JP3357883B2 - サイトカイン抑制剤 - Google Patents

サイトカイン抑制剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にペプチド
化学および分子病理学の分野に関し、そして、さらに特
定すると、新規なサイトカイン抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】サイトカインは、ウイルスまたは細菌感
染に対する応答において、および免疫応答中のT細胞刺
激に対する応答において、マクロファージおよび単球に
より生産されるタンパク質の1つのクラスである。サイ
トカインは、通常、組織中に非常に低濃度で存在し、特
定の細胞タイプ上の高親和性レセプターへの結合を介し
てそれらの作用を仲介する。
【0003】インターロイキン(IL)、インターフェロン
(IF)、および腫瘍壊死因子(TNF)のような種々のサイト
カインは、免疫および炎症性応答中に生産され、そして
これらの応答の種々の局面を制御する。免疫または炎症
性応答の誘発に続き、種々のサイトカイン濃度が、異な
った時間で増加する。例えば、被験体を細菌の内毒素に
曝した後に、TNFおよびインターロイキン-6(IL-6)レベ
ルが増加し、数時間の後にIL-1およびIL-8のレベルが増
加する。
【0004】TNF、IL-1、IL-6、およびIL-8は、宿主の
防御応答、細胞調節、および細胞分化を仲介する。例え
ば、これらのサイトカインは、被験体内に熱を誘発し
得、T細胞およびB細胞を活性化し得、そして他のサイ
トカインのレベルに影響を与え得る。その結果、カスケ
ード効果が生じ、他のサイトカインが最初のサイトカイ
ンの生物学的作用を仲介する。
【0005】これらの4種のサイトカインの活性化は、
組織の損傷、および種々の炎症状態(例えば、慢性関節
リウマチを含む)で生じる痛みの原因である。慢性関節
リウマチでは、TNF、IL-1、IL-6、およびIL-8のレベル
は劇的に増加し、そして関節液中で検出され得る。これ
らのサイトカインの発現により誘発されるサイトカイン
カスケードによって、リポタンパク質の代謝が抑制さ
れ、そして骨および軟骨の分解が生じる。細菌性感染で
は、IL-8のようなサイトカインは、シグナルとして作用
し、好中球のような白血球をサイトカイン発現領域に引
き寄せる。一般的に、好中球により酵素およびスーパー
オキシドアニオンが放出されることは、感染した細菌を
破壊するためには不可欠である。しかし、サイトカイン
の発現により、高中球が、例えば肺に侵入する場合、好
中球の酵素およびスーパーオキシドアニオンの放出によ
って、致死的であり得る成人呼吸性窮迫症候群に発展し
得る。同様に、好中球が、他の組織および器官において
サイトカインの発現に応答して侵入すると、健康な組織
が破壊され得る。
【0006】サイトカインは、多数の生物学的活性を有
し、そして1種を超える細胞タイプと相互作用する。さ
らに、いくつかの細胞は1種を超えるサイトカインのタ
イプと相互作用する。その結果、ある特定のサイトカイ
ンまたは細胞タイプを標的とすることにより、健康な組
織に対する損傷を予防することは可能ではない。例え
ば、1種のサイトカインによる生物学的効果を排除する
ように設計された個々のサイトカインレセプターまたは
レセプターアンタゴニストは、TNF、IL-1、IL-6、およ
びIL-8により仲介される内毒性ショックによる死亡率を
減少させなかった。
【0007】サイトカインによる組織の損傷を防止する
ためのより良いアプローチは、全体としていかなるサイ
トカインの発現もなくすことなく、応答にかかわる全て
または数種のサイトカインの発現を抑制することであ
る。この方法では、完全な免疫抑制を防止し得、そして
恒常性が維持され得る。コルチコステロイドは、サイト
カインの発現を効果的に調節する。しかし、コルチコス
テロイドは、完全な免疫抑制の原因となり得、そして他
の有害な副作用(例えば、「消耗(wasting)」症候群、糖尿
病および骨粗鬆症を含む)を有し得る。ケトロラク(Tora
dol(登録商標);Syntex)のような非ステロイドの抗炎症
性薬剤もまた、炎症および痛みの治療に効果的である。
しかし、これらの薬剤は、プロスタグランジンの生産を
阻害することにより作用し、胃潰瘍、出血、および腎不
全を含む潜在的に深刻な合併症を招き得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】サイトカインの発現に
より引き起こされる病理学的状態を予防するために、組
織中でサイトカインのレベルを容易に制御し得れば有利
である。しかし、サイトカインの生理学的効果を改変す
ることは、それらの多面的効果により妨げられてきた。
従って、有害な副作用を引き起こすことなく、被験体内
でサイトカインの活性を抑制し得る薬剤が必要とされ
る。本発明は、この必要性を満足し、そしてさらに関連
した利点も提供する。
【0009】本発明の目的は、サイトカインの生物学的
活性を制限または制御する新規なサイトカイン抑制剤を
提供することにある。本発明のさらなる目的は、サイト
カイン抑制ペプチドを含む薬学的組成物、および該薬学
的組成物を被験体に投与する方法を提供することにあ
る。本発明のさらなる目的は、被験体においてサイトカ
イン活性を抑制するために、新規のペプチドを用いる方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、強力なサイト
カイン抑制剤である、新規なペプチドに関する。一般構
造、X1-X2-His-(D)Phe-Arg-(D)Trp-X3およびX4-H
is-(D)Phe-Arg-(D)Trp-X3を有し、ここで、X1
2、X3およびX4が、アミノ酸またはアミノ酸のアナ
ログであり得る、新規なサイトカイン抑制ペプチドが開
示される。本発明はまた、以下の構造、(D)Trpアナロ
グを含む、Ac-His-(D)Phe-Arg-(D)Trp(Ch2NHAc)-Gly-
NH2を有するサイトカイン抑制ペプチドに関する。
【0011】さらに、本発明は、薬学的に受容可能なキ
ャリアおよびサイトカイン抑制剤を含む薬学的組成物、
およびこの薬学的組成物を被験体へ投与する方法に関す
る。このようなサイトカイン抑制剤を被験体に投与する
