JP3355024B2 - 交流発電機用コイル装置 - Google Patents

交流発電機用コイル装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関等に取り付
けられる交流発電機の交流発電機用コイル装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】二輪車、雪上車、船外機等に備えられた
エンジン(内燃機関)には、交流発電機が取り付けら
れ、この交流発電機によってバッテリの充電や、点火装
置への高圧電力の供給がなされている。
【0003】図3および図4は例えば二輪車のエンジン
に取り付けられた、このような交流発電機用コイル装置
を示している。図において、1はプレスによる打ち抜き
加工によって形成された環状の磁性板材を多数積層して
形成されたコアである。このコア1の外周部には、例え
ば8個の突起部1aが形成されるとともに、中央の開口
部1b周りに複数の取付孔1cが形成されている。2は
コア1の突起部1aの周りに、例えばPETのようなエ
ンジニアリングプラスチックの樹脂成形によって形成さ
れたボビンである。このボビン2の内面は凹状になった
コイル巻回面2aを有している。3はターミナルであ
る。
【0004】4はボビン2に巻回される、端部がターミ
ナル3に取り付けられたコイルである。コイル4は、例
えば第1ボビン2Aから第6ボビン2Fまで、順次直列
状態で巻回されている巻数の少ない低圧コイル4aと、
第7ボビン2Gと第8ボビン2Hとに巻回されている巻
数の多い高圧コイル4bから構成されている。
【0005】図5はこの交流発電機用コイル装置のボビ
ン2周りの断面を示している。図において、5はボビン
2に巻回されたコイル4間、およびコイル4とボビン2
のコイル巻回面2aとの間にしみ込まされた接着剤であ
る。この接着剤5はボビン2とコイル4とを一体化する
とともに、コイル4の絶縁性の向上とコイル4からの放
熱性の向上等を図るためのものである。この接着剤5
は、コイル4が巻回されたボビン2を接着剤5中に浸漬
することにより、コイル4の内部に浸透させるが、ボビ
ン2に巻回されたコイル4上に滴下するようにしてもよ
い。
【0006】なお、交流発電機用コイル装置の外方には
複数の磁石から構成される回転可能な界磁部材が配置さ
れている。
【0007】つぎに、この交流発電機用コイル装置の動
作について説明する。エンジンが作動して、界磁部材が
回転すると、この回転によって交流発電機用コイル装置
の周りの磁束が変化する。このため、ボビン2に巻回さ
れたコイル4に起電力が発生する。この場合、第1ボビ
ン2Aから第6ボビン2Fに巻回された低圧コイル4a
に発生された電力は、バッテリーに供給され、このバッ
テリーを充電するとともに、第7ボビン2Gと第8ボビ
ン2Hとに巻回された高圧コイル4bに発生された電力
は、エンジンの点火装置側に供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の交流発電機用コイル装置では、ボビン2とコイル4
とを接着する接着剤5の接着強度が弱く、またコイル装
置製造時にコイル巻回面2aに油脂が付着し、さらに接
着強度が低下する。このため、エンジンのように激しい
振動を生じる装置に交流発電機を備えた場合、ボビン2
から接着剤5が剥離してしまい、ボビン2とコイル4と
に相対的振動が生じる結果、コイル4に断線が生じてし
まうという課題があった。また、この場合、接着剤5の
剥離によって生じたボビン2とコイル4との隙間に、水
や油等が侵入して、絶縁不良を生じてしまうという課題
があった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、コイルとボビンとが充分に接合
される交流発電機用コイル装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の交
流発電機用コイル装置は、コアに取り付けられた樹脂製
のボビンと、このボビンに巻回されたコイルとが接着剤
によって一体的に接合されている交流発電機用コイル装
置において、ボビンのコイル巻回面に、紫外線照射によ
る表面処理を施して、前記ボビンと前記接着剤との接着
強度を高めるようになっているものである。
【0011】この発明の請求項2の交流発電機用コイル
装置は、請求項1の交流発電機用コイル装置において、
ボビンと、コアおよびコイルとの熱膨張係数をほぼ等し
くするために、このボビン製作用の樹脂材中に無機質充
