JP3354494B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP3354494B2
JP3354494B2 JP18796698A JP18796698A JP3354494B2 JP 3354494 B2 JP3354494 B2 JP 3354494B2 JP 18796698 A JP18796698 A JP 18796698A JP 18796698 A JP18796698 A JP 18796698A JP 3354494 B2 JP3354494 B2 JP 3354494B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC指令部より移
動データを取得した位置指令部がサンプル時間毎の指令
位置を位置制御部へ指令するようにされた数値制御装置
に関し、特に、補間処理を行う前段階の加減速処理すな
わち補間前加減速処理において行われる、速度加減速を
考慮した数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】NC指令部より指令された目標位置や目
標速度に基づいてサンプル時間毎の指令位置を算出する
ようにされた位置指令部では、従来、指定された速度加
減速データからサンプル時の指令速度データを算出し、
それを位置移動量すなわち分配量に変換して、現在の指
令位置に加算することにより、サンプル時の指令位置の
算出を行うようにしている。これを数式で表すと、式
(1)に示すようになる。
【0003】
【数1】
【0004】なお、式(1)において、tはサンプル時
間、v(t)はサンプル時の速度、f1(t)は指令速
度算出関数、p(t)はサンプル時の分配量、f2
(t)は分配量算出関数、s(t)はサンプル時の指令
位置、s′(t)は前サンプル時の指令位置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した指令
位置算出方法においては、目標位置に到達したときすな
わち分配完了したときの指令速度を考慮した場合、ある
位置から指定された速度加減速で減速または加速する必
要があるが、サンプル毎の離散的な処理のため理想加減
速開始位置に対して誤差が発生すること、さらにその誤
差量は指令速度やサンプル時間間隔が大きいほど顕著に
なることなどの問題点があった。また、移動ピッチが短
く指令速度に到達する前に加減速しなければならない場
合、理想減速開始位置の算出が困難なこと、さらにその
位置が算出できたとしてもサンプル時の指令位置がその
位置に一致することはほとんどないために誤差が発生し
まうこと、その結果として加速曲線と減速曲線のパター
ンが異なってしまい、それを機械系で見た場合、加速度
不連続という現象となって機械の振動を引き起こし、こ
の点がワーク加工精度の低下、切断加工時のチッピング
の発生などの要因になってしまうという問題点があっ
た。
【0006】本発明は、従来技術のかかる問題点を解決
するためになされたものであり、サンプル時間毎の離散
的処理による影響を受けることなく、速度加減速を考慮
したサンプル時の指令位置を算出でき、さらには単ピッ
チ連続加工への適用も行えるような数値制御装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる発明では、NCプログラムの解
析を行うことにより移動ブロックのデータを作成するN
C指令部と、移動ブロックのデータに含まれる目標位置
及び目標速度に基づいて求められた指令速度に対して、
予め指定された加速度及び該加速度への到達時間すなわ
ち加加速度を加味することにより速度加減速を考慮した
加減速曲線を算出し、この加減速曲線に基づいて算出さ
れたサンプル時間毎の加減速指令位置を生成する位置指
令部と、加減速指令位置に基づいて駆動系に対してサー
ボ制御を行う位置制御部と、を有し、前記位置指令部で
は、前記指令速度と目標位置までの距離との関係から与
えられた条件下において前記加減速曲線が算出できない
場合には、移動ブロックのデータに含まれる目標速度の
代わりにダミー目標速度を設定し、このダミー目標速度
をサンプル時間毎に更新していくことにより前記加減速
曲線を算出するようにしたことを特徴とする数値制御装
を提供した。
【0008】上記の構成とすることにより、位置指令部
からサンプル時間毎に出力される指令位置は、予め指定
された加速度及びこの加速度への到達時間すなわち加加
速度を、目標位置及び目標速度に基づいて求められた指
令速度に加味したものとなる。これにより、加減速時に
発生するサンプル時間毎の離散的な処理に起因する指令
位置の誤差は解消されることになる。
【0009】ところで、実際の指令位置の算出処理にお
