JP3663419B2 - ウエブ積層体処理装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本願発明は、例えば箱入りティッシュペーパーとして使用される一定量のウエブ積層体を順次分離させた状態で連続して製造し得るようにしたものにおいて、後続の折畳みウエブから分離された定量ウエブ積層体の上部に生じるウエブはみ出し部を自動的に折畳み処理するためのウエブ積層体処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、箱入りティッシュペーパーの製造においては、原反ロールから左右の各ウエブ片を相互にジグザグに折畳んでウエブ積層体を形成するとともに、所定枚数(一単位の製品枚数)のウエブ片が折畳まれる毎にその定量ウエブ積層体を順次自動で分離させた状態で取出すようにした定量ウエブ積層体製造装置が使用され、さらにそのような定量ウエブ積層体製造装置に搬送手段を介して箱詰め装置を連続させて、その製造されてくる定量ウエブ積層体を順次箱詰め装置において自動で箱詰めするようにした一貫製造方式が採用されつつある。
【0003】
ところで、定量ウエブ積層体を順次分離させた状態で連続製造し得るようにした定量ウエブ積層体製造装置として、従来から図1〜図7に示すようなものがある(類似技術の文献として、例えば米国特許第4874158号がある)。
【0004】
この図1〜図7に示す公知の定量ウエブ積層体製造装置は、左右の各ウエブ片S,Sを連続してジグザグ状に折畳むウエブ折畳み装置1と、昇降テーブル21上に積層されるウエブ積層体を一定量づつ分離させるウエブ積層体分離装置2とを備え、定量ウエブ積層体Yを順次連続して製造し得るようになっている。
【0005】
即ち、図1に示すように、2系統の原反ロールからそれぞれ繰り出される広幅の連続ウエブW,Wをそれぞれ2つの刃物ロール12,13間を通して製品長さづつ切断し、その左右各側のウエブ片S,Sを中継ロール14,14を介して一対の折りロール15,15間に導いて、そこで各折りバー16,16により順次相互にジグザグ状に折畳み、その折畳まれた折畳みウエブを両折りロール15,15間の下部に設けられた昇降テーブル21上において順次積層してウエブ積層体を形成する。尚、昇降テーブル21は、その上部で形成されるウエブ積層体が堆積・増量するのにつれて昇降駆動装置22によって微動降下せしめられる。
【0006】
そして、昇降テーブル21上にウエブ片Sが所定枚数(例えば200組)だけ折畳まれると、カウントアップ信号が発せられてその信号により、まず図2に示すように伸縮シリンダ24が伸長して符号23′の位置に待機していた押えバーが符号23で示すように1つの折畳みウエブ片S内に挿入されて所定量のウエブ積層体Yの上面を押え、続いて図3に示すように対向位置にある仕切りバー25が別の伸縮シリンダ26によって反対側から次に続く折畳みウエブ片S内に挿入される。尚、押えバー23の上辺は、折畳みウエブ片S内に挿入されたとき(押えバー23はかなりのスピードで挿入される)に、折畳みウエブ片Sの折り部に達しない程度の長さとされており、該押えバー23の挿入時にウエブ片Sを損傷させない(押えバー先端でウエブを突き破らない)ようにしている。又、仕切りバー25が折畳みウエブ内に挿入された後は、該仕切りバー25もウエブ片折畳み動作に連動して昇降駆動装置27によって微動降下せしめられる。
【0007】
次に、図4に示すように昇降テーブル21が定量ウエブ積層体Yを載せたままで押えバー23とともに高速下動し、該昇降テーブル21側の定量ウエブ積層体Yの最上部にあるウエブ片(符号S1)と仕切りバー25側に支持されている後続の折畳みウエブの最下部にあるウエブ片(符号S2)とを分離させる。このとき、分離される上下のウエブ片S1,S2は、両折りロール15,15間を通過する際に挟圧されて密着状態で接合されており(摩擦力が大きくなっており)、両ウエブ片S1,S2を分離させる際に昇降テーブル21側の最上部のウエブ片S1が矢印a方向に引っ張られて、該ウエブ片S1側の折り部Scが図4において左側に引っ張られるようになる。従って、両ウエブ片S1,S2が完全に分離した状態では、図5に示すように昇降テーブル21側の最上部のウエブ片S1の先端部(符号Sa)が定量ウエブ積層体Yの側面Yaより若干幅だけ水平方向外側にはみ出るようになる。
【0008】
その後、昇降テーブル21は、図5に示すように押えバー23が定量ウエブ積層体Yの上部を押えたままで(最上部のウエブ片Sの上半分の面積部分S1は押えバー23の上に被覆されている)、定量ウエブ積層体Yの押出し高さまで降下する。そして、そこで押えバー23が図5において符号23′(又は図6の実線図示状態)で示すように左側に後退するが、そのとき押えバー23の上部に載せられていたウエブ片S1が該押えバー23の後退動作につれて左側に引っ張られて、該ウエブ片S1の先端部Saが図6に示すように定量ウエブ積層体Yの左側面Yaより外方にかなり大きい幅A(例えば20〜30mm程度)だけはみ出すようになる。
【0009】
