JP2002244249A - 巻芯保護部材 - Google Patents
巻芯保護部材Info
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- JP2002244249A JP2002244249A JP2001039934A JP2001039934A JP2002244249A JP 2002244249 A JP2002244249 A JP 2002244249A JP 2001039934 A JP2001039934 A JP 2001039934A JP 2001039934 A JP2001039934 A JP 2001039934A JP 2002244249 A JP2002244249 A JP 2002244249A
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- photosensitive material
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H75/00—Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
- B65H75/02—Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
- B65H75/18—Constructional details
- B65H75/185—End caps, plugs or adapters
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/50—Storage means for webs, tapes, or filamentary material
- B65H2701/53—Adaptations of cores or reels for special purposes
- B65H2701/534—Stackable or interlockable reels or parts of reels
Landscapes
- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 収納外箱から包装体の取り出し性の容易化を
図り、再使用可能な包装体用の巻芯保護部材の提供。 【解決手段】 広幅長尺状の感光材料を中空円筒状の巻
芯にロール状に巻き、遮光防湿材料で包装したロール状
感光材料包装体の、前記巻芯の両端中空内部に嵌入さ
れ、先端が閉じられた円筒状凸部を矩形の基板の表面中
央部に一体的に有する一対の巻芯保護部材において、前
記基板の裏面中央部に前記円筒状凸部と同心で、前記円
筒状凸部の外周面と遊合する内周面を有する凹部を設け
たことを特徴とする巻芯保護部材。
図り、再使用可能な包装体用の巻芯保護部材の提供。 【解決手段】 広幅長尺状の感光材料を中空円筒状の巻
芯にロール状に巻き、遮光防湿材料で包装したロール状
感光材料包装体の、前記巻芯の両端中空内部に嵌入さ
れ、先端が閉じられた円筒状凸部を矩形の基板の表面中
央部に一体的に有する一対の巻芯保護部材において、前
記基板の裏面中央部に前記円筒状凸部と同心で、前記円
筒状凸部の外周面と遊合する内周面を有する凹部を設け
たことを特徴とする巻芯保護部材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広幅長尺状の感光
材料を中空円筒状の巻芯にロール状に巻き、遮光防湿材
料で包装したロール状感光材料包装体が外箱に収容され
る際に用いられる一対の巻芯保護部材に関し、更に詳し
くは外箱からロール状感光材料包装体の取り出し性及び
巻芯保護部材の再使用を容易にした巻芯保護部材に関す
る。
材料を中空円筒状の巻芯にロール状に巻き、遮光防湿材
料で包装したロール状感光材料包装体が外箱に収容され
る際に用いられる一対の巻芯保護部材に関し、更に詳し
くは外箱からロール状感光材料包装体の取り出し性及び
巻芯保護部材の再使用を容易にした巻芯保護部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、広幅長尺状の感光材料を中空
円筒状の巻芯にロール状に巻き、遮光防湿材料で包装し
たロール状感光材料包装体(以下、包装体ともいう)
は、段ボール外箱に収容して保管・運搬するのが一般的
である。
円筒状の巻芯にロール状に巻き、遮光防湿材料で包装し
たロール状感光材料包装体(以下、包装体ともいう)
は、段ボール外箱に収容して保管・運搬するのが一般的
である。
【0003】包装体を保護し外箱に収納する方法とし
て、例えば矩形の基板に一体的に成形された凸部を有す
る熱可塑性樹脂で作られた巻芯保護部材が、実開平6−
36446号、特開平7−287350号、同11−3
27089号に提案されている。これらによれば包装体
の巻芯中空内部に一対の保護部材の凸部を嵌入すること
で、矩形の基板で包装体を中空に保持し、外箱に接触し
ない様な状態で収納することが開示されている。
て、例えば矩形の基板に一体的に成形された凸部を有す
る熱可塑性樹脂で作られた巻芯保護部材が、実開平6−
36446号、特開平7−287350号、同11−3
27089号に提案されている。これらによれば包装体
の巻芯中空内部に一対の保護部材の凸部を嵌入すること
で、矩形の基板で包装体を中空に保持し、外箱に接触し
ない様な状態で収納することが開示されている。
【0004】又、外箱の長さ、高さ寸法は、収納された
包装体が輸送時、内部で動かない様にするため、両端に
巻芯保護部材を取り付けた包装体の寸法に合わせて作ら
れている。これにより、輸送時の落下による不慮の事故
に対しても、包装体を外圧から保護し、又、巻芯の変形
が防止出来ることから、巻芯保護部材は優れた部材であ
るが、これら包装体の問題点として以下の事項が挙げら
れる。
包装体が輸送時、内部で動かない様にするため、両端に
巻芯保護部材を取り付けた包装体の寸法に合わせて作ら
れている。これにより、輸送時の落下による不慮の事故
に対しても、包装体を外圧から保護し、又、巻芯の変形
が防止出来ることから、巻芯保護部材は優れた部材であ
