JP3354994B2 - ウエブ積層体処理方法及びウエブ積層体処理装置 - Google Patents

ウエブ積層体処理方法及びウエブ積層体処理装置

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JP3354994B2
JP3354994B2 JP19230693A JP19230693A JP3354994B2 JP 3354994 B2 JP3354994 B2 JP 3354994B2 JP 19230693 A JP19230693 A JP 19230693A JP 19230693 A JP19230693 A JP 19230693A JP 3354994 B2 JP3354994 B2 JP 3354994B2
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善作 平塚
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株式会社石津製作所
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2406/00Means using fluid
    • B65H2406/10Means using fluid made only for exhausting gaseous medium
    • B65H2406/12Means using fluid made only for exhausting gaseous medium producing gas blast
    • B65H2406/122Nozzles

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、例えば箱入りティッ
シュペーパーとして使用される一定量のウエブ積層体を
順次分離させた状態で連続して製造するようにしたもの
において、後続の折畳みウエブから分離された定量ウエ
ブ積層体の上部に生じるウエブはみ出し部を自動的に折
畳み処理するためのウエブ積層体処理方法及びウエブ積
層体処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、箱入りティッシュペーパーの製造
においては、原反ロールから左右の各ウエブ片を相互に
ジグザグに折畳んでウエブ積層体を形成するとともに、
所定枚数(一単位の製品枚数)のウエブ片が折畳まれる
毎にその定量ウエブ積層体を順次自動で分離させた状態
で取出すようにした定量ウエブ積層体製造装置が使用さ
れ、さらにそのような定量ウエブ積層体製造装置に搬送
手段を介して箱詰め装置を連続させて、その製造されて
くる定量ウエブ積層体を順次箱詰め装置において自動で
箱詰めするようにした一貫製造方式が採用されつつあ
る。
【0003】ところで、定量ウエブ積層体を順次分離さ
せた状態で連続製造し得るようにした定量ウエブ積層体
製造装置として、従来から図1〜図7に示すようなもの
がある(類似技術の文献として、例えば米国特許第48
74158号がある)。
【0004】この図1〜図7に示す公知の定量ウエブ積
層体製造装置は、左右の各ウエブ片S,Sを連続してジ
グザグ状に折畳むウエブ折畳み装置1と、昇降テーブル
21上に積層されるウエブ積層体を一定量づつ分離させ
るウエブ積層体分離装置2とを備え、定量ウエブ積層体
Yを順次連続して製造し得るようになっている。
【0005】即ち、図1に示すように、2系統の原反ロ
ールからそれぞれ繰り出される広幅の連続ウエブW,W
を、それぞれスリッター11,11で製品幅に分割した
後、その各側の分割連続ウエブをそれぞれ2つの刃物ロ
ール12,13間を通して製品長さづつ切断し、その左
右各側のウエブ片S,Sを中継ロール14,14を介し
て一対の折りロール15,15間に導いて、そこで各折
りバー16,16により順次相互にジグザグ状に折畳
み、その折畳まれた折畳みウエブを両折りロール15,
15間の下部に設けられた昇降テーブル21上において
順次積層してウエブ積層体を形成する。尚、昇降テーブ
ル21は、その上部で形成されるウエブ積層体が堆積・
増量するのにつれて昇降駆動装置22によって微動降下
せしめられる。
【0006】そして、昇降テーブル21上にウエブ片S
が所定枚数(例えば200組)だけ折畳まれると、カウ
ントアップ信号が発せられてその信号により、まず図2
に示すように伸縮シリンダ24が伸長して符号23′の
位置に待機していた押えバーが符号23で示すように1
つの折畳みウエブ片S内に挿入されて所定量のウエブ積
層体Yの上面を押え、続いて図3に示すように対向位置
にある仕切りバー25が別の伸縮シリンダ26によって
反対側から次に続く折畳みウエブ片S内に挿入される。
尚、押えバー23の上辺は、折畳みウエブ片S内に挿入
されたとき(押えバー23はかなりのスピードで挿入さ
