JP3357355B2 - 円盤形偏心ロータ及び同ロータを有する扁平型振動モータ - Google Patents

円盤形偏心ロータ及び同ロータを有する扁平型振動モータ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動体通信装置のサ
イレントコール手段として用いられる扁平型振動モータ
とその主要部材である偏心ロータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ページャや携帯電話機等のサ
イレントコール手段として図9に示すように円筒直流モ
ータMの出力軸Sにタングステン合金製の偏心ウエイト
Wを配し、回転時にこの偏心ウエイトWの遠心力の差を
利用して振動を発生させるようにしたものが知られてい
る。
【0003】ところが、上記従来の出力軸Sに偏心ウエ
イトWを付加するものでは、ページャなどの機器側にお
いて、この偏心ウエイトWの旋回空間を配慮しなくては
ならないなど、設計的な制約があり、高価なタングステ
ン合金を使用するためコスト的にも問題があった。
【0004】最近では、このような円筒型直流モータも
細筒が求められ、直径が4mm程度のものが使われ始め
ている。しかしながら、振動量を得るため、モータ本体
は4mmでも出力軸に配した偏心ウエイトの旋回空間は
6mm程度あり、また、円筒型はそのままでは載置する
ことができず、通常は取り付け部材が必要となって、か
なりの占有空間を設定せざる得ず、携帯機器の薄型化に
ネックとなっている。また効率も20〜30%台のた
め、消費電流が大となってしまう問題がある。このた
め、3mm以下の厚みが容易に確保できる扁平型モータ
が再認識され始めている。本出願人は先に出力軸をなく
して、本来通常回転型等分配置した3個の空心コイルの
内1個を反対側に移相して偏らせて配置することによ
り、内蔵するロータ自体を偏心させた扁平コアレス型振
動モータを特許第2137724号(米国特許5036
239号)として提案している。
【0005】同モータは、電機子コイルの有効導体長も
多く採れるので、比較的高効率となり、3V入力で10
mA程度の消費電力が容易に得られる。また、出力軸、
偏心ウエイトがないので、設計的な制約を受けず、使い
勝手がよいし、旋回時の危険性がないなど、市場に好評
をもって迎えられているが、反面、片側に3個の空心コ
アレス巻線を有するので、コイルのサイズが小さなもの
にせざるを得ず、部品点数や加工工数が増加してしま
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような片側に3
個の電機子コイルを配置した内蔵型偏心ロータを備えた
ものは、小型化されるほど電機子巻線の間隔がなくな
り、その端末を電機子巻線を損傷しないようにして整流
子に結線するのが至難の技となる。また、各電機子コイ
ルはマグネットの磁極開角より小にせざるを得ず、さら
なる効率の向上が望まれている。また、巻線型空心コイ
ルが3個のため、部品点数も多くなる。
【0007】この発明の第1の目的は、遠心力による振
動を適切に発生しながらも、高効率を得、組み付けも容
易にできる円盤形偏心ロータにするものである。この発
明の第2の目的は、コイル自体で重心を中心からずらし
て別に偏心部材を配置する必要のない円盤形偏心ロータ
にするものである。この発明の第3の目的は、このよう
な扁平な円盤形偏心ロータを用いることにより、高効率
な部品点数の少ない、コスト的有利な扁平型振動モータ
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の基本的な課題解決
手段は、請求項1に示す発明のように、外形がほぼ円盤
形で平面から見て2個の巻線型空心コイル載置面を巻線
型空心コイルの外周まで拡大形成してなる印刷配線型平
板整流子部材(1)であって、中心に軸挿通孔(1a)
を設け、この軸挿通孔の周囲の一面側に複数個の整流子
セグメントランド(a〜f)を形成すると共に、巻線型
空心コイル載置面と平面から見てオーバーラップしない
位置でコイル端末結線ランド(1d、1e、1f)を他
面側に形成し、巻線型空心コイルの位置決めガイドを兼
ねるものであって径方向に伸びる少なくとも2個の支壁
(4、44)を一体化した樹脂製の軸ホルダ(2、2
2)を前記軸挿通孔のところで他面側に立ち上げ、この
軸ホルダの外方で前記支壁間に2個の巻線型空心コイル