るが、これら包装体の問題点として以下の事項が挙げら
れる。
【0005】外箱内部で包装体を動かない様に収納し
たことで輸送時の事故に対しては防止が出来た反面、外
箱から取り出し難い。
たことで輸送時の事故に対しては防止が出来た反面、外
箱から取り出し難い。
【0006】使用後の巻芯保護部材を再使用するため
に、傷、変形等を防止するための保管、個別包装による
返却等煩雑な作業があるため、再使用化は進まず、廃棄
物として処理されており環境対応が取れていない。
に、傷、変形等を防止するための保管、個別包装による
返却等煩雑な作業があるため、再使用化は進まず、廃棄
物として処理されており環境対応が取れていない。
【0007】一般的に包装体の重さは5〜10kgあ
り、外箱からの取り出しが困難であるため、落下による
人身事故及び落下による包装体の破損や巻芯変形を起こ
さない様にするためにいろいろな提案が過去にされてき
た。
り、外箱からの取り出しが困難であるため、落下による
人身事故及び落下による包装体の破損や巻芯変形を起こ
さない様にするためにいろいろな提案が過去にされてき
た。
【0008】例えば取り出し性の改良としては特開平9
−304886号に記載の如く、懸加用ホルダーを使用
した方法が提案されているが、確かに取り出し性は良い
が、懸加用ホルダーは包装体を作る工程で包装体に取り
付けなければならないため工数がかかり好ましくない。
一般的には、箱を逆さにすることで包装体の自重により
取り出したり、箱を解体して取り出しているのである
が、いずれも充分な注意と手間を必要とするし、箱は解
体してしまうと再使用が出来なくなるため環境対応の面
から好ましくない。
−304886号に記載の如く、懸加用ホルダーを使用
した方法が提案されているが、確かに取り出し性は良い
が、懸加用ホルダーは包装体を作る工程で包装体に取り
付けなければならないため工数がかかり好ましくない。
一般的には、箱を逆さにすることで包装体の自重により
取り出したり、箱を解体して取り出しているのである
が、いずれも充分な注意と手間を必要とするし、箱は解
体してしまうと再使用が出来なくなるため環境対応の面
から好ましくない。
【0009】この様な状況から、包装体に対しては、部
材点数を少なくし外箱からの取り出し性が良く、輸送過
程での落下、振動等による事故での巻芯の変形を防止
し、再使用が可能な巻芯保護部材の開発が望まれてい
た。
材点数を少なくし外箱からの取り出し性が良く、輸送過
程での落下、振動等による事故での巻芯の変形を防止
し、再使用が可能な巻芯保護部材の開発が望まれてい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
はこの様な状況を鑑みて、収納外箱から包装体の取り出
し性の容易化を図り、再使用可能な包装体用の巻芯保護
部材を提供することである。
はこの様な状況を鑑みて、収納外箱から包装体の取り出
し性の容易化を図り、再使用可能な包装体用の巻芯保護
部材を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明を達成する具体的
手段を以下に述べる。
手段を以下に述べる。
【0012】1)広幅長尺状の感光材料を中空円筒状の
巻芯にロール状に巻き、遮光防湿材料で包装したロール
状感光材料包装体の、前記巻芯の両端中空内部に嵌入さ
れ、先端が閉じられた円筒状凸部を矩形の基板の表面中
央部に一体的に有する一対の巻芯保護部材において、前
記基板の裏面中央部に前記円筒状凸部と同心で、前記円
筒状凸部の外周面と遊合する内周面を有する凹部を設け
たことを特徴とする巻芯保護部材。
巻芯にロール状に巻き、遮光防湿材料で包装したロール
状感光材料包装体の、前記巻芯の両端中空内部に嵌入さ
れ、先端が閉じられた円筒状凸部を矩形の基板の表面中
央部に一体的に有する一対の巻芯保護部材において、前
記基板の裏面中央部に前記円筒状凸部と同心で、前記円
筒状凸部の外周面と遊合する内周面を有する凹部を設け
たことを特徴とする巻芯保護部材。
【0013】2)広幅長尺状の感光材料を中空円筒状の
巻芯にロール状に巻き、遮光防湿材料で包装したロール
状感光材料包装体の、前記巻芯の両端中空内部に嵌入さ
れ、先端が閉じられた円筒状凸部を矩形の基板の表面中
央部に一体的に有し、矩形の基板の各辺から円筒状凸部
が形成されている方向と反対方向に側壁を立ち上がらせ
箱体を形成し、該箱体の内部にリブを設けた一対の巻芯
保護部材において、前記箱体内部に前記円筒状凸部と同
心で、前記円筒状凸部の外周面と遊合する内周面を有す
る円筒状のリブを設けたことを特徴とする巻芯保護部
材。
巻芯にロール状に巻き、遮光防湿材料で包装したロール
状感光材料包装体の、前記巻芯の両端中空内部に嵌入さ
れ、先端が閉じられた円筒状凸部を矩形の基板の表面中
央部に一体的に有し、矩形の基板の各辺から円筒状凸部
が形成されている方向と反対方向に側壁を立ち上がらせ
箱体を形成し、該箱体の内部にリブを設けた一対の巻芯
保護部材において、前記箱体内部に前記円筒状凸部と同
心で、前記円筒状凸部の外周面と遊合する内周面を有す
る円筒状のリブを設けたことを特徴とする巻芯保護部
材。
【0014】3)側壁に切欠き部を有することを特徴と
する2)に記載の巻芯保護部材。 4)円筒状凸部の外周面にブレードを複数本設けたこと
を特徴とする1)〜3)のいずれか1項に記載の巻芯保
護部材。
する2)に記載の巻芯保護部材。 4)円筒状凸部の外周面にブレードを複数本設けたこと
を特徴とする1)〜3)のいずれか1項に記載の巻芯保
護部材。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜5を参照しながら
本発明の実施の形態について説明するが、本発明はこれ
に限定されない。
本発明の実施の形態について説明するが、本発明はこれ
に限定されない。
【0016】図1は本発明の巻芯保護部材を両端に装着
した包装体を外箱に収納する時の各部材の概略斜視図を
示す。
した包装体を外箱に収納する時の各部材の概略斜視図を
示す。
【0017】図中1は包装体を示し、101は中空円筒
状の巻芯の中空部を示す。102はロール状感光材料を
包装している遮光防湿材料を示し、両端は折り込まれて