れる)に、折畳みウエブ片Sの折り部に達しない程度の
長さとされており、該押えバー23の挿入時にウエブ片
Sを損傷させない(押えバー先端でウエブを突き破らな
い)ようにしている。又、仕切りバー25が折畳みウエ
ブ内に挿入された後は、該仕切りバー25もウエブ片折
畳み動作に連動して昇降駆動装置27によって微動降下
せしめられる。
【0007】次に、図4に示すように昇降テーブル21
が定量ウエブ積層体Yを載せたままで押えバー23とと
もに高速下動し、該昇降テーブル21側の定量ウエブ積
層体Yの最上部にあるウエブ片(符号S1)と仕切りバ
ー25側に支持されている後続の折畳みウエブの最下部
にあるウエブ片(符号S2)とを分離させる。このと
き、分離される上下のウエブ片S1,S2は、両折りロー
ル15,15間を通過する際に挟圧されて密着状態で接
合されており(摩擦力が大きくなっており)、両ウエブ
片S1,S2を分離させる際に昇降テーブル21側の最上
部のウエブ片S1が矢印a方向に引っ張られて、該ウエ
ブ片S1側の折り部Scが図4において左側に引っ張ら
れるようになる。従って、両ウエブ片S1,S2が完全に
分離した状態では、図5に示すように昇降テーブル21
側の最上部のウエブ片S1の先端部(符号Sa)が定量
ウエブ積層体Yの側面Yaより若干幅だけ水平方向外側
にはみ出るようになる。
【0008】その後、昇降テーブル21は、図5に示す
ように押えバー23が定量ウエブ積層体Yの上部を押え
たままで(最上部のウエブ片Sの上半分の面積部分S1
は押えバー23の上に被覆されている)、定量ウエブ積
層体Yの押出し高さまで降下する。そして、そこで押え
バー23が図5において符号23′(又は図6の実線図
示状態)で示すように左側に後退するが、そのとき押え
バー23の上部に載せられていたウエブ片S1が該押え
バー23の後退動作につれて左側に引っ張られて、該ウ
エブ片S1の先端部Saが図6に示すように定量ウエブ
積層体Yの左側面Yaより外方にかなり大きい幅A(例
えば20〜30mm程度)だけはみ出すようになる。
【0009】押えバー23が後退すると、図7に示すよ
うに、押出し装置3の伸縮シリンダ31が伸長して、押
板32により昇降テーブル21上にあった定量ウエブ積
層体Yを搬送コンベア7上に押し出し、該定量ウエブ積
層体Yを搬送コンベア7によって次工程側に搬送する。
そして、その後、伸縮シリンダ31が縮小し、空になっ
た昇降テーブル21が上動して、仕切りバー25上で折
畳まれているウエブ積層体を該仕切りバー25から昇降
テーブル21上に受け取り、順次同様にして折畳み動作
を中断することなく連続して定量ウエブ積層体Yを製造
するようになっている。尚、仕切りバー25上で仮支持
されているウエブ積層体を昇降テーブル21上に移載す
る直前には、仕切りバー25側の最下部のウエブ片(図
4において符号S2で示す)を折曲装置によりS字状に
折曲させるような動作が行われ、その後、昇降テーブル
21上には最下部のウエブ片が符号Sd(図4)で示す
ように折り返された状態で載置されるようになる。この
折返し部Sd形成用の折曲装置は、本願発明の要旨とさ
ほど関係がないので、図示省略している(尚、詳しくは
米国特許第4874158号参照)。
【0010】このようにして製造された定量ウエブ積層
体Yは、図7の右端部分あるいは図8に示すように、箱
詰め工程において紙箱B内に収納されて最終製品とされ
るが、この箱詰め工程では、挿入口Ba(図8)を開口
させた状態で待機させている紙箱B内に、押込み装置
(図示しない)により、定量ウエブ積層体Yをその長手
方向から押込むようにして行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この図1〜
図7に示す公知の定量ウエブ積層体製造装置では、図4
に示すように昇降テーブル21上の定量ウエブ積層体Y
を後続の折畳みウエブから分離させるとき、あるいは図
5に示すように押えバー23が後退(押え解除)すると
き等において、昇降テーブル21上に載置されている定
量ウエブ積層体Yの最上部に位置するウエブ片Sの上半
分がその切断端縁側に位置ずれするようになり、その結
果、該最上部のウエブ片Sの端縁が定量ウエブ積層体Y
の側面Yaより外側に大きくはみ出す(ウエブはみ出し
部Sa)ようになる。
【0012】ところが、従来では、定量ウエブ積層体Y
の最上部のウエブはみ出し部Saは、何ら処理すること
なしにそのまま製品化工程(例えば箱詰め工程)側に搬
送されるため、該ウエブはみ出し部Saが残ったまま最
終製品となり、品質面で難点が残るという問題があっ
た。特に、定量ウエブ積層体Yを箱詰めして製品化する
場合において、図8に示すようにウエブはみ出し部Sa
が形成されたままの定量ウエブ積層体Yを紙箱B内に収
納するようにすると、該ウエブはみ出し部Saが紙箱B
の挿入口Baの口縁に衝突して、最上部のウエブ片がめ
くれたり、あるいは該ウエブはみ出し部Saが紙箱内に
