JP3351776B2 - エギゾーストマニホルドの製造方法 - Google Patents

エギゾーストマニホルドの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多気筒エンジンの
各排気ポートからの排気ガスを集合して排気管に送る
ギゾーストマニホルドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平8−246869号公
報にあるように、各排気ポートに連通する1個の大きな
ガス導入口を形成したフランジ及び箱状に形成され1つ
の大きな室を形成するマニホルド本体を一枚の金属板を
プレス加工することにより一体に形成したものが提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、各排気ポートからの排気ガスの干渉
を十分に防止することができず、干渉を防止するために
は、各排気ポートの間に仕切り板等を別途設けなければ
ならなかった。このため、部品点数が増加し、作業工程
が煩雑になるという問題があった。
【0004】本発明の課題は、少ない部品点数で、排気
干渉を防止することができるエギゾーストマニホルドの
製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、多気筒エンジンの各排気ポートからの排気ガスを集
合して排気管に送るエギゾーストマニホルドが、前記各
排気ポートに連通した1つの排気室を形成する外殻部材
を備えると共に、前記排気室は、前記各排気ポートにそ
れぞれ連通し前記各排気ポート間を絞り部により仕切ら
れた枝管室と、前記各枝管室が集合した集合管室とを有
するエギゾーストマニホルドの製造方法において、 前記
外殻部材の外形形状を板材から打ち抜く打抜き工程と、
前記各排気ポートにそれぞれ連通する枝管室と該各枝管
室の間に形成される絞り部との形状に応じて絞り成形す
ると共に、前記集合管室の上側半分を絞り成形する絞り
工程と、U字状に折曲げて前記排気室を形成する曲げ工
程とを備え、重ね部を溶接して前記排気室の気密を保つ
ことを特徴とするエギゾーストマニホルドの製造方法
それである。
【0006】更に、前記絞り工程で、排気管に接続する
接続管部の上側半分を絞り成形し、その後、前記接続管
部を円筒状に折曲げて重ね部を溶接してもよい。あるい
は、排気管に接続する接続管部をバーリング加工により
形成してもよい。
【0007】また、前記各排気ポートに対応した各導入
孔が形成され前記エンジンに取り付けられる1個の大フ
ランジに、成形した前記外殻部材を溶接するようにして
もよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1はエギ
ゾーストマニホルドで、多気筒(本実施形態では4気
筒)のエンジン100に用いられている。エンジン10
0は、第1から第4気筒#1〜#4に連通した第1から
第4排気ポートP1〜P4を備えている。
【0009】エギゾーストマニホルド1は、大フランジ
2、外殻部材4、小フランジ6を備えている。大フラン
ジ2には、図3に示すように、第1から第4排気ポート
P1〜P4に対応した4個の導入孔10〜13が穿設さ
れており、また、大フランジ2をエンジン100に図示
しないボルトにより取り付けるための複数の取付穴14
が形成されている。
【0010】外殻部材4は、4個の導入孔10〜13の
全てを覆い、その断面形状はほぼU字状に形成されてい
る。外殻部材4と大フランジ2とにより、4個の導入孔
10〜13が連通する排気室18が形成されている。外
殻部材4と大フランジ2とは、外殻部材4の外周を溶接
して、外殻部材4と大フランジ2とが一体にされてい
る。 排気室18は、各導入孔10〜13に対応して形
成され、第1から第4排気ポートP1〜P4にそれぞれ
連通した第1から第4枝管室20〜23を備えている。
第1から第4排気ポートP1〜P4の間には、外殻部材
4が排気室18内側に突き出した第1から第3絞り部2
4〜26が形成されており、第1から第3絞り部24〜
26により各第1から第4枝管室20〜23が仕切られ
ている。隣同士の第1から第4枝管室20〜23は狭通
路28〜30で互いに連通している。尚、第1から第3
絞り部24〜26により、隣同士の第1から第4枝管室
20〜23が完全に遮断して仕切られるように形成して
もよい。
【0011】各第1から第4枝管室20〜23は、第1
から第4排気ポートP1〜P4の断面積とほぼ同じ断面
積を有する略円形断面に形成されており、排気室18
は、また、各第1から第4枝管室20〜23が集合した
集合管室32を有している。集合管室32は、ほぼ円柱
状に形成されており、大フランジ2と平行に配置されて
いる。
【0012】また、外殻部材4には、接続管部34が形
成されており、接続管部34には小フランジ6が嵌着さ
れ、溶接により一体とされている。小フランジ6を介し
て、下流側の図示しない排気管に接続され、集合管室3
2は接続管部34を介して排気管と連通されている。
【0013】次に、前述した本実施形態のエギゾースト
マニホルドの製造方法について、図4によって説明す
る。まず、図4(イ)に示すように、打抜き工程では、
外殻部材4の外形形状を板材から打ち抜く。次に、図4
(ロ)に示すように、絞り・成形工程では、第1から第
4枝管室20〜23と第1から第3絞り部24〜26と
の形状に応じて絞り成形する。また、集合管室32の上
側ほぼ半分を同様に絞り成形する。更に、接続管部34
の上側半分を絞り成形する。
【0014】続いて、図4(ハ)に示すように、トリミ
ング工程では、外周に沿ってトリミング加工すると共
に、重ね部aを曲げ加工する。重ね部aは後の工程でU
字状に折曲げた際に、互いに重なり合う箇所である。次
に、図4(ニ)(ホ)に示すように、第1及び第2曲げ
工程では、2工程で、U字状に折曲げて排気室18を形
成する。
【0015】そして、図4(ヘ)(ト)に示すように、
寄曲げ工程及び寄成形工程では、図示しないカム等を用
いたプレス加工により、絞り部24〜26等を最終的な
形状に成形する。また、接続管部34では、図示しない
