JP3355959B2 - 内燃機関の安定度検出装置 - Google Patents

内燃機関の安定度検出装置

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JP3355959B2
JP3355959B2 JP26825196A JP26825196A JP3355959B2 JP 3355959 B2 JP3355959 B2 JP 3355959B2 JP 26825196 A JP26825196 A JP 26825196A JP 26825196 A JP26825196 A JP 26825196A JP 3355959 B2 JP3355959 B2 JP 3355959B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の発生
トルクを気筒毎に検出し、内燃機関の安定度を判定なら
びに制御する内燃機関の安定度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の各気筒の燃焼状態をほぼ均一
に制御することで、アイドル時における内燃機関の安定
度を高めるようにした内燃機関の制御装置が、例えば特
開平2−64252号公報において開示されている。こ
れは、クランク軸に配設されたクランク角センサの出力
に基づいて、クランク軸の予め定められた所定角度幅の
回転に要する経過時間を計測し、その差を計算すること
で、内燃機関の2行程の間に起きた発生トルク差に比例
する回転変動の変化量すなわち角加速度を求め、気筒相
互間の角加速度の差がゼロとなるように各気筒の基本点
火時期または基本噴射量を補正することで、全気筒の燃
焼状態をほぼ均一に維持するようにしている。
【0003】ここで上記クランク角センサは、一般に、
クランク軸に固定されたシグナルプレートと、このシグ
ナルプレート周縁部の周方向の移動を検出するコイルや
フォトダイオード等からなるセンサ部と、から構成され
ており、単位クランク角度毎にパルスを出力するように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内燃機関の安定度検出装置にあっては、角加
速度の計算の基礎となるクランク角センサの位置検出精
度、特に、クランク軸に固定されたシグナルプレートの
加工精度が考慮されておらず、この加工誤差に基づいて
気筒間で角加速度の検出値にばらつきが生じるので、こ
れを揃えるように点火時期や燃料噴射量を制御しても、
シグナルプレートの気筒毎の加工誤差の影響が必ず残存
し、安定度を高めることができない。例えば膨張行程中
に設定された所定クランク角度幅の角速度測定期間は、
シグナルプレートの外周部のある部分がセンサ部近傍を
通過することにより検出されるのであるが、例えば、直
列4気筒内燃機関を例にとると、#1気筒と#4気筒で
は、シグナルプレートの同一の部分がセンサ部近傍を通
過することになる。そのため、#1気筒と#4気筒の間
では、シグナルプレートの加工誤差に起因する角加速度
検出値のばらつきは生じない。これに対し、#2気筒お
よび#3気筒では、#1,#4気筒の角速度測定期間と
180°CA(クランク角)異なる部分がセンサ部近傍
を通過することで、その角度の検出がなされる。従っ
て、シグナルプレートにおける2つの部分の相互の加工
精度が低いと、#1,#4気筒と#2,#3気筒との間
で角加速度検出値のばらつきが生じる。そのため、この
角加速度が全気筒に亙って均一に揃うように点火時期や
燃料噴射量の補正を行うと、クランク角センサの加工精
度が十分でない場合には、逆に、その角加速度検出値の
誤差分だけ安定度を悪化させてしまう、という問題があ
る。
【0005】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、クランク角センサの加工精度の
ばらつきに影響されずに、高精度に内燃機関の安定度を
検出することが可能な内燃機関の安定度検出装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る内燃機関の安定度検出装置は、図1
に示すように、各気筒の所定の行程位置に対応するクラ
ンク軸の基準位置信号を出力するクランク軸基準位置検
出手段1と、クランク軸の単位クランク角度に対応する
信号を出力するクランク軸角度検出手段2と、上記クラ
ンク軸角度検出手段2の出力に基づいて、所定のクラン
ク角度間での経過時間を各気筒毎に計測する経過時間計
