JP3353861B2 - 空気調和機の梱包装置 - Google Patents
空気調和機の梱包装置Info
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- JP3353861B2 JP3353861B2 JP12159295A JP12159295A JP3353861B2 JP 3353861 B2 JP3353861 B2 JP 3353861B2 JP 12159295 A JP12159295 A JP 12159295A JP 12159295 A JP12159295 A JP 12159295A JP 3353861 B2 JP3353861 B2 JP 3353861B2
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- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の梱包装置に
係わり、特に本体がプラスチック化された室外機の梱包
装置に関する。
係わり、特に本体がプラスチック化された室外機の梱包
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室外機の梱包には例えば図
4に示すような箱状の底板ダンボール21と、この底板
ダンボール21の内部左右に配置して機器本体23を支
持する下部緩衝体22と、機器本体23の上部左右に被
せて角隅部を衝撃等から保護する上部緩衝体24と、こ
の上部緩衝体24の上部から被せる箱状の天板25とを
用い、外側に図示されてないバンドを巻回して締結する
ようになっている。
4に示すような箱状の底板ダンボール21と、この底板
ダンボール21の内部左右に配置して機器本体23を支
持する下部緩衝体22と、機器本体23の上部左右に被
せて角隅部を衝撃等から保護する上部緩衝体24と、こ
の上部緩衝体24の上部から被せる箱状の天板25とを
用い、外側に図示されてないバンドを巻回して締結する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昨今は室外
機においても外観の向上および軽量化についての声が高
まり、機器本体23をプラスチック化する動きがある。
材料としてはAES,AAS,PP等と呼ばれる合成樹
脂があるが、中でもPPはより安価であるため注目され
ている。しかしながら、PPは熱に対して弱く、機器本
体23を図4に示すような形状にして耐熱圧縮試験(夏
の暑い日に長期間、倉庫に保管した場合を想定した試
験)等を実施すると、機器本体23の上部端面中央付近
が波打ち状態となり、外観的に問題になる場合がある。
この種の変形を無くす一つの手段としては上部緩衝体2
4の形状を現状のコ字状から機器本体23の上部全域に
被さる箱状に変えるのが有効であるが、この上部緩衝体
24には発泡樹脂(HPS)が使用されており、利用後
に放置されると環境問題にもなるため使用量を減らす方
向にあり、上部緩衝体24を大きくすれば環境問題の改
善に逆行することになる。したがって、本発明において
は、環境問題の改善に逆行することなく上記の問題点を
解消できる空気調和機の梱包装置を提供することを目的
としている。
機においても外観の向上および軽量化についての声が高
まり、機器本体23をプラスチック化する動きがある。
材料としてはAES,AAS,PP等と呼ばれる合成樹
脂があるが、中でもPPはより安価であるため注目され
ている。しかしながら、PPは熱に対して弱く、機器本
体23を図4に示すような形状にして耐熱圧縮試験(夏
の暑い日に長期間、倉庫に保管した場合を想定した試
験)等を実施すると、機器本体23の上部端面中央付近
が波打ち状態となり、外観的に問題になる場合がある。
この種の変形を無くす一つの手段としては上部緩衝体2
4の形状を現状のコ字状から機器本体23の上部全域に
被さる箱状に変えるのが有効であるが、この上部緩衝体
24には発泡樹脂(HPS)が使用されており、利用後
に放置されると環境問題にもなるため使用量を減らす方
向にあり、上部緩衝体24を大きくすれば環境問題の改
善に逆行することになる。したがって、本発明において
は、環境問題の改善に逆行することなく上記の問題点を
解消できる空気調和機の梱包装置を提供することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、箱状に形成された底
板ダンボールと、同底板ダンボールに収めて機器本体を
支持する下部緩衝体と、箱状に形成され機器本体の上部
に被せられるダンボール製の天板と、同天板の内部左右
に配置されて前記機器本体の上部に当接する一対の上部
緩衝体とからなり、前記天板と底板ダンボールの外側に
バンドを締結してなる空気調和機の梱包装置において、
前記機器本体と前記天板との間に下方の表面を機器本体
の上面に当接させるようにした上部補強板を備えるとと
もに、前記上部補強板の前後の中央に、先端部が前記天
