JP3357525B2 - 熱可塑性のシール及び包装用フィルム - Google Patents

熱可塑性のシール及び包装用フィルム

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JP3357525B2 JP00421096A JP421096A JP3357525B2 JP 3357525 B2 JP3357525 B2 JP 3357525B2 JP 00421096 A JP00421096 A JP 00421096A JP 421096 A JP421096 A JP 421096A JP 3357525 B2 JP3357525 B2 JP 3357525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール用及び包装
用のフィルムを製造するために用いられる熱可塑性ブレ
ンドに関する。
【0002】
【従来の技術】食品、医療その他の産業におけるシール
や包装の用途には多数の熱可塑性フィルムが使用されて
いる。これらの中には、EVA(エチレンビニルアセテ
ート)、PVDC(ポリビニリデンクロライド)、PV
OH(ポリビニルアルコール)製のフィルムがある。特
殊な一群のシール用及び包装用フィルムは、シールしよ
うとする容器の上にかけてフィルムを延ばして、実験用
の皿、ガラス器、ペトリ皿、生物培養セル、及びそのほ
かの入れ物を覆ってシールするのに使用されている。こ
の用途に適したフィルムは、延伸性、破断点での高い伸
び、比較的低いモジュラス、高い引裂き抵抗、高い透明
性、非常に低いガラス転移点(Tg)、そして例えばガ
ラス、セラミック及びプラスチックのような種々の表面
への粘着性、のうちのいくつかの組み合わせを具備すべ
きである。
【0003】この種の用途では現在2種類のフィルムが
使用されている。AmericanNational
Can Corp.により供給されているワックスを含
浸したポリエチレンのPARAFILM(商標)ブラン
ドのフィルムと、Diversified Biote
ch社により供給されている線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)のDURASEAL(商標)ブランドの
フィルムである。PARAFILIM(商標)ブランド
のワックス含浸ポリエチレンは約60℃で軟化し、四塩
化炭素、クロロホルム、フェノール、ベンゼン等のよう
な普通の有機溶媒に溶解する。それは溶液マイクロ波処
理に適合せず、破壊と引き裂きを受けやすい。このほか
の不都合には、使用前にあい紙を取り除かなくてはなら
ないこと、またフィルムは半透明であるに過ぎないので
可視性が妨げられることが含まれる。このように、シー
ル用及び包装用材料としてのその用途、殊に医療及び化
学/生物学的研究分野での用途は、幾分制限されてい
る。DURASEAL(商標)ブランドのLLDPEは
いくつかの溶媒に耐えるが、塩酸、水酸化アンモニウ
ム、塩化メチレン、アセトン、トルエンあるいはテトラ
ヒドロフランに対しては耐性がない。それは透明ではあ
るが、延伸されると曇る。
【0004】通常のLLDPE樹脂は、密度が0.91
5〜0.925g/cm3 の範囲のポリエチレン(P
E)プラスチック材料である。一般的な用語のLLDP
Eで表される種々の樹脂は、エチレンとの共重合のため
に使用されるα−オレフィンの種類、コモノマーの含有
量、樹脂密度と結晶度、そしてコポリマーの組成均一性
といったようないくつかの点で、ほかのものと異なるも
のである。以前は、LLDPE樹脂は、二つの主要な種
類の触媒を用いて、すなわちチタン又はバナジウム化合
物を基にしたチーグラー−ナッタ触媒、及びフィリップ
ス触媒を用いて、工業的に製造されていた。エチレン/
−オレフィンコポリマーの密度と結晶度はそれらの組成
に依存する。次に掲げる分類が一般に使用されている。
【0005】
【表1】
【0006】最後の群の樹脂、VLDPEは、通常、1
0〜20%の低結晶度で密度が0.915〜0.900
g/cm3 のPEプラストマー樹脂と、0.860g/
cm 3 ほどの低密度の完全に非晶質(無定形)のPEエ
ラストマーとに更に細分される。
【0007】製造規模のポリマー化学でメタロセン触媒
系を利用する場合、及びそれらを使用していくつかの新
しいグレードの熱可塑性材料を生産する場合に、オレフ
ィンモノマーの重合において非常に重要な打開策が見い
だされた。参照によりその全体がここに組み入れられる
Howard C. Welbornの米国特許第51
91052号明細書には、メタロセン触媒の調製が開示
されている。メタロセンは、金属原子の化合物とシクロ
ペンタジエン基(Cp)との複合した組み合わせであ
る。これらのメタロセン触媒は、「サンドイッチ錯体」
タイプの配置でのIV族遷移金属(Ti、Zr、Hf、
Cr)への二つのCp原子団のπ結合を基にしている。
中性のメタロセン(Cp2 MCl2 )は少なくとも30
年来知られている。第一のメタロセンは1957年にB
reslowにより、また1958年にChienによ
り報告された。後に、Breslowはカチオン性のT
iの中心がエチレン重合のための活性部位として働くも
のと仮定した。
【0008】1976年には、Kaminskyらがメ
チルアルミニウムオキサン(MAO)をエチレンの重合
のためのCp2 TiCl2 との共触媒として使用するこ
とを報告した。このMAO共触媒の使用は、触媒の活性
を何オーダーか増大させた。後に、多くの他の化合物
も、提案されたカチオン形のメタロセンを調製するのに
非常に有効であることが報告された。今日では、Cp2
ZrCl2 及びその誘導体のような非立体選択性メタロ
センが、Exxon社とDow社とによりエチレンの重
合に用いられている。
【0009】Zr錯体を基にした立体選択性メタロセン
化合物が発明される際に、もう一つの打開がなされた。
1982年に、このタイプの触媒がBritzinge
rにより調製され、また1984年にはEwenが最初
のポリプロピレン重合を報告した。1987〜1988
年に、工業用の高活性を持つ新しい一群のメタロセン触
媒がFina Oil and Chemical C
o.により開発された。1988年には、Fina O
ilのEwen、Razaviらが、Zr錯体に基づく
メタロセン触媒系についてHfを基にした錯体と比較し
て合成と重合の結果を報告した。ZrをHfで置換する
とポリマーの収率が低くなり、タクチシティーが低くな
り、そして分子量が高くなることも報告された。多数の
会社が専売の化合物を開発し、そして700以上の特許
文献が発行されて、Zr、Hf、Cr及びこのほかの金
属の錯体に基づいた種々のメタロセン触媒を開示してい
る。
【0010】非立体選択性の及び立体選択性のZrメタ
ロセンの例は、構造的には次のように示される。