いては、加減速曲線が算出できない場合、例えば、加速
中において移動ブロックのデータに含まれる目標速度に
到達する前に減速するような場合が存在する。そして、
この場合は、目標速度の取り得る値が制限されることに
なる。そこで、請求項1にかかる発明においては、位置
指令部では、指令速度と目標位置までの距離との関係か
ら与えられた条件下において加減速曲線が算出できない
場合には、移動ブロックのデータに含まれる目標速度の
代わりにダミー目標速度を設定し、このダミー目標速度
をサンプル時間毎に更新していくことにより、加減速曲
線を算出するようにした。具体的には、始点速度からダ
ミー目標速度まで加減速し、ダミー目標速度で一定速移
動し、さらにダミー目標速度から終点速度まで加減速す
るような加減速曲線が算出できるようなダミー目標速度
を設定する。このダミー目標速度は、始点速度あるいは
終点速度を初期値として、所定のサンプル時間毎にこれ
を更新していくようにして、最終的なダミー目標速度を
算出するようにする。これにより、例えば、加速中にお
いて移動ブロックのデータに含まれる目標速度に到達す
る前に減速するような場合でも、移動ブロックのデータ
に含まれる目標速度の値に制限されることなく、理想的
な減速開始位置が算出できることになり、その結果とし
て、加速曲線と減速曲線の不一致に起因する機械の振動
の発生、及びこれによる加工精度の低下を抑制すること
ができるものとなる。
【0010】また、請求項2にかかる発明では、移動ブ
ロックが連続する場合には、位置指令部では、今移動ブ
ロックの加減速曲線と次移動ブロックの加減速曲線とを
互いに連続する曲線と見做し、次移動ブロックの加減速
曲線上のサンプル分配位置を算出することにより、両ブ
ロック間で速度及び加速度を連続とするようにした。例
えば、単ピッチの加工が連続するような場合、移動ブロ
ック間で速度や加速度が不連続となると、機械の振動を
引き起こし、加工精度の低下や切断加工時のチッピング
の発生などの要因となる。そこで、これに対処するため
に、現在の移動ブロックすなわち今移動ブロックの加減
速の最終サンプル時においては、今移動ブロックの終点
位置を指令するのではなく、今移動ブロックの次の移動
ブロックすなわち次移動ブロックの加減速曲線上のサン
プル分配位置を算出し、これを指令することにする。こ
れにより、両ブロック間で速度及び加速度が連続するこ
とになり、機械の振動の発生は抑制されることになる。
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て、「ステップ**」の表記中の「**」は、図8乃至
図13に記載のフローチャート中の各処理ステップの番
号を意味する。図1は本発明における加減速位置算出方
法が適用される数値制御装置の基本構成を示すブロック
図である。NC指令部1ではこれに入力されたNCプロ
グラムの解析を行い、目標位置、目標速度等の移動ブロ
ックのデータを作成する。実行中の現在の移動ブロック
が完了した時点で位置指令部2は次の移動ブロックのデ
ータをNC指令部1より受け取り、位置指令部2内の加
減速処理部3にて指令速度を考慮したサンプル時間毎の
指令位置を算出する。この加減速処理部3にて本発明の
加減速位置算出方法が実施される。補間部4では加減速
処理部3にて算出されたサンプル時の指令位置から実際
の各軸指令位置の展開を行う。位置制御部5では位置指
令部2より指令されるサンプル毎の各軸指令位置に基づ
いて、駆動系6に対してサーボ制御を行う。
【0013】以下、図1に示した加減速処理部3にて実
施される本発明の加減速位置算出方法の実施形態につい
て、計算式を交えて説明する。物体の運動は、加速度、
速度、及び移動量の各曲線により表現される。これら各
曲線相互の関係は、加速度曲線の時間積分が速度曲線で
あり、速度曲線の時間積分が移動量曲線である。補間指
令が存在する場合は、それぞれ補間曲線にそった加速
度、速度、移動量となる。よって、加速度曲線、速度曲
線、あるいは移動量曲線のいずれか一つが決まれば、他
の曲線も一義的に決定されることになる。
【0014】本発明における加減速は、始点および終点
での加速度が0で、なおかつ移動中の加速度が連続的に
変化するような加減速とする。なお、始点および終点で
の加速度が0というのは、始点および終点での速度が0
の場合は勿論のこと、一定速での移動中に一時的に速度
が変化するような場合も含まれる。このときの加速度曲
線は、最大加速度がa1、最大加速度a1に達するまで
の時間がT0(加加速度a1/T0)となるような曲線
である。始点速度をv0、目標速度をv1、終点速度を
v2とすると、この加速度条件を満たす速度曲線は一般
的に図2に示すようになる。ただし、図2においては始