測手段3と、この各気筒の経過時間に基づいて内燃機関
の安定度を検出する安定度検出手段4と、を備えてなる
内燃機関の安定度検出装置において、上記クランク軸角
度検出手段2は、クランク軸と一体に回転する回転体2
aと、該回転体2aの周方向の運動に伴って上記単位ク
ランク角度対応信号を出力する複数のセンサ部2b,2
c…とを有するとともに、上記センサ部2b,2c…
が、各気筒の上死点のクランク角度位相差と等しい角度
間隔で配設されており、かつクランク軸の上記角度間隔
毎の回転に同期して、複数のセンサ部2b,2c…が順
次選択され、その選択されたセンサ部2b,2c…の出
力信号が上記単位クランク角度対応信号として用いられ
ることを特徴としている。
【0007】例えば直列4気筒機関であれば、2個のセ
ンサ部2b,2cが180°CA間隔で配設され、直列
6気筒機関であれば、3個のセンサ部2b,2c…が1
20°CA間隔で配設される。
【0008】経過時間の計測の対象となる所定クランク
角度間が例えば膨張行程に対応して設定されているとす
ると、ある気筒の膨張行程の所定クランク角度間の変化
が1つのセンサ部2aによって検出される。これに基づ
いて、所定クランク角度間の経過時間が計測される。そ
して、次の気筒における膨張行程の所定クランク角度間
の変化は、次のセンサ部2bによって検出され、これに
基づいて、同様に、所定クランク角度間の経過時間が計
測される。例えば直列4気筒機関であれば、各気筒の膨
張行程は180°CAづつの位相差でもって順次現れ
る。また直列6気筒機関であれば、各気筒の膨張行程は
120°CAづつの位相差でもって順次現れる。
【0009】従って、その位相差と等しい角度間隔で配
設された複数のセンサ部2b,2c…を、クランク軸の
回転とともに順次切り換えることにより、各センサ部2
b,2c…は、回転体2aの同一部分を検出することに
なる。例えば、回転体2aの外周縁に歯やスリットを形
成したものでは、常に同一の歯やスリットが各気筒の膨
張行程の所定クランク角度間の検出に用いられることに
なり、これらの歯やスリットの加工誤差が、気筒毎の経
過時間の計測に影響を与えることはない。つまり、気筒
間で誤差を生じることがない。
【0010】上記複数のセンサ部2b,2c…の出力信
号の切換は、例えば請求項3のように、上記クランク軸
基準位置検出手段1による基準位置信号に基づいて行わ
れる。
【0011】また請求項2の発明においては、上記経過
時間計測手段3は、一つの基準位置信号から次の基準位
置信号までの間において予め設定された2箇所の検出角
度毎に、それぞれ所定のクランク角度間での経過時間を
計測するものであり、上記安定度検出手段4は、2つの
経過時間と2箇所の検出角度間のサンプリング時間とを
用いて、気筒毎に角加速度を演算するものとなってい
る。
【0012】つまり、各気筒の膨張行程等において2箇
所で角速度がそれぞれ検出され、かつその2箇所の間の
サンプリング時間を用いて、角加速度が求められる。こ
の各気筒の角加速度は、行程毎の発生トルク差に比例す
るので、これによって機関の安定度が検出される。特
に、同一の膨張行程内の2箇所において角速度を検出す
るようにすれば、角加速度変化に他の気筒の影響が及ぶ
ことが少なくなり、各気筒の発生トルクを正しく反映し
たものとなる。
【0013】また請求項4の発明においては、上記安定
度検出手段4は、気筒毎に角加速度を求めるとともに、
燃焼サイクル毎に求められた気筒別角加速度のデータと
その平均値とから、角加速度の分散値を気筒別に演算す
るものとなっている。
【0014】すなわち、各気筒毎に、かつ各行程毎に分
散値が得られるが、この分散値は、発生トルクのばらつ
き度合いを示し、ひいては機関の安定度を示すものとな
る。
【0015】また請求項5の発明においては、安定度検
出手段4により求められた気筒別角加速度の平均値と全
気筒の角加速度平均値との偏差に基づいて当該気筒の噴
射量もしくは点火時期の補正を行う補正手段を備えてい
る。つまり、全気筒角速度平均値に比較して気筒別平均
値が大きいときには、当該気筒の点火時期を遅角側に補
正し、あるいは燃料噴射量を減量するように補正する。
逆に、全気筒角速度平均値に比較して気筒別平均値が小
さいときには、当該気筒の点火時期を進角側に補正し、
あるいは燃料噴射量を増量するように補正する。これに
より、各気筒の燃焼状態が揃うように制御され、安定度
が向上する。
【0016】また請求項6のように、上記分散値に基づ