填材を混入しているものである。
【0012】この発明の請求項3の交流発電機用コイル
装置は、請求項1の交流発電機用コイル装置において、
ボビンに弾力性を与えるために、このボビン製作用の樹
脂材中にゴム弾性体を混入しているものである。
【0013】この発明の請求項4の交流発電機用コイル
装置は、請求項1、2または3の交流発電機用コイル装
置において、接着剤を、硬化後に硬度の低い柔軟性を有
したものから構成したことである。
【0014】
【作用】この発明の請求項1の交流発電機用コイル装置
では、ボビンのコイル巻回面に紫外線を照射することに
より、コイル巻回面に付着した油脂の除去、コイル巻回
面の改質による接着剤の接着性の向上、およびコイル巻
回面のぬれ性の向上による接着剤の浸透性の向上を図る
ことができる。
【0015】この発明の請求項2の交流発電機用コイル
装置では、ボビン製作用の樹脂材中に無機質充填材を混
入して、ボビンと、コアやコイルとの熱膨張係数をほぼ
等しくしているため、コイル装置にヒートショックが加
わっても、ボビンやコイルに熱応力は生じない。
【0016】この発明の請求項3の交流発電機用コイル
装置では、ボビン製作用の樹脂材中にゴム弾性体を混入
して、ボビンに伸縮力を与えている。このため、ボビン
とコイルとに熱膨張差が生じても、この熱膨張差はボビ
ンの伸縮によって吸収される。したがって、ボビンやコ
イルには大きな熱応力は生じない。
【0017】この発明の請求項4の交流発電機用コイル
装置では、硬化後柔軟性を有した接着剤を使用している
ので、ボビンとコイルとに熱膨張差が生じても、この熱
膨張差が接着材により吸収される。したがって、ボビン
やコイルには大きな熱応力は生じない。
【0018】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例に係る交流発電機用コイ
ル装置の製作方法の説明図である。なお、図3ないし図
5で示したものと同一または相当部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0019】図において、10はコイル4巻回前のコイ
ル装置を挟むように配置された紫外線照射ランプであ
る。この紫外線照射ランプ10は、例えば波長185n
m〜254nmの紫外線を、ボビン2のコイル巻回面2
aに、60秒から120秒間照射して、このコイル巻回
面2aを紫外線によって表面処理するためのものであ
る。
【0020】つぎに、ボビン2のコイル巻回面2aに対
する紫外線照射による作用効果について以下説明する。
【0021】まず紫外線照射によって、ボビン2に付着
した油脂が除去される。コア1の打ち抜き加工時に、板
材の表面にオイルが塗布されるが、このオイルがボビン
2のコイル巻回面2aに付着する。このため、このコイ
ル巻回面2aに付着したオイルによって、ボビン2に対
する接着剤5の接着性能が低下し、接着剤5がボビン2
から剥離しやすくなる。この場合、ボビン2のコイル巻
回面2aに紫外線を照射することにより、このコイル巻
回面2aからオイル(油脂)を分解、除去ができる。す
なわち、紫外線照射によって、油脂に起因した接着剤5
のボビン2からの剥離が防止される。
【0022】また、紫外線照射によって、ボビン2の表
面の改質がなされ、接着剤5がボビン2に強固に付着す
るようになる。現象としては充分に解析されていない
が、ボビン2のコイル巻回面2aに紫外線を照射するこ
とにより、このコイル巻回面2aの表面が改質され(例
えば炭素分子が減少し、酸素分子が増加する等)て、ボ
ビン2と接着剤5との接着性が向上すると考えられる。
このことは、下記に示される実験例からも明らかであ
る。すなわち、ボビン2への紫外線の照射時間をある程
度増加していけば、ボビン2と接着剤5との接着強度は
増加する。
【0023】実験例 紫外線照射時間(秒) 接着剤の接着強度(Kg) 0 26 10 66 20 129 30 137 40 134 60 159 90 161 120 147
【0024】さらに、紫外線照射によって、ボビン2の
表面のぬれ性が向上して、ボビン2表面に接着剤5が充
分に浸透するようになる。接着剤5は、ボビン2に巻回
されたコイル4を接着剤5中に浸漬したり、ボビン2に
巻回されたコイル4上に接着剤5を滴下することによ
り、コイル4間やコイル4とボビン2間に浸透するが、
一般に完全浸透は困難である。この場合、ボビン2のコ
イル巻回面2aに紫外線を照射することにより、コイル