【0011】
【化1】
【0012】これらの新しい触媒は、「単一部位(si
ngle site)」、「束縛配置(constra
ined geometry)」、あるいは単に「メタ
ロセン」として知られる。命名法にはかかわりなく、こ
れらの触媒は同じように挙動し、そしてそれらは構造と
反応性が通常のチーグラー−ナッタ触媒と有意に異な
る。メタロセンと通常のチーグラー−ナッタ触媒系の重
要な違いのいくつかを下記に掲げる。
【0013】
【表2】
【0014】メタロセン触媒の一つの独特な特徴は、そ
れらは「単一部位触媒」であるため、おのおののモノマ
ー単位の配向はそれがポリマー鎖に加えられるときに正
確に制御され、すなわちポリマーのタクチシティーが全
体に制御されることである。これらの新しい触媒は、い
ろいろな構造のポリエチレン、ポリプロピレンその他の
ような熱可塑性樹脂を製造するのに合理的に適合させる
ことができる。
【0015】もう一つの利点は、メタロセン系の生産性
が極めて高いことである。メタロセン系の活性が極めて
高いことから、製造費がチーグラー−ナッタ触媒よりも
安くなる。その上、非常に高い触媒の生産性から、樹脂
が触媒残留物で汚染されるレベルが非常に低くなる。F
DAは、これらの樹脂及びこれらの樹脂から製造された
フィルムの一部を食品と接触する用途と医療用途に使用
することを認可している。
【0016】これらの新しい触媒の第三の独特な特徴
は、それらがオレフィンを少量のより高級な(「より重
質の」)α−オレフィンと共重合させることができるこ
とである。古いチーグラー−ナッタ触媒にあっては、エ
チレンとプロピレンがより重質のオレフィンよりも完全
に優位を占めよう。より重質のα−オレフィンとの共重
合は、以前には利用が可能でなかった独特な性質が組み
合わさった非常に多数の材料を創造する道を開く。例え
ば、エチレンとの共重合のために主として使用されるタ
イプのα−オレフィンは、1−ブテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、及び1−オクテンである。
これらのコモノマーの含有量は、種々の樹脂に対して1
〜10モル%でいろいろである。これから、いろいろな
密度、結晶度を有する多数のグレードが得られることに
なり、従って非常に広い範囲の物理的及び機械的性質が
得られることになる。
【0017】1990年にExxon Chemica
l Companyにより導入された、メタロセン触媒
を用いて製造された新しいタイプのLLDPE樹脂は、
圧倒的に均一な組成分布(均一な枝分かれ分布)を持っ
ている。このような樹脂の全てのコポリマー分子はおお
よそ同じ組成を有する。対照的に、通常の方法で製造さ
れたLLDPE樹脂は著しく不均一な枝分かれ分布を持
ち、そしてそれらは物理的及び機械的な特性を有意に異
にする。その上、概してLLDPE樹脂には長い鎖の枝
分かれがないことに言及することが重要である。ところ
が、溶液法でもってメタロセン触媒を用いて製造された
一部のコポリマーは、100のエチレン単位当たりに約
0.002の長鎖の枝分かれを含有することができる。
組成分布の不均一なコポリマーは、実際のところは、特
に線状の高分子(これらは通常はより大きな分子量を有
する)からオレフィン含有量が相当に高い短い高分子ま
での、広い範囲の組成を持つコポリマー分子を含有して
いる混合物である。このような混合物の融解は、非常に
結晶性であるそれらの低枝分かれ分により支配される。
結果として、枝分かれの分布の不均一な通常のLLDP
E樹脂の融点はコポリマー組成にそれほど敏感ではな
く、通常は125〜128℃の範囲にある。
【0018】LLDPE樹脂が組成的に均一であれば、
その全ての高分子は枝分かれにはよらずに同じように結
晶化する。それらは非常に薄いラメラを形成する。この
ような材料は剛性が非常に低く(低モジュラス)、且つ
非常に柔軟性である。LLDPEの光学的性質も、それ
らの枝分かれの均一さの度合いに強く依存する。メタロ
センLLDPEからは、曇り度が3〜4%程度と低い、
そして最近開発されたExxonグレードについて言え
ばもっとはるかに低い0.3〜0.5%の、非常に透明
なフィルムが製造される。対照的に、不均一に枝分かれ
した通常のLLDPEの場合に製造されたフィルムの曇
り度のレベルは15〜20%を超える。
【0019】こうして、以前には利用ができなかった非
常に魅力的な性質(高いタクチシティー、分子鎖に沿っ
て非常に均一なコモノマー分布、精密なMW、狭いMW
D、比較的低い融点、低温衝撃特性、極めて高い透明
度、等)の組み合わせを備えた多数のポリマー材料が開
発されている。例えば、メタロセン触媒により製造され
た、実質的に異なる性質を有する新世代のポリエチレン
が商業化されている。メタロセン触媒系を使って重合さ
れたこれらの新しく開発されたプラストマーとエラスト
マーは、シール用及び包装用の用途に必要とされる性質
の独特な組み合わせを得る可能性を提供する。
【0020】無色透明であり、且つ引裂けずに延伸して
漏れ止めシールを作ることができ、そして広範囲の化学
物質に対する耐性が優れているフィルムが必要とされて
いる。これは、臨床的な及び工業的な研究において、ま
た特注のシールあるいは閉鎖を要求する加工用途におい
て、特に当てはまることである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、改良された性質を有し、例えばより高い透明度、高
温、周囲温度及び極低温(冷凍温度)での優れた粘着
性、高い化学的耐性といったようなものを有し、そして
使用者に課せられる経費が現在知られているシール及び
包装用フィルムと同等である、シール用及び包装用フィ
ルム製品を提供することである。本発明は、シール及び
包装の用途向けのこれらの所望の性質を持つフィルムに
加工される、メタロセンに触媒されたオレフィンポリマ
ーのブレンドを導入しようとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のポリマー組成物
は、密度が少なくとも0.900g/cm3 の、メタロ
センに触媒されたポリエチレンプラストマー(成分A)
と、密度が0.900g/cm3 より低い、メタロセン
に触媒されたポリエチレンエラストマー(成分B)との
ブレンドである。成分AとBを、約70%対30%
(A:B 70/30)から約97%対3%(A:B
97/3)まで、好ましくはA:B 約80%/20%
から約95%/5%まで、最も好ましくはA:B 約9
0%/10%から約95%/5%まで、の重量比の範囲
内でブレンドして含む組成物が、本発明の目標、すなわ
ちメタロセンプラストマーの優れた延伸性、引張強さ、
そして破断点での伸びを、メタロセンエラストマーの軟
らかさ、粘着性、そして機械的な回復性と組み合わせる
こと、を達成する。