点速度v0と終点速度v2とは等しいものとしている。
【0015】図2に示す速度曲線において、始点速度v
0から目標速度v1までの加減速区間を加減速part
I、一方、目標速度v1から終点速度v2までの加減速
区間を加減速partIIとする。また、加速度が増大
する区間をmode1、最大加速度(一定)区間をmo
de2、加速度が減少する区間をmode3、加速度0
の区間をmode0とする。なお、加速度連続かつ加加
速度(加速度の一次微分)一定の条件より、加速時と減
速時のそれぞれにおける加速度の増減に要する時間は等
しくなる。具体的には、各区間の境界となる時刻を図2
に示すようにt0乃至t7とすると、t1−t0=t3
−t2、t5−t4=t7−t6となる。移動量曲線に
ついては、それぞれ区間多項式で表現できる。
【0016】以下、各区間における加速度、速度、及び
移動量の式の詳細を示すわけであるが、区間ti≦t≦
t(i+1)(ただしi=0、1、2、・・・)での時
間には、tの代わりに、各区間の始めを0としたτ(τ
=t−ti)を用いて式を表すことにする。τ=t−t
iとおけば、置換積分により、式(2)に示すようにな
る。以下に示す式では、この変数置換を行う。
【0017】
【数2】
【0018】まず、加減速partIにおける各区間
(mode1〜mode3)のサンプル時間毎の移動量
s(t)は、加速度をa(t)、速度をv(t)とする
と、それぞれ式(3)で表される。
【0019】
【数3】
【0020】ところで、目標速度v1と始点速度v0と
の差により、加速度曲線は図3に示すように2通り考え
られる。詳細には、目標速度v1と始点速度v0との差
(v1−v0)と最大加速度a1と最大加速度a1に達
するまでの時間T0との積(a1・T0)の大小関係に
依存する。すなわち、v1−v0≧a1・T0の場合、
図3(a)に示すように最大加速度a1まで達し、この
場合の移動量は前述の式(3)が適用できる。また、こ
のときv1−v0の大きさに応じて最大加速度時間TI
2が変化する。一方、v1−v0<a1・T0の場合、
図3(b)に示すように最大加速度a1まで達せず、こ
の場合の移動量は、mode2が存在せず(TI2=
0)、mode1及びmode3については前述の式
(3)と同様にして式(4)で表される。また、このと
きv1−v0の大きさに応じて加速時間TI1が変化す
る。
【0021】
【数4】
【0022】次に、目標速度v1が一定速中(mode
0)のサンプル時間毎の移動量s(t)は、一定速時間
Tc=t4−t3、区間の始めを0としたτ=t−t3
とおくと、式(5)で表される。
【0023】
【数5】
【0024】最後に、加減速partIIにおける各区
間(mode1〜mode3)のサンプル時間毎の移動
量s(t)は、前述の式(3)に示した加減速part
Iにおける各modeと同様になる。すなわち、前述の
式(3)において、各変数を、a1→−a1、v0→v
1、v1→v2、s(0)→s(t4)、t0→t4、
t1→t5、t2→t6、t3→t7、TI1→TII
1、TI2→TII2とそれぞれ置き換えたものにな
る。
【0025】なお、図2においては、加減速partI
で加速(v1−v2>0)及び加減速partIIで減
速(v1−v2<0)としていたが、これとは逆に、加
減速partIで減速(v1−v2<0)及び加減速p
artIIで加速(v1−v2>0)となる動作を行わ
せた場合は、上述した式(3)及び(4)において加速
度a1の符号を反転させたものとなる。
【0026】上述した加減速partI及びpartI
Iのそれぞれにおける各区間(mode)のサンプル時
間毎の移動量s(t)をまとめると、式(6)となる。
【0027】
【数6】
【0028】なお、式(6)において、最大加速度a1
に達するまでの時間T0が0の場合は、t1=t0、t
3=t2、t5=t4、t7=t6となり、加減速pa
rtI及びpartIIともに、mode1及びmod
e3が存在しないことになる。また、T0≠0で、加減
速の速度差(v1−v0)が小さく、加速度が最大加速
度a1まで達しない場合には、t2=t1、t6=t5
となり、加減速partI及びpartIIともに、m
ode2が存在しないことになる。
【0029】以上詳述してきた一連の処理の流れをフロ
ーチャートにまとめると、図12及び図13に示すよう
になる。一連の処理はサンプル毎に行われるので、ステ
ップ71においてサンプル時間Tsmpが現在時刻tに
加算される。次いで、現在時刻tの値に応じて、ステッ
プ72〜78において処理が分岐され、ステップ79〜
85において加減速part及びmodeが設定され
る。最後に、設定された加減速part及びmodeに
