JP3353092B2 - 板金用引出し具 - Google Patents

板金用引出し具

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JP3353092B2
JP3353092B2 JP07298798A JP7298798A JP3353092B2 JP 3353092 B2 JP3353092 B2 JP 3353092B2 JP 07298798 A JP07298798 A JP 07298798A JP 7298798 A JP7298798 A JP 7298798A JP 3353092 B2 JP3353092 B2 JP 3353092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は板金用引出し具に関
するものであり、特に板金時、引き出そうとする凹部
を、該凹部に溶着したワッシャを介して引き出すのに好
都合な板金用引出し具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、板金時に引き出そうとする凹部2
50を、該凹部250に溶着した金具260を介して引
き出すのに好都合な板金用引出し具として、図17乃至
図20に示す板金用引出し具が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の板金用引出し具
においては、支杆203が一枚の面板により形成さ
れ、操作用アーム205の一端が支杆203に枢支され
ており、適用範囲を広げより広範囲の引出し作業を可能
とするため支杆203を長尺にする場合には、操作用ア
ーム205の操作に伴って支杆203に変形(捩じれ)
が生じ易く、変形が起きた場合には板金用引出し具とし
ての用をなさなくなる;脚体202の接面部221を
腰の脆弱な面に接面して引出し作業を行うと、脚体20
2の接面部直下が押圧されてへこんだり(図17参照。
図17(A)の状態から図17(B)の状態にな
る。)、引き出しを必要とする損傷部が移動したりする
(図18参照。図18(B)の一点鎖線350で示した
引き出し面が実線360で示した引き出し面に移動した
りする。図18(A)の状態から図18(B)の状態に
なる。)。このことを回避し、引き出し作業を過不足な
くしかも要領よく行うためには、図19に示すように、
脚体202の接面部221を腰の強い部分310(例え
ば、自動車のドア300の外側パネル301と内側パネ
ル302により形成された骨格部310等‥‥図21参
照)に接面させて引出し作業を行うことが有効(理想
的)であるが、脚体202は支杆203の長手方向にス
ライドする構成となっているものの、可動棒215及び
操作用アーム205は支杆203の長手方向にスライド
して位置を移動できないため、腰の強い部分310に脚
体202の接面部221を接面させた状態で、中央部に
生じた凹部(図19の符号365)の引出しのみなら
ず、端部に生じた凹部(例えば、図20に示すような自
動車のドアの外側パネルの骨格部310に近い端部に生
じた凹部370)の引出しをも可能とするためには、図
19に示す長さLの支杆では足らず、図20に示す長さ
N(=L+M;N>L)のより長尺な支杆を必要とし、
支杆203が長尺となる場合にはその分引出し具の重心
が不安定になり、又重量が増し取り扱いも不便となり円
滑かつ迅速な板金作業が行えない;などの問題点があっ
た。
【0004】従って本発明の目的は、引出し具本体に強
度が賦与され、操作時に変形が生じにくく寿命の長い板
金用引出し具を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、操作手段、センター
シャフトをサイドレール手段の長手方向の所望に位置に
移動できるように構成し、最短の長さのサードレール手
段を用意するだけで適用範囲が広く、また重心が安定し
操作のし易い板金用引出し具を提供することにある。
【0006】本発明のもう一つ他の目的は、サイドレー
ル手段が長尺の場合でも、板金面への引出し具のセット
時及び板金時の作業効率が良好な板金用引出し具を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、板金面に当接可能な接面部を備えた脚体と、該脚体
を支持するサイドレール手段と、該サイドレール手段に
支持され、中央にセンターシャフト案内部が形成された
フレーム手段と、前記サイドレール手段の長手方向に直
交して配置されるとともに、前記フレーム手段に挿通さ
れたセンターシャフトと、該センターシャフトを可動さ
せる操作手段とを備え、前記フレーム手段と、センター
シャフトと、操作手段とが前記サイドレール手段の長手
方向に一体となって摺動可能に配設され、前記操作手段
を操作して前記センターシャフトを上昇させながら板金