無理に押し込まれることにより皺になった状態で収納さ
れたりすることがあり、その場合には製造された製品の
品質に問題が生じる。
【0013】尚、公知の文献の中には、特公平4ー19
152号公報で示されるように、昇降テーブル上におい
て、後続の折畳みウエブから分離された定量ウエブ積層
体の最上部のウエブ片を、該定量ウエブ積層体上で2重
折りするようにしたものがあるが、この場合には、昇降
テーブルの昇降範囲中のかなり狭隘なスペースにその2
重折り用の折曲装置を設置する必要があって、その設置
が困難になると予想されるとともに、その折曲処理(2
重折り)をするのに時間がかかって昇降テーブルが上下
動するのに必要な時間が長くなり、製造スピードをさほ
ど上げられないという問題があり、さらに該折曲装置は
上下方向の定位置に設置されているので、製造すべき定
量ウエブ積層体の嵩を変更する(紙質又は一単位の枚数
を変更する)度に折曲装置の位置調整をする必要があっ
てその作業が面倒となるという欠点がある。
【0014】本願発明は、上記した従来の問題点に鑑
み、ウエブ積層体を一定量づつ分離した状態で連続して
製造し得るようにしたものにおいて、定量ウエブ積層体
の最上部に生じるウエブはみ出し部を効率よく処理し得
るようにしたウエブ積層体処理方法及びウエブ積層体処
理装置を提案することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願請求項1の発明 本願請求項1のウエブ積層体処理方法は、左右の各ウエ
ブ片を順次連続して相互にジグザグ状に折畳んだ状態で
上下方向に積層させてウエブ積層体を形成するととも
に、所定枚数のウエブ片が折畳まれる毎にその定量ウエ
ブ積層体を後続の折畳みウエブから分離させ、そのとき
分離させた定量ウエブ積層体の最上部に位置するウエブ
の一部が該定量ウエブ積層体の側面より外方にはみ出る
ようにして行われるウエブ積層体製造方法を受けて、後
続の折畳みウエブから分離させた定量ウエブ積層体を保
持体内に収容した状態で上下逆転させて定量ウエブ積層
体の側面より外方にはみ出しているウエブはみ出し部を
下面側に位置させ、該定量ウエブ積層体をウエブはみ出
し部が先行側となる状態で保持体側から搬送用の受台側
に押出し、且つその際にウエブはみ出し部を保持体と受
台間に形成した小間隔内において下方に折込ませた後、
該定量ウエブ積層体を受台上に移載することにより、ウ
エブはみ出し部を定量ウエブ積層体の下面側に折畳むよ
うにすることを特徴としている。
【0016】本願請求項2の発明 本願請求項2のウエブ積層体処理装置は、請求項1のウ
エブ積層体処理方法を実施するための装置であって、上
下方向に昇降可能な昇降テーブル上において左右の各ウ
エブ片を順次連続して相互にジグザグ状に折畳んだ状態
で上下方向に積層させてウエブ積層体を形成するととも
に、昇降テーブル上において所定枚数のウエブ片が折畳
まれる毎にその定量ウエブ積層体を後続の折畳みウエブ
から分離させ、そのとき分離させた定量ウエブ積層体の
最上部に位置するウエブの一部が該定量ウエブ積層体の
側面より外方にはみ出した状態で製造されるような定量
ウエブ積層体製造装置に連続して設置され、定量ウエブ
積層体を載置した昇降テーブルの側部近傍位置にあって
該昇降テーブル上から定量ウエブ積層体を押出す押出し
装置と、該押出し装置によって昇降テーブル上から押出
された定量ウエブ積層体を上下各側から保持する上下一
対の保持板を有する保持体と、該保持体を1回の動作に
つき鉛直面内で角度180°づつ回転せしめる回転装置
と、保持体の下側保持板の上面とほぼ同高さ位置におい
て且つ該下側保持板の反昇降テーブル側の端縁に所定小
間隔を隔てて隣接された搬送用の受台と、保持体側に保
持されている定量ウエブ積層体を受台側に押出す押出し
装置と、定量ウエブ積層体が保持体側から受台側に押出
される途中において、保持体が上下反転されることによ
って定量ウエブ積層体の最下部に位置するウエブはみ出
し部を前記小間隔内における受台上面より下方まで折込
ませる折込み装置とを備えている。
【0017】この請求項2のウエブ積層体処理装置にお
いて、定量ウエブ積層体を昇降テーブル側から保持体側
に押出す押出し装置と、定量ウエブ積層体を保持体側か
ら受台側に押出す押出し装置とは、単一のもので共用し
てもよくあるいは個別のものを採用してもよい。、尚、
該押出し装置として単一のものを採用する場合には、2
段階に作動するものを使用する。
【0018】保持体は、その上下各保持板間に定量ウエ
ブ積層体を保持した状態で上下方向に回転させたとき
に、該定量ウエブ積層体が保持体内から脱落しないよう
な構造のものを採用する。例えば、両保持板で定量ウエ
ブ積層体を上下から挟圧保持し得るようにしたものが採
用可能である。
【0019】回転装置は、1回の作動につき保持体を角
度180°づつ回転させるものであれば、同一方向に回
転させるもの、あるいは正逆各方向に反復回転させるも