対応して、ステップ86において式(6)で示したサン
プル時間毎の移動量s(t)が算出されることになる。
【0030】式(6)においては、最大加速度a1、最
大加速度a1に達するまでの時間T0、始点速度v0、
目標速度v1、終点速度v2が既に与えられているの
で、図2に示した各区間の時間(TI1、TI2、T
c、TII1、TII2)が決まれば、加減速曲線を算
出することができる。すなわち、既に与えられている始
点速度v0、目標速度v1、終点速度v2、最大加速度
a1、加加速度a1/T0に基づいて、加減速における
時間(TI1、TI2、TII1、TII2)を求める
ことができる。そして、これが求められれば加減速にお
ける移動量を求めることができ、さらに終点での移動量
seがわかれば、一定速(mode0)での時間(T
c)を求めることができる。以下、図9乃至11を参照
して、加減速曲線の算出手順を示す。
【0031】まず、加減速partIにおける時間(T
I1、TI2)は式(7)により求められる(ステップ
21)。
【0032】
【数7】
【0033】また、加減速partIIにおける時間
(TII1、TII2)も加減速partIの場合と同
様にして式(8)により求められる(ステップ22)。
【0034】
【数8】
【0035】次に、一定速(mode0)における時間
Tcの算出について、加減速partIにおける移動量
sI及び加減速partIIにおける移動量sIIは、
式(9)により求められる(ステップ21〜22)。
【0036】
【数9】
【0037】そして、始点s0から終点seまでの移動
量は式(10)により求められる。
【0038】
【数10】
【0039】したがって、式(10)より、一定速(m
ode0)における時間Tcは式(11)となる。
【0040】
【数11】
【0041】以上により、各区間の時間が求められ、加
減速の式が決定される。
【0042】ここまでの展開は、始点速度v0から目標
速度v1まで加減速し、目標速度v1で一定速移動、さ
らに目標速度v1から終点速度v2へ加減速するものと
してきた。しかし、移動量が小さい場合には、始点速度
v0から加速し、目標速度v1に達する前に減速するこ
ともありうる。つまり、目標速度v1として取り得る値
が制限されてくる。また、速度差が大きく、移動量が小
さい場合には、与えられた加速度、加加速度では、加減
速できない場合もある。そこで、加減速の式が求められ
る条件について以下に示す。
【0043】加減速の式が求められる条件として、加減
速の式を求める際に与えられた加速度、加加速度、始点
速度、終点速度は必ず守るものとする。また、始点から
終点までの移動量は、終点位置保証のための前提条件で
ある。加減速partI、加減速partIIでの移動
量は、それぞれsI、sIIである。ここで、始点速度
v0から終点速度v2へ目標速度v1を経ずに加減速す
ることを考え、この加減速中の移動量をsminとす
る。sminは、始点速度v0から終点速度v2へ、与
えられた加速度及び加加速度で加減速するために最低必
要な移動量である。なお、v0=v2の場合はsmin
=0である(ステップ23)。また、始点から終点まで
の移動量stotal=se−s0とする(ステップ2
4〜25)。
【0044】ここで、加減速の式が求められるか否か
は、これら加減速中の移動量smin及び始点から終点
までの移動量stotalの大小関係により決定され
る。smin>stotalの場合は(ステップ26N
O)、速度条件を達成するには加速度オーバとなってし
まうため、与えられた条件では加減速曲線を求めること
ができない(ステップ27)。一方、smin≦sto
talの場合(ステップ26YES)、sI+sII≦
stotalのときは(ステップ28YES)後述の加
減速曲線係数の算出処理(ステップ29)を経たのち与
えられた条件で加減速曲線を求めることができるが、s
I+sII>stotalのときは(ステップ28N
O)与えられた条件では加減速曲線を求めることができ
ない。ただし、この場合でも、目標速度v1の代わりに
適当なダミーを目標速度v1′として選定することによ
り、加減速曲線を求めることができる(ステップ30以
降)。
【0045】すなわち、ダミー目標速度v1′の条件と
しては、図4に示すように、始点速度v0からダミー目
標速度v1′まで加減速し(移動量sI′)、ダミー目
標速度v1′で一定速移動し(移動量v1′・T
c′)、さらにダミー目標速度v1′から終点速度v2
へ加減速する(移動量sII′)ような加減速曲線が算
出できることが必要である。よって、式(12)に示す
関係式を満たすダミー目標速度v1′を選定することに
なる。
【0046】
【数12】
【0047】図4に示すように、ダミー目標速度v1′