【0023】上記のブレンドにおける2種類の樹脂のこ
れらの最適な比率の範囲は、食品、医療その他の産業に
おけるシール用及び包装用の用途に必要とされる、延伸
性、破断点での高い伸び、比較的低いモジュラス、高い
引裂抵抗、高い透明度、非常に低いガラス転移点、高
温、周囲温度及び極低温での種々の表面への粘着性、そ
して高い耐薬品性という、所望の特性を有する優れた品
質の製品を保証する。
【0024】これらのフィルムを製造する方法は、密度
が少なくとも0.900g/cm3の、メタロセンに触
媒された熱可塑性ポリエチレンプラストマーを選び、密
度が0.900g/cm3 より低い、メタロセンに触媒
されたポリエチレンエラストマーを選び、上記のプラス
トマーと上記のエラストマーを約70〜97重量%のプ
ラストマー対約3〜約30重量%のエラストマーの比率
範囲でブレンドし、そして例えば流延押出し(cast
ing extrusion)、吹込み押出し(blo
wn extrusion)及びスクリュー押出しとい
ったような通常のフィルム製造法によりフィルムを形成
することを含む。
【0025】これらの組成物と結果として得られたフィ
ルムは更に、上記のポリエチレンプラストマー及びエラ
ストマーに代えてかあるいはそれらのほかに、メタロセ
ンに触媒された他のオレフィンポリマー及びコポリマー
を含むことができ、またフィルム及び熱可塑性樹脂の製
造において利用されている顔料、染料、着色剤、核形成
剤(nucleant)、紫外線ブロッカー、安定剤及
びこのほかの周知の添加剤を含むこともできる。
【0026】本発明は、PARAFILM(商標)やD
URASEAL(商標)製品に匹敵する値段で機能性を
高めた、より多目的に利用のできる安定したシールを提
供する。具体的に言えば、PARAFILM(商標)の
ワックス含浸ポリエチレンと比較すると、本発明は、所
定の箇所でシールしての目視検査について透明度を劇的
に向上させ、アルコール類やケトン類のような実験室で
普通に使用される溶媒に対する化学的な耐性をもたら
し、より高い温度能力をもたらし、L929、MRC−
5及びVeroセルを用いてのビトロ細胞毒性モデルで
決定される生命科学用途に対する生物能力(bioca
pabilities)をもたらし、揮発分の蒸発につ
きまとう問題で助けとなる低いガス透過性をもたらし、
そしてより高い引裂抵抗をもたらす。それは臭いがな
く、そして24時間後の吸水が0.01%未満であるこ
とから防水性である。
【0027】DURASEAL(商標)の通常のLLD
PEタイプのフィルムと比べると、本発明は、有意によ
り良好なシールのための粘着性表面、曇りがより少な
い、透明度がより高い、環境応力割れが減少する、ガラ
ス上でより強靱な可撓性の少ないフィルムを非常に激し
く延伸すると破壊を起こすことができるので増大した安
全性、より良好なダート衝撃抵抗、そしてFDAの規則
21 CFR 1777.1520 (A)(3)
(i)(d)に準拠することから食品との接触について
認可される、という利点を提供する。
【0028】
【発明の実施の形態】メタロセンポリマーは、メタロセ
ン触媒を使用することを除いて、通常のオレフィンポリ
マーやコポリマーを得るのに使われている同じモノマー
から製造されるものと理解される。これからは、魅力的
な性質を持つ非常に低密度のポリマーが製造される。オ
レフィンホモポリマーは「プラストマー」と称され、ま
た共重合モノマーのあるもの(ジエンのようなエラスト
マーを普通に生じるであろうタイプの)は「エラストマ
ー」と称されると理解される。ASTM用法及び技術文
献によれば、ポリエチレン(PE)「プラストマー」
は、結晶度が低くて10〜20%であり、密度が0.9
15〜0.900g/cm3 の範囲の、非常に低密度の
PE群の樹脂と定義されている。PE「エラストマー」
は、0.860g/cm3 程度という低い密度の完全に
非晶質の熱可塑性樹脂と定義されている。
【0029】本発明によれば、プラストマー成分Aは、
透明度が高く、低モジュラスで、且つ延伸性が優れたフ
ィルムを提供する。エラストマー成分Bは、配合物に取
り入れられて、+85〜90℃から−50〜85℃まで
の非常に広い温度範囲において製品の粘着性を増加さ
せ、ガラス転移点を低下させ、非常に低い温度での機械
的性質を向上させ、シール用途でフィルムを延伸するの
に要する力を低下させ、そしてフィルムの機械的な回復
度、すなわち安定性を増大させる。
【0030】本組成物のメタロセンに触媒されたポリエ
チレンプラストマーとエラストマーに代えてメタロセン
に触媒された他のオレフィンポリマーを使用してもよ
く、あるいはその組成物にメタロセンに触媒された他の
オレフィンポリマーを加えてもよい。着色フィルムを製
造するための顔料や染料、フィルムのサブモレキュラー
(submolecular)構造を安定化させるため
の核形成剤、紫外線ブロック剤、安定剤等の如き添加剤
を、製品の主要な性質と用途を変えずに配合物へ混入す
ることができる。
【0031】本発明によれば、フィルム製品は、通常の
フィルム製造技術を使って製造することができ、流延押
出しと吹込み押出しの両方を使用することができる。樹
脂は、二つの成分のペレットを通常の機械的なミキサー
でドライブレンドして製造することができる。混合の均
一性を更に向上させることが求められる場合に、あるい
はポリマーマトリックス中の添加剤の分布を改善するた
めに、二軸スクリュー押出機を使用する現状技術の周知
の溶融配合技術を実行することができる。とは言え、こ
の付加的な技術的工程は、一般用途向けのプラストマー
及びエラストマーの高品質のブレンド製品を製造するの
に必要とはされない。
【0032】多くのグレードのメタロセン系オレフィン
コポリマー、例えばExxon社のEXACT(商標)
系のメタロセンPEプラストマーやDow社のAFFI
NITY(商標)系のPEメタロセンプラストマーとし
て知られる線状エチレンプラストマーの如きものを、成
分Aとして使用することができる。これらには、Exx
on社のEXACT(商標)プラストマー3001、3
033、3024、3025等、そしてDow社のAF
FINITY(商標)グレードPL 1880、PL
1845、SM 1300、SM 1350等が含まれ
る。
【0033】Dow社のENGAGE(商標)系のメタ
ロセンPEエラストマーやExxon社のEXACT
(商標)グレードのメタロセンエラストマー樹脂として
知られるPEエラストマーといったようなメタロセンオ
レフィンコポリマーを、成分Bとして使用することがで
きる。Exxon社のEXACT(商標)グレードのエ
ラストマー樹脂4011、4049等や、Dow社のエ
ラストマーENGAGE(商標)KC 8852、EG
8150等が、成分Bの例である。いくつかのメタロ
センLLDPEプラストマー及びエラストマーの性質を
表IIIに示す。
【0034】
【表3】