面の引き出しを行うことを特徴とする板金用引出し具で
ある。
【0008】本願の請求項2の発明は、上記サイドレー
ル手段が、互いに平行するように配設された2本のレー
ルを含んで構成され、この2本の平行なレール間に上記
フレーム手段に案内された上記センターシャフトが挿通
されている板金用引出し具である。
【0009】本願の請求項3の発明は、上記サイドレー
ル手段を構成する2本の平行なレールが両端部において
軌間Dを形成するスペーサを介して固定されている板金
用引出し具である。
【0010】本願の請求項4の発明は、上記フレーム手
段は、上記サイドレール手段のレールが挿通される挿通
部を備え、この挿通部を画定する上記フレーム手段の上
下内面の中央には、上記フレーム手段に挿通され上記サ
ードレール手段の長手方向に延びるように凸条が形成さ
れており、該凸条は上記スペーサと協働して上記レール
間に上記サイドレール手段に全体に亘って前記軌間Dを
保持する板金用引出し具である。
【0011】本願の請求項5の発明は、上記サイドレー
ル手段とフレーム手段は、上記サイドレール手段のレー
ルを上記スライドフレーム手段の上記挿通部に挿通した
状態で、上記フレーム手段の本体側部に螺合したつまみ
ねじを上記挿通部に進め、上記レールと当接することに
より係止される板金用引出し具である。
【0012】本願の請求項6の発明は、上記操作手段を
上記2本のレールの軌道により画成される平面延長上に
位置するように配設した板金用引出し具である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面と
ともに説明する。図1は本発明の板金用引出し具を用い
て自動車のボデーを引出している使用状態を示す斜視
図、図2は板金用引出し具の斜視図、図3は操作手段を
拡開した状態を示す斜視図、図4は板金用引出し具の各
構成部品を示す分解斜視図、図5は操作手段、センター
シャフト、連結アーム等の各構成部品を示す分解斜視
図、図6はサイドレール手段の構成部品を示す分解斜視
図、図7は脚体の構成部品を示す分解斜視図、図8は板
金用引出し具の正面図、図9は板金用引出し具の背面図
である。
【0014】これらの図において、板金用引出し具1
は、板金面に当接可能な接面部21を備えた一対の脚体
2,2と、この脚体2を摺動可能に支持するサイドレー
ル手段3と、このサイドレール手段3に支持され、その
中央にセンターシャフト案内部が形成されたフレーム手
段4を備えている。すなわち、このフレーム手段4は、
前記サイドレール手段3に摺動可能に支持され、中央に
貫通孔41が穿設されたスライドフレーム手段4として
形成されている。更に、板金用引出し具1は、このスラ
イドフレーム手段4に各一端を枢支した、操作手段5を
構成する一対の操作用アーム5と、前記サイドレール手
段3の長手方向に直交して配置するとともに、前記スラ
イドフレーム手段4の貫通孔41に挿通され、かつ前記
操作用アーム5の操作により可動するセンターシャフト
15と、前記各操作用アーム5に対応して配設され、か
つ一端を前記操作用アーム5に、他端を前記センターシ
ャフト15側にそれぞれ枢着した連結アーム16とを備
えている。そして、前記スライドフレーム手段4と、操
作用アーム5と、センタシャフト15は前記サイドレー
ル手段3の長手方向に一体となって摺動可能に配設され
ている。
【0015】このうち、前記脚体2は、フットボディ2
2と、このフットボディ22に枢支している回動脚片2
5より形成されている(図4、図7参照)。前記フット
ボディ22の上部には前記サイドレール3が挿通するく
り抜き部23が形成され、また下部には分岐した双脚子
24,24が形成されている。前記回動脚片25は、フ
ットボード26と、このフットボード26を囲成しゴム
パットとして形成されたベース27より構成されてい
る。そして、前記フットボディ22と回動脚片25は連
結部材28により連結される。この連結部材28は、短
軸28Aを備え、中央には案内溝28Bが形成されてい
る。前記連結部材28は、前記短軸28Aに押え金具1
04を被せた状態で前記フットボード26に形成された
中央凹所26Aに収容され、ワッシャー103を介して
ねじ102により前記フットボード26に固定される。
また前記案内溝28Bにはテンションばね101が挿入
され、その上方に前記双脚子24の下端部を当接し、ボ
ルト105、ワッシャ106、ナット107を用いて前
記フットボディ22を連結部材28に枢支する。かくし
て、前記脚体2のそれぞれの回動脚片25は、脚体2の
下部に枢支されかつ前記サイドレール手段3の長手方向
(図4のX−X方向)及び長手方向に直交する方向(図
4のY−Y方向)の四方向に回動自在に形成されてい
る。また、前記脚体2は、前記サイドレール手段3を前
記くり抜き部23に案内し挿通した状態で、前記脚体2
のフットボディ22に螺合したつまみねじ110を前記
