
同期信号が再生されないために正確な書き込み基準信号
が得られない。このために、メモリ回路４に書き込まれ
る再生ビデオ信号は、時間軸方向の位置ズレを起こす。
それによって、メモリ回路４より読み出されたビデオ信
号は、テレビ画面上で垂直方向の位置ズレとなって非常
に見苦しくなり、映像の品位を低下させると言う問題が
あった。
【０００６】本発明は上記の問題を解決するもので、磁
気テープ等の記録媒体の損傷や減磁により垂直同期信号
部分にドロップアウトが有っても、テレビ画面上で垂直
方向の位置ズレの生じることのない高品位の映像を得る
ことができる磁気記録再生装置を提供することを目的と
する。
気テープ等の記録媒体の損傷や減磁により垂直同期信号
部分にドロップアウトが有っても、テレビ画面上で垂直
方向の位置ズレの生じることのない高品位の映像を得る
ことができる磁気記録再生装置を提供することを目的と
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、再生ビデオ信号から垂直同期信号を分離す
る垂直同期分離手段と、前記再生ビデオ信号を記憶し読
み出すメモリ手段と、前記垂直同期分離手段の出力信号
から一定時間遅れた位置に前記メモリ手段への書き込み
基準を示す信号を生成する第１の書き込み基準生成手段
と、前記再生ビデオ信号から垂直同期信号に対応した疑
似垂直同期信号を生成する疑似垂直同期信号生成手段
と、前記疑似垂直同期信号生成手段の出力信号から一定
時間遅れた位置に前記メモリ手段への書き込み基準を示
す信号を生成する第２の書き込み基準生成手段と、前記
第１の書き込み基準生成手段の出力と前記第２の書き込
み基準生成手段の出力とを切り換え前記メモリ手段に出
力する切換手段と、高周波ビデオ信号の垂直同期信号に
対応する部分の欠落を判別しその判別結果に応じて前記
切換手段を制御する判別手段とを備え、前記判別手段
が、記録媒体から高周波ビデオ信号を再生するヘッドを
フィールド毎に切り換えるヘッド切換信号を入力し、そ
の変化点から一定期間遅延させた位置にウインドウ信号
を出力するウィンドウ発生手段と、高周波ビデオ信号の
欠落を検出する欠落検出手段と、前記ウィンドウ信号の
期間だけ前記欠落検出手段の出力信号を通過させるゲー
ト手段とを含み、前記ゲート手段の出力信号で切換手段
を制御することを特徴とするものである。
するために、再生ビデオ信号から垂直同期信号を分離す
る垂直同期分離手段と、前記再生ビデオ信号を記憶し読
み出すメモリ手段と、前記垂直同期分離手段の出力信号
から一定時間遅れた位置に前記メモリ手段への書き込み
基準を示す信号を生成する第１の書き込み基準生成手段
と、前記再生ビデオ信号から垂直同期信号に対応した疑
似垂直同期信号を生成する疑似垂直同期信号生成手段
と、前記疑似垂直同期信号生成手段の出力信号から一定
時間遅れた位置に前記メモリ手段への書き込み基準を示
す信号を生成する第２の書き込み基準生成手段と、前記
第１の書き込み基準生成手段の出力と前記第２の書き込
み基準生成手段の出力とを切り換え前記メモリ手段に出
力する切換手段と、高周波ビデオ信号の垂直同期信号に
対応する部分の欠落を判別しその判別結果に応じて前記
切換手段を制御する判別手段とを備え、前記判別手段
が、記録媒体から高周波ビデオ信号を再生するヘッドを
フィールド毎に切り換えるヘッド切換信号を入力し、そ
の変化点から一定期間遅延させた位置にウインドウ信号
を出力するウィンドウ発生手段と、高周波ビデオ信号の
欠落を検出する欠落検出手段と、前記ウィンドウ信号の
期間だけ前記欠落検出手段の出力信号を通過させるゲー
ト手段とを含み、前記ゲート手段の出力信号で切換手段
を制御することを特徴とするものである。
【０００８】
【０００９】
【作用】上記構成の磁気記録再生装置は、判別手段によ
り、高周波ビデオ信号の垂直同期信号に対応する部分の
欠落を判別し、その結果に応じて、第１の書き込み基準
生成手段の出力と第２の書き込み基準生成手段の出力と
を切り換えることによって、垂直同期信号が欠落しても
安定した書き込み基準信号を得ることができるので、ビ
デオ信号を、時間軸方向の位置ズレなくメモリ回路に書
き込むことができる。
り、高周波ビデオ信号の垂直同期信号に対応する部分の
欠落を判別し、その結果に応じて、第１の書き込み基準