巻芯の中空部101に納められている。本発明における
ロール状感光材料とは、広幅長尺の感光材料を巻芯にロ
ール状に巻取った状態の感光材料を指している。広幅長
尺の感光材料とは、例えば、一般的には幅が152c
m、610cm、864cm、1213cm等で長さが
約30〜130mである感光材料を指す。勿論、これ以
上の幅と長さであってもかまわない。
状の巻芯の中空部を示す。102はロール状感光材料を
包装している遮光防湿材料を示し、両端は折り込まれて
巻芯の中空部101に納められている。本発明における
ロール状感光材料とは、広幅長尺の感光材料を巻芯にロ
ール状に巻取った状態の感光材料を指している。広幅長
尺の感光材料とは、例えば、一般的には幅が152c
m、610cm、864cm、1213cm等で長さが
約30〜130mである感光材料を指す。勿論、これ以
上の幅と長さであってもかまわない。
【0018】2は包装体の両端に装着されるブロー成形
で作製した巻芯保護部材を示す。201は矩形の基板を
示し、202は矩形の基板の表面を示し、203は矩形
の基板の裏面を示す。巻芯保護部材2の矩形の基板20
1は、巻芯保護部材2を装着した包装体を収納する外箱
を最小限の大きさにすることから正方形であることが好
ましく、四隅は丸くなっていても良い。
で作製した巻芯保護部材を示す。201は矩形の基板を
示し、202は矩形の基板の表面を示し、203は矩形
の基板の裏面を示す。巻芯保護部材2の矩形の基板20
1は、巻芯保護部材2を装着した包装体を収納する外箱
を最小限の大きさにすることから正方形であることが好
ましく、四隅は丸くなっていても良い。
【0019】204は矩形の基板の表面202に一体的
に取り付けられている先端が閉じられた円筒状凸部を示
し、204aは外周面を示す。205は裏面に設けられ
た円筒状凸部204と同心で、前記円筒状凸部の外周面
204aと遊合する内周面205aを有する凹部を示
す。包装体1の両端の巻芯の中空部101に巻芯保護部
材2の円筒状凸部204を嵌入することで、外周面20
4aと巻芯の中空部に折り込まれて納められている遮光
防湿材料と密着することで、巻芯内部への外気の侵入を
防止すると同時に包装体を中空に保持し、輸送時の振
動、落下に伴う、包装体の外部からの押圧、巻芯の変
形、遮光防湿材料の損傷を防止することができる。
に取り付けられている先端が閉じられた円筒状凸部を示
し、204aは外周面を示す。205は裏面に設けられ
た円筒状凸部204と同心で、前記円筒状凸部の外周面
204aと遊合する内周面205aを有する凹部を示
す。包装体1の両端の巻芯の中空部101に巻芯保護部
材2の円筒状凸部204を嵌入することで、外周面20
4aと巻芯の中空部に折り込まれて納められている遮光
防湿材料と密着することで、巻芯内部への外気の侵入を
防止すると同時に包装体を中空に保持し、輸送時の振
動、落下に伴う、包装体の外部からの押圧、巻芯の変
形、遮光防湿材料の損傷を防止することができる。
【0020】3は包装体1の両端に巻芯保護部材2を装
着した後、収納する外箱を示す。4は包装体を収納する
本体を示し、5は収納部とヒンジ部を介して本体4と一
体化している蓋部を示す。
着した後、収納する外箱を示す。4は包装体を収納する
本体を示し、5は収納部とヒンジ部を介して本体4と一
体化している蓋部を示す。
【0021】図2は図1のA−A′に沿った概略断面図
である。図中rは円筒状凸部204の巻芯の中空部への
嵌入を容易にするため及び破損を防止するため、円筒状
凸部204の先端部の周縁部に設けられた丸みを構成す
るための半径を示す。rは1〜6mmが望ましい。1m
m未満では巻芯の中空部への嵌入がし難く、6mmを越
えた場合は、巻芯の中空部に折り込まれて納められてい
る遮光防湿材料を密着する円筒部が短くなり、密着が不
安定となり好ましくない。
である。図中rは円筒状凸部204の巻芯の中空部への
嵌入を容易にするため及び破損を防止するため、円筒状
凸部204の先端部の周縁部に設けられた丸みを構成す
るための半径を示す。rは1〜6mmが望ましい。1m
m未満では巻芯の中空部への嵌入がし難く、6mmを越
えた場合は、巻芯の中空部に折り込まれて納められてい
る遮光防湿材料を密着する円筒部が短くなり、密着が不
安定となり好ましくない。
【0022】図中Mは基板201の厚さを示す。厚さM
は10〜30mmが好ましく、より好ましくは15〜2
0mmである。10mm未満では強度的に弱くなり、3
0mmを越えた場合は、収納箱が大きくなりコストが上
がり好ましくない。
は10〜30mmが好ましく、より好ましくは15〜2
0mmである。10mm未満では強度的に弱くなり、3
0mmを越えた場合は、収納箱が大きくなりコストが上
がり好ましくない。
【0023】Nは円筒状凸部204の外径を示す。外径
Nは基板表面から先端周縁部の丸みが付けられている部
分を除き同じである。外径Nは包装体1を作製するとき
に使用する巻芯の内径により異なるが、巻芯の内径より
0.1〜3mmの範囲で小さいことが望ましい。0.1
mm未満の場合は、包装体1の両端の巻芯の中空部10
1に円筒状凸部204を嵌入し難くなり、また3mmを
越えた場合は、巻芯の内部に外気が入り易くなり、この
結果、水分が入りロール状感光材料の性能が劣化し好ま
しくない。
Nは基板表面から先端周縁部の丸みが付けられている部
分を除き同じである。外径Nは包装体1を作製するとき
に使用する巻芯の内径により異なるが、巻芯の内径より
0.1〜3mmの範囲で小さいことが望ましい。0.1
mm未満の場合は、包装体1の両端の巻芯の中空部10
1に円筒状凸部204を嵌入し難くなり、また3mmを
越えた場合は、巻芯の内部に外気が入り易くなり、この
結果、水分が入りロール状感光材料の性能が劣化し好ま
しくない。
【0024】Pは、円筒状凸部の外周面204aと遊合
する内周面205aを有する裏面203に設けられた凹
部205の内径を示す。内径は円筒状凸部204の外径
Nより0.1〜1.0%大きいことが好ましく、より好
ましくは0.2〜0.5%である。0.1%未満では円
筒状凸部204を遊合状態で重ね合わせることが困難と
なり、円筒状凸部の外周面に傷が付きやすくなり、1.