と、サイトカイン活性は抑制されるが、完全には抑えら
れない。従って、本発明は、被験体内での完全な免疫抑
制を引き起こすことなく、被験体内でサイトカイン活性
により引き起こされる健康な組織への損傷を防止または
最小化する方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、一般的に、新規なサイ
トカイン抑制剤に関し、それは、以下の構造を有する: X1-X2-His-(D)Phe-Arg-(D)Trp-X3、ここで、X1
【0013】
【化15】
【0014】、H、またはCOCH3であり;X2
【0015】
【化16】
【0016】であり;およびX3
【0017】
【化17】
【0018】、NH2またはOHであり;ここで、YがO、H2
またはS;R1がH、COCH3、C2H5、CH2Ph、COPh、COO-t-
ブチル、COOCH2Ph、CH2CO-(ポリエチレングリコール)ま
たはA;R2がHまたはCOCH3であり;R3が1〜6個の炭
素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、あるいは
3〜6個の炭素原子を有する環状アルキル基であり;R
4が(CH2)m-CONH2、(CH2)m-CONHR1または(CH2)m-CONHA;
5がOH、OR3、NH2、SH、NHCH3、NHCH2PhまたはA;およ
びR6がHまたはR3であり;そして、ここで、「Ph」がC6
H5であり、「m」が1、2、または3であり、「n」が0、
1、2、または3であり、そして「A」が以下の一般式:
【0019】
【化18】
【0020】を有する炭水化物である。例えば、本発明
は、
【0021】
【化19】
【0022】のようなペプチドを提供し、それらは、サ
イトカイン活性を抑制し得る。
【0023】本発明はまた、新規なサイトカイン抑制剤
に関し、それは以下の構造を有する: X4-His-(D)Phe-Arg-(D)Trp-X3、ここで、X4
【0024】
【化20】
【0025】、HまたはCOCH3であり;およびX3
【0026】
【化21】
【0027】、NH2またはOHであり;ここで、YがO、H2
またはS;R1がH、COCH3、C2H5、CH2Ph、COPh、COO-t-
ブチル、COOCH2Ph、CH2CO-(ポリエチレングリコール)ま
たはA;R2がHまたはCOCH3;R4が(CH2)m-CONH2、(C
H2)m-CONHR1または(CH2)m-CONHA;R5がOH、OR3、NH2
SH、NHCH3、NHCH2PhまたはA;そしてR6がHまたはR3
である;そしてここで、「Ph」がC6H5であり、「m」が1、
2、または3であり、「n」が0、1、2、または3であ
り、そして「A」が以下の一般式:
【0028】
【化22】
【0029】を有する炭水化物である。例えば、本発明
は、
【0030】
【化23】
【0031】を提供し、それらは、サイトカイン活性を
抑制し得る。
【0032】本明細書で用いる「抑制」という用語は、一
般的に理解される意味を有する。すなわち、制御または
調節下で限定、制限、維持することである。よって、
「サイトカイン抑制剤」とは、サイトカインの生物学的活
性を制限または制御する作用を有する薬剤である。例え
ば、サイトカイン抑制剤は、本明細書中に記載されるよ
うに、アミノ酸またはアミノ酸アナログを含むペプチド
であり得る。上記の例に加えて、ペプチドサイトカイン
抑制剤の他の代表的な例には、以下:
【0033】
【化24】
【0034】が挙げられ、ここで、(D)Trp(CH2NHAc)、
つまり(D)Trpのアナログ中では、H2がα-カルボニル
酸素を置換する。
【0035】上記のペプチドサイトカイン抑制剤は、Hi
s-(D)Phe-Arg-(D)Trp(または(D)Trpのアナログ)とい
うアミノ酸配列を有するコア構造により、部分的に特徴
づけられる。ここで、アミノ酸は、一般的に知られるそ
れらの3文字の記号により示され、(D)は、天然に存在
するL-アミノ酸とは反対の、「D」配置を有するアミノ
酸を意味する。特定の立体配置が示されていない場合
は、当業者は、そのアミノ酸が(L)-アミノ酸であると
理解する。上で例示したペプチドでは、「Nle」はノルロ
イシンについての3文字記号であり、そして「Ph」は、
「フェニル」基(C6H5)を示す。
【0036】上記のペプチドのようなサイトカイン抑制
剤は、Merrifield(J. Am. Chem. Soc., 85:2149 (196
4)、これは本明細書中に参考として援用されている)の
固相ペプチド合成方法の改変法を用いて合成された。あ
るいは、当該分野で周知の標準溶液法(例えば、Bodansz
ky, M., Principles of Peptide Synthesis 第2改訂版
(Springer-Verlag, 1988および1993)を参照のこと、こ
れは本明細書中に参考として援用されている)を用いて
合成され得る。Merrifieldの方法により調製されるペプ
チドは、自動化ペプチドシンセサイザー(例えば、Appli
ed Biosystems 431A-01 Peptide Synthesizer(Mountain
View, CA))を用いて、またはHoughten, Proc. Natl. A
cad. Sci., USA 82:5131 (1985)(これは、本明細書中に
参考として援用されている)に記載のマニュアルのペプ
チド合成技術を用いて合成され得る。
【0037】ペプチドを、アミノ酸またはアミノ酸アナ
ログを用いて合成し、それらの活性基を必要に応じて、
例えばt-ブチルジカルボネート(t-BOC)基、またはフ
ルオレニルメトキシカルボニル(FMOC)基を用いて保護し
た。アミノ酸およびアミノ酸アナログは、市販品を購入
(Sigma Chemical Co.; Advanced Chemtec)し得るか、あ
るいは当該分野で公知の方法を用いて合成し得る。固相
法を用いて合成したペプチドは、樹脂に結合され得る。
この樹脂には、4-メチルベンズヒドリルアミン(MBHA)、
4-(オキシメチル)-フェニルアセトアミドメチル、およ
び4-(ヒドロキシメチル)フェノキシメチル-コポリ(スチ
レン-1%ジビニルベンゼン)(Wang樹脂)(これらは全て市