(3、33)を載置し、その端末(5a)を前記端末結
線ランドに結線し、前記巻線型空心コイル載置面と平面
から見てオーバーラップしない位置にタングステン合金
を含む偏心ウエイト(66)を前記巻線型空心コイルの
厚み内になるように載置して樹脂で固定したもので達成
できる。上記の別の基本的な課題解決手段は、請求項2
に示す発明のように、外形がほぼ円盤形で平面から見て
1個の巻線型空心コイル載置面を巻線型空心コイルの外
周まで拡大形成してなる印刷配線型平板整流子部材(1
1)であって、中心に軸挿通孔(1a)を設け、この軸
挿通孔の周囲の一面に複数個の整流子セグメントランド
を形成すると共に、前記巻線型空心コイル載置面とオー
バーラップしない位置で少なくとも1個の印刷配線空心
コイル(1b)を形成し、他面側に各コイル端末結線ラ
ンド(1d,1e)を形成し、巻線型空心コイルの位置
決めガイドを兼ねるものであって径方向に伸びる少なく
とも2個の支壁(4)を一体化した樹脂製の軸ホルダ
(2)を前記軸挿通孔のところで他面側に立ち上げ、こ
の軸ホルダの外方で前記支壁間に1個の巻線型空心コイ
ル(5)を載置し、その端末(5a)を前記端末結線ラ
ンドに結線し、前記印刷配線空心コイルの位置にタング
ステン合金を含む偏心ウエイト(66)を前記巻線型空
心コイルの厚み内になるように載置して樹脂で固定した
もので達成できる。そして、このようなロータをモータ
にするには、請求項4に示すように、前記請求項1〜4
のいずれか1項に記載の円盤形偏心ロータと、このロー
タを支承する軸と、この軸の基端を支持するブラケット
(10b)と前記軸の他端を支持するケース(10a)
とからなるハウジング(10)と、前記ブラケットに配
され、前記ロータに軸方向空隙を介して磁界を与えるマ
グネットと、このマグネットの内側で前記ブラケットに
配され、前記円盤形偏心ロータに電力を与える一対のブ
ラシと、このブラシの押接力により前記円盤形偏心ロー
タを前記ケース側に付勢させ、このケース側で前記円盤
形偏心ロータの軸の周囲を受け止めるようにしたもので
達成できる。
【0009】上記請求項1に示す課題達成手段によれ
ば、円盤形であるので磁極の開角である基準電気開角ま
で有効導体部が来るように各空心コイルのサイズ設定が
できるので高効率となり、巻線型空心コイルとタングス
テン合金からなる偏心ウエイトの重量差を利用して偏心
させることができ、端末の結線も容易にでき、厚みを増
やさずに薄い偏心ロータとなり、円盤形ながらも、偏心
ウエイトにより回転時に大きな遠心力による振動が容易
に得られる。また、請求項2に示す課題達成手段によれ
ば、巻線型空心コイルと印刷配線型空心コイルの厚みの
差を巧みに利用して厚みを増やさずにウエイトを載置し
ながらも薄いロータにできるようにし、円盤形ながら
も、タングステン合金からなる偏心ウエイトにより回転
時に大きな遠心力による振動が容易に得られる。請求項
3に示す課題達成手段によれば、少ないコストで軸受損
失の少ない偏心ロータが得られる。請求項4に示す課題
達成手段によれば、出力軸が要らない振動モータの特長
を生かし、偏心ロータを円盤形にして空心電機子コイル
を基準電気開角まで大にすることによって高効率を得、
円盤形ながらも遠心力振動が得られ、コイルの数が少な
いためコスト的に有利な振動モータにできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す各実施の形態に
基づき本発明の構成を説明する。図1は本発明の円盤形
偏心ロータを構成する印刷配線型平板整流子部材の第1
の実施の形態を示す一面側から見た平面図である。図2
は同平板整流子部材を他面側から見た偏心ロータの平面
図である。図3は図2のA−A線切断断面図である。図
4は本発明の円盤形偏心ロータの第2の実施の形態を示
す平面図である。図5は同第3の実施の形態を示す要部
断面図である。図6は図5の変形例の平面図である。図
7は図2、図3の円盤形偏心ロータを用いた扁平型コア
レス振動モータの断面図である。図8は本発明の第3の
実施の形態の円盤形偏心ロータを用いた扁平型コアレス
振動モータの断面図である。
【0011】図1において、1は、厚みが0.3mm程
度の銅箔を両面に形成した印刷配線板で外形を平面から
見てほぼ円盤形に後述の巻線型空心コイルが取付できる
範囲まで拡大形成して平板型整流子部材としたもので、
中心に軸挿入孔1aを設け、この軸挿通孔1aの周囲の
一面に対向するセグメントを他面も利用してスルーホー
