JP3356819B2 - マーク認識装置 - Google Patents

マーク認識装置

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JP3356819B2
JP3356819B2 JP08711093A JP8711093A JP3356819B2 JP 3356819 B2 JP3356819 B2 JP 3356819B2 JP 08711093 A JP08711093 A JP 08711093A JP 8711093 A JP8711093 A JP 8711093A JP 3356819 B2 JP3356819 B2 JP 3356819B2
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正人 寺本
淳 神戸
佳美 森
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置(以
下FAXという)等の搬送精度の悪い入力装置や、印刷
誤差の大きい帳票に対しても、特別なタイミングマ−ク
等を設定することなしに、精度の高いマ−ク認識を可能
とするマ−ク認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学式文字認識装置のフォーマッ
ト情報で指定する認識対象領域は、印刷された文字枠を
帳票の上端または下端からの垂直位置と、帳票の右端ま
たは左端からの水平位置で指定する方法が一般的であ
る。このため、帳票への文字枠の印刷は、高い印刷精度
が必要である。
【0003】また、入力帳票画像の傾き角検出及び縦/
横長さ補正値の検出についても、帳票のエッジを検出
し、エッジによる傾き検出、エッジ間距離とフォーマッ
ト情報に設定された帳票長さ、帳票幅との比較によっ
て、縦/横長さ補正値を決定する方法が一般的である。
【0004】また、帳票へ基準マークを印刷して、この
基準マークを用いて位置検出、傾き検出、縦/横長さ補
正を行う方法として、特開平2−12479号公報や特
開平2−39387号公報に提案されている。また、マ
−ク認識は、ドロップアウトカラ−で印刷されたマ−ク
枠と、位置検出のためのタイミングマ−クが必要であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】マ−ク認識を行う帳票
をFAX、イメ−ジスキャナ等の汎用入力装置により帳
票のイメ−ジデ−タを入力する場合は、ドロップアウト
カラ−で印刷されたマ−ク枠とドロップアウトしない色
で印刷されたタイミングマ−クが必要であった。
【0006】また、タイミングマ−クからの相対位置で
マ−クの有無の検出を行うため、帳票への印刷誤差や帳
票の搬送誤差を厳しくする必要が有った。
【0007】本発明は、上記課題を解決することを目的
としており、入力イメ−ジデ−タのゆがみ、傾きや、印
刷誤差によるマ−ク位置の誤差に強いマ−ク認識装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するため
に本発明は、帳票のフォーマット情報をダウンロード
し、そのフォーマット情報とイメージデータを記憶し、
その帳票のマーク枠を検出する構成とした。
【0009】
【作用】マ−ク位置検出処理は入力した帳票のイメ−ジ
デ−タの中から、帳票の書式情報で与えられた位置付近
の領域内にあらかじめ決められた大きさのマ−ク枠を検
出することにより求められる。これにより搬送誤差や印
刷誤差に影響されることなくマ−ク位置を特定すること
が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明による一実施例を詳細に説明す
る。
【0011】図1は本装置の全体ブロック図である。1
1はI/F制御部であり、12はI/F制御部11を介
し入力帳票のフォーマット情報17をワークメモリ14
にダウンロードさせる制御プロセッサ、13は帳票のイ
メージデータ18を記憶する画像メモリ、14は帳票の
フォーマット情報17を記憶するワークメモリ、15は
圧縮されたイメージデータを伸長したり、回転を施した
りして認識プロセッサ16の前処理を行なう画像プロセ
ッサ、16はイメージデータ18とフォーマット情報1
7により帳票の位置マークを検出し帳票原点を求める認
識プロセッサである。
【0012】図2は入力マ−ク帳票の例である。20は
位置マーク、21はマーク枠であり、帳票原点からの距
離により定められた位置に、ドロップアウトしない色で
印刷されている。
【0013】図3は本装置による処理の流れを示す図で
ある。
【0014】図4は入力帳票イメ−ジデ−タの例を示す
図である。41は位置マークの検出領域を示し、42は
入力したイメージ画像40の原点を示し、43は帳票原
点を示す。44は帳票原点43や帳票傾き45とマーク
用のフォーマット情報26、27をもとに設定されたマ
ーク検出領域を示す。
【0015】図5は投影法によるマークの有無検出方式
によるマークの検出図を示す。
【0016】本装置の動作概要を図1、図2により説明
する。
【0017】本発明によるマーク検出装置10は、制御
プロセッサ12の制御によりI/F制御部11を介し、
まず入力帳票のフォ−マット情報17をワ−クメモリ1
4にダウンロ−ドする。次にFAX、イメ−ジスキャナ
等の画像入力装置から入力した帳票のイメ−ジデ−タ1
8を画像メモリ13に格納する。認識プロセッサ16は
ワ−クメモリ14内のフォ−マット情報17をもとに画
像メモリ13に格納された帳票イメ−ジデ−タ18から
位置マ−ク20を検出し帳票原点を求める。この帳票原
点をもとにフォ−マット情報17に従い各マ−クの検出
領域を設定し、その領域内でマ−ク枠21の検出処理を
行ない、マ−ク枠内の記入の有無を認識結果として出力
する。
【0018】次に図2によりマ−ク枠の設定例を述べ
る。
【0019】位置マ−ク21は、認識対象となるマ−ク
領域情報と共にフォ−マット情報内に帳票原点からの距