販されている)、またはp-ニトロベンゾフェノンオキシ
ムポリマー(オキシム樹脂)(これは、De GradoおよびKai
ser, J. Org. Chem. 47:3258 (1982)(これは本明細書中
に参考として援用されている)に記載のように合成され
得る)が挙げられる。
【0038】当業者は、ペプチドに組み込まれるアミノ
酸またはアミノ酸アナログの選択は、サイトカイン抑制
ペプチドに必要な特定の物理学的、化学的、または生物
学的特性に一部依存することを知っている。このような
特性は、サイトカイン抑制剤が投与される経路、または
サイトカイン抑制剤が指向する被験体内の位置により、
一部決定される。
【0039】ペプチド中の反応基の選択的な改変はま
た、サイトカイン抑制剤に所望の特性を与え得る。ペプ
チドは樹脂に結合した状態で処理され、アセチル化ペプ
チドのようなN末端改変化合物が得られ得るか、あるい
はフッ化水素または等価な開裂試薬を用いて樹脂から除
去され得、次いで改変され得る。C末端カルボキシ基を
含む合成化合物(Wang樹脂)は、樹脂から切断された後
に、またはある場合には溶液相合成の前に、改変され得
る。ペプチドのN末端またはC末端を改変する方法は、
当該分野では周知であり、そして、例えば、N末端をア
セチル化する方法またはC末端をアミド化する方法が挙
げられる。同様に、アミノ酸またはアミノ酸アナログの
側鎖を改変する方法は、ペプチド合成の当業者に周知で
ある。ペプチド上に存在する反応性基に対してなされる
改変の選択は、当業者がペプチドに必要とする特性によ
り決定される。
【0040】環状ペプチドもまた、有効なサイトカイン
抑制剤になり得る。環状ペプチドは、例えば、ペプチド
のN末端のアミノ基とC末端のカルボキシル基との間に
共有結合の形成を誘発することにより得られ得る。例え
ば、Hisと(D)Trpとの間に共有結合の形成を誘発するこ
とにより作製され得るペプチド、シクロ(His-(D)Phe-A
rg-(D)Trp)は、サイトカイン抑制活性を有し得る。あ
るいは、環状ペプチドは、末端の反応性基と反応性のア
ミノ酸側鎖との間、または2種の反応性アミノ酸側鎖間
に共有結合を形成することにより得られ得る。当業者
は、特定の環状ペプチドの選択が、ペプチド上に存在す
る反応性基および所望のペプチド特性により決定される
ことを知っている。例えば、環状ペプチドは、インビボ
での安定性が増加したサイトカイン抑制剤を提供し得
る。
【0041】新たに合成したペプチドは、逆相高速液体
クロマトグラフィー(RP-HPLC)のような方法を用いて精
製され得るか(これは以下(実施例Iを参照のこと)に詳
細に記載されている)、あるいは、ペプチドの大きさま
たは電荷に基づいて分離する他の方法を用いて精製され
得る。さらに、精製ペプチドは、これらの方法ならびに
アミノ酸分析および質量分光測定のような他の周知の方
法を用いて特徴づけられ得、これは以下(実施例Iを参
照のこと)に詳細に記載されている。
【0042】本発明はまた、サイトカイン抑制剤および
薬学的に受容可能なキャリアを含む薬学的組成物に関す
る。薬学的に受容可能なキャリアは、当該分野では周知
であり、これには、生理学的緩衝化食塩水のような水溶
液、あるいは他の溶媒またはビヒクル(例えば、グリコ
ール、グリセロール、オリーブオイルのようなオイル、
または注入可能な有機エステル)が挙げられる。
【0043】薬学的に受容可能なキャリアは、生理学的
に受容可能な化合物を含み得、この化合物は、例えば、
サイトカイン抑制剤を安定化させるか、またはこの薬剤
の吸収を増加させるように作用する。このような生理学
的に受容可能な化合物としては、例えば、炭水化物(例
えば、グルコース、スクロース、またはデキストラ
ン)、酸化防止剤(例えば、アスコルビン酸またはグルタ
チオン)、キレート剤、低分子量タンパク質、または他
の安定剤あるいは賦形剤(excipient)が挙げられる。当
業者は、生理学的に受容可能な化合物を含む薬学的に受
容可能なキャリアの選択が、例えば、サイトカイン抑制
剤の投与経路、および特定のサイトカイン抑制剤に特有
の物理-化学的特性に依存することを知っている。
【0044】本発明はさらに、被験体内で病理学的に上
昇したサイトカイン活性を抑制するために、サイトカイ
ン抑制剤を含む薬学的組成物を被験体に投与する方法に
関する。例えば、組成物は、炎症、痛み、悪質液、およ
び病原性免疫性疾患(例えば、関節炎、炎症性腸疾患、
および全身性エリテマトーデス)(これらの各々は病理学
的に上昇したサイトカイン活性により特徴づけられる)
に対する治療として被験体に投与され得る。本明細書で
用いる「病理学的に上昇した」という用語は、サイトカイ
ン活性が、このような被験体の正常な集団において予想
される活性範囲を超えて上昇することを意味する。例え
ば、特定の組織におけるIL-1活性の正常な範囲は、母集
団から多数の被験体をサンプリングすることにより決定
され得る。サイトカイン誘発性病理学的効果により特徴
づけられる病理を有する被験体は、その被験体内のサイ
トカイン活性が、正常な範囲を超えて病理学的に上昇し
ていることを決定することにより、容易に同定され得
る。
【0045】当業者は、病理学的に上昇したサイトカイ
ン活性を有する被験体に、サイトカイン抑制剤を含む薬
学的組成物を、例えば、経口、腟内、直腸、または非経
口(例えば、静脈内、筋肉内、皮下、眼窩内、包内、腹
腔内、槽内)を含む種々の経路により、あるいは、例え
ば、皮膚パッチまたは経皮イオン導入法をそれぞれ用い
て、皮膚を通しての受動的または促進吸収により投与し
得ることを知っている。さらに、組成物は、注入、挿管
法により、経口または局所的に投与され得、後者は、例
えば、軟膏または散剤を直接付与することにより、受動
的であり得、あるいは、例えば、鼻内スプレーまたは吸
入剤を用いて、能動的であり得る。サイトカイン抑制剤
はまた、局所スプレーとして投与され得、その場合、組
成物の1成分は適切な噴射剤である。薬学的組成物はま
た、所望であれば、リポソーム、マイクロスフェアまた
は他のポリマーマトリクスの中に組み込まれ得る(Grego
riadis, Liposome Technology, 第1巻(CRC Press, Boc
a Raton, FL 1984)、これは本明細書中に参考として援
