JP3358063B2 - 感光材料用処理剤収納容器 - Google Patents

感光材料用処理剤収納容器

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JP3358063B2
JP3358063B2 JP2001388683A JP2001388683A JP3358063B2 JP 3358063 B2 JP3358063 B2 JP 3358063B2 JP 2001388683 A JP2001388683 A JP 2001388683A JP 2001388683 A JP2001388683 A JP 2001388683A JP 3358063 B2 JP3358063 B2 JP 3358063B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハロゲン化銀写真感
光材料を処理する処理液成分の補充をするための写真処
理剤用収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでのハロゲン化銀写真感光材料を
処理する自動現像機の処理剤は、写真処理に際して良好
な性能を発揮するように各種成分からなっており、これ
らの成分は互いに接触した状態に置かれると、長い間に
は、不慮の反応を起こす恐れがあるため、一般には1〜
2種以上のパーツ剤に分けてキット化させており、使用
時にこれらを一定量の水で溶解して、それぞれの処理槽
にそそぎ、使用している。キット化されたパーツ剤は、
ビン、袋などの容器に入れられ、これらをまとめて段ボ
ール箱などに収納し、1単位として市販されている。こ
れらパーツ剤はいずれも各成分を調合する必要があるた
め、まず間違いのない調合のための量、内容の確認、吟
味が必要である。また、容器を用いて水に溶解させる作
業も多分に熟練を要するものであり、その作業は面倒な
ことである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は処
理槽に処理剤を投入する場合はいずれも前記の如き各パ
ーツ剤を間違わずに調合し、溶解させ、投入することは
多分に熟練を必要とし、人手を要するものであった。こ
のため業界としては、熟練もさほど必要とせず、また人
手不足の点より、作業時間にあまり人手のかからぬ、し
かも間違いの起こらぬ処理剤の出現が望まれているとこ
ろであった。本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あって、即ち、これまで粉末または結晶状の処理剤を分
封またはパーツ剤としていたため調合を必要としたが、
単一の固形処理剤として作成し、これを固形写真処理用
収納容器に収納することにより、達成できる。
【0004】しかるに、上記容器の問題点として、固形
処理剤が処理機にスムーズに落下しにくいということが
あげられた。
【0005】考えられる原因としては、前記収納容器を
処理機内に固定配置した場合、処理機内が高湿度下の状
況である為、固形処理剤が互いにくっついてしまい、結
果的に所望量の処理剤を投下しにくいという事が考えら
れる。
【0006】又、他の問題としては、最近では処理剤を
錠剤のように固形化した処理剤が開発されているが、こ
のような処理剤においても、上記の様な状況下において
は、個々の処理剤が互いにくっついてしまい、スムーズ
に処理機内へ投入できなくなるという問題と、前記固体
処理剤が落下途中で粉砕して粉が生じた場合、やはり収
容容器との接触抵抗が大きくなるために、スムーズに落
下しにくくなったり、処理剤側の受入れ口のパッキン等
に粉砕した粉状の処理剤が付着して、処理機側の防湿機
能を低下させる問題とがある。
【0007】本発明は上記題を解決し、安定した写真
性能を得るために、固形処理剤の正規定量をスムーズに
処理機内に投入することのできる容器を提案することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は下記の発明に
より達成される。 1.固形化した感光材料用処理剤を収納し、現像処理機
内に前記感光材料用処理剤を順次排出可能な感光材料用
処理剤収納容器であって、 前記感光材料用処理剤をその
円周が外接する縦列状態で収容する分室を形成する仕切
り壁、 該分室の長手方向の一方の端部に形成され、前記
感光材料用処理剤を排出する開口部及び、 前記分室の長
手方向の他方の端部に設けられ弾性変形可能な衝撃緩和
部を有することを特徴とする感光材料用処理剤収納容