板の内側に当接するように上方に折曲したフラップをそ
れぞれ設けて構成する。
決するためになされたものであり、箱状に形成された底
板ダンボールと、同底板ダンボールに収めて機器本体を
支持する下部緩衝体と、箱状に形成され機器本体の上部
に被せられるダンボール製の天板と、同天板の内部左右
に配置されて前記機器本体の上部に当接する一対の上部
緩衝体とからなり、前記天板と底板ダンボールの外側に
バンドを締結してなる空気調和機の梱包装置において、
前記機器本体と前記天板との間に下方の表面を機器本体
の上面に当接させるようにした上部補強板を備えるとと
もに、前記上部補強板の前後の中央に、先端部が前記天
板の内側に当接するように上方に折曲したフラップをそ
れぞれ設けて構成する。
【0005】
【作用】上記の構成であれば、機器本体の上面に被さる
上部補強板の左右を上部緩衝体で押さえ、この上部緩衝
体を天板により押さえるようになっているので機器本体
の上面とその周辺が強化されることになり、耐熱圧縮試
験等が実施されても機器本体の上面とその周辺を保護す
ることができ、上面の変形を防止できる。
上部補強板の左右を上部緩衝体で押さえ、この上部緩衝
体を天板により押さえるようになっているので機器本体
の上面とその周辺が強化されることになり、耐熱圧縮試
験等が実施されても機器本体の上面とその周辺を保護す
ることができ、上面の変形を防止できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。図1は空気調和機の室外機とその梱包装
置を表したもので、1は箱状に形成された底板ダンボー
ル、2は底板ダンボール1の内部左右に配置された発泡
樹脂製の下部緩衝体、3は本体が合成樹脂からなる室外
機、4は本実施例特有のもので室外機3の上面に被せら
れるダンボール製の上部補強板、5は上部補強板4の上
から被せ、室外機3の上部左右の角隅部を衝撃等から保
護する発泡樹脂製の上部緩衝体、6は上部緩衝体5の上
部から被せる箱状の天板で、ダンボールで出来ている。
上部補強板4の前後中央には係止片7を先端に有するフ
ラップ8が設けられている。一方、天板6の前後中央の
角隅部には上述の係止片7を挿通・係止させるスリット
9が設けられている。また、上部緩衝体5の内側には室
外機3の上部左右のコーナー部に合わせた段差面10が
設けられている。
いて説明する。図1は空気調和機の室外機とその梱包装
置を表したもので、1は箱状に形成された底板ダンボー
ル、2は底板ダンボール1の内部左右に配置された発泡
樹脂製の下部緩衝体、3は本体が合成樹脂からなる室外
機、4は本実施例特有のもので室外機3の上面に被せら
れるダンボール製の上部補強板、5は上部補強板4の上
から被せ、室外機3の上部左右の角隅部を衝撃等から保
護する発泡樹脂製の上部緩衝体、6は上部緩衝体5の上
部から被せる箱状の天板で、ダンボールで出来ている。
上部補強板4の前後中央には係止片7を先端に有するフ
ラップ8が設けられている。一方、天板6の前後中央の
角隅部には上述の係止片7を挿通・係止させるスリット
9が設けられている。また、上部緩衝体5の内側には室
外機3の上部左右のコーナー部に合わせた段差面10が
設けられている。
【0007】図2は室外機3の梱包に際して行われる天
板6と上部緩衝体5と上部補強板4の組立を表したもの
で、作業は(A)図に示すように、天板6の内側を上向
きにして内部左右に上部緩衝体5を配置した後、上部補
強板4を上下逆向きにして上部緩衝体5の段差面10ま
で挿入するとともに、フラップ8の先端に設けられた係
止片7を天板6のスリット9に挿通し、(B)図に示す
ような状態にする。このような状態にすれば室外機3に
簡単に被せることができるからである。図3は室外機の
梱包状態を一部断面にして側方から表したもので、室外
機3の上面が上部補強板4により押さえられているのが
分かる。なお、底板ダンボール1、天板6等からなる梱
包装置の外側にはバンド11が巻回・締結されている。
板6と上部緩衝体5と上部補強板4の組立を表したもの
で、作業は(A)図に示すように、天板6の内側を上向
きにして内部左右に上部緩衝体5を配置した後、上部補
強板4を上下逆向きにして上部緩衝体5の段差面10ま
で挿入するとともに、フラップ8の先端に設けられた係
止片7を天板6のスリット9に挿通し、(B)図に示す
ような状態にする。このような状態にすれば室外機3に
簡単に被せることができるからである。図3は室外機の
梱包状態を一部断面にして側方から表したもので、室外
機3の上面が上部補強板4により押さえられているのが
分かる。なお、底板ダンボール1、天板6等からなる梱
包装置の外側にはバンド11が巻回・締結されている。
【0008】
【発明の効果】以上、説明したような梱包装置であるな
らば、被包装体である室外機の本体上面が上部補強板に
より補強されるので本体が合成樹脂製であっても保管中
に変形するようなことはなく、また、上部補強板を設け