用されている)。例えば、リン脂質または他の脂質から
なるリポソームは、無毒性で、生理学的に受容可能かつ
代謝可能なキャリアであり、これは作製および投与する
には比較的簡単である。
【0046】前述のように、サイトカインの発現によっ
て、被験体内の健康な組織が損傷され得、そして極端な
場合には、深刻な障害および死を招き得る。サイトカイ
ンは、例えば、免疫応答において、または細菌性内毒素
誘発敗血症に対する応答において、局在した感染部位で
発現し得るか、または全身で発現し得る。サイトカイン
発現は、被験体内に発熱(病熱)および痛覚過敏(痛みに
対する極端な感度)を誘発し得、さらにマクロファージ
および単球の活性化を誘発し得、これが被験体内で炎症
性応答を生じさせるか、またはさらに寄与している。
【0047】サイトカインの発現は、局在的または全身
的であり得るので、当業者は、サイトカイン抑制剤を投
与する特定の経路および方法を、被験体内におけるサイ
トカインの源および分布に基づいて選択する。例えば、
細菌性内毒素誘発敗血症のような全身病を患っている被
験体において、サイトカイン抑制剤を含む薬学的組成物
は、静脈内、経口により、またはサイトカイン抑制剤を
全身に分配する別の方法により投与され得る。しかし、
急性呼吸窮迫症候群のような局所的なサイトカインの発
現により引き起こされる病理を患っている被験体におい
ては、サイトカイン抑制剤は、適切な薬学的に受容可能
なキャリアの中に懸濁または溶解され得、そして鼻内ス
プレーを用いて肺の中に直接投与され得る。
【0048】サイトカインの生物学的活性を抑制するた
めに、サイトカイン抑制剤は有効な投与量で投与されな
ければならない。この投与量は、約0.01〜100mg/kg体重
である。有効な全投与量は、一回分の投与量として、す
なわち、ボーラスとするか、または比較短い時間で輸液
するかのいずれかで被験体に投与され得るか、あるい
は、分割した治療プロトコールを用いて投与され得る。
このプロトコールでは、さらに長い時間にわたって多回
用量が投与される。当業者は、被験体内で有効な投与量
を得るために必要なサイトカイン抑制剤の濃度が、被験
体の年齢および全身の健康状態、ならびに投与経路およ
び投与すべき治療回数を含む多くの要因に依存すること
を知っている。これらの要因を考慮して、当業者は、サ
イトカイン活性を抑制するための有効な投与量を得るた
めに、特定の投与量に調節する。
【0049】サイトカイン抑制剤の例、およびサイトカ
インに仲介される生物学的な悪影響を防止または最小限
にする、サイトカイン抑制剤の有効性を以下に記載し、
そして表1および表2にまとめる。以下に記載のよう
に、実施例IIに記載のペプチドのようなサイトカインの
抑制剤は、マウス中でサイトカインの発現を効果的に抑
制し(実施例IIIおよびIV)、そして、当該分野において
ヒトでの効果が予想され得るものとして認識されている
マウス、ラット、およびウサギモデル系を用い、マウ
ス、ラットおよびウサギにおいて、サイトカインが仲介
する痛み、腫脹、病熱および致死の緩和を提供する(実
施例V〜XII)。従って、本明細書中に記載される化合物
は、病理学(例えば、炎症、痛み、悪質液)および病原性
免疫性疾患(例えば、関節炎、炎症性腸疾患、および全
身性エリテマトーデス)(これらは、変化したサイトカ
イン活性により特徴づけられる)の治療のための薬剤と
して用いられ得る。
【0050】以下の実施例は、本発明を例示することを
意図しており、本発明を制限することは意図していな
い。
【0051】
【実施例】実施例I ペプチドサイトカイン抑制剤の合成 本実施例は、ペプチドサイトカイン抑制剤の固相合成方
法を記載する。
【0052】A. Nle - Gln - His - (D)Phe - Arg -
(D)Trp - Gly-NH2 アミノ酸配列 Nle-Gln-His-(D)Phe-Arg-(D)Trp-Gly
(「EX-1」)を有するペプチドサイトカイン抑制剤は、Me
rrifield(1964)の固相ペプチド合成法を改変したものを
用いて合成した。本質的には、t-BOCグリシン誘導体(A
dvanced Chemtech; Louisville, KY)を有するMBHA樹脂
を、固相ペプチド合成(Houghten、1985参照)に適した
反応容器に添加した。この樹脂を、塩化メチレンで3回
洗浄し、そして塩化メチレン中で1〜2%のアニソール
を含むトリフルオロ酢酸(TFA)を用いてt-BOC保護基を除
去した。次いでこの樹脂を塩化メチレンで洗浄し、ジイ
ソプロピルエチルアミンで処理した。
【0053】このペプチドを、ジメチルホルムアミド中
の3.2当量のN-ホルミル-BOC-保護D-トリプトファンおよ
び3.0当量のジクロヘキシルカルボジイミドを添加する
ことによって伸張した。反応をニンヒドリンを用いて監
視し、そのまま25分間続けた後、塩化メチレンを用いて
樹脂を洗浄した。ジ-トルリル(tolulyl)-BOC-アルギニ
ンを用いてこの手順を繰り返し、次いでそれぞれの所望
の保護されたアミノ酸について完全なヘプタペプチドが
合成されるまでこの手順を繰り返した。
【0054】ヘプタペプチドの合成に続き、トリプトフ
ァン残基上のN-ホルミル保護基を、DMF中にピペリジン
を20%含む溶液で除去し、この樹脂を塩化メチレンで洗
浄した。このペプチドを10%アニソールを含む無水フッ
化水素(HF)を用いて樹脂から切り離し、反応液を濃縮
し、そして残渣を酢酸水溶液で分解した。酢酸画分(分
解物を含む)を除去し、残渣を水で洗浄した。洗浄液を
酢酸画分に添加し、合併したサンプルを濃縮した。得ら
れた粗製ペプチドを、30分間かけて溶液Bの1〜60%の
勾配を用いてRP-HPLC(Vydac, C-18カラム)によって精製
した(溶液Aは0.1%TFA/水、溶液Bは、0.1%TFA/ア
セトニトリルである)。
【0055】このペプチドは、RP-HPLCによって97%の
純度であることが決定された(VydacC-18カラム、24%
の溶液Bのイソクラティックを用い、溶液Aおよび溶液
Bは、上記の通りであり;吸光度は215nmで測定し
た)。精製したヘプタペプチドの質量を、BioIon 20 Ma
ss Analyzer time of flight detectorを用いるプラズ