ルS1,S2などでショートした6個の整流子セグメン
トランドa、b、c、d、eおよびfを形成すると共に
その外方に1個の有効導体部分(放線方向)の中心部分
の開角がほぼ90度(マグネットの磁極開角に等しい)
になるようにした印刷配線型空心コイル1bを形成し、
かつ他面の外周部に各空心コイルの巻き終わり端末一括
結線ランド1dと巻き始め端末結線ランド1e、1fを
形成してある。ここで前記印刷配線型空心コイルの巻き
始め端末は、1面側で直接前記整流子セグメントランド
dに接続されるようになっている。この印刷配線型空心
コイル1bと120度離れた位置で引き回しランドリー
ド植設用として隔壁を残して2個の巻線型空心コイル配
置ガイド孔1g、1gをそれぞれ配し、この巻線型空心
コイル配置ガイド孔1gの両側に3等分の位置に穿設し
た補強孔1j‥‥と巻線型空心コイル配置ガイド孔1g
とは互いに補強のために挿通部1hを介している。ここ
でスルーホールS1は少し大径にして補強孔としての機
能も果たしている。ここではさらに前記印刷配線型空心
コイル1bは巻き数を稼ぐためにスルーホールS3を介
して他面側に同様に形成したものと直列接続してある。
また、この印刷配線型空心コイル1bは本図では引き回
しリードを除いて便宜上コイル各線は一本の実線で表し
ており、巻線型に比べてコーナーを角にできるので有効
導体長(磁極の開角部分)を目いっぱい伸ばしてトルク
がでるようにしている。上記印刷配線型平板整流子部材
1の外周部には、切り欠きg、h及びjが形成された巻
線型空心コイル端末結線ランドが形成され、巻線型空心
コイル端末を半田付け、あるいは熱溶着時に仮固定でき
るように掛け止められるようになっている。なお、ここ
で上記6個のセグメントランドはそのまま整流子片を構
成できるように表面を金メッキして平板整流子にしてい
るが、銅箔のままにして別に整流子を端子で結線するも
のでも良い。
【0012】次に上記のような平板型整流子部材1を用
いて円盤形偏心ロータRにするには、図2、3に示すよ
うに他面において、密度4程度の高摺動性樹脂で軸ホル
ダ2と2個の内径側の巻線型空心コイル配置ガイド3お
よび外径側の巻線型空心コイル配置ガイドを兼ねる3個
の支壁4を、前記補強孔1jと巻線型空心コイル配置ガ
イド孔1gに各挿通部1hを介してアウトサート一体成
形により立ち上げ、2個の巻線型空心コイル配置ガイド
3に有効導体部分がほぼ90度になるようにした巻線型
空心コイル5を装着し、その端末5aを前記端末結線ラ
ンド1d,1e、1fに半田付けあるいは熱溶着により
結線すればよい。
【0013】図4に示すものは、第2の実施の形態を示
すもので2個の印刷配線型コイル1bと1個の巻線型空
心コイル5が配置できるようにした平面を円盤形にした
印刷配線型平板整流子部材11である。この場合、支壁
4は巻線型空心コイル5を位置決め固定するだけでよい
ので2個でよいし、外周部に配した端末結線ランドは2
個ですむ。図中同一部材は同一符号を付してその説明は
省略する。このようにすると巻線型空心コイルは1個で
よいのでコストパフォーマンス上から有利なものとな
る。
【0014】図5は本発明の印刷配線型平板整流子部材
を用いた偏心ロータの第3の実施の形態を示すもので、
すなわち、印刷配線型空心コイル1bと巻線型空心コイ
ル5の厚みの差に着眼して大振動量を得るために印刷配
線型空心コイル1cの位置に巻線型空心コイル5の厚み
内でタングステン合金からなる高比重の偏心ウエイト6
6を装着して偏心ロータR1にしたものである。したが
って、このように偏心ウエイト66を装着しても印刷配
線空心コイルは厚みが無視できる程度のため、偏心ロー
タR1の厚みは犠牲にならない。この場合は、重心の位
置を上記の各実施の形態と逆にするために軸ホルダ22
と2個の巻線型空心コイル配置ガイド33および3個の
支壁44等は軽量化した高摺動性樹脂(たとえば比重
1.3程度のチタン酸カリウムウイスカ入りポリアミド
系樹脂)にするのがよい。その他の構成は上記各の実施
の形態と同様なため同一符号を付してその説明を省略す
る。なお、ここでは、上記第3の実施の形態の変形例と
して、図6に示すように印刷配線型整流子部材1に11
0度ないし135度(図6では120度)の配置開角で
2個の巻線型コイル5を載置し、軸を間にこの反対側に
タングステン合金からなる偏心ウエイト66を巻線型空
心コイル5の厚み内で載置し、樹脂で一体に固着してい