いて当該気筒の噴射量もしくは点火時期の補正を行う補
正手段を設けるようにしてもよい。
【0017】さらに請求項7に係る内燃機関の安定度検
出装置は、安定度検出手段4により燃焼サイクル毎に求
められた気筒別角加速度を、失火に相当する失火サイク
ル判定しきい値と比較する失火サイクル判定手段と、所
定のサイクル数毎に、上記気筒別角加速度が上記失火サ
イクル判定しきい値よりも小さい失火サイクル数の割合
を求める失火率計算手段と、求められた失火率が所定の
故障判定しきい値を越えた場合に故障警報を発する警報
手段と、をさらに備えている。
【0018】ある気筒で失火が発生すると、発生トルク
差に比例する角加速度は小さな値もしくは負の値とな
り、これが所定のしきい値より小さい場合には、失火と
判定される。そして、この失火サイクルの割合が所定の
故障判定しきい値を越えた場合には、何らかの異常であ
ると判断して、故障警報が発せられる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る内燃機関の安定度検出装置においては、角速度検
出の基礎となる所定クランク角度の検出が、各気筒で、
クランク軸角度検出手段の回転体の同一の部分を利用し
て行われるため、回転体における信号発生用の歯やスリ
ット等の加工精度に全く影響を受けることがなくなり、
高精度に安定度を検出することができる。
【0020】特に、請求項2によれば、他の気筒の影響
を受けずに各気筒の発生トルクを正確に把握でき、安定
度を一層高精度に検出できる。
【0021】また請求項5および請求項6によれば、全
気筒の燃焼状態を揃えてアイドル時の安定性を大幅に向
上させることができる。
【0022】さらに請求項7によれば、失火の検出を高
精度に行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0024】図2〜図5は、本発明に係る内燃機関の安
定度検出装置の一実施例を示す。本実施例は、本発明を
直列4気筒の4サイクル火花点火式内燃機関に適用した
ものである。
【0025】図2は、安定度検出装置を含む内燃機関の
制御装置全体の構成を示すブロック図である。
【0026】図において、11はクランク角センサで
あり、このクランク角センサ11は、爆発間隔(180
°CA)毎に各気筒の圧縮上死点(TDC)前の所定位
置、例えば、BTDC110°CAでHレベルのパルス
となる基準信号REFを出力するクランク軸基準位置検
出手段となるREFセンサ12と、クランク軸の単位角
度毎にHレベルのパルスとなる単位信号POSを出力す
るPOSセンサ13とからなり、それぞれの出力信号が
エンジン制御ユニット14に入力される。上記REFセ
ンサ12は、クランク軸に固定された第1シグナルプレ
ート12aと、このシグナルプレート12aの180°
毎に設けた突起を検出するコイルからなるセンサ部12
bとから構成されている。また、POSセンサ13は、
クランク軸に固定された第2シグナルプレート13a
と、このシグナルプレート13aに所定角度間隔で形成
された突起を検出するコイルからなる第1,第2センサ
部13b,13cとから構成されている。ここで、上記
第1,第2センサ部13b,13cは、互いに180°
離れた位置に配設されている。なお、第2シグナルプレ
ート13aに、図示例では30°毎に突起が形成されて
いるが、さらに細かな角度間隔で多数の突起を設けるこ
とができることは勿論である。
【0027】15は、内燃機関の吸入空気量を計測する
エアフローメータ、16は内燃機関の冷却水温を計測す
る水温センサ、17はスロットル開度を検出するスロッ
トル開度センサであり、これらによって内燃機関の運転
状態が検出される。これらのセンサ類の出力はエンジン
制御ユニット14に入力されている。
【0028】エンジン制御ユニット14は、これらの機
関運転状態の情報に基づき、要求噴射量および要求点火
時期を決定するとともに、後述する処理を行うもので、
CPU18、ROM19、RAM20、カウンタ21お
よびI/Oポート22により構成される。CPU18は
ROM19に書き込まれているプログラムに従ってI/
Oポート22より必要とする外部データを取り込んだ
り、またRAM20との間でデータの授受を行ったりし
ながら安定度検出に必要な処理値等を演算処理し、必要
に応じて処理したデータをI/Oポート22へ出力す
る。ROM19はCPU18を制御するプログラムを格