の選び方により、移動量が同じ加減速曲線(言い換えれ
ば台形形状部の面積が同じ加減速曲線)は幾通りも存在
する。そこで、与えられた目標速度v1にできるだけ近
い加減速曲線となるようなダミー目標速度v1′を選定
することにする。ここで選定したダミー目標速度による
加減速曲線は、一定速での移動が最も短くなる曲線であ
る。以下に、ダミー目標速度v1′の算出方法について
説明する。
【0048】与えられた始点速度、終点速度、加速度、
加加速度から解析的にダミー目標速度v1′を算出する
こともできるが、この方法では計算が複雑になるので、
本発明では、ダミー目標速度v1′を加減速曲線が算出
できる初期値から順々に変更していき、加減速曲線が算
出できるダミー目標速度v1′の中から目標速度v1に
可能な限り近いものを求めるようにする。この方法にお
いて重要な点は、ダミー目標速度v1′の初期値の選定
と、この初期値を起点にダミー目標速度v1′を順次ど
のように変更していくかの選定である。以下に、その方
法について、図5を参照して説明する。
【0049】加減速曲線の形態は、始点速度v0、目標
速度v1、及び終点速度v2の大小関係に応じて、図5
に示すように8通りがある。すなわち、はv1>v0
>v2、はv1>v2>v0、はv0>v1>v
2、はv2>v1>v0、はv0>v2>v1、
はv2>v0>v1、はv1>v0=v2、はv0
=v2>v1である。
【0050】これら8通りの加減速曲線の形態の中で、
以外の7通りについては始点速度v0と終点速度v2
のうちの少なくとも一方は必ず0ではない。これらにつ
いては、始点速度v0と終点速度v2のうちの0ではな
い方の速度をダミー目標速度v1′の初期値として設定
することにより、確実に加減速曲線が求められる。すな
わち、始点速度v0から終点速度v2への加減速と、始
点速度v0あるいは終点速度v2での一定速とを合わせ
た加減速曲線となる。
【0051】詳細には、8通りの加減速曲線の形態の中
で、与えられた目標速度v1が始点速度v0と終点速度
v2の間にあるもの、すなわち及びについては、始
点速度v0と終点速度v2のうちの大きい方の速度をダ
ミー目標速度v1′の初期値として設定することによ
り、加減速曲線が求められる。具体的には、加減速曲線
の形態がの場合は(ステップ30YES)、始点速度
v0と終点速度v2とでは終点速度v2の方が大きいの
で、これを目標速度v1とし(ステップ31)、後述の
加減速曲線係数の算出処理(ステップ32)に移行す
る。一方、加減速曲線の形態がの場合は(ステップ3
3YES)、始点速度v0と終点速度v2とでは始点速
度v0の方が大きいので、これを目標速度v1とし(ス
テップ34)、後述の加減速曲線係数の算出処理(ステ
ップ35)に移行する。これは、与えられた目標速度v
1では加減速曲線が求められないことより、もともと始
点速度v0から終点速度v2への加減速に必要な移動量
(smin)と始点から終点までの移動量(stota
l)がほぼ同じことによるものである。
【0052】残りの5通り(、、、、)の加
減速曲線の形態については(ステップ36YES)、始
点速度v0と終点速度v2のうち少なくとも一方は0で
はないので、始点速度v0と終点速度v2のうち0では
なくかつ目標速度v1に近い方の速度をダミー目標速度
v1′の初期値として選定する(ステップ41)。次い
で、ステップ42では前述のステップ21と同様にして
加減速partIにおける時間(T0、TI1、TI
2、SI)を算出し、ステップ43では前述のステップ
22と同様にして加減速partIIにおける時間(T
0、TII1、TII2、SII)を算出する。
【0053】加減速partIでの移動量sIと加減速
partIIでの移動量sIIとの和が、始点速度v0
から終点速度v2へ目標速度v1を経ずに加減速すると
きの移動量smin以上の場合は(ステップ44YE
S)、後述の加減速曲線係数の算出処理を行う(ステッ
プ45)。一方、smin>sI+sIIの場合は(ス
テップ44NO)、始点速度v0あるいは終点速度v2
のうちの目標速度v1に近い方をダミー目標速度の初期
値として設定する。具体的には、図5における加減速曲
線の形態が及びの場合は(ステップ47YES)、
終点速度v2の方が始点速度v0よりも目標速度v1に
近いので、これをダミー目標速度の初期値として設定し
(ステップ48)、一方、加減速曲線の形態が、及
びの場合は(ステップ47NO)、始点速度v1の方
が終点速度v2よりも目標速度v1に近いので、これを
ダミー目標速度の初期値として設定し(ステップ4
9)、後述の加減速曲線係数の算出処理を行う(ステッ
プ50)。
【0054】ここで、ダミー目標速度v1′の変更につ