0%を越えた場合は、重ね合わせ、箱に収納し返却する
時に、輸送時の振動、取り扱い等で、円筒状凸部の外周
面が凹部の内面にぶつかり、円筒状凸部の外周面に傷が
付き、再利用が出来なくなり好ましくない。
する内周面205aを有する裏面203に設けられた凹
部205の内径を示す。内径は円筒状凸部204の外径
Nより0.1〜1.0%大きいことが好ましく、より好
ましくは0.2〜0.5%である。0.1%未満では円
筒状凸部204を遊合状態で重ね合わせることが困難と
なり、円筒状凸部の外周面に傷が付きやすくなり、1.
0%を越えた場合は、重ね合わせ、箱に収納し返却する
時に、輸送時の振動、取り扱い等で、円筒状凸部の外周
面が凹部の内面にぶつかり、円筒状凸部の外周面に傷が
付き、再利用が出来なくなり好ましくない。
【0025】Qは円筒状凸部204の外周面204aと
遊合する内周面205aの奥行きを示す。奥行きは円筒
状凸部204が50〜80%入ることが好ましい。50
%未満では、巻芯保護部材を積み重ね合わせた状態で返
却箱に入れるとき、箱が大きくなり好ましくない。80
%を越えた場合は、基板201の厚さMが厚くなり、収
納箱が大きくなり好ましくない。
遊合する内周面205aの奥行きを示す。奥行きは円筒
状凸部204が50〜80%入ることが好ましい。50
%未満では、巻芯保護部材を積み重ね合わせた状態で返
却箱に入れるとき、箱が大きくなり好ましくない。80
%を越えた場合は、基板201の厚さMが厚くなり、収
納箱が大きくなり好ましくない。
【0026】Rは表面202から先端部までの長さを示
す。長さRは10〜40mmが好ましく、より好ましく
は20〜30mmである。10mm未満では巻芯の保護
が充分でなく、40mmを越える場合は、巻芯に嵌入し
難くなり好ましくない。但し、他の符号は図1と同義で
ある。
す。長さRは10〜40mmが好ましく、より好ましく
は20〜30mmである。10mm未満では巻芯の保護
が充分でなく、40mmを越える場合は、巻芯に嵌入し
難くなり好ましくない。但し、他の符号は図1と同義で
ある。
【0027】図3は図2で示した巻芯保護部材を積み重
ね合わせた状態の概略断面図である。符号は図1と同義
である。図2に示した寸法にすることで、凹部205に
円筒状凸部204を遊合状態で積み重ね合わせることが
可能となった。使用後、この様な状態にすることで巻芯
保護部材を整理して保管することが出来るため、傷を付
けることなく保管することが可能となった。又、纏めて
返却するときも箱の中で互いにぶつかり合うことが無い
ため輸送中の損傷が無くなり、再使用が可能となった。
ね合わせた状態の概略断面図である。符号は図1と同義
である。図2に示した寸法にすることで、凹部205に
円筒状凸部204を遊合状態で積み重ね合わせることが
可能となった。使用後、この様な状態にすることで巻芯
保護部材を整理して保管することが出来るため、傷を付
けることなく保管することが可能となった。又、纏めて
返却するときも箱の中で互いにぶつかり合うことが無い
ため輸送中の損傷が無くなり、再使用が可能となった。
【0028】図4は巻芯保護部材の他の一例を示す概略
図である。図4の(a)は基板の4辺に切欠き部を有す
る巻芯保護部材の概略斜視図である。図4の(b)は図
4の(a)のB−B′に沿った概略断面図である。
図である。図4の(a)は基板の4辺に切欠き部を有す
る巻芯保護部材の概略斜視図である。図4の(b)は図
4の(a)のB−B′に沿った概略断面図である。
【0029】図中6は射出成形により作製した巻芯保護
部材である。601は矩形の基板を示し、602は矩形
の基板601の表面を示し、603は矩形の基板601
の裏面を示す。基板は巻芯保護部材6を装着した包装体
1を収納する外箱を最小限の大きさにすることから正方
形であることが好ましく、四隅は丸くなっていても良
い。604は表面602に一体的に取り付けられている
先端が閉じられた円筒状凸部を示し、604aは外周面
を示す。円筒状凸部604の先端部は図2で示した円筒
状凸部204と同様に半径rで構成される丸みが設けら
れている。
部材である。601は矩形の基板を示し、602は矩形
の基板601の表面を示し、603は矩形の基板601
の裏面を示す。基板は巻芯保護部材6を装着した包装体
1を収納する外箱を最小限の大きさにすることから正方
形であることが好ましく、四隅は丸くなっていても良
い。604は表面602に一体的に取り付けられている
先端が閉じられた円筒状凸部を示し、604aは外周面
を示す。円筒状凸部604の先端部は図2で示した円筒
状凸部204と同様に半径rで構成される丸みが設けら
れている。
【0030】605a、605b、605c、605d
は矩形の基板601の各辺から円筒状凸部604が形成
されている方向と反対方向に立ち上がらせた側壁を示
し、該側壁で裏面603を底面とする箱体を形成してい
る。側壁605a、605b、605c、605dと矩
形の基板601は一体的に形成されている。606a、
606b、606c、606dは各側壁605a、60
5b、605c、605dに設けられた切欠き部を示
す。
は矩形の基板601の各辺から円筒状凸部604が形成
されている方向と反対方向に立ち上がらせた側壁を示
し、該側壁で裏面603を底面とする箱体を形成してい
る。側壁605a、605b、605c、605dと矩
形の基板601は一体的に形成されている。606a、
606b、606c、606dは各側壁605a、60
5b、605c、605dに設けられた切欠き部を示
す。
【0031】Sは側壁の高さを示し、高さSは10〜3
0mmが好ましく、より好ましくは15〜20mmであ
る。10mm未満では強度的に弱くなり、30mmを越
えた場合は、収納箱が大きくなりコストが上がり好まし
くない。