の、のどちらでもよい。
【0020】受台は、保持体側から押出される定量ウエ
ブ積層体を受けて次工程側に搬送するためのもので、例
えば搬送コンベアが採用可能である。
【0021】下側保持板と受台との間に形成する小間隔
は、定量ウエブ積層体を保持体側から受台側に移載させ
る際の障害とならない程度で、且つウエブはみ出し部を
該小間隔内に折込ませ得る程度の、例えば20〜30mm
程度に設定されている。
【0022】折込み装置は、ウエブはみ出し部を上記小
間隔内に折込ませるものであればよく、例えば、ウエブ
はみ出し部を、上方からエアーの吹き付けによって行う
もの、押し片で直接押し下げるもの、小間隔の下方から
エアーを吸引することによって引き込むもの、等が採用
可能である。
【0023】
【作用】本願発明のウエブ積層体処理方法で対象とする
定量ウエブ積層体は、後続の折畳みウエブから分離され
た状態において、その最上部に位置するウエブ片の端縁
が定量ウエブ積層体の側面よりさらに外方にはみ出して
いる。そして、本願発明のウエブ積層体処理方法では、
定量ウエブ積層体の側面よりさらに外方にはみ出してい
るウエブはみ出し部を定量ウエブ積層体の下面側に折畳
むためのものであるが、まず該定量ウエブ積層体を保持
体内に収容した状態で上下逆転させることにより、定量
ウエブ積層体のウエブはみ出し部を有する面を下面側に
位置させる。そして、その定量ウエブ積層体をウエブは
み出し部が先行側となる状態で保持体側から搬送用の受
台側に押出し、且つその際に該ウエブはみ出し部を保持
体と受台との間に形成した小間隔内において下方に折込
ませた後、定量ウエブ積層体を受台上に移載するように
し、それによってウエブはみ出し部を定量ウエブ積層体
の下面側に折畳むようにしている。従って、定量ウエブ
積層体の製造時に、該定量ウエブ積層体の上面側にウエ
ブはみ出し部が形成されるものであっても、該ウエブは
み出し部を定量ウエブ積層体の下面に折畳んだ状態で次
工程側に供給できる。又、該ウエブはみ出し部の折畳み
処理は、定量ウエブ積層体を後続の折畳みウエブから分
離させる工程の後で行われるので、該ウエブ積層体分離
工程には何ら影響なく行える。
【0024】本願発明のウエブ積層体処理装置では、昇
降テーブル上において後続の折畳みウエブから分離され
た定量ウエブ積層体を押出し装置によって保持体内に押
出し、回転装置により保持体を上下に角度180°だけ
回転させることにより保持体内の定量ウエブ積層体を上
下逆転させ(このとき定量ウエブ積層体の上面側にあっ
たウエブはみ出し部が下面側に位置するようになる)、
保持体内に保持されている定量ウエブ積層体をウエブは
み出し部が先行側となる状態で押出し装置によって受台
側に押出し、その際に折込み装置によって定量ウエブ積
層を小間隔内に折込ませた後、該定量ウエブ積層体を受
台上に移載させることができるようになっており、それ
によってウエブはみ出し部を定量ウエブ積層体の下面側
に折畳むことができる。
【0025】
【発明の効果】本願発明のウエブ積層体処理方法及びウ
エブ積層体処理装置によれば、所定枚数のウエブ片をジ
グザグ状に折畳んでなる定量ウエブ積層体を順次連続し
て製造し、且つ該定量ウエブ積層体の最上部に位置する
ウエブの一部が定量ウエブ積層体の側面から外方にはみ
出るようにして製造される製造方法を受けて(又はその
製造装置に連続して)、該定量ウエブ積層体を上下逆転
させてウエブはみ出し部を下面側に位置させ、その上下
逆転させた定量ウエブ積層体を保持体側から搬送用の受
台側に移載する際に、ウエブはみ出し部を保持体と受台
間に形成した小間隔内において下方に折込ませた後、定
量ウエブ積層体を受台上に移載することによって、ウエ
ブはみ出し部を定量ウエブ積層体の下面側に折畳むこと
ができ、品質の良好な定量ウエブ積層体を自動で製造で
きるという効果がある。
【0026】又、本願発明によれば、定量ウエブ積層体
の製造時において最上部に位置するウエブの一部がウエ
ブ積層体の側面からはみ出すようにして行われる場合で
あっても、そのウエブはみ出し部を定量ウエブ積層体の
下面側に折畳んだ状態で次工程(箱詰め工程)側に搬送
できるので、箱詰め作業時にウエブはみ出し部が存在し
なくなり(紙箱の口縁に衝突する部分がなくなり)、き
れいに箱詰めできるという効果がある。
【0027】さらに、本願発明によれば、定量ウエブ積
層体の製造時に生じるウエブはみ出し部を、昇降テーブ
ルが定量ウエブ積層体押出し位置まで降下した位置で折
畳み処理できるので、定量ウエブ積層体製造装置側にお
いて製造スピードを遅くすることなく行え、定量ウエブ
積層体の製造能力を低下させることなくウエブはみ出し
部の処理が行えるという効果もある。
【0028】
【実施例】以下、図9〜図19を参照して本願発明の実
施例を説明すると、図9〜図18に示す実施例のウエブ
積層体処理装置は、定量ウエブ積層体Yを連続して製造