納しており、さらに演算に使用するデータをマップ等の
形で記憶している。I/Oポート22にはセンサ群から
の信号やカウンタ21からの情報が入力され、またI/
Oポート22からは燃料噴射信号あるいは点火信号が燃
料噴射弁23a〜23dもしくは点火ユニット24に出
力される。燃料噴射弁23a〜23dは入力パルス幅に
応じた燃料を内燃機関の吸気ポートに供給し、また、点
火ユニット24はパルス入力に応じたタイミングで点火
プラグ25a〜25dをスパークさせることで筒内の混
合気に着火させる。
【0029】次に作用を説明する。最初に本発明の基本
原理について説明する。
【0030】クランク軸の角加速度Δωは、以下の式で
表すことができる。
【0031】 Δω∝(TPi−Tf−Td)/Ip …(1) ここで、TPiは気筒別発生トルク、Tfは摩擦損失、
Tdは駆動トルク、Ipは車両および機関の慣性力であ
る。
【0032】従って、定常走行時やアイドリング状態等
のように、摩擦損失トルクTfおよび駆動トルクTdが
一定となる条件であれば、気筒毎に角加速度Δωを計測
することで、間接的に気筒毎の発生トルクを検出するこ
とが可能である。
【0033】角加速度Δωの検出は、各気筒の膨張行程
に設定された所定の区間θ1〜θ2°CA、およびθ3
〜θ4°CA間において、それぞれ経過時間T1iおよ
びT2iを計測し、かつθ1からθ3まで、あるいはθ
2からθ4までのサンプリング時間Tdtを用いて、2
つの区間の角速度差を微分することにより、行われる。
なお、回転数が一定であれば、サンプリング時間Tdt
を一定値とみなして、2つの経過時間T1iおよびT2
iの差により角加速度Δωを表すこともできる。
【0034】上記の区間θ1〜θ2°CAおよびθ3〜
θ4°CAは、クランク角センサ1の一部をなすPOS
センサ13によって検出されるが、この検出に際して
は、第1,第2センサ部13b,13cが、クランク軸
の180°CA毎に切り換えられて用いられる。具体的
には、REFセンサ12から180°CA毎に基準信号
REFが出力される度に、第1センサ部13bの出力信
号と第2センサ部13cの出力信号とが、交互に切り換
えられる。なお、REFセンサ12とPOSセンサ13
との位相関係によっては、基準信号REFから一定クラ
ンク角度だけ遅れた時点で切り換えを行うようにしても
よい。
【0035】直列4気筒内燃機関においては、#1,#
4気筒の膨張行程と#2,#3気筒の膨張行程とが、1
80°CAの位相差を有しているが、これに対応して、
上記第1,第2センサ部13b,13cは、互いに18
0°離れた位置に配設されている。従って、クランク軸
が180°CA回転する度に第1,第2センサ部13
b,13cの切換を行うと、例えば、#1,#4気筒の
膨張行程が第1センサ部13bにより検出されるとする
と、#2,#3気筒の膨張行程が第2センサ部13cに
よって検出される関係となり、かつ、それぞれ、シグナ
ルプレート13aの同一の突起を検出するようになる。
【0036】具体的には、点火順序が#1→#3→#4
→#2である場合に、例えば、図2に示すように、突起
31,32が第1センサ部13bを通過することによっ
て#1気筒の膨張行程中の上述したθ1〜θ2°CAが
検出されるとすると、次の#3気筒の膨張行程中のθ1
〜θ2°CAは、同一の突起31,32が第2センサ部
13cを通過することによって検出される。さらに、#
4気筒のθ1〜θ2°CAの検出の際には再び第1セン
サ部13bに切り換えられ、また#2気筒のθ1〜θ2
°CAの検出の際には再び第2センサ部13cに切り換
えられる。そのため、全ての気筒において、θ1〜θ2
°CAの検出は、突起31,32によってなされること
になる。従って、仮に突起31,32の加工精度が低く
ても、各気筒間では、区間θ1〜θ2°CAにおける経
過時間に差が生じることがない。つまり、突起の加工誤
差による角加速度誤差が発生する余地がない。従って、
各気筒の角加速度Δωを高精度に検出でき、高精度な安
定度検出が可能である。
【0037】なお、POSセンサ13の基本的な機能で
ある機関回転数の検出や点火時期制御等に際しては、第
1,第2センサ部13b,13cのいずれか一方の信号
を固定的に用いるようにしてもよく、あるいは上記のよ
うに適宜に切り換えて用いてもよい。また、万一、第
1,第2センサ部13b,13cの一方が断線あるいは
短絡したような場合には、他方の信号によって点火時期
制御等の基本的な制御を継続することができる。