生成手段の出力と第２の書き込み基準生成手段の出力と
を切り換えることによって、垂直同期信号が欠落しても
安定した書き込み基準信号を得ることができるので、ビ
デオ信号を、時間軸方向の位置ズレなくメモリ回路に書
き込むことができる。
【００１０】
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【００１２】図１は、本発明の一実施例における磁気記
録再生装置の要部ブロック図である。図１において、１
は再生ビデオ信号入力端子であり、２は再生ビデオ信号
から垂直同期信号を分離する垂直同期分離回路であり、
３は垂直同期分離回路２の出力から、メモリの書き込み
基準を生成する書き込み基準生成回路であり、４は再生
ビデオ信号を記憶し読み出すメモリ回路であり、５は切
換器、６は再生ビデオ信号の垂直同期信号に対応した疑
似垂直同期信号を生成するフライホイール発振回路、７
はフライホイール発振回路６の出力から、メモリの書き
込み基準を生成する書き込み基準生成回路である。
録再生装置の要部ブロック図である。図１において、１
は再生ビデオ信号入力端子であり、２は再生ビデオ信号
から垂直同期信号を分離する垂直同期分離回路であり、
３は垂直同期分離回路２の出力から、メモリの書き込み
基準を生成する書き込み基準生成回路であり、４は再生
ビデオ信号を記憶し読み出すメモリ回路であり、５は切
換器、６は再生ビデオ信号の垂直同期信号に対応した疑
似垂直同期信号を生成するフライホイール発振回路、７
はフライホイール発振回路６の出力から、メモリの書き
込み基準を生成する書き込み基準生成回路である。
【００１３】８はＲＦビデオ信号を再生する２個のビデ
オヘッドをフィールド毎に切り換えるヘッド切換信号を
入力するヘッド切換信号入力端子、９はＲＦビデオ信号
が入力されるＲＦビデオ信号入力端子、１０はヘッド切
換信号からウインドウ信号を作るウィンドウ発生回路、
１１はＲＦビデオ信号のドロップアウトを検出するドロ
ップアウト検出回路、１２はウィンドウ発生回路１０か
ら出力されるウインドウ信号期間だけドロップアウト検
出回路の出力を通過させるゲート回路、１３はゲート回
路１２の出力に応じ、書き込み基準信号の期間を含む一
定期間切換器５を切り換える判別回路、１４はメモリ回
路４から読み出されるビデオ信号を出力するビデオ信号
出力端子である。
オヘッドをフィールド毎に切り換えるヘッド切換信号を
入力するヘッド切換信号入力端子、９はＲＦビデオ信号
が入力されるＲＦビデオ信号入力端子、１０はヘッド切
換信号からウインドウ信号を作るウィンドウ発生回路、
１１はＲＦビデオ信号のドロップアウトを検出するドロ
ップアウト検出回路、１２はウィンドウ発生回路１０か
ら出力されるウインドウ信号期間だけドロップアウト検
出回路の出力を通過させるゲート回路、１３はゲート回
路１２の出力に応じ、書き込み基準信号の期間を含む一
定期間切換器５を切り換える判別回路、１４はメモリ回
路４から読み出されるビデオ信号を出力するビデオ信号
出力端子である。
【００１４】以上のように構成された本実施例の磁気記
録再生装置の動作を、図２に示す波形図を用いて説明す
る。
録再生装置の動作を、図２に示す波形図を用いて説明す
る。
【００１５】図２は、図１の要部の波形図で、（ａ）〜
（ｊ）の波形は図１のそれぞれの信号（ａ）〜（ｊ）に
対応している。
（ｊ）の波形は図１のそれぞれの信号（ａ）〜（ｊ）に
対応している。
【００１６】まず、垂直同期分離回路２で再生ビデオ信
号（ｂ）より垂直同期信号を分離し、それを基に書き込
み基準生成回路３で書き込み基準信号（ｃ）を生成して
切換器５に出力する。又、フライホイール発振回路６
で、再生ビデオ信号の垂直同期信号を基準として水平同
期信号を１フィールド分カウントすることで疑似垂直同
期信号を生成し、それを基に書き込み基準生成回路７で
書き込み基準信号（ｄ）を生成して切換器５に出力す
る。ここで、上記水平同期信号は、再生ビデオ信号の水
平同期信号を基に、別のフライホイール発信回路（図示
せず）を用いて作られたものを使用することにより、ド
ロップアウトで水平同期信号が欠落することによる影響
をなくすことが出来る。
号（ｂ）より垂直同期信号を分離し、それを基に書き込
み基準生成回路３で書き込み基準信号（ｃ）を生成して