する定量ウエブ積層体製造装置に連続して設置されてい
て、該定量ウエブ積層体製造装置で製造される定量ウエ
ブ積層体Yの最上部に形成されるウエブはみ出し部Sa
を自動で折畳み処理するものである。
【0029】尚、この実施例で使用される定量ウエブ積
層体製造装置は、図1〜図6に示す公知のものと同じも
のが採用されている。即ち、この定量ウエブ積層体製造
装置は、昇降テーブル21上において折畳みウエブ積層
体を連続して形成するウエブ折畳み装置1と、該昇降テ
ーブル21上においてウエブ片S,Sが所定枚数だけ折
畳まれる度にその定量ウエブ積層体Yを後続の折畳みウ
エブから分離させるウエブ積層体分離装置2とを有して
いる。
【0030】ウエブ折畳み装置1は、2系統の原反ロー
ルからそれぞれ繰り出される広幅連続ウエブW,Wを、
それぞれスリッター11,11で製品幅に分割した後、
その各側の分割連続ウエブをそれぞれ2つの刃物ロール
12,13間を通して製品長さづつ切断し、その左右各
側のウエブ片S,Sを中継ロール14,14を介して一
対の折りロール15,15間に導いて、そこで各折りバ
ー16,16により順次相互にジグザグ状に折畳み、そ
の折畳まれた折畳みウエブを両折りロール15,15間
の下部に設けられた昇降テーブル21上において順次積
層されてウエブ積層体を形成するように構成されてい
る。
【0031】ウエブ積層体分離装置2は、昇降テーブル
21上に所定枚数(例えば200組)のウエブ片Sが折
畳まれたときに、カウントアップ信号が発せられてその
信号により、まず伸縮シリンダ24が伸長して押えバー
23が1つの折畳みウエブ片S内に挿入されて所定量の
ウエブ積層体Yの上面を押え(図2)、続いて対向位置
にある仕切りバー25が別の伸縮シリンダ26によって
反対側から次に続く折畳みウエブ片S内に挿入され(図
3)、次に昇降テーブル21が定量ウエブ積層体Yを載
せたままで押えバー23とともに高速下動して、該昇降
テーブル21側の定量ウエブ積層体Yの最上部にあるウ
エブ片と仕切りバー25側に支持されている後続の折畳
みウエブの最下部にあるウエブ片とを分離させ(図
4)、その後、昇降テーブル21が定量ウエブ積層体Y
の押出し高さまで降下し(図5)、そこで押えバー23
が定量ウエブ積層体Y上から左側に退避し(図6)、続
いて押出し装置3により昇降テーブル21上の定量ウエ
ブ積層体Yを受台(搬送コンベア)7側に押出した後、
その空になった昇降テーブル21が上動して仕切りバー
25上に仮受けされているウエブ積層体を該昇降テーブ
ル21で受け取り、順次同様の動作を繰り返して行うよ
うに構成されている。
【0032】尚、図6又は図10に示すように定量ウエ
ブ積層体押出し高さまで降下した昇降テーブル21上の
定量ウエブ積層体Yでは、その最上部に位置するウエブ
片Sの先端部Saが定量ウエブ積層体Yの左側面Yaよ
り外方にかなり大きい幅(例えば20〜30mm程度)だ
けはみ出している。
【0033】図9〜図18に示すウエブ積層体処理装置
は、定量ウエブ積層体Yを載置した昇降テーブル21の
側部近傍位置にあって該昇降テーブル21上から定量ウ
エブ積層体Yを押出す押出し装置3と、該押出し装置3
によって昇降テーブル21上から押出された定量ウエブ
積層体Yを保持する保持体4と、該保持体4を1回の動
作につき鉛直面内で角度180°づつ回転せしめる回転
装置6と、保持体4の反昇降テーブル側の端縁に所定小
間隔Tを隔てて隣接された搬送用の受台7と、保持体4
側に保持されている定量ウエブ積層体Yを受台7側に押
出す押出し装置3と、定量ウエブ積層体Yが保持体4側
から受台7側に押出される途中において、保持体4を上
下反転させることによって定量ウエブ積層体Yの最下部
に位置するウエブはみ出し部Saを前記小間隔T内にお
ける受台上面より下方まで折込ませる折込み装置8とを
備えて構成されている。
【0034】定量ウエブ積層体Yを昇降テーブル21側
から保持体4側に押出す押出し装置3と、定量ウエブ積
層体Yを保持体4側から受台7側に押出す押出し装置3
とは、この実施例では、2段階伸縮する単一の伸縮シリ
ンダ31で共用している。即ち、この伸縮シリンダ31
は、図13において、押板を符号32で示す昇降テーブ
ル21の昇降位置より左側に位置させる最縮小状態(図
10、図14〜図16の状態)と、押板を符号32′で
示す位置まで前進させる中間伸長状態(図17の状態)
と、押板を符号32″で示す位置まで前進させる最伸長
状態(図13の実線図示状態又は図18の状態)との3
位置でそれぞれ停止せしめ得るようになっている。尚、
この実施例では、昇降テーブル21上に複数個の定量ウ
エブ積層体Y,Y・・が1列状態で連続して形成される
ので、図12に示すように押出し装置3も各定量ウエブ
積層体Y,Y・・に対応して複数個設置されている。
【0035】保持体4は、上下2つの保持板41,41
を有している。この各保持板41,41は、図11に示