【0038】次に、この実施例の具体的な作用を、図3
〜図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0039】図3は、燃焼行程中の角加速度変動を検出
するためのプログラムを示すフローチャートである。こ
のフローチャートに示すルーチンは、単位クランク角
(例えば1°CA毎に分周して生成したPOS信号)毎
に呼び出され、時間計測を必要に応じて行う。まず、S
100でクランク基準位置(REF信号)からの経過角
度POSNと第1角速度計測区間の開始角OMGS1と
の比較を行い、POSNがOMGS1未満であった場合
はS106で区間所要時間計測タイマTMPOSをクリ
アするとともに、S110で経過角度カウンタPOSN
をインクリメントして、このサブルーチンを終了する。
尚、TMPOSは、制御ユニット14に内蔵されたフリ
ーランニングタイマであり、内容をクリアしないかぎり
内蔵クロックに同期してカウントアップされる。また、
このタイマTMPOSのインクリメント開始トリガは、
制御ユニット14に内蔵されているフリップフロップ回
路によって選択された第1センサ部13bもしくは第2
センサ部13cによるPOS信号である。
【0040】一方、S100でPOSN>OMGS1の
ときは、次にS101でPOSNと第1角速度計測区間
の終了角OMGE1を比較し、POSNがOMGE1と
等しければ、S102で、タイマTMPOSの値を、第
1経過時間計測値T1iにロードするとともに、サンプ
リング時間計測タイマTMDTを「0」にクリアする。
【0041】一方、S100でPOSN≠OMGS1の
ときは、S103へ進み、カウンタPOSNと第2角速
度計測区間の開始角OMGS2を比較する。POSNが
OMGS2以下であった場合はS106でTMPOSを
クリアするとともに、S110でPOSNをインクリメ
ントしてサブルーチンを終了する。つまりPOSNが第
2角速度計測区間の開始角OMGS2に至るまで、ここ
で計測待ちの状態となる。S103でPOSN>OMG
S2であった場合は、S104でPOSNと第2角速度
計測区間の終了角OMGE2とを比較する。
【0042】S104でPOSNがOMGE2と等しけ
れば、S105でタイマTMPOSの内容を第2時間計
測値T2iに、タイマTMDTの内容をサンプリング時
間計測値Tdtにロードする。一方、S104でPOS
N≠OMGE2の場合、つまりOMGE2に達する前あ
るいはS105の処理の後は、次のS107のREF信
号レベルの読み込みに移る。S107においては、RE
F信号のレベルを読み込み、S108で信号レベルの判
定を行う。信号レベルが「L」レベルのときはS110
でPOSNをインクリメントし、サブルーチンを終了す
る。
【0043】一方、S108でREF信号レベルが
「H」であれば、当該気筒の燃焼行程が終了したと判断
して、S109でPOSNをクリアするとともに、PO
Sセンサの切換つまり前述した第1センサ部13bと第
2センサ部13cとの切換を行う。さらに、S112に
おいて、その行程での角加速度Δωを次の(2)式によ
って計算し、これを各気筒の平均有効圧力Piに比例す
る気筒別Piパラメータ(簡易平均有効圧力)Pinと
する。
【0044】 Pin=K(1/T2i−1/T1i)/Tdt …(2) 但し、Kは定数である。
【0045】尚、「n」は後述するように計算の対象と
している気筒を示すものであり、n=1〜4であるが、
この数字は、必ずしも気筒番号とは一致しない。
【0046】以上の処理により、1行程中での2カ所の
周期時間つまり第1経過時間計測値T1iと第2経過時
間計測値T2iとが求められ、かつ角加速度Δωが逐次
算出されるが、回転数が一定であれば、2つの周期の周
期差を演算し、これを角加速度に比例するパラメータと
して用いることもできる。これによれば、角加速度を演
算するよりも演算負荷が軽くなる。
【0047】次に、図4は、基本点火時期および基本燃
料噴射量を計算するサブルーチンを示している。このサ
ブルーチンは、一定時間(例えば10mmsec)毎に
実行されるものであって、まずS200で機関回転数N
eと吸入空気量Qaを読み込み、S201において、基
本燃料噴射量Tpを、Tp=k×Qa/Neとして計算
する。但し、kは定数である。そして、S202では、
機関回転数Neと吸入空気量Qaとから、例えばマップ
を参照して基本点火時期MADVを設定する。この基本
