JP3357709B2 - 車両の下部車体構造 - Google Patents

車両の下部車体構造

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JP3357709B2 JP14596993A JP14596993A JP3357709B2 JP 3357709 B2 JP3357709 B2 JP 3357709B2 JP 14596993 A JP14596993 A JP 14596993A JP 14596993 A JP14596993 A JP 14596993A JP 3357709 B2 JP3357709 B2 JP 3357709B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の下部車体構造に
関し、特にスペアタイヤの収納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワゴンタイプと呼ばれる自動車
において、例えば実開平1ー62949号公報に開示さ
れているように、車室内のフロア上に配設されたシート
のシートクッションの下方のフロア上にスペアタイヤを
取り付けるとともに、上記シートのシートクッションを
シートバック側に跳ね上げ可能に構成して、上記スペア
タイヤの上記凹部からの車室内への取り出しを可能にし
たものが知られている。また、この種の自動車では、運
転席後方のシートを折り畳んで荷室を拡大するように構
成されている。
【0003】ところが、フロア上にスペアタイヤを取り
付けた構成では、荷室を拡大すべくシートを折り畳んで
も、スペアタイヤによってフロア面が制限されるため
に、スペアタイヤを後車軸よりも後方の車体床下に取り
付ける構造が一般的に採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スペア
タイヤを後車軸よりも後方の車体床下に取り付けるため
には、後車軸の後方に所定長さのオーバーハングを設け
る必要があるから、ホイールベースを長くとるために車
体の後部オーバーハングを極力短縮したいという車体設
計上の要求がある場合には、後車軸の後方にスペアタイ
ヤを収納する構造は採用できないものである。
【0005】また、スペアタイヤを前後の車軸間の車体
床下に吊り下げるようにしたスペアタイヤ収納構造も従
来から採用されているが、この場合は、スペアタイヤが
吊り下げられている車体部分が車体前後方向の中央部分
であるために、タイヤ交換の際に車体をジャッキアップ
しても、車体の持ち上げ量が少なく、とくに、低床式の
車体の場合、スペアタイヤを車体に脱着しにくいという
難点があった。
【0006】一方、ワゴン車のように大容積の後部車室
を備えた車両では、前部車室暖房用のヒーターユニット
とは別個に、後部車室暖房用のヒーターユニットを設け
る必要があるが、この後部車室暖房用のヒーターユニッ
トの収納スペースが得られにくいものであった。
【0007】上述の事情に鑑み、本発明は、車体設計上
の制約にとらわれることなしに、スペアタイヤおよび後
部車室暖房用のヒーターユニットを収納でき、かつスペ
アタイヤの収納および取り出しが容易な下部車体構造を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による車両の下部
車体構造は、車室内のフロアパネル上方には前席シート
が設けられ、該前席シート後方の平坦なフロアパネル上
方には後席シートが設けられているとともに、上記前席
シートのフロアパネル下方には燃料タンクが配設され、
上記後席シート下方のフロアパネルには、スペアタイヤ
収納用凹部が設けられているとともに、該凹部内に
スペアタイヤと車幅方向に並設されるように後部車室暖
房用のヒーターユニット配設されることを特徴と
するものである。
【0009】また、本発明による車両の下部車体構造
は、上記構成において、車室内のフロア上に配設された
シートのシートクッションをシートバック側に跳ね上げ
可能に構成し、上記スペアタイヤの上記凹部からの車室
内への取り出しを可能にしたものである。
【0010】
【作用および発明の効果】本発明によれば、スペアタイ
ヤとともに後部車室暖房用のヒーターユニットを収納し
た凹部がシート下方のフロア面に形成されているため、
フルフラットの低床フロアを構成することができる。
【0011】また、シートのシートクッションをシート
バック側に跳ね上げ可能に構成したので、スペアタイヤ
の収納部からの取り出しが容易になるとともに、スペア
タイヤの汚れも防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1は本発明に係わる下部車体構造を備え
た車両の全体構成を略線的に示す側面図、図2はその平
面図である。なお、図2においては、すべてのシートの