たことにより上部緩衝体をより薄型にすることも可能で
あるため多少ではあるが環境破壊防止に役立ち、梱包に
際しては天板と上部緩衝体と上部補強板を一体にして被
包装体に被せるようになっているので梱包作業が容易に
行え、作業能率が向上する。
らば、被包装体である室外機の本体上面が上部補強板に
より補強されるので本体が合成樹脂製であっても保管中
に変形するようなことはなく、また、上部補強板を設け
たことにより上部緩衝体をより薄型にすることも可能で
あるため多少ではあるが環境破壊防止に役立ち、梱包に
際しては天板と上部緩衝体と上部補強板を一体にして被
包装体に被せるようになっているので梱包作業が容易に
行え、作業能率が向上する。
【図1】本発明の一実施例を示す空気調和機の梱包装置
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】本発明の梱包装置の組立説明図である。
【図3】本発明の梱包装置による梱包状態を示す側面図
である。
である。
【図4】従来例を示す空気調和機の梱包装置の斜視図で
ある。
ある。
1 底板ダンボール 2 下部緩衝体 3 室外機 4 上部補強板 5 上部緩衝体 6 天板 7 係止片 8 フラップ 9 スリット 10 段差面 11 バンド
Claims (5)
- 【請求項1】 箱状に形成された底板ダンボールと、同
底板ダンボールに収めて機器本体を支持する下部緩衝体
と、箱状に形成され機器本体の上部に被せられるダンボ
ール製の天板と、同天板の内部左右に配置されて前記機
器本体の上部に当接する一対の上部緩衝体とからなり、
前記天板と底板ダンボールの外側にバンドを締結してな
る空気調和機の梱包装置において、 前記機器本体と前記天板との間に下方の表面を機器本体
の上面に当接させるようにした上部補強板を備えるとと
もに、前記上部補強板の前後の中央に、先端部が前記天
板の内側に当接するように上方に折曲したフラップをそ
れぞれ設けた ことを特徴とする空気調和機の梱包装置。 - 【請求項2】 前記フラップの先端部に、同先端部を前
後方向に折曲した係止片を設けてなる請求項1記載の空
気調和機の梱包装置。 - 【請求項3】 前記天板の前後中央の角隅部に前記上部
補強板の前記係止片を挿通するスリットを設けてなる請
求項1または2記載の空気調和機の梱包装置。 - 【請求項4】 前記一対の上部緩衝体をコ字状に形成す
るとともに、内側に段差面を設けてなる請求項1記載の
空気調和機の梱包装置。 - 【請求項5】 前記上部補強板をダンボールにより形成
してなる請求項1記載の空気調和機の梱包装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12159295A JP3353861B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 空気調和機の梱包装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12159295A JP3353861B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 空気調和機の梱包装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08318985A JPH08318985A (ja) | 1996-12-03 |
JP3353861B2 true JP3353861B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=14815073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12159295A Expired - Fee Related JP3353861B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 空気調和機の梱包装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3353861B2 (ja) |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP12159295A patent/JP3353861B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08318985A (ja) | 1996-12-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070927 Year of fee payment: 5 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927 Year of fee payment: 6 |
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