切換器５に出力する。又、フライホイール発振回路６
で、再生ビデオ信号の垂直同期信号を基準として水平同
期信号を１フィールド分カウントすることで疑似垂直同
期信号を生成し、それを基に書き込み基準生成回路７で
書き込み基準信号（ｄ）を生成して切換器５に出力す
る。ここで、上記水平同期信号は、再生ビデオ信号の水
平同期信号を基に、別のフライホイール発信回路（図示
せず）を用いて作られたものを使用することにより、ド
ロップアウトで水平同期信号が欠落することによる影響
をなくすことが出来る。
【００１７】書き込み基準生成回路３より出力される書
き込み基準信号（ｃ）は、図２の波形（ａ）に示すよう
に、ＲＦビデオ信号の垂直同期信号部分のドロップアウ
トが有ると、その部分では、波形（ｂ）に示すように再
生ビデオ信号の垂直同期信号も欠落してしまうために、
垂直同期信号を分離出来ず、そのため、波形（ｃ）に示
すように書き込み基準信号を出力することが出来ない。
一方、書き込み基準生成回路７より出力される書き込み
基準信号（ｄ）は、波形（ｂ）に示すように垂直同期信
号の欠落があっても、１つ前の垂直同期信号から水平同
期信号を１フィールド分カウントすることで疑似垂直同
期信号を生成しているため、垂直同期信号の欠落に影響
されずに、書き込み基準信号（ｄ）を出力することがで
きる。
き込み基準信号（ｃ）は、図２の波形（ａ）に示すよう
に、ＲＦビデオ信号の垂直同期信号部分のドロップアウ
トが有ると、その部分では、波形（ｂ）に示すように再
生ビデオ信号の垂直同期信号も欠落してしまうために、
垂直同期信号を分離出来ず、そのため、波形（ｃ）に示
すように書き込み基準信号を出力することが出来ない。
一方、書き込み基準生成回路７より出力される書き込み
基準信号（ｄ）は、波形（ｂ）に示すように垂直同期信
号の欠落があっても、１つ前の垂直同期信号から水平同
期信号を１フィールド分カウントすることで疑似垂直同
期信号を生成しているため、垂直同期信号の欠落に影響
されずに、書き込み基準信号（ｄ）を出力することがで
きる。
【００１８】つぎに、垂直同期信号の欠落を判別する部
分の動作を説明する。まず、ウィンドウ発生回路１０で
ヘッド切換信号の変化点から一定期間遅延させて、再生
ビデオ信号の垂直同期信号の期間をカバーするパルス状
のウインドウ信号（ｈ）を出力する。このウインドウ信
号（ｈ）で、ドロップアウト検出回路１１で検出された
ドロップアウト検出信号（ｇ）をゲート回路１２でゲー
トすることにより、波形（ｈ）に示したように垂直同期
信号部分のドロップアウトのみを検出し、判別回路１３
に出力する。そして、判別回路１３は、図２の波形
（ｉ）に示したように、切換器５をゲート回路１２の出
力信号（ｈ）の終わりから書き込み基準信号を含む一定
期間（イ）側に切り換えて、書き込み基準生成回路７の
書き込み基準信号（ｊ）をメモリ回路４に出力する。一
方、垂直同期信号部分にドロップアウトがない場合は、
判別回路１３は切換器５を（ロ）側に切り換える。切換
器５により切り換えられた書き込み基準信号（ｊ）は、
メモリ回路４に入力され、メモリ回路４はビデオ信号を
安定して記憶する。
分の動作を説明する。まず、ウィンドウ発生回路１０で
ヘッド切換信号の変化点から一定期間遅延させて、再生
ビデオ信号の垂直同期信号の期間をカバーするパルス状
のウインドウ信号（ｈ）を出力する。このウインドウ信
号（ｈ）で、ドロップアウト検出回路１１で検出された
ドロップアウト検出信号（ｇ）をゲート回路１２でゲー
トすることにより、波形（ｈ）に示したように垂直同期
信号部分のドロップアウトのみを検出し、判別回路１３
に出力する。そして、判別回路１３は、図２の波形
（ｉ）に示したように、切換器５をゲート回路１２の出
力信号（ｈ）の終わりから書き込み基準信号を含む一定
期間（イ）側に切り換えて、書き込み基準生成回路７の
書き込み基準信号（ｊ）をメモリ回路４に出力する。一
方、垂直同期信号部分にドロップアウトがない場合は、
判別回路１３は切換器５を（ロ）側に切り換える。切換
器５により切り換えられた書き込み基準信号（ｊ）は、
メモリ回路４に入力され、メモリ回路４はビデオ信号を
安定して記憶する。
【００１９】以上のように、本実施例の磁気記録再生装
置によれば、垂直同期信号部分にドロップアウトが発生
しても、時間軸のズレを生ずることなく、ビデオ信号を