押えバー23が後退すると、図7に示すように、押出し装置3の伸縮シリンダ31が伸長して、押板32により昇降テーブル21上にあった定量ウエブ積層体Yを搬送コンベア7上に押し出し、該定量ウエブ積層体Yを搬送コンベア7によって次工程側に搬送する。そして、その後、伸縮シリンダ31が縮小し、空になった昇降テーブル21が上動して、仕切りバー25上で折畳まれているウエブ積層体を該仕切りバー25から昇降テーブル21上に受け取り、順次同様にして折畳み動作を中断することなく連続して定量ウエブ積層体Yを製造するようになっている。尚、仕切りバー25上で仮支持されているウエブ積層体を昇降テーブル21上に移載する直前には、仕切りバー25側の最下部のウエブ片(図4において符号S2で示す)を折曲装置によりS字状に折曲させるような動作が行われ、その後、昇降テーブル21上には最下部のウエブ片が符号Sd(図4)で示すように折り返された状態で載置されるようになる。この折返し部Sd形成用の折曲装置は、本願発明の要旨とさほど関係がないので、図示省略している(尚、詳しくは米国特許第4874158号参照)。
【0010】
又、このようにして製造された定量ウエブ積層体Yが長尺状態のものである場合には、該定量ウエブ積層体Yは、移送工程の途中において図示しない切断装置によって製品寸法づつ分断される。尚、ウエブ折畳み装置1において、各側の広幅連続ウエブW,Wをそれぞれスリッター装置により製品幅づつ分断した後、ジグザグに折畳むようにしたものでは、昇降テーブル21上には製品幅づつ分断された状態で各折畳みウエブが積層されるようになり、後工程での製品分断作業は不要となる。
【0011】
上記搬送コンベア7上に送出された定量ウエブ積層体Yは、図7の右端部分あるいは図8に示すように、箱詰め工程において紙箱B内に収納されて最終製品とされるが、この箱詰め工程では、挿入口Ba(図8)を開口させた状態で待機させている紙箱B内に、押込み装置(図示しない)により、定量ウエブ積層体Yをその長手方向から押込むようにして行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この図1〜図7に示す公知の定量ウエブ積層体製造装置では、図4に示すように昇降テーブル21上の定量ウエブ積層体Yを後続の折畳みウエブから分離させるとき、あるいは図5に示すように押えバー23が後退(押え解除)するとき等において、昇降テーブル21上に載置されている定量ウエブ積層体Yの最上部に位置するウエブ片Sの上半分がその切断端縁側に位置ずれするようになり、その結果、該最上部のウエブ片Sの端縁が定量ウエブ積層体Yの側面Yaより外側に大きくはみ出す(ウエブはみ出し部Sa)ようになる。
【0013】
ところが、従来では、定量ウエブ積層体Yの最上部のウエブはみ出し部Saは、何ら処理することなしにそのまま製品化工程(例えば箱詰め工程)側に搬送されるため、該ウエブはみ出し部Saが残ったまま最終製品となり、品質面で難点が残るという問題があった。特に、定量ウエブ積層体Yを箱詰めして製品化する場合において、図8に示すようにウエブはみ出し部Saが形成されたままの定量ウエブ積層体Yを紙箱B内に収納するようにすると、該ウエブはみ出し部Saが紙箱Bの挿入口Baの口縁に衝突して、最上部のウエブ片がめくれたり、あるいは該ウエブはみ出し部Saが紙箱内に無理に押し込まれることにより皺になった状態で収納されたりすることがあり、その場合には製造された製品の品質に問題が生じる。
【0014】
尚、公知の文献の中には、特公平4ー19152号公報で示されるように、昇降テーブル上において、後続の折畳みウエブから分離された定量ウエブ積層体の最上部のウエブ片を、該定量ウエブ積層体上で2重折りするようにしたものがあるが、この場合には、昇降テーブルの昇降範囲中のかなり狭隘なスペースにその2重折り用の折曲装置を設置する必要があって、その設置が困難になると予想されるとともに、その折曲処理(2重折り)をするのに時間がかかって昇降テーブルが上下動するのに必要な時間が長くなり、製造スピードをさほど上げられないという問題があり、さらに該折曲装置は上下方向の定位置に設置されているので、製造すべき定量ウエブ積層体の嵩を変更する(紙質又は一単位の枚数を変更する)度に折曲装置の位置調整をする必要があってその作業が面倒となるという欠点がある。
【0015】
又、この種の定量ウエブ積層体製造装置では、ウエブ折畳み部におけるウエブ折畳みスピードは、最大で毎分500〜400回程度とかなりの高速運転が可能であるが、このような限界スピードで折畳むと、他の装置部分がその限界折畳みスピードに追従できなくなり、通常は限界折畳みスピードの80〜90%程度のスピードで運転されているのが現状である。例えば昇降テーブルが下動を開始してから次の折畳みウエブを受取るまでにも、連続してウエブ折畳み動作が行われており、該昇降テーブルの1回当たりの上下動時間が長くなると、その分、ウエブ折畳みスピードを遅くする必要があった。
【0016】
