JP3354435B2 - 調理器の蓋開閉装置 - Google Patents

調理器の蓋開閉装置

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JP3354435B2
JP3354435B2 JP11924397A JP11924397A JP3354435B2 JP 3354435 B2 JP3354435 B2 JP 3354435B2 JP 11924397 A JP11924397 A JP 11924397A JP 11924397 A JP11924397 A JP 11924397A JP 3354435 B2 JP3354435 B2 JP 3354435B2
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保木本  明雄
山崎  勇
規男 山根
博昭 田中
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Sanyo Electric Co Ltd
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蓋体を開閉自在に枢
支した調理器の蓋開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ジャー炊飯器の様な電気調理器
は、蓋体の一側を枢支し開閉自在にしている。この様な
構成の電気調理器は古くから多くの先行技術が公開さ
れ、例えば特開平2−5911号公報、特開平3−16
516号公報には枢支機構が詳細に記載されている。
【0003】ところで、蓋体の開閉時に一番問題となる
点は、閉塞時にはゆるやかに閉まること、開放時には適
度の抵抗をもって回動し、特に、全開放時にヒンジ機
構を損傷するような無理な力が加わらないこと、、全
開放時にその開放状態が保持されること、全開放時に
おける開放角度が大きく、御飯や鍋の取り出しに十分な
空間が確保でき、且つ必要以上に蓋体が回動しないこ
と、がある。
【0004】これらのうち、については、前述の特開
平2−5911号に見られるようにキックバネを設けて
蓋開放時に適度の抵抗を設け、全開放時にその開放状態
が保持されるようになされている。
【0005】また、については、前述の特開平3−1
6516号公報に見られるように蓋体の開放角度が大き
く鍋の取り出しができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のそれ
ぞれの先行技術は、の場合における十分な対策がなさ
れておらずヒンジ機構を損傷することが多かった。
【0007】一般的に、蓋体の重量が軽い場合には比較
的、ヒンジ機構に加わる力は小さくなるものの、重量の
軽い蓋体であっても急激に開放した場合や、重量のあ
る、例えば鍋内の圧力を高める圧力機構を内装した蓋体
はかなりの重量があり、この様な蓋体を開放した場合に
はヒンジ機構の損傷が著しかった。
【0008】因みに、ヒンジ機構を構成するヒンジピン
やこのヒンジピンの支持金具の太さや厚みを太くしたり
厚くすることによりヒンジ機構の強度を高めることがで
きるが、この結果、蓋体の開放時における応力は調理器
本体を構成する合成樹脂製のフレームやフレームカバー
及び蓋体を構成する合成樹脂製のカバーに加わり、これ
らが破損したり割れる欠点があった。
【0009】本発明は、この様な種々の点に鑑みたもの
で、蓋体の開放時には適度な抵抗をもって回動し、全開
放時はヒンジ機構を損傷することがなく、且つ十分な空
間をもった状態で蓋体を開放状態に保持するものであ
る。
【0010】
【問題を解決するための手段】本発明は、フレームと、
このフレームの内側に設けた収納ケースと、この収納ケ
ースの上部に固定したフレームカバーと、前記収納ケー
ス内に収納した鍋と、前記フレームカバーに一側をヒン
ジ機構により軸支して開閉自在にした蓋体とからなり、
前記ヒンジ機構は、前記蓋体とフレームカバーとを軸支
するヒンジピンと、このヒンジピンを支持する支持金具
と、前記蓋体に一側を枢支し他側を遊端とし前記蓋体の
開閉に連動して移動する移動体と、前記支持金具に固定
され前記移動体の遊端側を前記支持金具に弾圧する弾性
板とから構成し、前記支持金具には、前記蓋体の開放時
において、前記移動体の移動を規制するストッパーを設
けたものである。
【0011】また、前記移動体は、U形を呈し、前記ス
トッパーは、それぞれが前記移動体の幅よりも狭く離れ
て少なくとも2個を左右に設けたものである。
【0012】さらに、前記移動体の遊端側は、蓋体の閉
塞状態と開放状態に亙って前記弾性板により弾圧を保持
するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は調理器の蓋開閉装置の蓋体の開放状態
を示す拡大断面図、図2は同じく調理器の断面図、図3
は同じく調理器の背面図、図4は図3のヒンジ機構の拡
大図、図5は図1をさらに拡大した説明図である。
【0014】(1)は例えば電気炊飯器よりなる調理器
本体で、以下にその構成部材の説明を行う。
【0015】(2)は合成樹脂製のフレーム、(3)は
このフレームの内側に設けた金属製の収納ケース、
(4)はこの収納ケースの上部と前記フレーム(2)の
上部とを固定するリング状のフレームカバー、(5)は
前記収納ケース(3)の内底部に固定しヒータ(6)を
有した熱板、(7)は前記収納ケース(3)内に収納自
在に設けられ、収納時にはその底壁を前記熱板(5)に
載置する鍋、(8)は後述する蓋体のロック解除釦であ
る。
【0016】(9)は前記鍋(7)の上部を覆う中蓋
で、圧力抜き弁(10)と圧力調整弁(11)と安全弁
(12)とを取り付けている。
【0017】(13)は前記フレームカバー(4)に一
側をヒンジ機構(14)により軸支して開閉自在に設け
た蓋体で、以下にその構成部材の説明を行う。
【0018】(15)は蓋体(13)の外かくを構成す
る合成樹脂製のカバー、(16)は蓋体(13)の下側
を覆う裏板、(17)はこの裏板に固定した放熱板、
(18)は前記カバー(15)と裏板(16)との空間
に配置した前記圧力抜き弁(10)の操作機構、(1
9)は金属製の補強板、(20)はカバー(15)に取
り付けた蒸気放出口である。
【0019】次にヒンジ機構(14)の構成について説
明する。(21)は裏板(16)とフレームカバー
(4)とを軸支するヒンジピン、(22)は前記フレー
ムカバー(4)に固定した支持金具で、両側には前記ヒ
ンジピン(21)の両側を支持する支承片(23)、
(23)を一体に設け、下方にはそれぞれが離れて2個
のストッパー(24)(24)を一体に折曲形成してい
る。(25)は一端(下部)をネジ(26)によって前
記支持金具(22)に固定し他端(上部)を遊端とした
弾性板で、弾性により常時支持金具(22)に弾圧する
ように付勢している。
【0020】弾性板(25)の遊端側は、ネジ(27)
によって上下、左右に移動可能に支持されている。
【0021】(28)は一側を前記補強板(19)の一
側に枢支し、他側を遊端とした金属線材よりなるU形の
移動体で、蓋体(13)の開閉に連動して移動するもの
であり、遊端側は前記支持金具(22)と弾性板(2
5)との間で挾持されている。
【0022】前記ストッパー(24)(24)は、図4
に示す様にそれぞれが前記移動体(28)の幅よりも若
干狭く離れて設けられており、蓋体(13)が最も開放
した時(全開放角度となった時)に移動体(28)の下
端が当たるような位置に形成されており、少なくとも2
個以上を設けることにより移動体(28)を安定して支
承する。
【0023】次に使用状態について述べる。蓋体(1
3)を閉塞した図1の状態では、移動体(28)が上方
位置にあるため、その遊端側は図3及び図4に示す様に
弾性板(25)と支持板(22)のそれぞれの上部にて
弾圧挟持されている。
【0024】この状態は図5の破線で示す様に、弾性板
(25)が若干支持板(22)側に変位している。
【0025】つづいて、蓋体(13)を開放する場合
は、ロック解除釦(8)を操作し、徐々に開放すると、
移動体(28)の遊端側は支持板(22)と弾性板(2
5)間に挟まれた状態で下方に移動し、開放動作に若干
の抵抗を加え、蓋体(13)が急激に全開放角度まで開
放するのを防止する。
【0026】やがて、蓋体(13)が全開放角度まで開
放されると、移動体(28)の遊端側は、図5に示す様
にストッパー(24)(24)に当たり蓋体(13)が
必要以上に開放するのを防止する。
【0027】また、この時、移動体(28)の遊端側
は、支持板(22)と弾性板(25)との間の最も狭い
位置にあり、弾性板の弾圧力が強くなって蓋体が全開放
角度以上に開放する力をストッパー(24)(24)と
共に規制する。
【0028】
【発明の効果】以上の様に本発明は、ヒンジ機構をヒン
ジピンと、支持金具と、移動体と、弾性板とから構成
し、支持金具には、蓋体の開放時において、移動体の移
動を規制するストッパーを設けたものであるから、蓋体
の開放動作に抵抗をもたせて蓋体を滑らかに回動させる
と共に、全開放時にはヒンジ機構(特にヒンジピン)に
無理な力が加わらず損傷するのを防止し、且つ、蓋体の
全開放状態は、移動体を弾圧板と支持板に挟持すること
によって保持することができる。
【0029】また、移動体はU形を呈し、少なくとも2
個のストッパーはそれぞれが移動体の幅よりも狭く離れ
ているために、蓋体の全開放時における移動体の規制を
安定して確実に行うことができる。
【0030】さらに、移動体の遊端側は、蓋体の閉塞状
態と開放状態に亙って弾性板により弾圧保持するため、
閉塞状態では蓋体が開放しようとする作用を抑え、開放
中では適度な抵抗を与え、開放状態では開放位置を保持
するように作用し、蓋体の位置に応じて有効に作用す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調理器の蓋開閉装置の蓋体の開放状態
を示す拡大断面図である。
【図2】同じく調理器の断面図である。
【図3】同じく調理器の背面図である。
【図4】同じく図3のヒンジ機構の拡大図である。
【図5】同じく図1をさらに拡大した説明図である。
【符号の説明】
1 調理器本体 2 フレーム 3 収納ケース 4 フレームカバー 7 鍋 13 蓋体 14 ヒンジ機構 21 ヒンジピン 22 支持金具 24 ストッパー 25 弾性板 28 移動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山根 規男 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (72)発明者 田中 博昭 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−90723(JP,U) 実開 昭63−153932(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 103

