JP3354400B2 - 乗客用コンベアの乗降口カバー装置 - Google Patents

乗客用コンベアの乗降口カバー装置

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JP3354400B2
JP3354400B2 JP21642596A JP21642596A JP3354400B2 JP 3354400 B2 JP3354400 B2 JP 3354400B2 JP 21642596 A JP21642596 A JP 21642596A JP 21642596 A JP21642596 A JP 21642596A JP 3354400 B2 JP3354400 B2 JP 3354400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エスカレータや
移動歩道等の乗客用コンベアにおける乗降口カバー装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のエスカレータの乗降口カバ
ー装置周りを示す斜視図、図6は従来のエスカレータの
乗降口カバー装置における乗降口カバー装置の開放状態
を示す斜視図である。図において、1はエスカレータを
構成する主枠の端部、即ち乗降口に設けられた機械室の
上部の出入口、2は出入口1のエスカレータ側に着脱自
在に取り付けられたランディングプレート、3はランデ
ィングプレート2に隣接して出入口1の反エスカレータ
側に着脱自在に取り付けられた乗降口カバーとしてのマ
ンホール蓋であり、このマンホール蓋3は、エスカレー
タの型式にもよるが、例えば550mm×1000mm
あるいは550mm×1400mmの大きさを有し、お
およそ20Kgの重さを有している。4はエスカレータ
の移動手摺である。
【0003】このように構成された従来のエスカレータ
の乗降口カバー装置は、マンホール蓋3を取り外して出
入口1を開放し、開放された出入口1から作業者が機械
室内に入り込み、保守点検等の作業を実施している。そ
して、取り外されたマンホール蓋3は、乗降口近傍の床
上に置かれている。ついで、作業が終了すれば、乗降口
近傍の床上に置かれているマンホール蓋3を持ち運び、
出入口1に取り付けて該出入口1を塞口し、作業を完了
する。また、作業上大きな部材を機械室内に運び入れる
ような場合には、マンホール蓋3と共に、ランディング
プレート2をも取り外し、出入口1を全開するようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエスカレータの
乗降口カバー装置は以上のように構成されているので、
機械室内での作業内容に拘わらず、少なくとも大形重量
物であるマンホール蓋3を取り外す必要があり、作業者
に多大な負荷がかかると共に、取り外したマンホール蓋
3を床上に置くことにより、床面を汚したり傷付けたり
してしまうという課題があった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、乗降口カバーに小さな口径の点
検用開口を設け、機械室内での作業内容に合わせて点検
用開口を利用できるようにして、大形重量物の乗降口カ
バーの着脱作業の頻度を低減し、作業者の作業負荷を軽
減できると共に、床面の汚染や損傷の発生を抑制できる
乗客用コンベアの乗降口カバー装置を得ることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る乗客用コ
ンベアの乗降口カバー装置は、乗客用コンベアを構成す
る主枠の端部に設けられた機械室の上部の出入口に、該
出入口を開閉する乗降口カバーを配置した乗客用コンベ
アの乗降口カバー装置において、上記乗降口カバーに設
けられた点検用開口と、該点検用開口を塞口する点検用
開口蓋と、上記乗降口カバーの上記点検用開口の周縁部
に該点検用開口側に突設されて、該点検用開口を塞ぐよ
うに該乗降口カバーに取り付けられた上記点検用開口蓋
を支持する支持片と、上記点検用開口を開閉するように
上記点検用開口蓋を上記乗降口カバーに回動自在に連結
する連結機構とを備えた乗客用コンベアの乗降口カバー
装置において、上記連結機構は、上記点検用開口の1辺
の両端側に、それぞれ上記乗降口カバーの裏面から該点
検用開口側に延出するように設けられた一対の第1の腕
と、上記点検用開口を塞口するように上記乗降口カバー