芯金やカム等を用いて、円筒状に成形し、重ね部bを重
ね合わせる。
【0016】こうして、外殻部材4をプレス成形した
後、重ね部aを溶接すると共に、接続管部34の重ね部
bも溶接して、排気室18の気密を保つことができるよ
うにする。この外殻部材4の外周に沿って、外殻部材4
を大フランジ2に溶接すると共に、接続管部34に小フ
ランジ6を嵌着して、その外周を溶接して、一体に形成
する。
【0017】次に、前述した本実施形態のエギゾースト
マニホルドの作用について説明する。エンジン100の
運転に伴って、各排気ポートP1〜P4から順次(本実
施形態では、P1,P3,P4,P2の順)、排気ガス
が排出される。各排気ポートP1〜P4から排気された
排気ガスは、それぞれ導入孔10〜13を介して第1か
ら第4枝管室20〜23に流入し、第1から第4枝管室
20〜23から集合管室32に流入する。排気ガスは集
合管室32に集合された後、接続管部34を介して図示
しない排気管に送られる。
【0018】隣同士の排気ポートP1〜P4から連続し
て排気ガスが排出されても、第1から第4枝管室20〜
23の間には絞り部24〜26により狭通路28〜30
が形成されているので、排気ガスは絞り部24〜26の
抵抗により隣の第1から第4枝管室20〜23には流れ
難い。従って、隣同士の排気ポートP1〜P4から連続
して排気ガスが排出されても、排気ガスの干渉が発生す
るのを抑制できる。
【0019】前述したエギゾーストマニホルドの製造方
法によると、プレス成形により絞り部24〜26も形成
できるので、エギゾーストマニホルド1の構成部品が少
なく、構造が簡単で、低コストで製造できる。また、構
成部品が少ないので、軽量化を図ることができる。
【0020】次に、前述した実施形態と異なる第2実施
形態のエギゾーストマニホルドについて、図5、図6に
よって説明する。本第2実施形態のエギゾーストマニホ
ルド50は、3気筒のエンジンに用いられるもので、大
フランジ52と外殻部材54とを備え、外殻部材54は
前述したと同様にプレス成形により形成される。このプ
レス成形により、絞り部56,58が形成され、各枝管
室が仕切られている。また、外殻部材54にバーリング
加工により接続管部60が形成され、接続管部60に図
示しない触媒を内蔵した収納管が嵌着される。
【0021】この第2実施形態のエギゾーストマニホル
ド50でも、前述した実施形態と同様に、絞り部56,
58により各枝管室が仕切られるので、排気干渉を抑制
できる。また、絞り部56,58はプレス成形できるの
で、構成部品も少なく、軽量化、低コスト化を達成でき
る。
【0022】以上本発明はこの様な実施形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のエギゾース
トマニホルドの製造方法によると、プレス成形により絞
り部も形成できるので、構成部品が少なく、構造が簡単
で、低コストで製造できるという効果を奏する。
【0024】また、構成部品が少ないので、軽量化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのエギゾーストマニ
ホルドの正面図である。
【図2】本実施形態のエギゾーストマニホルドの中央断
面図である。
【図3】図2のAA断面図である。
【図4】本発明の一実施形態としてのエギゾーストマニ
ホルドの工程順を示す説明図である。
【図5】第2実施形態のエギゾーストマニホルドの正面
図である。
【図6】第2実施形態のエギゾーストマニホルドの平面
図である。
【符号の説明】
1,50…エギゾーストマニホルド 2,52…大フランジ 4,54…外殻部材 6…小フランジ 10〜13…導入孔 14…取付穴 18…排気室 20…第1枝管室 21…第2枝管室 22…第3枝管室 23…第4枝管室 24…第1絞り部 25…第2絞り部 26…第3絞り部 28,29,30…狭通路 32…集合管室 34,60…接続管部 56…絞り部 100…エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−221148(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 7/10 F01N 7/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒エンジンの各排気ポートからの排
    気ガスを集合して排気管に送るエギゾーストマニホルド
    が、前記各排気ポートに連通した1つの排気室を形成す
    る外殻部材を備えると共に、前記排気室は、前記各排気
    ポートにそれぞれ連通し前記各排気ポート間を絞り部に
    より仕切られた枝管室と、前記各枝管室が集合した集合
    管室とを有するエギゾーストマニホルドの製造方法にお
    いて、 前記外殻部材の 外形形状を板材から打ち抜く打抜き工程
    と、 前記各排気ポートにそれぞれ連通する枝管室と該各枝管
    室の間に形成される絞り部との形状に応じて絞り成形
    ると共に、前記集合管室の上側半分を絞り成形する絞り
    工程と、 U字状に折曲げて前記排気室を形成する曲げ工程とを備
    え、 重ね部を溶接して前記排気室の気密を保つことを特徴と
    するエギゾーストマニホルドの製造方法。
  2. 【請求項2】 更に、前記絞り工程で、排気管に接続す
    る接続管部の上側半分を絞り成形し、その後、前記接続
    管部を円筒状に折曲げて重ね部を溶接することを特徴と
    する請求項1記載のエギゾーストマニホルドの製造方
  3. 【請求項3】 更に、排気管に接続する接続管部をバー
    リング加工により形成することを特徴とする請求項1記
    のエギゾーストマニホルドの製造方法
  4. 【請求項4】 前記各排気ポートに対応した各導入孔が
    形成され前記エンジンに取り付けられる1個の大フラン
    ジに、成形した前記外殻部材を溶接することを特徴とす
    請求項1ないし請求項3記載のエギゾーストマニホル
    の製造方法
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