くり抜き部23に進め、レール32と当接することによ
り前記サイドレール手段3と脚体2との固定をはかるこ
とが可能である。前記脚体2,2間の間隔S(図8,図
9参照)は、引出し箇所の位置や接面部21の状態を考
慮して適宜選定し、最も安定した状態(例えば、接面部
21を引出し面の腰の強い部分に接面させた状態)の間
隔をとることが肝要である。
【0016】前記サイドレール手段3は、互いに平行す
るように配設された2本のレール31,32を含んで構
成され、この2本の平行なレール31,32間に前記ス
ライドフレーム手段4に案内された前記センターシャフ
ト15が挿通する(図6参照)。前記サイドレール手段
3を構成する2本の平行なレール31,32は、両端部
において軌間D(図10参照)を形成し保持するスペー
サ33を介し、ボルト35とナット36により固定され
る。符号34はレール補強用の補強板であり、このレー
ル34の両端空所より挿入しボルト35とナット36に
より固定される。
【0017】前記スライドフレーム手段4は、前記サイ
ドフレーム手段3のレール31,32が挿通される挿通
部42を備え、この挿通部42を画定する前記スライド
フレーム手段4の上下内面の中央には、前記スライドフ
レーム手段4に挿通され前記サードレール手段3の長手
方向に延びるように凸条43,44が形成されている
(図4、図5参照)。この凸条43,44は前記スペー
サ33と協働して前記レール31,32間に前記サイド
レール手段3に全体に亘って前記軌間Dを保持する。又
前記貫通孔41を囲成する立上り部45,46が前記サ
イドレール手段3の長手方向(図4、図5におけるX−
X方向)に形成され、この立上り部45,46におい
て、前記操作用アーム5の基端部が、ボルト112、ワ
ッシャー113、ナット114を用いて枢支される(図
4、図5参照)。そして、前記スライドフレーム手段4
は、前記サイドレール手段3のレール31,32を前記
スライドフレーム手段4の前記挿通部42に挿通した状
態で、前記スライドフレーム手段4の本体側部に螺合し
たつまみねじ111を前記挿通部42に進め、前記レー
ル32と当接することにより前記サイドレール手段3と
スライドフレーム手段4との係止(固定)が図られる。
かくして、前記スライドフレーム手段4をスライドさせ
て移動させることにより、板金作業に最適な所望の位置
に前記操作用アーム5及びセンターシャフト15を移動
させることができ、前記前記サイドレール手段3の長さ
(尺)を最短に形成しても広範囲の引出しが可能であ
り、又軽量化が図れる。
【0018】前記操作用アーム5は、前述の通り、その
基端部が前記スライドフレーム4に枢支されているが、
更に基端部よりやや上方に形成された延出部5A(図
3、図4、図5、図12参照)が、前記連結アームの一
端にボルト115、ワッシャー116、ナット117を
用いて枢支される(図4参照)。そして、この操作用ア
ーム5は、前記2本のレール31,32の軌道によって
画成される平面延長上に位置するように配設されてい
る。このため、作業時に前記サイドレール手段3の変形
(捩じれ)を防止でき、また重心も安定する。更に前記
サイドレール手段3の強度を最大限に利用できる。
【0019】また、板金の引出しの目安となる基準面ま
での板金の引出し深度を確認する引出し深度確認手段7
が、前記スライドフレーム手段4に垂下して配設されて
いる。この引出し深度確認手段7は、摘み71と、この
摘み71に連結したメジャーリングバー72と、このメ
ジャーリングバー72の先端に一端を固着したスプリン
グ73と、このスプリング73の自由端部側に配設され
引出し面に接触する、チップ球により形成された接触子
74を含んで構成されている。前記メジャーリングバー
72は、ワッシャー76とねじ77により前記スライド
フレーム4に止着される押え板75により前記スライド
フレーム手段4に取着されている。かくして、この引出
し深度確認手段7により引出しの目安となる基準面まで
の引出し具合を目視にて確認しながら板金作業を的確に
行なえる。
【0020】更に、板金用引出し具本体を釣支する釣支
手段8が、前記脚体2に取り付けられている。この釣支
手段8は、吸盤81と、一端を該吸盤81に他端を前記
脚体2に緊結した連結紐82とにより構成されている。
符号83は連結紐82の長さを調整する連結紐調整手段
である。この釣支手段8を備えているので、サイドレー
ル手段3が長尺になる場合でも、引出し具をセットする
際及び板金時の作業がし易い。
【0021】前記センターシャフト15の上半部の表面
にはねじ山が刻設されており、ハンドル11を回転する
ことにより前記スライドフレーム4の貫通孔41より突
出するセンターシャフトの長さh(図8参照)を調整す
ることが可能である。符号12は、センターシャフト1
5と螺合するめねじ部が中央の貫通孔の内側周壁に形成