0mmが好ましく、より好ましくは15〜20mmであ
る。10mm未満では強度的に弱くなり、30mmを越
えた場合は、収納箱が大きくなりコストが上がり好まし
くない。
【0032】Tは切欠き部の深さを示し、深さTは側壁
の高さSの30〜60%が好ましい。30%未満では、
外箱から取り出す時、指が入り難く、60%を越えた場
合は、指が掛かり難くなり、包装体を外箱から取り出し
難くなり好ましくない。
の高さSの30〜60%が好ましい。30%未満では、
外箱から取り出す時、指が入り難く、60%を越えた場
合は、指が掛かり難くなり、包装体を外箱から取り出し
難くなり好ましくない。
【0033】7は前記箱体の底面である裏面603に一
体的に設けられた円筒状凸部604と同心で、円筒状凸
部604の外周面と遊合する内周面を有する円筒状のリ
ブを示す。7aは円筒状のリブ7の内周面を示し、7b
は円筒状のリブ7の空洞部を示す。円筒状のリブ7の最
上面は側壁の最上面と同一面になるように設けられてい
る。
体的に設けられた円筒状凸部604と同心で、円筒状凸
部604の外周面と遊合する内周面を有する円筒状のリ
ブを示す。7aは円筒状のリブ7の内周面を示し、7b
は円筒状のリブ7の空洞部を示す。円筒状のリブ7の最
上面は側壁の最上面と同一面になるように設けられてい
る。
【0034】Uはリブ7の内径を示し、円筒状凸部60
4の外径Vより0.1〜1.0%大きいことが好まし
く、より好ましくは0.2〜0.5%である。0.1%
未満では円筒状凸部204が遊合状態で重ね合わせるこ
とが困難となり、円筒状凸部の外周面に傷が付きやすく
なり、1.0%を越えた場合は、重ね合わせ箱に収納し
返却する時に、輸送時の振動、取り扱い等で、円筒状凸
部の外周面と空洞部の内面がぶつかり、円筒状凸部の外
周面に傷が付きやすくなり、再利用が出来なくなり好ま
しくない。
4の外径Vより0.1〜1.0%大きいことが好まし
く、より好ましくは0.2〜0.5%である。0.1%
未満では円筒状凸部204が遊合状態で重ね合わせるこ
とが困難となり、円筒状凸部の外周面に傷が付きやすく
なり、1.0%を越えた場合は、重ね合わせ箱に収納し
返却する時に、輸送時の振動、取り扱い等で、円筒状凸
部の外周面と空洞部の内面がぶつかり、円筒状凸部の外
周面に傷が付きやすくなり、再利用が出来なくなり好ま
しくない。
【0035】Wは円筒状凸部604の外周面604aと
遊合するリブ7の空洞部7bの内周面7aの奥行きを示
す。奥行きWはリブ7と同じ高さであることが好まし
く、短い場合は、重ね合わせ箱に収納し返却する時に、
箱が大きくなり、長くした場合は、円筒状凸部604の
取付け部分が太くなり、包装体1に嵌入不可能な部分が
出来てしまい、収納箱が大きくなりコストが上がり好ま
しくない。この様な寸法にすることで、円筒状のリブ7
の空洞部7bに円筒状凸部604を遊合状態で積み重ね
合わせることが可能となった。
遊合するリブ7の空洞部7bの内周面7aの奥行きを示
す。奥行きWはリブ7と同じ高さであることが好まし
く、短い場合は、重ね合わせ箱に収納し返却する時に、
箱が大きくなり、長くした場合は、円筒状凸部604の
取付け部分が太くなり、包装体1に嵌入不可能な部分が
出来てしまい、収納箱が大きくなりコストが上がり好ま
しくない。この様な寸法にすることで、円筒状のリブ7
の空洞部7bに円筒状凸部604を遊合状態で積み重ね
合わせることが可能となった。
【0036】Vは円筒状凸部604の外径を示す。外径
Vは基板表面から先端周縁部の丸みが付けられている部
分を除き同じである。外径Vは包装体1を作製するとき
に使用する巻芯の内径により異なるが、巻芯の内径より
0.1〜3mmの範囲で小さいことが望ましい。0.1
mm未満の場合は巻芯の中空部に円筒状凸部604を嵌
入し難くなり、また3mmを越えた場合は、巻芯の中空
部と外気が接触して、水分が入り状感光材料の性能が劣
化し好ましくない。
Vは基板表面から先端周縁部の丸みが付けられている部
分を除き同じである。外径Vは包装体1を作製するとき
に使用する巻芯の内径により異なるが、巻芯の内径より
0.1〜3mmの範囲で小さいことが望ましい。0.1
mm未満の場合は巻芯の中空部に円筒状凸部604を嵌
入し難くなり、また3mmを越えた場合は、巻芯の中空
部と外気が接触して、水分が入り状感光材料の性能が劣
化し好ましくない。
【0037】8は前記箱体の底面である裏面603に一
体的に設けられた円筒状凸部604と同心である円筒状
のリブを示す。円筒状のリブ8は、各側壁と円筒状のリ
ブ7の間に設けられており、最上面は側壁の最上面と同
一面になるように設けられている。
体的に設けられた円筒状凸部604と同心である円筒状
のリブを示す。円筒状のリブ8は、各側壁と円筒状のリ
ブ7の間に設けられており、最上面は側壁の最上面と同
一面になるように設けられている。
【0038】9aは円筒状のリブ7と円筒状のリブ8の
間に設けられたリブを示し、該リブは矩形の基板601
の裏面603と円筒状のリブ7及び円筒状のリブ8と一
体的に設けられている。9bは円筒状のリブ8の間に設
けられたリブを示し、矩形の基板601の裏面603と
側壁605bと円筒状のリブ8と一体的に設けられてい
る。リブ9a、9bの最上面は側壁の最上面と同一面に
なるように設けられており、円筒状のリブ7を中心に放
射状に形成されている。各リブの厚さは1〜2mmが好
ましい。
間に設けられたリブを示し、該リブは矩形の基板601
の裏面603と円筒状のリブ7及び円筒状のリブ8と一
体的に設けられている。9bは円筒状のリブ8の間に設
けられたリブを示し、矩形の基板601の裏面603と
側壁605bと円筒状のリブ8と一体的に設けられてい
る。リブ9a、9bの最上面は側壁の最上面と同一面に
なるように設けられており、円筒状のリブ7を中心に放