マ吸収質量分析法によって決定した。EX-1ペプチドの質
量は、942.7と測定され、それは予想された分子質量(MS
(M+1)=942.2)と本質的に同じであった。
【0056】B. His - (D)Phe - Arg - (D)Trp(CH2N
Ac) - Gly-NH2 アミノ酸配列 His-(D)Phe-Arg-(D)Trp(CH2NAc)-Gly-NH
2を有する本発明のサイトカイン抑制ペプチドは、以下
の改変を除き、上記のように合成、精製した。Boc-(D)T
rpを、メチルクロロホルメートおよびN,O-ジメチルヒド
ロキシルアミン塩酸塩を用いて対応するN,O-ジメチルヒ
ドロキサメートに変換した。トリプトファンアミドを水
素化リチウムアルミニウムで還元し、Boc-(D)Trpアルデ
ヒドを得た。
【0057】DMF中にBoc-(D)Trpアルデヒドおよびシア
ノ水素化ホウ素ナトリウムを含む溶液を、酢酸を1%含
むDMF中のリンクアミド樹脂に結合したグリシンに添加
した。還元的アミノ化を完了した後、樹脂をトリフルオ
ロ酢酸および塩化メチルの1:1の混合物とともに振盪
し、Boc基を除去した。残りのアミノ酸を、順次ペプチ
ド合成機(Applied Biosystems)で結合させ、His-(D)Phe
-Arg-(D)Trp(CH2NAc)-Gly-NH2ペプチドを調製した。こ
のペプチドを樹脂から切り離し、上記のように精製し
た。
【0058】実施例II アセチル化ペプチドサイトカイン抑制剤の調製 本実施例は、N-アセチル化ペプチドサイトカイン抑制剤
の調製法を記載する。
【0059】ヘプタペプチド、Nle-Gln-His-(D)Phe-Arg
-(D)Trp-Glyを実施例I.A.に記載のように合成したが、
新しく合成されたペプチドが樹脂から切り離す前に、ペ
プチドのアミノ末端を、サンプルを無水酢酸、ジイソプ
ロピルエチルアミン、および塩化メチレンで2時間処理
することによりアセチル化した点が異なった。アセチル
化に続き、上記のように、このヘプタペプチドを樹脂か
ら切り離し、RP-HPLCによって精製し、そして質量分析
により特徴付けした。実施例IIのアセチル化されたヘプ
タペプチド(本明細書中ではEX-2と命名する)は、純度
98%と決定され、その質量は985.2ダルトンと測定され
た。これは予想した分子質量と同じであった。
【0060】実施例IおよびIIに記載と同様の方法を用
い、本発明の他のサイトカイン抑制剤(Ac-(シクロヘキ
シル)Gly-Gln-His-(D)Phe-Arg-(D)Trp-Gly-NH2(「EX-
3」);Ac-His-(D)Phe-Arg-(D)Trp-Gly-NH2(「EX-4」);
およびAc-His-(D)Phe-Arg-(D)Trp-NH2(「EX-5」)を含
む)を合成した。Ac-His-(D)Phe-Arg-(D)Trp(CH2NAc)-Gl
y-NH2は、ペプチドが樹脂から切り離される前に、過剰
の無水酢酸を用いてペプチドをアセチル化した点を除
き、実施例I.B.に記載の方法を用いて調製した。
【0061】実施例III マウス中のリポポリサッカライド誘導腫瘍壊死因子レベ
ルの低下 本実施例は、リポポリサッカライド(LPS;内毒素)処理し
たマウスの腫瘍壊死因子(TNF)のレベルを低下させるこ
とに関する2つのサイトカイン抑制剤の効果を記載す
る。
【0062】体重約20gのBalb/c雌マウスを、コントロ
ールグループと処理するグループの2つのグループに分
けた。5mg/mlLPSの0.9%生理食塩水を腹腔内(ip)注射に
よってコントロールマウスに投与した。処理するグルー
プのマウスには、初めに生理食塩水中の30μgEX-2また
は150μgEX-3をipに注射し、次いでEX-2またはEX-3を投
与した1分後にコントロールグループについて記載した
LPSを与えた。
【0063】LPS投与後4時間までの種々の時間に、処
理およびコントロールグループのマウスの眼腔から血液
サンプルを集めた。3000 x g、5分間の遠心分離によ
り、血漿を分離し、次いで4容量の1×リン酸緩衝生理
食塩水(pH7.4)(1%のウシ血清アルブミンを含む)を
用いて希釈した。100μlの血清サンプルをTNF-α(Genzy
me; Cambridge MA)に関してELISAによりアッセイした。
【0064】各グループの6匹のマウスの平均(+/- SE
M)TNF-αレベルを測定し、TNFレベルの減少率(%)を
計算した。表1に示すように、EX-2を用いたマウスの処
理は、処理しなかったコントロールマウスに比べてTNF-
αのレベルを50%低下させた。同様に、EX-3を用いたマ
ウスの処理は、処理しなかったコントロールマウスに比
べてTNF-αのレベルを56%低下させた(表2)。これらの
結果は本発明のペプチドがLPS誘導サイトカイン活性を
抑制し得ることを示す。
【0065】実施例IV マウスにおけるリポポリサッカライド誘導インターロイ
キン-6のレベルの低下 本実施例は、LPS処理マウスにおけるインターロイキン-
6のレベルを低下させることに関するサイトカイン抑制
剤の効果を記載する。
【0066】Balb/cマウスをグループ分けし、上記実施
例IIIに記載のように処理した。LPS投与後6時間までの
種々の時間に、マウスの眼腔から血液サンプルを入手
し、血清を集めて上記のように希釈した。100μlのアリ
コートを、IL-6のレベルについて、IL-6特異的ELISA(S
tarnesら、J.Immunol. 145:4185-4194 (1990)、本明細
書中で援用する)を用いてアッセイした。
【0067】各グループの6匹のマウスの平均(+/- SE
M)IL-6レベルを測定し、IL-6レベルの低下率(%)を計
算した。表1に示すように、EX-2を用いたマウスの処理
は、処理しなかったコントロールマウスに比べてIL-6の
レベルを60%低下させた。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】実施例V カラギーナン誘導の足の腫脹 本実施例は、炎症と痛みを緩和することに関する2つの
サイトカイン抑制剤を記載する。
【0071】カラギーナン誘導の足の腫脹を、本明細書
中で援用する以下の方法を改変したものを用いて誘導す