に取り付けられた上記点検用開口蓋の上記第1の腕側に
位置する辺の両端側に、上記点検用開口蓋の裏面から該
乗降口カバー側に延出するように設けられた一対の第2
の腕と、上記一対の第1の腕のそれぞれの先端部に、軸
心方向を上記乗降口カバーの主面に対して平行に、か
つ、互いに一致するように設けられた一対の第1のピン
と、上記一対の第2の腕のそれぞれの先端部に、軸心方
向を上記乗降口カバーの主面に対して平行に、かつ、互
いに一致し、さらに上記一対の第1のピンのそれぞれと
上記乗降口カバーの主面に対して直交する同一面内に位
置するように設けられた一対の第2のピンと、長穴を有
し、上記乗降口カバーの主面に対して直交する同一面内
に位置する上記第1および第2のピンをそれぞれ該長穴
内に摺動移動可能に嵌装して、上記乗降口カバーと上記
点検用開口蓋とを連結する一対のリングプレートとを備
えてなるものである。
【0007】
【0008】また、点検用開口蓋の一対の第2の腕が延
出する側の端面に沿ってガイド用ローラが回転自在に設
けられているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るエ
スカレータの乗降口カバー装置周りを示す斜視図、図2
はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータの乗降口
カバー装置における点検用開口を開放した状態を示す斜
視図、図3は図2のIII−III矢視断面図、図4の
(a)〜(c)はそれぞれこの発明の実施の形態1に係
るエスカレータの乗降口カバー装置における点検用開口
の開放動作を説明する工程断面図であり、図において図
5および図6に示した従来の乗降口カバー装置と同一ま
たは相当部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0010】図において、5は乗降口カバーとしてのマ
ンホール蓋であり、このマンホール蓋5には点検用開口
6が設けられ、さらに点検用開口6を塞ぐための点検用
開口蓋7が連結機構20を介して回動自在に取り付けら
れている。5aは点検用開口6の内周壁面下部に突設さ
れて点検用開口蓋7を受ける支持片である。8は点検用
開口蓋7の裏面に設けられた取手、9は点検用開口蓋7
に取り付けられたガイド用ローラ、10は機械室A内に
設置された制御盤であり、この制御盤10は電源用遮断
器を有している。11は手動運転用コネクタ、12は手
動運転操作スイッチ、13は手動運転用操作スイッチ1
2側のコネクタである。
【0011】ここで、連結機構20の構成について説明
する。一対の第1の腕21,21が、点検用開口6の1
辺の両端側に、所定間隔をもってそれぞれマンホール蓋
5の裏面から先端側を点検用開口6側に延出するように
設けられている。そして、一対の第1の腕21,21の
先端には、それぞれ第1のピン22が設けられている。
この一対の第1のピン22,22は、軸心方向がマンホ
ール蓋5の主面5bに対して平行で、即ち図3中紙面に
直交する方向で、かつ、互いに一致している。また、一
対の第2の腕23,23が、点検用開口6を塞口するよ
うにマンホール蓋5に取り付けられた点検用開口蓋7の
第1の腕21側に位置する辺の両端側に、該点検用開口
蓋7の裏面から先端側をマンホール蓋5側に延出するよ
うに設けられている。そして、一対の第2の腕の先端に
は、それぞれ第2のピン24が設けられている。この一
対の第2のピン24,24は、軸心方向がマンホール蓋
5の主面5bに対して平行で、かつ、互いに一致してい
る。さらに、一対の第2のピン24,24の一方のピン
は、一対の第1のピン22,22の一方のピンと、マン
ホール蓋5の主面5bに対して直交する同一面内に位置
している。同様に、一対の第2のピン24,24の他方
のピンは、一対の第1のピン22,22の他方のピン
と、マンホール蓋5の主面5bに対して直交する同一面
内に位置している。さらに、一対の第1のピン22,2
2の一方のピンと一対の第2のピン24,24の一方の
ピンとは、リングプレート25の長穴25a内に摺動移
動可能に嵌着されている。同様に、一対の第1のピン2
2,22の他方のピンと一対の第2のピン24,24の
他方のピンとは、もう1つのリングプレート25の長穴
25a内に摺動移動可能に嵌着されている。なお、第1
および第2のピン22,24の先端部はカシメ加工等に
より大径に形成され、リングプレート25の長穴25a