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、このフレームの内側に設け
    た収納ケースと、この収納ケースの上部に固定したフレ
    ームカバーと、前記収納ケース内に収納した鍋と、前記
    フレームカバーに一側をヒンジ機構により軸支して開閉
    自在にした蓋体とからなり、前記ヒンジ機構は、前記蓋
    体とフレームカバーとを軸支するヒンジピンと、このヒ
    ンジピンを支持する支持金具と、前記蓋体に一側を枢支
    し他側を遊端とし前記蓋体の開閉に連動して移動する移
    動体と、前記支持金具に固定され前記移動体の遊端側を
    前記支持金具に弾圧する弾性板とから構成し、前記支持
    金具には、前記蓋体の開放時において、前記移動体の移
    動を規制するストッパーを設けたことを特徴とする調理
    器の蓋開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記移動体は、U形を呈し、前記ストッ
    パーは、それぞれが前記移動体の幅よりも狭く離れて少
    なくとも2個を左右に設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の調理器の蓋開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記移動体の遊端側は、蓋体の閉塞状態
    と開放状態に亙って前記弾性板により弾圧を保持するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の調理器の蓋開閉装置。
JP11924397A 1997-05-09 1997-05-09 調理器の蓋開閉装置 Expired - Lifetime JP3354435B2 (ja)

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JP6837201B2 (ja) * 2016-08-30 2021-03-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 炊飯器

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