【0035】一般に、異なるグレードのメタロセンプラ
ストマーとエラストマーのブレンドは、それらを任意の
タイプの乾式の機械式ミキサーでもって室温で約10〜
20分間一緒にして作られる。機械式ミキサーが利用で
きない場合には、2種類のポリマーを混合するのにプラ
スチックバッグでの単純なタンブリングも容認すること
ができる。
【0036】溶融混合法も使用することができる。この
場合には、ポリマー成分を乾式の機械式ミキサーで予備
混合して二軸スクリュー押出機に入れ、そこで溶融さ
せ、押出してストランドにし、そして切断(ペレット
化)して均一なペレットにする。とは言え、これは、一
段ですなわち単一のスクリュー押出機でのこれら2種類
のメタロセンポリマーの混合適性が容認できるものであ
るため、良好な品質のフィルム製品を得るのに必要とは
されない。濃厚顔料(カラーコンセントレート)、顔料
及びこのほかの添加剤も、機械式ミキサーを使用する乾
式混合技術によって、上記の成分を溶融混合することな
く、配合物へ混入することができる。フィルム押出機で
起きる溶融混合が、容認できる品質の成分及び添加剤分
布をもたらす。
【0037】本発明では、周知のHenshelタイプ
の高速ドライミキサーを利用する。適当量の成分(A)
と(B)をミキサーに入れる。ミキサーを始動して、3
00rpmの速度で運転する。これらの二成分の乾燥ペ
レットを十分混合するのにこのバッチを10〜15分間
混合することで十分である。ペレットの混合物をフィル
ム押出しラインのホッパーに入れ、一軸スクリュー押出
機で溶融させ、そして押出してフィルムにする。40ポ
ンド(18kg)のミキサーを使用するが、これより大
きい又は小さいミキサーも使用することができる。
【0038】このフィルム押出しラインには、Davi
s Standard Corp.(米国コネチカット
州)製の一軸スクリュー押出機、幅54インチ(137
0mm)のフラット流延押出しダイ、そして最終フィル
ムを取り出して冷却するためのロールストックドーンス
トリームユニットが含まれている。押出機は、ポリオレ
フィンを加工処理するための通常の設計のスクリューを
含んでいる。このスクリューは直径が2インチ(50.
8mm)であり、直径に対する相対的な長さが直径の2
4倍、すなわち長さ/直径比L/D=24である。スク
リューの圧縮比は4:1である。スクリューは同じ長さ
のバレル内で回転する。バレルは外部の電気ヒーターで
加熱される。バレル部分の温度は下記の範囲内に維持さ
れる。
【0039】 帯域1(供給部) 100〜130℃ 帯域2(溶融部) 130〜170℃ 帯域3(可塑化部) 160〜200℃ 帯域4(計量又は排出部) 180〜235℃
【0040】押出機からの溶融液は幅54インチ(13
70mm)のフラット流延押出しダイへ排出され成形さ
れて平らなフィルムウェブにされ、そしてこれを取り出
し、二本ロール流延ユニットで校正及び冷却する。押出
しダイの温度は180〜235℃の範囲に保たれる。上
方ロールの温度は90〜135℃であり、下方ロールの
温度は55〜85℃である。冷却したフィルムをロール
に巻き、その後要求される幅と長さに細長く切る。大抵
の場合には、最終製品は細長く切って幅4インチ(10
1.6mm)のテープにされ、3インチ(76.2m
m)の心に巻かれて、150フィート(45.7m)の
長さの小さなロールにされる。
【0041】押出機のバレル、ダイ、及び流延ロールの
温度は、配合物に依存する。低密度且つ低融点のエラス
トマーの含有量が多くなればなるほど、処理温度は低く
なる。30%のエラストマーを含有している配合物の場
合に、全ての温度のうちの低いものが指定される。全て
の温度のうちで一番高いものは、エラストマーを3%含
有している配合物の場合に指定される。このほかの全て
の配合物についての温度は、上記の低い方の範囲と高い
方の範囲の間にある。
【0042】密度が少なくとも0.900g/cm3
メタロセンポリエチレンプラストマーと密度が0.90
0g/cm3 未満のメタロセンポリエチレンエラストマ
ーとの、重量比が約70%:30%から97%:3%ま
でのブレンドで、メタロセンプラストマーの優れた延伸
性、引張強さ及び破断点伸びと、メタロセンエラストマ
ーの軟らかさ、粘着性及び機械的回復特性とを組み合わ
せるという目標が達成される。
【0043】本発明は、安定していて、且つ目視検査を
可能にする、長期の又は一時的なシールを提供する。そ
れは広範囲の化学物質に対する耐性が優れており、そし
てL929、MRC−5及びVeroセルを用いてのビ
トロ細胞毒性モデルで試験して、実質的に全てのセルラ
インに対して毒性なしであることがわかった。それは非
常に頑丈であって、引裂かずに延ばして漏れ止めシール
を作ることができる。それは臭いがなく、非常に低い温
度でも割れない。それは環境分析にとって理想的であ
り、また食品との接触についてのFDAの基準を満た
す。
【0044】ブレンドにおける樹脂の最適な比率が、優
れた品質の製品を保証する。プラストマーの含有量が非
常に多く(すなわちエラストマーの含有量が非常に少な
く)なると、フィルムは引張強さと破断点伸びが大きく
なるが、フィルムの粘着特性(粘着性と機械的回復)は
漏れのないシールを提供するのに十分良好にはならな
い。プラストマーの含有量が非常に少なく(すなわちエ
ラストマーの含有量が非常に多く)なると、フィルムは
引張強さがより小さく、延伸性が非常に高く、且つ使用
温度がより低くなる。更に、フィルムの粘着性が非常に
高くなるので、フィルムを使用するのが実際上不可能で
ある。使用者にとってはフィルムを巻き出すのさえ困難
となろう。言い換えれば、フィルムの「取扱い性」が大
変に不十分になろう。
【0045】
【実施例】次に掲げる本発明の態様の例を、上記の事柄
を具体的に説明するために使用することができる。これ
らの例(比較例を含む)は、本発明をもっと詳しく説明
するために提示するものであって、限定しようとするも
のではない。
【0046】〔例1(比較例)〕密度が0.875g/
cm3 (ASTM D 1505)で溶融流量が3.0
g/10min(ASTM D 1238)のDow社
のエラストマー、ENGAGE(商標)KC 8852
のペレットおよそ40ポンド(18.1kg)を、フィ
ルム押出機ラインのホッパーに入れ、一軸スクリュー押
出機で溶融させ、そして押出してフィルムにした。
【0047】このフィルムの「取扱い性」は非常に不十
分であった。このフィルムはそれ自身にくっつき、ロー
ル上で動きがとれなくなった。それはロールから巻き出
してフィルムを細長く切ることが不可能であった。この
フィルムは実際的に使用することができなかった。この
フィルムの性質は下記の表IVにまとめて掲載される。
【0048】〔例2〕密度が0.900g/cm3 (A
STM D 1505に従って測定)で溶融流量が1.