るものでもよい。この場合は偏心ウエイト66の位置に
は両面とも印刷配線型空心コイルは形成していない。こ
のようにすれば、銅線の比重8台に対してタングステン
合金の比重は18以上得られるので、重心は偏心ウエイ
ト66側に移動して大きな偏心が得られることになる。
【0015】上記図2、3に示す偏心ロータを備えた扁
平型振動モータは、図7に示すような軸固定型なものに
なる。すなわち、偏心ロータRとこの偏心ロータRを回
転自在に支承する軸7とこの偏心ロータRに空隙を介し
て磁界を与えるマグネット8と、このマグネット8の内
側に配され、前記平板整流子部材1を介して前記各空心
コイル1b、3に電力を与えるブラシ9と、これらを格
納したケース10aと前記軸7を固着したブラケット1
0bからなるハウジング10を備えたものにすればよ
い。図中、Pは、ポリエステルフィルムからなる被摺動
部材で、ブラシ9の押圧力で前記偏心ロータをケース側
に付勢させたとき受け止めて良好な摺動性を発揮する機
能を有し、軸7が突き出るのを防いでいる。このため、
軸7は径方向の動きが封ぜられて落下などの衝撃に耐え
られる。図中、Fは、ブラシ9を半田付け植設したフレ
キシブル給電リードである。
【0016】上記の各実施の形態は、いずれも印刷配線
型空心コイルを一面と他面の2層にしたものを例示した
が、厚みが0.1mm程度の印刷配線板を2又は3枚ラ
ミネートした多層基板にして4〜6層の印刷配線型空心
コイルにして巻数を増加させてもよい。また、上記の各
実施の形態は、いずれも印刷配線板の上に巻線型空心コ
イルを載置するものを示したが、印刷配線板に巻線型空
心コイルよりわずかに大にした巻線型空心コイル配置ガ
イドとなる穴を開けて前記巻線型空心コイルの一部を埋
め込ませてもよいし、全体を前記摺動性樹脂で一体成形
してもよい。このようにすれば、印刷配線板の厚みだけ
空隙が少なくできるので、実質的空隙磁束密度を増加で
きる。さらに、上記は樹脂軸受けタイプを示したが、図
8に示すように軸ホルダに金属焼結含油軸受SJを格納
した偏心ロータRRにしたものでもよい。ここで、図8
に示す各部材は図7と同一符号を付してその説明を省略
する。図示しないがハウジングに軸受を配して偏心ロー
タ側に軸を固定したものでもよい。
【0017】なお、上記の以外にも、本発明はその技術
的思想、または特徴から逸脱しない範囲で他のいろいろ
な形態で実施することができる。そのため上記の実施の
形態は単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならな
い。この発明の技術的範囲は特許請求の範囲に示すもの
で明細書本文には拘束されない。
【0018】
【発明の効果】この発明の円盤形偏心ロータは上述のよ
うに構成したので、遠心力による振動を適切に発生しな
がらも、空心コイルを有効導体部分が基準電気開角とな
るように大にできるので高効率を得ることができ、巻線
型空心コイルは1個あるいは2個ですむので組み付け、
結線も容易にでき、ロータの厚みを増やさずに遠心力に
よる振動を適切に発生させることができる。上記請求項
1に示す課題達成手段によれば、円盤形であるので磁極
の開角である基準電気開角まで有効導体部が来るように
各空心コイルのサイズを設定でき、また、端末の結線も
容易にでき、円盤形ながらも偏心させることができる。
また、請求項2、3に示す課題達成手段によれば、巻線
型空心コイルは1個か2個ですむので、コストパフォー
マンスがよい。請求項4に示す課題達成手段によれば、
上述の偏心ロータを備えているので、低コストや効率の
よい大振動量が得られる扁平型振動モータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円盤形偏心ロータを構成する平板型整
流子部材の第1の実施の形態を示す一面側から見た平面
図である。
【図2】同平板型整流子部材を他面側から見た円盤形偏
心ロータの平面図である
【図3】図2のA−A線切断断面図である。
【図4】本発明の円盤形偏心ロータの第2の実施の形態
を示す平面図である。
【図5】同第3の実施の形態を示す要部断面図である。
【図6】図5の変形例の平面図である。
【図7】図2、図3の円盤形偏心ロータを用いた扁平型
コアレス振動モータの断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の円盤形偏心ロータ
を用いた扁平型コアレス振動モータの断面図である。