すように、それぞれ各定量ウエブ積層体Y,Y・・の全
体長さよりやや長い左右長さを有している。又、この各
保持板41,41は、その各両端部を左右の各プレート
(円形プレート)42,42に対してそれぞれ2本のガ
イド43,43で相互に近接・離間方向に移動自在に取
付けられている。左右の各プレート42,42の外面中
央部には、それぞれ軸44,44が設けられており、該
各軸44,44をそれぞれ軸受45,45で回転自在に
支持することによって保持体4全体を鉛直面内で回転可
能に支持している。
【0036】各保持板41,41は、それぞれ開閉装置
5,5によって相互に近接・離間方向に作動せしめ得る
ようになっている。この各開閉装置5,5は、それぞれ
左右一対の伸縮シリンダ51,51を有している。この
各開閉装置5,5の伸縮シリンダ(合計4本ある)5
1,51は、各プレート42,42の内面に固定されて
いて、同時に且つ逆方向に伸縮して、その伸長時には各
保持板41,41間の間隔を定量ウエブ積層体Yの厚さ
よりやや大きい範囲だけ離間させ、逆にその縮小時には
該各保持板41,41間に定量ウエブ積層体Yを挟圧保
持し得る範囲まで近接させるように操作する。
【0037】回転装置6は、この実施例では保持体4の
左右各側に一対設けられている。この回転装置6,6
は、図10〜図12に示すようにそれぞれ回転シリンダ
61に取付けたタイミングギヤ62と軸44に取付けた
タイミングギヤ63とを噛み合わせて構成している。各
回転シリンダ61,61は、この実施例では、保持体4
を正確に角度180°づつ反復回転させるようになって
いる。
【0038】受台7は、定量ウエブ積層体Yを次工程側
に搬送する機能を有しており、この実施例では受台とし
て搬送コンベア7が採用されている。この搬送コンベア
7は、保持体4の下側保持板41の上面とほぼ同高さで
しかも搬送コンベア7の前縁7aと下側保持板41の後
縁41aとの間に所定小間隔T(例えばT=20〜30
mm)を隔てた状態で設置されている。
【0039】折込み装置8は、定量ウエブ積層体Yのウ
エブはみ出し部Saを上記小間隔T内に折込ませるもの
で、この実施例では、ウエブはみ出し部Saに対して上
方からエアーを吹き付けることによって行うようにした
ものが採用されている。即ち、この折込み装置8は、左
右一対のアーム82の各先端部間に複数個のノズル84
を形成したブローパイプ83を架設し、該ブローパイプ
83にブロワ88から高圧エアーを供給することによっ
て各ノズル84から下向きにエアーを吹き出させるよう
になっている。又、この折込み装置8では、各アーム8
2は、その長さ方向中間部を支持している軸87を中心
として伸縮シリンダ81で上下に揺動せしめ得るように
なっている。そして、伸縮シリンダ81を縮小させると
アーム82が上方に弧回動して(例えば図18の状
態)、ブローパイプ83の下方を定量ウエブ積層体Yが
通過するのを許容し、逆に伸縮シリンダ81を伸長させ
るとアーム82が下方に弧回動して(例えば図17の実
線図示状態)、ブローパイプ83のノズル84が後述す
るように上記小間隔T上に位置するウエブはみ出し部S
aの上面近傍に位置するようになっている。
【0040】ブローパイプ83の上面側及び前面側には
逆L型のカバー85が設けられている。又、このカバー
85の前面板は、図17に示すように定量ウエブ積層体
Yをウエブはみ出し部Saの折込み位置で一時停止させ
るための位置決め用のストッパー86となるものであ
る。
【0041】次に、上記構成のウエブ積層体処理装置を
使用して行うウエブ積層体処理方法並びにその作用につ
いて説明する。
【0042】図9に示す定量ウエブ積層体製造装置によ
って、昇降テーブル21上に定量ウエブ積層体Yが形成
されると、該昇降テーブル21は、定量ウエブ積層体Y
を載せたままで図10に示す押出し位置まで降下する。
このとき昇降テーブル21上の定量ウエブ積層体Yの最
上部に位置するウエブ片Sは、その先端部Saが定量ウ
エブ積層体Yの左側面Yaより外側にかなり大きい幅
(20〜30mm程度)だけはみ出している。そして、ま
ず最初の段階では図10に示すように保持体4内に定量
ウエブ積層体Yがないが、この図10の状態から、図1
3に示すように押出し装置3の伸縮シリンダ31を伸長
させると、押板32が符号32″で示す位置まで前進し
て、昇降テーブル21上あった定量ウエブ積層体Yを保
持体4の上下保持板41,41間の奥寄り位置まで前進
させる。尚、伸縮シリンダ31は、2段階に分けて伸長
し、図13において符号32′(又は図17の符号3
2)で示す第1段だけ伸長するまでは折込み装置8のア
ーム82が符号82′で示すように下動していてストッ
パー86が定量ウエブ積層体Yの位置決め作用をし、且
つその状態でノズル84からのエアー吹き出しが行われ
るが、最初の段階では保持体4内に定量ウエブ積層体Y
がないので、ウエブはみ出し部Saの折込み作用は起こ
らない。そして、アーム82が上方退避位置まで上動し