された昇降片であり、前記連結アーム16の他端が、ボ
ルト122、ワッシャー123、ナット124を用いて
枢着される(図4,図5参照)。また前記センターシャ
フト15の下端は、めねじ部を有するシェル17を介し
てアタッチメント18に接続される。なお、前記シェル
17はめねじ部が前記アタッチメント18に螺合し、前
記センターシャフト15は前記シェル17の貫通孔17
A内で回動自在な遊嵌状態にある。符号125はワッシ
ャー、126はナットである。
【0022】しかして、前記操作用アーム5を操作した
際、操作用アーム5の回動の中心Rと、前記連結アーム
16の枢着点P,Qとが一直線上に並んだ場合にセンタ
ーシャフト15は最も引き上げられた状態になる。この
状態は、左右の操作アームが略平行になる直前の状態で
あり、従って、図2、図8、図9に示すように左右の操
作用アーム5,5を操作して完全に閉じ平行になったと
きには、センタシャフト15は若干下方へ下がり、セン
タシャフト15は操作用アーム5,5及び連結アーム1
6,16によってロックされる。
【0023】(板金引出し具の使用方法) ここで、本発明に係る板金用引出し具1の使用方法を図
14及び図15図を用いて説明する。ここでは、自動車
のドア300(図1、図21参照)外側パネル301に
生じた凹所303を引き出す場合を説明する。先ず、
脚体2,2の間隔Sを調節した上で、引き出しを必要と
しない反対側の自動車ドア300側に釣支手段8を用い
て板金用引出し具1を釣支し板金可能にセットする。
次に、スライドフレーム手段4を摺動させて、引き出し
を必要とする凹所303に相当する場所(位置)の直上
に引出し深度確認手段7の接触子74を持ってくる。こ
の状態で、ばね73、押さ板75を調節して接触子74
が自動車の外側パネル301に接触するようにセットす
る。上記の操作を行って調節した板金用引出し具
1を、今度は引き出しを必要とする外側パネル301側
に移す。そして、釣支手段8を用いて引き出しを必要と
する凹部303近傍の腰の強い箇所(自動車のドア30
0の外側パネル301と内側パネル302により形成さ
れた骨格部310。図21参照)に脚体2の接面部21
を接面させる。スライドフレーム手段4を摺動し、引
出し深度確認手段7が引き出しを必要とする凹所303
の直上にくるようにセットする。センターシャフト1
5のハンドル11を操作して、スライドフレーム手段4
の貫通孔41より突出するセンターシャフト15の長さ
hを調整し、引き出す凹所303に溶着したワッシャ2
60とアタッチメント18を横棒270を介して係合さ
せる(図15)。操作用アーム5,5の把持部を手で
把持し、左右の操作用アーム5,5を操作してセンター
シャフト15側に倒して徐々に閉じ、接触子74が引き
出し面(凹所)303に当接し、さらに戻り分を考慮し
て接触子74が若干上方に押し上げられる程度まで引き
出し面303を引き上げる。このとき、てこの原理によ
り、センタシャフト15は上方に引き上げられる。これ
に伴いワッシャー260も上方に引き上げられ、引き出
そうとしている凹所303は引き出される。この際各ワ
ッシャー260には略均一な力が加えられるため、凹所
303は均一に引き出され、引き出し面は平滑になる。
そして、引き出し面を引き出す力の反力は、接面部2
1,21に分散される。左右の操作用アーム5,5を閉
じたときには、センターシャフト15はロックされるた
め、凹部303を引っ張った状態でたたき作業、加熱作
業ができ、スムーズな引き出し作業を行える。
【0024】なお、図16に示されるように、脚体20
2のフットボディ222を単脚子224により形成した
り、吸盤81の代わりに磁石86を用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、本発明に
よれば次の効果を奏する。引出し具本体を構成するサ
イドレール手段に強度が賦与され操作時に変形が生じに
くいので寿命の長い板金用引出し具が得られる。操作
手段、センターシャフトをサイドレール手段の長手方向
の所望に位置に移動できるように構成してあるので、最
短の長さのサードレール手段を用意するだけで広範囲の
引出しが可能となり、又重心も安定しているので操作が
し易く板金作業を安全かつ容易に行うことができる。
サイドレール手段が長尺の場合でも、板金面への引出し
具のセット時及び板金時の作業効率が良好な板金用引出
し具が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板金用引出し具を用いて自動車のボデ
ーを引出している使用状態を示す斜視図である。
【図2】板金用引出し具の斜視図である。
【図3】板金用引出し具を構成している操作手段を拡開
した状態を示す斜視図である。
【図4】板金用引出し具の各構成部品を示す分解斜視図
である。
【図5】操作手段、センターシャフト、連結アーム等の