器。 2.前記仕切り壁には、前記感光材料処理剤の接触面積
を低減する突起瘤部が設けられたことを特徴とする前記
1に記載の感光材料用処理剤収納容器。 3.前記分室の内壁面には、前記感光材料処理剤の接触
面積を低減する突起条が設けられたことを特徴とする前
記1又は前記2に記載の感光材料処理剤収納容器。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【実施例】次にこの発明の固形処理剤を収納する収納容
器の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0015】図形処理剤には、粉体,顆粒,錠剤,丸薬
状のものがある。
【0016】図7はその中の錠剤型固形処理剤Jの各種
形状を示したものである。図7(A)は円形断面を有し
(コーナーにアール状の面とり(r)を施した円筒状を
なす偏平な固形処理剤Jの断面図、図7(E)は該固形
処理剤Jの斜視図である。図7(B)は円形断面で上下
面がそれぞれフラットで円周面が凸面アール(R)を有
した太鼓型をなす固形処理剤Jの断面図であり、図7
(C)は円形断面で上下面が球形をなす碁石状の固形処
理剤Jの断面図であり、図7(D)は中空穴を有するド
ーナツ型の固形処理剤Jの断面図である。図:(F)は
球形の固形処理剤、図(G)は直方体の固形処理剤を示
す。
【0017】図1は本発明に係る固形処理剤を収容する
収納容器(カートリッジ)10を示し、図1(A)は一部
破断断面図を含む平面図、図1(B)は該収納容器10の
側面図、図2は全体斜視図、図3はその一部破断斜視図
を示す。図4は収納容器10の分解断面図である。以下に
本願発明に係る固形処理剤の内、錠剤型固形処理剤を収
納した例を示す。
【0018】前記収納容器10は、複数個の錠剤型固形処
理剤Jを収納し、かつ該固形処理剤Jを排出可能にする
前方の排出開口部101Fと該排出開口部101Fに対向する
後方の開口部101Gとを有する略四角柱状の容器本体101
と、前記容器本体101の後方の開口部101Gを閉止する固
定蓋102と、前記容器本体101のフランジ部の両側のレー
ル部101Rに摺動して上下に移動し排出開口部101Fを開
閉可能にする開閉蓋103とから構成されている。
【0019】前記容器本体101の内側には、3組の突出
した仕切り壁(突出部)101Sが一体に固定されてい
て、容器本体101の内部は4つの実質的空間に仕切られ
分室101A,101B,101C,101Dを構成している。そし
て、各分室には、前記固形処理剤Jそれぞれ約10個を縦
列状態に収容することができる。すなわち第1の分室10
1Aには10個の固形処理剤J1A〜J10Aが第2の分室1
01Bには同数の固形処理剤J1Bが、以下同様にしてJ
1C,J1Dがそれぞれ収納されている。この仕切り壁
101Sは容器内部の上面から底面まで連続してなくても
よく、固形処理剤Jが各外円周を外接し縦列で収容する
ことが可能な程度の長さで仕切りがあればよい。勿論各
分室に収容される処理剤が固形でなくても結果としてほ
ぼ等量ずつ分けられる効果はある。
【0020】このような構成をとることにより各々の処
理剤がくっついて処理機内にスムーズに落下しないとい
う問題が解決できる。勿論錠剤に限らず粉体型、顆粒型
の処理剤においても互いにくっつく量は仕切りによって
所定量で規制されるため上記の効果は得られる。
【0021】しかし、容器強度の点と製造過程の組立て
の際、歪を防止し、製造効率がよい点で、少なくとも一
部分が仕切り壁101Sは上面から底面まで連続していた
方がよい。
【0022】図5は容器本体101の排出開口部101F側か
ら見た正面図である。
【0023】前記複数の仕切り壁101Sのうち、第1の
仕切り壁101S1と第3の仕切り壁101S3は、容器本体
101の内面の頂部および底部からそれぞれ突出した直立
壁面を形成し、上下方向の中央部分がなく、上下一対の
独立した突出形状をなしている。中央の仕切り壁101S
2は、容器本体101の内面の頂部から底部に至るまで連
続した直立壁面をなし、容器本体101の強度を保持する
が、排出開口部101Fから容器本体101の長手方向の中央
部付近までは、図4に示すように切り欠かれている(切
り欠き部101S2A)。上記各仕切り壁101S1,101S
2,101S3,101S4は薄肉状に形成され、弾性を有
し、かつその両壁面の一部に突起瘤部101Kを形成して
いる。この突起瘤部101Kは錠剤型固形処理剤Jの場合
外面に線接続して、固形処理剤Jの排出時の摩擦抵抗を