メモリ回路に書き込むことが出来るため、テレビ画面上
での垂直方向の位置ズレを防止することが出来るという
効果が得られる。
置によれば、垂直同期信号部分にドロップアウトが発生
しても、時間軸のズレを生ずることなく、ビデオ信号を
メモリ回路に書き込むことが出来るため、テレビ画面上
での垂直方向の位置ズレを防止することが出来るという
効果が得られる。
【００２０】ここで、なぜ切換器５で書き込み基準信号
を切り換える必要があるかについて説明しておく。フラ
イホイール発振回路６は再生スピードが変化したときの
応答が遅い。そのため、記録時と同じ速度で再生する通
常再生時は、切換器５は常時（イ）側にしていても不都
合はないが、記録時と異なる速度で再生する特殊再生時
は、常時（イ）側にしておくとスピードが変化したとき
に動作が不安定になる。そのため、特に特殊再生時は、
垂直同期信号がドロップアウトで欠落した時のみ（イ）
側に切り換え、それ以外は（ロ）側にしておく必要があ
るのである。
を切り換える必要があるかについて説明しておく。フラ
イホイール発振回路６は再生スピードが変化したときの
応答が遅い。そのため、記録時と同じ速度で再生する通
常再生時は、切換器５は常時（イ）側にしていても不都
合はないが、記録時と異なる速度で再生する特殊再生時
は、常時（イ）側にしておくとスピードが変化したとき
に動作が不安定になる。そのため、特に特殊再生時は、
垂直同期信号がドロップアウトで欠落した時のみ（イ）
側に切り換え、それ以外は（ロ）側にしておく必要があ
るのである。
【００２１】なお、疑似垂直同期信号を生成する手段と
して再生ビデオ信号を利用したフライホイール発振回路
を用いているが、ヘッド切換信号を利用し、ヘッド切換
信号の変化点から所定期間遅延させた位置に疑似垂直同
期信号を生成してもよい。
して再生ビデオ信号を利用したフライホイール発振回路
を用いているが、ヘッド切換信号を利用し、ヘッド切換
信号の変化点から所定期間遅延させた位置に疑似垂直同
期信号を生成してもよい。
【００２２】また、ウインドウ発生回路１０はヘッド切
換信号を利用しているが、疑似垂直同期信号を利用し、
疑似垂直同期信号から一定期間遅延させた位置にウイン
ドウ信号を生成してもよい。
換信号を利用しているが、疑似垂直同期信号を利用し、
疑似垂直同期信号から一定期間遅延させた位置にウイン
ドウ信号を生成してもよい。
【００２３】また、以上の実施例では、本発明を垂直同
期信号について実施したものであるが、水平同期信号に
ついても容易に適用できる。その場合は、水平同期信号
が欠落してもテレビ画面上での水平方向の位置ズレを防
止することが出来る。
期信号について実施したものであるが、水平同期信号に
ついても容易に適用できる。その場合は、水平同期信号
が欠落してもテレビ画面上での水平方向の位置ズレを防
止することが出来る。
【００２４】また、以上の実施例の各回路は、ハードウ
エアによる回路に限定されず、デジタルシグナルプロセ
ッサ等のソフトウエア手段を含む手段を用いてもよい。
エアによる回路に限定されず、デジタルシグナルプロセ
ッサ等のソフトウエア手段を含む手段を用いてもよい。
【００２５】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の磁気記録再生装置によれば、垂直同期信号に対応する
部分の欠落を判別し、書き込み基準を示す信号を切り換
えることにより、磁気テープ等の記録媒体の損傷や減磁
により垂直同期信号部分に欠落が有っても、テレビ画面
上で垂直方向の位置ズレの生じることのない高品位の映
像を得ることができるという効果が得られる。
の磁気記録再生装置によれば、垂直同期信号に対応する
部分の欠落を判別し、書き込み基準を示す信号を切り換
えることにより、磁気テープ等の記録媒体の損傷や減磁
により垂直同期信号部分に欠落が有っても、テレビ画面
上で垂直方向の位置ズレの生じることのない高品位の映
像を得ることができるという効果が得られる。
【００２６】
【図１】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
要部のブロック図
要部のブロック図
【図２】図１の要部の波形図
【図３】従来の磁気記録再生装置の要部のブロック図