た後、伸縮シリンダ31が第2段伸長して定量ウエブ積
層体Yを図13に示す位置まで前進させる。
【0043】次に、押出し装置3の伸縮シリンダ31が
全縮小した後、図14に示すように開閉装置5の伸縮シ
リンダ51,51が縮小して両保持板41,41間にあ
る定量ウエブ積層体Yを該保持板41,41で挟圧・保
持する。このとき定量ウエブ積層体Yは適度に圧縮され
て各折畳みウエブ間にある空気を排除させる。続いて、
両保持板41,41で定量ウエブ積層体Yを圧縮・保持
させた状態で、保持体4を回転装置6により矢印R又は
L方向に角度180°だけ回転させて、定量ウエブ積層
体Yを上下逆転させる。他方、押出し装置3の伸縮シリ
ンダ31が全縮小した後、昇降テーブル21は昇降駆動
装置22により上動せしめられて、仕切りバー25上で
折畳まれている折畳みウエブを昇降テーブル21上に受
け取らせる。
【0044】保持体4の回転が完了すると、図15に示
すように開閉装置5の伸縮シリンダ51,51が伸長し
て、保持板41,41による定量ウエブ積層体Yの挟圧
を解除させる。この状態(図15の状態)では、定量ウ
エブ積層体Yのウエブはみ出し部Saが下面側に位置す
るようになる。尚、この状態では、両保持板41,41
が上下に開いても、定量ウエブ積層体Yは圧縮されたと
きに折畳みウエブ間の空気が排除されていることによ
り、さほど伸長することなくかなり圧縮されたままの姿
勢に維持される(図16に示すように圧縮前の定量ウエ
ブ積層体Yとでは高さHだけ圧縮されたままとなる)。
【0045】次に、図16に示すように、次の定量ウエ
ブ積層体Yを載せた昇降テーブル21が押出し位置まで
降下するが、そのときには折込み装置8のアーム82が
下動してストッパー86が位置決め位置で待機するよう
になる。
【0046】そして次に、図17に示すように押出し装
置3の伸縮シリンダ31が第1段伸長して、押板32で
昇降テーブル21上の定量ウエブ積層体Yを保持体4側
に押出すことにより、保持体4側にあった定量ウエブ積
層体Yを玉突き状に押圧して、該玉突き状に押圧された
定量ウエブ積層体Yをその先行側の側面がストッパー8
6に当接(又は近接)するまで前進させる。このとき先
行側の定量ウエブ積層体Yの下面側に位置するウエブは
み出し部Saは、下側保持板41の後端縁41aと搬送
コンベア7の前端縁7aとの間の小間隔Tの上に位置す
るようになる。そして、その直後にノズル84から高圧
エアーが吹き出されて、ウエブはみ出し部Saが符号S
a′で示すように小間隔T内に折込まれ、続いてアーム
82が符号82′で示すように上方に退避した後、図1
8に示すように押出し装置3の伸縮シリンダ31が第2
段伸長して先行側の定量ウエブ積層体Yを搬送コンベア
7上に移載するようになる。このとき小間隔T内に折込
まれていたウエブはみ出し部Sa′(図17)は、定量
ウエブ積層体Yが搬送コンベア7上に押し出されること
により、図18の符号Sbで示すように定量ウエブ積層
体Yの下面側に自動的に折畳まれる。
【0047】搬送コンベア7上に移載された定量ウエブ
積層体Yは、ウエブはみ出し部が符号Sbで示すように
折畳まれた状態のままで、搬送コンベア7が走行するこ
とにより次工程(箱詰め工程)側に搬送され、そこで図
19に示すように自動箱詰めされる。尚、定量ウエブ積
層体Yの搬送中には、そのスピードによって折畳みウエ
ブが煽られるようになるが、該定量ウエブ積層体Yは圧
縮された状態で搬送されるので、風による煽り作用でウ
エブ片がめくれることがなくなる。
【0048】このように、この実施例のウエブ積層体処
理装置によれば、定量ウエブ積層体Yのウエブはみ出し
部Saを定量ウエブ積層体Yの下面側に自動的に折畳む
ことができるので、品質の良好な定量ウエブ積層体Yを
自動的に製造でき、しかも箱詰め時には、定量ウエブ積
層体Yに外方はみ出し部分がないのでスムーズに箱詰め
作業が行える。特に、この実施例のように定量ウエブ積
層体Yを一旦圧縮させた状態で箱詰め工程側に供給する
ようにすると、該定量ウエブ積層体Yの嵩が低くなって
箱詰め作業がより一層容易に行える。又、このようなウ
エブはみ出し部Saの折畳み処理は、ウエブ積層体分離
装置2の下方において行えるので、該ウエブはみ出し部
Saの処理による定量ウエブ積層体製造装置の製造スピ
ードに悪影響を及ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の定量ウエブ積層体製造装置の概略図であ
る。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】図2の状態変化図である。
【図4】図3の状態変化図である。
【図5】図4の状態変化図である。
【図6】図5の状態変化図である。
【図7】図6の状態変化図である。
【図8】図1の定量ウエブ積層体製造装置で製造された
定量ウエブ積層体の箱詰め方法を示す斜視図である。