低減する。
【0024】上記容器本体101の各分室の底部には、突
起条101Eが突出していて、固形処理剤が錠剤型固形処
理剤Jの場合外面と点当たりで当接し固形処理剤Jの移
動を容易にするとともに、固形処理剤Jから脱落した粉
を突起条101Eの頂部から容器本体101の内壁底部の空間
に落下させる。前記固形処理剤Jから脱落した粉は、突
起条101Eから下方の溝部に溜まるから、たとえこの溝
部で粉が固着しても、前記固形処理剤Jは突起条101E
上を移動するから支障はない。この突起条101Eは2本
以上あってもよい。
【0025】容器本体101の内壁面には前記底部の突起
条101Eの他に、内面頂部の突起条101M、内面両側の突
起条101Nが形成されていて、前記固形処理剤Jが容器
本体101の内面と当接する面積を著しく低減することに
より、固形処理剤J排出時の接触抵抗を小さくでき、収
納容器10からの固形処理剤の取り出し性を安定させてい
る。
【0026】前記突起条101E,101M,101Nおよび突
起瘤部101Kは、容器本体101の長手方向ほぼ平行に形成
されている。また、突起条の設置位置は、固形処理剤J
が突起条と突起条との間に入り込まない部位に形成すべ
きであり、更に突起条の本数もできるだけ少ない方が望
ましい。前記突起条の幅は錠剤Jの直径の1/100〜1/1
0,高さは1/100〜1/10が上記の内容を満足するためには
望ましい。突起条の断面形状はほぼ半円形、台形等であ
り、固形処理剤Jの周面にくい込まないようR形状にす
るとよい。
【0027】さらに、前記容器本体101排出開口部101F
近傍には、前記排出開口部101Fの長手方向及び/又は
短手方向に突起部101Pを設けており、輸送時等に固形
処理剤から発生した固形処理剤の粉は前記突起条101P
に受けられて溜まり、次工程にいくのを防ぎ、安定した
システムを供給する。
【0028】前記突起条101Pは別部材を容器本体101に
設置してもよいが、生産性を考えると、容器本体101と
一体化成形した方が望ましい。
【0029】射出成形で容器を製作する場合、前記突起
条101Pはアンダーカットとなるが、材料としてポリエ
チレン樹脂を使用することにより、容器本体101と一体
的に製作可能である。その場合、該突起条101Pの高さ
は0.3〜2.0mmの範囲に設定することが望ましい。
【0030】今回の処理剤用収納容器10は、容器本体10
内面に突出部を設け複数の実質的空間を形成させるた
め、上のいずれの場合は、金型コアは細長の形状とな
る。そのため、射出成形時にコアの倒れが発生しにくく
し、良好な成形を得るために、連続的に形成されている
突出部に少なくとも1つの切り欠きを設けることが望ま
しい。この切り欠き部分では金型では金型コアが連結化
されるため、強度を増加できる。よって、容器に連続的
に形成されている突出部に少なくとも1つの切り欠きを
設けることにより複数の実質的空間を形成し、かつコア
の倒れが発生しにくい良好な成形を得るための容器を提
供することができる。
【0031】前記排出開口部101Fのフランジ部の外側
両側面には、レール部101Rが形成されていて、開閉蓋
(シャッタ)103の両側面に形成された溝部103Aに嵌合
し、摺動可能になっている。また、開閉蓋103の下部両
端に突出した突起部103Bは、自動現像機の固形処理剤
補給手段の開閉規制部材に係合してスライド蓋103の自
動閉止するのに使用される。
【0032】前記固定蓋102の背面102Aは、収納容器装
填手段のバネ性を有する押圧部材によって加圧されて、
収納容器101は供給手段の基準面に圧着される。または
板バネが収納容器101のガイドピン101Qを押圧すること
により、収納容器101を基準面に圧着する。また、上記
固定蓋102の背面102Aには、複数の識別突起部102Bが
一体に形成されていて、異なる固形処理剤を収容した他
の収納容器101の誤装填を防止している。
【0033】また、前記固定蓋102の背面102Aの内側に
は、緩衝効果のある術撃緩和部材クッション片102Cが
一体に形成されていて、収納容器101の輸送または保管
時における揺動・衝撃に対し、内包された固形処理剤J
が破壊されるのを防いでいる。該術撃緩和部材103Cは
固形処理剤と接触する部分はR状にして、固形処理剤と
の接触を緩和することが望ましい。この構成により錠剤
型固形処理剤Jから生じた粉をクリーニングする機構を
設ける必要がない。
【0034】図6は衝撃緩和部材102C近傍の断面図で
ある。
【0035】前記衝撃緩和部材102Cは図6(A)のよ