本願発明は、上記した従来の問題点に鑑み、ウエブ積層体を一定量づつ分離した状態で連続して製造し得るようにしたものにおいて、定量ウエブ積層体の最上部に生じるウエブはみ出し部を自動で且つ効率よく処理し得るようにするとともに、そのようにウエブはみ出し部を自動で処理し得るようにしたものにおいて、定量ウエブ積層体製造装置の運転スピードを高速化し得るようにしたウエブ積層体処理装置を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として、次の構成を有している。即ち、本願発明は、上下方向に昇降可能な昇降テーブル上において左右の各ウエブ片を順次連続して相互にジグザグ状に折畳んだ状態で上下方向に積層させてウエブ積層体を形成するとともに、前記昇降テーブル上において所定枚数のウエブ片が折畳まれる毎にその定量ウエブ積層体を後続の折畳みウエブから分離させ、そのとき分離させた定量ウエブ積層体の最上部に位置するウエブの一部が該定量ウエブ積層体の側面より外方にはみ出した状態で製造されるような定量ウエブ積層体製造装置に連続して設置される、ウエブはみ出し部処理用のウエブ積層体処理装置において、前記定量ウエブ積層体を載置した昇降テーブルの側部近傍位置にあって該昇降テーブル上から定量ウエブ積層体をそのままの姿勢で押出す押出し装置と、該押出し装置によって昇降テーブル上から押出された定量ウエブ積層体を保持し得る保持体と、該保持体を1回の動作につき鉛直面内で角度180°づつ回転せしめる回転装置と、前記保持体に保持されている定量ウエブ積層体を押出す押出し装置と、前記保持体から押出された定量ウエブ積層体を前記ウエブはみ出し部が最下部に位置する状態で後送する第1の搬送コンベアと、該第1の搬送コンベアに連続する第2の搬送コンベアと、定量ウエブ積層体が第1の搬送コンベア側から第2の搬送コンベア側に移動する際において、定量ウエブ積層体の最下部に位置する前記ウエブはみ出し部を前記第1の搬送コンベアと第2の搬送コンベア間の小間隔内で下方に折込ませる折込み装置とを備えたことを特徴としている。
【0018】
このウエブ積層体処理装置において、定量ウエブ積層体を昇降テーブル側から保持体側に押出す押出し装置と、定量ウエブ積層体を保持体側から第1の搬送コンベア側に押出す押出し装置とは、単一のもので共用し得る。尚、該押出し装置として単一のものを共用した場合には、定量ウエブ積層体を保持体上で玉突き状に押出すようにするとよい。又、昇降テーブル上の定量ウエブ積層体は、ウエブはみ出し部が位置する側とは反対側に押出される。
【0019】
保持体は、その上下各保持板間に定量ウエブ積層体を保持した状態で上下方向に回転させたときに、該定量ウエブ積層体が保持体内から脱落しないような構造のものを採用する。例えば、両保持板で定量ウエブ積層体を上下から挟圧保持し得るようにしたものが採用可能である。
【0020】
回転装置は、1回の作動につき保持体を角度180°づつ回転させるものであれば、同一方向に回転させるもの、あるいは正逆各方向に反復回転させるもの、のどちらでもよい。
【0021】
保持体側から押出される定量ウエブ積層体は、搬送コンベアによって次工程側に搬送されるが、この搬送コンベアは、第1の搬送コンベアと第2の搬送コンベアを連続させて構成している。尚、第1の搬送コンベアの終端部と第2の搬送コンベアの始端部との間隔は、定量ウエブ積層体を保持体側から受台側に移載させる際の障害とならない程度で、且つウエブはみ出し部を該小間隔内に折込ませ得る程度の小間隔としている。
【0022】
折込み装置は、ウエブはみ出し部を上記小間隔内に折込ませるものであればよく、例えば、ウエブはみ出し部を、上方からエアーの吹き付けによって行うもの、押し片で直接押し下げるもの、小間隔の下方からエアーを吸引することによって引き込むもの、等が採用可能である。又、折畳み装置によって第1の搬送コンベアと第2の搬送コンベア間の小間隔内にウエブはみ出し部を折込む際には、ストッパーにより定量ウエブ積層体を一時的に停止せしめるとよい。
【0023】
【作用】
本願発明のウエブ積層体処理装置で対象とする定量ウエブ積層体は、後続の折畳みウエブから分離された状態において、その最上部に位置するウエブ片の端縁が定量ウエブ積層体の側面よりさらに外方にはみ出している。又、昇降テーブル上に載せられた定量ウエブ積層体は、昇降テーブルが下動することによって、該昇降テーブルとともに下方の押出し位置まで降下する。そして、本願発明のウエブ積層体処理装置では、押出し位置において昇降テーブル上の定量ウエブ積層体が押出し装置によって保持体内に押出される。このとき、定量ウエブ積層体の最上部にあるウエブはみ出し部は押出し方向の後行側にはみ出している。尚、押出し装置は、押出し動作を行った後、直ちに後退動作をし、続いてその直後に昇降テーブルが上動して後続の折畳みウエブを昇降テーブル上で積層させる。
【0024】
保持体内に定量ウエブ積層体が収容されると、回転装置により保持体が上下に角度180°だけ回転せしめられて、保持体内の定量ウエブ積層体が上下逆転される(このとき定量ウエブ積層体の上面側にあったウエブはみ出し部が下面側に位置するようになる)。次に、昇降テーブル上に一定量のウエブ積層体が積層されると、該定量ウエブ積層体が後続の折畳みウエブから分離されて昇降テーブルとともに押出し位置まで下動せしめられ、そこで押出し装置により昇降テーブル上の定量ウエブ積層体が保持体内に押出される。このとき、先に保持体内に収容されていた定量ウエブ積層体は、玉突き状に保持体から押出されて第1の搬送コンベア上に載せられる。尚、第1の搬送コンベア側に押出された定量ウエブ積層体は、ウエブはみ出し部が先行側となる状態で移送される。
【0025】