シートバックが省略され、シートクッションのみが示さ
れている。
【0014】エンジン2を車体1の前部に横置きに搭載
して前輪3,3を駆動するように構成されたFF車より
なる車両の車1はフロアパネル6を備えている。車
室内のフロアパネル6上方には運転席4および助手席5
が設けられ、該運転席4および助手席5の後方平坦な
フロアパネル6のほぼ中央部には、スペアタイヤ収納用
凹部7が形成され、該凹部7内にスペアタイヤ8と車幅
方向に並設されるように後部車室暖房用のヒーターユニ
ット9が収納配設され、かつこの凹部7が取り外し自在
な平板状の蓋部材6aで覆われている。凹部7の前方
ある運転席4および助手席5フロアパネル6には
燃料タンク10が配設されている。
【0015】後部車室11の両側壁11a,11aに
は、後輪12,12のサスペンション装置13の上部を
支持するサスペンションタワー(以下「サスタワー」と
略称する)14,14がそれぞれ後輪タイヤハウス1
9,19の上面から上方へ延びる態様でこれと一体に突
出しており(図4参照)、サスタワー14,14の前方
には、後席シートである互いに対向する左右1対の2人
掛け用ベンチ型シート15,15が車室11の左右両側
壁11a,11aに沿って車体前後方向に延長して、か
つ各サスタワー14に近接して配設されている。このシ
ート15,15は上記運転席4及び助手席5後方の平坦
なフロアパネル6上方に設けられ、このシート15,1
5下方のフロアパネル6に上記凹部7が設けられてい
る。各シート15のシートクッション15aは、シート
バック15b側に跳ね上げ格納可能に構成されている。
【0016】また、サスタワー14,14の後方には、
互いに対向する左右1対の1人掛け用シート16,16
が配設されて、合計8名の乗員の着座を可能にしている
が、これら最後部のシート16,16の各シートクッシ
ョン16aもシートバック16b側に跳ね上げ格納可能
に構成されている。
【0017】後部座席の4個のシートクッション15a
〜16aがすべて跳ね上げ格納され、かつシートクッシ
ョン15a〜16aの下面にそれぞれ折り畳み可能に取
り付けられた、後述する脚部材17,18が折り畳まれ
る。
【0018】上記サスタワー14,14の前方において
互いに対向する1対のベンチ型シート15,15のうち
の一方、例えば左側(図3では下側)のシート15は、
シートクッションのみが描かれている図3に示すよう
に、水平面内でほぼ90°回転移動可能に設けられてお
り、この移動によって、左側のシート15のシートクッ
ション15aが右側のシート15のシートクッション1
5aに連接されて、L字状の平面形状を有するシートが
形成されるようになっている。
【0019】上記左側のシート15を回転移動させるた
めに、図3および図4に示すような、長短2本のリンク
部材21,22と、スライダ23とを含むシート回転移
動機構20が設けられている。
【0020】一方の(長い方の)リンク部材21は、そ
の基端部が車体1のサスタワー14の近傍に水平面内で
回転可能に枢支され、その先端部が、シート15に固定
されたフレーム(図示せず)の中央部に回転可能に枢支
されている。
【0021】上記スライダ23は、車室側壁11aに車
体前後方向に延長して埋設されたレール24に沿ってス
ライド可能にけられており、このスライダ23に他方
の(短い方の)リンク部材22のー端が連結されてい
る。リンク部材22の他端は、上記左側のシート15が
右側のシート15に対向する位置にあるときのシート1
5の前側面の車室側壁11aに近接した位置においてシ
ート15に連結されている。
【0022】上記左側のシート15が右側のシート15
に対向する位置にあるときには、図3に1点鎖線で示さ
れているように、リンク部材21は車室側壁11aとほ
ぼ平行になっており、また、スライダ23は、レール2
4の最前端位置にある。そして、上記左側のシート15
が右側のシート15に連接される位置まで回転移動され
るのにともなって、リンク部材21はほぼ90°回動さ
れて、図3に実線で示された、車幅方向に延びる状態と
なり、また、スライダ23は、リンク部材22を伴って
レール24の最後端位置までスライドし、これによっ
て、車幅方向を向いていた左側のシート15が車体前方
を向くようになる。図4はシート回転移動機構20の動
作の説明に供する斜視図である。なお、29,29は観
音開きに開く後部ドアである。
【0023】図5および図6は、左側のシート15が車
体前方を向く位置にまで回転移動されて、L字状の平面
形状を有するシートが形成された状態を示す側面図およ
び正面図である。
【0024】図5および図6から明らかなように、シー
ト15のシートクッション15aは、その底面に所定の
間隔を保ってヒンジ支持された1対の脚部材17,17
によりフロア上に支持されているが、この脚部材17
は、U字状に曲げられた金属パイプによって構成され、