いては以下のようにする。本方式における加減速では最
大加速度a1が予め決まっているので、現在の速度とこ
れより1サンプリング(Tsmp)後の速度との差は最
大で|a1|・Tsmpである。よって、ダミー目標速
度v1′の初期値から目標速度v1へとステップ間隔|
a1|・Tsmpずつサンプリング毎にダミー目標速度
v1′の値を変更していっても、実際の速度がダミー目
標速度v1′を超えることはない。
【0055】そこで、加減速を行いながらダミー目標速
度v1′を毎サンプル変更し、その時点でのダミー目標
速度で加減速曲線が算出できなければ、ダミー目標速度
の変更を終了し、前サンプルのダミー目標速度を最終的
にダミー目標速度v1′とすることにする。なお、加減
速最初のサンプルで加減速曲線が算出できなければ、初
期値を最終的なダミー目標速度v1′とする。このよう
にして求められたダミー目標速度v1′は、初期値に対
してステップ間隔|a1|・Tsmpの整数倍の値とな
り、与えられた目標速度v1に最も近い値(一定速での
移動が最も短くなる曲線)ではないが、元々与えられた
目標速度には達することができない移動指令であるので
影響は少ない。
【0056】この点について具体的に示すと、図6は、
ダミー目標速度v1′の初期値として始点速度v0を選
定し、この初期値から目標速度v1へとステップ間隔|
a1|・Tsmpずつサンプリング毎にダミー目標速度
v1′の値を変更していったときの加減速曲線の推移の
様子を示している。図6において、ダミー目標速度v
1′(最終値)は、この次のサンプルのダミー目標速度
で加減速曲線が算出できなくなったために、これを最終
的にダミー目標速度v1′としたものである。このダミ
ー目標速度v1′(最終値)は、|a1|・Tsmpの
ステップ間隔があるために、与えられた目標速度v1に
最も近いダミー目標速度(図6におけるダミー目標速度
v1′(最近値))ではないが、ほぼこれに近似したも
のとなる。したがって、このときの加減速曲線もほぼ近
似したものとなる。
【0057】なお、始点速度v0と終点速度v2が等し
いの場合は、以下に述べる方法でダミー目標速度v
1′を求める。v0=v2≠0の場合には(ステップ3
6YES)、ダミー目標速度の初期値として始点速度v
0を選定することにより一定速(v0)の加減速曲線が
必ず求まるので、上述のステップ41以降の処理方法と
同様にしてサンプリング毎にダミー目標速度を変更して
いくことにより、適切なダミー目標速度v1′を見つけ
る。
【0058】一方、v0=v2=0の場合には(ステッ
プ36NO)、加減速曲線が必ず求められるダミー目標
速度の初期値が存在しない。移動のためにはダミー目標
速度v1′が0でない必要であり、そのような速度を加
減速最初のサンプルで確実に求める必要がある。そこ
で、この場合のダミー目標速度v1′の算出は、まず最
大加速度a1とサンプリング間隔Tsmpとの積をダミ
ー目標速度v1′の初期値として設定した後(ステップ
51)、以下のSTEPを行う。
【0059】STEP1においては、ステップ51にお
いて設定したダミー目標速度v1′の初期値を使用し
て、加減速曲線を算出してみる(ステップ52)。ただ
し、このときのダミー目標速度v1′が与えられた目標
速度v1よりも大きい場合は、このSTEP1を行わ
ず、STEP2へ進む(ステップ53NO)。このダミ
ー目標速度v1′にて加減速曲線が算出できれば、今サ
ンプルは算出できた加減速曲線とし、次サンプル以降
は、前述の方法と同様にして、このダミー目標速度から
毎サンプル|a1|・Tsmpずつ変更して、最終的な
ダミー目標速度v1′とその時の加減速曲線を求める
(ステップ53YES)。このSTEP1において加減
速曲線が求められなかった場合には、STEP2へ進む
(ステップ53NO)。
【0060】STEP2において、最大加速度a1に達
するまでの時間T0が0≦T0≦Tsmpであるなら
ば、STEP3へ進む(ステップ55NO)。一方、T
smp<T0であるならば、a1/T0・Tsmp・T
smpをダミー目標速度v1′として設定し、加減速曲
線を算出してみる(ステップ54)。ただし、このとき
のダミー目標速度v1′が与えられた目標速度v1より
も小さい場合は、このSTEP2を行わず、STEP3
へ進む(ステップ55NO)。このダミー目標速度v
1′にて加減速曲線が算出できれば、今サンプルは算出
できた加減速曲線とし、次サンプル以降はこのダミー目
標速度から毎サンプルa1/T0・Tsmp・Tsmp
ずつ変更して、最終的なダミー目標速度v1′とその時
の加減速曲線を求める(ステップ53YES)。このS
TEP2において加減速曲線が求められなかった場合に
は、STEP3へ進む(ステップ55NO)。