第1の搬送コンベアによって後送される定量ウエブ積層体のウエブはみ出し部が、該第1の搬送コンベアと第2の搬送コンベア間の小間隔部分に差しかかると、折込み装置によって該ウエブはみ出し部を該小間隔内に折込ませた後、該定量ウエブ積層体を第2の搬送コンベア上に移乗させるようになり、それによってウエブはみ出し部を定量ウエブ積層体の下面側に折畳むことができる。
【0026】
このように、定量ウエブ積層体のウエブはみ出し部を折畳み処理するのに、保持体から下手側に離間した第1の搬送コンベアと第2の搬送コンベア間において行うようにすると、押出し装置の一回当たりの作動時間は、昇降テーブル上の定量ウエブ積層体を単に保持体側に押出すための時間(1往復の時間)のみでよく、従って該押出し装置が昇降テーブル上に位置している時間が短くなって、押出し位置で待機している昇降テーブルの上動時期を早くできる。このように、昇降テーブルの上動時期を早くできるようにすると、昇降テーブルの1回当たりの上下動時間を短縮できるようになり、ウエブ折畳み部において連続して折畳まれている折畳みウエブの堆積量(仮受け量)が少ないうちに昇降テーブルで次のウエブ積層体を受取ることができる。このことは、ウエブ折畳み部におけるウエブ折畳みスピードを速くできるという作用を得るものである。
【0027】
【発明の効果】
本願発明のウエブ積層体処理装置によれば、所定枚数のウエブ片をジグザグ状に折畳んでなる定量ウエブ積層体を順次連続して製造し、且つ該定量ウエブ積層体の最上部に位置するウエブの一部が定量ウエブ積層体の側面から外方にはみ出るようにして製造される製造装置に連続して、該定量ウエブ積層体を上下逆転させてウエブはみ出し部を下面側に位置させ、その上下逆転させた定量ウエブ積層体を保持体側から第1の搬送コンベア上に押出した後、ウエブはみ出し部を該第1の搬送コンベアと第2の搬送コンベア間の小間隔内で下方に折込ませた後、定量ウエブ積層体を第2の搬送コンベア側に移乗させることによって、ウエブはみ出し部を定量ウエブ積層体の下面側に折畳むことができるようになっているので、自動で且つ効率よくウエブはみ出し部の処理ができ、品質の良好な定量ウエブ積層体を自動で製造できるという効果がある。
【0028】
又、本願発明によれば、定量ウエブ積層体の製造時において最上部に位置するウエブの一部がウエブ積層体の側面からはみ出すようにして行われる場合であっても、そのウエブはみ出し部を定量ウエブ積層体の下面側に折畳んだ状態で次工程(箱詰め工程)側に搬送できるので、箱詰め作業時にウエブはみ出し部が存在しなくなり(紙箱の口縁に衝突する部分がなくなり)、きれいに箱詰めできるという効果がある。
【0029】
さらに、本願発明によれば、定量ウエブ積層体の製造時に生じるウエブはみ出し部を、昇降テーブルが定量ウエブ積層体押出し位置まで降下した位置で折畳み処理できるので、定量ウエブ積層体製造装置側において製造スピードを遅くすることなく行え、定量ウエブ積層体の製造能力を低下させることなくウエブはみ出し部の処理が行える。特に、ウエブはみ出し部の折畳み処理を、保持体から離間した第1の搬送コンベアと第2の搬送コンベア間において行うようにしているので、押出し装置により昇降テーブル上の定量ウエブ積層体を保持体側に押出した後に該押出し装置を直ちに後退させることができるので、昇降テーブルを上動させる時期を早くでき(折畳みウエブの仮受け量が少なくなる)、その分、ウエブ折畳みスピードを高速で行うことができるという効果もある。
【0030】
【実施例】
以下、図9〜図24を参照して本願発明の実施例を説明すると、図9〜図23に示す実施例のウエブ積層体処理装置は、定量ウエブ積層体Yを連続して製造する定量ウエブ積層体製造装置に連続して設置されていて、該定量ウエブ積層体製造装置で製造される定量ウエブ積層体Yの最上部に形成されるウエブはみ出し部Saを自動で折畳み処理するものである。
【0031】
尚、この実施例で使用される定量ウエブ積層体製造装置は、図1〜図6に示す公知のものと同じものが採用されている。即ち、この定量ウエブ積層体製造装置は、昇降テーブル21上において折畳みウエブ積層体を連続して形成するウエブ折畳み装置1と、該昇降テーブル21上においてウエブ片S,Sが所定枚数だけ折畳まれる度にその定量ウエブ積層体Yを後続の折畳みウエブから分離させるウエブ積層体分離装置2とを有している。
【0032】
ウエブ折畳み装置1は、2系統の原反ロールからそれぞれ繰り出される広幅連続ウエブW,Wをそれぞれ2つの刃物ロール12,13間を通して製品長さづつ切断し、その左右各側のウエブ片S,Sを中継ロール14,14を介して一対の折りロール15,15間に導いて、そこで各折りバー16,16により順次相互にジグザグ状に折畳み、その折畳まれた折畳みウエブを両折りロール15,15間の下部に設けられた昇降テーブル21上において順次積層されてウエブ積層体を形成するように構成されている。尚、この実施例の定量ウエブ積層体製造装置では、製品複数個分を連続させた長尺の定量ウエブ積層体Yを製造するようになっているが、他の実施例では、広幅連続ウエブW,Wをそれぞれスリッターで製品幅づつ分断した後、各分断連続ウエブをそれぞれ折畳むようにしてもよい。
【0033】