から抜け出ないようになっている。
【0012】つぎに、この実施の形態1の動作について
説明する。マンホール蓋5を取り外して出入口1を開放
し、開放された出入口1から作業者が機械室内に入り込
み、保守点検等の作業を実施している。そして、取り外
されたマンホール蓋5は、乗降口近傍の床上に置かれて
いる。ついで、作業が終了すれば、乗降口近傍の床上に
置かれているマンホール蓋5を持ち運び、出入口1に取
り付けて該出入口1を塞口し、作業を完了する。また、
作業上大きな部材を機械室内に運び入れるような場合に
は、マンホール蓋5と共に、ランディングプレート2を
も取り外し、出入口1を全開するようにしている。そし
て、例えばエスカレータを手動運転するような場合に
は、点検用開口蓋7を回動させて、図2および図3に示
すように、マンホール蓋5の主面5b上に載置し、点検
用開口6を開放する。そして、点検用開口6から手動運
転用操作スイッチ12側のコネクタ13を手動運転用コ
ネクタ11に挿入する。そこで、手動運転用操作スイッ
チ12を操作してエスカレータを手動運転し、所望の作
業を行う。ついで、作業が終了すれば、コネクタ13を
手動運転用コネクタ11から抜き、取手8を持って点検
用開口蓋7を回動させる。そして、点検用開口蓋7の周
縁を支持片5aに受けさせて、点検用開口蓋7により点
検用開口6を塞口し、作業を完了する。
【0013】ついで、点検用開口6の開閉動作について
図4を参照しつつ説明する。点検用開口6が閉口されて
いる時は、図4の(a)に示されるように、点検用開口
蓋7がその周縁を支持片5aで受けられてマンホール蓋
5に取り付けられている。そして、図示していないが、
点検用開口蓋7は取付ネジでマンホール蓋5の支持片5
aに締着固定されている。また、図示していないが、点
検用開口蓋7のガイド用ローラ9と反対側の表面縁部に
は、ネジ穴が設けられ、めくらネジが螺着されている。
そこで、点検用開口6を開放するには、まず取付ネジを
取り外し、めくらネジを取り外す。そして、ネジ穴に引
き上げ治具を螺着し、引き上げ治具を持って点検用開口
蓋7を引き上げる。この点検用開口蓋7の引き上げによ
り、図4の(b)に示すように、ガイド用ローラ9が支
持片5a上を走行し、第2のピン24がリングプレート
25の長穴25a内を摺動移動する。そして、第2のピ
ン24の移動により、リングプレート25が第1のピン
22を案内にして摺動移動し、かつ、第1のピン22を
中心に回動する。点検用開口蓋7が起立すれば、取手8
を持ち、引き上げ治具を取り外す。ついで、取手8を持
って点検用開口蓋7をさらに回動し、図4の(c)に示
すように、マンホール蓋5の主面5b上に載置し、点検
用開口6の開放動作が終了する。
【0014】ついで、点検用開放6を閉口するには、ま
ず取手8を持って点検用開口蓋7を回動させる。そし
て、ガイド用ローラ9を支持片5a上に乗せて、点検用
開口蓋7を起立させる。そこで、引き上げ治具をネジ穴
に螺着し、引き上げ治具を持って点検用開口蓋7を点検
用開口6を閉じる方向に回動させる。この点検用開口蓋
7がガイド用ローラ9を支点として傾斜することによ
り、ガイド用ローラ9が支持片5a上を走行する。そし
て、第2のピン24がリングプレート25の長穴25a
内を摺動移動し、リングプレート25が第1のピン22
を案内にして摺動移動し、かつ、第1のピン22を中心
に回動する。つぎに、点検用開口蓋7をさらに傾斜させ
ていき、ついには点検用開口6内に挿入する。点検用開
口蓋7は支持片5aに支持されて、落下することなく、
マンホール蓋5に設置される。そこで、引き上げ治具を
取り外し、点検用開口蓋7を取付ネジでマンホール蓋5
の支持片5aに締着固定し、さらにはめくらネジをネジ
穴に螺着して、点検用開口6の閉口動作が終了する。
【0015】このように、この実施の形態1によれば、
マンホール蓋5に点検用開口6を設け、該点検用開口6
を塞口する点検用開口蓋7を連結機構20を介してマン
ホール蓋5に回動自在に取り付けているので、マンホー
ル蓋5を取り外して出入口1を開放したり、点検用開放
蓋7を回動して点検用開口6を開放したりできる。そこ
で、機械室A内での作業内容によっては、点検用開口6
を利用できるので、作業内容に拘わらず大形重量物のマ
ンホール蓋5の着脱作業が必要とならず、つまりマンホ
ール蓋5の着脱作業の頻度が低減され、作業者の作業負