【0061】STEP3は、上述のSTEP1及び2に
おいて加減速曲線が求められなかった場合であるが、こ
の場合は最終手段として加減速を行うことを諦め、式
(13)で示される速度v1′にて一定速の移動を行う
ことにする(ステップ56)。
【0062】
【数13】
【0063】ただし、式(13)において、目標速度v
1が速度v1′よりも小さい場合は、v1′=v1での
一定速の移動とする。
【0064】以上により、全ての場合のダミー目標速度
v1′が求められたことになる。
【0065】加減速曲線を算出できる目標速度v1が求
められたことにより、図11に示す手順で実際の加減速
曲線の式に使用される加減速曲線係数が算出される。す
なわち、ダミー目標速度の更新中でない場合は(ステッ
プ61NO)、t0に初期値0がセットされ、時間t1
〜t7は式(7)及び(8)から算出され、各時間にお
ける速度及び位置係数は式(3)、(4)のv(t)、
a(t)に対して該当時間を代入することにより算出さ
れ、さらに式(11)より一定速の時間Tcが算出され
る(ステップ62〜65)。これにより、時間をパラメ
ータとした移動量曲線が求められるので、毎サンプル時
刻の始点からの移動量が算出できる。補間指令以外の場
合には、始点位置にそのサンプルの移動量を加えたもの
がそのサンプルの指令位置となる。補間の場合には始点
からの移動量をパラメータとした各軸の位置関数を用意
し、まず移動量曲線から補間曲線にそったサンプル時刻
の移動量が算出でき、その移動量から各軸の位置関数に
よって実際の各軸の指令位置が算出される。
【0066】図8にこれまでに説明した加減速位置算出
処理のメインフローチャートを示す。まず、加減速曲線
がすでに算出されているか否かをチェックし(ステップ
11)、移動ブロックの開始時など新規に加減速曲線の
算出を行う必要がある場合は(ステップ11NO)、与
えられた指令データに基づいて加減速曲線の算出を行う
(ステップ12)。一方、次サンプル処理以降で既に加
減速曲線を算出している場合は(ステップ11YE
S)、ダミー目標速度の更新中か否かをチェックし(ス
テップ13)、更新中の場合は新しいダミー目標速度に
更新し(ステップ14)、そのダミー目標速度にて加減
速曲線の算出を行う(ステップ15)。加減速曲線の算
出ができた場合はそのサンプルでの加減速曲線とし(ス
テップ16YES)、一方、算出できなかった場合は
(ステップ16NO)、前のサンプルでのダミー目標速
度を最終目標速度とし、ダミー目標速度の更新をとり止
める(ステップ17)。このようして算出された加減速
曲線に基づいて、そのサンプルでの加減速指令位置を算
出する(ステップ18)。
【0067】図7に示すように、自動運転中のNCプロ
グラムによる移動(補間)ブロックが連続する場合に、
ブロック間で速度(1サンプル分配量)を連続にする。
これは、今ブロックの加減速終了サンプルに、ブロック
終点を指令するのではなく、今ブロックの加減速曲線と
次ブロックの加減速曲線を連続する曲線として次ブロッ
クの加減速曲線上の分配位置を算出することにより行
う。なお、この場合、ブロック終点には止まらないの
で、インポジションチェック有効の場合には、ブロック
終点を指令する。加減速位置算出処理ではブロックの始
点と終点で加速度0となるような加減速曲線を算出する
ので、結果として加速度もブロック間で連続となる。
【0068】
【0069】
【発明の効果】請求項1にかかる発明によれば、位置指
令部からサンプル時間毎に出力される指令位置は、予め
指定された加速度及びこの加速度への到達時間すなわち
加加速度を、目標位置及び目標速度に基づいて求められ
た指令速度に加味したものとしたので、加減速時に発生
するサンプル時間毎の離散的な処理に起因する指令位置
の誤差は解消されることになった。また、指令速度と目
標位置までの距離との関係から与えられた条件下におい
て加減速曲線が算出できない場合には、移動ブロックの
データに含まれる目標速度の代わりにダミー目標速度を
設定し、このダミー目標速度をサンプル時間毎に更新し
ていくことにより、加減速曲線を算出するようにした
で、例えば、加速中において移動ブロックのデータに含
まれる目標速度に到達する前に減速するような場合で
も、移動ブロックのデータに含まれる目標速度の値に制
限されることなく、理想的な減速開始位置が算出できる
ことになり、その結果として、加速曲線と減速曲線の不
一致に起因する機械の振動の発生、及びこれによる加工
精度の低下を抑制することができるものとなった。
【0070】請求項2にかかる発明によれば、移動ブロ
ックが連続する場合には、今移動ブロックの加減速曲線
と次移動ブロックの加減速曲線とを互いに連続する曲線
と見做し、次移動ブロックの加減速曲線上のサンプル分