１ 再生ビデオ信号入力端子 ２ 垂直同期分離回路 ３ 書き込み基準生成回路 ４ メモリ回路 ５ 切換器 ６ フライホイール発振回路 ７ 書き込み基準生成回路 ８ ヘッド切換信号入力端子 ９ ＲＦビデオ信号入力端子 １０ ウィンドウ発生回路 １１ ドロップアウト検出回路 １２ ゲート回路 １３ 判別回路 １４ ビデオ信号出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 9/79 - 9/898
Claims (3)
- 【請求項１】 再生された高周波ビデオ信号をＦＭ復調
して得られる再生ビデオ信号から垂直同期信号を分離す
る垂直同期分離手段と、前記再生ビデオ信号を記憶し読
み出すメモリ手段と、前記垂直同期分離手段の出力信号
から一定時間遅れた位置に前記メモリ手段への書き込み
基準を示す信号を生成する第１の書き込み基準生成手段
と、前記再生ビデオ信号から垂直同期信号に対応した疑
似垂直同期信号を生成する疑似垂直同期信号生成手段
と、前記疑似垂直同期信号生成手段の出力信号から一定
時間遅れた位置に前記メモリ手段への書き込み基準を示
す信号を生成する第２の書き込み基準生成手段と、前記
第１の書き込み基準生成手段の出力と前記第２の書き込
み基準生成手段の出力とを切り換え前記メモリ手段に出
力する切換手段と、前記高周波ビデオ信号の垂直同期信
号に対応する部分の欠落を判別しその判別結果に応じて
前記切換手段を制御する判別手段とを備え、前記判別手
段が、記録媒体から高周波ビデオ信号を再生するヘッド
をフィールド毎に切り換えるヘッド切換信号を入力し、
その変化点から一定期間遅延させた位置にウインドウ信
号を出力するウィンドウ発生手段と、高周波ビデオ信号
の欠落を検出する欠落検出手段と、前記ウィンドウ信号
の期間だけ前記欠落検出手段の出力信号を通過させるゲ
ート手段とを含み、前記ゲート手段の出力信号で切換手
段を制御することを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項２】 疑似垂直同期信号生成手段が、再生ビデ
オ信号から分離された垂直同期信号を基準として、再生
ビデオ信号から分離された水平同期信号を１フィールド
分カウントすることにより疑似垂直同期信号を生成する
ことを特徴とする請求項１に記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項３】 疑似垂直同期信号生成手段が、前記ヘッ
ド切換信号の変化点から所定期間遅延させた位置に疑似
垂直同期信号を生成することを特徴とする請求項１に記
載の磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05733094A JP3358278B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05733094A JP3358278B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 磁気記録再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07274119A JPH07274119A (ja) | 1995-10-20 |
| JP3358278B2 true JP3358278B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=13052569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05733094A Expired - Fee Related JP3358278B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3358278B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP05733094A patent/JP3358278B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07274119A (ja) | 1995-10-20 |
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