ウエブ積層体分離装置2は、昇降テーブル21上に所定枚数(例えば200組)のウエブ片Sが折畳まれたときに、カウントアップ信号が発せられてその信号により、まず伸縮シリンダ24が伸長して押えバー23が1つの折畳みウエブ片S内に挿入されて所定量のウエブ積層体Yの上面を押え(図2)、続いて対向位置にある仕切りバー25が別の伸縮シリンダ26によって反対側から次に続く折畳みウエブ片S内に挿入され(図3)、次に昇降テーブル21が定量ウエブ積層体Yを載せたままで押えバー23とともに高速下動して、該昇降テーブル21側の定量ウエブ積層体Yの最上部にあるウエブ片と仕切りバー25側に支持されている後続の折畳みウエブの最下部にあるウエブ片とを分離させ(図4)、その後、昇降テーブル21が定量ウエブ積層体Yの押出し高さまで降下し(図5)、そこで押えバー23が定量ウエブ積層体Y上から左側に退避し(図6)、続いて図13に示すように押出し装置3により昇降テーブル21上の定量ウエブ積層体Yを保持体4側に押出し、図14に示すように押出し装置3の押板32が後退した後、その空になった昇降テーブル21が上動して仕切りバー25上に仮受けされているウエブ積層体を該昇降テーブル21で受け取り、順次同様の動作を繰り返して行うように構成されている。
【0034】
尚、図6又は図10に示すように定量ウエブ積層体押出し高さまで降下した昇降テーブル21上の定量ウエブ積層体Yでは、その最上部に位置するウエブ片Sの先端部Saが定量ウエブ積層体Yの左側面Yaより外方にかなり大きい幅(例えば20〜30mm程度)だけはみ出している。
【0035】
図9〜図23に示すウエブ積層体処理装置は、定量ウエブ積層体Yを載置した昇降テーブル21の側部近傍位置にあって該昇降テーブル21上から定量ウエブ積層体Yを押出す押出し装置3と、該押出し装置3によって昇降テーブル21上から押出された定量ウエブ積層体Yを保持する保持体4と、該保持体4を1回の動作につき鉛直面内で角度180°づつ回転せしめる回転装置6と、保持体4の反昇降テーブル側に隣接された第1の搬送コンベア7Aと、該第1の搬送コンベア7Aの終端部に連続させた第2の搬送コンベア7Bと、保持体4側に保持されている定量ウエブ積層体Yを第1の搬送コンベア7A側に押出す押出し装置3と、定量ウエブ積層体Yが第1の搬送コンベア7Aから第2の搬送コンベア7B側に移乗せしめられるときに、定量ウエブ積層体Yの最下部に位置するウエブはみ出し部Saを下方に折込ませる折込み装置8と、該折畳み装置8によりウエブはみ出し部Saを下方に折込んだ後に定量ウエブ積層体Yを第1の搬送コンベア7Aの終端部から第2の搬送コンベア7Bの始端部上に押出す押出し装置9を備えて構成されている。
【0036】
定量ウエブ積層体Yを昇降テーブル21側から保持体4側に押出す押出し装置3と、定量ウエブ積層体Yを保持体4側から第1の搬送コンベア7A側に押出す押出し装置3とは、単一の伸縮シリンダ31で共用している。即ち、この伸縮シリンダ31は、図13において、押板を符号32で示す昇降テーブル21の昇降位置より左側に位置させる縮小状態から、押板を符号32′で示す位置まで前進する伸長状態までの範囲で伸縮せしめられるようになっている。そして、この押出し装置3は、図13〜図17に示すように、伸縮シリンダ31の1回の伸長動作で、昇降テーブル21上の定量ウエブ積層体Yを保持体4側に押出すと同時に保持体4内に保持されていた先の定量ウエブ積層体Yを玉突き状に第1の搬送コンベア7A側に押出すように作用する。尚、この押出し装置3の伸縮シリンダ31は、伸長動作後、直ちに縮小する。
【0037】
保持体4は、上下2つの保持板41,41を有している。この各保持板41,41は、図11又は図12に示すように、それぞれ定量ウエブ積層体Yの全体長さよりやや長い左右長さを有している。又、この各保持板41,41は、その各両端部を左右の各プレート(円形プレート)42,42に対してそれぞれ2本のガイド43,43で相互に近接・離間方向に移動自在に取付けられている。左右の各プレート42,42の外面中央部には、それぞれ軸44が設けられており、該各軸44をそれぞれ軸受45で回転自在に支持することによって保持体4全体を鉛直面内で回転可能に支持している。
【0038】
各保持板41,41は、それぞれ開閉装置5,5によって相互に近接・離間方向に作動せしめ得るようになっている。この各開閉装置5,5は、それぞれ左右一対の伸縮シリンダ51,51を有している。この各開閉装置5,5の伸縮シリンダ(合計4本ある)51,51は、各プレート42,42の内面に固定されていて、同時に且つ逆方向に伸縮して、その伸長時には各保持板41,41間の間隔を定量ウエブ積層体Yの厚さよりやや大きい範囲だけ離間させ、逆にその縮小時には該各保持板41,41間に定量ウエブ積層体Yを挟圧保持し得る範囲まで近接させるように操作する。
【0039】
回転装置6は、この実施例では保持体4の左右各側に一対設けられている。この回転装置6,6は、図10〜図12に示すようにそれぞれ回転シリンダ61に取付けたタイミングギヤ62と軸44に取付けたタイミングギヤ63とを噛み合わせて構成している。各回転シリンダ61,61は、この実施例では、保持体4を正確に角度180°づつ反復回転させるようになっている。
【0040】