射状に形成されている。各リブの厚さは1〜2mmが好
ましい。
【0039】この様に、矩形の基板601に側壁とリブ
を一体的に設けることで最小限の材料で機械的強度が高
められた巻芯保護部材6を作製することが出来る。
を一体的に設けることで最小限の材料で機械的強度が高
められた巻芯保護部材6を作製することが出来る。
【0040】図5は図4で示される巻芯保護部材の円筒
状凸部の形状の一例を示す概略図である。図5の(a)
は円筒状凸部の外周面にブレードを設けた巻芯保護部材
の概略斜視図である。図5の(b)は図5の(a)で示
される巻芯保護部材の概略正面図である。図5の(c)
は図5の(b)のXで示される部分の拡大概略図であ
る。
状凸部の形状の一例を示す概略図である。図5の(a)
は円筒状凸部の外周面にブレードを設けた巻芯保護部材
の概略斜視図である。図5の(b)は図5の(a)で示
される巻芯保護部材の概略正面図である。図5の(c)
は図5の(b)のXで示される部分の拡大概略図であ
る。
【0041】図中10a、10b、10c、10dは円
筒状凸部604の全長に渡り外周面604aに設けられ
たブレードを示し、円筒状凸部604の中心に対して対
称位置に設けられている。設ける数は特に限定はない
が、少なくとも円筒状凸部604の周囲を4分割する位
置に設けることが好ましい。
筒状凸部604の全長に渡り外周面604aに設けられ
たブレードを示し、円筒状凸部604の中心に対して対
称位置に設けられている。設ける数は特に限定はない
が、少なくとも円筒状凸部604の周囲を4分割する位
置に設けることが好ましい。
【0042】Yはブレードの幅を示し、1〜5mmが好
ましい。1mm未満では遮光防湿材料の押さえが不十分
となり、5mmを越えた場合は、巻芯へ嵌入する時、遮
光防湿材料との抵抗が大きくなり嵌入し難くなり好まし
くない。Zはブレードの高さを示し、1〜3mmが好ま
しい。1mm未満では遮光防湿材料の押さえが不十分と
なり、3mmを越えた場合は、巻芯へ嵌入し難くなり好
ましくない。
ましい。1mm未満では遮光防湿材料の押さえが不十分
となり、5mmを越えた場合は、巻芯へ嵌入する時、遮
光防湿材料との抵抗が大きくなり嵌入し難くなり好まし
くない。Zはブレードの高さを示し、1〜3mmが好ま
しい。1mm未満では遮光防湿材料の押さえが不十分と
なり、3mmを越えた場合は、巻芯へ嵌入し難くなり好
ましくない。
【0043】ブレードの形状は特に限定はないが、例え
ば断面形状として半円形状、三角形等が挙げられる。本
図ではブレードは円筒状凸部604の軸心と平行に設け
た場合を示しているが、螺旋状に設けてもかまわない。
ば断面形状として半円形状、三角形等が挙げられる。本
図ではブレードは円筒状凸部604の軸心と平行に設け
た場合を示しているが、螺旋状に設けてもかまわない。
【0044】本図で示される巻芯保護部材を図1で示さ
れる巻芯保護部材2の代わりに使用することで、巻芯の
中空部101に折り込まれている遮光防湿材料102を
円筒状凸部604の表面604aに設けられた複数のブ
レードにより押さえられるため、巻芯空洞部内への外気
の侵入を防止し、ロール状感光材料の性能維持に効果的
である。
れる巻芯保護部材2の代わりに使用することで、巻芯の
中空部101に折り込まれている遮光防湿材料102を
円筒状凸部604の表面604aに設けられた複数のブ
レードにより押さえられるため、巻芯空洞部内への外気
の侵入を防止し、ロール状感光材料の性能維持に効果的
である。
【0045】図6は図5のC−C′に沿った概略断面図
を示す。円筒状凸部604の外周面に設けられたブレー
ド10aは、円筒状凸部604の先端部に設けられた丸
みの部分を除き全長に設けられている。他のブレードも
同様である。又、ブレードの先端も、巻芯の中空部に嵌
入し易くするために丸みが付けられている。
を示す。円筒状凸部604の外周面に設けられたブレー
ド10aは、円筒状凸部604の先端部に設けられた丸
みの部分を除き全長に設けられている。他のブレードも
同様である。又、ブレードの先端も、巻芯の中空部に嵌
入し易くするために丸みが付けられている。
【0046】本発明において広幅長尺状の感光材料とは
通常のハロゲン化銀写真感光材料、熱現像感光材料等を
示す。図1及び図4で示される巻芯保護部材の矩形の基
板の大きさは包装体の両端に装着したとき、包装体を中
空に保持出来る最小限の大きさであることが好ましい。
通常のハロゲン化銀写真感光材料、熱現像感光材料等を
示す。図1及び図4で示される巻芯保護部材の矩形の基
板の大きさは包装体の両端に装着したとき、包装体を中
空に保持出来る最小限の大きさであることが好ましい。
【0047】以下に本発明の包装体に使用される材料に
付き述べる。巻芯保護部材に使用される材料は特に限定
は無いが作り易さ、取り扱い性、環境負荷及び強度を考
慮すれば熱可塑性樹脂、パルプと樹脂を混合した材料が
好ましい。熱可塑性樹脂としては射出成形又はブロー成
形が出来れば特に限定はないが例えばポリエチレン、ポ
リスチレン、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボ
ネート、ポリプロピレン等一般の樹脂が使用出来、特開
平11−327089号に記載されているポリエチレン
とポリプロピレンのブロック共重合体でも良い。製造方
法もごく一般的な実用プラスチック成形加工便覧(全日
本プラスチック成形工業連合会編)に記載されている如
き射出成形、ブロー成形方法で製造することが出来る。
又、ロール状感光材料の巻芯への嵌入性を容易にするた
めに滑剤としてシリコーン樹脂(例えばヘキサケミカル
(株)製シリコンMCP)が0.3〜3質量%の範囲で
添加されていることが好ましい。