荷を軽減できると共に、床面の汚染や損傷の発生を抑制
できる。
【0016】また、連結機構20が、点検用開口6の1
辺の両端側に、それぞれマンホール蓋5の裏面から点検
用開口6側に延出するように設けられた一対の第1の腕
21,21と、点検用開口6を塞口するようにマンホー
ル蓋5に取り付けられた点検用開口蓋7の第1の腕21
側に位置する辺の両端側に、点検用開口蓋7の裏面から
マンホール蓋5側に延出するように設けられた一対の第
2の腕23,23と、一対の第1の腕21,21のそれ
ぞれの先端部に、軸心方向をマンホール蓋5の主面5b
に対して平行に、かつ、互いに一致するように設けられ
た一対の第1のピン22,22と、一対の第2の腕2
3,23のそれぞれの先端部に、軸心方向をマンホール
蓋5の主面5bに対して平行に、かつ、互いに一致し、
さらに一対の第1のピン22,22のそれぞれとマンホ
ール蓋5の主面5bに対して直交する同一面内に位置す
るように設けられた一対の第2のピン24,24と、長
穴25aを有し、マンホール蓋5の主面5bに対して直
交する同一面内に位置する第1および第2のピン22,
24をそれぞれ該長穴25a内に摺動移動可能に嵌装し
て、マンホール蓋5と点検用開口蓋7とを連結する一対
のリングプレート25,25とから構成されているの
で、点検用開口蓋7の回動動作がスムーズに行われ、点
検用開口6の開閉作業を簡易に行える。
【0017】また、点検用開口蓋7の一対の第2の腕2
3,23が延出する側の端面に沿ってガイド用ローラ9
が回転自在に設けられているので、点検用開口蓋7の回
動動作の際に、ガイド用ローラ9が点検用開口蓋7を受
ける支持片5a上を走行し、点検用開口蓋7の回動動作
がよりスムーズに行われ、点検用開口6の開閉作業をよ
り簡易に行える。
【0018】なお、上記実施の形態1では、マンホール
蓋5に点検用開口6を設けるものとしているが、ランデ
ィングプレート2に点検用開口を設けても、同様の効果
を奏する。また、上記実施の形態1では、ランディング
プレート2とマンホール蓋5とを備えた乗降口カバー装
置について適用するものとしているが、ランディングプ
レート2およびマンホール蓋5のいずれか一方を備えた
乗降口カバー装置について適用しても、同様の効果を奏
する。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0020】この発明によれば、乗客用コンベアを構成
する主枠の端部に設けられた機械室の上部の出入口に、
該出入口を開閉する乗降口カバーを配置した乗客用コン
ベアの乗降口カバー装置において、上記乗降口カバーに
設けられた点検用開口と、該点検用開口を塞口する点検
用開口蓋と、上記乗降口カバーの上記点検用開口の周縁
部に該点検用開口側に突設されて、該点検用開口を塞ぐ
ように該乗降口カバーに取り付けられた上記点検用開口
蓋を支持する支持片と、上記点検用開口を開閉するよう
に上記点検用開口蓋を上記乗降口カバーに回動自在に連
結する連結機構とを備えた乗客用コンベアの乗降口カバ
ー装置において、上記連結機構は、上記点検用開口の1
辺の両端側に、それぞれ上記乗降口カバーの裏面から該
点検用開口側に延出するように設けられた一対の第1の
腕と、上記点検用開口を塞口するように上記乗降口カバ
ーに取り付けられた上記点検用開口蓋の上記第1の腕側
に位置する辺の両端側に、上記点検用開口蓋の裏面から
該乗降口カバー側に延出するように設けられた一対の第
2の腕と、上記一対の第1の腕のそれぞれの先端部に、
軸心方向を上記乗降口カバーの主面に対して平行に、か
つ、互いに一致するように設けられた一対の第1のピン
と、上記一対の第2の腕のそれぞれの先端部に、軸心方
向を上記乗降口カバーの主面に対して平行に、かつ、互
いに一致し、さらに上記一対の第1のピンのそれぞれと
上記乗降口カバーの主面に対して直交する同一面内に位
置するように設けられた一対の第2のピンと、長穴を有
し、上記乗降口カバーの主面に対して直交する同一面内
に位置する上記第1および第2のピンをそれぞれ該長穴
内に摺動移動可能に嵌装して、上記乗降口カバーと上記
点検用開口蓋とを連結する一対のリングプレートとを備
ているので、機械室内での作業内容によっては、点検
用開口を利用でき、大形重量物の乗降口カバーの着脱作
業の頻度が低減され、作業者の作業負荷を軽減できると
共に、床面の汚染や損傷の発生を抑制でき、点検用開口
蓋をスムーズに回動動作できる連結機構を簡易な構成で