燃料噴射量Tpおよび基本点火時期MADVは、機関回
転数Neと吸入空気量Qaの変化に応答できる速度で演
算すればよいので、時間同期で演算処理することにより
CPU18の演算負荷が軽減する。実際に気筒別に噴射
量および点火時期を制御する処理は、さらに後述のサブ
ルーチンで行われる。
【0048】図5は、気筒毎に安定度の補正制御を行う
サブルーチンを示しており、これは、クランク基準位置
信号(REF信号)に同期して実行される。まず、S3
00で、先のS112でそれぞれ求められた各気筒毎の
簡易平均有効圧力Pinを読み込む。この簡易平均有効
圧力Pinは、気筒別かつサンプリング順に順次バッフ
ァメモリに記憶されていく。次に、S301において、
この簡易平均有効圧力Pinの値を用いて、気筒別平均
値AVPinと全気筒平均値AAVPiを、それぞれ加
重平均にて求める。具体的には、次の(3)式および
(4)式による。
【0049】 AVPin=A×AVPin+(1−A)×Pin …(3) AAVPi=B×AAVPi+(1−B)×Pin …(4) なお、加重平均係数AおよびBは、いずれも1未満の最
適値に予め設定されている。また、このような移動平均
によらずに、バッファメモリの内容の総和を求め、サン
プリング数で除して求めることも勿論可能である。
【0050】次に、S302では、演算の対象とした気
筒が#2気筒であるか否か、換言すれば、現在のREF
信号が#1気筒の燃焼行程にあたる基準信号であるか否
かを判定する。上述したPi検出サブルーチンでは、R
EF信号を基準に簡易平均有効圧力Pinを演算してい
るので、#1気筒燃焼行程では#2気筒の燃焼圧力Pi
が検出された時点であり、#1気筒をサンプリング開始
気筒とすると、全気筒分の簡易平均有効圧力Pinが求
められている。S302でYESの場合は、S303へ
進み、NOの場合は、後述するS320を経て、このサ
ブルーチンを終了する。S303では、サンプリング数
カウンタREFCNTと所定のフィードバック周期RE
FSLとを比較し、REFCNT≧REFSLであった
場合にはS304以降へ進む。REFCNT<REFS
Lの場合は、S305へ進み、サンプリング数カウンタ
REFCNTをインクリメントしてS320へ進む。
【0051】S304では、サンプリング数カウンタR
EFCNTを初期化のためゼロクリアし、次のS306
で(5)式により簡易平均有効圧力Pinから気筒別分
散値SPinを計算する。なお、上記のS302および
S303により、#1気筒から#4気筒までの簡易平均
有効圧力Pinが所定数サンプリングされた上に、それ
らが平均化された気筒別平均値AVPinと全気筒平均
値AAVPiが求められた段階で、このS306へ進む
ことになる。
【0052】 SPin={(Pin1−AVPin)+(Pin2−AVPin)+…+ (Pinm−AVPin)}/(REFSL−1) …(5) この計算に必要なPinmのサンプリング系列は前述し
たようにサンプリング順にバッファメモリに記憶され蓄
えられている。次に、S307で、計算気筒カウンタn
に1を設定する。
【0053】S308では、気筒別平均値AVPinが
全気筒平均値AAVPiに制御不感帯CSLを加えた上
限値を越えているか否か判定する。ここでAVPin>
AAVPi+CSLであった場合は、S310へ進む。
またAVPin≦AAVPi+CSLであった場合は、
S309へ進み、気筒別平均値AVPinが全気筒平均
値AAVPiから制御不感帯CSLを引いた下限値より
小さいか否かを判定する。AVPin≧AAVPi+C
SLであった場合には、噴射量補正値Kwを修正するこ
となくS312へ進む。S310では、気筒別基本噴射
量補正値Kwnに噴射量補正値修正ゲインDKwを加え
て新たなKwnとし、S311では、気筒別基本噴射量
補正値Kwnから噴射量補正値修正ゲインDKwを減じ
て新たなKwnとし、それぞれS312へ進む。ここ
で、噴射量補正値修正ゲインDKwは、予め実験等によ
り求められた定数である。
【0054】S312では、気筒別噴射量Tinを、次
の(6)式により求める。
【0055】 Tin=Tp×(1+Kwn)+Ts …(6) 次に、S313では、上述した気筒別分散値SPinと
安定性判定しきい値Coとを比較する。SPin>Co
である場合には、S314へ進んで、気筒別点火時期補
正値IADVnに点火時期補正係数修正ゲインDADV
を加算し、S316へ進む。SPin≦Coである場合
には、S315へ進み、逆に、気筒別点火時期補正値I