る:HiltzおよびLipton、Peptides 11:979-982 (1990);
Vinegerら、Fed. Proc. 46:118-126 (1987); およびVi
negerら、J.Pharmacol.Expt.Therap. 166:96-103 (196
9) 。簡単にいうと、成熟雌Balb/cマウスを、7mg/kgケ
タミンおよび0.6mg/kgロムパン(rompun)のip注射により
麻酔した。足蹠の厚さを、スプリングロードミクロメー
ター(Swiss Precision Instruments)を用いて測定し
た。足蹠の厚さは、1/100インチの単位で表した。初め
の測定結果を得た後、マウスの後ろ足の足蹠に0.2mlの
生理的食塩水(コントロール)、0.2mlの生理食塩水中
の種々の用量のEX-2またはEX-3(処理)を注射した。最
初の注射の直後に、0.02mlの0.15%κ-カラギーナン(Si
gma Chemical Co.)を注射した。
【0072】後ろ足の足蹠の厚さを、1時間毎に6時間
測定し、厚さの変化を測定して、EX-2を用いた処理によ
る腫脹の縮小割合(%)を計算した。表1および2に示
すように、1μgのEX-2または1μgのEX-3は、2時間たっ
た時点でカラギーナン誘導の腫脹を、それぞれ45%また
は49%縮小した。
【0073】実施例VI リポポリサッカライド誘導致死 本実施例は、LPSの投与によって誘導される敗血症に由
来する致死率の減少におけるサイトカイン抑制剤、EX-2
およびEX-3の効果を記載する。
【0074】これらの実験は、RivierらのEndocrinolog
y 125:2800-2805 (1989)によって報告された情報(本明
細書中で参考として援用する)に基づいて行った。成熟
雌Balb/cマウスに餌と水を無制限に与えた。マウスに、
4時間毎に40時間にわたり0.2ml生理食塩水中30〜300μ
gのEX-2またはEX-3(処理グループ)または0.2ml生理食
塩水のみ(コントロールグループ)をip注射した(各グ
ループ10匹ずつ)。最初の注射の直後に、0.2ml生理食
塩水中0.6mgLPS内毒素を各マウスに投与した。LPS注射
の後、EX-2または生理食塩水を、処理したマウスまたは
コントロールマウスに、4時間毎に36時間にわたり投与
した。
【0075】表1および2に示すように、3.3mgのEX-2
またはEX-3(300μgずつ11回注射)の投与によって、コン
トロールマウスと比較した生存率はそれぞれ83%または
86%増加した。これらの結果は、本発明のサイトカイン
抑制ペプチドの腹腔内投与が、LPS誘導敗血症による致
死率を低下させ得るということを示す。
【0076】実施例VII インターロイキン-1β誘導痛覚過敏症の低下 本実施例は、痛みの予防を提供する際のサイトカイン抑
制剤、EX-2の効果を記載する。
【0077】これらの実験を、本明細書中で参考として
援用する以下に記載の方法を改変したものを用いて行っ
た:Poolら、Br.J.Pharmacol. 106:489-492 (1992); Fo
llenfantら、Br.J.Pharmacol. 98:41-43 (1989); なら
びにRandallおよびSellito、Arch.Internatl.Pharmacod
yn. 111:409-419 (1957)。成熟雄Sprague-Dawleyラット
(175〜275g)を、圧力を変化させてかける器具(IITC Lif
e Sciences;WoodlandHills,CA)を用いる足に圧力をかけ
る技法によって痛覚過敏症について試験した。ラットは
トレーニング期間に入る前に住環境に順応させ、3日間
慣らした。痛覚過敏症の試験を始める前日に、各ラット
を袋(sock)に入れ、圧力を変化させ得る足への圧力試
験を2回、15分の間をあけて行った。次の日、そのラッ
トをプレテストして、それぞれのラットが、体全体でも
がく、および/または悲鳴を上げるといった逃避反応を
示す時の圧力(mm Hg)を測定した。約5〜10%のラットは
反応を示さず、それらは更なる実験から排除した。
【0078】足への圧力に反応したラットを、種々の濃
度のEX-2(処理)または生理食塩水のみ(コントロー
ル)を1ml/kgでip注射することにより前処理した。20分
後、100μlのIL-1β(1U/100μl)をラットの足の裏の内
部に注射することにより投与した。IL-1を投与して2時
間後、ラットにさらに2回の足への圧力試験を行い、コ
ントロールラットと比較してEX-2処理ラットに負荷し得
る圧力の増加(mm Hg)を測定した。表1に示すよう
に、1μgのEX-2を用いた処理は、圧力の量を増加させ、
ラットはコントロールラットに比べて125%の圧力に耐
えた。
【0079】実施例VIII 成人呼吸窮迫症候群 本実施例は、LPS処理ラットの呼吸窮迫症候群を最小化
することにおけるサイトカイン抑制剤、EX-2の効果を記
載する。
【0080】これらの実験は、本明細書中で参考として
援用する以下に記載の方法を改変したものを用いて行っ
た:Ulrichら、Am.J.Pathol. 141:61-68 (1992);および
WheeldenらによるLab.Animals 26:29-37 (1992)。雄のH
arlan Sprague-Dawleyラットを70mg/kgケタミンおよび6
mg/kgロムパンの混合物をip注射することにより麻酔し
た。それぞれの麻酔したラットの首に2〜3cmの切り込
みを入れ、その気管を、周りを取り囲む軟組織を鋭くな
いように切開することによって露出させた。ラットをほ
ぼ垂直の平板に吊り下げ、露出した気管に1ccシリンジ
に取り付けた25Gx 1/2インチ針を、喉頭より1cm後方の
点で挿入することにより、気管内注射を行った。
【0081】各ラットに0.5ml/kgの生理食塩水か、また
は0.5ml/kgの10mg/ml(5mg/kg)LPS内毒素をゆっくりとし
た気管内投与によって与えた。LPS内毒素投与の直後
に、ラットに1ml/kgの生理食塩水(コントロール)また
は種々の濃度のEX-2を含む生理食塩水(処理)のどちら
かをip注射した。ラットを1〜2分間高くした位置にと
どめて、LPSおよび生理食塩水が肺に送達されるのを容