第1の搬送コンベア7Aは、例えば1000〜1200mm程度の長さを有している。この第1の搬送コンベア7Aの始端部は、保持体4の下側保持板41の上面とほぼ同高さで且つ該下側保持板41の後縁に近接させた状態で設置されている。
【0041】
第2の搬送コンベア7Bは、例えば800〜1000mm程度の長さを有している。そして、この第2の搬送コンベア7Bの始端部は、第1の搬送コンベア7Aと同高さで且つ第1の搬送コンベア7Aの終端部に小間隔(例えば20mm程度の間隔)を隔てて設置されている。
【0042】
折込み装置8は、定量ウエブ積層体Yのウエブはみ出し部Saを上記小間隔内に折込ませるもので、この実施例では、図12、図18〜図23に示すように、横架材81にウエブはみ出し部Saを上方から強制的に押込む押込み板84と、該ウエブはみ出し部Saに上方からエアーを吹き付けるブローパイプ86を取付けて構成されている。
【0043】
折畳み装置8の横架材81は、図12に示すように第1の搬送コンベア7Aと第2の搬送コンベア7B間の小間隔上において該各搬送コンベアの幅方向に向けた状態で左右各軸受80,80で回動自在に支持されている。又、この横架材81は、図12及び図18に示すように左右2本の回動シリンダ82,82によって角度90°の範囲で往復回動せしめ得るようになっている。横架材81には、該横架材81を上下に貫通する左右2本のガイド棒83,83を介して押込み板84が上下に昇降自在に取付けられている。この押込み板84は、左右2つの昇降シリンダ85,85で昇降せしめられる。
【0044】
押込み板84の側面には、長尺のブローパイプ86が配置されている。このブローパイプ86には、所定間隔をもって小孔からなる複数個のノズル87が設けられている。又、このブローパイプ86には、図18に示すようにブロワ88からの高圧エアーが切換弁89を介して供給される。
【0045】
この折畳み装置8は、各回動シリンダ82,82が縮小状態にあるときには(図18〜図20)、押込み板84が下方に垂下していて図19及び図20に示すように第1の搬送コンベア7Aの終端部上で定量ウエブ積層体Yを一時的にストップさせ、他方該各回動シリンダ82,82が伸長すると、図21〜図23に示すように横架材81が角度90°だけ回動されて該押込み板84が後方(搬送方向の下手側)水平方向に退避して定量ウエブ積層体Yの通過を許容するようになっている。又、押込み板84が下方に垂下している状態では、該押込み板84の下端縁と第1の搬送コンベア7A(又は第2の搬送コンベア7B)の上面との間に若干の間隔が形成されるようになっており、図19に示すように該間隔から押込み板84の後面側にウエブはみ出し部Saが臨出するようになっている。尚、このとき、該ウエブはみ出し部Saは、第1の搬送コンベア7Aと第2の搬送コンベア7B間の小間隔上を塞ぐようになる。
【0046】
折畳み装置8の昇降シリンダ85,85は、図19の状態から伸長すると、図20に示すように押込み板84を下動させて上記小間隔上を塞いでいたウエブはみ出し部Saを強制的に下方に押込むように作用する。又、この折畳み装置8では、押込み板84の下動と同時に、図20に示すようにブローパイプ86の各ノズル87から高圧エアーが下向きに吹き出されて、押込み板84による押込み作用と共同してウエブはみ出し部Saを下方に折込むようになっている。尚、各昇降シリンダ85,85は伸長動作後に直ちに縮小し、又ノズル87からの高圧エアーの吹き出しは、切換弁89の切換えによって所定タイミングで所定少時間だけ行われる。尚、この折畳み装置8は、押込み板84とノズル87によるウエブはみ出し部Saの折込み動作の後、直ちに回動シリンダ82,82が伸長せしめられて(押込み板84が後方に退避する)、定量ウエブ積層体Yの通過を許容するようになる。
【0047】
第2の搬送コンベア7Bの終端部寄り上方には、折畳み装置8でウエブはみ出し部Saを下方に折込ませ、且つ押込み板84が後方に退避した直後に、定量ウエブ積層体Yを第2の搬送コンベア7B側に押出すための押出し装置9が設けられている。この押出し装置9は、図12、図18〜図23に示すように、横架材91に押出シリンダ93によって進退操作される複数本の押出片94,94・・を設けている。
【0048】
この押出し装置9の横架材91は、折畳み装置8の場合と同様に左右の各軸受90,90(図12)で回動自在に支持されている。又、この横架材91は、図12及び図18に示すように左右2本の回動シリンダ92,92によって角度90°の範囲で往復回動せしめ得るようになっている。尚、各回動シリンダ92,92の伸縮動作は、図19に示すように押出シリンダ93が縮小した状態で行われる。そして、該回動シリンダ92,92が伸長状態では、図18〜図19に示すように各押出片94が前方(搬送方向の上手側)水平方向に向いてその下方に定量ウエブ積層体Yの通過を許容し、該回動シリンダ92,92が縮小すると、図20〜図21に示すように各押出片94を下方に垂下させるようになる(図10の符号94′の状態)。尚、押出シリンダ93が縮小し且つ押出片94が下方に垂下した状態では、図20に示すように該押出片94と押込み板84間に定量ウエブ積層体Yの幅より僅かに広い間隔が形成される。又、各押出片94が下方に垂下した状態で、押出シリンダ93が伸長すると、各押出片94が所定長さだけ前方(搬送方向の下手側)に突出されて(図10の符号94″の状態)、図21の状態から図22に示すように第1の搬送コンベア7Aの終端部上にあった定量ウエブ積層体Yを強制的に第2の搬送コンベア7Bの始端部上まで押出すようになり、そのとき両搬送コンベア間の小間隔内に折込まれていたウエブはみ出し部Saが定量ウエブ積層体Yの下面側に折畳まれるようになっている。