うな形状があげられるが、固形処理剤Jの製造寸法のバ
ラツキ、固形処理剤Jの吸水による寸法変化、収納容器
10の成形バラツキ、収納容器10の環境温度による寸法変
化(高温下での膨張、低温下での収縮)、収納容器10の
組み立てバラツキ等を考慮すると緩和できる領域が広い
ことが必要であり、図の形状が望ましい。
【0036】 実施例 各空間に10錠の錠剤を、全長308mmの容器にいれた場合 錠剤型固形処理剤の製造寸法のバラツキ :0.2mm/錠×10錠=2mm 錠剤型固形処理剤の吸水による寸法変化 :2mm/10錠 錠剤型固形処理剤収納容器の成形バラツキ :0.8mm 錠剤型固形処理剤収納容器の環境温度による寸法変化 :2mm (−20℃〜50℃) 収納容器の組み立てバラツキ :0.5mm が考えられ、最大7.3mmの変動が起こり、輸送上できる
だけこのガタを吸収する衝撃緩和部材102Cが要求され
る。
【0037】この内容を考えると図6Bの形状が望まし
い。
【0038】図6Bは射出成形の型構造を簡単にするに
は、衝撃緩和部材102Cは無理抜きとする方が望まし
い。
【0039】その場合、離型が良好に行えるように、幅
Lは2〜6mm、厚さWは0.5〜2.0mmまた、キャップ底面
との角度θは30度以上が望ましい。
【0040】さらに、固形処理剤Jとの接触面には、角
部がないようにRをつけておくことはいうまでもない。
【0041】また、収納容器10の全長が短い場合は、固
定蓋102と容器本体101とは一体的に成形できるが、収納
容器10の全長が長い場合には、固定蓋102と容器本体101
とを別部品にして製作し、その後、超音波溶着、接着
剤、接着テープ等により固着することができる。その場
合、固定蓋102の取り付け部近傍の容器本体101の形状
は、容器本体101の外形は固定蓋102の外形とほぼ同寸法
にして、固定蓋102と容器本体101の段差が少なくなるよ
うにした方が好ましい。これは、段下等の衝撃に対し
て、段差が少ないと、固定蓋102が外れ難く、変形発生
も少なくなるためである。
【0042】なお、容器本体101内の仕切り壁101Sの一
部には切欠き部があり、これにより成型加工時の金型コ
アの倒れを少なくし精度の高い安定した成型品が得られ
る。
【0043】前記容器本体101の上面側には、逆差し防
止用突起部101Tが突出していて、収納容器10の天地を
間違えて装填部面上に設置すると、上記逆差し防止用突
起部101Tが装填部面に当接して正規の装填が不可能に
なる。
【0044】前記収納容器10を構成する容器本体101、
開閉蓋103、固定蓋102の材質は、容器として水分透過量
が30ml/m2・atm・24hrs(25℃)以下、好ましくは10ml
/m2・atm・24hrs(25℃)以下となるように材質を選定
すべきであり、防湿性を持たせることにより、収納する
固形処理剤の保存性が向上する。また、これらの構成部
材は、耐衝撃性に優れたほぼ同一の合成樹脂材の成型加
工品で作られていることが好ましい。
【0045】上記合成樹脂材質としては、ポリエチレン
(高圧法,低圧法どちらでもよい)、ポリプロピレン
(無延伸,延伸どちらでもよい)、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ナイロン(延伸,無延伸)、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ビニロ
ン、エバール、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、その他のポリエステル、酢酸ゴム、アクリロニト
リルブタジエン共重合体、エポキシ-リン酸系樹脂が挙
げられる。
【0046】上記の容器本体101の壁体厚さは、収納さ
れた固形処理剤の防湿性及び破壊され難いといった点か
ら、50〜3000μmの範囲、好ましくは200〜2000μmの範
囲の薄肉である。
【0047】再び図2において、収納容器10の上面に
は、内包される固形処理剤の種別,取扱方法,装填手段
への装着方向等を示すラベル104が接着され、誤操作を
防止し、操作の利便に供している。
【0048】図8は前記収納容器10を包装する包装体10
5の一例を示す斜視図である。包装体105は、アルミ箔と
プラスチックフィルム(PE,ナイロン等)とをラミネ
ートした防湿シートを筒状に形成したピロー包装体であ
り、収納容器10を内装したのち、両端をヒートシール等
により接着する。該包装体105の表面にも所定の印刷が