易にさせた。切り口を閉じて、ラットを回復させた。気
管内注射の2および4時間後に、生理食塩水またはEX-2
をコントロールおよび処理ラットにそれぞれip投与し
た。
【0082】気管内注射の6時間後、ラットを再び麻酔
し、心臓穿刺によって全血を採取した。血清を集めて保
存した。首と胸を開いて、気管および肺を露出させ、肺
を27G x 3/4インチ針を用いて5mlの生理食塩水で6回洗
浄し、洗浄流出物を保存した。
【0083】EX-2処理ラットの気管支−肺胞洗浄流出物
中の多形核白血球(PMN;好中球)の数を数え、コントロー
ルラットにおける数と比較した。表1に示すように、10
0μg/kgのEX-2を用いた処理は、LPS処理肺内へのPMNの
侵入を58%阻害した。
【0084】実施例IX インターロイキン-1βまたはリポポリサッカライド誘導
の体温上昇の阻害 本実施例は、2つの異なる薬剤に応答してラットにおい
て体温が上昇することを阻害するサイトカイン抑制剤、
EX-2、EX-3、およびEX-4の効果を記載する。
【0085】雄Wisterラット(45〜75日齢)を室温を26℃
(ラットの平熱と熱平衡な温度)に調節した部屋に入
れ、試験前24時間は自由に餌および水をとれるようにし
てその部屋にとどめた。試験の日の朝、ラットに区別の
ための印を付け、体重を計った。ラットを、ストレスが
最少になるように設計された拘束篭に入れ、熱プローブ
(YSIプローブ# 402)3〜5cmを直腸に挿入して、ラット
の体温を測定した。示度が安定して15秒後に記録した。
測定を1時間後に繰り返し、各ラットの基礎となる体温
を確立した。
【0086】基礎となる体温が確立した後、ラットに生
理食塩水、IL-1βまたはLSPの内毒素をip注射した。次
いで、ラットに生理食塩水(コントロール)かあるいは
種々の濃度のEX-2またはEX-3(処理)のどちらかをip注
射した。ラットの体温を1時間毎に6時間計測し、IL-1
βまたはLPSによる体温上昇のEX-2またはEX-3による阻
害を測定した。
【0087】表1に示すように、500μg/kgのEX-2を用
いた処理は、IL-1誘導熱を52%阻害した。さらに、LPS
注射の6時間後の測定では、50または150μg/kgのEX-2
を用いた処理は、LPS誘導熱をそれぞれ45%または52%
阻害した。さらに、150μg/kgのEX-3を用いた処理は、L
PS誘導熱を57%阻害した(表2)。これらの結果は、本
発明の種々のサイトカイン抑制ペプチドが効果的に熱を
下げ得ることを示している。
【0088】実施例X アラキドン酸誘導のマウスの耳の腫脹の縮小 本実施例は、EX-2およびEX-3が、アラキドン酸誘導のマ
ウスの耳の腫脹を縮小させ得ることを示す。
【0089】実験は、体重が18〜23グラムの雌のBalb/c
マウスを用いて行った。生理食塩水あるいは100μgのEX
-2またはEX-3を、アラキドン酸(AA)の局所適用の30分前
に、ip投与した。10μl容のピペットを用いて、10μlの
AA溶液(100mg/mlエタノール;Calbiochem-Novabiochem;
San Diego CA)を、各マウスの右耳の内側と外側の両表
面に塗布した。10μlのエタノールのみを、各マウスの
左耳の内側と外側の両表面に塗布した。
【0090】耳の厚さを、AA塗布の直前および60分後に
手動のスプリング入りはさみ尺で測定した。耳の厚さの
増加を、AA処理した耳で観察される変化からコントロー
ルの耳で観察される変化を引いて計算した。各グループ
の値(生理食塩水およびコントロール)は、各グループ
の個々のマウスで観察された腫脹の平均である。腫脹の
縮小割合(%)は、生理食塩水コントロールグループで
観察された腫脹をもとにしている。表1および2に示す
ように、EX-2およびEX-3は、AA誘導の耳の腫脹をそれぞ
れ72%および62%縮小させた。
【0091】実施例XI ウサギのモルヒネ誘導呼吸低下の減少 本実施例は、EX-2およびEX-3が、モルヒネによって誘導
されるウサギの呼吸低下を減少させ得ることを示す。
【0092】雄Sheltonウサギ(3〜4kg)を拘束して胸部
の周り(前肢のすぐ後ろ側)を呼吸変換器(respiraion
transducer)(モデルF-RCT; Grass Instruments; Quincy
MA)に据え付けた。変換器をEKGケーブルを介してガラ
スポリグラフに接続した。耳の末端の血管に25G蝶形針
を用いてカニューレを挿入することにより、薬剤投与の
ための静脈内のラインを確立した。
【0093】ウサギの呼吸を安定させ、モルヒネ硫酸塩
(0.5ml生理食塩水中2mg/kg)を、静脈(iv)注射によって
投与し、呼吸の速さと深さを10分間監視した。2回目の
投与を行い、次いでその10分後にEX-2またはEX-3(0.5ml
生理食塩水中10μg/kg)をiv投与し、20分間ウサギを監
視した。さらに2回のEX-2またはEX-3(1.0ml生理食塩水
中20μg/kg)の投与を20分間隔で、すなわち、最初のモ
ルヒネ注射から40分後および60分後に行った。
【0094】結果を、基礎となる値からの変化率(%)
として計算し、実験終了時(80分後)の処理グループの平
均値からコントロールグループの平均値を引いた平均値
の違いとして表した。表1および2に示すように、EX-2
およびEX-3は、ウサギのモルヒネ誘導呼吸低下を、それ
ぞれ50%および65%減少させた。
【0095】実施例XII TNF-αレベルおよびLPS誘導致死率の低下における経口
投与したサイトカイン抑制剤の効果 本実施例は、マウスのLPS誘導TNF-αレベルおよび致死
率の低下における種々のサイトカイン抑制剤の経口効果
を記載する。
【0096】LPS誘導致死の研究は、Rivierら(前出)
によって1989年に報告された情報に基づいて行われた。
成熟雌Balb/cマウスに無制限に餌と水を与えた。150μg
または300μgのEX-2、EX-3、EX-4、またはEX-5を含む10
0μlの生理食塩水を、4時間毎に40時間にわたり胃管栄
養によってマウスに投与した(総用量はそれぞれ1.65mg
および3.3mg)。コントロールマウスには100μlの生理
食塩水のみを投与した。サイトカイン抑制剤または生理
食塩水の第1回目の投与の直後に、0.6mgのLPSを含む0.