【図9】本願実施例のウエブ積層体処理装置を備えた定
量ウエブ積層体製造装置の概略図である。
【図10】図9のウエブ積層体処理装置の一部拡大図で
ある。
【図11】図10のXI−XI矢視図である。
【図12】図11の一部平面図である。
【図13】図10のウエブ積層体処理装置の一部状態変
化図である。
【図14】図13の状態変化図である。
【図15】図14の状態変化図である。
【図16】図15の状態変化図である。
【図17】図16の状態変化図である。
【図18】図17の状態変化図である。
【図19】図10のウエブ積層体処理装置で処理された
定量ウエブ積層体の箱詰め方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1はウエブ折畳み装置、2はウエブ積層体分離装置、3
は押出し装置、4は保持体、5は開閉装置、6は回転装
置、7は受台(搬送コンベア)、7aは受台前端縁、8
は折込み装置、21は昇降テーブル、41は保持板、4
1aは保持板後端縁、Sはウエブ片、Saはウエブはみ
出し部、Tは小間隔、Yは定量ウエブ積層体である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の各ウエブ片(S,S)を順次連続
    して相互にジグザグ状に折畳んだ状態で上下方向に積層
    させてウエブ積層体を形成するとともに、所定枚数のウ
    エブ片が折畳まれる毎にその定量ウエブ積層体(Y)を
    後続の折畳みウエブから分離させ、そのとき分離させた
    定量ウエブ積層体(Y)の最上部に位置するウエブの一
    部(Sa)が該定量ウエブ積層体(Y)の側面(Ya)
    より外方にはみ出るようにして行われる定量ウエブ積層
    体製造方法を受けて、 後続の折畳みウエブから分離させた前記定量ウエブ積層
    体(Y)を保持体(4)内に収容した状態で上下逆転さ
    せて定量ウエブ積層体(Y)の側面より外方にはみ出し
    ているウエブはみ出し部(Sa)を下面側に位置させ、
    該定量ウエブ積層体(Y)をウエブはみ出し部(Sa)
    が先行側となる状態で保持体(4)側から搬送用の受台
    (7)側に押出し、且つその際に前記ウエブはみ出し部
    (Sa)を保持体(4)と受台(7)間に形成した小間
    隔(T)内において下方に折込ませた後、該定量ウエブ
    積層体(Y)を受台(7)上に移載することにより、前
    記ウエブはみ出し部(Sa)を定量ウエブ積層体(Y)
    の下面側に折畳むようにすることを特徴とするウエブ積
    層体処理方法。
  2. 【請求項2】 上下方向に昇降可能な昇降テーブル(2
    1)上において左右の各ウエブ片(S,S)を順次連続
    して相互にジグザグ状に折畳んだ状態で上下方向に積層
    させてウエブ積層体を形成するとともに、前記昇降テー
    ブル(21)上において所定枚数のウエブ片が折畳まれ
    る毎にその定量ウエブ積層体(Y)を後続の折畳みウエ
    ブ(X)から分離させ、そのとき分離させた定量ウエブ
    積層体(Y)の最上部に位置するウエブの一部(Sa)
    が該定量ウエブ積層体(Y)の側面より外方にはみ出し
    た状態で製造されるような定量ウエブ積層体製造装置に
    連続して設置される、ウエブはみ出し部(Sa)処理用
    のウエブ積層体処理装置であって、 前記定量ウエブ積層体(Y)を載置した昇降テーブル
    (21)の側部近傍位置にあって該昇降テーブル(2
    1)上から定量ウエブ積層体(Y)を押出す押出し装置
    (3)と、該押出し装置(3)によって昇降テーブル
    (21)上から押出された定量ウエブ積層体(Y)を上
    下各側から保持する上下一対の保持板(41,41)を
    有する保持体(4)と、該保持体(4)を1回の動作に
    つき鉛直面内で角度180°づつ回転せしめる回転装置
    (6)と、前記保持体(4)の下側保持板(41)の上
    面とほぼ同高さ位置において且つ該下側保持板(41)
    の反昇降テーブル側の端縁(41a)に所定小間隔
    (T)を隔てて隣接された搬送用の受台(7)と、前記
    保持体(4)側に保持されている定量ウエブ積層体
    (Y)を前記受台(7)側に押出す押出し装置(3)
    と、前記定量ウエブ積層体(Y)が保持体(4)側から
    受台(7)側に押出される途中において、保持体(4)
    を上下逆転させることによって定量ウエブ積層体(Y)
    の最下部に位置させた前記ウエブはみ出し部(Sa)を
    前記小間隔(T)内における受台上面より下方まで折込
    ませる折込み装置(8)とを備えたことを特徴とするウ
    エブ積層体処理装置。
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