付き述べる。巻芯保護部材に使用される材料は特に限定
は無いが作り易さ、取り扱い性、環境負荷及び強度を考
慮すれば熱可塑性樹脂、パルプと樹脂を混合した材料が
好ましい。熱可塑性樹脂としては射出成形又はブロー成
形が出来れば特に限定はないが例えばポリエチレン、ポ
リスチレン、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボ
ネート、ポリプロピレン等一般の樹脂が使用出来、特開
平11−327089号に記載されているポリエチレン
とポリプロピレンのブロック共重合体でも良い。製造方
法もごく一般的な実用プラスチック成形加工便覧(全日
本プラスチック成形工業連合会編)に記載されている如
き射出成形、ブロー成形方法で製造することが出来る。
又、ロール状感光材料の巻芯への嵌入性を容易にするた
めに滑剤としてシリコーン樹脂(例えばヘキサケミカル
(株)製シリコンMCP)が0.3〜3質量%の範囲で
添加されていることが好ましい。
【0048】又、環境対応から熱可塑性樹脂にパルプを
混合した材料としては、例えば、特開昭56−3473
7号に記載されているような、可塑剤としてロジン又は
ロジンから誘導される類似物質、又は石油樹脂の1種又
はそれらの混合物を選択することにより、紙成分を15
〜60%含有する熱可塑性組成物、特開昭61−225
234号に記載されているような、樹脂の流動性を上げ
メルティングフローレイト(MFR)を20〜100と
することにより植物繊維を20〜60質量%含有する熱
可塑性樹脂、特開平7−225453号に記載されてい
るような天然繊維を混合した熱可塑性樹脂、特願平11
−23849号に記載されているような非木材繊維を5
0質量%以上含有する熱可塑性組成物、特願平11−3
66041号に記載されているような植物繊維と非塩素
系熱可塑性樹脂が挙げられる。
混合した材料としては、例えば、特開昭56−3473
7号に記載されているような、可塑剤としてロジン又は
ロジンから誘導される類似物質、又は石油樹脂の1種又
はそれらの混合物を選択することにより、紙成分を15
〜60%含有する熱可塑性組成物、特開昭61−225
234号に記載されているような、樹脂の流動性を上げ
メルティングフローレイト(MFR)を20〜100と
することにより植物繊維を20〜60質量%含有する熱
可塑性樹脂、特開平7−225453号に記載されてい
るような天然繊維を混合した熱可塑性樹脂、特願平11
−23849号に記載されているような非木材繊維を5
0質量%以上含有する熱可塑性組成物、特願平11−3
66041号に記載されているような植物繊維と非塩素
系熱可塑性樹脂が挙げられる。
【0049】外箱に使用する紙材料は特に限定は無い
が、取り扱い、作り易さ、強度から段ボールが好まし
い。段ボールとしては最新紙加工便覧(株式会社テック
タイムス)に記載されている如き一般的なAフルート〜
Eフルートの両面段ボール、複両面段ボールが好ましく
使用されるが特に限定は無い。ロール状感光材料の大き
さに従い適宜選択することが出来る。
が、取り扱い、作り易さ、強度から段ボールが好まし
い。段ボールとしては最新紙加工便覧(株式会社テック
タイムス)に記載されている如き一般的なAフルート〜
Eフルートの両面段ボール、複両面段ボールが好ましく
使用されるが特に限定は無い。ロール状感光材料の大き
さに従い適宜選択することが出来る。
【0050】遮光防湿材料としては、写真性能に悪影響
を与えず遮光防湿機能を有していれば特に限定は無く、
例えば特開平6−95302号、同8−179473号
に記載されている遮光防湿材料を使用することが出来
る。
を与えず遮光防湿機能を有していれば特に限定は無く、
例えば特開平6−95302号、同8−179473号
に記載されている遮光防湿材料を使用することが出来
る。
【0051】
【発明の効果】収納箱からの取り出しが容易になり、巻
芯保護部材の再使用が可能となった。
芯保護部材の再使用が可能となった。
【図1】本発明の巻芯保護部材を両端に装着した包装体
を外箱に収納する時の各部材の概略斜視図を示す。
を外箱に収納する時の各部材の概略斜視図を示す。
【図2】図1のA−A′に沿った概略断面図である。
【図3】図2で示した巻芯保護部材を積み重ね合わせた
状態の概略断面図である。
状態の概略断面図である。
【図4】巻芯保護部材の他の一例を示す概略図である。
【図5】図4で示される巻芯保護部材の円筒状凸部の形
状の一例を示す概略図である。
状の一例を示す概略図である。
【図6】図5のC−C′に沿った概略断面図を示す。
1 包装体 101 中空部 102 遮光防湿材料 2、6 巻芯保護部材 201、601 基板 204、604 円筒状凸部 204a、604a 外周面 205 凹部 205a、7a 内周面 3 外箱 605a、605b、605c、605d 側壁 606a、606b、606c、606d 切欠き部 7、8、9a、9b リブ 7b 空洞部 10a、10b、10c、10d ブレード M 厚さ N、V 外径 P、U 内径 Q、W 奥行き R 長さ S、Z 高さ T 深さ Y 幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 566 G03C 3/00 566K 590 590D 590E B65D 85/66 B65D 85/66
Claims (4)
- 【請求項1】 広幅長尺状の感光材料を中空円筒状の巻
芯にロール状に巻き、遮光防湿材料で包装したロール状
感光材料包装体の、前記巻芯の両端中空内部に嵌入さ
れ、先端が閉じられた円筒状凸部を矩形の基板の表面中
央部に一体的に有する一対の巻芯保護部材において、前
記基板の裏面中央部に前記円筒状凸部と同心で、前記円
筒状凸部の外周面と遊合する内周面を有する凹部を設け