2mlの生理食塩水をip注射により投与した。生存数の統
計的に有意な増加は、コントロールマウス(0%)、あるい
はEX-2またはEX-3投与マウス(0%〜11%)と比較して、EX-
4を3.3mg (63%)、EX-5を1.65mg(68%)またはEX-5を3.3mg
(44%)受容したマウスで観察された。
【0097】経口的に投与されたサイトカイン抑制剤が
LPS誘導TNF-αレベルを下げる能力も試験した。Balb/c
雌マウス(20g)に、150μgまたは300μgのEX-2、EX-3、E
X-4またはEX-5を含む100μlの生理食塩水を胃管栄養に
よって投与した。コントロールマウスには100μlの生理
食塩水のみを投与した。1分後、0.1mgのLPSをip注射に
より投与した。サンプルを集めてTNF-αのレベルを上記
実施例IIIに記載のように測定した。
【0098】各グループのマウス(n=9〜20)の平均TNF-
αレベルを測定し、TNF-αレベルの減少率(%)を計算
した。TNF-αレベルは、コントロールマウス(0%)および
EX-2受容マウス(26%〜28%)と比較して、150μgのEX-3(4
9%);300μgのEX-3(40%)または300μgのEX-4(44%)を受
容したマウスで著しく減少した。これらの結果は、本発
明の種々のサイトカイン抑制剤が、経口的に投与された
場合でも効果的であることを示す。
【0099】本発明を上記実施例に関して記載したが、
本発明の主旨からはずれることなく種々の改変が可能で
ある。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲によっ
てのみ限定される。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、新規なサイトカイン抑
制剤が提供される。この薬剤は、サイトカインの生物学
的活性を制限または制御する。本発明によればまた、サ
イトカイン抑制ペプチドを含む薬学的組成物、および該
薬学的組成物を被験体に投与する方法が提供される。本
発明によればさらに、被験体においてサイトカイン活性
を抑制するために、新規のペプチドを用いる方法が提供
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07K 9/00 A61K 37/02 (72)発明者 リチャード エイ. ホウトン アメリカ合衆国 カリフォルニア 92014,デル マル,ランチョ ビエホ ドライブ 4939 (72)発明者 コスタス シー. ローリス アメリカ合衆国 カリフォルニア 92007,カーディフ,ラグーン ビュウ ドライブ 2636 (72)発明者 ロナルド アール. タトル アメリカ合衆国 カリフォルニア 92025,エスコンディド,ビスタ デル センブラド 2704 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 38/00 A61P 1/00 A61P 29/00 A61N 1/30 C07K 7/06 C07K 9/00 BIOSIS(DIALOG) CAPLUS(STN) MEDLINE(STN) REGISTRY(STN) EMBASE(STN)

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 慢性関節リウマチを発現し易い個体にお
    ける慢性関節リウマチの重篤度を軽減するための薬学的
    組成物であって、薬学的に受容可能なキャリアおよびペ
    プチドを含有し、該ペプチドが、構造: X1-X2-His-(D)Phe-Arg-(D)Trp-X3 を有し、 ここで、 X1が 【化1】 、H、またはCOCH3であり; X2が 【化2】 であり;またはX 1 およびX 2 が一緒になってX 4 を形成し;3が 【化3】 またはNH2であり; ここで、 YがO、H2またはSであり; 4 【化4】 、H、またはCOCH 3 であり;および1がH、COCH3、C2H
    5、CH2Ph、COPh、COOCH2Ph、COO-t-ブチル、CH2CO-(ポ
    リエチレングリコール)、またはAであり; R2がHまたはCOCH3であり; R3が1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のア
    ルキル基であり; R4が(CH2)m-CONH2、(CH2)m-CONHR1または(CH2)m-CONHA
    であり; R5がOH、OR3、NH2、SH、NHCH3、NHCH2Ph、またはAであ
    り;およびR6がHまたはR3であり; そして、ここで、「Ph」がC6H5であり、「m」が1、
    2、または3であり、「n」が0、1、2、または3で
    あり、そして「A」が以下の一般式: 【化5】 を有する炭水化物である、組成物。
  2. 【請求項2】 炎症性腸疾患を発現し易い個体における
    炎症性腸疾患の重篤度を軽減するための薬学的組成物で
    あって、薬学的に受容可能なキャリアおよびペプチドを
    含有し、該ペプチドが、構造: X1-X2-His-(D)Phe-Arg-(D)Trp-X3 を有し、 ここで、 X1が 【化6】 、H、またはCOCH3であり; X2が 【化7】 であり;またはX 1 およびX 2 が一緒になってX 4 を形成し;3が 【化8】 またはNH2であり; ここで、 YがO、H2またはSであり; 4 【化9】 、H、またはCOCH 3 であり;および1がH、COCH3、C2H
    5、CH2Ph、COPh、COOCH2Ph、COO-t-ブチル、CH2CO-(ポ
    リエチレングリコール)、またはAであり; R2がHまたはCOCH3であり; R3が1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のア
    ルキル基であり; R4が(CH2)m-CONH2、(CH2)m-CONHR1または(CH2)m-CONHA
    であり; R5がOH、OR3、NH2、SH、NHCH3、NHCH2Ph、またはAであ
    り;およびR6がHまたはR3であり; そして、ここで、「Ph」がC6H5であり、「m」が1、
    2、または3であり、「n」が0、1、2、または3で
    あり、そして「A」が以下の一般式: 【化10】 を有する炭水化物である、組成物。
  3. 【請求項3】 前記ペプチドのアミノ末端が改変されて
    いる、請求項に記載の薬学的組成物。
  4. 【請求項4】 前記ペプチドのアミノ末端がアセチル化
    により改変されている、請求項に記載の薬学的組成
    物。
  5. 【請求項5】 前記ペプチドのカルボキシル末端が改変
    されている、請求項に記載の薬学的組成物。
  6. 【請求項6】 前記カルボキシル末端がアミド化により
    改変されている、請求項に記載の薬学的組成物。
  7. 【請求項7】 R1が、C2H5およびCH2Phからなる群から
    選択される、請求項に記載の薬学的組成物。
  8. 【請求項8】 R1およびR2が各々、Hである、請求項
    に記載の薬学的組成物。
  9. 【請求項9】 X1が、ノルロイシン、ノルバリン、ロ
    イシン、またはイソロイシンからなる群から選択され
    る、請求項に記載の薬学的組成物。
  10. 【請求項10】 R5が、X1またはX4に共有結合し
    て、環状ペプチドを形成する、請求項に記載の薬学的
    組成物。
  11. 【請求項11】 前記ペプチドがNle-Gln-His-(D)Phe-A
    rg-(D)Trp-Gly-NH2である、請求項1に記載の薬学的組
    成物。
  12. 【請求項12】 前記ペプチドのアミノ末端がアセチル
    化されている、請求項11に記載の薬学的組成物。
  13. 【請求項13】 前記ペプチドのアミノ末端が改変され
    ている、請求項2に記載の薬学的組成物。
  14. 【請求項14】 前記ペプチドのアミノ末端がアセチル
    化により改変されている、請求項13に記載の薬学的組
    成物。
  15. 【請求項15】 前記ペプチドのカルボキシル末端が改
    変されている、請求項2に記載の薬学的組成物。
  16. 【請求項16】 前記カルボキシル末端がアミド化によ
    り改変されている、請求項15に記載の薬学的組成物。
  17. 【請求項17】 R 1 が、C 2 H 5 およびCH 2 Phからなる群か
    ら選択される、請求項2に記載の薬学的組成物。
  18. 【請求項18】 R 1 およびR 2 が各々、Hである、請求
    項2に記載の薬学的組成物。
  19. 【請求項19】 X 1 が、ノルロイシン、ノルバリン、
    ロイシン、またはイソロイシンからなる群から選択され
    る、請求項2に記載の薬学的組成物。
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