2g/10min(ASTM D 1238に従って測
定)のExxon社のEXACT(商標)3033プラ
ストマーのペレットおよそ20ポンド(9.1kg)
を、密度が0.875g/cm3 (ASTM D 15
05)で溶融流量が3.0g/10min(ASTM
D 1238)のDow社のエラストマーENGAGE
(商標)KC 8852のペレットおよそ20ポンド
(9.1kg)と、40ポンド(18.1kg)のドラ
イVブレンダーで12分間混合し、続いて幅54インチ
(1370mm)のフラット流延押出しダイを備えた2
インチ(50.8mm)のDavis Standar
d押出機を使用してフィルムを押出した。厚さが1.5
ミル(0.038mm)、幅48インチ(1220m
m)のフィルムが製造された。このフィルムウェブを巻
き戻して細長く切ろうとしたが、フィルムはロール上で
動きが取れなくなった。この最終製品をシール用及び包
装用フィルムとして評価した。このフィルムの性質は下
記の表IVにまとめて掲載される。それはやはり取扱い
性が非常に不十分である。
【0049】〔例3〕密度が0.900g/cm3 (A
STM D 1505に従って測定)で溶融流量が1.
2g/10min(ASTM D 1238に従って測
定)のExxon社のEXACT(商標)3033プラ
ストマーのペレットおよそ24ポンド(10.9kg)
を、密度が0.875g/cm3 (ASTM D 15
05)で溶融流量が3.0g/10min(ASTM
D 1238)のDow社のエラストマーENGAGE
(商標)KC 8852のペレット16ポンド(7.3
kg)と、40ポンド(18.1kg)のドライVブレ
ンダーで12分間混合し、続いて幅54インチ(137
0mm)のフラット流延押出しダイを備えた2インチ
(50.8mm)のDavis Standard押出
機を使用してフィルムを押出した。厚さが1.5ミル
(0.038mm)、幅48インチ(1220mm)の
フィルムが製造された。次いで、このフィルムウェブを
巻き戻し、細長く切って幅4インチ(101.6mm)
のテープにし、そして巻き取って150フィート(4
5.7m)のロールにすることを試みた。この最終製品
をシール用及び包装用フィルムとして評価した。このフ
ィルムの性質は下記の表IVにまとめて掲載される。フ
ィルムは巻き戻す間に伸びた。このフィルムは、「取扱
い性」に関する限り、使用者にとって不便なようであ
る。
【0050】〔例4〕密度が0.900g/cm3 (A
STM D 1505に従って測定)で溶融流量が1.
2g/10min(ASTM D 1238に従って測
定)のExxon社のEXACT(商標)3033プラ
ストマーのペレットおよそ28ポンド(12.7kg)
を、密度が0.875g/cm3 (ASTM D 15
05)で溶融流量が3.0g/10min(ASTM
D 1238)のDow社のエラストマーENGAGE
(商標)KC 8852のペレット12ポンド(5.4
kg)と、40ポンド(18.1kg)のドライVブレ
ンダーで12分間混合し、続いて幅54インチ(137
0mm)のフラット流延押出しダイを備えた2インチ
(50.8mm)のDavis Standard押出
機を使用してフィルムを押出した。厚さが1.5ミル
(0.038mm)、幅48インチ(1220mm)の
フィルムが製造された。次いで、このフィルムウェブを
巻き戻し、細長く切って幅4インチ(101.6mm)
のテープにし、そして巻き取って150フィート(4
5.7m)のロールにすることを試みた。この最終製品
をシール用及び包装用フィルムとして評価した。このフ
ィルムの性質は下記の表IVにまとめて掲載される。フ
ィルムは使用することができたが、とは言えフィルムの
取扱い性は、巻き出しの際にロール上の層を「動きがと
れなくしない」ために要する比較的大きな力とフィルム
の伸びのために不便である。
【0051】〔例5〕密度が0.900g/cm3 (A
STM D 1505に従って測定)で溶融流量が1.
2g/10min(ASTM D 1238に従って測
定)のExxon社のEXACT(商標)3033プラ
ストマーのペレットおよそ32ポンド(14.5kg)
を、密度が0.875g/cm3 (ASTM D 15
05)で溶融流量が3.0g/10min(ASTM
D 1238)のDow社のエラストマーENGAGE
(商標)KC 8852のペレット8ポンド(3.6k
g)と、40ポンド(18.1kg)のドライVブレン
ダーで12分間混合し、続いて幅54インチ(1370
mm)のフラット流延押出しダイを備えた2インチ(5
0.8mm)のDavis Standard押出機を
使用してフィルムを押出した。厚さが1.5ミル(0.