各構成部品を示す分解斜視図である。
【図6】板金用引出し具を構成しているサイドレール手
段の構成部品を示す分解斜視図である。
【図7】板金用引出し具を構成している脚体の構成部品
を示す分解斜視図である。
【図8】板金用引出し具の正面図である。
【図9】板金用引出し具の背面図である。
【図10】板金用引出し具の平面図である。
【図11】板金用引出し具の側面図である。
【図12】板金用引出し具を構成している操作手段を操
作している状態の要部を示す斜視図である。
【図13】板金用引出し具を構成しているフレーム手段
を引き出し面にスライドさせた状態の要部を示す正面図
である。
【図14】引出し深度確認手段の使用状態を示す平面略
図である。
【図15】引出し深度確認手段の使用状態を示す平面略
図であり、四角のブロックの中に引出し深度確認手段の
要部を拡大して示したものである。
【図16】板金用引出し具の他の例を示す斜視図であ
る。
【図17】従来の板金用引出し具の使用状態を示す正面
図である。
【図18】従来の板金用引出し具の使用状態を示す正面
図である。
【図19】従来の板金用引出し具の使用状態を示す正面
図である。
【図20】従来の板金用引出し具の使用状態を示す正面
図である。
【図21】自動車のドアを示す略図であり、図21
(A)はその斜視図、図21(B)は図21(A)のZ
−Z断面略図である。
【符号の説明】
1 板金用引出し具 2 脚体 3 サイドレール手段 4 フレーム手段 5 操作手段 7 引出し深度確認手段 8 釣支手段 15 センターシャフト 16 連結アーム 31 レール 32 レール 33 スペーサ 21 接面部 41 貫通孔 72 メジャーリングバー 73 スプリング 74 接触子 81 吸盤 82 連結紐

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板金面に当接可能な接面部(21)を備え
    た脚体(2)と、 該脚体(2)を支持するサイドレール手段(3)と、 該サイドレール手段(3)に支持され、中央にセンター
    シャフト案内部が形成されたフレーム手段(4)と、 前記サイドレール手段(3)の長手方向に直交して配置
    されるとともに、前記フレーム手段(4)に挿通された
    センターシャフト(15)と、 該センターシャフト(15)を可動させる操作手段
    (5)とを備え、 前記フレーム手段(4)と、センターシャフト(15)
    と、操作手段(5)とが前記サイドレール手段(3)の
    長手方向に一体となって摺動可能に配設され、 前記操作手段(5)を操作して前記センターシャフト
    (15)を上昇させながら板金面の引き出しを行うこと
    を特徴とする板金用引出し具。
  2. 【請求項2】前記サイドレール手段(3)が、互いに平
    行するように配設された2本のレール(31,32)を
    含んで構成され、 この2本の平行なレール(31,32)間に前記フレー
    ム手段(4)に案内された前記センターシャフト(1
    5)が挿通されている請求項1に記載の板金用引出し
    具。
  3. 【請求項3】前記サイドレール手段(3)を構成する2
    本の平行なレール(31,32)が両端部において軌間
    Dを形成するスペーサ(33)を介して固定されている
    請求項2に記載の板金用引出し具。
  4. 【請求項4】前記フレーム手段(4)は、前記サイドレ
    ール手段(3)のレール(31,32)が挿通される挿
    通部(42)を備え、 この挿通部(42)を画定する前記フレーム手段(4)
    の上下内面の中央には、前記フレーム手段(4)に挿通
    され前記サードレール手段(3)の長手方向に延びるよ
    うに凸条(43,44)が形成されており、 該凸条(43,44)は前記スペーサ(33)と協働し
    て前記レール(31,32)間に前記サイドレール手段
    (3)に全体に亘って前記軌間Dを保持する請求項3に
    記載の板金用引出し具。
  5. 【請求項5】前記サイドレール手段(3)とフレーム手
    段(4)は、前記サイドレール手段(3)のレール(3
    1,32)を前記フレーム手段(4)の前記挿通部(4
    2)に挿通した状態で、前記フレーム手段(4)の本体
    側部に螺合したつまみねじ(111)を前記挿通部(4
    2)に進め、前記レール(32)と当接することにより
    係止される請求項4に記載の板金用引出し具。
  6. 【請求項6】前記操作手段(5)を前記2本のレール
    (31,32)の軌道により画成される平面延長上に位
    置するように配設した請求項2乃至5いずれか一項に記
    載の板金用引出し具。
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