実現できる乗客用コンベアの乗降口カバー装置が得られ
る。
【0021】
【0022】また、点検用開口蓋の一対の第2の腕が延
出する側の端面に沿ってガイド用ローラが回転自在に設
けられているので、点検用開口の開閉動作の際に、ガイ
ド用ローラが点検用開口蓋を受ける支持片上を走行し、
点検用開口蓋の回動動作がスムーズに行われ、点検用開
口の開閉作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るエスカレータ
の乗降口カバー装置周りを示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るエスカレータ
の乗降口カバー装置における点検用開口を開放した状態
を示す斜視図である。
【図3】 図2のIII−III矢視断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るエスカレータ
の乗降口カバー装置における点検用開口の開放動作を説
明する工程断面図である。
【図5】 従来のエスカレータの乗降口カバー装置周り
を示す斜視図である。
【図6】 従来のエスカレータの乗降口カバー装置にお
ける乗降口カバー装置の開放状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 出入口、5 マンホール蓋(乗降口カバー)、5a
支持片、5b 主面、6 点検用開口、7 点検用開
口蓋、9 ガイド用ローラ、20 連結機構、21 第
1の腕、22 第1のピン、23 第2の腕、24 第
2のピン、25リングプレート、25a 長穴、A 機
械室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 21/00 - 31/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗客用コンベアを構成する主枠の端部に
    設けられた機械室の上部の出入口に、該出入口を開閉す
    る乗降口カバーを配置した乗客用コンベアの乗降口カバ
    ー装置において、上記乗降口カバーに設けられた点検用
    開口と、該点検用開口を塞口する点検用開口蓋と、上記
    乗降口カバーの上記点検用開口の周縁部に該点検用開口
    側に突設されて、該点検用開口を塞ぐように該乗降口カ
    バーに取り付けられた上記点検用開口蓋を支持する支持
    片と、上記点検用開口を開閉するように上記点検用開口
    蓋を上記乗降口カバーに回動自在に連結する連結機構と
    を備えた乗客用コンベアの乗降口カバー装置において、 上記連結機構は、上記点検用開口の1辺の両端側に、そ
    れぞれ上記乗降口カバーの裏面から該点検用開口側に延
    出するように設けられた一対の第1の腕と、上記点検用
    開口を塞口するように上記乗降口カバーに取り付けられ
    た上記点検用開口蓋の上記第1の腕側に位置する辺の両
    端側に、上記点検用開口蓋の裏面から該乗降口カバー側
    に延出するように設けられた一対の第2の腕と、上記一
    対の第1の腕のそれぞれの先端部に、軸心方向を上記乗
    降口カバーの主面に対して平行に、かつ、互いに一致す
    るように設けられた一対の第1のピンと、上記一対の第
    2の腕のそれぞれの先端部に、軸心方向を上記乗降口カ
    バーの主面に対して平行に、かつ、互いに一致し、さら
    に上記一対の第1のピンのそれぞれと上記乗降口カバー
    の主面に対して直交する同一面内に位置するように設け
    られた一対の第2のピンと、長穴を有し、上記乗降口カ
    バーの主面に対して直交する同一面内に位置する上記第
    1および第2のピンをそれぞれ該長穴内に摺動移動可能
    に嵌装して、上記乗降口カバーと上記点検用開口蓋とを
    連結する一対のリングプレートとを備えてなる ことを特
    徴とする乗客用コンベアの乗降口カバー装置。
  2. 【請求項2】 点検用開口蓋の一対の第2の腕が延出す
    る側の端面に沿ってガイド用ローラが回転自在に設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の乗客用コンベ
    アの乗降口カバー装置。
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