かつ互いに反対側の脚部材17側に折り畳み可能になっ
ている。また、サスタワー14,14よりも後方に配設
されているシート16,16の各シートクッション16
aの底面にも、同様に折り畳み可能な脚部材18が1個
ずつヒンジ支持されている。
【0025】このような脚部材17,18をシート1
5,16が備えていることによって、図6から明らかな
ように、上記回転移動可能なシート15の位置に拘ら
ず、各脚部材17,18およびこれら脚部材間に、長尺
の荷物の車体前後方向の挿通を許容する長尺物収納用空
間が確保されている。
【0026】そして、上記回転移動可能な左側のシート
15を回転移動させずに右側のシート15に対向させた
状態で、後部座席の4個のシートクッション15a〜1
6aをすべて跳ね上げ格納し、かつ脚部材17,18が
シートクッション15a〜16aの底面に平行になるよ
うに折り畳むことによって、後部車室11のフロア上に
巨大な荷室を形成することができる。
【0027】図7〜図9は、スペアタイヤ8および後部
車室暖房用のヒーターユニット9の収納状態を詳細に示
す側面図,凹部7の蓋部材6aを取り外した状態の平面
図および車体後方から見た断面図である。
【0028】スペアタイヤ8およびヒーターユニット9
の収納用凹部7は、フロア面から下方へ落とし込まれて
おり、スペアタイヤ8を固定するための金具30を備え
ている。ヒーターユニット9に対する配管32は、フロ
アパネル6の裏面に沿って車体前後方向に延設されてい
る。
【0029】上記スペアタイヤ8を凹部7内から取り出
す際には、図9に示すように、シート15,15を対向
状態にセットしておき、シート15,15の脚部材17
を折り畳み、次にシートクッション15a,15aをシ
ートバック15b側に跳ね上げた後、蓋部材6aを外し
てスペアタイヤ8を取り出せば良い。
【0030】本実施例は、このようなスペアタイヤ8お
よびヒーターユニット9の収納構造により、フルフラッ
トの低床フロアを構成することができるとともに、スペ
アタイヤ8の収納部からの取り出しが容易になり、かつ
スペアタイヤ8の汚れも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる下部車体構造を備えた車両の全
体構成を略線的に示す側面図
【図2】同 平面図
【図3】シート回転移動機構の動作の説明に供する平面
【図4】同 斜視図
【図5】L字状の平面形状を有するシートが形成された
状態を示す側面図
【図6】同 凹部の蓋部材を取り外した状態の正面図
【図7】要部の側面図
【図8】同 平面図
【図9】同 車体後方から見た断面図
【符号の説明】
1 車体 6 フロアパネル 7 スペアタイヤ収納用凹部 8 スペアタイヤ 9 後部車室暖房用のヒーターユニット 11 車室 13 後輪サスペンション装置 14 サスタワー 15,16 シート 15a,16a シートクッション 15b,16b シートバック 17,18 脚部材 20 シート回転移動機構 21,22 リンク部材 23 スライダ 24 レール 30 スペアタイヤ固定用金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−69862(JP,A) 特開 平3−276885(JP,A) 実開 昭62−8889(JP,U) 実開 昭58−89438(JP,U) 実開 昭57−131386(JP,U) 実開 平2−93191(JP,U) 実開 昭57−13384(JP,U) 実開 平1−62949(JP,U) 実開 平3−128575(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20 B60H 1/00 102 B62D 43/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内のフロアパネル上方には前席シー
    トが設けられ、該前席シート後方の平坦なフロアパネル
    上方には後席シートが設けられているとともに、上記前
    席シートのフロアパネル下方には燃料タンクが配設さ
    れ、上記後席シート下方のフロアパネルには、スペアタ
    イヤ収納用凹部が設けられているとともに、該凹部内に
    スペアタイヤと車幅方向に並設されるように後部車
    室暖房用のヒーターユニット配設されることを特
    徴とする車両の下部車体構造。
  2. 【請求項2】 車室内のフロア上に配設されたシートの
    シートクッションをシートバック側に跳ね上げ可能に構
    成し、上記スペアタイヤの上記凹部からの車室内への取
    り出しを可能にしてなることを特徴とする請求項1記載
    の車両の下部車体構造。
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