ADVnから点火時期補正係数修正ゲインDADVを減
じて、同じくS316へ進む。ここで、点火時期補正係
数修正ゲインDADVは、予め実験等により求められた
定数である。S316では、最終的な気筒別点火時期A
DVnを、次の(7)式により求める。
【0056】 ADVn=MADV+IADVn …(7) S317では、計算気筒カウンタnが「4」に達したか
を判定しており、4未満であれば、S318で該カウン
タをインクリメントした後に、S308へ戻り、次の気
筒について噴射量および点火時期の演算を行う。
【0057】S317で計算気筒カウンタnが「4」に
達していれば、全気筒について補正計算が完了している
ので、S319でPinmのバッファメモリを全てクリ
アする。そして、最後に、S320で、現在の気筒を判
別し、これまでの処理で求められた当該気筒の気筒別噴
射量Tinと気筒別点火時期ADVnを、それぞれエン
ジン制御ユニット14に内蔵されているI/Oポート2
2のカウンタにセットして本サブルーチンを終了する。
このように、気筒別噴射量Tinおよび気筒別点火時期
ADVnを補正することにより、当該気筒の発生トルク
が段階的に増加もしくは低下し、気筒間のばらつきが小
さくなる。
【0058】なお、この図5の実施例においては、各気
筒の角加速度の平均値に基づく安定度の制御を燃料噴射
量の補正により実行し、かつ気筒別の分散値に基づく安
定度の制御を点火時期の補正により実行しているが、各
気筒の角加速度平均値に基づいて点火時期を補正し、あ
るいは、気筒別分散値に基づいて燃料噴射量を補正する
ようにしても、同様の効果が得られる。
【0059】次に、図6は、この発明を失火の自己診断
に応用した第2実施例のフローチャートを示す。なお、
角加速度(Pin)の検出サブルーチンは、前述した図
3と同様である。
【0060】図6に示したサブルーチンは、クランク基
準位置信号(REF信号)に同期して実行される。ま
ず、S400において、図3のサブルーチンにより求め
られた気筒別の簡易平均有効圧力Pinを失火サイクル
判定しきい値MISSLと比較し、Pin<MISSL
であった場合は、当該燃焼サイクルが失火サイクルであ
ったと判定し、S402で失火サイクル数カウンタMI
SCNTをインクリメントした後に、S403へ進む。
Pin≧MISSLであった場合は、当該燃焼サイクル
が失火サイクルではないと判定し、S403へ進む。
【0061】S403では、経過サイクル数カウンタR
EFCNT2と所定の失火サイクル判定周期REFSL
2とを比較する。REFSL2は実験等によって予め定
められた定数である。S403で、REFCNT2<R
EFSL2であった場合は、S405へ進んで、経過サ
イクル数カウンタREFCNT2をインクリメントし、
本サブルーチンを終了する。一方、S403で、REF
CNT2≧REFSL2であった場合は、S404で経
過サイクル数カウンタREFCNT2をクリアするとと
もに、次の(8)式により失火率MISRTを計算す
る。
【0062】 MISRT=(MISCNT/REFSL2)×100 …(8) 次に、S407で、この失火率MISRTを所定の故障
判定しきい値WRNSLと比較し、MISRT>WRN
SLであった場合には、S408へ進んで故障警報を出
力する。そして、最後にS410で失火サイクル数カウ
ンタMISCNTを初期化して本サブルーチンを終了す
る。一方、S407で、MISRT≦WRNSLであっ
た場合には、S409で故障警報を解除し、本サブルー
チンを終了する。
【0063】このように、この実施例によれば、気筒別
に検出した角加速度が各気筒の発生トルクに比例するこ
とを利用して、各気筒の失火を高精度に判定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示すクレーム対応図。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図3】角速度を計測するサブルーチンの流れを示すフ
ローチャート。
【図4】基本燃料噴射量および基本点火時期を求めるサ
ブルーチンの流れを示すフローチャート。
【図5】燃料噴射量および点火時期の補正のサブルーチ
ンを示すフローチャート。
【図6】失火判定を行う第2の実施例を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