配位置を算出することにより、両ブロック間で速度及び
加速度を連続とするようにした。そのため、単ピッチの
加工が連続するような場合でも、移動ブロック間で速度
や加速度が不連続となることはなくなるので、機械の振
動の発生、及びこれに起因する加工精度の低下を抑制す
ることができるものとなった。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における加減速位置算出方法が適用され
る数値制御装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】始点および終点での加速度が0で、なおかつ移
動中の加速度が連続的に変化するような加速度、速度曲
線の一例を示す図である。
【図3】(a)図は最大加速度a1に到達するような加
速度曲線、(b)図は最大加速度a1に到達しないよう
な加速度曲線の形態をそれぞれ示している。
【図4】互いに移動量が同一となるような複数の加減速
曲線の一例を示す図である。
【図5】始点速度v0、目標速度v1、及び終点速度v
2の大小関係により分類される加減速曲線の形態を示す
図である。
【図6】ダミー目標速度v1′の初期値として始点速度
v0を選定し、この初期値から目標速度v1へとステッ
プ間隔|a1|・Tsmpずつサンプリング毎にダミー
目標速度v1′の値を変更していったときの加減速曲線
の推移の様子を示す図である。
【図7】連続する移動指令ブロック間での速度連続を示
す図である。
【図8】本発明における加減速位置算出処理のフローチ
ャートである。
【図9】本発明における加減速曲線算出処理のフローチ
ャートである。
【図10】図9に示した本発明における加減速曲線算出
処理のフローチャートの続きである。
【図11】本発明における加減速曲線係数算出処理のフ
ローチャートである。
【図12】本発明における加減速指令位置算出処理のフ
ローチャートである。
【図13】図12に示した本発明における加減速指令位
置算出処理のフローチャートの続きである。
【符号の説明】
1 NC指令部 2 位置指令部 3 加減速処理部(加減速位置算出部) 4 補間部(指令位置算出部) 5 位置制御部 6 駆動系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 - 19/46 B23Q 15/00 - 15/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】NCプログラムの解析を行うことにより移
    動ブロックのデータを作成するNC指令部と、該移動ブロックのデータに含まれる目標位置及び目標速
    度に基づいて求められた指令速度に対して、予め指定さ
    れた加速度及び該加速度への到達時間すなわち加加速度
    を加味することにより速度加減速を考慮した加減速曲線
    を算出し、該加減速曲線に基づいて算出されたサンプル
    時間毎の加減速指令位置を生成する位置指令部と、 該加減速指令位置に基づいて駆動系に対してサーボ制御
    を行う位置制御部と、を有し、 前記位置指令部では、前記指令速度と目標位置までの距
    離との関係から与えられた条件下において前記加減速曲
    線が算出できない場合には、前記移動ブロックのデータ
    に含まれる目標速度の代わりにダミー目標速度を設定
    し、該ダミー目標速度をサンプル時間毎に更新していく
    ことにより前記加減速曲線を算出するようにしたことを
    特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】NCプログラムの解析を行うことにより移
    動ブロックのデータを作成するNC指令部と、 該移動ブロックのデータに含まれる目標位置及び目標速
    度に基づいて求められた指令速度に対して、予め指定さ
    れた加速度及び該加速度への到達時間すなわち加加速度
    を加味することにより速度加減速を考慮した加減速曲線
    を算出し、該加減速曲線に基づいて算出されたサンプル
    時間毎の加減速指令位置を生成する位置指令部と、 該加減速指令位置に基づいて駆動系に対してサーボ制御
    を行う位置制御部と、を有し、 前記位置指令部では、前記移動ブロックが連続する場合
    には、今移動ブロックの加減速曲線と次移動ブロックの
    加減速曲線とを互いに連続する曲線と見做して次移動ブ
    ロックの加減速曲線上のサンプル分配位置を算出するこ
    とにより、両ブ ロック間で速度及び加速度を連続とする
    ようにしたことを特徴とする数値制御装置。
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