離22から27のように設定されている。マ−ク枠21
はドロップアウトしない色で印刷し、入力イメ−ジ画像
内のマ−ク位置検出をマ−ク枠自体を検出することによ
って行う。
【0020】次に図3、図4により本発明の処理方法の
一例を述べる。
【0021】FAX等の入力装置において帳票の情報を
認識しようとする場合には、入力したイメ−ジ画像40
の原点42と帳票原点43が一致しないため、入力した
帳票イメ−ジデ−タ40に対し、認識プロセッサはイメ
−ジ画像内の帳票の原点検出処理を行う。この処理はフ
ォ−マット情報内の位置マ−ク情報に基づき帳票イメ−
ジデ−タの左上端及び右上端に位置マ−クの検出領域4
1、42を設定し(ステップ30)、その領域内で黒ド
ットの連続性を追跡するいわゆるラベリング処理を行う
(ステップ31)。そのラベル群の中から、あらかじめ
決められた位置マ−クの形状に近似なラベル図形を検出
し、入力イメ−ジ画像原点42からの座標を求める(ス
テップ32)。この2つの位置マ−クの座標とフォ−マ
ット情報に設定された位置マ−ク情報22、23及び2
4から帳票原点43や帳票傾き45を求める(ステップ
33)。この帳票原点43や帳票傾き44とマ−ク用の
フォ−マット情報26、27をもとにマ−ク検出領域4
4を設定する(ステップ34)。この検出領域内で位置
マ−ク検出の際と同様にラベリング処理を行い(ステッ
プ35)、マ−ク枠の形状に近似なラベル図形を検出す
る(ステップ36)。 ここで位置が確定したマ−ク枠
領域44において、例えば黒ドットの投影処理をおこな
い、投影値のピ−ク値レベル(図5)により記入の有無
を認識する(ステップ37)。この処理をマ−ク数だけ
繰り返すことにより(ステップ38)、帳票内のすべて
のマ−ク認識を行なう。
【0022】本実施例では、マ−ク枠を検出するため
に、フォ−マット情報やマ−ク位置を使用したが、帳票
イメ−ジ画像の中から、直接マ−ク枠を検出することも
可能である。
【0023】また、本実施例ではマ−クの有無の検出方
法として黒ドットの投影による方法を示したが、位置マ
ークの検出の時に用いたラベリング処理など他の方法に
よるによる黒ドットの検出によることも可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、マ−ク認識を行う際、
FAX等搬送精度の保証できない装置からの入力であっ
ても、精度の高い認識率を得ることができる。また、帳
票作成の際もドロップアウトカラ−での印刷が必要でな
いため、安価である上にワ−ドプロセッサ等により容易
な作成が可能となる。また、マ−クのタイミングマ−ク
が不必要なため帳票内の認識領域の制限が緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマ−ク認識装置の機能ブロック図
【図2】本装置に使用する帳票の例
【図3】本装置の処理の流れ
【図4】本装置に入力される帳票イメ−ジデ−タの例
【図5】投影法によるマ−クの有無検出方式
【符号の説明】
10 マ−ク認識装置本体 11 I/F制御部 12 制御プロセッサ 13 画像メモリ 14 ワークメモリ 15 画像プロセッ
サ 16 認識プロセッサ 17 フォ−マット
情報 18 帳票イメージデータ 20 位置マーク 21 マーク枠 40 入力したイメ
ージ画像 41 位置マーク検出領域 42 入力イメージ
画像原点 43 帳票原点 44 マーク枠領域 45 帳票傾き
フロントページの続き (72)発明者 森 佳美 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社日立旭エレクトロニクス内 (56)参考文献 特開 昭61−151787(JP,A) 特開 平2−12479(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/016 G06K 7/00 G06K 9/00 G06K 9/20 340 G06K 9/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マーク枠と複数の位置マークが非ドロップ
    アウトカラーで印刷された帳票のイメージデータを入力
    するインタフェース制御部と、 前記インタフェース制御部から入力した帳票のイメージ
    データを格納する第1のメモリと、 帳票の帳票原点からのマーク枠の位置情報と複数の位置
    マークの位置情報を含むフォーマット情報を格納する第
    2のメモリと、 前記第1のメモリに格納された前記帳票のイメージデー
    タを認識するプロセッサを有するマーク認識装置におい
    て、 前記プロセッサは、 前記第1のメモリに格納された前記帳票のイメージデー
    タから前記複数の位置マークを検出するためのマーク検
    出領域を設定し、前記マーク検出領域から前記複数の位置マークを 検出
    し、 検出した前記複数の位置マークの座標と前記第2のメモ
    リに格納した前記複数の位置マークの位置情報から前記
    入力した帳票の帳票原点の位置と前記帳票の傾きを求
    め、 求めた前記入力した帳票の帳票原点の位置と前記帳票の
    傾きと前記マーク枠の位置情報から前記入力した帳票の
    マーク枠を検出するための領域を設定し、設定したマーク枠を検出するための領域から マーク枠を
    検出し、 検出したマーク枠に対する記入の有無を判断 することを
    特徴とするマーク認識装置。
JP08711093A 1993-04-14 1993-04-14 マーク認識装置 Expired - Lifetime JP3356819B2 (ja)

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JPH06301804A JPH06301804A (ja) 1994-10-28
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