巻回面2aのぬれ性が向上し、接着剤5はコイル4とボ
ビン2との間に充分にぬれ広がり、これ等の間に隙間を
生じることなく充分に浸透する。
【0025】なお、樹脂材への紫外線照射による作用は
「90年接着学会 P−13−6P115〜P116」
や「工学材料91年7月別冊 接着テクノガイド ポリ
オレフィンの表面改質」にも示されている。
【0026】以上のように、この交流発電機用コイル装
置では、コイル4を巻回するボビン2のコイル巻回面2
aに紫外線を照射しているため、ボビン2のコイル巻回
面2aに付着した油脂が除去され、接着剤5によってコ
イル4とボビン2とが充分に接合される。したがって、
このコイル装置を有する交流発電機を振動等の多い内燃
機関に取り付けても、接着剤5が剥離して、コイル4と
ボビン2とが分離し、コイル4に断線が生じたり、コイ
ル4とボビン2間に水や油が侵入し、絶縁不良を生じさ
せてしまうという問題は生じにくくなる。
【0027】また、ボビン2のコイル巻回面2aへの紫
外線の照射により、コイル巻回面2aが改質されて、ボ
ビン2に対する接着剤5の接着性が向上するため、この
ことによっても、コイル4とボビン2とは充分に一体化
され、上記と同様な効果を得ることができる。
【0028】さらに、ボビン2のコイル巻回面2aへの
紫外線の照射により、コイル巻回面2aのぬれ性が向上
し、接着剤5はコイル4とボビン2との間に充分に浸透
するため、この点でも、ボビン2とコイル4とが接着剤
5によって充分に一体化され、上記と同様な効果を得る
ことができる。
【0029】また、コイル4とボビン2間に隙間があれ
ば、接着剤5によってボビン2と一体化したコイル4
と、一体化されないコイル4とが生じることとなるた
め、振動やヒートショックにより、上記2種類のコイル
4の境界で応力集中が生じて、コイル4に断線が生じ易
い。しかし、ボビン2のコイル巻回面2aのぬれ性が向
上すれば、上記のような事態は生じにくくなり、このこ
とに起因してコイル4に断線が生じることもなくなる。
【0030】実施例2.さて、例えば、鉄製のコア1の
線膨張係数は1.1×10-5/℃程度であり、銅製のコ
イル4の線膨張係数は1.65×10-5/℃程度であっ
て、両者間に大きな差はないが、樹脂製のボビン2の線
膨張係数は5〜8×10-5/℃程度であり、コア1やコ
イル4のそれより、かなり大きくなっている。したがっ
て、ボビン2に紫外線を照射して、コイル4とボビン2
とを接着剤5によって強固に一体化した場合、ヒートシ
ョックが加わることにより、コア1やコイル4とボビン
2との間の熱膨張差に起因して、コイル4に熱応力が発
生し、コイル4に断線が生じる可能性もある。また、強
度の小さいボビン2に熱応力によって、亀裂が発生した
場合、このボビン2に接着剤5を介して強固に接合した
コイル4にも、大きな応力集中が生じて、このコイル4
に断線が生じる可能性も生じる。
【0031】このため、ボビン2を形成するための樹脂
材(例えばPET)中に、例えばシリカ、寒水石、アル
ミナ、ガラス繊維、ガラスビーズ、溶融石英、炭酸カル
シウムといった無機質充填材を混入し、このボビン2の
線膨張係数を1〜2×10-5/℃程度に抑えて、コイル
4に熱応力が加わらないようにしている。
【0032】実施例3.また、ボビン2を形成するため
の樹脂材(例えばPET)中にエラストマー(ゴム弾性
体)を混入し、ボビン2に弾性力を与えてボビン2を伸
び縮み可能とし、ボビン2に熱応力による亀裂が生じな
いようにして、コイル4の断線を防止するようにしても
よい。例えば、通常の樹脂材から構成されるボビン2で
は、温度差220℃のヒートショックを10サイクル程
度加えれば、亀裂を生じるが、エラストマーを所定量混
入した樹脂材から構成されるボビン2では、温度差22
0℃のヒートショックを100サイクル程度加えても、
亀裂は生じない。なお、エラストマーは、塩ビ系、スチ
レン系、オレフィン系、ウレタン系、ポリエステル系、
シリコン等のいずれのものから構成されるものであって
もよい。
【0033】実施例4.さらに、硬化後の接着剤5の硬
度を低くして、この接着剤5に柔軟性を持たせ、たとえ
ボビン2に熱応力によって亀裂が生じても、接着剤5に
ある程度伸縮性を持たせて、コイル4に応力集中が生じ
ないようにしてもよい。例えば、接着剤5の硬化後の硬
度がショアD硬度で40程度なら、コイル4は、ボビン
2に生じた亀裂に起因して、断線する確率はほぼゼロで
あるのに対し、接着剤5の硬化後の硬度がショアD硬度
で80程度あると、コイル4は、ボビン2に生じた亀裂