038mm)、幅48インチ(1220mm)のフィル
ムが製造された。このフィルムウェブを巻き戻し、細長
く切って幅4インチ(101.6mm)のテープにし、
そして巻き取って150フィート(45.7m)のロー
ルにした。この最終製品をシール用及び包装用フィルム
として評価した。このフィルムの性質は下記の表IVに
まとめて掲載される。このフィルムの「取扱い性」は良
好であった。
【0052】〔例6〕密度が0.900g/cm3 (A
STM D 1505に従って測定)で溶融流量が1.
2g/10min(ASTM D 1238に従って測
定)のExxon社のEXACT(商標)3033プラ
ストマーのペレットおよそ36ポンド(16.3kg)
を、密度が0.875g/cm3 (ASTM D 15
05)で溶融流量が3.0g/10min(ASTM
D 1238)のDow社のエラストマーENGAGE
(商標)KC 8852のペレット4ポンド(1.8k
g)と、40ポンド(18.1kg)のドライVブレン
ダーで12分間混合し、続いて幅54インチ(1370
mm)のフラット流延押出しダイを備えた2インチ(5
0.8mm)のDavis Standard押出機を
使用してフィルムを押出した。厚さが1.5ミル(0.
038mm)、幅48インチ(1220mm)のフィル
ムが製造された。このフィルムウェブを巻き戻し、細長
く切って幅4インチ(101.6mm)のテープにし、
そして巻き取って150フィート(45.7m)のロー
ルにした。この最終製品をシール用及び包装用フィルム
として評価した。このフィルムの性質は下記の表IVに
まとめて掲載される。このフィルムは、動きがとれなく
なることなく「取扱い性」が優れていた。それは巻き出
して使用するのが容易であった。それは一貫した寸法安
定性を持っていて、巻き出しの際に延伸しなかった。
【0053】〔例7〕密度が0.900g/cm3 (A
STM D 1505に従って測定)で溶融流量が1.
2g/10min(ASTM D 1238に従って測
定)のExxon社のEXACT(商標)3033プラ
ストマーのペレットおよそ36.8ポンド(16.7k
g)を、密度が0.875g/cm3 (ASTM D
1505)で溶融流量が3.0g/10min(AST
M D 1238)のDow社のエラストマーENGA
GE(商標)KC 8852のペレット3.2ポンド
(1.5kg)と、40ポンド(18.1kg)のドラ
イVブレンダーで12分間混合し、続いて幅54インチ
(1370mm)のフラット流延押出しダイを備えた2
インチ(50.8mm)のDavis Standar
d押出機を使用してフィルムを押出した。厚さが1.5
ミル(0.038mm)、幅48インチ(1220m
m)のフィルムが製造された。このフィルムウェブを巻
き戻し、細長く切って幅4インチ(101.6mm)の
テープにし、そして巻き取って150フィート(45.
7m)のロールにした。この最終製品をシール用及び包
装用フィルムとして評価した。このフィルムの性質は下
記の表IVにまとめて掲載される。このフィルムは、動
きがとれなくなることなく「取扱い性」が優れていた。
それは巻き出して使用するのが容易であった。それは一
貫した寸法安定性を持っていて、巻き出しの際に延伸し
なかった。
【0054】〔例8〕密度が0.900g/cm3 (A
STM D 1505に従って測定)で溶融流量が1.
2g/10min(ASTM D 1238に従って測
定)のExxon社のEXACT(商標)3033プラ
ストマーのペレットおよそ38ポンド(17.2kg)
を、密度が0.875g/cm3 (ASTM D 15
05)で溶融流量が3.0g/10min(ASTM
D 1238)のDow社のエラストマーENGAGE
(商標)KC 8852のペレット2ポンド(0.9k
g)と、40ポンド(18.1kg)のドライVブレン
ダーで12分間混合し、続いて幅54インチ(1370
mm)のフラット流延押出しダイを備えた2インチ(5
0.8mm)のDavis Standard押出機を
使用してフィルムを押出した。厚さが1.5ミル(0.
038mm)、幅48インチ(1220mm)のフィル
ムが製造された。このフィルムウェブを巻き戻し、細長
く切って幅4インチ(101.6mm)のテープにし、
そして巻き取って150フィート(45.7m)のロー
ルにした。この最終製品をシール用及び包装用フィルム
として評価した。このフィルムの性質は下記の表IVに
まとめて掲載される。このフィルムは、動きがとれなく
なることなく「取扱い性」が優れていた。それは巻き出
して使用するのが容易であった。それは一貫した寸法安
定性を持っていて、巻き出しの際に延伸しなかった。
【0055】〔例9〕密度が0.900g/cm3 (A
STM D 1505に従って測定)で溶融流量が1.
2g/10min(ASTM D 1238に従って測
定)のExxon社のEXACT(商標)3033プラ
ストマーのペレットおよそ38.8ポンド(17.6k
g)を、密度が0.875g/cm3 (ASTM D
1505)で溶融流量が3.0g/10min(AST
M D 1238)のDow社のエラストマーENGA
GE(商標)KC 8852のペレット1.2ポンド
(0.5kg)と、40ポンド(18.1kg)のドラ
イVブレンダーで12分間混合し、続いて幅54インチ
(1370mm)のフラット流延押出しダイを備えた2
インチ(50.8mm)のDavis Standar
d押出機を使用してフィルムを押出した。厚さが1.5
ミル(0.038mm)、幅48インチ(1220m
m)のフィルムが製造された。このフィルムウェブを巻
き戻し、細長く切って幅4インチ(101.6mm)の
テープにし、そして巻き取って150フィート(45.