1…クランク軸基準位置検出手段 2…クランク軸角度検出手段 2b,2c…センサ部 3…経過時間計測手段 4…安定度検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−313043(JP,A) 特開 平6−1754(JP,A) 特開 平5−195856(JP,A) 特開 昭57−188748(JP,A) 特開 昭56−165770(JP,A) 特開 昭57−5551(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 29/00 - 29/06 F02D 41/00 - 45/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各気筒の所定の行程位置に対応するクラ
    ンク軸の基準位置信号を出力するクランク軸基準位置検
    出手段と、 クランク軸の単位クランク角度に対応する信号を出力す
    るクランク軸角度検出手段と、 上記クランク軸角度検出手段の出力に基づいて、所定の
    クランク角度間での経過時間を各気筒毎に計測する経過
    時間計測手段と、 この各気筒の経過時間に基づいて内燃機関の安定度を検
    出する安定度検出手段と、 を備えてなる内燃機関の安定度検出装置において、 上記クランク軸角度検出手段は、クランク軸と一体に回
    転する回転体と、該回転体の周方向の運動に伴って上記
    単位クランク角度対応信号を出力する複数のセンサ部と
    を有するとともに、上記センサ部が、各気筒の上死点の
    クランク角度位相差と等しい角度間隔で配設されてお
    り、かつクランク軸の上記角度間隔毎の回転に同期し
    て、複数のセンサ部が順次選択され、その選択されたセ
    ンサ部の出力信号が上記単位クランク角度対応信号とし
    て用いられることを特徴とする内燃機関の安定度検出装
    置。
  2. 【請求項2】 上記経過時間計測手段は、一つの基準位
    置信号から次の基準位置信号までの間において予め設定
    された2箇所の検出角度毎に、それぞれ所定のクランク
    角度間での経過時間を計測するものであり、 上記安定度検出手段は、2つの経過時間と2箇所の検出
    角度間のサンプリング時間とを用いて、気筒毎に角加速
    度を演算するものであることを特徴とする請求項1記載
    の内燃機関の安定度検出装置。
  3. 【請求項3】 上記複数のセンサ部の出力信号の切換
    が、上記クランク軸基準位置検出手段による基準位置信
    号に基づいて行われることを特徴とする請求項1または
    2に記載の内燃機関の安定度検出装置。
  4. 【請求項4】 上記安定度検出手段は、気筒毎に角加速
    度を求めるとともに、燃焼サイクル毎に求められた気筒
    別角加速度のデータとその平均値とから、角加速度の分
    散値を気筒別に演算するものであることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の安定度検出装
    置。
  5. 【請求項5】 安定度検出手段により求められた気筒別
    角加速度の平均値と全気筒の角加速度平均値との偏差に
    基づいて当該気筒の噴射量もしくは点火時期の補正を行
    う補正手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の内燃機関の安定度検出装置。
  6. 【請求項6】 上記分散値に基づいて当該気筒の噴射量
    もしくは点火時期の補正を行う補正手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の安定度検出
    装置。
  7. 【請求項7】 安定度検出手段により燃焼サイクル毎に
    求められた気筒別角加速度を、失火に相当する失火サイ
    クル判定しきい値と比較する失火サイクル判定手段と、 所定のサイクル数毎に、上記気筒別角加速度が上記失火
    サイクル判定しきい値よりも小さい失火サイクル数の割
    合を求める失火率計算手段と、 求められた失火率が所定の故障判定しきい値を越えた場
    合に故障警報を発する警報手段と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の内燃機関の安定度検出装置。
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