【0049】
次に、上記構成のウエブ積層体処理装置を使用して行うウエブ積層体処理方法並びにその作用について説明する。
【0050】
図9に示す定量ウエブ積層体製造装置によって、昇降テーブル21上に定量ウエブ積層体Yが形成されると、該昇降テーブル21は、定量ウエブ積層体Yを載せたままで図10に示す押出し位置まで降下する。このとき昇降テーブル21上の定量ウエブ積層体Yの最上部に位置するウエブ片Sは、その先端部Saが定量ウエブ積層体Yの左側面Yaより外側にかなり大きい幅(20〜30mm程度)だけはみ出している。そして、まず最初の段階では図10に示すように保持体4内に定量ウエブ積層体Yがないが、この図10の状態から、図13に示すように押出し装置3の伸縮シリンダ31を伸長させると、押板32が符号32′で示す位置まで前進して、昇降テーブル21上あった定量ウエブ積層体Yを保持体4の上下保持板41,41間の奥寄り位置まで前進させる。次に、押出し装置3の伸縮シリンダ31が縮小すると、図14に示すように、昇降テーブル21が直ちに上動して上方で仮支持されている折畳みウエブを該昇降テーブル21上に受取り、他方、開閉装置5の伸縮シリンダ51,51が縮小して両保持板41,41間にある定量ウエブ積層体Yを該保持板41,41で挟圧・保持する。このとき定量ウエブ積層体Yは適度に圧縮されて各折畳みウエブ間にある空気を排除させる。続いて、両保持板41,41で定量ウエブ積層体Yを圧縮・保持させた状態で、保持体4を回転装置6により矢印R又はL方向に角度180°だけ回転させて、定量ウエブ積層体Yを上下逆転させる。
【0051】
保持体4の回転が完了すると、図15に示すように開閉装置5の伸縮シリンダ51,51が伸長して、保持板41,41による定量ウエブ積層体Yの挟圧を解除させる。この状態(図15の状態)では、定量ウエブ積層体Yのウエブはみ出し部Saが下面側に位置するようになる。尚、この状態では、両保持板41,41が上下に開いても、定量ウエブ積層体Yは圧縮されたときに折畳みウエブ間の空気が排除されていることにより、さほど伸長することなくかなり圧縮されたままの姿勢に維持される(図16に示すように圧縮前の定量ウエブ積層体Yとでは高さHだけ圧縮されたままとなる)。
【0052】
次に、図16に示すように、次の定量ウエブ積層体Yを載せた昇降テーブル21が押出し位置まで降下すると、図17に示すように押出し装置3の伸縮シリンダ31が伸長して、押板32で昇降テーブル21上の定量ウエブ積層体Yを保持体4側に押出すことにより、保持体4側にあった定量ウエブ積層体Yを玉突き状に押圧して、該玉突き状に押圧された定量ウエブ積層体Yを第1の搬送コンベア7Aの始端部上に押出すようになる。
【0053】
他方、折畳み装置8は、図19に示すように押込み板84が下方に垂下した状態で待機しており、押出し装置9は押出片94を横向きに退避させた状態に維持されている。この状態で定量ウエブ積層体Yが第1の搬送コンベア7Aの終端部まで搬送されると、該定量ウエブ積層体Yの先行側の側面が押込み板84に当接して移動停止される。このとき、図19に示すように定量ウエブ積層体Yのウエブはみ出し部Saは、押込み板84の位置より搬送方向下手側に延出している。そして、該定量ウエブ積層体Yが押込み板84による停止位置まで搬送されると、それを例えば光電管で検出し、その検出信号により押出し装置9の回動シリンダ92を縮小せしめて、押出片94を図19において符号94′で示す下方垂下位置まで弧回動させる一方、図20に示すように折畳み装置8の昇降シリンダ85が伸長して押込み板84を下動させるとともに各ノズル87から高圧エアーが吹き出されて、ウエブはみ出し部Saを両搬送コンベア間の小間隔内に折込ませるようになる。次に、昇降シリンダ85が縮小(押込み板84が上動)した後、回動シリンダ82が伸長して押込み板84を符号84′(図20)で示すように横向きに退避させ(図21の状態)、続いて図22に示すように押出し装置9の押出シリンダ93が伸長して、押出片94により定量ウエブ積層体Yを第2の搬送コンベア7Bの始端部上に押出す。このように定量ウエブ積層体Yが第2の搬送コンベア7B側に押出されると、両搬送コンベア間の小間隔内に折込まれていたウエブはみ出し部Sa(図21参照)は、定量ウエブ積層体Yが第2の搬送コンベア7B上に押出されることにより、図22の符号Sbで示すように定量ウエブ積層体Yの下面側に自動的に折畳まれる。
【0054】
第2の搬送コンベア7B上に移載された定量ウエブ積層体Yは、図23に示すようにウエブはみ出し部が符号Sbで示すように折畳まれた状態のままで、次工程(製品寸法に分断する工程を経て箱詰め工程)側に搬送され、そこで図24に示すように自動箱詰めされる。尚、定量ウエブ積層体Yの搬送中には、そのスピードによって折畳みウエブが煽られるようになるが、該定量ウエブ積層体Yは圧縮された状態で搬送されるので、風による煽り作用でウエブ片がめくれることがなくなる。