7m)のロールにした。この最終製品をシール用及び包
装用フィルムとして評価した。このフィルムの性質は下
記の表IVにまとめて掲載される。このフィルムは、動
きがとれなくなることなく「取扱い性」が優れていた。
それは巻き出して使用するのが容易であった。それは一
貫した寸法安定性を持っていて、巻き出しの際に延伸し
なかった。
【0056】〔例10〕密度が0.900g/cm
3 (ASTM D 1505に従って測定)で溶融流量
が1.2g/10min(ASTM D 1238に従
って測定)のExxon社のEXACT(商標)303
3プラストマーのペレットおよそ39.6ポンド(1
8.0kg)を、密度が0.875g/cm3 (AST
M D 1505)で溶融流量が3.0g/10min
(ASTM D 1238)のDow社のエラストマー
ENGAGE(商標)KC 8852のペレット0.4
ポンド(0.2kg)と、40ポンド(18.1kg)
のドライVブレンダーで12分間混合し、続いて幅54
インチ(1370mm)のフラット流延押出しダイを備
えた2インチ(50.8mm)のDavis Stan
dard押出機を使用してフィルムを押出した。厚さが
1.5ミル(0.038mm)、幅48インチ(122
0mm)のフィルムが製造された。このフィルムウェブ
を巻き戻し、細長く切って幅4インチ(101.6m
m)のテープにし、そして巻き取って150フィート
(45.7m)のロールにした。この最終製品をシール
用及び包装用フィルムとして評価した。このフィルムの
性質は下記の表IVにまとめて掲載される。このフィル
ムは、動きがとれなくなることなく「取扱い性」が優れ
ていた。それは巻き出して使用するのが容易であった。
それは一貫した寸法安定性を持っていて、巻き出しの際
に延伸しなかった。
【0057】〔例11(比較例)〕密度が0.900g
/cm3 (ASTM D 1505に従って測定)で溶
融流量が1.2g/10min(ASTM D 123
8に従って測定)のExxon社のEXACT(商標)
3033プラストマーのペレットおよそ40ポンド(1
8.1kg)を、フィルム押出機ラインのホッパーに入
れ、一軸スクリュー押出機で溶融させ、そして押出して
フィルムにした。厚さが1.5ミル(0.038m
m)、幅48インチ(1220mm)のフィルムが製造
された。このフィルムウェブを巻き戻し、細長く切って
幅4インチ(101.6mm)のテープにし、そして巻
き取って150フィート(45.7m)のロールにし
た。この最終製品をシール用及び包装用フィルムとして
評価した。このフィルムの性質は下記の表IVにまとめ
て掲載される。このフィルムの取扱い性は優れてはいた
が、曇りの量が多く、また引張強さはこのほかの試料の
大部分ほど強くなかった。R値は70%未満であり、従
って粘着特性とシール特性は確固としたものではなかっ
た。
【0058】〔例12(比較例)〕競合する製品のPA
RAFILM(商標)をシール及び包装用フィルムとし
て評価して、例1〜11のフィルムと比較した。性質は
下記の表IVにまとめて掲載される。
【0059】〔例13(比較例)〕競合する製品のDU
RASEAL(商標)をシール及び包装用フィルムとし
て評価して、例1〜11のフィルムと比較した。性質は
下記の表IVにまとめて掲載される。
【0060】
【表4】
【0061】表IVにおいて、取扱い性を示すために用
いられている記号の意味は次のとおりである。VPは、
非常に不十分であることを表しており、フィルムはそれ
自身にくっつき(ロール上で動きがとれなくなり)、そ
してロールを巻き戻し細長く切ってフィルムにすること
が不可能であって、特に使用することができない。P
は、不十分であることを表していて、フィルムの動きが
とれなくなることはVPの場合より良好であるが、とは
言えフィルムは巻き出す間に延伸され、使用者にとって
非常に不便である。Fは、かなり良好であることを表し
ていて、フィルムは使用することができるが、しかしフ
ィルムの取扱い性は巻き出しの際にロール上の層を「動
きがとれなくしない」ために要する比較的大きな力とフ
ィルムの伸びのために不便である。Gは、良好であるこ
とを表しており、フィルムはロール上で動きがとれなく
なることなしに使用することができて、フィルムを巻き
出すのにかなりの力を要するけれどもこの処理の際のフ
ィルムの延伸は大したことがない。Eは、優れているこ
とを表しており、動きがとれなくなることなしに取扱い
性が優れ、巻き出して使用するのが容易であって、寸法
安定性が一貫しており、巻き出しの際に延伸が起きな
い。
【0062】引張強さと破断点での伸びはASTM D
638に従って測定した。使用温度は、ASTM D
1525により1000g負荷でビカット軟化点を測
定して推定した。曇り度はASTM D 1003によ
り推定した。
【0063】延伸後のいわゆる機械的回復率を測定し
て、シール及び包装特性を推定した。この手順はまだ標
準化されておらず、社内で開発した試験手順を使用し
た。シール適性(延伸回復度)のノートン社の手順を以
下に説明する。この手順は、ガラス容器の縁のシールは
ガラス又はプラスチック表面へのフィルムの化学的付着
によるのではなく、フィルムの機械的な回復(弾性又は
ゴム様の性質)によって得られるという理解に基づいて
いる。容器にかけて延伸されたフィルムは延伸後に回復
し、そして縁を漏れなしにシールする。
【0064】シール特性を調べるために、容量250m
lの標準的な化学ビーカーに150mlの水を入れて、
ビーカーの縁をまたいでフィルムを延伸してシールす
る。この水の入ったシールしたビーカーをひっくり返し
て上側を下にし、この位置で10日間放置する。即座に
及び/又は10日後にビーカーから水が漏れない場合
に、フィルムのシール特性は試験に合格すると見なされ
る。多数の実験の結果として、化学ビーカーと他の容器
の信頼できるシールはフィルムが70%以上の弾性(延
伸後の機械的回復率)を示す場合にのみ達成することが
できる、ということが分かった。フィルムの延伸回復率
を定量的に測定する下記の手順が開発された。
【0065】フィルムウェブから、長さ6インチ(15
0mm)、幅1インチ(25mm)のフィルムテープの
試料を切り取った。この試料を標準的な引張試験機(こ
の場合にはインストロンのモデル1445)のダイ(ホ
ルダー)に固定した。移動用クランプを作動させ、そし
てフィルムの試料が12インチ(300mm)の長さに
延ばされるまで、すなわち試料の伸びが100%に達す
るまで、2インチ/min(50mm/min)の速度
で移動させた。移動用クランプからフィルムを開放し
て、回復(長さ方向の収縮)を始めさせた。1分の自由
な回復後に試料の長さを測定した。次の式を使って弾性
回復率を計算した。
【0066】 R=〔(Ls−Lr)/(Ls−Lo)〕×100% この式において、各記号は次の意味を有する。 Lo=延伸前の初期長さ(この場合6インチ) Ls=延伸したフィルムの長さ(この場合12インチ) Lr=1分の自由な回復後のフィルム試料の長さ
【0067】70%より大きいR値が、製品の良好な付
着特性とシール特性を保証する。
【0068】表IVに示されたデータの分析から、次の
ように結論することができる。フィルムの機械的回復度
(弾性)、すなわちシール適性は、成分(A)と(B)
との比率が70%/30%から99%/1%までの範囲