【図9】従来の小型振動モータの斜視図である。
【符号の説明】
1、11 平板型整流子部材 1a 軸挿通孔 a、b、c、d、e、f 整流子セグメントランド 1b 印刷配線型空心コイル 1d、1e、1f 各空心コイルの端末結線ランド 1g 巻線型空心コイル配置ガイド孔 1j 補強孔 1h 挿通部 R、R1 円盤形偏心ロータ 2、22 軸ホルダ 3 巻線型空心コイル配置ガイド 4 支壁 5 巻線型空心コイル 6、66 偏心ウエイト 7 軸 8 マグネット 9 ブラシ 10 ハウジング SJ 含油軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02K 7/065 H02K 7/065 13/00 13/00 D 13/04 13/04 23/54 23/54 23/58 23/58 Z

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形がほぼ円盤形で平面から見て2個以
    の巻線型空心コイル載置面を巻線型空心コイルの外周
    まで拡大形成してなる印刷配線型平板整流子部材(1)
    であって、中心に軸挿通孔(1a)を設け、この軸挿通
    孔の周囲の一面側に複数個の整流子セグメントランド
    (a〜f)を形成すると共に、巻線型空心コイル載置面
    と平面から見てオーバーラップしない位置でコイル端末
    結線ランド(1d、1e、1f)を他面側に形成し、巻
    線型空心コイルの位置決めガイドを兼ねるものであっ
    て、径方向に伸びる少なくとも2個の支壁(4、44)
    を一体化した樹脂製の軸ホルダ(2、22)を前記軸挿
    通孔のところで他面側に立ち上げ、この軸ホルダの外方
    で前記支壁間に個以下の巻線型空心コイル(3、33
    3)を載置し、その端末(5a)を前記端末結線ランド
    に結線し、前記巻線型空心コイル載置面とオーバーラッ
    プしない位置にタングステン合金を含む偏心ウエイト
    (66)を前記巻線型空心コイルの厚み内になるように
    載置して樹脂で固定した円盤形偏心ロータ。
  2. 【請求項2】 外形がほぼ円盤形で平面から見て2個以
    下の巻線型空心コイル載置面を巻線型空心コイルの外周
    まで拡大形成してなる印刷配線型平板整流子部材(1
    1)であって、中心に軸挿通孔(1a)を設け、この軸
    挿通孔の周囲の一面に複数個の整流子セグメントランド
    を形成すると共に、前記巻線型空心コイル載置面とオー
    バーラップしない位置で少なくとも1個の印刷配線空心
    コイル(1b)を形成し、他面側に各コイル端末結線ラ
    ンド(1d,1e)を形成し、巻線型空心コイルの位置
    決めガイドを兼ねるものであって径方向に伸びる少なく
    とも2個の支壁(4)を一体化した樹脂製の軸ホルダ
    (2)を前記軸挿通孔のところで他面側に立ち上げ、こ
    の軸ホルダの外方で前記支壁間に2個以下の巻線型空心
    コイル(5)を載置し、その端末(5a)を前記端末結
    線ランドに結線し、前記巻線型空心コイルとオーバーラ
    ップしない位置にタングステン合金を含む偏心ウエイト
    (66)を前記巻線型空心コイルの厚み内になるように
    載置して樹脂で固定した円盤形偏心ロータ。
  3. 【請求項3】 前記樹脂製の軸ホルダ(2、22)に1
    個の含油軸受が配されている請求項1又は2に記載の円
    盤形偏心ロータ
  4. 【請求項4】 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の円盤形偏心ロータと、このロータを支承する軸と、こ
    の軸の基端を支持するブラケット(10b)と前記軸の
    他端を支持するケース(10a)とからなるハウジング
    (10)と、前記ブラケットに配され、前記ロータに軸
    方向空隙を介して磁界を与えるマグネットと、このマグ
    ネットの内側で前記ブラケットに配され、前記円盤形偏
    心ロータに電力を与える一対のブラシと、このブラシの
    押接力により前記円盤形偏心ロータを前記ケース側に付
    勢させ、このケース側で前記円盤形偏心ロータの軸の周
    囲を受け止めるようにした扁平型振動モータ。
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