【0055】
このように、この実施例のウエブ積層体処理装置によれば、定量ウエブ積層体Yのウエブはみ出し部Saを定量ウエブ積層体Yの下面側に自動的に折畳むことができるので、品質の良好な定量ウエブ積層体Yを自動的に製造でき、しかも箱詰め時には、定量ウエブ積層体Yに外方はみ出し部分がないのでスムーズに箱詰め作業が行える。特に、この実施例のように定量ウエブ積層体Yを一旦圧縮させた状態で箱詰め工程側に供給するようにすると、該定量ウエブ積層体Yの嵩が低くなって箱詰め作業がより一層容易に行える。又、このようなウエブはみ出し部Saの折畳み処理は、ウエブ積層体分離装置2の下方において行えるので、該ウエブはみ出し部Saの処理による定量ウエブ積層体製造装置の製造スピードに悪影響を及ぼすことがない。特に、該ウエブはみ出し部Saの折畳み処理は、保持体4から離間した第1の搬送コンベア7Aと第2の搬送コンベア7B間において行われるので、昇降テーブル21上の定量ウエブ積層体Yを押出す押出し装置3は、単に昇降テーブル21上から保持体4側に押出すだけでよいので、該押出し装置3の1回当たりの伸縮動作時間を短くできる。従って、昇降テーブル21を下動位置で拘束する時間(即ち、押出し装置3の伸長状態の時間)を短くできて、該昇降テーブル21の上動許容時期を早くすることができるので、ウエブ折畳み部における折畳みスピードを速くすることが可能となり、定量ウエブ積層体製造装置の高速化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の定量ウエブ積層体製造装置の概略図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】図2の状態変化図である。
【図4】図3の状態変化図である。
【図5】図4の状態変化図である。
【図6】図5の状態変化図である。
【図7】図6の状態変化図である。
【図8】図1の定量ウエブ積層体製造装置で製造された定量ウエブ積層体の箱詰め方法を示す斜視図である。
【図9】本願実施例のウエブ積層体処理装置を備えた定量ウエブ積層体製造装置の概略図である。
【図10】図9のウエブ積層体処理装置の一部拡大図である。
【図11】図10のXI−XI矢視図である。
【図12】図10の平面図である。
【図13】図10の保持体付近における一部状態変化図である。
【図14】図13の状態変化図である。
【図15】図14の状態変化図である。
【図16】図15の状態変化図である。
【図17】図16の状態変化図である。
【図18】図10のウエブ積層体処理装置の一部斜視図である。
【図19】図18のXIX−XIX矢視図である。
【図20】図19の状態変化図である。
【図21】図20の状態変化図である。
【図22】図21の状態変化図である。
【図23】図22の状態変化図である。
【図24】図10のウエブ積層体処理装置で処理された定量ウエブ積層体の箱詰め方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1はウエブ折畳み装置、2はウエブ積層体分離装置、3は押出し装置、4は保持体、6は回転装置、7Aは第1の搬送コンベア、7Bは第2の搬送コンベア、8は折込み装置、9は押出し装置、21は昇降テーブル、41は保持板、Sはウエブ片、Saはウエブはみ出し部、Yは定量ウエブ積層体である。
Claims (1)
- 上下方向に昇降可能な昇降テーブル(21)上において左右の各ウエブ片(S,S)を順次連続して相互にジグザグ状に折畳んだ状態で上下方向に積層させてウエブ積層体を形成するとともに、前記昇降テーブル(21)上において所定枚数のウエブ片が折畳まれる毎にその定量ウエブ積層体(Y)を後続の折畳みウエブ(X)から分離させ、そのとき分離させた定量ウエブ積層体(Y)の最上部に位置するウエブの一部(Sa)が該定量ウエブ積層体(Y)の側面より外方にはみ出した状態で製造されるような定量ウエブ積層体製造装置に連続して設置される、ウエブはみ出し部(Sa)処理用のウエブ積層体処理装置であって、
前記定量ウエブ積層体(Y)を載置した昇降テーブル(21)の側部近傍位置にあって該昇降テーブル(21)上から定量ウエブ積層体(Y)をそのままの姿勢で押出す押出し装置(3)と、
該押出し装置(3)によって昇降テーブル(21)上から押出された定量ウエブ積層体(Y)を保持し得る保持体(4)と、
該保持体(4)を1回の動作につき鉛直面内で角度180°づつ回転せしめる回転装置(6)と、
前記保持体(4)に保持されている定量ウエブ積層体(Y)を該保持体(4)から押出す押出し装置(3)と、
前記保持体(4)から押出された定量ウエブ積層体(Y)を後送する第1の搬送コンベア(7A)と、
該第1の搬送コンベア(7A)に連続する第2の搬送コンベア(7B)と、
定量ウエブ積層体(Y)が第1の搬送コンベア(7A)側から第2の搬送コンベア(7B)側に移動する際において、定量ウエブ積層体(Y)の最下部に位置する前記ウエブはみ出し部(Sa)を前記第1の搬送コンベア(7A)と第2の搬送コンベア(7B)間の小間隔内で下方に折込ませる折込み装置(8)、
とを備えたことを特徴とするウエブ積層体処理装置。
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