施されている。上記包装体により防湿包装された収納容
器10は、さらに外箱包装され外力から保護される。
【0049】次に、上記収納容器10を適用する自動現像
機(感光材料処理機)について図9を用いて説明する。
【0050】収納容器10を装填して自動現像機の処理槽
に補給する固形処理剤補給装置20は、処理槽31の上方の
設置され、収納容器装填装置21、供給装置22、駆動手段
23、制御手段24から構成されている。
【0051】自動現像機本体上部の開閉扉25をA方向に
開放して、収納容器10の装着・交換を行う。所定の収納
容器10を把持して図示B方向から挿入して装填装置21の
所定位置に装着し、引き続き揺動させることにより開閉
蓋103を自動開放し、供給装置22の開口部に収納容器10
の排出開口部101Fを接続させる。駆動手段23の駆動に
より供給手段22内のロータ221が回転して、収納容器10
内の固形処理剤Jは順次ロータ221のポケット部に受け
渡されて、下方の循環槽32に投入される。固形処理剤J
の投入は制御手段24によって適時適量が補給される。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の固形処
理剤収納容器は、容器内部の形状に特殊形状を施すこと
によって、固形処理剤のくっつきが防止されることによ
り、容器内壁との接触抵抗を低減し、落下性を向上し、
所定量の固形処理剤を確実に供給装置側へ供給すること
ができる。また、錠剤の場合収納容器内に発生した固形
処理剤の粉砕粉末が供給装置側の入口パッキンや内部に
進入して防湿効果を低減したり供給不良を発生すること
を防ぐ。さらに、収納容器に衝撃力が加えられても内包
された錠剤が破損することは少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固形処理剤収納容器の平面図及び
側面図。
【図2】上記収納容器の全体斜視図。
【図3】上記収納容器の一部破断斜視図。
【図4】上記収納容器の分解断面図。
【図5】容器本体の排出開口部から見た正面図。
【図6】衝撃緩和部材近傍の断面図。
【図7】固形処理剤の各種形状を示す断面図及び斜視
図。
【図8】収納容器包装体の斜視図。
【図9】自動現像機の断面図。
【符号の説明】
10 固形処理剤収納容器(収納容器) 101 容器本体 101A,101B,101C,101D 分室 101E,101M,101N 突起条 101F 排出開口部(前方の開口部) 101G 後方の開口部 101S 仕切り壁(突起部) 101P 突起条(隆起部) 101Q ガイドピン 101R レール部 101T 逆戻し防止用突起部 102 固定蓋(後蓋) 102B 識別突起部 102C 衝撃緩和部材 103 開閉蓋(シャッタ) 104 ラベル 105 包装体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−338953(JP,A) 特開 平5−100368(JP,A) 特開 平5−188560(JP,A) 特開 平5−281671(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 13/02 G03C 5/26 510 G03C 5/26 520 G03D 3/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形化した感光材料用処理剤を収納し、
    現像処理機内に前記感光材料用処理剤を順次排出可能な
    感光材料用処理剤収納容器であって、 前記感光材料用処理剤をその円周が外接する縦列状態で
    収容する分室を形成する仕切り壁、 該分室の長手方向の一方の端部に形成され、前記感光材
    料用処理剤を排出する開口部及び、 前記分室の長手方向の他方の端部に設けられ弾性変形可
    能な衝撃緩和部を有する ことを特徴とする感光材料用処
    理剤収納容器。
  2. 【請求項2】 前記仕切り壁には、前記感光材料用処理
    剤の接触面積を低減する突条瘤部が設けられたことを特
    徴とする請求項1に記載の感光材料用処理剤収納容器。
  3. 【請求項3】 前記分室の内壁面には、前記感光材料用
    処理剤の接触面積を低減する突起条が設けられたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の感光材料用処
    理剤収納容器。
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