に起因して、断線する確率が高くなる。ここで、接着剤
5は一般に主剤と硬化剤とを混合して作られるが、接着
剤5の硬化後の硬度を下げるには、硬化剤に柔軟性硬化
剤を使用すればよい。
【0034】実施例5.なお、ボビン2を形成するため
の樹脂材に無機質充填材を混入するとともに、接着剤5
に柔軟性を有したものを使用すれば、互いの効果によ
り、コイル4の断線はますます生じにくくなる。また、
ボビン2を形成する樹脂材にラストマーを混入した場合
についても、同様である。
【0035】実施例6.また、交流発電機用コイル装置
は、上記のように8ポールタイプのもの以外に、例え
ば、図2で示されるように、一つの細長いボビン2に、
接着剤5を介してコイル4を巻回した2ポールタイプの
ものであってもよいのは勿論である。
【0036】実施例7.さらに、ボビン2への紫外線の
照射は、紫外線照射ランプ10に対してボビン2(コイ
ル4巻回前のコイル装置)を回転したり、紫外線照射ラ
ンプ10による紫外線中にボビン2を移動させるように
してもよい。
【0037】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0038】この発明の請求項1の発明によれば、コア
に取り付けられた樹脂製のボビンと、このボビンに巻回
されたコイルとが接着剤によって一体的に接合されてい
る交流発電機用コイル装置において、ボビンのコイル巻
回面に、紫外線照射による表面処理を施したので、ボビ
ンと接着剤との接着強度が著しく向上し、その結果コイ
ルとボビンとが充分に接合され、コイルの断線および絶
縁不良が防止される。
【0039】この発明の請求項2の発明によれば、請求
項1の発明の場合において、ボビンと、コアおよびコイ
ルとの熱膨張係数を等しくするために、このボビン製作
用の樹脂材中に無機質充填材を混入しているので、ボビ
ンとコイルとに熱膨張差が生じず、コイルの断線の発生
を防止できる。
【0040】この発明の請求項3の発明によれば、請求
項1の発明の場合において、ボビンに弾力性を与えるた
めに、このボビン製作用の樹脂材中にゴム弾性体を混入
しているので、ボビンとコイルとが充分に接合された場
合でも、ボビンとコイルとの熱膨張差に起因したコイル
の断線の発生を防止できる。
【0041】この発明の請求項4の発明によれば、請求
項1、2または3の発明の場合において、接着剤を、硬
化後に硬度の低い柔軟性を有したものから構成したの
で、ボビンとコイルとが充分に接合された場合でも、ボ
ビンとコイルとの熱膨張差に起因したコイルの断線の発
生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る交流発電機用コイ
ル装置の製作方法の説明図である。
【図2】 この発明の他の実施例に係る交流発電機用コ
イル装置の断面図である。
【図3】 従来の交流発電機用コイル装置の一例を示す
正面図である。
【図4】 図3の交流発電機用コイル装置の断面図であ
る。
【図5】 図3の交流発電機用コイル装置のボビン周り
の断面図である。
【符号の説明】
1 コア、2 ボビン、2a コイル巻回面、4 コイ
ル、5 接着剤、10紫外線ランプ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアに取り付けられた樹脂製のボビン
    と、このボビンに巻回されたコイルとが接着剤によって
    一体的に接合されている交流発電機用コイル装置におい
    て、前記ボビンのコイル巻回面に、紫外線照射による表
    面処理を施して、前記ボビンと前記接着剤との接着強度
    を高めるようになっていることを特徴とする交流発電機
    用コイル装置。
  2. 【請求項2】 ボビンと、コアおよびコイルとの熱膨張
    係数をほぼ等しくするために、このボビン製作用の樹脂
    材中に無機質充填材を混入していることを特徴とする請
    求項1記載の交流発電機用コイル装置。
  3. 【請求項3】 ボビンに弾力性を与えるために、このボ
    ビン製作用の樹脂材中にゴム弾性体を混入していること
    を特徴とする請求項1記載の交流発電機用コイル装置。
  4. 【請求項4】 接着剤を、硬化後に硬度の低い柔軟性を
    有したものから構成したことを特徴とする請求項1、請
    求項2または請求項3記載の交流発電機用コイル装置。
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