たことを特徴とする巻芯保護部材。 - 【請求項2】 広幅長尺状の感光材料を中空円筒状の巻
芯にロール状に巻き、遮光防湿材料で包装したロール状
感光材料包装体の、前記巻芯の両端中空内部に嵌入さ
れ、先端が閉じられた円筒状凸部を矩形の基板の表面中
央部に一体的に有し、矩形の基板の各辺から円筒状凸部
が形成されている方向と反対方向に側壁を立ち上がらせ
箱体を形成し、該箱体の内部にリブを設けた一対の巻芯
保護部材において、前記箱体内部に前記円筒状凸部と同
心で、前記円筒状凸部の外周面と遊合する内周面を有す
る円筒状のリブを設けたことを特徴とする巻芯保護部
材。 - 【請求項3】 側壁に切欠き部を有することを特徴とす
る請求項2に記載の巻芯保護部材。 - 【請求項4】 円筒状凸部の外周面にブレードを複数本
設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
記載の巻芯保護部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001039934A JP2002244249A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 巻芯保護部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001039934A JP2002244249A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 巻芯保護部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002244249A true JP2002244249A (ja) | 2002-08-30 |
Family
ID=18902634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001039934A Pending JP2002244249A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 巻芯保護部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002244249A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003089477A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-25 | Asahi Kasei Corp | コアホルダー及び梱包方法 |
US7341220B2 (en) | 2002-12-27 | 2008-03-11 | Fujifilm Corporation | Roll support member and recording material package employing same |
JP2011016553A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Murazumi Kk | ロール製品用プロテクター |
JP2012116555A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Sanko Co Ltd | 保護部材 |
JP2018030650A (ja) * | 2017-11-29 | 2018-03-01 | 村角株式会社 | ロール製品用プロテクター |
CN109367926A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-02-22 | 宁波瑞成包装材料有限公司 | 多功能薄膜生产线自动投料包装线 |
-
2001
- 2001-02-16 JP JP2001039934A patent/JP2002244249A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003089477A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-25 | Asahi Kasei Corp | コアホルダー及び梱包方法 |
JP4707285B2 (ja) * | 2001-09-18 | 2011-06-22 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | コアホルダー |
US7341220B2 (en) | 2002-12-27 | 2008-03-11 | Fujifilm Corporation | Roll support member and recording material package employing same |
JP2011016553A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Murazumi Kk | ロール製品用プロテクター |
JP2012116555A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Sanko Co Ltd | 保護部材 |
JP2018030650A (ja) * | 2017-11-29 | 2018-03-01 | 村角株式会社 | ロール製品用プロテクター |
CN109367926A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-02-22 | 宁波瑞成包装材料有限公司 | 多功能薄膜生产线自动投料包装线 |
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