の配合物から作られたフィルムについて70%以上であ
る。この範囲をはずれる組成比のブレンドから作られた
フィルムは、ガラス及びプラスチック容器の信頼できる
シールを提供するのに必要とされるR値を満足していな
い。好ましいA:B比は70%/30%から97%/3
%までであり、より好ましいのは80%/20%から9
5%/5%までの範囲のA:B比であり、そして最も好
ましいA:B比は90%/10%から95%/5%まで
の範囲内にある。
【0069】上記の比率の範囲内の配合物は、優れた性
能と加工性の組み合わせを示す。使用者にとって粘着の
問題はないはずである。本発明の配合物から作られた製
品は、競合する製品よりも、性能が良好であり(耐久性
で且つ信頼のできるシールのために必要とされる回復率
がより大きい)、引張強さと破断点での伸びが大きく、
そして透明度が高い。
【0070】本発明の態様の性質を、産業界で現在使用
されている競合製品の性質と比較して表Vに示す。これ
らの製品の耐薬品性を示すデータを表VIに示す。
【0071】
【表5】
【0072】
【表6】
【0073】競合フィルムをシール性能について73°
F(23℃)で72時間試験した。シール用材料を使っ
て、左の欄に掲載した化学物質を入れたビーカーをシー
ルした。表中のYはシールが72時間後になお所定の位
置にあることを指示し、Nはシールがゆるむか割れたこ
とを指示している。
【0074】特定の態様に関連して本発明を説明してき
たとは言え、前述の記載に照らして当業者には多くの別
の態様や変形が思い浮かぶであろうことは明らかであ
る。従って、本発明は、特許請求の範囲の記載の精神と
範囲内に入る別態様や変形の全てを包含しようとするも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 23/00 - 23/36 C08J 5/18 B65D 1/00

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)密度が少なくとも0.900g/
    cm3 の、メタロセンに触媒されたポリエチレンプラス
    トマーと、(B)密度が0.900g/cm3 より低
    い、メタロセンに触媒されたポリエチレンエラストマー
    とのブレンドを含んでなるフィルム。
  2. 【請求項2】 AとBとが、Aが70〜97重量%、B
    が3〜30重量%の比率でブレンドされている、請求項
    1記載のフィルム。
  3. 【請求項3】 AとBとが、Aが80〜95重量%、B
    が5〜20重量%の比率でブレンドされている、請求項
    1記載のフィルム。
  4. 【請求項4】 AとBとが、Aが90〜95重量%、B
    が5〜10重量%の比率でブレンドされている、請求項
    1記載のフィルム。
  5. 【請求項5】 顔料、染料、着色剤、核形成剤、紫外線
    ブロッカー及び安定剤からなる群より選ばれた添加剤を
    更に含む、請求項1から4までのいずれか一つに記載の
    フィルム。
  6. 【請求項6】 a)密度が少なくとも0.900g/c
    3 の、メタロセンに触媒されたポリエチレンプラスト
    マーを70〜97重量%、そしてb)密度が0.900
    g/cm3 より低い、メタロセンに触媒されたポリエチ
    レンエラストマーを3〜30重量%含む組成物。
  7. 【請求項7】 前記プラストマーが全組成物の80〜9
    5重量%であり、前記エラストマーが全組成物の5〜2
    0重量%である、請求項6記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記プラストマーが全組成物の90〜9
    5重量%であり、前記エラストマーが全組成物の5〜1
    0重量%である、請求項6記載の組成物。
  9. 【請求項9】 顔料、染料、着色剤、核形成剤、紫外線
    ブロッカー及び安定剤からなる群より選ばれた添加剤を
    更に含む、請求項6から8までのいずれか一つに記載の
    フィルム。
  10. 【請求項10】 下記の工程(a)〜(d)を含む、シ
    ール及び包装用途向けのフィルムの製造方法。 (a)密度が少なくとも0.900g/cm3 である、
    メタロセンに触媒されたポリエチレンプラストマーを選
    ぶ工程 (b)密度が0.900g/cm3 より低い、メタロセ
    ンに触媒されたポリエチレンエラストマーを選ぶ工程 (c)当該プラストマーと当該エラストマーとを、7
    〜97重量%のプラストマー対3〜30重量%のエラス
    トマーの比率の範囲でブレンドする工程 (d)流延押出し、吹込み押出し及びスクリュー押出し
    からなる群より選ばれた通常のフィルム製造法により上
    記のフィルムを成形する工程
  11. 【請求項11】 工程(c)の比率が80〜95重量%
    のプラストマー対5〜20重量%のエラストマーであ
    る、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 工程(c)の比率が90〜95重量%
    のプラストマー対5〜10重量%のエラストマーであ
    る、請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 顔料、染料、着色剤、核形成剤、紫外
    線ブロッカー及び安定剤からなる群より選ばれた添加剤
    を、成形の前に当該プラストマーとエラストマーのブレ
    ンドに加えることを更に含む、請求項10から12まで
    のいずれか一つに記載の方法。
  14. 【請求項14】 (A)密度が少なくとも0.900g
    /cm3 の、メタロセンに触媒されたポリエチレンプラ
    ストマーと、(B)密度が0.900g/cm3 より低
    い、メタロセンに触媒されたポリエチレンエラストマー
    とのブレンドを含むフィルムを使用することを特徴とす
    る、物品を包装及びシールする方法。
  15. 【請求項15】 AとBとが、Aが70〜97重量%、
    が3〜30重量%の比率でブレンドされている、請求
    項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 AとBとが、Aが80〜95重量%、
    が5〜20重量%の比率でブレンドされている、請求
    項14記載の方法。
  17. 【請求項17】 AとBとが、Aが90〜95重量%、
    が5〜10重量%の比率でブレンドされている、請求
    項14記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ブレンドが、顔料、染料、着色
    剤、核形成剤、紫外線ブロッカー及び安定剤からなる群
    より選ばれた添加剤を更に含む、請求項14から17ま
    でのいずれか一つに記載の方法。
  19. 【請求項19】 請求項1から5までのいずれか一つに
    記載のフィルムをシール用及び包装用の材料として使用
    して包装又はシールされた物品。
  20. 【請求項20】 請求項10又は13記載の方法により
    調製されたフィルム。
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